| 2007年10月20日(土) |
| 会場名 | 部屋 | 午前 前半 (部門, 時間, 座長) | 午前 後半 (部門, 時間, 座長) | 午後 前半 (部門, 時間, 座長) | 午後 後半 (部門, 時間, 座長) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1会場 | 工学部 1階 102講義室 | 10:30 - 11:48 内藤 裕志 (山口大) |
13:00 - 14:31 山崎 勉 (呉高専) |
14:40 - 15:32 福政 修 (山口大) |
16:30 - 17:30 渡邉 敏正 (広島大) |
広島大学学士会館 レセプションホール |
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| 第2会場 | 工学部 1階 103講義室 | 9:00 - 10:05 安藤 詔生 (福山大) |
10:20 - 11:25 高橋 則雄 (岡山大) |
13:00 - 14:31 榊原 勝己 (岡山県立大) |
14:40 - 16:11 冨里 繁 (岡山大) |
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| 第3会場 | 工学部 2階 218講義室 | 9:00 - 10:05 角屋 豊 (広島大) |
10:20 - 11:12 橋爪 信郎 (広島工大) |
13:00 - 14:31 笠 展幸 (岡山理大) |
14:40 - 16:11 平木 英治 (山口大) |
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| 第4会場 | 工学部 1階 104講義室 | 9:00 - 10:18 西尾 公裕 (米子高専) |
10:30 - 12:01 重広 孝則 (広島工大) |
13:00 - 14:05 寺田 和夫 (広島市立大) |
14:20 - 15:25 占部 逸正 (福山大) |
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| 第5会場 | 工学部 1階 106講義室 | 9:00 - 10:31 米澤 良治 (広島工大) |
10:40 - 11:58 田中 幹也 (山口大) |
13:00 - 14:18 舩曳 繁之 (島根大) |
14:30 - 15:48 玉野 和保 (広島工大) |
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| 第6会場 | 工学部 1階 107講義室 | 9:00 - 10:18 葛 崎偉 (山口大) |
10:30 - 11:35 森田 憲一 (広島大) |
13:00 - 14:18 山内 雅弘 (近大) |
14:30 - 15:48 田中 稔次朗 (県立広島大) |
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| 第7会場 | 工学部 2階 219講義室 | 9:00 - 10:18 鷲見 育亮 (鳥取環境大) |
10:30 - 11:48 菅原 一孔 (鳥取大) |
13:00 - 14:18 土井 章充 (広島工大) |
14:30 - 15:48 會澤 邦夫 (島根大) |
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| 第8会場 | 工学部 1階 108講義室 | 9:00 - 10:18 片山 謙吾 (岡山理大) |
10:30 - 11:35 宮原 哲浩 (広島市立大) |
13:00 - 14:18 井上 浩孝 (呉高専) |
14:30 - 16:01 小西 亮介 (鳥取大) |
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| 第9会場 | 工学部 1階 110講義室 | 9:00 - 10:31 清水 光 (福山大) |
10:40 - 12:11 大西 義浩 (呉高専) |
13:00 - 14:31 大村 道郎 (広島工大) |
14:40 - 16:11 多田村 克己 (山口大) |
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| 第10会場 | 工学部 1階 111講義室 | 9:00 - 10:18 吉田 誠 (岡山理大) |
10:40 - 11:58 田中 章司郎 (島根大) |
13:00 - 14:31 岡村 寛之 (広島大) |
14:40 - 16:11 田岡 智志 (広島大) |
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| 第11会場 | 工学部 2階 220講義室 | 9:00 - 10:18 石田 賢治 (広島市立大) |
10:30 - 12:01 長坂 康史 (広島工大) |
13:00 - 14:18 藤井 諭 (松江高専) |
14:30 - 16:01 重安 哲也 (広島国際大) |
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| 第12会場 | 工学部 1階 112講義室 | 10:30 - 11:48 歌谷 昌弘 (広島国際学院大) |
13:00 - 14:31 西守 克己 (鳥取大) |
14:40 - 15:45 久保川 淳司 (広島工大) |
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| 第13会場 | 工学部 1階 114講義室 | 10:30 - 11:35 浅田 裕法 (山口大) |
13:00 - 14:18 光本 真一 (宇部高専) |
14:30 - 15:35 北原 邦紀 (島根大) |
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| 第14会場 | 工学部 1階 115講義室 | 10:30 - 11:48 横田 一正 (岡山県立大) |
13:00 - 14:18 松原 行宏 (広島市立大) |
14:30 - 15:48 黒瀬 能聿 (近大) |
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| 第15会場 | 工学部 1階 117講義室 | 10:30 - 11:48 大倉 充 (岡山理大) |
13:00 - 14:05 久保 洋 (山口大) |
14:20 - 15:12 大久保 賢祐 (岡山県立大) |
| 2007年10月20日(土) |
| 題名 | 負イオン体積生成の高効率化とプラズマ制御 |
| 著者 | *上平 康弘, 井藤 大輔, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 1 |
| Keyword | 磁気フィルター, グリッド |
| Abstract | 我々は、負イオン源内のプラズマの制御法として、従来の磁気フィルター法に代わる制御法として考えられているグリットバイアス法2)によりプラズマパラメータを制御し、負イオン生成を高効率化する事を目標としている。本研究ではグリッドバイアス法と磁気フィルター法によるプラズマ制御、負イオン引出し電流について比較検討を行った。 |
| 題名 | グリッドバイアス法によるRF負イオン源の高効率化 |
| 著者 | *岡田 純一, 中尾 勇一, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 2 |
| Keyword | RF負イオン源, 電子温度制御, グリッドバイアス法 |
| Abstract | 核融合プラズマの加熱装置であるNBI装置の心臓部である負イオン源について研究を行っている。核融合装置の長時間連続運転の実現のために、高周波放電を用いた負イオン源の開発が期待されている。体積生成型負イオン源における水素負イオンの形成過程は2段階過程になっており、この2段階過程において最適電子エネルギーが大きく異なるため、電子エネルギー分布を空間的に制御することは重要である。これまで磁気フィルターによるRF放電プラズマのプラズマパラメータ制御を検討してきたが、制御効果はあまり見られなかった。そこでRF放電プラズマの制御法としてグリッドバイアス法を用い、負イオン源へ応用できないか検討している。 |
| 題名 | NBI用高周波負イオン源の開発(��) -水素・重水素の比較- |
| 著者 | *田内 康, 好岡 利樹, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 3 |
| Keyword | VHF, プラズマ, 高周波, 負イオン, 重水素 |
| Abstract | 将来、核融合発電を行うためには長時間の運転が必要とる。核融合を行うためには加熱が必要であり、実験においてNBI加熱装置が信頼性が高く評価されている。しかしながら、現在のNBI加熱装置は直流放電を用いた負イオン源を使用しており長時間運転ができない。そこで、我々は高周波放電を用いた負イオン源の開発を行っている。本報告では、重水素を用いた負イオン生成について実験を行ったので報告する |
| 題名 | 重水素負イオン生成の高効率化 |
| 著者 | *森 成史, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 4 |
| Keyword | 負イオン, 重水素, プラズマ, 直流放電 |
| Abstract | 現在、もっとも実現可能な核融合の反応はD-T反応である。これまで核融合炉実現に向けて、重水素の同位体である水素を用いて基礎研究が行われ、様々な実験結果が構築されてきた。今回は重水素ガスによるプラズマ生成と負イオン引き出しの実験を行った。そこで、本報告は水素と重水素での負イオン生成についてプラズマパラメータ、負イオン密度、負イオン引出しの相違について検討を行う。 |
| 題名 | 体積生成型負イオン源内での高速一次電子の振舞と負イオン生成高効率化 |
| 著者 | 森 成史 (山口大学大学院 理工学研究科), 吉満 健 (山口大学 工学部), *福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 5 |
| Keyword | 高速電子, 負イオン源 |
| Abstract | 水素放電プラズマ中のHー負イオン体積生成は、�/尭偉綉�分子H2(v”)生成過程(20eV以上のエネルギーを持つ高速一次電子と水素分子との衝突過程)と��負イオン形成過程(1eV程度のプラズマ電子とH2(v”)との解離付着過程)の2段階過程になっている。核融合プラズマの加熱装置(NBI)に用いられる負イオン源では、磁場を用いてイオン源内の電子エネルギー分布(電子温度)を制御し、負イオン生成の高効率化を図っている。私どもも負イオン体積生成の高効率化を実験的に検討しており、それらと比較をするために高速一次電子がHー生成高効率化にどのように関わるかを数値解析により検討しているのでその結果を報告する。 |
| 題名 | 定在波重畳法による大面積VHFプラズマ源の開発 |
| 著者 | *好岡 利樹, 大塚 真由美, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科), 村田 正義 (Advanced Plasma Technologies) |
| Page | p. 6 |
| Keyword | 定在波重畳法, VHFプラズマ |
| Abstract | VHF帯域の放電プラズマは、高密度かつ低電子温度という特性を持つ。しかし、電極サイズの増大に伴い電力供給線路及び電極に定在波が発生すること、及び表皮効果に起因するインピーダンスの増大などにより電極間の電界分布が一様にならず不均一になることにより、大面積かつ均一なVHFプラズマを生成することは困難だと考えられている。そこで問題を解決する方法の一つとして、複数の定在波を電極間に生成し、その定在波を重畳することで大面積かつ均一なVHFプラズマを生成する定在波重畳法という方法が挙げられる。 本研究では、電源周波数200MHzの高周波電源により定在波重畳法を用いて均一なプラズマを生成し、大面積なVHFプラズマ源への応用について詳細に検討した。 |
| 題名 | 熱プラズマジェットを用いたカーボン系ナノ物質の生成 |
| 著者 | *吉原 雄一, 大石 剛, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 7 |
| Keyword | カーボン, ジェット |
| Abstract | カーボン系ナノ物質は現在注目されている分野のうちの一つであり、工業材料として実用化していく上で多くの応用が可能である。しかし、現在の生成方法の主流であるアーク放電、熱CVD法、レーザー蒸発法では低コストでの大量合成が困難であり、いかにそのことを解決できるかが今現在の課題となっている。 これまでの実験ではNi粉末を用いて合成メカニズムを探ってきたが、他の触媒を用いたらどうなるかを見るために今回はFe粉末を用いた。また粉末と材料ガスを同時に供給するのと別々に供給するのとではどちらがカーボン系ナノ物質の生成に適しているか分かっていないので、今回は別々に供給させた場合のナノ物質生成の合成メカニズムを検討する。 |
| 題名 | 高次制御熱プラズマを用いたカーボンナノ構造体の連続合成 |
| 著者 | *大石 剛, 吉原 雄一, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 8 |
| Keyword | プラズマジェット, カーボンナノチューブ, Ni触媒 |
| Abstract | 一般的なカーボンナノチューブの簡便な合成法としてアーク放電法があるが、連続合成や大規模化による大量生産が困難である。この他の合成法においても、高効率で大量かつ簡便に高純度のカーボンナノチューブを生成することが可能なプロセスの実現は重要な課題である。そこで、我々は高次制御熱プラズマプロセス装置を用いたCNTの合成を提案した。これまでの研究より、材料ガス(CH4)のみで、繊維状のカーボンナノ構造体を生成でき、材料ガスと共に補助ガス(H2)を供給することでアモルファスカーボンなどの生成が抑制できることを確認した。また、Ni粉末の添加によってナノ構造体の高速合成が更に促進されることも確認できた。今回は合成メカニズムを更に探ると共に、Ni粉末の効果を更に検討する。 |
| 題名 | 直流熱プラズマによる水酸化アパタイトコーティング(��) |
| 著者 | *神 昌宏, 戸田 剛史, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 9 |
| Keyword | 水酸化アパタイト, 熱プラズマプロセス装置, 人工骨 |
| Abstract | 近年の高齢化社会において人工関節、人工歯根等医療器具に対する関心が高まっている。人工関節や人工歯根は大きな荷重のかかる生体内で利用され、長期間機能するものが求められる。そこで長期間使用できる人工骨の材料として注目されているのが、水酸化アパタイト(HAP)で、これを体内に埋入すると自ら積極的に新生骨の発生を誘導することが明らかになっており人工骨の材料として用いられている。特に多孔質アパタイトは、緻密体よりも骨伝導性が高く、気孔内に新生骨が侵入し、実際の骨と同化するため医療分野での活躍が期待されている。 HAPのコーティング方法には様々な方法があるが、高温が容易に得られ、プロセス時間が短いという長所からプラズマ溶射を用いて実験を行っている。 |
| 題名 | 直流熱プラズマによる水酸化アパタイトコーティング(��)〜生成膜の膜質とプラズマジェット温度との関連性〜 |
| 著者 | *戸田 剛史, 神 昌宏, 藤本 聡, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 10 |
| Keyword | アパタイト, 熱プラズマ |
| Abstract | HAPは骨や歯をはじめとした生体組織の無機成分であり生体活性物質であるのため、人工歯根や人工骨などの生体硬組織の代替材料として用いられる。プラズマ材料プロセスへの応用を目指して我々が開発した直流プラズマジェット発生器は、広い動作領域にわたって安定に動作、また制御性が高く、熱効率の高い熱プラズマプロセス装置である。これまで我々はこの熱プラズマプロセス装置を用いてTi−HAP傾斜構造膜の研究を行い、成果を収めている。そこで、本稿ではこの装置により作製された生成膜の膜質とプラズマジェットの分光学的温度との関連性について検討している。 |
| 題名 | 高速ゲートICCDによるプラズマ光計測システムの開発 |
| 著者 | *藤本 聡, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 11 |
| Keyword | 熱プラズマ, プラズマプロセス, CCDカメラ, 温度計測 |
| Abstract | プラズマプロセスは、半導体等の表面処理、薄膜作製、有害物質の無害化など、幅広い分野に利用されており、さらなる高度なプロセスの技術が求められています。プロセスの高性能化を実現するには、反応過程のプラズマパラメータをin-situ計測し、その情報を基にプロセスの機構を解明し、最適な制御をすることが必要だと考えられる。本稿では、W-VIEW光学系と高速ゲートICCDカメラからなる光計測システムにより、プラズマ全域のリアルタイム測定およびプロセス中の各パラメータの時間変化によるふるまいを計測し、このシステムの有用性について考察する。 |
| 題名 | 強制伸張型プラズマジェットを用いたイットリア溶射膜の作製 |
| 著者 | *崎山 智司, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 12 |
| Keyword | プラズマジェット, プラズマ溶射 |
| Abstract | 本研究の目的は、独自に開発した強制伸張型プラズマジェット発生器を用いて、耐プラズマ性に優れたイットリア溶射膜を作製することである。ここでは、高出力化を図った強制伸張型プラズマジェット発生器の基礎特性とそれを用いて得られたイットリア溶射膜の特性について述べる。 |
| 題名 | レーザ光脱離法による負イオン計測の粒子シミュレーション |
| 著者 | *石崎 隆広 (山口大学大学院電子デバイス工学専攻), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学) |
| Page | p. 13 |
| Keyword | プラズマ, 光脱離現象, 負イオン計測, プローブ |
| 題名 | 部分放電信号と電気トリー発生の関係 |
| 著者 | *友納 洋平, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 15 |
| Keyword | 部分放電 |
| 題名 | 大気圧ホロー陰極グロー放電の気体温度測定 |
| 著者 | *山崎 勉 (呉工業高等専門学校/電気情報工学科) |
| Page | p. 16 |
| Keyword | 大気圧, グロー放電, 気体温度, 発光分光 |
| Abstract | 大気圧グロー放電はいろいろな分野で応用研究が進められている。その特徴は高い電子温度に比べ低い動作気体温度にある。 数kPaから大気圧を越える気圧範囲で、ヘリウムグロー放電プラズマを生成しその気体温度を発光分光法により測定した。ヘリウム及びそれに水を混合した場合の結果について報告する。 |
| 題名 | イオンのランダウ減衰の効果を含むジャイロ簡約MHDモデルによる運動論的内部キンクモードの線形安定解析 |
| 著者 | *石田 賢治, 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA) |
| Page | p. 17 |
| Keyword | 核融合, トカマク |
| 題名 | 先進的円柱版ジャイロ運動論的粒子コードの開発 |
| 著者 | *小林 健一, 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA) |
| Page | p. 18 |
| Keyword | プラズマ, 核融合 |
| 題名 | 開磁路型MRI装置の形状最適化に関する検討 |
| 著者 | *中崎 俊輔 (岡山大学工学部電気電子工学科), 高橋 則雄 (岡山大学電気電子工学科), 加藤 博和 (岡山大学医学部保健学科), 浅海 惇一 (岡山大学歯学部歯科放射線口腔診断科) |
| Page | pp. 19 - 20 |
| Keyword | 開磁路型MRI装置, 形状最適化 |
| Abstract | 現在よく用いられている閉磁路の永久磁石型MRI装置の場合は,二個の磁石が対向して配置されているため,小形化は難しい.永久磁石を片側だけに配置する開磁路の磁気回路を用いれば小形化が可能であると思われるが,この場合は撮像空間における磁束密度の一方向成分の強度を維持し,なおかつ一様率を向上(50ppm以下)させることは容易でない.(1)(2)今回,直方体磁石を複数個配置し,それらの寸法,及び磁化の角度, 磁化の強さを設計変数とした形状最適化を行い,撮像空間(磁場評価領域)の磁束を均一化させる方法の検討を行ったので報告する. |
| 題名 | 第三高調波誘導電圧法による薄膜高温超電導体の臨界電流密度の空間分布特性測定 |
| 著者 | *高野 力 (岡山大学工学部電気電子工学科), 金 錫範 (岡山大学工学部), 朱 鎮弘 (岡山大学大学院自然科学研究科), 村瀬 暁 (岡山大学工学部) |
| Page | pp. 21 - 22 |
| Keyword | 第三高調波誘導電圧法, 臨界電流密度, 微細欠陥検出 |
| Abstract | 我々は、第三高調波誘導電圧法を用いた薄膜高温超電導体の臨界電流密度分布および微細欠陥検出のための測定装置および測定方法の開発を行っている。本研究では、測定精度を向上させるための手段としてノイズ除去用のキャンセルコイルの下部に薄膜超電導体の配置有無による影響について二つの異なる形状のコイルを用いて検討を行った。その結果、キャンセルコイル下部に薄膜超電導体を配置することによりノイズの影響を軽減でき、V-I特性を向上させることが可能であることを明らかにし、要求される測定精度によって測定コイルを選定する必要があることを示した。 |
| 題名 | 高温超電導バルク体を用いた小型NMR開発のための基礎研究 |
| 著者 | *中野 敏也, 人見 圭, 金 錫範, 村瀬 暁 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 23 - 24 |
| Keyword | NMR, Bulk |
| Abstract | 近年、酸化物超電導バルク体における作製プロセスの発達により、機械的強度が優れた高臨界電流密度を有する超電導バルク体の作製が可能となった。 そこで、我々は、酸化物超電導バルク体を用いる新しい概念のNMR装置開発を目指した研究を行っている。開発するNMR装置は、直径20mmの救空間に均一な高磁場を発生させることを目的としているため、NMR装置のコンパクト化を実現させると同時に低コスト化を実現できると期待している。本研究では、コンパクトNMR装置開発のための基礎研究として、着磁方法の最適化を図ると共に、単一リング型酸化物超電導バルク体および複数のバルク体を積層した際の捕捉磁場による内部磁場分布について実験的に検討を行ったので、その結果について報告する。 |
| 題名 | PV・FC併用分散型電源の発電コスト評価 |
| 著者 | *荒金 佑哉, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科 電気エネルギー制御研究室) |
| Page | pp. 25 - 26 |
| Keyword | 太陽電池, 燃料電池, EDLC, 分散型電源, 発電コスト |
| Abstract | 家庭の負荷に対して系統が電力を供給する場合(現在のシステム)と系統と太陽電池,燃料電池,EDLCを併用した家庭用分散型電源が電力を供給する場合(提案システム)の発電コストの比較を行った。 比較の結果,燃料電池のコ・ジェネレーションを考慮すると,提案システムのコストの方が安くなった。 |
| 題名 | 高速鉄道変電所における電力平準化制御 ―SMES容量の低減について(2)― |
| 著者 | *椙尾 哲也, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学) |
| Page | pp. 27 - 28 |
| Keyword | SMES容量低減, ファジィ推論, 鉄道変電所, 電力平準化 |
| Abstract | これまでに提案されている高速鉄道変電所の電力平準化制御では,電力指令値の計算式で用いる負荷電力平均値とその実際の値との誤差,及びSMESの蓄積エネルギーは考慮されていない。本報告ではSMES容量低減のため,ファジィ制御のスケーリングファクタの修正,負荷電力平均値の誤差,及びSMESの蓄積エネルギーの初期値を考慮した制御ルールの修正を行い,制御に必要なSMES容量を51.8%低減できることを確認した。また,電力制御装置の制御条件を変更し,SMES容量が低減できることを確認した。 |
| 題名 | 高電圧を利用した除草システムにおける部分放電特性 |
| 著者 | *岩谷 茂, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 29 |
| Keyword | 雑草, 部分放電, 高電圧 |
| Abstract | 雑草を放置しておくと,美観を損ねるだけでなく火災や犯罪の原因となる.そのため,市町村は雑草に関する条例を定め,土地の管理者に除草を促し,土手のように雑草が生い茂る場所では,業者に作業を依頼している. しかし,草刈機を用いた作業では,雑草の根が残るため年に3,4回程度除草を行う必要がある.負荷の低減と経費を削減するには,除草作業の回数を減らすことが有効と考えられる. さらに,除草剤を用いた場合には除草剤が他の作物に影響を与えると考えられる.そのため,除草剤を散布する場合,ある程度の離隔距離が必要であり,除草剤を散布しなかった場所は,手作業で除草することが必要となる. これまでの研究結果から,高電圧印加により除草する場合,ターゲットとする雑草の内部に電流が流れると考えられ,任意の雑草のみ除草できる可能性が確認された.今回は,高電圧を印加したときの部分放電特性について測定を行ったので報告する. |
| 題名 | 集中巻励磁方式による小型リニア誘導モータの特性解析 |
| 著者 | *白濱 充, 竹中 昌史, 脇坂 和也, 安藤 詔生 (福山大学) |
| Page | p. 30 |
| Keyword | リニアモータ, 電磁界解析 |
| Abstract | 厚さ0.5(mm)のE型コアを積層した励磁鉄心と0.1(mm)のアルミニウムによる二次移動体からなる小型リニア誘導モータを作成して、全節巻及び2/3、1/3の短節巻の集中巻線による励磁を行った場合の電磁界の理論解析を行う。また、駆動力については実験及び理論計算を行い、励磁方式がリニアモータの特性に与える影響を調べる。 |
| 題名 | 高こう配磁気分離装置を用いたマグネタイトの回収 |
| 著者 | *坂本 浩二 (福山大学大学院工学研究科電子・電気工学専攻), 栗延 俊太郎 (福山大学工学部電子・電気工学科) |
| Page | p. 31 |
| Keyword | 高こう配磁気分離, マグネタイト, 回収 |
| Abstract | 高こう配磁気分離技術は、製鉄所の水処理などに広く利用されており、今後も高勾配磁気分離技術の利用は広がると考えられる。さらに、磁性を示さない粒子も、磁気シード法と呼ばれる方法で、高こう配磁気分離技術を用いて回収することができ、製紙排水処理などに使用されている。本研究では、磁気シード法によるバラスト水処理などの研究の基礎として、金網を使用した磁気分離装置を作製し、実験を行った。磁気シード粒子として用いるマグネタイト粒子の回収実験を種種の条件下で行い、その性能を測定した。また、実験で得られた回収率の時間変化の結果をろ過方程式で理論的に表せることを明らかにした。 |
| 題名 | 果樹用静電農薬散布実験のための噴霧装置の試作 |
| 著者 | *橋本 祥史, 西村 亮, 西守 克己, 石原 永伯 (鳥取大学/工学部) |
| Page | p. 32 |
| Keyword | 静電農薬散布 |
| Abstract | 農薬散布は2〜3割しか樹木や作物に付着せず,残りは地表面や目的以外の場所へドリフトしてしまう.このような問題を解決するための望ましい手法として静電農薬散布が挙げられる.そこで,本研究では静電農薬散布の帯電方法のひとつである,直接帯電方式を用いて静電農薬噴霧装置の試作をおこなった.静電農薬噴霧装置はノズル,動力噴霧器,薬液タンク,自動車用バッテリーの電圧を昇圧して高圧電源に供給する電源部からなる.また,静電農薬噴霧装置を用いて実際に圃場にある二十世紀梨樹木に対して高電圧を印加したノズルから水を噴霧し,葉に付着した液滴量を測定し,果樹用静電農薬散布の研究を行う. |
| 題名 | 害虫駆除装置の保護回路試作について |
| 著者 | 横山 正春, *榎原 智志, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 33 |
| Keyword | 害虫, 駆除, 高電圧, 保護回路 |
| 題名 | セルラCDMA方式の受信点高に関する屋外伝搬損失特性 |
| 著者 | *伊藤 雄大, 前田 兵五 (岡山大学大学院自然科学研究科), 伊藤 良一 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 35 |
| Keyword | CDMA, 受信点高, 屋外, 伝搬損失特性 |
| Abstract | 近年,サービスエリア内の様々な場所で十分な通信品質を確保することが第3世代セルラ方式にとって重要な課題となっている.本検討では,高さ方向にエリアを構成する場合に必要な屋外伝搬特性について,岡山大学津島キャンパス内の各建物を例にとり,受信点高をパラメータとして伝搬損失の高さ依存特性を明らかにした.その結果受信点高に関する屋外伝搬損失特性をまとめると次のようになる. ・基地局方向に開けている場合・ガラス窓の内側の場合は,大都市部の高さ依存特性に近い. ・基地局方向が壁の場合は,大都市部でも特に基地局方向に見通しが悪い場合の高さ依存特性に近い. ・中層アパートの場合は,中小都市部の高さ依存特性に近い. |
| 題名 | 屋内エリアにおけるセルラCDMA方式の電波伝搬特性 |
| 著者 | *前田 兵五, 伊藤 雄大, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 36 |
| Keyword | CDMA, 屋内, 伝搬特性 |
| Abstract | 近年,第3世代セルラ方式では伝送速度の高速化と共に,山間部や屋内へのサービスエリアの拡大が重要な課題となっている.このため,本検討では岡山大学津島キャンパス内に置局されているW-CDMA方式の基地局を例にとり,キャンパス内の建物を対象に窓からの距離をパラメータとして屋内の電波伝搬特性の測定を行い,屋外から到来する電波により屋内エリアを構成するための損失特性などを明らかにしたので報告する. 屋内の電波伝搬特性について測定し,損失特性は窓からの距離を基準にして約2dB/m,パス数は数パス程度であることを明らかにした. |
| 題名 | MIMOチャネル中継伝送における送受信アンテナ選択法の検討 |
| 著者 | *藤本 和彦, 藤澤 亨, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 37 |
| Keyword | MIMO, 中継伝送, アンテナ選択, 中継局 |
| Abstract | モバイル通信において伝送速度の高速化と屋内も含めた広いカバレッジを実現する技術としてMIMO (Multiple-Input Multiple-Output) チャネル信号伝送と中継伝送を組み合せた方式がある.本検討では,MIMOチャネル中継伝送を行った場合の移動局における受信特性を改善するため,伝搬路状況に応じて基地局及び中継局において送受信アンテナを適応的に選択する手法による受信特性改善効果を評価した.本検討より,MIMOチャネル中継伝送において基地局送信アンテナ,中継局送受信アンテナ選択を行うことで,移動局での平均BER=10-3における所要平均Eb/N0特性を14dB改善できることを明らかにした. |
| 題名 | サイト/セクタ間ダイバーシチを用いるMIMOチャネル伝送方式の受信特性 |
| 著者 | *徳永 宗介, 橋本 謙一, 秦 正治, 冨里 繁 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 38 |
| Keyword | MIMO, サイト/セクタ間ダイバーシチ, MLD |
| Abstract | 近年,モバイル通信サービスでは,限られた周波数帯域幅で超高速伝送が可能となるMIMO チャネル信号伝送技術の研究開発が盛んに行われている. 本研究では,MIMOチャネル信号伝送にサイト/セクタ間ダイバーシチを適用することを検討し,自セル内の受信特性改善効果を明らかにしている. まず,受信状態が最も悪いと考えられるセル端を評価した.その結果,平均BER = 10-3における所要平均Eb/N0特性は10dB改善できた. 次に,自セル内全体の受信特性改善効果を平均BERの累積分布により評価した.その結果,セル内の各地点で平均BER = 10-3以下となる確率を8%から1%以下にまで低減できた. 以上より,超高速・高品質伝送実現の可能性を示した. |
| 題名 | ピーク低減サブキャリア挿入とクリッピングによる低ピークOFDM信号生成法 |
| 著者 | *鳥羽 倫太郎, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 39 |
| Keyword | OFDM, ピーク電力低減手法 |
| Abstract | モバイル環境でのOFDM伝送方式が検討されているが,OFDM伝送方式では,非常に大きなピーク電力が発生するため,省電力化が必要なモバイル通信において大きな問題となる.そこで,このピーク電力を低減するためにピーク低減サブキャリア挿入法とクリッピング法を融合させたピーク電力低減手法について提案し,低ピークOFDM送信機を設計する上で必要となる伝送特性を明らかにした.その結果,OFDM信号に提案手法によるピーク低減を行った時に,64QAMを用いた場合でも,0.8dBのBER特性の劣化で6dB以下のPAPRを達成できることを明らかにした.また,この場合,帯域外輻射も-45dB以下にできることを明らかにした. |
| 題名 | UWBシステムと無線LANとの周波数共用に関する一検討 |
| 著者 | *佐々岡 隆, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 40 |
| Keyword | UWBシステム, 無線LAN, 周波数共用, 干渉 |
| Abstract | オフィスや家庭内での高速無線伝送が期待され,UWB(Ultra-Wide-Band:超広帯域)システムが注目されている.UWBシステムは,消費電力が少ない,妨害電波に強いなどの特徴をもつ.しかし,UWBの使用周波数帯の中の一部は無線LAN等のシステムが既に使用している.そこで,UWBが無線LANと周波数共用するために必要な距離を,屋内のデスク上(床から1m高)にあるUWBから屋外,屋内無線LANへの干渉について,自由空間損失における設置上の制約条件等の観点から検討した.すると,屋外無線LAN,屋内無線LAN-APとの周波数共用は可能であると言えるが,屋内無線LAN端末との周波数共用は,同じデスク上で同時に使用する場合には,1m程度距離が必要なことが明らかとなった. |
| 題名 | 多値CDMA復調における整合フィルタ法の有効性 |
| 著者 | *藤井 大地 (山口大学大学院理工学研究科), 川村 正樹 (山口大学) |
| Page | pp. 41 - 42 |
| Keyword | 多値CDMA |
| 題名 | OFDM用可変ガードインターバル長に関する一検討 |
| 著者 | 田中 秀明, *清水 智一, 笹岡 直人, 伊藤 良生 (鳥取大学/工学部) |
| Page | p. 43 |
| Keyword | OFDM, ガードインターバル, マルチパス伝送路 |
| Abstract | 近年,Orthogonal frequency division multiplexing (OFDM)システムは高速無線通信を実現するための技術として注目されている.このOFDMシステムではマルチパス伝送路によるInter-symbol Interference(ISI)を防ぐために,ガードインターバル(Guard Interval: GI)を設けている.しかし,GIは冗長信号であるため,伝送路環境に応じた最適な設定を行うことが望まれる.そこで本稿では,GIを適応的に制御する手法について検討を行う. |
| 題名 | マルチユーザOFDMの送信アンテナ選択 |
| 著者 | *酒井 信, 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 44 |
| Keyword | アンテナ選択, OFDM |
| 題名 | 室内環境を対象としたアダプティブアレイアンテナの干渉抑圧特性に関する基礎検討 |
| 著者 | *榎本 政幸 (広島国際大学大学院 社会環境科学研究科 情報通信学専攻), 山中 仁昭, 森永 規彦 (広島国際大学 工学部 情報通信学科) |
| Page | pp. 45 - 46 |
| Keyword | アダプティブアレイアンテナ, 指向性制御, 近距離通信, レイトレース法 |
| Abstract | 干渉抑圧技術として,アダプティブアレイアンテナが注目を浴びている.しかし,室内環境では,多くの干渉源の存在により,干渉抑圧のための自由度が不足し,干渉抑圧特性が劣化する.このような問題に対し,干渉が集中する方向へ広いヌルを形成することにより,その方向から到来する干渉波を一括して抑圧するウエイト制御法を提案し,検討してきた.しかし,これまでの検討では,送受信間距離が十分遠方であるという近似のもと,各アンテナ素子に到来する素波の到来角度は等しいと仮定する検討であった.そのため,送受信間距離が近接した場合には,このような近似が成立せず,特性が劣化する可能性がある.本検討では,十分遠方と近似しがたい距離においても良好な干渉抑圧特性を示すことを確認した. |
| 題名 | 狭帯域下での音声暗号化方式の検討 |
| 著者 | *三浦 秀章, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 47 |
| Keyword | 特定小電力無線, アナログ, 暗号化, 直交変換, 同期ずれ |
| Abstract | 特定小電力無線におけるトランシーバなどの通信では、周波数帯域幅が制限されているため、音声信号をデジタル化して送信できない。そのような狭帯域下で、秘話性の高い通信が要求される場合がある。 本稿では、多次元直交変換を用いた音声信号の暗号化方式を提案し、一度に変換する音声データのブロック長、直交変換の次元数、ブロック間隔の同期ずれなどについて検討する。 |
| 題名 | 空芯コイルを用いた近接磁気通信方式の提案 |
| 著者 | *落合 淳志, 多久和 紀行, 青山 康志, 飯塚 育生 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 48 |
| Keyword | 磁気通信, トランス, パルス間隔変調, データリンク |
| Abstract | 壁越しとかガラス窓越しにデータリンクを設けることを目的として磁気による近接通信方式を提案する。パルス間隔変調によるディジタル回線を試作し、誤り率で評価した。 |
| 題名 | MDS符号を用いた同報型ARQ方式のXOR再送による改良 |
| 著者 | *久岡 敬典, 榊原 勝己 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科), 武次 潤平 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科) |
| Page | p. 49 |
| Keyword | 最大距離分離符号, MDS符号, 同報型ARQ |
| Abstract | ARQ方式は,通信の信頼性を高めるための要素技術の一つである. 通常のARQ方式は1対1通信を対象としているため,同報型通信に 直接適用すると,受信局数の増加に従って性能が劣化する. この劣化を改善するために,MDS符号を利用した同報型ARQ方式 がDjandjiにより提案されている. 本稿では,Djandjiの方式において各受信局が必要とする 冗長フレームの和集合のみを再送する方式を提案し, そのスループット特性を計算機シミュレーションにより検証する. |
| 題名 | バックオフ期間における搬送波検出機能を利用した IEEE 802.11 DCFの性能 |
| 著者 | *小林 洋平 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科) |
| Page | p. 50 |
| Keyword | 無線LAN, IEEE 802.11 DCF, バックオフアルゴリズム, 飽和スループット |
| Abstract | 無線LAN規格IEEE 802.11では,競合型アクセス方式として,CSMA/CAと2進指数バックオフ(BEB)を特徴とするDCFが規定されている.各端末はフレーム送信の前に,競合ウィンドウ(CW)に基づくランダムなバックオフ期間を発生するとともに,他局のフレーム送信中はバックオフカウンタ減少を一時的に停止しなければならない. 本稿では,バックオフ期間中に検出した他局のフレーム送信回数を利用し,自局のCWを更新する方式を提案し,スループット特性を計算機シミュレーションにより評価する.そして,802.11bに基づく数値例により,提案方式は,端末数100程度において約20%改善できることを示す. |
| 題名 | プラスティック光ファイバー周波数特性測定における検出器の影響 |
| 著者 | *西垣内 順, 中島 文徳, 深町 真哉, 石田 亮介, 橋爪 信郎 (広島工業大学 工学部) |
| Page | p. 51 |
| Keyword | POF, 周波数特性測定, APD |
| Abstract | プラスティック光ファイバー(POF)の周波数特性測定においてPOF出射光を検出するアバランシェフォトダイオード(APD)の使用法が特性に及ぼす影響について検討したので報告する。周波数特性はAPDがPOF出射光をすべて受光してはじめて正確に測定できるのであるが、使用したPOFと現在入手可能なAPDの組合せでは全量受光の条件が満たされないことが予測された。 |
| 題名 | ニアフィールドパターンで見るプラスティック光ファイバーの不均一性 |
| 著者 | *伊吹 健児, 斉藤 千春, 石浦 朋広, 本田 幸生, 橋爪 信郎 (広島工業大学 工学部) |
| Page | p. 52 |
| Keyword | プラスティック光ファイバー, ニアフィールドパターン, 不均一性 |
| Abstract | 短いプラスティック光ファイバー(POF)中のニアフィールドパターン(NFP)が不規則に変化することを見出したので報告する。光伝送モード分布の変化をファーフィールドパターン(FFP)を通して調べている課程において見出したものである。不均一性はモード結合、モード変換を通してモード分布への影響を与え、したがってパルス伝送波形、周波数特性に影響を与えると考えられる。 |
| 題名 | スピンコート法により作製した2層型有機EL素子の発光スペクトル |
| 著者 | *岡田 和之, 稲垣 康彦, 江川 竜太朗, 三木 祐太 (近畿大学工学部) |
| Page | p. 53 |
| Keyword | ディスプレイ, 有機薄膜, 発光スペクトル |
| 題名 | 二層構造非線形光ファイバアレイの光波結合ダイナミクス |
| 著者 | *吉田 博行, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
| Page | pp. 54 - 55 |
| Keyword | Nonlinear Optical Fiber, Evanescent Coupling, Double Layer, Discrete Coupled Wave Equation, Nonlinear Coefficient |
| Abstract | We investigate coupling dynamics between two optical fiber arrays by use of the discrete coupled wave equations. The calculations are performed with various optical excitation conditions, and by varying the number of coupled fibers between the two arrays and values of the nonlinear coefficients. The results show that when the one array is excited, an efficient power transfer between the two arrays is realized with appropriate coupling conditions. Furthermore, even when the two arrays are equally excited, the all optical power can be localized in one of the arrays by choosing the phase difference of the excited optical fields of the two arrays. The phenomena shown in this report can be used to fabricate optical dividers and optical combiners. |
| 題名 | 先球光ファイバからの放射光による微小球体の運動制御の理論解析 |
| 著者 | *高橋 悟, 香川 直己 (福山大学 工学部) |
| Page | p. 56 |
| Keyword | 光ファイバ, 光圧, 光アクチュエータ, 微小球体, 運動制御 |
| Abstract | 我々は先球光ファイバから放出されるレーザを微小物体に照射し、そのレーザの光圧によって微小物体の運動を制御する研究を行っている。これまでの研究で、水中で3本の先球光ファイバからのビームを交差させ、水面と平行な正三角形のビームの経路を造り、ポリスチレンの微小球体を巡回運動させることに成功した。現在この運動系の応用を考えている為、運動制御に必要な光圧の数値解析を行う。 |
| 題名 | RFスパッタ法による水素を含む窒化炭素薄膜の作成に関する研究 |
| 著者 | *岸本 道正 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 三宅 悠貴, 西村 一真 (津山工業高等専門学校 ), 岩野 裕太 (津山工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 橘高 稔明, 寒川 匡哉, 田渕 秀和 (岡山理科大学), 國次 真輔 (岡山県工業技術センター), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科) |
| Page | p. 57 |
| Keyword | 窒化炭素, CN, 白色, 発光素子 |
| Abstract | アモルファス窒化炭素は近年 PL,CL,EL等の光学的特性が報告されており、特にEL報告の論文では、RFスパッタ法により作製されたa-CNxが、暗室において青白EL発光が確認されたと報告している。またa-CNxの電子状態密度に関しては Fig.1に示すモデルが仁田等により提案されている。本研究ではアモルファス窒化炭素を用いた白色発光素子の開発を目的とする。 RFスパッタで製膜を行った結果、メタンの増加とともにN/Cが減少し、エネルギーギャップが増加した。また、PL測定より約650nmでの発光ピークを確認した。 今後はEL発光実験を行い、発光素子としての妥当性を検討する。また、マイクロ波プラズマCVD装置による製膜を行い、RFスパッタ法との比較を行う。 |
| 題名 | イオンビームスパッタ法を用いたCuGaS2薄膜の作製に関する研究 |
| 著者 | *立花 和也, ジルガルサイハン アズジルガル (津山工業高等専門学校電気電子工学科), 大森 靖之, 福井 洸太郎 (津山工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 中村 重之, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校電気電子工学科) |
| Page | p. 58 |
| Keyword | イオンビームスパッタ, 発光素子, CuGaS2 |
| Abstract | 本研究では青色LEDの基板として最終的には低価格な半導体であるSiを使用する。しかし,SiとGaNとの間には格子定数のミスマッチがある。そこでI-III-VI 族化合物半導体を発光層に使用することでこの問題を解決することを目標とした。 今回はイオンビームスパッタ法によりSi 基板上へCuGaS2の成膜を試み,その後アニ―ルにより結晶性の改善も行った。 結果,室温による成膜でCuSとGaSの2層成長に成功した。しかし,均一には所望の組成比の結果を得ることはできなかった。またアニールによるCuGaS2のピークが観測された。 今後は基板処理及び真空度の改善により,均一な所望の組成比の形成条件,またアニール時における酸化防止策を見つけることである。 |
| 題名 | CuGa1-xAlxS2を用いた新青色発光素子の結晶成長に関する研究 |
| 著者 | *松岡 弘憲, 清原 浩之 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 中村 重之, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科) |
| Page | pp. 59 - 60 |
| Keyword | 青色発光素子, 結晶成長, CVD |
| Abstract | 近年、21世紀の新たなあかりとして窒化物半導体による青色発光ダイオード(LED)が注目されている。しかし、従来の青色LEDは高価、放熱特性が悪いといった問題点がある。これらの欠点を改善するため、低価格で放熱特性の良い半導体基板を使用することを考えた。発光層に用いる材料は従来のGaNでなく、 I-III-VI族化合物半導体を用いることにした。これは本研究で用いようとする半導体基板とGaNの間に大きな格子定数のミスマッチが発生するからである。現在、自作のCVD装置でGaAs基板上にCuGaxSy膜を成長した。この膜をX線解析した結果はCuGaS2の鋭いピークが検出、CL測定の結果は505[nm]の緑色発光の確認ができ、CuGaS2成膜の確認ができた。 |
| 題名 | プラスチックキャピラリを用いた光ファイバ接続の検討 |
| 著者 | *春日 健太郎 (松江工業高等専門学校専攻科), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科) |
| Page | p. 61 |
| Keyword | プラスチックファイバ, プラスチックキャピラリ, 光接続 |
| Abstract | プラスチックファイバとキャピラリを用いた光接続技術について述べたものである。 |
| 題名 | 燃料電池を用いた家庭用小型分散電源--改質器の応答による電力の余剰・不足電力の発生-- |
| 著者 | *松本 脩平, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 63 - 64 |
| Keyword | 燃料電池, 改質器 |
| Abstract | 近年,新電力供給法としてエネルギーの利用効率やコスト等の面で燃料電池が注目されている。本論文では,燃料電池を用いた分散電源を提案し,その動作について検討する。負荷の消費電力が急変した場合に改質器の応答遅れにより,供給電力の不足および余剰が発生することを確認したので報告する。改質器の応答遅れは1次送れ系により模擬しシミュレーションを行った。 |
| 題名 | 家庭向け燃料電池発電システム用フライホイールシミュレータ |
| 著者 | *西山 祐史, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院) |
| Page | p. 65 |
| Keyword | 分散電源, 燃料電池, フライホイール |
| Abstract | 現在,家庭用燃料電池発電システムの実証試験が開始されている。燃料電池発電システムでは,一般に改質器を用いて水素を発生するため負荷が急変した場合に不足・余剰電力が発生する。本論文では,改質器応答による不足・余剰電力をフライホイールによって補償することを目的に,フライホイールシミュレータを構成し,その有効性を確認したので報告する。 |
| 題名 | 直流電圧一定制御を用いた電気鉄道用パワーラインコンディショナの制御法 |
| 著者 | *石倉 規雄, 福井 博一, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院) |
| Page | pp. 66 - 67 |
| Keyword | 電気鉄道, スコット変圧器, 3レグインバータ, パワーラインコンディショナ, 直流電圧一定制御 |
| Abstract | 交流電気鉄道では,変電所でスコット結線変圧器により三相交流電力を受電し,上りと下りの各方面に二相の単相電力をき電して相間の不平衡を軽減している。しかしながら,電気鉄道負荷は加減速を頻繁に繰り返すため,三相系統側では電力の不平衡が生じる。そこで,三相電圧形インバータを用いて電力不平衡状態を改善するパワーラインコンディショナが提案され,直流キャパシタ電圧一定制御のみを用いた,簡易なパワーラインコンディショナの制御法が用いられている。本論文では,直流キャパシタ電圧一定制御を行うための制御系について検討する。計算機シミュレーションにより負荷急変時において良好な補償効果が得られることを確認したので報告する。 |
| 題名 | アモルファスシリコン型太陽電池を用いた太陽光発電システム |
| 著者 | *加藤 善也, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院), 谷野 章, 古江 彩, 門脇 正行 (島根大学), 野田 修司 (島根県産業技術センター), 石津 文人 (島根県畜産技術センター) |
| Page | pp. 68 - 69 |
| Keyword | MPPT制御, アモルファスシリコン太陽電池, 太陽光発電システム |
| 題名 | 単相AC-ACダイレクトコンバータの回路パラメータ算定法 |
| 著者 | *田辺 友章, 杉村 央生, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学) |
| Page | pp. 70 - 71 |
| Keyword | ダイレクトコンバータ, AC-AC, ソフトスイッチング, IH |
| Abstract | 本論文では,高周波電磁誘導加熱(IH)用単相AC-ACダイレクトコンバータについて論じている。従来のIH用電力変換器ではAC-DC-ACという2ステージ方式が主流であったが,本論文は商用周波数から高周波へ1ステージで変換するAC-AC直接変換方式単相ダイレクトコンバータを提案し,その周波数特性に関して論じている。 そこで提案回路において,負荷を固定した場合での出力電力が最大となる各部回路パラメータについて検討を行った。 |
| 題名 | アクティブ部分共振スナバZCS-PWM DC-DCコンバータの検討 |
| 著者 | *三島 智和, 福間 輝 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科), 平木 英治 (山口大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 72 |
| Keyword | DC-DCコンバータ, ソフトスイッチング, ゼロ電流スイッチング, PWM, アクティブスナバ |
| Abstract | 非絶縁形および絶縁形DC-DCコンバータを中心に,変換器の高効率化・高出力密度化さらに低電磁ノイズ化を実現するソフトスイッチングロスレススナバ回路が注目されている。本稿では,非対称ハーフブリッジ(HB)DC-DCコンバータをゼロ電流スイッチング(ZCS)動作するためのスナバとして,アクティブ部分共振スナバ(AERS)を適用した新しいDC-DCコンバータ回路のトポロジーを提案し,その基本動作特性を検証したので報告する。 |
| 題名 | マルチフェーズ方式トランスリンク形昇圧チョッパ回路の小型化に関する研究 |
| 著者 | *橋坂 明, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学), 鶴谷 守, 金澤 正喜, 足助 英樹, 高野 秀治 (サンケン電気) |
| Page | pp. 73 - 74 |
| Keyword | マルチフェーズ, 電気自動車, 小型化 |
| Abstract | 近年,地球環境問題やエネルギー問題の観点から電気自動車の開発,普及が急務とされている。燃料電池車に配備される燃料電池に用いられる電源は288Vが一般的である。しかし,一度電圧を高くすることによりモーター駆動の高出力化,高効率化が可能となることが分かっている。 電気自動車に配備される電源の昇圧回路として,高出力化高効率化が可能とされるマルチフェーズ方式昇圧チョッパ回路が提案されているが,スケール増大という問題点が懸念される。 本研究では,小型化が実現可能であるマルチフェーズ方式トランスリンク形昇圧チョッパ回路を提案し,小型化原理を示し,実機作製を行い動作確認を行う。 |
| 題名 | 電気自動車用高効率昇圧コンバータの低ノイズ化 |
| 著者 | *川島 崇宏, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学), 鶴谷 守, 金澤 正喜, 足助 英樹, 高野 秀治 (サンケン電気) |
| Page | pp. 75 - 76 |
| Keyword | 昇圧チョッパ回路, マルチフェーズ方式, トランスリンク, リカバリレス, ゼロ電流ソフトスイッチング |
| Abstract | 本論文では,電気自動車のモータの高電圧駆動による高効率,高出力化を目的として搭載される電圧昇圧コンバータとして,スイッチングの高周波化による小型,高効率,高性能化の要求に対応するため,ダイオードのリカバリレス化とスイッチのターンオン時の損失を低減することでスイッチングの高周波化に伴うスイッチング損失の増大を抑制することが可能なマルチフェーズ方式トランスリンク形リカバリレス昇圧チョッパ回路を提案する。そして,提案回路の動作について確認するとともに,検討すべき問題点として挙げられるダイオードで発生するノイズの低減について,RCスナバの適用の検討を行い,計算機シミュレーションによりその有効性を確認する。 |
| 題名 | 三相SMZ方式ハーフブリッジコンバータ |
| 著者 | *平尾 和明, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学), 鶴谷 守, 金澤 正喜, 足助 英樹, 高野 秀治 (サンケン電気株式会社) |
| Page | pp. 77 - 78 |
| Keyword | 車載用コンバータ, ソフトスイッチング |
| Abstract | 提案回路では,SMZ方式を用いてソフトスイッチングを行い,スイッチでの損失を軽減し高効率化を図る。さらに,この回路を多相化することで平滑コンデンサやトランスの小型化を図る。 本発表では提案した三相SMZ方式ハーフブリッジコンバータにおいてシミュレーションにより電流共振を積極的に利用した理想的なソフトスイッチング動作を確認した。さらに,出力側平滑キャパシタの容量や壽命に大きく影響を与える出力のリップル電流に関して回路構造を多相化させることにより振幅を抑制可能であることをシミュレーション結果により確認した。以上により,提案した三相SMZ方式ハーフブリッジコンバータの有効性を確認した。 |
| 題名 | ピーク電流モード制御のマルチフェーズ方式トランスリンク型昇圧チョッパ回路への搭載 |
| 著者 | *堀井 浩幸, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学), 鶴谷 守, 金澤 正喜, 足助 英樹, 高野 秀治 (サンケン電気株式会社) |
| Page | pp. 79 - 80 |
| Keyword | マルチフェーズ方式, トランスリンク型, ピーク電流モード制御, 車載用コンバータ |
| Abstract | 電気自動車に搭載されるバッテリー電圧及び電動機に要求される電力は大きく変動する。これよりバッテリー電圧を入力電圧とし,かつ三相インバータを含めた電動機駆動システムに電力を供給する昇圧チョッパ回路の制御系に要求されるのは入力電圧に対する制御系の堅牢性及び負荷の変動に対する高い応答性である。本研究の目的は上記の要求を満たすと言われているピーク電流モード制御をマルチフェーズ方式トランスリンク型昇圧チョッパ回路に実装することである。本報告ではマルチフェーズ方式及びマルチフェーズ方式トランスリンク型昇圧チョッパ回路にピーク電流モード制御がシミュレータ上で実装できることを確認する。 |
| 題名 | 電力回生可能な車載用リカバリレス昇圧チョッパ回路 |
| 著者 | *原 寛高, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学), 鶴谷 守, 金澤 正喜, 足助 英樹, 高野 秀治 (サンケン電気株式会社) |
| Page | pp. 81 - 82 |
| Keyword | 電力回生, リカバリレス動作, ゼロ電流ソフトスイッチング動作 |
| Abstract | 車載用電力変換器として高効率,低ノイズ化を実現可能なリカバリレス昇圧チョッパ回路が注目されている。しかしながら,車両減速時における電力回生動作に関するリカバリレス動作の報告は見受けられない。本論文では,従来のリカバリレス昇圧チョッパ回路にいくつかの半導体素子を付加することにより,電力回生時においても全てのパワーダイオードにおいて完全なリカバリレス動作を,またそれに付随して全てのパワー半導体スイッチ素子においてはゼロ電流ソフトスイッチング(ZCS)動作を確認したので報告する。 |
| 題名 | EDLCシミュレータの提案 ―動作実験― |
| 著者 | *児玉 信介 (島根大学大学院), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学) |
| Page | pp. 83 - 84 |
| Keyword | 電気二重層コンデンサ, シミュレータ, チョッパ回路 |
| Abstract | 電気二重層コンデンサ(EDLC)は,エネルギー貯蔵用デバイスとして注目を集め,種々の応用開発が行われている。しかし、低電圧・高コストのEDLCを用いて任意の電圧,静電容量の装置を製作することは,研究開発コストの上昇を招く。 本論文では,電解コンデンサとDCチョッパ回路を用いた電気二重層コンデンサ模擬装置(EDLCシミュレータ)を提案する。製作したEDLCシミュレータの実験結果より,本シミュレータの有効性を確認した。 |
| 題名 | フォワードコンバータのソフトスイッチング化に関する研究 |
| 著者 | *香川 周平, 渡邉 修治 (松江工業高等専門学校), 山本 真義 (島根大学) |
| Page | p. 85 |
| Keyword | ソフトスイッチング, フォワードコンバータ |
| Abstract | 現在、地球環境の保護の立場から、あらゆる電気機器の省エネルギー化が強く求められている。ソフトスイッチングは半導体スイッチのターンオン・オフ時における損失を小さくすると共に、スイッチング周波数を高めることで機器の小型・軽量化を図るための基本的技術である。 本研究ではフォワードコンバータにおけるソフトスイッチング回路の一方式について検討する。 |
| 題名 | 結合インダクタを用いた昇圧チョッパに関する研究 |
| 著者 | *向井 経介, 渡邉 修治 (松江工業高等専門学校), 山本 真義 (島根大学) |
| Page | p. 86 |
| Keyword | 結合インダクタ, 昇圧チョッパ, リカバリ現象 |
| Abstract | 直流チョッパは様々な装置の直流電源や、直流電動機の可変速駆動用電源などに広く用いられている(1)が、スイッチング動作で大きな電力損失が生じてしまう。本研究では、昇圧形直流チョッパの高効率化について検討を行う。 |
| 題名 | OTAによるジャイレータを用いた定抵抗回路 |
| 著者 | *片山 健一, 沖根 光夫, 重広 孝則 (広島工業大学) |
| Page | p. 87 |
| Keyword | OTA, ジャイレータ, 定抵抗 |
| Abstract | 本研究では,OTAを用いた4端子対ジャイレータを構成し,2端子対ジャイレータによる定抵抗回路への適用について論じている.この定抵抗回路は全域通過関数を実現する回路として知られているが,その他の2次伝送関数としてバターワース形低域,高域,帯域フィルタ関数も実現できることを示す.また,提案した回路についてSPICEを用いて動作の確認を行っている. |
| 題名 | 同一値容量によるLCシミュレーション形可変フィルタ |
| 著者 | *三宅 宏樹, 沖根 光夫, 重広 孝則 (広島工業大学) |
| Page | p. 88 |
| Keyword | LCフィルタ, 積分器, カレントミラー |
| Abstract | 筆者らは先に,MOSFETを用いてLCフィルタの低感度性を受け継ぐLCシミュレーション形低域フィルタについて報告した.回路の特徴としてDC電流源の値を調整することによりフィルタの動作周波数が可変できた.本研究ではその回路構成において使用する容量値を同一とし,DC電流源の値を調整することによってバターワース,チェビシェフといった各種フィルタ特性の可変できる回路を提案する. |
| 題名 | MOS積分器を用いたLCシミュレーション形BPF |
| 著者 | *川原 久和 (広島工業大学), 重広 孝則 (広島工業大学 電子情報工学科), 沖根 光夫 (広島工業大学 電気デジタルシステム工学科) |
| Page | p. 89 |
| Keyword | MOS, 積分器, BPF, Spice, フィルター |
| Abstract | 筆者らは先にLCシミュレーション形LPFについて提案した.小文では,さらにBPFについて実現する方法を示し,Spiceでシミュレーションを行った結果,良好な特性が得られたことを報告する. |
| 題名 | 重度身体障害者のための支援装置の開発 |
| 著者 | *藤本 宜紀 (広島工業大学), 重広 孝則 (広島工業大学 工学部 電子情報工学科) |
| Page | p. 90 |
| Keyword | 身障者, 筋ジス, 支援装置, 生体信号, 表面電極 |
| Abstract | 体の不自由な人の快適な生活を支援する装置は上下肢が働く患者を対象に設計製作されている場合が多い.そのため,上下肢が動かない重度患者の場合は家族,看護師,介護士が捜査しなければならない.患者自身もその行為に気を使う事が多く,「操作を自分で行いたい」との要望が聞かれる.最近,このような装置の開発,改良が盛んに行われており,今回,重度障害者用の身の回りの器具の支援装置を製作したので報告する. |
| 題名 | SPICEに基づくCMOSインバータのEMCマクロモデルの構築 |
| 著者 | *田坂 智也 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科光電磁波工学研究室), 岡 典正 (岡山大学大学院自然科学研究科光電磁波工学研究室), 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝, 古賀 隆治 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科光電磁波工学研究室) |
| Page | p. 91 |
| Keyword | SPICE, EMI, インバータ, 高周波電流 |
| Abstract | 我々はEMI発生の主な要因である, IC/LSIの電源系を流れる高周波電流について着目している. この高周波電流をIC設計段階で, 精度よく予測できれば設計のやり直しを防ぎ, コスト削減や設計期間短縮を図ることができる. しかし, 従来のSPICEモデルは, 複雑な素子モデルであるため多くの解析時間を要する. また, デバイス情報や回路の設計情報が必要であり, 技術情報の秘匿性が低い. そこで我々は, より簡単な素子モデルを用いた等価回路で表現するEMCマクロモデル構築の手法を提案する. これによって解析の高速化が可能であり, また, IC/LSIの内部情報が不必要なため秘匿性を高められる。 本報告では, 論理回路のCMOS基本セルであるインバータのモデル構築を行った. |
| 題名 | CMOSフローティング欠陥検出法における印加電圧設定手法 |
| 著者 | *長岡 大介 (岡山理科大学大学院工学研究科電子工学専攻道西研究室), 道西 博行, 岡本 卓爾 (岡山理科大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 92 |
| Keyword | CMOSフローティングゲート欠陥, 周波数解析, 2次高調波成分 |
| Abstract | CMOSフローティングゲート欠陥を検出する方法として、 電源電圧に正弦波交流を重畳し、その際の電源電流波形を 周波数解析する方法が提案されている。 この方法における欠陥検出感度は、回路に欠陥がある場合の 電源電流波形に含まれる2次高調波成分量により決まり、 その値は電源に加える直流及び交流電圧の値に大きく依存する。 しかし、その印加電圧の設定法については明らかになっていない。 そこで本稿では、この手法における欠陥検出感度が良好となる ような印加電圧の設定法を提案する。 |
| 題名 | CAMを付加した超並列SIMDプロセッサによるAES処理高速化手法 (1) 〜暗号化方法〜 |
| 著者 | *田上 正治, 石崎 雅勝, 熊木 武志, 幸野 豊, 小出 哲士, Hans Juergen Mattausch (広島大学 ナノデバイス・システム研究センター), 行天 隆幸, 野田 英行, 堂阪 勝己, 有本 和民, 齊藤 和則 (ルネサステクノロジ システムソリューション統括本部) |
| Page | pp. 93 - 94 |
| Keyword | SIMD, 超並列, AES, 暗号化, マルチメディア |
| 題名 | CAMを付加した超並列SIMDプロセッサによるAES処理高速化手法(2)〜復号化方法〜 |
| 著者 | *石崎 雅勝, 田上 正治, 熊木 武志, 小出 哲士, Hans Juergen Mattausch (広島大学 ナノデバイス・システム研究センター), 行天 隆幸, 野田 英行, 堂阪 勝己, 有本 和民, 齊藤 和則 (ルネサステクノロジ システムソリューション統括本部) |
| Page | pp. 95 - 96 |
| Keyword | SIMD, AES, CAM, マルチメディア, 暗号化 |
| 題名 | 学習機能を実現する連想メモリのLSI設計 |
| 著者 | *榊原 尚吾, Abedin Md.Anwarul, 田中 裕己, Hans Juergen Mattausch, 小出 哲士 (広島大学ナノデバイス・システム研究センター) |
| Page | pp. 97 - 98 |
| Keyword | 連想メモリ, 学習機能 |
| Abstract | 認識処理において, 入力データとデータベースに保存された参照データを比較して最も類似するデータを検索する処理は重要である. この処理に対して, 従来のシステムでは, 入力パターンのデータをメモリ内の複数の参照データと逐次比較して, 最も類似したパターンを示す参照データを検出しているため, パターンの検索に時間がかかるという問題がある. その問題を解決するために, 我々は, デジタル・アナログ混合型全並列型最小距離検索メモリを用いることで高速・低消費電力かつ小面積を実現している[1,2]. この連想メモリでは新規データを認識するために, 参照データの追加または入れ替えが可能である. そこで、本研究では, 最小距離検索連想メモリに新規データを学習する機能を付加し, 自動的に新規データを認識できる連想メモリの実現を目的としている. |
| 題名 | 動的再構成型MP3復号回路の開発−各処理回路の詳細設計− |
| 著者 | *藤本 善昭 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 小椋 清孝, 森下 賢幸 (岡山県立大学) |
| Page | p. 99 |
| Keyword | 動的再構成可能なプロセッサ |
| Abstract | 近年のインターネットの普及に伴い,データ圧縮技術が多くの領域で用いられている。その処理プロセッサに対し、高性能化,低消費電力化が一層期待されている。 本研究室では、回路を再構成させながら処理を進める動的再構成可能な並列パイプライン型のMPEGプロセッサの開発を行っている。我々は、動的再構成可能なプロセッサについて、用途を特化して構成を最適化することにより、性能と回路規模の両立を目指している。このような特化型の再構成回路を構成する場合、まず再構成により実行する各処理回路について基本ブロックを用いて設計し、その結果から、再構成回路の構成(基本ブロック数、バス構成など)を決定していくことになる。 本研究は、対象をMP3復号処理とした「動的再構成型MP3復号プロセッサ」の再構成型信号処理部の開発の一環として、再構成して実行する各処理回路の詳細設計を行った。 |
| 題名 | 動的再構成可能なプロセッサ用並列パイプラインバスの設計 |
| 著者 | *大熊 真史 (岡山県立大学大学院), 森下 賢幸, 小椋 清孝 (岡山県立大学) |
| Page | p. 100 |
| Keyword | 動的再構成 |
| Abstract | 近年マルチメディアの急速な普及により、動画や3Dなどの大容量データをより高速に処理することが求められる。しかしCPUの動作周波数の高速化による処理速度の向上には限界がある。そこで本研究ではプログラムによりハードウェアの構成を変えることで並列処理やパイプライン処理を高速に行う動的再構成可能なプロセッサDRCAP2の研究を行っている。その中でもDRCAP2のバス技術の根幹となるBus Switchについて開発を行っている。 |
| 題名 | アナログ−ディジタル混在型速度検出電子回路の構築 |
| 著者 | *井上 翔太, 中原 弘, Dumindu Karunathillake (米子工業高等専門学校/電気工学科), 西尾 公裕 (米子工業高等専門学校/電気情報工学科) |
| Page | pp. 101 - 102 |
| Keyword | アナログ回路, ディジタル回路, 動き検出, 網膜, ビジョンチップ |
| Abstract | 生体の網膜は、脳の行う視覚情報処理の前処理を行っており、実時間でのエッジ検出や動き検出などの優れた機能を有する。本研究では、網膜の動き検出機構に学んで、アナログ‐ディジタル混在型の電子回路を考案した。また、考案した単位回路を一次元配列した速度検出ネットワークも考案した。考案した電子回路およびネットワークは電子回路シミュレータ(SPICE)を用いたシミュレーション結果から、良好に動作することがわかった。以上より、考案した電子回路およびネットワークを集積回路化することで、コンパクトな実時間動画像処理ビジョンチップを実現することが期待できる。 |
| 題名 | MOSFETドレイン電流ばらつきに対する寄生抵抗の影響 |
| 著者 | *上田 浩一郎 (広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻機能デバイス学講座), 寺田 和夫 (広島市立大学) |
| Page | p. 103 |
| Keyword | MOSFET, 寄生抵抗, 特性ばらつき |
| Abstract | MOSFETの製造プロセスは微細化が進み、MOSFETの特性ばらつきが回路動作に与える影響が大きくなっている。 そのため、個々のMOSFETの特性を測定し、そのばらつきを求めるDMA(device Matrix Array)と呼ばれる試験回路が考案されている。 本論文では、これらの試験回路が寄生抵抗によって受ける影響をシミュレーションによって調べた。 |
| 題名 | 壁面の構造を考慮した打音法による劣化診断 |
| 著者 | *仙田 祐一, 和田守 美穂 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 105 - 106 |
| Keyword | 非破壊検査, 打音法検査, コンクリート |
| 題名 | 円柱シンチレータを使用した二次宇宙線の方向測定 |
| 著者 | *有田 周平, 見上 慶充, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学 工学部) |
| Page | p. 107 |
| Keyword | シンチレータ, EGS4, 方向測定 |
| Abstract | 地上で観測される宇宙線は、大半が正の電荷を持つ一次宇宙線が地磁気の影響を受けるために西の方が理論的に多い。これまで平板シンチレータを用いて測定した結果、西方向からの二次宇宙線荷電粒子が多いことが確認された。平板検出器を使用した測定では、検出面の面積が広いので多くの荷電粒子を測定できるが、シンチレータの厚さが薄いと様々な方向から入射した粒子に対する発光量に大きな違いが表れないことが分かった。今回細長い円柱状のシンチレータを用いた方向測定の可能性を検討するために、EGS4コードを用いて検出器への荷電粒子の入射角度と観測されるエネルギーの関係を計算した。 |
| 題名 | 応答関数の誤差が中性子エネルギースペクトルに与える影響�� |
| 著者 | *佐川 宏幸, 勝部 秀一, 梶田 義人, 占部 逸正 (福山大学 工学部) |
| Page | p. 108 |
| Keyword | 応答関数, 中性子, エネルギースペクトル |
| Abstract | ボナーボール型検出器を用いて環境中性子のエネルギースペクトルを測定している。検出器の感度を応答関数として、測定したカウント数から中性子エネルギースペクトルを求めるが、得られたスペクトルには測定カウント数の統計誤差に起因する誤差が含まれる可能性がある。前回、応答行列を5行5列に単純化して、応答関数や測定カウント数の誤差に起因するスペクトルの誤差について報告した。しかし、スペクトルのエネルギー区分も5つに単純化したため、本来のスペクトルに対する誤差評価は行なえなかった。今回、応答行列やスペクトルの区分を単純化せずに、応答関数やカウント数の統計誤差による中性子エネルギースペクトルの誤差を評価した。 |
| 題名 | MODISを用いた宍道湖・中海の濁度分布推定 |
| 著者 | *山本 周一郎, 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学研究科), 作野 裕司 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 109 - 110 |
| Keyword | 濁度, 汽水域, 宍道湖, MODIS |
| Abstract | 島根県東部に位置する宍道湖・中海において,近年水質は横ばいから悪化傾向にあり,総合的な環境モニタリングが必要である.その一環として,リモートセンシングの有用性が注目されている.本研究では,高頻度観測可能な衛星搭載光学センサMODISを用いて,宍道湖・中海表層の濁度分布を推定する.降雨による影響で,河川上流から土砂が宍道湖・中海に流入している様子などが見られる推定濁度分布図をいくつか得た.しかし,現在の濁度推定法では,宍道湖・中海湖底の影響や,現場観測点が少ないことから,濁度推定式の精度が悪いことなどの問題点がある. |
| 題名 | 複数のリモートセンサを用いた降水の鉛直構造の解析 |
| 著者 | *竹安 晋太郎, 下舞 豊志, 古津 年章 (島根大学/総合理工) |
| Page | pp. 111 - 112 |
| Keyword | ラジオメータ, 境界層レーダ, 降水 |
| Abstract | 赤道域,インドネシアのスマトラ域などの海洋大陸では,インド洋からの対流システムが山岳地形と相互作用して,複雑な降水構造を持つようになることが知られている. この地域における気象要素の変動特性を捉えることは,雲物理過程や大気の鉛直構造を理解する上で非常に有用である. 本研究では,複数のリモートセンサを用いて,様々な気象要素の変動やその関係を調べることで大気及び降水の鉛直構造を捉えることを目的としている |
| 題名 | 最近のキネマティックGPS/GLONASSによる短い基線長における基礎的な動揺測定精度について |
| 著者 | 奧田 邦晴, *橋本 有紀子, 古賀 壮太郎, 酒出 昌寿 (水産大学校) |
| Page | p. 113 |
| Keyword | GPS, GLONASS, 縦揺, 船首揺, 短基線長 |
| Abstract | GPSを使用した船舶姿勢計測は時刻、位置、速力のほか、縦揺れ、船首揺れ、横揺れ、上下揺、左右揺、前後揺ばかりでなく、潮汐などの情報をも得ることができる。そこではキネマティック手法が用いられるが、測定精度は基準となる局からの距離と衛星配置などによるところが大きい。そこで、ロシアのGLONASSを併用することにより利用できる衛星の数を増やして、姿勢計測に使用される短い基線長において最近の測定精度を解析した。その結果、定量的な測定精度を見出すことができた。 |
| 題名 | GPS/GLONASSを使った3本のアンテナによる小型船舶用動揺測定装置についての考察 |
| 著者 | 奧田 邦晴, *古賀 壮太郎, 橋本 有紀子, 川崎 潤二 (水産大学校) |
| Page | p. 114 |
| Keyword | GPS, GLONASS, 動揺測定, 3本のアンテナ, 測定精度 |
| Abstract | GPSを使った動揺測定装置には4本のアンテナを使用するが、船舶(特に小型漁船等)においては、アンテナ上空にケーブルなど電波を遮蔽する構造物が多く、またアンテナ設置場所にも苦慮することが多い。そこで、アンテナを3本にして、動揺測定精度を解析した。また、GLONASSを併用することにより衛星の数を増やして電波の遮蔽による測定精度の劣化を防ぐ効能を考察した。その結果、アンテナが3本でも有効な精度で測定できることが分かった。 |
| 題名 | ブースティングを用いたセルフチューニングPID制御パラメータの決定法 |
| 著者 | *川成 翔 (呉工業高等専門学校専攻科 機械電気工学専攻), 大西 義浩 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科) |
| Page | pp. 115 - 116 |
| Keyword | ブースティング, セルフチューニングPID |
| Abstract | PID制御法は化学プロセスなどのプロセス制御系に現在も主として使われており,その理由としてはPIDの三つの制御パラメータのもつ物理的意味が明確であり,制御構造が簡単であるということが挙げられる.このPID制御は時変システムなどに対しパラメータの調整が困難な場合があるが,それを自動調整するセルフチューニングPID制御法が提案されている. 一方,機械学習の分野でブースティングという方法が提案されている.この方法はデータの数に関わらず学習条件の数を設定できるため,条件の決め方によって学習精度が変わってくるという特徴を有している. 本稿ではこのブースティングアルゴリズムを用いた関数近似により,各ステップにおける最適なセルフチューニングPID制御法の設計パラメータを導出する方法を提案する. |
| 題名 | ケルビン測定法の検討 |
| 著者 | *茶川 徹雄 (広島市立大学大学院), 寺田 和夫 (広島市立大学) |
| Page | p. 117 |
| Keyword | ケルビン, MOSFET, 特性ばらつき |
| Abstract | MOSFETの微細化に伴い、大量の同一MOSFETの特性を測定して、その特性ばらつきを把握することが重要になっている。そのため、デコーダを用いて共通探針用パッドから大量の同一MOSFETを測定できるようにしたDMA(Device Matrix Array)回路が提案されている。しかし、DMAではスイッチイングに用いられるトランスファゲートの寄生抵抗の影響により、通常の方法では正確な測定はできない場合がある。本研究ではケルビン測定法を用いてトランスファゲートの影響を除く方法について検討する。 |
| 題名 | 受信光強度揺らぎの抑圧性能を有する開放光路型LASシステム用データ処理ハードウェアの開発 |
| 著者 | *周藤 正樹, 香川 直己 (福山大学 工学部) |
| Page | p. 118 |
| Keyword | 分光法, 吸収, 半導体レーザ, ガス濃度, 受信光強度揺らぎ |
| Abstract | レーザ吸収分光分析法(LAS)によるガス濃度計測装置の多くは、ガスを多重反射セルにサンプルするクローズドパス型であるため、空間的なガス分布が一様な場所でのみ測定精度が保障される。本測定系はレーザ光線を数十m大気伝播させるオープンパス型であるため、比較的広範囲のガス濃度の空間平均値が計測できると考えられるが大気擾乱などによる受信光強度揺らぎが精度劣化の問題となる。本稿ではデータ処理部における、開発を行なったアナログ演算回路の受信光強度揺らぎの抑圧手法について述べ、その効果を報告する。 |
| 題名 | マウス時計遺伝子機構の光同調シミュレーション |
| 著者 | *池上 雄人, 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科), 井上 愼一 (山口大学時間学研究所) |
| Page | pp. 119 - 120 |
| Keyword | 生物時計, シミュレーション, 光同調 |
| Abstract | 本研究はマウス時計遺伝子機構のmRNAレベルでの光同調をシミュレーションによって解析した。マウスの時計遺伝子機構をモデル化するにあたり、ペトリネットを基本構造とした生命現象を直感的にモデル化できるシミュレーション用ソフトウェアであるCell Illustrator(R)を使用した。光同調機構をモデル化するにあたり、マウスの時計遺伝子の中で光に応答し濃度を増加させるPeriodmRNAを明期の間に一定量増加させるモデルと哺乳類の光同調機構をモデル化したゲートモデルという二つのモデルを提案した。この二つのモデルをシミュレーションして比較した結果、哺乳類はゲート機構を用いた効率的な同調様式を用いていることが結論できた。 |
| 題名 | 機械学習を用いたアポトーシス過程における機能タンパク質の特徴抽出 |
| 著者 | *宮川 千種 (山口大学大学院理工学研究科), 杉井 学 (山口大学メディア基盤センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 121 - 122 |
| Keyword | 機械学習, 特徴抽出, アポトーシス, アミノ酸配列, 配列解析 |
| Abstract | 機能タンパク質は、翻訳後様々なカスケード反応の中で活性化や不活性化を繰り返しながら機能している。脂質やリン酸化による修飾をはじめ、酵素による切断がタンパク質の活性化に繋がるケースも少なくない。そこで本研究では、機械学習システムBONSAIを用いて、カスパーゼで切断されるタンパク質に共通するような網羅的な特徴の抽出を行い、カスパーゼで切断された後に機能するようなタンパク質の予測を行った。その結果、BONSAIはcaspase-3で切断されるタンパク質からセリン-スレオニンキナーゼモチーフの特徴をはじめ、切断に必要な何らかの特徴を発見した。 |
| 題名 | シミュレーションに基づく哺乳類生物時計の振動位相決定遺伝子に関する一考察 |
| 著者 | *松井 明生, 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科), 井上 愼一 (山口大学時間学研究所) |
| Page | pp. 123 - 124 |
| Keyword | 生物時計, シミュレーション, 遺伝子振動位相 |
| Abstract | 哺乳類時計遺伝子PerとBmalはその振動が逆位相であることが知られており、この位相関係を決定する時計遺伝子がBmalの転写を抑制するRev-Erbであると主張する論文がある。だが、ハイブリッド関数ペトリネットを用いたモデルでのシミュレーションでは、Bmal転写に影響する時計遺伝子をRev-Erbのみにした場合PerとBmalが本来とは異なる同位相になった。そこでBmal転写を促進するRor遺伝子に着目し、これをPER/CRYと複合体を形成してBmal転写促進するモデルで再度検証した結果、BmalとPerが逆位相関係となり、PerとBmalの位相関係にRor遺伝子が関与していることが示された。 |
| 題名 | シミュレーションによるマウス時計遺伝子フィードバックループの相補的働きの検証 |
| 著者 | *三藤 なつ美, 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科), 井上 愼一 (山口大学時間学研究所) |
| Page | pp. 125 - 126 |
| Keyword | コンピュータシミュレーション, 生物時計, 遺伝子ネットワーク |
| Abstract | 生物は活動などに約24時間の内因性のリズムを示す。これをサーカディアンリズムといい、生物時計によって支配されている。生物時計の遺伝子ネットワークモデルが現在提案されており、このネットワークはタンパク質の転写活性によるポジティブフィードバックループと転写抑制によるネガティブフィードバックループから成っている。2つのループからリズムが形成されるため、一方が作用しない場合でも他方によりリズムが維持できると期待される。そこで、ネガティブループを効かなくした場合のシミュレーションを行ったが、リズムが形成されなかった。そこで、モデルを再構築することで、2つのループが相互補完的に働くための条件をシミュレーションにより検証した。 |
| 題名 | 実験データに基づいたペトリネット分割によるシグナル伝達経路パラメータの推定方法の提案 |
| 著者 | *樋岡 幹司 (山口大学大学院 理工学研究科), 李 晨 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究所), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター) |
| Page | pp. 127 - 128 |
| Keyword | ペトリネット, シグナル伝達経路 |
| Abstract | シグナル伝達経路とは,細胞外からリガンド等の物質が細胞膜上の受容体と結合することで細胞内に刺激が伝わり,酵素反応等によりシグナルが下流に伝わる一連のシグナルの流れである.李ら[1]によって,離散ペトリネットを使ってシグナル伝達経路をモデル化する手法が提案されている.さらに,李ら[2]によって,時間ペトリネット(TPN)モデルを用いてトランジションの発火に必要な遅延時間を決定する手法が提案されている.これにより,TPNモデルの上流から下流に向かってスムーズにトークンが流すことが可能となっている.本稿では,実験データを用いてTPNモデルを複数の構成要素に分割し,実験データを基にトランジションのパラメータを推定する方法を提案する. |
| 題名 | 安否確認システムに関する研究 |
| 著者 | *竹内 将喜 (山口大学大学院), 内堀 晃彦 (宇部工業高等専門学校), 明石 卓也, 若佐 裕治, 田中 幹也 (山口大学大学院) |
| Page | p. 129 |
| Keyword | 安否確認システム, 独居高齢者, 超音波センサ, 電灯線通信 |
| Abstract | 近年,急速な高齢化とともに独居高齢者の数が増加している.そこで,本研究では高齢者の生活状況をモニタリングする安否確認システムの開発を行った.開発した安否確認システムは特にトイレの利用に注目したものである.高齢者にとってトイレの利用回数,時間は健康状態の変化を表す重要な情報のひとつであることから,この情報を取得し外部と通信するシステムの開発を目的とした.安否確認システムは超音波センサ,電灯線通信装置,PC,ユビキタスモジュールで構成されており,センサで得られた情報は電灯線を介してPCに送られ,ユビキタスモジュールで外部と通信する.そして,本システムの有用性を確認するために検証実験を行った. |
| 題名 | 視覚的注意と瞬目波形に関する予備的検討 |
| 著者 | *安井 淳美, 田邊 喜一 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 130 |
| Keyword | 瞬目波形, 視覚的注意 |
| Abstract | 本稿では、視覚的注意と瞬目波形の関係について予備的検討を行った。具体的には120fpsのハイフレーム型ビデオカメラを用いて瞬目波形を取得し、その特徴について分析した。実験条件として三段階の注意条件を設定し、そのときの瞬目ピーク高の差異について調べた。その結果、1名の被験者が対象ではあるが、注意の度合が高い方が瞬目ピーク高が大きくなる傾向が認められた。 |
| 題名 | 歩行負荷機能付きトレッドミルの高性能化 |
| 著者 | *松田 芳一, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室) |
| Page | pp. 131 - 132 |
| Keyword | トレッドミル, トレーニング, リハビリ |
| Abstract | トレッドミルは,健常者のトレーニングおよび障害者のリハビリテーション用歩行訓練機器として開発されている。しかし,トレッドミル歩行は平地歩行と異なる点が多く,運動者がトレッドミルを降りた際に平衡感覚を失い転倒する危険性がある。そこで,運動者を後方から牽引することで平地歩行に近い歩行運動を実施するトレッドミルの開発が報告されている。 本研究では,ベルト速度,牽引力の運動強度による制御を導入し,より高性能なトレッドミル装置を開発することを目的とする。提案する制御法より,ベルト速度,牽引力制御のトレッドミル高性能化を実現した。 |
| 題名 | コンパス型歩行モデルを用いた歩行シミュレーション |
| 著者 | *橋谷 隆志 (島根大学大学院), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学) |
| Page | pp. 133 - 134 |
| Keyword | 平地歩行, コンパス型歩行モデル, シミュレーション, 床反力 |
| Abstract | トレッドミルは,歩行訓練のリハビリテーションで中核になると期待されている。しかし,トレッドミル歩行は平地歩行と異なる点が多く指摘されており,様々な視点から検討されている。 本論文では,簡略な歩行モデルであるコンパス型歩行モデルを用いて平地歩行シミュレーションを行い,本歩行モデルが人の歩行の基本特性を模擬できることを明らかにする。人の床反力と歩行モデルの床反力を比較した結果,二つの特徴がよく一致していることより,歩行モデルを用いた歩行評価は可能であることが明らかとなった。 |
| 題名 | コンパス型歩行モデルを用いた平地歩行とトレッドミル歩行の比較 |
| 著者 | *長田 陽祐, 橋谷 隆志, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科) |
| Page | pp. 135 - 136 |
| Keyword | トレッドミル歩行, 平地歩行, コンパス型歩行モデル |
| Abstract | 歩行訓練器具であるトレッドミルは、平地の歩行との間に相違点が存在する。本論文ではコンパス型歩行モデルによるトレッドミル歩行のシミュレーションを実現し,両歩行の蹴り力,腰の回転力を比較,検証することでこれらの値が実際のトレッドミル歩行と平地歩行との間に存在する相違点を模擬していることを確認した。 |
| 題名 | バイオフィードバック呼吸訓練システム |
| 著者 | *峠 博貴, 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院) |
| Page | p. 137 |
| Keyword | 呼吸理学療法, 呼吸訓練 |
| 題名 | ベッドにおける体動・呼吸・脈波測定システム |
| 著者 | *向井 幸治, 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院) |
| Page | p. 138 |
| Keyword | 超音波, ベッド, 体動, 呼吸, 脈 |
| 題名 | フロアーマット離床検出システム |
| 著者 | *石田 良一, 岩成 徹 ((株)フューチャーテクニカ), 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院) |
| Page | p. 139 |
| Keyword | 静電容量, 静電誘導 |
| 題名 | 同軸3電極を用いた輸液路モニタリングシステム |
| 著者 | *槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院) |
| Page | p. 141 |
| Keyword | 同軸3電極, 輸液路, モニタリングシステム, 静電誘導電位, 商用電源線 |
| 題名 | ペーストレス心電図記録電極の開発 |
| 著者 | *岩本 純一 (フューチャーテクニカ), 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院) |
| Page | p. 142 |
| Keyword | ペーストレス, 銀織布, 心電図 |
| 題名 | 高齢者行動モニタリングシステム |
| 著者 | *岡村 知紘, 小川 英邦, 米沢 良治 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院) |
| Page | p. 143 |
| Keyword | 携帯型PHS端末, 行動モニタリングシステム |
| 題名 | 頸髄損傷者のための顎操作マウスの選択基準 |
| 著者 | *六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治, 濱岡 健二 (吉備高原医療リハビリテーションセンター), 山本 秀樹 (岡山大学 教育学部) |
| Page | p. 144 |
| Keyword | 頸髄損傷, ポインティングデバイス, 選択 |
| Abstract | 麻痺により上肢や手指を動かすことが困難な頸髄損傷者は、マウスやトラックボールなど一般的なポインティングデバイスの操作が難しい場合がある。これまでに我々は、このような頸髄損傷者が、顎の動きによってコンピュータ操作を行えるデバイス(以下顎マウス)の開発を行っている1)。本研究では、開発したデバイスを頸髄損傷者に的確に提示する目的から、頸髄損傷者の上肢機能と、頸髄損傷者の希望を考慮した顎マウスの選択基準を考案したので報告する。 |
| 題名 | 住宅改造のための車いす移動評価システムの開発 |
| 著者 | *難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 六名 裕美, 徳弘 昭博 (吉備高原医療リハビリテーションセンター), 山本 秀樹 (岡山大学) |
| Page | p. 145 |
| Keyword | 車いす, コンピュータグラフィクス, 住宅改造 |
| Abstract | 当センターでは、脊髄損傷者の住宅改造指導時に、三次元コンピュータグラフィクスを用いて作成した家屋の三次元図やアニメーションを用いて、間取りの検討や車いすやリフトの移動する状況を確認している。今回は、立案された居住空間において、車いすが十分に移動できるかどうか視覚的に捉えることを目的とした、車いす移動評価システムを開発したので報告する。 |
| 題名 | 脊髄損傷者の斜方移乗動作における車椅子位置計測 |
| 著者 | *谷本 義雄, 難波 邦治, 六名 泰彦 (吉備高原医療リハビリテーションセンター/研究情報部), 山本 秀樹 (岡山大学/教育学部) |
| Page | pp. 146 - 147 |
| Keyword | 移乗動作, トランスファー動作, 脊髄損傷者, 動作計測, 位置計測 |
| Abstract | 脊髄損傷者にとって、車いすからベッドや便座などへの移乗動作は基本的な動作の一つである。これまでに我々は、トランスファー動作時の画像を2台のCameraで、左手、両足、臀部にかかる力をForce Plateで同時に計測する、トランスファー動作計測装置を開発し、脊髄損傷者11名と健常者のトランスファー動作計測結果を比較することにより、脊髄損傷者の特徴を明らかにしている1),2)。本研究では、得られた画像から車椅子の位置を特定する手法を考案したので報告する。 |
| 題名 | 2つの自己組織化マップ(SOM)による風況予測の比較検討 |
| 著者 | *小林 飛鳥, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学大学院), 植田 拓也 (株式会社ギャラクシー), 藤松 誠一郎 (株式会社ベガシステム), 難波 福弥 (鳥取環境大学大学院), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 149 |
| Keyword | 自己組織化マップ, 風況予測 |
| Abstract | 現在、パワーアシスト型風力発電機が開発されている。その中でも我々は設置が比較的容易であり低風速でも発電が可能である小型風力発電機に着目した。そしてパワーアシストを起動させる有無を判断し、バッテリーの消費電力を抑えることが出来ないかと考え、風況予測システムの開発を重点にして研究を行っている。基本SOMと双方向SOMで風況予測を行い、その結果を比較評価した。予測手法として、1時〜12時までの既知データを使って13時を予測し、スライドする形で24時まで続けた。予測結果の評価から、2つのSOM間には予測誤差率にあまり差が無いことがわかった。 |
| 題名 | Elman型フィードバックSOM による風況予測の一検討 |
| 著者 | *三木 雄太 (鳥取環境大学環境情報学部), 鷲見 育亮, 小林 飛鳥, 難波 福弥 (鳥取環境大学大学院), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 藤松 誠一郎 (株式会社ベガシステム), 植田 拓也 (株式会社ギャラクシー) |
| Page | pp. 150 - 151 |
| Keyword | 風況予測 |
| Abstract | 狭域での風況予測を行い、パワーアシスト型風力発電機で効率の良い発電を行うことが、この研究の目的である。時系列情報を扱えるElman型フィードバックSOMを使用して風況を予測し、双方向SOMで予測した場合と比較した。双方向SOMの方が優れているという結果が得られた。そのため過去の履歴情報を参照する程度を表す定数βと、過去の情報を保持する程度を表す定数γを変更していろいろ検討を行っている。求めた差分値をどのように実測値に反映し、予測風速値を求めるかが今後の課題である。 |
| 題名 | 自己生成ニューラルネットワークを用いたアンサンブル学習に関する研究 |
| 著者 | *佛圓 和之, 井上 浩孝 (呉工業高等専門学校) |
| Page | pp. 152 - 153 |
| Keyword | ニューラルネットワーク, アンサンブル学習, パターン認識 |
| Abstract | 自己生成ニューラルネットワーク(Self-Generating Neural Network : SGNN)は与えられた訓練データセットより自動的に自己生成ニューラル木(Self-Generating Neural Tree: SGNT)を構築することで高速処理を行うことができる.SGNNは,未知のデータに対して1つの解を出力する.しかし,SGNNには汎化誤差が含まれる.そこで我々は,SGNNの汎化誤差を減少させるため,アンサンブル自己生成ニューラルネットワーク(Ensemble Self-Generating Neural Network : ESGNN)を提案した[1].ESGNNは,SGNNと比較して高い識別精度が得られるが,計算コスト(計算時間・記憶容量)はSGNNの数に比例して増加する.本研究では,ある識別問題を与えた時のSGNNとESGNNの識別精度の比較,評価を行った. |
| 題名 | Efficient Incremental Learning using Self-Organizing Neural Grove |
| 著者 | *Hirotaka Inoue (Kure College of Technology), Hiroyuki Narihisa (Okayama University of Science) |
| Page | pp. 154 - 155 |
| Keyword | incremental larning, neural network ensembles, self-organization, classification |
| Abstract | In this paper, we investigate a performance of an incremental learning using the SONG (Self-Organizing Neural Grove) for a large scale classification problem in UCI machine learning repository. We use letter recognition dataset as the classification problem. We investigate the relation between the number of nodes and the computation time. The results show that the SONG can ensure the rapid and efficient incremental learning. |
| 題名 | 2段階並列ハミング連想記憶モデルのハードウェア化に関する考察 |
| 著者 | *上田 恭平, 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | p. 156 |
| Keyword | 2段階並列ハミング連想記憶, ハードウェア化 |
| Abstract | ハミング連想記憶の動作原理に基づきその操作を並列化した,2段階並列ハミング連想記憶モデルのハードウェア化手法について考察する. |
| 題名 | SOMによる蛋白質情報を用いた癌細胞の分類手法の一考察 |
| 著者 | *松岡 秀実, 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校), 松野 浩嗣 (山口大学院理工学研究科) |
| Page | p. 157 |
| Keyword | SOM |
| Abstract | 癌は形状の違いからその種類や特徴の違いを確認できるものもあれば,同じ臓器から得られた同形状の癌だとしても,癌の進行速度に違いがあるもの,薬に対する効果に違いがあるものなど,形状からは,その種類や特徴の違いを見つけ出す事が出来ないタイプもある.古屋らは,Laser Scanning Cytometer(LSC)により抽出した多種の癌細胞のデータから,蛋白質の量とその凝集度に着目し分析を行い,顕微鏡では分類が困難な癌細胞について分類を試みている.しかし有効となる分類方法を見出すまでには至ってはいない.そこで本研究では分類手法に自己組織化マップ(SOM)を用いて分析を行なった.その結果,分類の可能性を見出すことができたので報告する. |
| 題名 | 単色ドミノ構成問題の解法について |
| 著者 | *三鴨 礼二郎, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学大学院 工学研究科 情報認識論研究室) |
| Page | pp. 159 - 160 |
| Keyword | ドミノ構成問題, NP完全 |
| Abstract | ドミノ構成問題とはm×nの長方形空間に,2×1のドミノを長方形の縦辺と横辺に与えられたドミノ数に従い,はめ込んでいく問題である.投影データから元の図形を再構成する問題の一種であり,画像認識やデータ圧縮などを初めとする計算機の分野で多くの応用がある.これまでの研究では,問題を難しくしてNP完全性を示すアプローチと,問題を易しくして,多項式時間で解くアプローチがあった.いままでは前者のアプローチから3または2色のドミノを用いた場合のNP完全性が示されている. しかし,単色ドミノについては未解決のままで,条件付で解くアプローチがいくつか示されている.本研究ではさらにそれを進めた. |
| 題名 | Web ページ動的リンクのペトリネットモデル |
| 著者 | *小林 哲也 (広島大学大学院工学研究科), 山内 雅弘 (近畿大学工学部電子情報工学科), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 161 - 162 |
| Keyword | ペトリネット, Web |
| Abstract | 一般的な Web ページ上のページ遷移は,そのページ内に移動先の URL が固定的に記述されている.よって,URL やサイト内のディレクトリ構成が変更されただけで,多量のリンクの書き換えが必要となる.また,動的コンテンツと呼ばれる,ページの遷移やページ内容が動的に変化するコンテンツも存在する.これは一般的に CGI 等のスクリプト内に遷移規則を記述することになり,容易に仕様変更等ができないといった問題もある.本研究では効率的で高い汎用性を有するペトリネットを用いた Web ページの動的リンクのモデル化を主題とし,まず,ペトリネットを用いて Web ページの動的リンクのモデル化を行い,ページ間リンク記述言語として CGI を用いて実装した.次に,有用性を示すために Web コンテンツをサンプルとして作成した. |
| 題名 | VNS組換え改良によるグラフ点彩色問題解法の性能強化 |
| 著者 | *岡田 慎司 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 163 - 164 |
| Keyword | 点彩色, VNS, グラフ |
| Abstract | グラフの点彩色とは,与えられたグラフGにおいて隣接頂点(1本の辺で結ばれている頂点)は異なる色となるように,すべての頂点に色を塗ることである.彩色に必要な最小の色数を最小色数と呼び,Gで表す.k-点彩色とは、k色以下の点彩色のことである. 点彩色問題は最小色数G及びそのときの点彩色を求める問題であり,一般にNP困難であることが知られている.本稿では,近似解放の一つであるVNSを改良して性能をあげることを目標とした. |
| 題名 | 最小重み点被覆問題に対する近似解法の計算機実験による性能比較 |
| 著者 | *國近 拓也 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 165 - 166 |
| Keyword | グラフ, 点被覆, 近似解法 |
| Abstract | 本稿では,各頂点vが非負整数の点重みw(v)を持つグラフG=(V,E)における最小重み点被覆問題を扱う.グラフの点被覆とは,頂点集合であり,任意の辺の両端点のうち少なくとも一方を含むものである.点被覆の重みは,点被覆に含まれる各頂点の重み総和である.グラフの最小重み点被覆問題は,非負整数の点重みを持つ無向グラフが与えられたとき,重み最小となる点被覆を求める問題である.本稿では,5つの既存近似解法について,計算機実験により性能を評価する. |
| 題名 | タブーサーチを用いた小選挙区区割画定問題の一解法 |
| 著者 | *岩崎 雄介 (岡山県立大学大学院), 金川 明弘, 山内 仁 (岡山県立大学), 小野 勉 (両備システムソリューションズ) |
| Page | p. 167 |
| Keyword | タブーサーチ, 小選挙区 |
| Abstract | 日本の衆議院議員選挙のうち,小選挙区制において,今日でも一票の格差が2倍を越えていることが問題視されている.これを解消する選挙区割りをおこなう.すなわち小選挙区区割画定問題についての研究が進められてきた.我々も重み付きボロノイ領域を用いた解法を示してきたが,局所解からの抜け出しに困難である問題点が見受けられた.そこで,この点に強いとされているタブーサーチを用いた解法を提案し,検証実験の結果,各都道府県多くの選挙区で一票の格差の改善が見られた. |
| 題名 | 並列シミュレーティッドアニーリング法による配線問題の計算 |
| 著者 | *中川 歩, 趙 悦 (広島国際学院大学 工学研究科) |
| Page | p. 168 |
| Keyword | SA, 並列計算, 配線問題, PCクラスタ |
| Abstract | 組み合わせ最適化問題には、NP−完全問題のような問題が多くある。ゆえに、厳密解を求めることが工学的な意味で不可能となることも多い。したがって、そのような問題に対して厳密な最適解を求めず、短時間で比較的よい準最適解を求めるほうが意味がある。準最適解を求める工学的な手法にシミュレーティッドアニーリング法(SA法)が提案されている。SA法は逐次改善法に比べ、常によい結果を得られるが、計算時間が非常に長いという欠点を持つ。そこで並列計算を行うことで計算時間の短縮ができる分散シミュレーティッドアニーリング(DSA法)が考えられた。本稿ではDSA法を配線問題に適応させ、その有効性を実験で実証した。 |
| 題名 | トークンの余剰を考慮した解の存在判定法に基づくペトリネット発火系列探索法の性能強化 |
| 著者 | *竹歳 裕一郎 (広島大学大学院工学研究科), 山内 雅弘 (近畿大学工学部工学電子情報工学科), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 169 - 170 |
| Keyword | ペトリネット, 発火系列問題 |
| Abstract | ペトリネットの発火系列問題(LFS)はペトリネットに関連する諸問題に含まれる基本的な 問題であるが,一般にNP-困難である.そこで,LFSを近似的に解く目的で,最大発火系列問題MAX-LFS:「ペトリネット,初期マーキング,発火回数ベクトルが与えられたとき,初期マーキングから順次発火可能で各トランジションが指定された発火回数を超えない回数出現するようなできるだけ長い発火系列を求めよ」に対する発見的解法がいくつか提案されている.本研究は,トークン増減によるトランジション選択法を適用した発見的アルゴリズムを提案して実験的に性能 評価を行う. |
| 題名 | 最小初期マーキング問題解法のトランジション選択とトークン付加の指標改良による性能強化 |
| 著者 | *落岩 諭 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 171 - 172 |
| Keyword | ペトリネット, MIM |
| Abstract | ペトリネットはシステムの解析などに広く利用されている強力なモデリングツールである.その基本的な問題の1つに最小初期マーキング問題(MIM)があり,本稿では提案されているMIMの発見的解法の中で最も高精度であることが知られているAAD+に着目して,さらなる高精度化を組み込んだ発見的解法AADOを提案し,計算機実験によりその有用性を示す. |
| 題名 | ペトリネットのサイフォン・トラップに基づく効率的インバリアント算出法 |
| 著者 | *吉川 ヤマト (広島大学工学部), 近田 智宏, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院 工学研究科) |
| Page | p. 173 |
| Keyword | ペトリネット, インバリアント, サイフォン・トラップ |
| 題名 | 動的環境における巡回セールスマン問題の解法に関する検討 |
| 著者 | *井原 健一, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 174 - 175 |
| Keyword | 巡回セールスマン問題, 動的環境, 最適化 |
| 題名 | Well-Structured WFネットに対する最長パスに着目した並列度のヒューリスティックな計算について |
| 著者 | *金子 侑史, 山口 真悟 (山口大学大学院理工学研究科), 葛 崎偉 (山口大学教育学部), 田中 稔 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 176 - 177 |
| Keyword | WFネット, well-structured, PARAdeg, 最長パス, ヒューリスティックアルゴリズム |
| Abstract | ワークフローの解析や性能評価には、ワークフローをモデル化したペトリネットであるWFネットが広く用いられており、構造的に良いWFネットであることを保証する重要なサブクラスとしてwell-structuredがある。これまでにWFネットの並列性を評価する尺度として並列度PARAdegを定義し、well-structured WFネットの並列度PARAdegの計算は手に負えないことが明らかにしており、条件分岐構造の入れ子構造を利用したヒューリスティックアルゴリズムを提案している。しかしこのアルゴリズムは、最悪の場合、一番PARAdegの値が低くなる発火系列を選択してしまう問題がある。本稿では最長パスに着目してこの問題を軽減するヒューリスティックアルゴリズムを提案する。 |
| 題名 | プログラム構造形式化手法における要素処理の確定法の一提案 |
| 著者 | *吉岡 俊一 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属) |
| Page | pp. 179 - 180 |
| Keyword | wp法, プログラム構造形式化手法 |
| Abstract | プログラムを正規表現式によって抽象化する方法として,プログラム構造形式化手法が提案されている.この手法は,プログラムに基づいて,処理上の意味の解釈を行い,意味の解釈を,式の変数で表される要素処理として割り当てている.現在,その割り当ては,恣意的な判断による割り当てのため,異なるプログラム間における要素処理の同一性が保証されていない.この同一性を保証するために,要素処理を定義する必要がある.この定義にプログラム証明法のwp(weakest precondition)法の考えに倣う. 本稿では,要素処理の同一性保証法とその実施例について論じる. |
| 題名 | ロジスティック時系列のエントロピー時系列変換による解析 |
| 著者 | *守谷 信彦 (県立広島大学 大学院 修士課程 総合学術研究科 経営情報学専攻2年), 田中 稔次朗 (県立広島大学), 井上 政義 (鹿児島大学), 石崎 龍一 (福岡県立大学) |
| Page | pp. 181 - 182 |
| Keyword | エントロピー時系列, エントロピー, ロジスティック |
| Abstract | 脳波のような複雑な時系列の解析では、膨大な情報を縮約し、いかに有意義な情報だけを取り出すかが重要になる。時系列情報の縮約方法として津田らはエントロピー時系列を開発し、脳波について解析を行ったところ、判定ソフトを用いた結果と強い逆相関があることを発見した。 本研究では、脳波の様な複雑時系列をエントロピー時系列に変換し情報の粗視化を行って、それまで得られなかった有用な情報が得られるかどうかを調べ、エントロピー時系列法の有効性を検証する。 |
| 題名 | 4状態可逆チューリング機械の構成法 |
| 著者 | *森本 光也 (広島大学情報工学専攻情報認識論), 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 183 - 184 |
| Keyword | 可逆, チューリング機械 |
| 題名 | 3入出力2状態可逆論理素子によるロータリー素子の直接的構成 |
| 著者 | *藤井 洋一, 谷澤 強, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学 工学研究科 情報認識論研究室) |
| Page | pp. 185 - 186 |
| Keyword | 可逆性, ロータリー素子 |
| Abstract | 可逆性とは,出力と内部状態から一時刻前の状態と入力を一意に決定できるという性質である.可逆コンピューティングは計算機のエネルギー問題に対する有力なアプローチであることが知られている.Moritaは,ロータリー素子とよぶ,可逆論理素子を提案し,その万能性を示した.ロータリー素子は,1つの入力信号とメモリに蓄えられた情報とが相互作用するので同期機構が不要となる.このため,ロータリー素子を用いて適切に設計すると回路の構成が非常に単純になる. 本研究ではロータリー素子の単純化を考え,3入出力2状態素子によるロータリー素子の直接構成を試みる.従来の研究により,14種類のうち10種類の素子で,構成できることが明らかにされていた.しかし残りの4種類については未解決であった.今回はその4種類全ての素子について,ロータリー素子を構成できたのでその結果を示す. |
| 題名 | 3次元セルオートマトン・シミュレータの開発 |
| 著者 | *松島 充 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 187 |
| Keyword | 3次元セルオートマトン, シミュレータ, LtL |
| 題名 | Larger than Life セルオートマトンの3次元への拡張 |
| 著者 | *森 崇 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 188 |
| Keyword | セルオートマトン |
| 題名 | 条件付ラッシュアワー問題の計算複雑さ |
| 著者 | *西尾 研二, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | pp. 189 - 190 |
| Keyword | ラッシュアワー, 計算複雑さ, NP, P |
| Abstract | ラッシュアワーとは,6×6マスの盤上に車が配置されていて,指定された1つの車(ターゲットカー)を,EXITと書いてある場所へ誘導して行き,そこから盤外へ出すゲームである.kei本研究では,ラッシュアワーをN×Mマスに拡張した,一般化ラッシュアワー問題を考える.また,問題には難しさの階級がつけられており,その階級に属するNP,P完全性について取り上げる.一般化ラッシュアワー問題に,条件を付けたラッシュアワー問題のことを,条件付ラッシュアワー問題と呼ぶ.本論文では,一般化ラッシュアワー問題に条件を付けたラッシュアワー問題は,NP困難またはP困難であるということを証明する.また,条件付ラッシュアワー問題はクラスNP,Pに所属するということを証明する. |
| 題名 | セルオートマトンとチューリング機械の交代性時間量の階層 |
| 著者 | *立花 大輔, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | pp. 191 - 192 |
| Keyword | 交代性, セルオートマトン, チューリング機械, 階層 |
| Abstract | セルオートマトン(CA)は,セルと呼ばれる同一の有限オートマトンを空間に一様に配置,接続したシステムである.また,チューリング機械(TM)は,有限制御部,左右に無限に長いテープ,読み書きを行うヘッドから成るシステムである.本論文では,それら2つのモデルの計算を並列化した交代性CA(ACA)と交代性TM(ATM)に着目する.本モデルに対して再帰的詰め込み論法を用いることによって,ACA(ATM)の時間階層定理を証明する.$t_1(n)$,$t_2(n)$を時間構成可能という性質を満たす関数とする.$t_2(n)$が$t_1(n+1)$よりも真に成長が早いとき,$t_1(n+1)$時間のいかなるACA(ATM)でも受理できないが,$t_2(n)$時間のACA(ATM)で受理できる言語が存在するということを示す. |
| 題名 | 計算量漸化式の微分方程式化について |
| 著者 | 泉 裕介, *伊藤 暁 (山口大学理工学研究科) |
| Page | p. 193 |
| Keyword | 微積分, 漸化式, オーダー |
| Abstract | 計算量を表わす漸化式の解法としては従来から,展開法,母関数,数学的帰納法などが知られている. これらに対し,漸化式を一旦微分方程式化してその連続解を代数的に求める手法は直観的かつ容易であり, しかも元の方程式の厳密解を精度良く近似している場合が多い. 本稿では,このような微分方程式化解法の理論的根拠を初等的に示すとともに,様々な具体例について解の妥当性を検証する. |
| 題名 | A Relationship between Turing Machines and Finite Automata on Four-Dimensional Input Tapes |
| 著者 | *坂本 眞人, 伊藤 孝夫, 岡谷 哲志, 福田 正嗣, 古谷 博史 (宮崎大学), 井上 克司 (山口大学) |
| Page | p. 194 |
| Keyword | automaton, computation, complexity |
| 題名 | LDPC符号による2値画像の為の符号化と復号 |
| 著者 | 岩竹 勝平, 筒井 雄一郎, 中本 弘一, *保田 大樹, 相田 敏明 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 195 |
| Keyword | LDPCC, 通信路符号化, 統計力学 |
| Abstract | 本研究のテーマは2値画像の通信路符号化で,復号の際に画素間の相関の強さを取り入れることにより誤り訂正能力の向上を図る. 現在は通信時間の短縮の為に,データを圧縮後,通信路符号化を行うのが一般的である.これはデータ圧縮により情報源のエントロピーを大きくしてしまった為に,より多くの冗長ビット(強い冗長化)を必要とする.我々の研究では,情報源のエントロピーに応じて,符号化率を調節した符号化を行う.この符号化はランダム疎行列との積により実行される,情報源符号化と通信路符号化を統合したものであり,符号化・復号において2段階のプロセスを経由しない効率的なものである. |
| 題名 | 非線形システムのLyapunov 指数の評価法 |
| 著者 | 畑井 宏太 (岡山情報処理センター), 徳山 貢 (倉敷工業高校), *太田垣 博一 (岡山理科大学) |
| Page | p. 196 |
| Keyword | 非線形システム, Lyapunov 指数, Lorenzモデル |
| Abstract | 非線形システムの振動の態様を解明するためには Lyapunov 指数の評価をすることが有効である. しかしながら,実験の条件によっては正確なLyapunov 指数が得られないことがある. 本研究では,カオス振動の発生を確認するために有効なLyapunov 指数の評価法を提案する. |
| 題名 | 電子ディスプレイの輝度むら評価方法 |
| 著者 | *池田 年実, 森元 祐一, 浅野 敏郎 (広島工業大学) |
| Page | p. 197 |
| Keyword | 輝度むら |
| Abstract | パソコンや液晶テレビ、プラズマテレビなどの表示装置として用いられている電子ディスプレイは、画質性能が非常に重要である。そこで、画質の欠陥の一つである輝度むらについて検証する。 本実験では、輝度むら作成ソフトで電子ディスプレイに輝度むらを表示し、目視評価で実験を行う。 |
| 題名 | Direct Binary Search法によるマルチトニング |
| 著者 | *平野 祐樹, 中野 浩嗣 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻コンピュータ・アーキテクチャ学研究室) |
| Page | pp. 198 - 199 |
| Keyword | ハーフトニング, マルチトニング, DBS |
| Abstract | 本論文では,多値DBS 法を連続階調画像に適用し たときに最も明るい領域と暗い領域に加えて中間調 の領域でドットが打たれないクリッピングと呼ばれ る現象に対応するために,多値DBS 法と多値組織的 ディザ法のハイブリッドマルチトニング手法の提案を 行う. |
| 題名 | 医療用X線フィルムからのグリッド線除去 |
| 著者 | *丸山 敏則, 山本 秀樹 (岡山大学) |
| Page | p. 200 |
| Keyword | X線グリッド, グリッド線, 画像処理, 微小石灰化 |
| Abstract | マンモグラフィにおいてX線撮影装置の機構上フィルムに描出されるグリッド線は診断情報に悪影響を与えるものと考えられる.本研究では,ディジタル画像処理を用いてフィルムに描出されたグリッド線を除去する方法を試みた.注目画素のまわりの小領域の分散値を利用したVフィルタと中央値を利用したメディアンフィルタを使用した.擬似微小石灰化を埋め込んだファントムを撮影し,フィルムに描出された微小石灰化陰影について,フィルタ処理を行い,SN比を算出した.また微小石灰化領域を抽出し,円形度を求めた.その結果,Vフィルタの後にメディアンフィルタを行う処理でSN比は最も改善し,円形度は増加した.提案した画像処理技術は,診断精度の向上に寄与すると考えられる. |
| 題名 | 陰影情報と特徴点対応の統合による画像列からの全周囲3次元形状復元 |
| 著者 | *前田 剛, 椋木 雅之, 浅田 尚紀 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | pp. 201 - 202 |
| Keyword | Structure from Motion, photometric stereo, エネルギー関数最小化 |
| Abstract | 実物体の3次元形状のモデル化は文化財や芸術作品のディジタルアーカイブ化など幅広い目的に用いられる重要の技術である.カメラから得られた画像をもとに陰影情報を用い,求めた法線をもとに復元する手法では,法線に表れない段差などが表現できない場合がある.また,特徴点対応を用いた手法では画素数に比べ特徴点数が少ないため,細かな形状を復元できない場合がある.そこで本論文では,上記の2つの手法から得られた情報から,奥行きの値のエネルギー関数最小化を解くことにより形状を復元する.シミュレーション実験により特徴点対応で表した形状復元より多くの点で形状復元ができたことを確認した. |
| 題名 | エッジ情報と画像分割を用いた屋内での影などのノイズの除去の提案と検証 |
| 著者 | *中野 宏律 (岡山県立大学大学院), 林田 平馬 (フリープログラマ), 川畑 洋昭 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 203 - 204 |
| Keyword | 認識, ノイズ |
| Abstract | 画像処理を用いて物体の抽出を行う際,背景差分法やフレーム間差分法などの画像の輝度差を用いる手法に関しては多くの研究がなされている.これらの手法はパターン認識法などの特殊な方法に比べ比較的演算量が少ないという利点を持つが,照明条件の変化などの影響を受けやすいという弱点を持つ.例えばライトなどをつけて輝度が高くなった場合や逆に影などの影響で輝度が低くなった場合などに,その部分を差分として検出することがある.そのため物体と誤認し,物体を正確に検出できない可能性がある. そこで,本研究では環境の変化,特に物体の移動とともに発生・移動する影を除去することで正確な物体の抽出を可能とする手法を提案し,実験・検証を行う. |
| 題名 | モザイク画像生成時における境界消去の一手法 |
| 著者 | *大下 隆太 (岡山理科大学大学院工学研究科電子工学専攻), 道西 博行, 太田 寛志 (岡山理科大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 205 |
| Keyword | 画像処理, モザイク画像生成, 境界消去, ブレンド |
| Abstract | モザイク画像生成においては、画像の境界部が目立たないようにする(境界消去)ために、 しばしばブレンド処理が用いられる。 ブレンド処理は、接合点付近において濃度差が大きく重なり領域が少ない場合、短い区間で平滑化を行うため濃度値の急変する領域が生じたり、重なり領域とそれ以外の領域との境界において、不連続な色調の変化が生じてしまう。 また、原画像間での視差が無視できない場合や原画像にレンズ等の歪みが残る場合には、 接合する対応画素が完全に一致しないため、接合部の像にぼけが生じてしまう。 この問題を解消するために、本稿ではブレンド処理を用いずに境界消去を行う手法を提案する。 |
| 題名 | 動的ネットモデルを用いた画像特徴の抽出方法に関する検討 |
| 著者 | *薮木 登 (津山工業高等専門学校), 古林 佑介 (東和ハイシステム株式会社), 鷲見 育亮, 福本 善洋 (鳥取環境大学) |
| Page | p. 207 |
| Keyword | 動的ネットモデル, Active Net, 特徴抽出, パターン認識 |
| Abstract | 一般的なパターン認識処理では,画像特徴を抽出しその特徴量が用いられている.従来の方法では,対象の輪郭や内部の形状情報等のテクスチャ情報を同時に得ることができないため,複雑な対象の特徴量を抽出しにくい.一方,動的ネットモデルは対象物体の内部情報を検出に利用できるため,安定した形状抽出が可能である.そこで本稿では,従来の手法で得られる特徴量とは異なる特徴を抽出する方法として,動的ネットモデルの捕捉結果を利用する方法を提案する.さらに,その特徴の利用例として,ニューラルネットワークに適用してパターン認識処理を行う. |
| 題名 | ミニチュア空間における道路認識方式の一検討 |
| 著者 | *森田 佳成 (鳥取環境大学 環境情報学部 情報システム学科), 鷲見 育亮, 難波 福弥 (鳥取環境大学大学院 情報システム領域), 藪木 登 (津山工業高等専門学校), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 208 - 209 |
| Keyword | 道路認識, 画像認識, FA |
| Abstract | 本研究は、工場、物流などにおける運搬行程の無人・自動化の一環として画像処理により道路を認識し、実際の車両走行制御に反映させることで自動走行を目指すものである。超小型カメラを搭載したライントレースロボット(マイコンカー)とその専用コースを用いたミニチュア空間における自律走行を実現させるためのマイコンカーの製作、道路認識方式の検討、データ転送実験を行い、正しい実験結果が得られた。 |
| 題名 | Quadtreeおよび表グラフを用いた高速な隣接探索アルゴリズムの実装 |
| 著者 | *門脇 亮介 (島根大学 総合理工学部 ), 木村 慎太郎, 本村 光洋, 會澤 邦夫 (島根大学 総合理工学部) |
| Page | p. 210 |
| Keyword | Quadtree, 表グラフ, 隣接探索, 画像処理 |
| Abstract | 画像情報処理分野でよく利用されるデータ構造に四分木(QT)がある.画像処理の基本的な操作の一つに隣接探索があり,QTにおけるそれはデータ数の対数時間計算量である.これに対してより高速な隣接探索が可能とされるデータ構造として表グラフ(TG)が提案されている.これらの有効性を示すため標準的な画像データに対して各データ構造の構成時間と隣接探索時間の比較実験を行った. その結果,データ構造の構成に要する時間はほぼ同じ傾向となり,隣接探索時間はQTのそれと比べて数倍高速となった. ランダムに生成された画像に関してTGの隣接探索時間は画素数に依存しない結果が得られているが今回用いた画像データはより現実的なものなので,実際的な状況をよりよく反映していると考えられる. |
| 題名 | 湾岸監視を目的とした固有空間法による物体検出に関する考察 |
| 著者 | *浜村 浩之, 岡村 健史郎 (大島商船高等専門学校) |
| Page | p. 211 |
| Keyword | 固有空間法, 背景差分, 湾岸監視 |
| Abstract | 物体抽出をする方法として,背景差分が多く用いられている.背景差分は,予め取得しておいた背景画像と検出対象が含まれる入力画像との差分を求めることにより,物体を抽出する手法である.しかし,湾岸監視で波などの背景部分の変化が観測される場合には適用が難しいという問題がある.この問題に対して,固有空間法を用いて背景変動をモデル化し,対応する方法が提案されている.この方法は,背景部分の変化に対応して実時間での物体検出に優れていると報告されているが,実環境での実証は十分ではない.そこで,我々は背景部分の変化が大きい湾岸監視を目的として固有空間法による検出実験を行い,実環境下での有効性について検討した. |
| 題名 | リアルタイム読唇のための口部形状認識 |
| 著者 | *加藤 友哉, 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学) |
| Page | pp. 212 - 213 |
| Keyword | 読唇, 口内領域, リアルタイム |
| Abstract | 本稿では読唇の基礎研究として,口部形状のリアルタイム認識手法を提案する.机などに置かれたカメラから取得した画像より,口内領域の抽出を行い,領域の面積とアスペクト比を特徴量として用いる.日本語5母音の口部形状と閉口形状の6形状に対して認識実験を10人の被験者に対して行った結果,平均75.2%の認識率を得た.またリアルタイム認識において,ユーザの意図する時間と認識時間を計測した結果,平均0.61sの時間差が生じた.ユーザの意図する時間との差が少なく,有用であると判断できる.ユーザ,口部形状により認識率に変動はあるが,リアルタイムで認識が行えることを確認した. |
| 題名 | 屋内移動ロボットのための画像情報に基づく曲がり角の自動検出 |
| 著者 | *多田 直也, 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学) |
| Page | pp. 214 - 215 |
| Keyword | 画像処理, 移動ロボット, 曲がり角 |
| Abstract | 本稿では,移動ロボットが屋内の廊下を自動走行する際に必要となる曲がり角の検出を行う手法を提案する.区分的Hough変換を用いて,廊下と壁の境界線を検出し,境界線上で曲がり角候補領域を検出する.あらかじめ目視で判断した曲がり角領域とそうでない領域の識別をサポートベクターマシンで行う.11シーンの動画像に対して,本手法を適用した結果,98.7%の識別率を得た. |
| 題名 | ヒストグラムを用いたActive Netの初期位置決定手法による複数物体の領域抽出 |
| 著者 | *難波 福弥, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学大学院), 植田 拓也 (株式会社ギャラクシー), 薮木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 217 - 218 |
| Keyword | 画像認識, Active Net |
| Abstract | 画像認識・理解のために画像中から対象物体を抽出することは必須であり,そのための一手法としてActive Netがある.Active Netは画面全体から目標物の領域抽出を試みることができるが,画像端にある目標物の捕捉が難しいことが挙げられていた.この解決手法として2段階方式やマルチネット方式が提案されているが,前者は画像端の目標物を捕捉可能であるが画面全体から1つのみを抽出することしかできない.また,後者はネットの数だけ捕捉が可能であるが,初期配置を正しく行わなければ隣接した複数物体の抽出ができなかった.そこで,本研究ではActive Netの適切な初期位置を求める一手法としてヒストグラムを用いた手法を提案し,隣接した複数物体の抽出を正しく行えた結果を示す. |
| 題名 | 簡易ウェーブレットを用いた単眼視による距離計測法 |
| 著者 | *重松 直樹 (広島工業大学大学院 工学研究科 電子工学専攻), 玉野 和保 (広島工業大学) |
| Page | pp. 219 - 220 |
| Keyword | ウェーブレット, 距離計測, 単眼視 |
| Abstract | マルチベースラインステレオ法で得られた単眼視撮影画像に、簡易ウェーブレット変換を行うことによる新規簡便距離計測法を提案する。 本方法により、低コスト、省スペース、簡易処理を実現でき、移動ロボットの視覚としての有用性を高めることができる。 本報告で新規提案する単眼視による距離計測法は、ロボットの移動で時々変化する画像の差分画像に簡易ウェーブレット変換を施した画像中の空間周波数分布が、そのまま距離画像として表示できることにもとづくものである。 移動ロボットの実用ロボットアイとしては、距離抽出に最適なマザーウェーブレットの選定、測定精度などが課題であり、今後検討していく。 |
| 題名 | 空中に指先で描かれた続け書きアルファベットの認識 |
| 著者 | *田畑 友裕 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 菅野 貴文 (アイネットシステム株式会社), 島田 英之, 島田 恭宏, 大倉 充 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 221 |
| Keyword | 文字認識, アルファベット, 続け書き, 空中 |
| Abstract | コンピュータのユビキタス化に伴い、場所に制限されない入力デバイスが必要になってきており、空中に描かれた文字の認識が検討されている。本研究では、空中に指先で描かれた続け書きアルファベットを認識する方法を提案する。本研究では、軌跡の交点、頂点、曲線情報、最端情報を特徴情報として用いた。入力される軌跡から特徴情報を取得しながら、テンプレートとして用意された特徴情報とのマッチングを行い、一文字が認識されるとそれまでの情報が破棄され、次の文字の認識処理に進むというアルゴリズムを考案した。このため提案するアルゴリズムでは、続け書きされた文字の認識が可能となっている。 |
| 題名 | J-POPにおける3作曲家の旋律の特徴を用いた楽曲の分類 |
| 著者 | *三家本 祥平 (近畿大学大学院システム工学研究科), 出口 幸子, 黒瀬 能聿 (近畿大学工学部) |
| Page | pp. 222 - 223 |
| Keyword | NN法, 特徴ベクトル, 楽曲検索, 旋律分析, 楽譜情報 |
| Abstract | 近年,楽曲の検索・推薦システムの研究が活発となっている.著者らは,作曲家の特徴に着目した楽曲推薦方式を検討している.既にJ-POPにおける3作曲家の各16曲の楽譜情報を基に旋律分析を行い,各作曲家の特徴を調べた.本研究では,得られた特徴を用いて作曲家ごとに楽曲を分類可能か調べた.5音旋律の分析結果から特徴量を決め,3次元特徴ベクトルでNN法により分類を行った.音階上の1音,および音階上の3音旋律についても特徴量を決め,それぞれ3次元特徴ベクトルで分類を行った.次に,全ての特徴量を正規化して組み合わせ,9次元特徴ベクトルで分類を行った.また,主成分分析を行い,上位3つの成分に絞り込んで分類を行った.その結果,本研究で抽出した特徴の有効性が高いことが確認できた. |
| 題名 | SOMを用いた類似画像検索における画像の特徴量と距離尺度に関する検討 |
| 著者 | *山根 拓 (鳥取大学工学部), 加藤 聡 (松江工業高等専門学校情報工学科), 伊藤 良生 (鳥取大学工学部) |
| Page | pp. 224 - 225 |
| Keyword | 自己組織化マップ(SOM), ウェーブレット変換, 高次局所自己相関関数, 類似画像検索 |
| Abstract | 本稿では,自己組織化マップ(SOM)を用いた類似画像検索を行う際の,画像の特徴量と類似度計算に用いる距離尺度の関係についての検討を行う.画像の特徴量には輝度情報とエッジ情報を用い,これらをウェーブレット変換と高次局所自己相関関数によって抽出する.得られた特徴量ベクトルはSOMによって分類される.それぞれの特徴量に対して,類似度の計算にユークリッド距離と方向余弦距離の2種類の距離尺度を用いて検索精度の比較を行った結果,特徴量の種類に応じて距離尺度を変更することが有効であることを確認した. |
| 題名 | 自己組織化マップによるクラスタリングへの情報量規準の適用に関する実験的検討 |
| 著者 | *加藤 聡, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校), 伊藤 良生 (鳥取大学) |
| Page | pp. 226 - 227 |
| Keyword | 自己組織化マップ, クラスタリング, BIC |
| Abstract | 自己組織化マップ(SOM)を用いたクラスタリングは,任意形状のクラスタ抽出を比較的容 易に行なえる反面,k-means法と同様に,個々のクラスタのサイズやデータ密度が大きく異 なる場合に正確なクラスタ抽出が困難になるという問題がある.これに対して,k-means法 の改良手法の一つであるx-means法は,ベイズ型情報量基準(BIC)をk-means法のアルゴリ ズムに適用することで,k-means法が不得意とするようなデータに対しても,比較的正確な クラスタ分割を得ることができる.そこで本稿では,SOMを用いたクラスタリングに対し て,BICに基づいたクラスタ抽出法の適用を検討する.実験の結果,提案手法によってクラ スタリングが正しく行なわれることと,SOMによる階層的クラスタリング手法に発展可能 であるという所見を得た. |
| 題名 | イメージスキャン画像分割アーキテクチャのLSI設計 |
| 著者 | *粟根 和俊, 岡崎 啓太, 永岡 奈緒美, 菅原 達也, 小出 哲士, Hans Juergen Mattausch (広島大学/ナノデバイスシステム研究センター) |
| Page | pp. 229 - 230 |
| Keyword | 画像分割, イメージスキャン, 領域成長, ASIC |
| Abstract | 画像認識処理技術,特にリアルタイムでの動物体検出には,膨大な視覚情報を処理する必要がある.画像分割処理は画像中に存在する物体を抽出する処理で,オブジェクトベースの画像認識などには欠かせない前処理である.これまでに我々は領域成長に基づくイメージスキャン画像分割アーキテクチャを提案した.同アーキテクチャは処理回路 (以下ISE) のサイズとメモリの構成を変えることで,アプリケーションに応じて処理速度と処理回路サイズの最適化が可能な柔軟性を有する.本研究では,同アーキテクチャのボトルネックとなるリーダセル検索を非同期化を行い,180 nm CMOS プロセスでASIC設計を行った. |
| 題名 | 指先による立方体操作インタフェースの検討 |
| 著者 | *関東 雄太 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 島田 英之, 島田 恭宏, 大倉 充 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 231 |
| Keyword | 複合現実感, Mixed Reality |
| 題名 | 特定環境下における動画像の高圧縮に関する研究 |
| 著者 | *坂本 雅人 (津山工業高等専門学校専攻科 電子・情報システム工学専攻), 寺元 貴幸, 岡田 正 (津山工業高等専門学校 情報工学科) |
| Page | pp. 232 - 233 |
| Keyword | 動画像圧縮, コーデック, 監視カメラ |
| Abstract | 現在、犯罪や盗難事件を防ぐために、防犯カメラや監視カメラの需要が増えてきている。しかし、これらのカメラはVHS程度の画質であるため、細部の確認がしにくくなっている。そこで最近普及してきた、ハイビジョンカメラに注目した。ハイビジョンカメラは高精細だが、ファイルが大きくなってしまう。今の圧縮技術では、数週間も撮らなければならない監視カメラには向いていない。本研究では、室内の監視カメラのように固定され同じような場面が続くような動画像を特定環境下とし、それに対応した新しい動画像圧縮コーデック方式を提案する。 |
| 題名 | GAによるDWT利用型画像電子透かし法における鍵の最適化 |
| 著者 | *中本 昌由, 藤本 卓 (広島大学), 土井 章充 (広島工業大学), 雛元 孝夫 (広島大学) |
| Page | pp. 234 - 235 |
| Keyword | 画像電子透かし, DWT, GA, 耐性, 著作権保護 |
| 題名 | 直交変換を利用した電子透かしにおける耐性実験 |
| 著者 | *西堀 美夏, 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | pp. 236 - 237 |
| Keyword | 電子透かし, 直交変換 |
| 題名 | 単語HMMのパラメータ制御による音声認識の耐雑音性の改善 |
| 著者 | *新宮 正人 (鳥取大学/工学部), 加藤 聡 (松江工業高等専門学校/情報工学科), 伊藤 良生 (鳥取大学/工学部) |
| Page | p. 238 |
| Keyword | HMM, 耐雑音性, 音声認識, 分散拡大 |
| Abstract | 音声認識において隠れマルコフモデル(HMM)の重畳雑音に対する頑健さを向上させることは,最新の音声認識技術で最も重要な課題のうちの一つである.そこで本稿では, HMMにおける平均ベクトルの雑音適応をニューラルネットワークのマッピング機能を用いて行うことと,HMMの分散拡大を組み合わせることにより,雑音環境下での認識性能を改善する手法について検討する.音声資料は男性話者10名が50種類の単語を静環境で発声したデータを使用する. HMMの確率分布を雑音に適応させる前と適応後での認識率を比較した結果,HMMのパラメータ制御により雑音環境下での認識率が向上することが確認された. |
| 題名 | 属性の重要度を考慮した適応共鳴理論に基づく分類規則の学習 |
| 著者 | *那須 曜 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 上田 祐彰, 高橋 健一, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | p. 239 |
| Keyword | 分類, 適応共鳴理論, マッチトラッキング, カテゴリ統合, 属性 |
| Abstract | 適応共鳴理論を応用した2種類の分類規則学習手法,ARTMAPEDおよびARTMAPAWを提案する.ARTMAPEDはユークリッド距離に基づいたクラスタリングによって分類規則を学習する手法であり,分類規則の汎化としてカテゴリ統合手法が実装されている.ARTMAPAWは各属性の重要性を考慮できるようにARTMAPEDを改良した手法である.属性の重要性は分類規則の汎化と特殊化によって更新される.最後に提案手法,C4.5による実験結果を提示し,ARTMAPAWは他の手法よりも分類の精度が高く,かつ規則数の少ない分類学習が行えることを示す. |
| 題名 | PCクラスタを用いたProfit Sharingの並列化手法 |
| 著者 | *串田 正幸 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | pp. 240 - 241 |
| Keyword | 強化学習, Profit Sharing, 並列モデル |
| Abstract | 強化学習は試行錯誤を通じて環境に適応していく学習制御の枠組みである.しかし,強化学習は知識のない状態から試行錯誤により学習を行うため学習に時間がかかる.つまり,膨大な量の計算を要する.また,近年,高性能で安価なパーソナルコンピュータPCを手に入れることができるようになっている.そこで,膨大な計算量を必要とする処理を高速に実行するための方法の一つとして,複数のPCを用いて計算量を分割し,並列に処理させる強化学習の並列化が提案されている.本研究では,強化学習の代表的な手法のひとつであるProfit Sharingを用いた並列型強化学習手法を提案し,逐次型Profit Sharingとの性能比較を行う. |
| 題名 | 木構造パターンを用いた糖鎖データの特徴抽出における遺伝的プログラミングの適用 |
| 著者 | *長嶺 将俊, 宮原 哲浩 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 久保山 哲二 (東京大学国際・産学研究センター), 上田 祐彰, 高橋 健一 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | p. 242 |
| Keyword | GA, 木構造パターン, 糖鎖 |
| Abstract | 糖鎖はDNAとタンパク質に続く3番目に重要な生体分子である.糖鎖データは木構造データとみなすことができる. 本研究では遺伝的プログラミングを用いて糖鎖データから特徴的な木構造パターンを抽出する手法を提案する.実験では4つの血液成分に関与する糖鎖データleukemia,erythrocyte,plasma,serumを対象とする.そのうち,leukemiaに関与する糖鎖データを正事例とし,それ以外のデータを負事例とする.これらのデータから特徴的な木構造パターンを抽出することを目的とする.結果として,leukemiaに関与する糖鎖データの全体的な特徴を示す木構造パターンが抽出できたことを示す. |
| 題名 | 遺伝的プログラミングに対するベイジアンネットワークの適用 |
| 著者 | *三倉 有喜 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 宮原 哲浩, 高橋 健一, 上田 祐彰 (広島市立大学) |
| Page | p. 243 |
| Keyword | GP, ベイジアンネットワーク, 最適化 |
| Abstract | 進化的アルゴリズムは最適化問題や,探索問題を解くために使われている.本研究は,遺伝的プログラミングの交叉,逆位のオペレータによる個体生成を,ベイジアンネットワークを用いた確率分布による生成に変更した進化的探索手法を提案し,その有用性について考察することを目的とする.ベイジアンネットワーク構築の際の親候補選択法として識別子制限付き手法,およびBOAを参考にしたBOA参考手法を提案する. 実験結果より,提案手法は解が短い染色体では良い結果を得ることができ,解が長い染色体では,その有用性が確認できなかった. |
| 題名 | アーチェリーの射形へのクラスタリング手法の適用 |
| 著者 | *原 圭司 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | pp. 244 - 245 |
| Keyword | クラスタリング, k-means, c4.5 |
| Abstract | 近年、計算機の発達とネットワークの整備により、大規模データを収集、蓄積することが可能になった。そのため、収集したデータを解析して、データの中から価値のある知識を発見することが可能になった。クラスタリングは、知識発見のための、重要なデータ解析手法の1つである。 一方、アーチェリーという射的競技は、矢を射るための「射形」という動作が存在する。射形は競技者の技量によって異なり、得点に大きく影響を及ぼしていることが知られている。本研究では、アーチェリーの射形に対してクラスタリング(k-means法)と分類技法(c4.5)を適用し、競技者の技量を射形によって分類する。本研究の目的は、射形のどの部分に注目すればよいのかを発見し、アーチェリーの技術向上に役立てることである。 |
| 題名 | PaLM-treeを用いたサッカーエージェントの最適行動規則の獲得 |
| 著者 | *秦 佑輔 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 上田 祐彰, 高橋 健一, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | p. 246 |
| Keyword | 決定木, 回帰木, 強化学習, エージェント |
| Abstract | RoboCupサッカーシミュレータを用いて,攻撃側サッカーエージェントがゴールを達成するための行動規則の獲得を試みる.ここでは,PaLM-treeにより各基本行動(パス,ドリブル,シュート)の実行条件と,各基本行動を実行する上でのより低コストで最適なパワーを同時に獲得することが目標となる.今後,この手法をC4.5,Sarsa,Actor-Criticアルゴリズムを応用した手法との比較実験を行うことが挙げられる.さらに,エージェントの視覚情報から得られたデータを用いて,より学習者の立場に近い環境での実験を行うことも課題として残っている. |
| 題名 | 双方向マンハッタンストリートネットワークのノード配置問題に対する地形解析 |
| 著者 | *北田 雅享 (岡山理科大学 工学部 情報工学科), 山下 浩司 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 247 |
| Keyword | BMSNのノード配置問題, 地形解析, 局所探索法, 大谷構造, 相関 |
| Abstract | 地形解析(landscape analysis) の研究は様々な組合せ最適化問題を対象に行われている. 地形とは探索空間における構造の複雑さの尺度である. その解析によって, 対象とする最適化問題を発見的に解くことの困難さをある程度見積もることができる. 本論文では, 双方向マンハッタンストリートネットワーク(BMSN: Bidirectional Manhattan Street Network) のノード配置問題(NPP: Node Placement Problem) に対して提案されているk-swap 局所探索法を用いてNPPの地形解析を行う. 解析の結果, NPPは探索空間に大谷構造を有している可能性があることを示す. |
| 題名 | WDMネットワークにおけるノード配置問題に対する反復k-swap局所探索法 |
| 著者 | *山下 浩司 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 248 |
| Keyword | 反復局所探索法, 可変深度探索, Node Placement Problem, 波長分割多重 |
| Abstract | 我々は,これまでに,双方向マンハッタンストリートネットワークのノード配置問題(Node Placement Problem, NPP)に対して可変深度探索のアイデアに基づくk-swap局所探索法(k-swap Local Search, KLS)を提案し,その有効性を示した. 本論文では,組合せ最適化問題に対して有効なメタ戦略アルゴリズムとして知られている反復局所探索法の枠組みにKLSを組み込んだ反復KLS(Iterated KLS, IKLS)を提案する. そして,NPPに対する強力な解法として知られるHIWASとの比較を通して,IKLSの性能を検討する. |
| 題名 | 階層化意志決定法を用いた複数台エレベータの群制御 |
| 著者 | *妹尾 悠也 (岡山理科大学 工学部 情報工学科), 太田 真由美 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 249 |
| Keyword | マルチエージェント, AHP |
| Abstract | 階層化意思決定法(Analytic Hierarchy Process,AHP)は,主観的な判断や曖昧さを含む評価を定量的に扱うことのできる意思決定法である.AHPは柔軟な枠組みを有するため,様々な意思決定問題の解決に有用である.我々は,AHPの新たな利用方法として,マルチエージェント強化学習にAHPを導入するAHP-強化学習法を提案している.本研究では,従来のエレベータ群制御問題に対するAHPのみによる制御法の有効性について検討する.シミュレーションの結果,AHP制御法は,従来の単純な制御法に比べて,人間の知識を数値化し,判断基準として用いることができるため,効率の良い有効な結果を算出可能であることを示す. |
| 題名 | 複数タスク問題におけるAHP強化学習の有効性 |
| 著者 | *太田 真由美 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 250 |
| Keyword | マルチエージェント, 強化学習, AHP, レスキュー問題 |
| Abstract | 強化学習は,現実問題のような不確実性を含む環境において,エージェントが有効に対応できる手法として期待されているが,多くの学習時間を余儀なくされる場合が多い.そのため,より高速に学習できる実用的な強化学習の設計が望まれている.そのような観点から,我々はエージェントが目的を果たす上で最低限必要な知識を階層化意思決定法(AHP)で設計し,従来の強化学習に導入するAHP強化学習を提案している.本研究では,現実問題において多く存在する複数タスク問題を対象に,AHP強化学習の有効性について検討を行う.その結果,複数タスク問題に対しても,AHP強化学習は有効であり,知識の導入に伴う悪影響なしに学習できることを示す. |
| 題名 | 最大クリーク問題に対するMemetic Algorithmの検討 |
| 著者 | *貞松 政史 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 251 |
| Keyword | 組合せ最適化, 最大クリーク問題, Memetic Algorithm, 可変深度探索, 局所探索法 |
| Abstract | 実用上重要な組合せ最適化問題の一つに最大クリーク問題(MCP)がある.MCPに対する解法アルゴリズムとして,進化計算手法が数多く提案されている.最近我々は,MCPに対する地形解析によって,MCPの多くの問題例は探索空間が構造化されていないことを示した.したがって,一般的な交叉を用いる手法では,MCPに対して理想的な挙動を期待できないと考えられる.本論文では,MCPに対して,交叉を用いず,突然変異および局所探索法によって探索を行うMemetic Algorithm(MA)を提案する.そして,MCPに対する最先端な進化計算手法であるEA/GおよびHSSGAとの比較を通して提案法MAの探索性能を検討する. |
| 題名 | 強化学習によるロボットの歩容動作獲得に関する検討 〜LEGO MindStormsへの応用〜 |
| 著者 | *渡部 勇樹, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 253 - 254 |
| Keyword | 強化学習, Mindstorms, 尺取虫, 歩容動作獲得 |
| 題名 | ブロガーの注目情報を利用した株価変動予測手法の提案 |
| 著者 | *灘本 裕紀, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 255 - 256 |
| Keyword | ブロガー, 注目情報, 株価予測, テキスト分類 |
| 題名 | 分割階層型 Particle Swarm Optimization |
| 著者 | *林 孝志郎 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 257 |
| Keyword | Particle Swarm Optimization, 関数最適化, 分割階層型PSO(DH-PSO) |
| Abstract | 近年,昆虫や鳥などの飛翔物体の行動を模倣した,Particle Swarm Optimization(PSO)の研究が盛んである.通常PSO は,一つの集団によって最適解を探索するというものであるが,近年,分散型や階層型のPSOが提案されており,強力な方法であることが示されている.そこで我々は,さらに強力なPSOの開発を目指し,分散型と階層型を合わせハイブリッド化した分割階層型Particle Swarm Optimization(DH-PSO) を提案し,DH-PSO の性能を関数最適化問題に対して検討する. |
| 題名 | Multiple Sequence Alignmentに対するMaximum Weight Trace法のクリークを考慮した貪欲法 |
| 著者 | *西野 史芳 (岡山理科大学大学院工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 258 |
| Keyword | Multiple Sequence Alignment, Maximum Weight Trace法, 貪欲法, クリーク |
| Abstract | 本研究では,多重配列アラインメント(Multiple Sequence Alignment)について,広範囲にわたって縦の関係を考慮することが可能であるMaximum Weight Trace(MWT)法を対象とする.このMWT法に対する簡単な解法として貪欲法が挙げられる.しかし,貪欲法では局所的な情報を用いることになる.そこで,トレース中の枝を含むクリークに,非トレースの頂点を含む枝を加えるとき,枝を加えたときのクリークの重みの合計が最大になる枝を選ぶ方法を提案する.この方法では,貪欲法に比べ,よりよいアラインメントとなる枝が選ばれると考えられる. |
| 題名 | バイナリー2次計画問題に対する高速k-opt法を用いたGLSの突然変異について |
| 著者 | *河本 敬子 (近畿大学 生物理工学部 知能システム工学科), 片山 謙吾, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | pp. 259 - 260 |
| Keyword | バイナリー2次計画問題, 遺伝的局所探索法, 突然変異, 局所探索法 |
| Abstract | 局所探索法(Local Search, LS)は様々な組合せ最適化問題に対して,ある程度精度の良い解を比較的短時間に算出可能な近似解法として知られている.バイナリー2次計画問題(Binary Quadratic Programming Problem, BQP)に対する最も有効なLSとしてk-opt局所探索法(k-opt法)がある. 本研究では, k-opt法の改良アルゴリズムである高速 k-opt法を用いて,BQPに対する遺伝的局所探索法(Genetic Local Search, GLS)の突然変異について検討する. |
| 題名 | 遺伝的プログラミングによるクラスタリング尺度に関する基礎実験 |
| 著者 | *武田 尚子 (広島市立大学情報科学研究科), 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学) |
| Page | p. 261 |
| Keyword | GP, クラスタリング |
| Abstract | 本研究では,遺伝的プログラミング(GP)を用いて,データに応じた最適なクラスタ分割を獲得するための分割尺度関数を発見することを目的とする.そのための基礎実験として,まず,UCI Machine Learning Repositoryのデータに対して,k-meansクラスタリングを実行し,様々なkに対する様々な距離を計測し,GPによる分割尺度関数値の計算に用いる.次に最も高い分割尺度関数値を与えるクラスタ数と実際の最適なクラスタ数とを用いて計算される適合度によりGPにおける進化による最良な分割尺度関数を求める. |
| 題名 | NBIを用いた大腸拡大内視鏡画像からの血管領域の抽出 |
| 著者 | *弘田 昌士, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科), 吉田 成人, 田中 信治 (広島大学病院光学医療診療部) |
| Page | p. 263 |
| Keyword | 大腸拡大内視鏡, NBI, 診断支援システム, 医用画像処理, 大腸癌 |
| Abstract | 近年,NBI(Narrow Band Imaging)systemと呼ばれる新たな大腸拡大内視鏡の機能が開発され,大腸浅層部における血管構造の観察が可能となった.一般に腫瘍性病変の場合は血管密度が増幅することから,NBI systemで血管構造を監察することで腫瘍/非腫瘍の判別が可能ではないかと期待されているが,未だその診断手法は確立されていない.そこで,我々はNBI画像中の血管構造を解析することで自動的に病状推定を行う診断支援システムの構築を検討している.本稿ではそのための血管領域の抽出について述べる. |
| 題名 | 画像レジストレーションの樹木を含む地表形状復元への適用に関する検討 |
| 著者 | *安仲 啓輔, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 264 |
| Keyword | 3次元地表形状復元, 画像レジストレーション, パラメータ推定, 最適化 |
| Abstract | 本研究では、地雷除去作業に必要な起伏データを含んだ地図の作成のため、画像レジストレーションを用いた3 次元形状手法の地表形状復元への適用について検討を行う。画像レジストレーションは、対象となる物体を2 方向から撮影した画像から評価関数を用いて画像間の各画素の輝度値の差の二乗和を最小化し、形状パラメータと運動パラメータを推定する。地表形状に適用させるため、複雑な形状のパラメータ設定について、また本来は同一の点であるにもかかわらず鏡面反射の影響で画像間に輝度値の差が出てしまう点について、さらに地表撮影時に地表面の色が草木に透けて画素値が混じってしまう可能性について、検討を行う。 |
| 題名 | ネットワークカメラによる侵入物検出システムの運用における問題の検討 |
| 著者 | *奥田 正史, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学工学研究科) |
| Page | p. 265 |
| Keyword | 侵入物検出, ネットワークカメラ, イメージベースドレンダリング, 監視カメラ |
| 題名 | 人物歩行予測における歩行軌跡取得方法の検討 |
| 著者 | *篠村 祐司, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 266 |
| Keyword | 人物歩行予測, パーティクルフィルタ, 背景差分法 |
| Abstract | 本稿では,人物歩行予測における歩行軌跡の取得方法の検討について述べる.既存の歩行軌跡取得方法である背景差分法では輝度変化による観測ノイズが考慮されていない.そのため,観測ノイズを考慮した人物歩行軌跡取得方法であるパーティクルフィルタを用いる.2つの取得方法によって人物の歩行軌跡を学習し,予測軌跡と実際の軌跡との差を比較する.このとき,学習の歩行経路として単純な歩行 経路と複雑な歩行経路を設定する. |
| 題名 | 現場運用に特化したTSパケット監視装置の開発 |
| 著者 | *新開 憲 (日本放送協会広島放送局技術部(企画)) |
| Page | pp. 267 - 268 |
| Keyword | TS, 監視, 運用性 |
| Abstract | HDTV信号伝送の主流であるMPEG-2 Transport Streamはデジタル放送や中継現場からの伝送など幅広い分野で利用されている。TSパケットの監視において、既存のアナライザは高価で操作が煩雑なものが多い。そこで本件では、現場ニーズに特化した安価で運用操作性の高いTS監視装置を開発した。本装置は、入力されたMPEG-2 TS信号に対して、パケット有無・TSエラーインジケータ・PAT到着間隔・TS STUFFING連続・テーブルシンタックス等を監視し、異常時にアラームを出力する。本システムは監視装置本体と各種操作設定を行うPCで構成されるが、PCレスでの運用が可能である。またバッテリー駆動をサポートしており、現場での運用柔軟性を向上させている。送出業務のサポートから中継素材・ロードレース移動車伝搬の監視まで幅広い分野での利用が期待される。 |
| 題名 | ハイビジョンテロップ・静止画送出装置の開発 |
| 著者 | *朝倉 慎悟 (日本放送協会岡山放送局(技術)) |
| Page | pp. 269 - 270 |
| Keyword | ハイビジョン, テロップ, HD−SDI |
| Abstract | NHK岡山放送局において、主に編成上のテロップ(番組放送時間の変更など)で使用してきた静止画送出装置を、独自開発によりハイビジョン化したので報告する。開発には市販PCとHD−SDI信号の出力ボードを用いた。文字テロップを画像ファイル化せずに即時に直接出力を可能にする手法を提案し、画面上にキーボードにより入力された任意の文章、又は画像ファイルを表示させるアプリケーションを独自開発した。また、文字テロップの位置補正や文字大きさ調整を可能にした。市販品と自作アプリケーションの組み合わせにより、安価にハイビジョン設備を構築し、現場の運用性を向上させることができた。なお本発表では、テロップとは映像に重ねる文字(情報)のことを指す。 |
| 題名 | 地上デジタル簡易監視システムの開発 |
| 著者 | *熊谷 崇 (NHK山口放送局(技術)) |
| Page | pp. 271 - 272 |
| Keyword | 地上デジタル放送, 中継局監視, C/N |
| Abstract | NHK山口局では昨年10月に4局同時開局を迎えた.そのうち,下関・岩国両デジタル中継局の監視はBERモニターにより従来の遠方監視制御装置で行っており,アラーム発報時や遠制操作時に放送波受信映像を監視できない.委託監視のないデジタル時代には,受信映像監視ツールが電波確保の為にも必要不可欠である. 今回,中継局エリア内での受信映像にC/N測定結果を受信状態に対応した色でスーパーし,IP伝送又はFOMA伝送により任意の場所で受信映像と放送波品質の監視を可能とするシステムを開発した.本システムは監視側での受信状態判定結果が伝送網品質に依存しないことを最大の特長とし,大規模中継局のみでなく,通信インフラが十分とは言えない小規模中継局の監視も可能である. |
| 題名 | 非線形システムに対するパフォーマンス・アダプティブPIDコントローラの設計 |
| 著者 | *河野 貴之 (広島大学大学院工学研究科), 山本 透 (広島大学大学院教育研究科), 雛元 孝夫 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 273 |
| Keyword | 非線形システム, PID制御, 制御性能評価, セルフチューニング制御, 一般化予測制御 |
| Abstract | In industrial processes represented by chemical processes, in order to improve the productivity, it is necessary to establish the performance-driven control scheme with which the control performance is firstly evaluated and the controller is nextly reconstructed. This paper describes a design scheme of performance-adaptive PID controllers based on the above control mechanism. According to the proposed control scheme, the system identification works corresponding to the result of modeling performance assessment, and PID parameters are adjusted using the newly estimated system parameters so that the controller yields a desired control performance. Finally, the effectiveness of the proposed control scheme is numerically evaluated in a simulation example. |
| 題名 | 制御性能評価法に基づいたPIDパラメータの調整法 |
| 著者 | *中田 昌史 (呉工業高等専門学校専攻科), 大西 義浩 (呉工業高等専門学校) |
| Page | pp. 274 - 275 |
| Keyword | PID制御, 制御性能評価 |
| Abstract | 近年,プロセス制御の分野を中心として制御性能評価に関する研究が盛んに行なわれている。制御性能評価法として最もよく使われているHarrisらによって提案された方法は,制御誤差の分散に着目して0から1の数字で表される評価指数を計算し,1に近いほど良い制御ということを意味している。そこで本研究では,ZieglerとNicholsの調整則を基準に評価指数の高いPIDパラメータ を求めることを目的とする。 |
| 題名 | PID制御器の制御性能特性 |
| 著者 | *重松 泰洋 (呉工業高等専門学校専攻科), 大西 義浩 (呉工業高等専門学校) |
| Page | pp. 276 - 277 |
| Keyword | PID制御, 制御性能評価, プロセス制御 |
| Abstract | 化学プロセスに代表されるプロセス制御系においては,現在でも,PID制御に依存することが多く,制御ループ全体の80%〜90%の割合を占めている。しかしながら,実際のプロセス制御系にお いて制御器を実装する際,最適なPIDの制御パラメータを探すことは困難である。よって様々なPIDパラメータの計算法が提案されている。一方,プロセス制御の分野では,制御性能評価の研究が注目を浴びている。そこで本研究では,PID制御器の各パラメータを変化させた場合の性能評価によって,設計パラメータの調整法を考察する。 |
| 題名 | 人との協調にもとづく昆虫の行動制御法(第二報)-昆虫の脳内機構モデルに基づく行動発見モデル- |
| 著者 | *柳内 陽平 (広島工業大学 工学研究科), 玉野 和保 (広島工業大学 工学部) |
| Page | pp. 278 - 279 |
| Keyword | 昆虫, 制御, 協調 |
| Abstract | 昆虫は優れた感覚器官と運動機能を持っている。本研究は人からの制御意図を昆虫に伝え、それによる、人との協調関係により昆虫の能力を有効利用する方法を考察した。 本研究は脳神経に電気信号を与えて強制的に生物を制御、あるいは機能部分だけを取り出して利用する一方的な方法でなく、生物の行動も認めながら人の行動意図と融合した、協調による行動の実現を目指している。 本報告では、実験結果と脳内機構モデルに基づき、脳内のCPG間をFuzzy関係で記述することで、刺激に対する行動発現のモデル構築を試みた。 |
| 題名 | 自律移動ロボットの走行制御に関する研究 |
| 著者 | *佐々木 毅, 藤井 敏則 (呉工業高等専門学校) |
| Page | p. 280 |
| Keyword | ロボット, 画像処理, 自律走行 |
| Abstract | 近年、様々な分野に効率化や省力化を目的としてロボットが使用されている。ロボットの活動範囲を人間の生活環境へ広げるためには、柔軟な行動選択が必要である。このような問題を解決する一つの方法として、画像認識による自律移動は非常に有効である。本研究では、3輪自律移動ロボットの走行シミュレータを作成し、カメラ画像から進路を計算し、このシミュレータを用いた走行実験を行なった。その結果 比較的少ない画像データでのシミュレーションにおいても、ロボットは白線内で自律移動が可能であることが明らかとなった。 |
| 題名 | 情報量基準を用いた未知変動するウィナーシステムの同定 |
| 著者 | *塩谷 弦, 小林 康秀, 疋田 真一, 小野 貴彦, 齊藤 充行 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 野村 和也 (コア 中四国カンパニー), 宮原 陽洋 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | pp. 281 - 282 |
| Keyword | ウィナーシステム, システム同定, 時変パラメータ, ニューラルネットワーク, トラッキング |
| Abstract | ウィナーシステムは、動的な線形部に静的な非線形部が直列に接続されたシステムであり、周囲環境の変化などによってシステムパラメータが変動する場合も多い。本報告では、パラメータが連続的に未知な変動をするウィナーシステムを対象とし、未知変動パラメータおよび非線形部をニューラルネットワーク(NN)で表して同定する手法を提案する。このNNの中間層のユニット数が少なすぎると、パラメータの変動や非線形特性を十分に近似できない。逆に、ユニット数が多すぎると、過学習の恐れもある。NNの中間層ユニット数はパラメータ変動の複雑さなどに応じて適切に与える必要がある。そのため、MDL情報量基準を用いて中間層ユニット数を決定する。 |
| 題名 | レーザ測定器を用いた自動駐車システムの設計 |
| 著者 | *宮原 陽洋, 小林 康秀, 疋田 真一, 小野 貴彦, 齊藤 充行, 塩谷 弦 (広島市立大学大学院/情報科学研究科) |
| Page | pp. 283 - 284 |
| Keyword | 自動駐車, レーザ, 駐車スペース, クロソイド曲線, 駐車軌道 |
| Abstract | 自動車を運転する上で必ず必要になるのが駐車である.駐車では出やすさなどから後退駐車が多く用いられるが,後退での駐車は車幅感覚や経験が必要であり,また運転者から見た後方は死角が多いことから壁や障害物への衝突の危険性が伴う.こういった背景から駐車の自動化は望まれるシステムであると考えられる.従来,駐車支援システムが開発され,実用化されているが,完全に自動化されたシステムとは言えない.そこで本研究では,従来のシステムより安全性,利便性を向上させた自動駐車システムの開発を目的とし,駐車時における「障害物位置の検出」,「駐車スペースの探索」,「最適軌道の生成」,「舵角の決定」などを行うシステムを提案する. |
| 題名 | 広島市内国道2号線における信号制御システムの開発 |
| 著者 | *藤井 温子 (弓削商船高等専門学校 情報工学科), 清水 光 (福山大学 工学部 情報工学科) |
| Page | pp. 285 - 286 |
| Keyword | 道路特性, 交通特性, シミュレーション |
| Abstract | 本稿では,広島市内幹線道路における渋滞長の信号制御システムを開発する.まず,広島市内国道2号線上の広島市役所前信号交差点と国泰寺信号交差点において道路特性と交通特性を解析する.次に,与えられた道路条件や交通条件のもとで,時間変動する流入交通量や待ち車列台数に従って3つの信号制御パラメータを系統的・逐次的に制御する信号制御システムと信号制御アルゴリズムを提案する.最後に,提案した信号制御システムと信号制御アルゴリズムを用いて,上記2つの信号交差点において夕方のラッシュ時にシミュレーションを行い,その結果について考察する. |
| 題名 | 確定的信号制御システムの開発 |
| 著者 | *清水 光, 小林 正明, 川久保 和雄 (福山大学/工学部), 藤井 温子 (弓削商船高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 287 - 288 |
| Keyword | 信号制御システム, 交通流ダイナミクス, システム開発 |
| Abstract | 交通渋滞のオンライン制御に有効な都市道路網の確定的信号制御システムの開発について考察する。最初に、2方向都市道路網における渋滞長信号制御システムを非線形ダイナミックシステムで記述する。つぎに、信号制御システムの構成について整理する。最後に、2方向都市道路網における交通流の円滑化と安全化を交通流ダイナミクスのデイジタル制御の観点から実現する確定的信号制御システムの開発手順について述べる。ここで提案したシステムは、制御対象の規模や交通渋滞の有無に関わらず一貫性をもって記述できる。 |
| 題名 | ニューラルネットワークを用いた短時間先風速予測における入力データの検討 |
| 著者 | *曽利 仁 (津山工業高等専門学校/情報工学科), 安野 卓 (徳島大学大学院) |
| Page | pp. 289 - 290 |
| Keyword | 風速, 予測, ニューラルネットワーク |
| Abstract | 我が国の風力発電の導入量は1990年代から急増し,2005年末で約100万kWに達しているが,導入されている風力発電のほとんどが電力系統と連系されており,また,風力発電出力は風によって大きく変動するため,周波数変動問題による電力系統への影響が懸念されている。しかし,一定期間先の風速を予測し未来の風力発電量を把握することができれば,電力系統の安定性確保や,発電電力の計画的な運用が可能と考えられる。 本研究では,NNの入力として用いられる気象データ(風速,風速変化量,風向)の適切な組み合わせについて,予測誤差をもとに検討している。 |
| 題名 | 水質計測船の自動化について |
| 著者 | *松本 直樹, 高橋 信雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 291 |
| Keyword | 環境, 計測 |
| Abstract | 現在、汽水域やダム湖など湖沼においては環境汚染を回復しようと様々な試みがおこなわれ、その後の水質調査は有人ボートを用いられるのが一般的である.しかしながら、有人ボートによる測定では計測点の正確な位置が保障できないことや、作業員の安全確保の面でも問題がある. これらのことから、本研究ではこれらの諸問題を改善するためにマイコンやGPSを利用した無人観測船による計測を考えた. |
| 題名 | DVD-RAMの再生誤りのモデル化 |
| 著者 | *田中 敬大 (広島工業大学), 田中 邦麿 (帝京平成大学), 古川 輝雄 (広島工業大学) |
| Page | pp. 292 - 293 |
| Keyword | 光ディスク, DVD, 誤り計測 |
| Abstract | CDやDVDなどの家庭用光ディスクストレージはその取り扱い過程で発生する指紋、ゴミ、傷などによるデータ信頼性の劣化が危惧され、データの信頼性確保のための技術的課題の明確化と対応が必要である。今回は、懸案事項の一つ、誤り発生状況の把握をおこない、誤りのモデル化を検討した。DVD-RAMの指紋誤りにおける誤り状態をビット単位で計測し、ギルバートモデルへの適応評価をおこなった。単純モデルは誤り(light)では良く一致するが、誤り(hard)ではモデル計算値と実測値との誤差が大きくなり、変形モデルを適用することにより良い近似結果を得ることできた。 |
| 題名 | アダマール行列を鍵系列として用いた画像電子透かし法 |
| 著者 | *濱野 恵太, 中本 昌由, 雛元 孝夫 (広島大学) |
| Page | pp. 294 - 295 |
| Keyword | 画像電子透かし, 鍵系列, アダマール変換, 焼きなまし法(SA), 著作権保護 |
| 題名 | 可変ステップサイズNLMSアルゴリズムによる騒音抑圧性能改善に関する一検討 |
| 著者 | 渡辺 匡哉, *島田 康二, 笹岡 直人, 伊藤 良生 (鳥取大学工学部), 藤井 健作 (兵庫県立大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 296 |
| Keyword | 騒音抑圧, 線形予測, システム同定, 可変ステップサイズ |
| Abstract | 従来から筆者らは,騒音の重畳する音声から騒音を抑圧する方法として騒音再合成方式について検討を行ってきた.この方式は,線形予測誤差フィルタを用いて入力信号を白色化し,この白色信号に騒音スペクトルを与えることにより,騒音を再合成させるものである.しかし,従来法では騒音再合成に用いる適応ディジタルフィルタが音声を推定しないように,NRFの係数更新に用いるNLMSアルゴリズムのステップサイズを低く設定する必要がある.そのため,この方法では非定常騒音に対して追従性が低くなるという問題が生じる.そこで本稿では,NLMSアルゴリズムに可変ステップサイズを導入することにより非定常騒音への追従性を高め,騒音抑圧性能を改善させる方法について検討を行う. |
| 題名 | C言語プログラムに対するアルゴリズム可視化システムの開発(2) |
| 著者 | *武田 寛昭 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部) |
| Page | p. 297 |
| Keyword | アルゴリズムの可視化, プログラム学習支援 |
| Abstract | プログラムの学習やデバッグにおいてアルゴリズムの動作過程を把握することは重要である。しかし、デバッガ等から得られる数値情報だけでは、直感的にアルゴリズムの動作過程を把握することは容易ではない。そこで著者らは、アルゴリズムの動作過程を可視化することにより、アルゴリズムの理解を助け、それによるプログラムのデバッグや、初心者のプログラミングの学習などを支援することを目的として、汎用のアルゴリズム可視化システムの開発を行っている。本稿では、このアルゴリズム可視化システムに新しい機能の追加を行い、より有用なシステムへの改良を行ったことについて報告する。 |
| 題名 | 触覚デバイスを用いたバーチャルギターの開発 |
| 著者 | *田村 真晴 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部) |
| Page | p. 298 |
| Keyword | バーチャルシミュレーション, 触覚デバイス |
| Abstract | コンピュータの出力デバイスの一つに、力を出力する触覚デバイスと呼ばれるデバイスの応用が行われている。コンピュータ内で模擬された物質に触ると、実際にその物質に触っているような感触を、触覚デバイスを通して得ることができる。 本研究では、この触覚デバイスを用いて、入力する力を加減することにより、感触や音の大きさが変化するバーチャルギターの開発を行った。本稿では、このバーチャルギターシステムの構成について述べる。 |
| 題名 | コンピュータグラフィックスによる降雪表現手法の開発 |
| 著者 | *木下 理恵, 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 299 |
| Keyword | 降雪, 景観画像生成, コンピュータグラフィックス |
| 題名 | 実写画像を用いたイルミネーションモーフィング手法に関する検討 |
| 著者 | *小田 稔 (広島大学大学院工学研究科), 真鍋 知久 (高松工業高等専門学校), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 300 |
| Keyword | モ−フィング, 光源移動 |
| Abstract | 光源位置の異なる2枚の画像から、光源位置が徐々に変化する画像を生成するイルミネーションモーフィング(以下、ILM)手法が開発された。ILM手法は輝度値が連続的に変化する滑らかな面のみを対象としている。しかし、実写画像には微小な凹凸による陰影や汚れなどが存在し、輝度値のゆらぎが生じる。 本稿ではILM手法の対象範囲を実写画像へ拡張するため、局所的に輝度値がゆらいでいる面を含む画像に拡張する方法を検討した。複数の要素関数の集合から成る輝度分布関数を用いて画像中の輝度分布を表現し、配置する要素関数に一定以上の半径を持つという条件を加えることで、局所的なゆらぎ成分を除いた輝度分布を得る。この処理により、輝度のゆらぎ成分を除いた輝度分布の形状変形を実現する。 |
| 題名 | 降雨アニメーションにおける輝度ダイナミックレンジの拡張に関する検討 |
| 著者 | *島田 洋輔, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科), 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 301 |
| Keyword | ハイダイナミックレンジ画像, ドライブシミュレータ, 降雨アニメーション, 水滴のレンダリング, 環境マッピング |
| Abstract | 降雨時のドライブシミュレータ映像において対向車のヘッドライトが入射するといった輝度変化の激しい状況に対応できるように輝度ダイナミックレンジの拡張を行った。従来用いられているRGB各256段階のローダイナミックレンジ(LDR)画像では、輝度変化の激しい状況が、高輝度領域の輝度飽和などにより表現できなくなる。これを解決するため、RGB値のレンジを広げたハイダイナミックレンジ(HDR)画像をドライブシミュレータ映像に用いる。まず使用するHDR画像フォーマットについての検討を行い、複数枚の実写画像を用いてHDR画像を作成し、これを環境マップとしてドライブシミュレータ映像を作成し、その効果について検討を行った。 |
| 題名 | BSSRDF設計のための表面下散乱シミュレーション |
| 著者 | *益池 功, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 302 |
| Keyword | BSSRDF, 表面下散乱, シミュレーション |
| Abstract | コンピュータグラフィックスにおいて、大理石などの半透明物質をリアルにレンダリングするためには、物質表面上だけでなく、物質内部における光の散乱を考慮した双方向表面下散乱反射分布関数(BSSRDF)が必要となる。Jensenらは、表面下の多重散乱光成分を双極子光源を用いて近似したBSSRDFを提案している。実際には光の入射角が大きくなると、表面下散乱によって最も明るくなる位置が入射点からずれてくる。しかし、Jensenらの手法ではそれを表現することができない。本研究では、よりリアルな画像生成のためのBSSRDF設計指針を確立することを目指す。すなわち、物質の散乱特性(アルベド、位相関数)を変化させて表面下散乱シミュレーションを行い、表面下放射照度分布の特性を調査・検討し、BSSRDF設計指針を得る。 |
| 題名 | 方面分類を考慮した印刷用バス時刻表の自動生成について |
| 著者 | *年岡 和徳 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部) |
| Page | p. 303 |
| Keyword | 公共交通機関, 路線バス, 時刻表, SOM, Webサービス |
| Abstract | 路線バスは地方において重要な役割を持つ交通機関である.しかし,その利用者は年々減少している.そこで我々は路線バスの利用促進を目的に経路探索機能を中心としたシステムを開発し,「バスネット」として鳥取県において運用されている.本研究では時刻表を利用者に手軽に配布する手段として,路線時刻表,バス停時刻表という2 種類の印刷用時刻表を作成する機能を開発した.本稿ではバス停時刻表についてのアルゴリズム,実験について報告する. |
| 題名 | モバイルエージェントに基づく会議日程調整システムにおけるNAT透過性の実現について |
| 著者 | *浜田 裕介, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部) |
| Page | p. 305 |
| Keyword | モバイルエージェント, 会議日程調整システム, グループウェア, NAT透過性 |
| Abstract | 我々はモバイルエージェント技術に基づき,事前の予定入力が不要で,日程調整において必要であればモバイルエージェントが参加者と交渉する会議日程調整システムを開発している. しかし,グローバルIPアドレスを持つコンピュータから,NATルータの内側にあるコンピュータへエージェントが移動できない問題があった. 本研究では一つの解決方法として新たなエージェントの移動方式を提案し、実装を行った. |
| 題名 | 3次元VLSI初期配置における3次元交叉を導入した遺伝的アルゴリズム |
| 著者 | *高松 脩哉 (広島工業大学大学院工学研究科), 高木 泰英, 大村 道郎 (広島工業大学工学部) |
| Page | p. 306 |
| Keyword | VLSI, 初期配置, 遺伝的アルゴリズム |
| 題名 | 障害物を考慮した3次元格子スタイナー木を求める並列遺伝的アルゴリズム |
| 著者 | *戸津川 裕志 (広島工業大学大学院工学研究科), 瀬能 浩史, 大村 道郎 (広島工業大学工学部) |
| Page | p. 307 |
| Keyword | VLSI, 格子スタイナー木, 遺伝的アルゴリズム |
| 題名 | 条件付きグラフにおける動的最短経路問題解法の性能比較 |
| 著者 | *波多野 開悟, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報専攻) |
| Page | pp. 308 - 309 |
| Keyword | 最短経路木, 動的最短経路, ルーティングプロトコル |
| Abstract | 動的最短経路問題とは,ネットワークと最短経路木,およびネットワークに対する辺操作系列が与えられたとき,与えられた最短経路木を利用することによって各辺操作実行後のネットワークにおける最短経路木を効率良く再構成する問題である.応用例として,TCP/IPにおけるルーティングプロトコルなどが考えられ、これら応用例においてより高速かつ効率的に動的最短経路問題を解くことが要求される. 本稿の目的はこの問題に対する既存解法について,辺重みの増減がある辺集合を制限した入力データを与えた計算機実験により,これらの性能を比較評価することである. |
| 題名 | 2層間での後処理反復による制約付きビア数最小化問題解法 |
| 著者 | *菅 祐司, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邊 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 310 - 311 |
| Keyword | 多層配線問題, ビア数最小化問題, 層割り当て, 発見的解法 |
| Abstract | k層配線における制約付きビア数最小化問題kCVMとは, k層の初配線レイアウトが与えられたとき, ビア数が最小となるような配線の層割り当てを求める問題であり, k=3のときでさえNP困難であることが知られている. そのため, 多くの発見的解法が提案されており, そのなかでも計算機実験により, K-LAG-VLが高性能であることが知られている. 本稿ではK-LAG-VLにおいて後処理的に用いられる手法KLAWSのアルゴリズムの間違いを修正したKLAWS+を提案し, k=4〜12の入力データに対する計算機実験にりその性能を比較し, 提案手法が有用であることを示す. |
| 題名 | 切断対の全探索に基づく回路の端子頂点グラフモデルにおける非平面辺最小化手法の提案 |
| 著者 | *山崎 智宏, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 312 |
| Keyword | 最大全域平面部分グラフ抽出問題, 切断対, 発見的解法 |
| Abstract | 最大全域平面部分グラフ抽出問題とは 「頂点集合V,辺集合EであるグラフG=(V,E)が与えられたとき, G"=(V, E")がGの全域平面部分グラフとなる辺集合E の部分集合E"の中で, 辺数最大の辺集合E'を求めよ.」 と定義される問題である.この問題はNP困難で, PLAN-PWBやその後処理として用いられるMIS 等多くの発見的解法が提案されている. 本稿では,発見的解法により抽出された平面的グラフに対しての MISと切断対を利用したグラフの再描画を用いた解法 MIS+an,MIS+snとMIS+anを繰り返し実行する提案手法 MIS+anRepeatの性能比較を計算機実験により行ない有用性を示す. |
| 題名 | 矩形双対グラフとコンパクションに基づく指定形状プリント基板設計手法 |
| 著者 | *浦田 洋平 (広島大学工学部), 辻 篤史 (日本電気株式会社), 江頭 一廣, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 313 - 314 |
| Keyword | プリント基板設計システム, 矩形双対グラフ, コンパクション |
| Abstract | プリント基板設計システムに要求される基本的機能として,要求される基板サイ ズ内でレイアウトを求めることがある.指定サイズが与えられた際の初期 レイアウト構成法や,指定サイズを考慮したコンパクション手法 として,この要求をある程度満たす手法を提案してきた. 本稿では,矩形双対グラフに対する全矩形サイズの見積り手法を応用した 設計手法を提案し,計算機実験により提案手法の性能が良いことを示す. |
| 題名 | ネットワークブートPCによるグリッド環境構築の検討 |
| 著者 | *沼 美月 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 315 |
| Keyword | グリッド・コンピューティング, 並列処理 |
| Abstract | 大規模計算を行う方法として,グリッド・コンピューティングが広まっている。大学には各研究室や実習室に多数のPCがあるが,夜間や休日にはこれらの大部分は使用されていない。そこで,これらの遊休資源を利用してグリッド・コンピューティングを行う環境を構築する方法を検討した。各PCの既存環境に一切変更を加えなくてもよいよう,ローカルのHDDを全く使用せずにネットワークからLinuxをブートし,グリッドのノードとして運用する方法を用いた。実験の結果,複数台のネットワークブートPCによりミドルウェアであるGlobusツールキットを用いたグリッド環境を構築できることを確認できた。 |
| 題名 | 塗り絵デバイス:計算機工学を学ぶための新しい教材の提案 |
| 著者 | *玉木 徹 (広島大学) |
| Page | pp. 316 - 317 |
| Keyword | 論理回路, 教材, 塗り絵デバイス, 理系教育, 回路素子 |
| Abstract | 本稿では、児童や生徒が計算機の仕組みを学習するための「塗り絵デバイス」という教材を提案する。計算機工学や計算機アーキテクチャを学ぶ上で論理回路は重要であり、通常は大学や高専のカリキュラムにおいて、論理式やカルノー図など論理回路に関する高度な知識を学ぶ。これらは一般に小中学生には理解しがたい高度な内容である。しかし、近年理系離れやIT離れが深刻に叫ばれている中、計算機の中身がどうなっているのかを面白く子供達に伝える必要がある。そこで、子供達が手を動かしながら計算機内部の動作原理を実感できる「塗り絵デバイス」を提案する。これは、電気の流れを鉛筆で塗りつぶしていくことで実現し、自分で論理素子の処理を行うものである。 |
| 題名 | 正規表現のサブクラスをパターンとするストリングマッチングハードウェア |
| 著者 | *川中 洋祐, 若林 真一, 永山 忍 (広島市立大学) |
| Page | pp. 318 - 319 |
| Keyword | ストリングマッチング, 正規表現, FPGA |
| Abstract | ストリングマッチングとは,文字や文字に対する演算からなる文字列をパターンとし,与えられたパターンに一致する文字列を入力系列から検索する操作である.本研究では,正規表現のサブクラスをパターンとするストリングマッチングに対して専用ハードウェアを提案し,FPGA上に実現することを目的とする. |
| 題名 | Javaを用いたプロセッサシミュレータのマルチスレッド化 |
| 著者 | *濱野 尚, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 320 - 321 |
| Keyword | プロセッサシミュレータ, マルチスレッド, Java |
| Abstract | 本稿では,我々が開発中のJava実装のプロセッサシミュレータJavaScalarをマルチスレッドで動作させる方法とマルチスレッド化による性能向上について報告する.JavaScalarの分岐予測シミュレータに対して,命令セットのシミュレーションを行うスレッドと分岐予測処理を行うスレッドを個別に用意するマルチスレッド化により,全体の処理時間短縮を図った.性能評価の結果,2スレッドで実行した際,シングルスレッドの場合と比較して平均で16%の速度向上が得られ,マルチスレッド化の効果が確認できた. |
| 題名 | マルチポート連想メモリを用いた効果的な並列符号化処理について |
| 著者 | *熊木 武志, 石崎 雅勝, 田上 正治, 今井 雄太, 小出 哲士, Hans Juergen Mattausch (広島大学ナノデバイス・システム研究センター) |
| Page | pp. 322 - 323 |
| Keyword | 連想メモリ, Content Addressable Memory, CAM, マルチポート, 並列処理 |
| Abstract | 近年,光ファイバーの普及やモバイル機器の性能向上によって ユーザが大容量のマルチメディアデータを手軽に利用できる環境が 整いつつある.そのためマルチメディアデータ処理LSIは,各種アプリケーションをより高速に処理する能力が必要とされてきている.一般にマルチメディアデータを高速に処理するためには テーブルルックアップ処理を高速に行うことが必須である. 高速化の方法で代表的なものは並列処理が挙げられるが,テーブルルックアップ処理を並列化する場合,符号化テーブルを複数用意する必要がある.しかしながら,この方法では実装面積,及び消費電力が大きくなり,テーブルデータ間のコヒーレンシや同期等の問題も無視することはできない.以上の問題を解決するため,我々は従来のCAMに比較ポートを複数実装させたマルチポートCAMを新たに開発し,マルチプル・シングルサーチモード,カウンタ値設定モード,及びカウンタ結合モードという工夫を凝らすことで従来のDSPと比較して単位面積あたりの性能が約3.8倍の向上を実現してきた.本論文では,更なるマルチポートのCAM性能向上を図るために,消費電力の削減に着目し,新たにカテゴリサスペンドモードを考案しその効果を検証した.検証の結果,これまでのマルチポートCAMと比較して,約90%の消費電力削減見積もりを得ることができた. |
| 題名 | 事物基軸型プログラムにおけるプログラム構造形式化手法の適用法 |
| 著者 | *小池 雅樹 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属) |
| Page | p. 324 |
| Keyword | オブジェクト指向, プログラム構造, 形式化, クラスの設計, デザインレビュー |
| Abstract | 事物基軸型プログラムは,事物基軸設計法の概念実現が困難なことや,処理が冗長となり複雑になるという問題がある.静的分析によりこれら妥当性を検証することは,試験や保守において有効であると考えられる.本論文では,類のプログラム中での実現方法に着目し,プログラム構造形式化手法を用いてこれらを導出する方法と設計の妥当性検証について述べる. |
| 題名 | 統計解析における解析結果の解釈文表示システム |
| 著者 | *中川 純一 (島根大学大学院総合理工学研究科), 小林 康幸 (島根大学総合理工学部) |
| Page | pp. 325 - 326 |
| Keyword | 1500 |
| Abstract | 近年の統計ソフトウェアの発展を背景に、多くの 人が統計解析を比較的手軽に利用できるようになっ てきた。しかし、統計の知識をあまり持たない解析 者にとって、得られた結果が持つ意味を正しく理解 することは困難なことである。 この問題を解決するために、本研究室では過去の 解釈事例から解釈用テンプレートを自動作成するシ ステムを提案している。これにより、システム提供 者が過去の事例を用意するだけで、利用者に解釈文 を提供することができる。本研究ではそのシステム の一部の研究・開発を行った。なお、提案システム は本研究室で開発している統計解析ソフトウェア 「STATEX」の解釈部分として作成している。 |
| 題名 | Stability Comparison of Feature Selection Algorithms using Normalized Rank Transformation |
| 著者 | *Taufik Djatna, Yasuhiko Morimoto (Dept. of Information Engineering-Grad.School of Engineering-Hiroshima University) |
| Page | pp. 327 - 328 |
| Keyword | feature selection, key performance indicators |
| Abstract | There are needs for evaluating rank order-based similarity between different classifiers in feature selection. Feature selection maps from data set to give further understanding about the importance of ranking in decision making within feature selection algorithms. The results are ordered rankings of training and testing data. In order to compare stability within each classifier, we deploy normalized rank transformation approach to get the degree of similarity between training and testing data set. The accuracy of the selected features is then evaluated using various classifiers. |
| 題名 | 増減する点オブジェクトに対する近接クラス集合の集計アルゴリズム |
| 著者 | *田中 直幸, 森本 康彦 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 329 - 330 |
| Keyword | 空間データマイニング |
| Abstract | 近年, 空間データを含むデータベースから空間的文脈で頻出するパターンを発見する空間データマイニングの研究が進められている. そこで2次元空間上に分布している点オブジェクトの頻出パターンに対し, 点オブジェクトが追加, 削除される状況を想定し, 頻度指標であるサポート数の計算手法を提案する. この手法は「アプリオリアルゴリズム」に基づいており. 1点オブジェクトの追加, 削除がされたとき1近接クラス集合から始め, 順次, 頻出集合を更新していくものである. これにより点オブジェクトの分布が変化した際, 毎回初めからアプリオリ生成を再実行する操作を回避でき, 計算量を軽減できる. |
| 題名 | バスケットボールフォーメーションシステムの開発 |
| 著者 | *松尾 かおり, 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | p. 331 |
| Keyword | ソフトウェア開発, GUI, 線形, バスケットボール, フォーメーション |
| Abstract | 情報技術はスポーツ技術にいかに貢献できるだろうか.本研究は,バスケットボールが個人の能力だけでなく「チームの能力」が勝敗に大きく影響するスポーツであることに着目し,「チームの能力」を「オフェンスのフォーメーション能力」と位置づけ,情報技術によりその向上を図るものである.具体的には,GUIによる操作でフォーメーションの作成や保存を行うシステムを作成し,その有用性を検討する.また,オフェンスのフォーメーション作成にはディフェンスの動きを考慮することが不可欠である.システムにおいてオフェンスの位置に伴ったディフェンスを自動的に表示するため,本研究では,線形結合を想定したディフェンスのモデル化を行う. |
| 題名 | 仮想建築システム 「Virtual WallCell」 のユーザ対話方式 |
| 著者 | *佐藤 ひとみ (松江工業高等専門学校 ), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 332 - 333 |
| Keyword | Java3D |
| Abstract | WallCell」とは,新しい建築工法である。木製のブロックを積み上げることにより,素人でも簡単に家を建てられるという特徴を持つ。 VirtualWallCellは,3次元仮想空間内でWallCell工法を疑似体験できるシステムである。WallCell工法に対する理解を深めるとともに,実用的な設計書,見積書などが作成できるようなものを最終目標としている。 本研究では,仮想空間内でのブロック積み上げに関するユーザ対話方式を提案し,その有効性を確認する。まず,最小限のブロック積み上げ機能に限定したユーザ対話方式機能のプロトタイプを作成し,課題抽出を行った。それに基づいて新たな制約を設けたユーザ対話方式を提案し,実装,評価を行う。 |
| 題名 | モバイルエージェントフレームワークにおける地図情報データベースの作成 |
| 著者 | *王 建 (岡山大学大学院自然科学研究科), 坂井 勇介, 岡山 聖彦, 横平 徳美 (岡山大学) |
| Page | pp. 334 - 335 |
| Keyword | モバイル, エージェント, 地図情報, データベース, GIS |
| Abstract | モバイルエージェントはホスト間を自律的に移動するソフトウェアであり,移動元ホストで処理を中断して移動先ホストで再開することが可能である. 我々の研究チームでは,ユーザの移動に対してエージェントが先行的に移動できるフレームワークを提案している.先行移動には,ホストの地図情報データベースを利用して,ユーザの地理的な移動を考慮した現実的な予測を実現している. 本研究では,XMLで記述された電子地図から地図情報データベースを作成するシステムの開発を行う.具体的には,電子地図から道路情報と各道路の隣接関係を抽出して中間データベースを作成し,予め用意したホストの位置情報や属性情報を反映した上で,地図情報データベースを生成する. |
| 題名 | 大規模疎結合分散システムの状態マップを利用した負荷分散制御方式の評価 |
| 著者 | *阪本 憲司 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | pp. 337 - 338 |
| Keyword | 分散システム, 負荷分散, オブジェクト移動 |
| Abstract | 本論文では,多数のPCをネットワークで接続した大規模疎結合分散システムを取り上げ,そのパフォーマンス特性を観察・評価する.サイト間でオブジェクトを移動させることにより,サイトが過負荷状態になることを防ぎ,安定的性能の確保を可能とするミドルウェアの特性とその評価について記述する. |
| 題名 | Web-GISに基づく不動産ナビゲーションシステム”賀茂ナビ” -ヘルプメッセージ表示機能の開発- |
| 著者 | *横山 純一 (広島大学工学部), 濱田 友哉, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 339 - 340 |
| Keyword | Web-GIS, Webアプリケーション, 不動産 |
| Abstract | 我々はWeb-GISに基づく不動産ナビゲーションシステム”賀茂ナビ”を開発している。位置情報や環境情報は不動産を見立てる際に重要な要素のひとつであり、Web-GISを利用することで、現地に赴くことなくこれらの情報を得られるならば非常に便利であると考える。本研究では賀茂ナビへのヘルプメッセージ表示機能の追加について報告する。ヘルプメッセージ表示機能とは、システムの操作説明または操作手順をよりわかりやすく表示する機能である。本機能の実装により操作性を改善した。 |
| 題名 | 画像処理を用いたパノラマ画像の位置・方位推定 |
| 著者 | *池田 隼 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 341 - 342 |
| Keyword | パノラマ画像, テンプレートマッチング |
| Abstract | ディジタルカメラと編集ソフトの普及を受け,我々は,単体のパノラマ画像を小規模の空間として捉え,それらを複数組み合わ せることで仮想空間を構築するシステムPasQの研究,開発を行っている. PasQはズーミングによって複数のパノラマ画像間で自動的な切替移動を行うこと で,自然なウォークスルーを実現できる仮想空間を構築するシステムである. これまでPasQで用いる位置・方位情報については,正確に得られることを前提としていた. しかし,必ずしも位置・方位情報を正しく得られるとは限らない. 本稿では,パノラマ画像に対する画像解析を用いて位置・方位情報を推定する手法を提案する. |
| 題名 | 私の遺産相続問題〜プログラム構造に基づく手順型ソフトウェアのOO化の試み〜 |
| 著者 | *土田 康太 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属) |
| Page | pp. 343 - 344 |
| Keyword | プログラム構造, 事物基軸, ソフトウェア資産, 保守, 移植 |
| Abstract | ソフトウェア資産の保守における最も難しい事項の一つに,動作環境の変更がある.例えば,手順型から事物基軸型(object-oriented)に環境が変わると移植は不可能とされる.これは操作方法およびソフトウェア設計の基軸の根本的な違いのためである.両者の対応関係を明確にして違いを吸収する方策を考案することができれば,手順型のソフトウェア資産の継承につながる技術の確立が期待できる. 本稿では,手順型から事物基軸型へ設計の基軸を変換することを目的として,プログラム構造の考えに基づく手順型プログラムのOO化を試みる.即時処理システムにおいて,プログラムの主要な変数群およびそれらを扱う処理断片に着目し,プログラム構造から観察した,本例において,処理断片と変数群をそれぞれ類のメソッドと属性として定義することができ,本手法の実現性を示せた. |
| 題名 | 開放型地球儀サーバに空間情報を描画するWebシステムの実装 |
| 著者 | 木村 眞吾 (島根大学 総合理工学部), *田中 章司郎 (島根大学 総合理工学部) |
| Page | pp. 345 - 346 |
| Keyword | 空間情報, Webシステム |
| Abstract | 現在、人口・農林水産・気候・道路・自然環境といったさまざまなデータが整備されている。こういったデータを必要な部分だけ抽出し、一般に公開された地図上に追加して描画するシステムがあれば有益である。 そこで、国道沿いの人口データ分布を描画するシステムを実装した。このシステムを大きく分類すると検索システムと描画システムに分けることができる。検索システムは空間検索機能を扱うことができるORDBを用い、扱う座標データは地域メッシュ統計と呼ばれる統計データを用いた。描画システムはGoogle Earth上に描画することができるKMLと呼ばれる言語用いた。本論文ではこれらのシステムについて述べる。 |
| 題名 | パスワード埋め込み画像によるDrag & Dropログインシステム |
| 著者 | 的場 祥仁, *田中 章司郎 (島根大学 総合理工学部) |
| Page | pp. 347 - 348 |
| Keyword | ステガノグラフィ, 電子透かし, パスワード, 認証 |
| Abstract | 近年、ブロードバンドの普及や、インターネットの高速化により、IDとパスワード(ログイン情報)によるログインシステムを利用する事が少なくない。しかし、パスワード認証が増えるにつれてユーザのログイン情報の暗記・入力の負担も増加する。そこでパスワード埋め込み画像を用いたログインシステムを用いる事により、ユーザがログイン情報を記憶する手間を省き、負担を減らす事が可能となる。 本研究では、ステガノグラフィを用いて、jpeg画像の量子化テーブルへログイン情報を埋め込み、その画像をDrag & Dropすることでログインを可能とするシステムを実装した。 さらに、複数のログイン画像をクライアント上に用意し、そのDrag & Dropの順番を考慮することでセキュリティの向上を図る方法を論じた。 |
| 題名 | 「母親ネットワーク」による子供の遊び環境サポートシステム |
| 著者 | *飯濱 千紘, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 349 |
| Keyword | 子供, 遊び |
| 題名 | 耐侵入データベースシステムのアベイラビリティ評価に関する考察 |
| 著者 | *植村 俊和, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 351 |
| Keyword | 耐侵入データベースシステム, 定常アベイラビリティ, セミマルコフモデル |
| Abstract | 近年のネットワークシステムの目覚しい普及の結果,情報システムの生存性を高めることがより重要となり,耐侵入データベースシステム (ITDB) に代表される高いセキュリティ機能を有するシステムが提案されている. Wang らは,ITDB の生存性評価を行うための確率モデルを提案し,セキュリティの定量的評価を行っている. 本稿では,Wang らとは異なるモデルを提案し,定常アベイラビリティの観点からシステムディペンダビリティの評価を行う. 数値例を通して,様々な検知速度を持つ場合の ITDB に対して定常アベイラビリティの感度分析を実施する. |
| 題名 | ソフトウェア強度過程に関する一考察 |
| 著者 | *金 林柱 (広島大学工学研究科情報工学専攻), 土肥 正 (広島大学) |
| Page | p. 352 |
| Keyword | 強度過程, 幾何ブラウン運動 |
| Abstract | ソフトウェア製品のテスト工程においてフォールトを除去し,当該製品の信頼性を定量的に評価することは極めて重要な管理技術である.本稿では,単位テスト時間当たりに検出されるフォールト数を表すソフトウェア強度過程を確率過程として記述することで,従来までのものと異なるソフトウェア信頼性モデルを提案する. これまでに提案されてきた非同次ポアソン過程 (NHPP) に基づいたソフトウェア信頼性モデルは,ソフトウェア強度過程が確定関数である.本稿ではソフトウェア強度過程が幾何ブラウン運動に従うものと仮定する. |
| 題名 | 指数形ソフトウェア信頼性モデルのベイズ推定におけるMCMCサンプリング手法の比較 |
| 著者 | *佐光 哲哉, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 353 |
| Keyword | ソフトウェア信頼性, ベイズ推定, MCMC |
| Abstract | ソフトウェア信頼性モデルのパラメータ推定手法としてベイズ推定がある.通常,ベイズ推定では,事後分布を解析的に求めることが困難であるため,マルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)が用いられる.MCMCのサンプリング手法にはギブスサンプリングとMetropolis-Hastings法が利用される.本稿では,個数データを用いた指数形ソフトウェア信頼性モデルのベイズ推定におけるMetropolis-Hastings法を構築し,ギブスサンプリングと計算効率と精度の観点から比較を行う. |
| 題名 | 個数データによるマルコフ到着過程のパラメータ推定アルゴリズムに関する評価 |
| 著者 | *蒲原 雄也, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 354 |
| Keyword | MMCPP, MMPP, MAP, トラフィック, パケット |
| Abstract | 事象の発生や到着を確率的に解析する数理モデルとして,マルコフ到着過程(Markovian Arrival Process: MAP)がある.MAPは,事象の到着を連続時間マルコフ過程で表現したものである.特に, MAP の一種であるマルコフ変調ポアソン過程(Markov-Modulated Poisson Process: MMPP)は,トラフィック分析などに応用される.トラフィック分析では一定間隔の観測時間中に発生した到着個数を記録した個数データのみが利用可能であることが多い.本稿では,マルコフ変調ポアソン過程(Markov-Modulated Compound Poisson Process: MMCPP)を用いた個数データに対するMMPPパラメータ推定の近似手法を提案する. |
| 題名 | 路線価評価のためのWebアプリケーション開発 |
| 著者 | *沢津橋 政人, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 355 |
| Keyword | 路線価評価システム, システム開発 |
| Abstract | 固定資産税評価における土地価格評価の方法として路線価式評価法が適用されており,標準地価格と土地価格形成要因の関係をモデル化することにより,路線価とそれに付随する土地価格の評価が行われている.これまでに,重回帰分析,2次計画法による解法,Cox 回帰分析などを用いた方法が提案されている.さらに,上述の評価法を実装した路線価評価システムも安田ら(2005)によって開発され,実用に供されている.しかしこのシステムはユーザ環境に依存するなど,いくつかの改良すべき点を含んでいる.本稿では,このシステムをさらに改良し,路線価式評価のためのWebアプリケーションを開発する. |
| 題名 | 情報組織化に基づくユーザビリティ評価支援システム |
| 著者 | *末光 崇史, 小嶋 弘行 (広島工業大学) |
| Page | pp. 356 - 357 |
| Keyword | ユーザビリティ評価, 情報組織化, Weblog, 評価テスト, 評価分析 |
| Abstract | ソフトウェア製品を始めとしたユーザビリティ評価に関する重要性の認識は高まっている.しかし,評価は,あらゆる製品に対して十分に行われているとは言えない.ユーザビリティ評価活動支援は多岐にわたる要素を含んでいることが一つの要因であると考えられる.例えば,個々のシステム評価の効率化支援,評価知見の収集,閲覧,管理,共有支援,などである.本研究では,主たるユーザビリティ評価尺度を対象とし,開発意図とユーザ評価の差異の効率的抽出および集計ドキュメントの情報組織化,改良案への迅速なフィードバック機能を有する評価支援とシステムについて検討し,評価知見の共有に向けた情報組織化方式とWeblogを利用した評価支援方式を提案した. |
| 題名 | HMMを用いた音高推移の推定と楽曲検索への応用 |
| 著者 | *朝川 恭子 (宇部工業高等専門学校/経営情報工学専攻), 武藤 義彦 (宇部工業高等専門学校/経営情報学科) |
| Page | pp. 358 - 359 |
| Keyword | 楽曲検索, HMM |
| Abstract | ハミングを検索キーとして楽曲データベースから所望の楽曲を検索する場合,多くの人間は音符通りの正確な発声ができないため推定された音高と音長は楽曲本来のそれらとは異なり,検索性能を劣化させる.本報告では,隠れマルコフモデル(HMM)を用いて音高推移を推定し,相対音長と組み合わせて特徴量とし,楽曲検索に応用した.実験の結果,HMM を用いることで検索性能が向上した.また,特徴量として相対音長を加えることで,HMMに含まれる記号出力確率分布のパラメータへの依存性を低減できることが示された. |
| 題名 | パッシブ型RFIDを用いた子供の安全支援システムの構築 |
| 著者 | *楠本 光信, 宮脇 望, 長坂 康史 (広島工業大学 工学部) |
| Page | p. 361 |
| Keyword | RFID, パッシブ, タグ, 受動型 |
| Abstract | 本研究では、パッシブ型のRFID技術を用い、子供の安全を支援するシステムを構築した。 現在実用化されているRFID技術を用いた子供の安全支援システムの多くはアクティブ型のRFIDタグを使用したものである。しかし、この方式では、タグが常に電波を発信しているため、電池の寿命による信頼性の問題や盗聴などの危険性が問題視されている。また、これらの欠点を補うパッシブ型のタグを使用した例では、子供自身がアンテナにタグをかざすことによって認識させる能動型のものが多く、かざし忘れによる信頼性の低下が予想される。 そこで本システムでは、電池の消耗の問題や盗聴の危険性の少ないパッシブ型のタグを使用し、さらに、タグ所有者が能動的な行動をせずにタグを認識することができる受動型システムを構築した。 |
| 題名 | IPv6エニーキャストを用いたデータ伝送手法の提案 |
| 著者 | *梶田 真吾, 趙 悦 (広島国際学院大学 工学研究科) |
| Page | p. 362 |
| Keyword | IPv6, Anycast |
| Abstract | IPv6環境が、多様な場面において使われていくのは確実である。本稿では、IPv6アドレス体系のひとつであるエニーキャストアドレスに着目する。データ伝送において、エニーキャストアドレスを活用することで、サーバーの負荷分散、サーバー探索時のトラフィックを利用することによる様々な情報収集、などが可能であると考えられる。 本稿では、サーバー探索時のトラフィックにIPアドレス等の最低限必要な基本的な情報の他に、様々な情報を付加し、同時に取得する手法を提案する。本手法ではサーバー探索UDPセグメントを用いてコネクション型のプロトコルでの利用に対応し、ファイル転送実験で有効性を確認した。 |
| 題名 | 多面的な評価指数を導入した多次元Webブラウザシステムの構築 |
| 著者 | *田中 強 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 寺元 貴幸, 岡田 正 (津山工業高等専門学校 情報工学科) |
| Page | pp. 363 - 364 |
| Keyword | ブラウザ, 評価, 多次元表示, 履歴 |
| Abstract | 近年、インターネットブラウザは人々の生活になくてはならないものとなっている。現在のインターネットブラウザには多くの機能が搭載されている。しかし、現在のインターネットブラウザにもいくつか使いにくい点がある。例えば、履歴の表示方法が直感的にわかりにくい点や、ブックマーク管理の煩わしさなどである。これらの問題点を解決し、より快適にブラウジングするために、本研究ではウェブページごとに多面的な評価を行う。そして、評価の数に応じて次元軸を用意し、ウェブページを評価結果に基づいた配置を行い、それを多次元的に表現する。これにより、履歴やユーザのブラウジングの傾向などを視覚的に捕らえ、ブラウジングを補助するシステムの構築が本研究のテーマである。 |
| 題名 | Cancel CTSのIEEE802.11DCFへの実装と性能評価 |
| 著者 | *井上 大資 (広島国際大学大学院 情報通信学専攻), 重安 哲也 (広島国際大学 工学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科), 森永 規彦 (広島国際大学 工学部) |
| Page | pp. 365 - 366 |
| Keyword | IEEE802.11DCF, RTS/CTS, NAV設定 |
| Abstract | IEEE802.11DCFは隠れ端末対策のオプションとしてRTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)を採用している.同オプションでは,DATA送信する前にRTS,CTSを送受信端末間で交換することで隣接端末に送信禁止時間(NAV:Network Allocation Vector)を設定する.そのため,RTS/CTS交換が成功した場合は隠れ端末の影響を軽減することができる.しかしながら,逆にRTS/CTS交換が失敗した場合,失敗したRTSもしくはCTSを傍受した端末は不必要に送信を延期してしまう.そこで,本稿では,これを解決するためにCancel CTS方式を提案し,計算機シミュレーションにより有効性の評価を行った結果について報告する. |
| 題名 | IEEE802.11DCFにおけるブロードキャスト受信率方式に関する一検討 |
| 著者 | *平岡 宏史 (広島国際大学 情報通信学科), 井上 大資 (広島国際大学大学院 情報通信学専攻), 重安 哲也, 森永 規彦 (広島国際大学 情報通信学科) |
| Page | pp. 367 - 368 |
| Keyword | IEEE802.11DCF, RTS/CTS, ブロードキャスト |
| Abstract | IEEE802.11DCFにおいて,ユニキャスト時にはRTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)交換を使用することで隠れ端末の影響を軽減できる.しかし,ブロードキャスト時には,RTS/CTS交換及び,ACKによる到達確認が行われないため,隠れ端末の影響を軽減することはできず,ユニキャストに比べてブロードキャストのパケット受信成功率は著しく低下する.そこで,ブロードキャストの受信率を向上する為に,各隠れ端末の危険度を算出し,その危険度を最も減少する隣接端末とRTS/CTS交換を行うことで,パケット衝突を軽減する方式を提案し,計算機シミュレーションにより有効性の評価を行った結果について報告する. |
| 題名 | IEEE802.11無線端末を利用したマルチホップ通信システムの作成 |
| 著者 | *丹田 真裕, 中野 浩嗣 (広島大学大学院 工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 369 |
| Keyword | IEEE802.11, アドホックモード, アドホックネットワーク |
| Abstract | 現在広く普及しているIEEE802.11系無線LANには端末局間で直接通信できる,アドホックモードというネットワーク構成がある. アドホックモードはアクセスポイントを必要とせず,端末局のみでネットワークを構成することができるが,アドホックモードは一般的に中継する機能を持たず,その通信範囲は端末局の電波到達範囲内という狭い範囲に限られる. 本研究では,複数の端末局を中継して通信を行うマルチホップ通信を行うシステムを作成し,既存のIEEE802.11無線端末のアドホックモードを利用した,より広域な範囲の通信を試みる. また,Javaで実装することにより,より多くの端末でシステムを構築することが出来た. |
| 題名 | 高齢者用コミュニケーション支援システムの開発 |
| 著者 | *白根 恵 (松江工業高等専門学校/専攻科), 安田 直 (松江工業高等専門学校/情報工学科), 川口 景子 (アイスター(株)), 藤井 諭 (松江工業高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 371 - 372 |
| Keyword | 高齢者, コミュニケーション支援, 熟練度別, タッチパネル, インタフェース |
| Abstract | パソコンや携帯電話を使ったメール・掲示板等のコミュニケーション・ツールは,見えない相手は怖いといった精神的理由や使い方が分からないといった技術的理由により,多くの高齢者が使うには適していない.そこで,コンテンツを熟練度別に練習・応用・交流の三段階に分け,利用者のスキルアップをはかりながら,最終的に離れた家族や知人との交流ができるためのシステムの開発を行っている.今までに,高齢者がパソコンの操作に慣れるための練習用コンテンツを試作した.そして老人ホームにおいて高齢者の方々に使って評価をしてもらった.その結果,不慣れなパソコンに対する恐怖心がなくなり,簡単な操作ならできるようになった. そして,次のステップとなるコミュニケーション支援に対し期待してもらうことができた. |
| 題名 | 環境学習システムにおける学習コンテンツの検討 |
| 著者 | *祖田 将 (松江工業高等専門学校/専攻科), 多々納 麻美 (松江工業高等専門学校/情報工学科), 青山 博一 (松江工業高等専門学校/専攻科), 藤井 諭 (松江工業高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 373 - 374 |
| Keyword | 環境学習, マルチメディア図鑑, 3Dシミュレーション, フィーリング検索, 水質汚濁 |
| Abstract | 地元の宍道湖の水と生物を題材とした環境学習支援システムの改良開発を行っている.システムは3Dグラフィックスを用いた水中のシミュレーションと,XMLで作成した環境学習データベースの検索機能から構成している.宍道湖の湖中を3D仮想空間として表現し,水質パラメータを変化させることにより,湖中の水質や生物の生息への影響など,環境汚染について視覚的に学習できるようにしている.また環境学習データベースをマルチメディア図鑑として構成し,宍道湖に生息する生物に関する知識や,水質環境に影響する専門用語の知識をわかりやすく表現している.ここではこれまでの取組み結果を分析し,今後のシステム改善のためのデザインを行った内容について述べる. |
| 題名 | 事前学習と実地学習を組み合わせた史跡学習システムの開発と評価 |
| 著者 | *景山 久義, 青山 博一 (松江工業高等専門学校/専攻科), 高橋 勇佑 (九州工業大学大学院), 藤井 諭 (松江工業高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 375 - 376 |
| Keyword | ユビキュタス, 史跡学習, 3D空間, 携帯電話, GPS |
| Abstract | インターネットで提供されている史跡案内システムは多くあるが,ほとんどが2D表現のみの情報である.また,リアルタイムに現地の情報を提供することはあまり考慮されず,見学中の記録を支援するという発想も少ない.我々は地元の松江城の堀川遊覧を例として,事前学習と実地学習を組み合わせた史跡学習システムを開発し,実際に評価を行った. |
| 題名 | 携帯端末を用いたe-Learningの開発 |
| 著者 | *青山 博一 (松江工業高等専門学校/専攻科), 石本 真一 (松江工業高等専門学校/情報工学科), 中田 圭亮 ((株)アクティス), 藤井 諭 (松江工業高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 377 - 378 |
| Keyword | ユビキュタス, PDA, e-Learning, ホワイトボード, 情報共有 |
| Abstract | 教室での講義では,しばしば黒板とノートを用いた演習を伴うが,演習の際,講師が生徒の進捗状況を確認するのは容易ではない.そこで,無線LANに接続することでインターネットを使用することができる携帯端末のPDA(Personal Digital Assistant)とPCと併用することにより,教師が生徒の進捗状況を簡単に確認でき,なおかつ,生徒の解答を全員で共有できる演習支援システムを開発している.このシステム開発の現状と課題について述べる. |
| 題名 | 同時多発イベント検出を目的とした階層型変化点検出機構の性能評価 |
| 著者 | 王 遠 (岡山大学大学院自然科学研究科), 村瀬 勉, 小林 正好, 藤巻 遼平 (日本電気株式会社インターネットシステム研究所), *福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 379 - 380 |
| Keyword | 変化点検出, 階層型変化点検出機構, 同時多発イベント, DDoS攻撃 |
| Abstract | DDoS攻撃等の同時多発イベントの検出方法として、観測指標の時系列データに生じる変化を検出する手法(変化点検出手法)がある。変化点検出手法では、同時多発イベント以外のイベントにより引き起こされる変化点(誤検出)の低減が課題である。誤検出の要因となるイベントは散発的に発生する傾向があるため、分散配置された変化点検出装置から情報を集約しネットワーク全体で同時多発的に変化点が発生するかどうかを判定する階層型変化点検出機構を用いることで誤検出を低減できる。本報告では、実ウィルスによるDDoS攻撃を再現し、それに対する階層型変化点検出機構の有効性を評価する。 |
| 題名 | 無線LANを利用した災害時情報伝達システム構築実験とその評価 |
| 著者 | *大森 達典, 浦上 美佐子, 吉留 文男, 藤井 敬治 (大島商船高等専門学校), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 381 - 382 |
| Keyword | 無線LAN, 避難所間通信, 被災者支援, 地域連携 |
| Abstract | 通信手段の確保は,災害発生時の被災者支援活動の際に重要である.しかし,既存の通信手段や防災システムでは,電話回線などの災害発生前から既設される公衆回線を通信回線に想定して用いることが多く,このような通信回線は,災害発生時の影響を直接うける危険性が高いことが問題となっている.しかし,災害発生後に基地局を設置しネットワーク構築を行うことで,この危険性は軽減することができる. 本論文では,まず無線LANとミニFMの利点を生かした災害時情報伝達システムを提案し,山口県周防大島町と連携し実施した,フィールド実験について報告する.さらに本校商船祭において,本システムを来校者に体感してもらい,アンケートを実施した.その主な質問内容と結果から本システムの有用性について評価したので報告する. |
| 題名 | 無線LANを用いた被災情報提供システムにおける避難所間ネットワーク構築アルゴリズムとフィールド実験 |
| 著者 | *坂本 佳那恵 (山口大学大学院理工学研究科), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校情報工学科), 重安 哲也 (広島国際大学工学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 383 - 384 |
| Keyword | 安否情報, 自律的, 広域無線ネットワーク, グラフアルゴリズム, 市街地におけるフィールド実験 |
| Abstract | 地震などの災害発生時に必要とされる情報の一つに被災地域住民の安否情報がある.これまで,我々は災害発生後に避難所間無線ネットワークを構築し,避難所間で安否情報を自律的に提供・共有を行う被災情報提供システムを提案してきた.本稿ではさらに,避難所間ネットワークの構成を自動生成するアルゴリズムを提案する.また,無線LANによる経路構成の自動制御機能を検証するのため,市街地に点在する公共学校施設6箇所においてフィールド実験を実施し,経路構成の自動制御が可能であることを確認した. |
| 題名 | Firewall環境下でのMobile IPv6に関する研究 |
| 著者 | *船越 雄太, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 385 |
| Keyword | Mobile IPv6, IPv6, Firewall, Kerberos |
| 題名 | Kerberosを用いたネットワーク認証システム |
| 著者 | *中島 麻衣子 (松江工業高等専門学校), 原 元司 (松江工業高等専門学校 ) |
| Page | p. 386 |
| Keyword | Kerberos |
| Abstract | Kerberosは、通信経路上の安全が保障されていないネットワークにおいて、サーバとクライアントの間で暗号化された通信による認証機能を提供するものであり、現在多くのOSで導入されている。本研究では、Kerberosの発行するチケットを使って、インターネットへの接続を可能とする新しいゲートウェイ型ネットワーク認証システムの提案を行う. |
| 題名 | 一対多通信におけるネットワーク障害物対応方法選択プロトコルの設計 |
| 著者 | *日山 雅之 (広島市立大学情報科学部), 河野 英太郎, 前田 香織 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | p. 387 |
| Keyword | 一対多通信, NAT, NAT Traversal, ネットワーク障害物 |
| Abstract | 近年,ネットワークの急速な普及により,動画の配信サービスが増えている.しかし,多くの家庭,教育機関,企業で用いられるインターネット接続にはNAT/NAPTやファイアウォールなど,ネットワーク障害物[1]と呼ばれる機器が介在する場合が多い. 今後,さらにデータ配布等の多様なサービスの提供が想定され,ネットワーク障害物の配下ではこれらの配信サーバとの通信が阻害される場合が増えると想定される. 本稿では,今後,増大すると予想されるストリーム配信などの一対多通信において,通信経路上にネットワーク障害物が介在する場合でも,できるだけ多くのユーザがサービスを享受するためにこれらの障害物に対応する方法を選択するプロトコルを提案する. |
| 題名 | ユーザの判断を利用した二次検索法の検討 |
| 著者 | *佐藤 圭悟 (山口大学 大学院 理工学研究科), 川村 正樹 (山口大学) |
| Page | pp. 388 - 389 |
| Keyword | サーチエンジン, 検索支援 |
| 題名 | 潜在クラスモデルを用いた不正アクセス検知 |
| 著者 | *酒井 悠人 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 林坂 弘一郎 (神戸学院大学経営学部), 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 390 |
| Keyword | 攻撃検知手法, 潜在クラス分析 |
| Abstract | コンピュータやネットワークへの不正アクセス,ウイルス感染といった情報セキュリティに関する問題は現代の情報化社会において最重要課題であり,これらの問題に対する対策が常に要求されている.ホストマシンやネットワーク上でのアクセスログ等の観測可能なデータ(顕在変数)から得られる各監査事象には,測定や観測に伴う誤差が含まれる.本研究では観測可能なデータの背後に潜在的に存在する状態(潜在変数)を推定する.具体的には,攻撃状態と通常状態の2種類の潜在クラスを仮定したときに,監査事象(パス)が各クラスへ帰属する確率を用いて攻撃を検知する手法を提案する. |
| 題名 | Webサーバクラスタにおけるkeep-alive時間の影響 |
| 著者 | *佐藤 彰洋, 佐竹 伸介, 稲井 寛 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | pp. 391 - 392 |
| Keyword | keep-alive, WWW, 分散システム |
| 題名 | 金光学園高等学校ネットワークにおけるWebプロキシのアクセスログ解析 |
| 著者 | *西野 潤, 岡本 樹, 谷野 一忠, 田中 誠 (金光学園高等学校), 佐竹 伸介, 佐藤 洋一郎, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 393 |
| Keyword | Webプロキシ, キャッシング方式 |
| Abstract | Webプロキシの性能は,キャッシュ領域に空きがない場合のファイル廃棄の規則を定めるキャッシング方式に依存する.これまでに様々なキャッシング方式[1]が提案されているが,いわゆる万能な方式は無く,個々のネットワークの利用状況に応じて適切なキャッシング方式を選定または考案せざるを得ず,方式の選定を誤ると性能が悪化する可能性がある. そこで本校のネットワークに適したキャッシング方式の選定の第一段階として,Webプロキシのアクセス状況を調査し分析を行った. |
| 題名 | 無線LANにおけるバックオフ固定によるアクセス方式 |
| 著者 | *中村 和豊, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 394 |
| Keyword | 無線LAN, バックオフ |
| 題名 | インターネットと無線マルチホップネットワークの統合環境における擬似APを用いた認証機構の提案 |
| 著者 | *島 高志 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 田頭 茂明 (九州大学大学院システム情報科学研究院), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | pp. 395 - 396 |
| Keyword | 無線マルチホップネットワーク, IEEE802.1X, 認証 |
| Abstract | 近年,移動端末から無線LAN(WLAN)アクセスポイント(AP)を利用してインターネットに接続接続する状況が増えている.しかし,WLANの利用はそのAPの通信範囲内に限られている.そのため,インターネットと無線マルチホップネットワーク(MANET)の統合環境(以下,統合環境)が注目されている.統合環境では,無線LANのAPまで無線マルチホップ通信を行うことで,APの通信範囲外にいる端末からのインターネット接続を実現することができる.しかし,MANETには様々な端末が参加する可能性があることから,参加端末に対する認証処理が重要となる.そこで本稿では,統合環境向けの新しい認証方式の提案を行う. |
| 題名 | 閾値法を用いたP2P全文検索手法の提案 |
| 著者 | *曽我 佳弘 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 田頭 茂明 (九州大学大学院システム情報科学研究院), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | pp. 397 - 398 |
| Keyword | P2P, 全文検索, Top-k |
| Abstract | インターネットの爆発的な普及により, ネット上の文書を効率的に発見するための全文検索サービスの重要性はますます高まりつつある. 本稿では,ネット上に分散している文書を一カ所に集めることなく,構造型 P2Pを用いて全文検索を行うことを考える.構造型P2Pとは, データの配置場所やクエリの転送方法を明確に定義 したものである. 本稿では,検索結果に順位付けを行い,上位$k$個の検索結果のみを返答するTop-$k$クエ リの処理手法に焦点を当て, 閾値法を用いて通信量の削減を目的とするTop-$k$クエリの処理手法を提案する. |
| 題名 | β-モデルによる負荷分散ルーティングに関する研究 |
| 著者 | *瀧口 優, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 399 |
| Keyword | 負荷分散ルーティング, トラフィック分割, 線形強化アルゴリズム |
| 題名 | CO2濃度のデジタル表示システムの開発 |
| 著者 | *田代 渉 (広島市立大学情報科学部), 河野 英太郎, 前田 香織 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 近堂 徹 (広島大学情報メディア教育研究センター), 金田 龍之, 谷口 和久 (広島市立広島工業高等学校) |
| Page | p. 400 |
| Keyword | センサ, デジタルサイネージ |
| Abstract | 現在、ユビキタス社会実現のため、あらゆるところにセンサやICチップなどが利用され始めている。LiveE!プロジェクト[1]では従来の百葉箱の代わりにセンサを設置し気象データを収集している。そこで、センサやICチップなど、それぞれが個別に持っている情報をネットワークから取得し、その情報を加工しデジタルサイネージで利用されるようになっている。デジタルサイネージとは、屋外や店頭、交通機関など、一般家庭以外の場所でディスプレイなどの電子的な表示装置を用いて情報を発信する メディアのことである。 デジタルサイネージは大型モニタの低価格化、光回線などの広帯域のブロードバンドネットワークの環境が整備されたこと、さらにディスプレイとネットワークの技術進歩により設置場所の自由度、ネットワークの信頼性、快適性が増しシステムの効率的な運用が可能になったため、 様々な公共の場所に設置されている。例えば、高速バスの到着時刻の遅れが出た場合は、従来の職員がアナウンスで伝える内容をデジタルサイネージを時刻表として使用し、聞き間違いや聞き逃しを防ぐことができる。 本稿では、デジタルサイネージの一つとして開発した、電光掲示板を用いたリアルタイムにCO2濃度が表示できるシステムについて述べる。 |
| 題名 | AODVにおけるリンク切断予測方式の検討 |
| 著者 | *千葉 達哉, 長坂 康史 (広島工業大学 工学部) |
| Page | p. 401 |
| Keyword | アドホックネットワーク, AODV, リンク切断予測 |
| Abstract | 現在、ユビキタス社会の中核となる技術としてアドホックネットワークが注目されている。アドホックネットワークとは、従来のアクセスポイントを使用したインフラストラクチャネットワークとは異なり、端末同士の通信を繰り返して目的端末までの経路を確立するネットワークのことである。 しかし、このアドホックネットワークには端末の移動などによるリンク切断の問題があり、安定的な運用に向けて大きな課題となっている。 そこで本研究では、この課題を解決するため、アドホックネットワークのルーティングプロトコルであるAODV [1] に、パケットの往復伝播遅延時間であるRTT(Round Trip Time)を用いたリンク切断予測機能の搭載を提案する。 |
| 題名 | 電源制限を考慮した過渡安定度付き最適潮流計算法によるTTC計算 |
| 著者 | 久保川 淳司 (広島工業大学), *三谷 智久, 餘利野 直人, 佐々木 博司 (広島大学), 下村 公彦, 丹羽 祥仁 (中部電力), Yuan Yue (Houhai University) |
| Page | pp. 403 - 404 |
| Keyword | 電源制限, 過渡安定度, TTC, OPF |
| Abstract | 近年の電力事業における規制緩和・自由化によりTTC(Total Transfer Capability)を常に把握しておく必要がある。そこで我々は慣性中心に対する位相角の大きさを制約条件に加えることにより過渡安定度を考慮した最適潮流計算法(TSCOPF)を用いてTTC計算を行ってきた。本研究では、系統故障時に一部の発電機を高速遮断する電源制限を考慮した場合のTTCを求め、発電機の位相安定度制約のラグランジュ乗数とTTC増加量の関係を確認する。 |
| 題名 | 競争環境下での発電機起動停止計画に関する研究 |
| 著者 | 久保川 淳司, *福岡 佑太 (広島工業大学工学部知的システム工学科) |
| Page | pp. 405 - 406 |
| Keyword | 発電機, 起動停止計画 |
| Abstract | 諸外国における電力市場自由化の動き,電力料金値下げに対する強い要望,また競争原理の導入による市場活性化に伴い,2000年に電気事業法の改正が行われ「電力小売の部分自由化」が認められた。この電力の小売自由化によって,新規業者が発電した電気を消費者に届けることができるようになった。既存の電力会社としては電力需要が逼迫している場合に電力のピークカットが期待できるが,自社の収入が減るデメリットがあった。また,各電気事業会社は発電のためのコストを低減して消費者に電気を供給するという目的で運用しており,その対策の一つに発電機の運転状態を決定する発電機起動停止計画問題がある。 |
| 題名 | エージェントによる電力市場シミュレーションに関する研究 |
| 著者 | *西岡 寛 (広島工業大学工学部知的情報システム工学科), 久保川 淳司 (広島工業大学) |
| Page | pp. 407 - 408 |
| Keyword | 電力市場 |
| 題名 | クラスタリングによる系統構成候補削減に関する一考察 |
| 著者 | 川原 耕治, *弘中 弘 (広島工業大学 工学部), 石河 孝明, 杉原 弘章 (中国電力 エネルギア総合研究所) |
| Page | p. 409 |
| Keyword | クラスタリング, 系統構成, 作業計画 |
| Abstract | 筆者らは,実規模の常時系統から供給信頼度を維持した作業系統候補を生成する手法をこれまでに提案してきた。探索範囲を限定する工夫をしてもそれらは数百万オーダーの規模に及ぶため,何らかの削減方法が必要となった。本研究では,大規模データに対応したクラスタリング手法を適用することで,供給信頼度指標をパラメータにした分類法の検討を行ったのでこれについて報告する。 |
| 題名 | 並列処理を用いた電力設備停止計画問題の一解法 |
| 著者 | 川原 耕治, *桝中 義智 (広島工業大学 工学部) |
| Page | p. 410 |
| Keyword | 停止計画, 並列計算 |
| Abstract | 筆者らが提案する電力設備停止計画は,系統構成と作業日時を決定する組合せ問題である。従って実規模系統になると,その組合せも莫大となり,何らかのヒューリスティックな手法が必要とされる。しかしながら,その開発には厳密解を踏まえる必要がある。そこで本研究では,グリッドコンピューティングを利用した並列計算を行ったのでこれについて報告する。 |
| 題名 | エネルギー関数法を用いた過渡安定度解析に関する研究 |
| 著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, *藤原 拓真, 丸山 翔 (広島大学工学研究科複雑システム運用学研究室) |
| Page | pp. 411 - 412 |
| Keyword | 電力系統, 過渡安定度, 安定性評価, エネルギー関数法 |
| Abstract | 電力系統は大規模・複雑化に伴い安定性解析の重要性が高まっている。また電力自由化により、リアルタイムでの解析の必要性が生じている。本稿では、高速性・高信頼度を実現でき、大規模系統においても解析可能な過渡安定度解析手法を提案する。これは系統内の故障がCCT(臨界故障除去時間)で除去されたときの系統が描く軌跡が不安定平衡点に収束するという性質を利用し、その軌跡とCCTを一括して直接求めるという手法である。本稿では、この手法をWEST30機系統で解析を行い、その有効性を検証する。 |
| 題名 | マルチエージェント技術を適用した自律分散型電圧制御方式 |
| 著者 | *國狹 大介, 永田 武 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 中地 芳紀, 波多野 亮介 (中部電力) |
| Page | pp. 413 - 414 |
| Keyword | マルチエージェントシステム, 電圧・無効電力制御 |
| Abstract | 近年の電力業界における系統の大規模複雑化は,電力自由化の進展,新エネルギーやマイクログリッドなどのこれまでとは異なる新たなシステムの普及により,今後の更なる進行が予見される。そして,従来の集中型システムによる運用・制御の困難性が既に顕在化してきており,非集中型システムへのパラダイムシフトが進行している。 本研究において,著者らは電力系統の電圧・無効電力制御に焦点を当て,マルチエージェントシステムの技術を応用し,前記のような業界の動向を意識した自律分散型システムとしての電圧・無効電力制御の実用効果をマルチエージェントシステムによるシミュレーションの結果と考察から検討した。 |
| 題名 | 貯水池の最適運用に関する研究 |
| 著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, Deependra Kumar Jha, *林 佑貴 (広島大学) |
| Page | pp. 415 - 416 |
| Keyword | 確率的動的計画法, 最適貯水量運用政策 |
| 題名 | 複数の分散電源を考慮した配電系統における自律的電圧制御方式の研究 |
| 著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, *犬山 伸顕, 小林 美奈 (広島大学), 杉原 弘章 (中国電力) |
| Page | pp. 417 - 418 |
| Keyword | 分散電源, 電圧制御 |
| Abstract | 現在、分散電源の大量導入が予想されている。しかし、従来の電力系統では分散電源を大量に連係されることを想定していなかったため特に配電系統において新しいシステムの開発が必要となってきた。 そこで、本研究では分散電源の導入に際し、系統変化への柔軟性をもち、制御器が自律的に観測・制御を行うシステムの開発を目指している。本稿では、本研究において開発された既存の制御方式を用い複数の分散電源を考慮した検討を行う。 |
| 題名 | 無効電力機器のATCに対する設置効果に関する研究 |
| 著者 | *山口 友也, 餘利野 直人, 造賀 芳文, Eghbal Mehdi (広島大学) |
| Page | pp. 419 - 420 |
| Keyword | SVC, 無効電力計画, PSO, ATC |
| Abstract | 無効電力機器の設置効果として、電力取引の際に問題となるATC(送電可能容量)を考慮に入れる。電力系統は新規に建設するよりも、すでにある設備を最大限に活用してATCを増加させることが望まれている。そこで本研究では、これまでの研究で求めた準最適配置時をベースケースとし、追加の無効電力機器の設置によるATC増加の効果を求め、ある一定の託送要求を確保するのに必要なコスト、また無効電力保障のみで確保できる送電可能容量を求める。無効電力機器としては、静止型無効電力補償装置(SVC)を取り扱う。 |
| 題名 | SVMを用いたPSS制御に関する研究 |
| 著者 | *谷川 雅樹, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室) |
| Page | p. 421 |
| Keyword | PSS, SVM |
| Abstract | 電力系統が大規模・重負荷になるにつれて,系統の安定度もローカルな電力動揺だけでなく,系統全体に影響する長周期動揺が問題となっている.このため大規模電力系統の安定化に対し,本研究室でも電力系統安定化装置(PSS)のロバスト性を考慮した設計法を提案してきた.しかし,一つのPSSでは系統状態によっては所望の制御性能が得られないという課題が生じていた. そこで本稿では,パターン認識手法の一つであるサポートベクターマシン(SVM)を適用し,系統状態を判別することによって,二つのPSSを切り替える制御系を提案する.これにより適切な制御系を構成し,安定性の改善を図る. |
| 題名 | 停電作業計画手法に基づく系統操作手順作成法に関する一考察 |
| 著者 | *建部 純 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室), 朝原 春海 (中国電力株式会社), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科), 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室) |
| Page | pp. 422 - 423 |
| Keyword | 停止計画, 系統操作, 系統構成, 供給信頼度 |
| 題名 | 風力発電の大量導入に伴う負荷周波数制御への影響評価 |
| 著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, *中山 晃, 廣光 則昭 (広島大学大学院工学研究科), 湯地 敏史 (大分工業高等専門学校) |
| Page | pp. 424 - 425 |
| Keyword | 風力発電, 負荷周波数制御, 予備力 |
| Abstract | 近年,地球環境問題への対応などを背景に風力発電に注目が集まっており、電源構成に占める割合も増大してきた。 一方で,電力系統の観点から見ると,風力発電は出力変動が大きいことなどから,電圧や周波数など電力品質に影響を及ぼすことが懸念される。特に周波数の維持については,風力予測を考慮しない場合,系統から考えると負荷外乱となる。将来,系統に大量の風力発電が導入された場合,系統の周波数制御をどのように行うかが重要になってくると考えられる。 本稿では系統運用において,時間単位で必要な発電機調整容量,すなわち各予備力に注目し,新たな解析方法を提案した。 |
| 題名 | モーリレー動作条件を考慮した電圧安定性ATC計算の提案 |
| 著者 | *末成 展康, 川本 晃亘, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 李 生虎 (広島大学工学研究科複雑システム工学専攻) |
| Page | pp. 427 - 428 |
| Keyword | 電圧安定性ATC, モーリレー, 主双対内点法 |
| Abstract | This paper proposes a new computation method for Available Transfer Capability (ATC) with respect to voltage stability. In this paper, ATC is formulated as an optimization problem and solved by The Primal-Dual Interior Point Method (PDIPM). In stressed power system, it is possible that apparent impedance of mho relay falls in protection region and non-fault lines are tripped, which further stress the system and followed by cascading events. We considered this phenomenon in a computation method for ATC. In order to consider mho relay characteristics, we add mho relay operating conditions to the optimization problem as limits. The effectiveness of the proposed method is demonstrated through IEEE 30 bus systems. |
| 題名 | MicroGrid独立運転時の分散型電源間干渉に関する検討 |
| 著者 | *矢部 哲也, 造賀 芳文 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室) |
| Page | p. 429 |
| Keyword | MicroGrid, 分散型電源, 干渉 |
| Abstract | MicroGridには基幹系統とは異なるMicroGrid特有の問題がいくつかあり, そのなかには応答特性の異なる電源間の干渉がある. 多くの論文においてもこの問題点は指摘されているが, フィルタにより干渉を排除する方法が用いられているのみであり, 原因の理論的解明はなされていない. そこで本研究では, 異種複数の分散型電源が隣接設置されることで生じる相互干渉に注目し, 干渉が顕著に表れる独立運転移行時の振る舞いをシミュレーションにより実現, 検討を行った. |
| 題名 | 自然エネルギーを含む分散型電源群の経済性評価に関する研究 |
| 著者 | *大丸 友也, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室), 杉本 明寛 (広島大学) |
| Page | p. 430 |
| Keyword | 分散型電源, 経済性評価, 自然エネルギー |
| Abstract | 近い将来、自然エネルギーの利用やコージェネレーションのような環境負荷低減、省エネルギーを目的とした分散型電源が、需要家側に多数設置されることが予想される。その場合、今の電力系統の構成では保護や制御が複雑になり、電力会社の送電系統に負担がかかることになる。そこで安定した電力・熱供給を行うため分散型電源を一箇所に統合、制御するという考え方が提案されている。これを本稿では分散型電源群と呼ぶ。しかし、分散型電源群の経済性が、その実現において大きな問題となっている。 そこで本研究室では、分散型電源群を構成し最適化することが需要家の立場から経済的であるかどうか判断する経済性評価方法を提案してきた。しかし、分散型電源群の運用上での安全性、つまり需給アンバランスの為の予備力を考慮していなかった。そこで本稿で拡張を行い、改めて経済性評価を行った。 |
| 題名 | 正方形領域におけるGAによる複数の小型風力発電機の発電出力を最大とする配置決定 |
| 著者 | *中島 正典, 西村 亮, 西守 克己, 石原 永伯 (鳥取大学 工学部) |
| Page | p. 431 |
| Keyword | 風車, 風力発電, 最適配置, 遺伝的アルゴリズム, 発電出力 |
| Abstract | 本研究では,小型風力発電機が市街地やビルの屋上などに普及導入されることを想定して,限られたスペースに小型風力発電機を複数配置することを考える. そこで,風車同士が風を干渉しあうことで生じる出力の低下を最小限におさえ,発電出力が最大となる配置を風車の位置情報を考慮することで導く.配置の最適化という観点から,プログラムでは,風車の位置情報を遺伝子コードで表現し,遺伝的アルゴリズムを用いてシミュレーションを行う. 本稿では,障害物の有無による発電出力への影響について検討を行った.その結果,世代が進むにつれて出力の向上が示され,遺伝的アルゴリズムによる最適配置の有効性が確認できた. |
| 題名 | 井戸型集光装置を取り付けた太陽電池モジュールの発電出力特性のシミュレーション |
| 著者 | *梅森 隆文, 西村 亮, 西守 克己, 石原 永伯 (鳥取大学 工学部) |
| Page | p. 432 |
| Keyword | 太陽光発電, 集光 |
| Abstract | 太陽光発電は太陽のエネルギー密度が低いため、現時点では既存の発電方法等に比べ、コストが割高になるなどの問題がある。そこで、集光により太陽電池モジュール1枚あたりの発電電力を向上させることができれば発電コストの削減につながると考えた。本稿では、アウトドア用または災害時などの電力源としての小型太陽電池モジュールに対し、複雑な構造を必要とせず、既製の太陽電池を用いることができる集光・発電システムを提案し、シミュレーションによってその有効性の検討を行ない、1日3回集光装置の向きを変えることにより、集光せずに発電を行なった場合よりも発電電力が良好な結果になることが示された。 |
| 題名 | Y系超電導体の完全反磁性による磁気浮上特性 |
| 著者 | *小豆澤 真穂, 山�� 美里, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科) |
| Page | p. 433 |
| Keyword | 磁気浮上, 完全反磁性, Y系超電導体 |
| Abstract | Y系超電導体の完全反磁性を利用した非接触の搬送システムを作製するにあたり、超電導体の形状、配置、マグネットの磁束が浮上力に与える効果を検討した。超電導体を短冊状に切断し、2本を並列に配置した。この状態で超電導状態に転移させ、マグネットを浮上させる。このとき、マグネットの浮上高さを測定することで、浮上力を調べた。その結果、超電導体の形状は、横幅6.35mm、縦幅4mm、マグネットは直径15mm、厚さ1.5mm、質量1.94g、磁束密度0.02265Tのものを使用すれば、充分な浮上高さが得られることがわかった。 |
| 題名 | 部分溶融法により作製したSm系超電導体の磁気特性測定 |
| 著者 | *山崎 美里, 小豆澤 真穂, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科) |
| Page | p. 434 |
| Keyword | 部分溶融法, Sm系超電導体, 磁気特性 |
| Abstract | 部分溶融法を用いてSm123相とSm211相の混合比や、熱処理条件を変えて試料を作製した。結晶配向が見られる試料ではSm123相による超伝導転移を示し、磁気釣上げ効果も確認された。従って、これらの試料では微細分散したSm211相がピンニングセンタとして働いているものと考えられる。本研究では、仮焼したSm123相に仮焼したSm211相を20%混合して、溶融温度を1090℃、保持温度を1040℃という条件で作製した試料では変形が小さく、良好なピンニングセンタが形成されており最も良好な磁気特性を示した。 |
| 題名 | 人工ピンの導入によるBi-2212相超電導単結晶の臨界電流の向上 |
| 著者 | *原 将士, 山�� 美里, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 435 |
| Keyword | Bi系超電導体, 臨界電流, ピンニングセンター |
| Abstract | Bi系超電導単結晶にAl2O3を様々な手法で拡散させるための熱処理を行うことにより、Al2O3がピンニングセンターとして利用できる可能性を探った。その結果、金蒸着の後、Al2O3粉末の上に単結晶に電極を付けた面を置いて熱処理を行うことがIcの向上に有効であるということが明らかとなった。 |
| 題名 | 不平等電界下における空間電荷分布の極性効果 |
| 著者 | *糸賀 敬修, 福間 眞澄, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 436 |
| Keyword | 空間電荷, 極性効果, パルス静電応力法, 線-平板電極系, 不平等電界 |
| Abstract | 空間電荷分布測定は,誘電体材料の内部電荷の挙動や電界分布を測定する技術である。電力ケーブルや電力機器の誘電体材料は不平等電界下で使用される場合が多い。このため、不平等電界下での空間電荷分布測定が重要視されている。本研究では,誘電体材料としてシリコンゴムを使用し,不平等電界の電極系として線−平板電極系を用いて測定を行っている。ここでは,空間電荷の極性効果による電極界面に蓄積する電荷の過渡的変化について測定を行った。その結果,負から正へ極性反転した場合,線電極先端近傍の正電荷が大きく増加することがわかった。一方,正から負へ極性反転する場合では,線電極先端近傍の信号に大きな変化は観測されなかった。 |
| 題名 | LDPEフィルム中で発生するパケット電荷の2次元測定 |
| 著者 | *大井川 寛, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 437 |
| Keyword | 空間電荷, パルス静電応力法, パケット電荷 |
| Abstract | 空間電荷分布測定は,絶縁材料の電気特性や信頼性評価に利用されている。絶縁材料に用いられるポリエチレンなどの絶縁材料中で起こる空間電荷分布の特異な現象としてパケット電荷がある。パケット電荷は絶縁材料中で発生する塊状の空間電荷であり,直流送電の極性反転などの急激な電圧変化時に発生すると考えられている。本稿では,パルス静電応力法を用いて,2次元測定が可能な空間電荷分布測定装置を開発し,LDPEフィルム中のパケット電荷による電界の歪量の調査をした。パケット電荷とヘテロ電荷によって高電界が発生することがわかった。パケット電荷は水平や斜め方向に移動すると、電界と電荷密度が小さくなることがわかった。 |
| 題名 | 半導体モールド樹脂の高温高電界下における帯電現象 |
| 著者 | *石築 和也, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 439 |
| Keyword | 空間電荷, 半導体モールド樹脂, パルス静電応力法, 電界効果トランジスタ |
| Abstract | 電界効果トランジスタ(FET)はスイッチング素子や電流増幅の目的で使用されている。ハイブリッド車での電流制御として,パワーMOS FETの利用が注目されている。しかし,高温課電下では半導体モールド樹脂に電荷が帯電し,それによって半導体内部にも電荷が誘起され,パワーMOS FETのスイッチングで誤動作の可能性がある。本稿では,空間電荷分布測定技術を用いて,現在実用化されているモールド樹脂内部の高温電界下における帯電現象の調査をした。30 ℃と100 ℃のそれぞれの状態で,電圧10kVを短絡させ,試料内部の空間電荷を測定することによって,100 ℃の高温において両電極近傍にヘテロ電荷の蓄積が観測された。 |
| 題名 | 2次元PEA装置を用いたイオンマイグレーション現象の観測 |
| 著者 | *小竹 慎也, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 440 |
| Keyword | 空間電荷, イオンマイグレーション, PEA, プリント基板, 2次元 |
| Abstract | 電気・電子機器でプリント基板が広く利用されている。高温・高湿でかつ高電界での使用では,導体である銅箔がイオン化し,プリント基板内部に侵入するイオンマイグレーション現象が起こる。この現象は絶縁不良や劣化の原因となり,プリント基板の信頼性を低下させることが報告されている。本稿では,温度85℃,湿度85%に保ち,電界7.1kV/mmを36時間連続印加して劣化させた多層ガラスエポキシ基板の2次元における空間電荷分布測定を行った。銅箔下,エッジ付近において,下部電極近傍に蓄積電荷がわずかに見られた。この電荷は銅箔が湿熱により銅イオンとなり,電界によって絶縁体に侵入するイオンマイグレーション現象を示している可能性がある。 |
| 題名 | 風車ブレードの汚損状態における沿面放電特性 |
| 著者 | *山根 大介, 福井 裕幸, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校), 長尾 雅行 (豊橋技術科学大学) |
| Page | p. 441 |
| Keyword | 風力発電, 風車用ブレード, 雷, 雷保護, 沿面放電 |
| Abstract | 近年,自然エネルギーを用いた発電が進められており,風力発電が積極的に導入されている.一方,風力発電設備に対する落雷被害については導入の割合に伴い増加傾向にあり,それによる長期間の運転停止や発電コストの上昇も招いている. このように,落雷被害は今後の風力発電導入促進の阻害要因となるため,ブレードにおける雷の進展メカニズムを解明し,落雷被害を軽減できる具体的な防止策の提案が必要となる. 本報告では,ブレードの一部分を模擬した試料を用い,乾燥させた場合および黄砂等の不純物を付着させた場合の沿面放電特性について検討した. |
| 題名 | 風力発電用ブレードにおける沿面放電特性に及ぼす水分の影響 |
| 著者 | *福井 裕幸, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校), 長尾 雅行 (豊橋技術科学大学) |
| Page | p. 442 |
| Keyword | 風力発電, 風車用ブレード, 雷, 雷保護, 沿面放電 |
| Abstract | 近年,自然エネルギーの利用方法の一つとして,風力発電システムの導入が国内外で積極的に行われている.一方,風力発電システムの設置台数の増加などにともない,多数の落雷による事故が発生している. この問題を解決するために,落雷によるブレードの破損メカニズムの解明や,落雷被害の防止法の検討は極めて重要である. そこで,本報告では,ブレードの一部分を模擬した試料を用い,直流電圧と交流電圧での沿面放電特性に及ぼす水分の影響について比較検討した. |
| 題名 | 誘導結合プラズマ支援型多重磁極マグネトロンスパッタ法における陽極付加による基板の電気的特性 |
| 著者 | *蓮井 友城 (広島工業大学), 村岡 裕紀, 烏帽子 良 (広島工業大学大学院), 橘 瑛宏, 黒川 重雄 (広島工業大学), 川畑 敬志 (広島工業大学大学院) |
| Page | p. 443 |
| Keyword | MMPC, 薄膜, 基板電流, 陽極板 |
| Abstract | 従来の多重磁極マグネトロンスパッタ法(MMPC)では外部磁石による基板方向への磁力線の影響から、基板DCバイアス電圧を数十V以上に増加しないと基板電流の飽和領域が得られず、低電圧における基板へのイオン照射は得難いものであった。そこで我々は誘導結合プラズマ支援型多重磁極マグネトロンスパッタ法の基板上に陽極板を設置し、電子の基板への流入を防ぎ、基板電流の飽和領域の低電圧側へのシフトを試みた。陽極電圧の印加により基板に入射する電子(CMの場合)及び、基板方向への磁力線に巻きついた電子(MMPCの場合)を陽極板に引き込むことが示唆される。 |
| 題名 | 低温で横成長させたポリシリコン薄膜の顕微ラマン分光による評価 |
| 著者 | *神原 潤二, 小羽田 光則, 小笠原 皓哉, 大橋 康隆, 北原 邦紀 (島根大学総合理工学研究科) |
| Page | p. 444 |
| Keyword | ポリシリコン, 横方向成長, 低温, 結晶化 |
| Abstract | 高精細画液晶ディスプレイのパネル上に搭載された薄膜トランジスタ材料として,ポリシリコン(poly-Si)薄膜が普及しつつある.poly-Siはアモルファスシリコン(a-Si)を何らかの方法で加熱して結晶化する.電気炉による加熱は固相結晶化法(SPC)と呼ばれる.SPCは高い温度(600〜900℃)が必要であり,また結晶核の形成がランダムに起こる.結晶化温度を下げる方法として金属誘起固相結晶化法(MILC)がある.これはa-SiにNiなどの触媒金属を添加し加熱する方法である.局所的に添加すれば,そこから横方向成長も可能となる.ここでは顕微ラマン分光法を用いたMILCの局所的評価について報告する. |
| 題名 | Agを添加したYBa2Cu3Oyバルクの部分溶融反応 |
| 著者 | *平田 真之 (津山工業高等専門学校 専攻科 電子・情報システム工学専攻), 原田 寛治 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科) |
| Page | pp. 445 - 446 |
| Keyword | 部分溶融, Ag添加, Y123, Y211, マイスナー効果 |
| Abstract | YBa2Cu3Oy(Y123)超伝導相は、Y2BaCuO5(Y211)常伝導相と液相との包晶反応により、半溶融状態から生成されることが知られている 一方、近年、超伝導体内に不純物を添加し、超伝導体にどのような影響をおよぼすかの研究が盛んに行なわれている。 そこで、本研究では、Y123バルクにAgを添加して作製した。その結果、Y123にAgを添加することで、Y123バルクのマイスナー効果によるバルクの浮上時間が大幅に向上した。また、Ag添加したY123バルクをY211バルクで挟み部分溶融をすることでY123バルクからY211バルクへ、液相とAgが移動することがわかったので報告する。 |
| 題名 | 光を電流・電気信号に変換するデバイス特性の解析と応用に関する研究 |
| 著者 | *賀屋 雅樹, 一番ヶ瀬 剛 (大島商船高等専門学校) |
| Page | pp. 447 - 448 |
| Keyword | 半導体, 接合, 電流ー電圧特性 |
| Abstract | 本研究では,半導体接合部の構造を,電流−電圧特性の評価から解析する方法を検討している.本研究の第一段階として,評価システムの測定による値が正常値を示しているかを確認する実験を行った.そしてその結果について述べる. 第二段階として評価システムに以下の機構を付加させる.測定・評価対象である半導体デバイスに任意の波長の光を照射させながらの解析が行える機構を付加する.半導体接合部に光を照射し,そのレスポンスを解析することでデバイスの任意の位置の構造解析が可能になる.さらに半導体デバイスの中で光関連デバイスの研究に対象を広げることができる. 本研究の今後の展望は,この評価システムに分光器を付加させることにより,光導電効果や光起電力効果を有している太陽電池・光センサデバイス等の評価・解析を可能とするシステムの構築を目指す. |
| 題名 | ステップ状人工ピンの導入と特性の検討 |
| 著者 | *松村 直也 (山口大学工学部理工学研究科電子デバイス工学専攻), 何 継方, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学) |
| Page | p. 449 |
| Keyword | 超伝導, ピンニングセンター, 量子化磁束 |
| 題名 | (Ge1-yPby)1-xMnxTe薄膜における磁気特性の検討 |
| 著者 | 大路 敦之, 北堀 大輔 (山口大学大学院理工学研究科), 福間 康裕 (アラバマ大), *浅田 裕法, 小柳 剛 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 450 |
| Keyword | 希薄磁性半導体, 強磁性, キャリア誘起 |
| Abstract | 希薄磁性半導体(Ge,Pb)MnTe薄膜をクラスターイオンビーム(ICB)法により作製し、磁気特性のPb組成依存性について検討するとともに、Mn組成の増加を試みた。その結果、Pb組成の増加に伴うキャリア濃度の減少とともにキュリー温度の急激な低下がみられた。また、Pb組成y≒0.47の試料においてキュリー温度のMn組成依存性を調べた結果、Mn組成0.22まではMn組成の増加によりTcが増加した。しかしながら、今回の実験では、x=0.29の試料において、Tcは著しく減少しており、結晶性の劣化等によるものと考えられる。 |
| 題名 | 電圧印加前後における空間電荷密度に及ぼす吸水の影響 |
| 著者 | *三浦 洋輔, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 451 |
| Keyword | 電荷, ポリエチレン |
| 題名 | 知識再利用のための部品化とシナリオに着目した教材設計について |
| 著者 | *泉谷 寛, 岩根 典之, 松原 行宏 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | pp. 453 - 454 |
| Keyword | 教材設計, 再利用, 部品化, 合成 |
| Abstract | 近年,インターネットやパソコンの普及によって,教育分野では時間や場所,内容を学習者が選ぶことのできるe-learningの導入が進んでいる.それに伴って教材の設計者は,教材やコンテンツを目的に沿った形に更新・再編集する機会が多くなっている.しかし,それらの教材を設計するプロセスで用いられた知識,例えば題材の展開パターン(シナリオ)や過去に設計した教材の一部分(教材部品)の利用法などが明示的に共有や再利用において支援されることは少ない.本研究では,知識再利用の観点から教材を細分化,部品化し,シナリオに着目した部品間リンクに基づいて部品を組み合わせる(合成)ことによる教材設計支援を提案する. |
| 題名 | 身体動作に連動する視点変更機能を用いた学習支援システムのゲーム性の向上 |
| 著者 | *近田 明宏, 岩根 典之, 松原 行宏 (広島市立大学大学院) |
| Page | p. 455 |
| Keyword | 身体動作, 視点変更機能, 学習システム, 体験的, ゲーム性 |
| Abstract | 高校の教科理科では自然に対する探究心を高め,観察,実験などを行い,科学的に探究する能力と態度を育てるとともに自然の事物・現象についての理解を深め,自然観を育成することが目標とされている.しかし,教科書を用いた物体運動の学習は公式の操作や計算が多く,観察や実験といった体験が不足しがちである.そこで、VR技術による体験を通じて発見的学習を支援する研究が行われ,教育現場での利用と観察の身体性を考慮して視点変更機能が開発されている.この機能を用いて物体の運動を学習できるシステムが構築されている.システムにゲーム的要素を取り入れたことで楽しく学べるようにした点が特徴のひとつである.本研究では視点変更機能を拡張することでゲーム性の向上を目指している. |
| 題名 | 情報科教員のためのネットワーク技術習得に関するカリキュラムの提案 |
| 著者 | *小林 雅之, 向谷 博明 (広島大学大学院教育学研究科) |
| Page | p. 456 |
| Keyword | 情報通信ネットワーク, カリキュラム, サーバ構築 |
| 題名 | 留学生のための漢字の読み方学習支援システム |
| 著者 | *ZhenLei Xing, 山本 秀樹 (岡山大学) |
| Page | p. 457 |
| Keyword | 日本語学習, 漢字学習, 留学生支援 |
| Abstract | 大学また修士を卒業し日本の大学に入学したばかりの留学生が日本語の授業を理解するのは難しい。本研究は日本語学習の中の読み方について、岡山大学学生の手引きを利用した漢字の読み方支援教材を開発することを目的としている。事前チェックを行い、学習者のレベルを調べる。学習ステップでは日本語漢字の音読みと訓読みについて学習させる。音読みは中国語のピンインと日本語漢字の音読みの関係を明らかにし、この関係を利用した学習法を提案した。訓読みは読み方と音声による学習法を提案した。練習ステップで学習効果を計測し、学習者自分の把握度と達成度がわかる。 |
| 題名 | 電子的なホワイトボード用の軽量なミドルウエアの設計 |
| 著者 | *加藤 伸明, 甲本 卓也, 杉山 裕二, 舩曵 信生 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 458 |
| Keyword | 教育支援システム, IPマルチキャスト, ミドルウエア |
| Abstract | 現在,会議や授業では黒板が使われることが多く,それらに対する支援システムの開発が行われている.その背景として,黒板から遠く離れた席では伝達したい情報が見難いことがあげられる.支援システムの一つとして,ネットワークに接続された複数のPCが配置されている会議室や教室において,JSDT(Java Shared Data Toolkit)の電子的なホワイトボードと呼ばれるプログラムの使用が挙げられる.このシステムでは,IPマルチキャストを用いながら通信の信頼性も提供されるが,起動時間が長く,大量のスレッドを利用して処理するためオーバーヘッドが大きいという問題がある.そこで,システム全体を軽量化することを本研究の目的とする. |
| 題名 | PowerPointを用いる授業の動画と音声を利用する復習支援システムの開発 |
| 著者 | *纐纈 年哉 (岡山大学大学院 自然科学研究科), 上野 悟己 (岡山大学 工学部), 甲本 卓也, 杉山 裕二, 舩曵 信生 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 459 - 460 |
| Keyword | 復習支援システム, メディア処理, サーバ・クライアントモデル |
| Abstract | インターネットの高速化やパーソナルコンピュータ(PC)の性能の大幅な向上により,マルチメディア情報を配信・閲覧することが容易になってきている.教育現場においてもそれを利用した研究がされており,その重要性はますます高まっている.現在の授業は教室を主体として行われている.この問題点として,決められた場所でしか受講できないという場所的制約と1回しか受講できないという回数的制約がある.これらの解決手法として,PCとUSB接続カメラを用いて授業の様子を撮影し,復習用動画を作成・配信する事が考えられる.そこで,本研究グループでは動画と音声を用いた復習支援システムの提案・実装を行っている. |
| 題名 | 教養教育における情報科学授業実践について |
| 著者 | *石田 雅, 山岸 正明, 西田 英樹, 鈴木 輝博, 木本 雅也, 藤尾 聡 (鳥取大学/総合メディア基盤センター) |
| Page | pp. 461 - 462 |
| Keyword | 教養教育, 学習コンテンツ, 授業実践, e-Learning |
| Abstract | 本稿は,2006年度実施した本学の全学共通科目の1つである「インターネット・テクノロジ」講義で利用したハードウェア実験・実習用Web教材の創作とその講義実践を明らかにし,2007年度実施する「情報ネットワーク接続」に関する新たな実験・実習について示す. |
| 題名 | シミュレータを用いたPIC学習支援ツールの開発 |
| 著者 | *川崎 仁 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 杉村 敦彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科) |
| Page | pp. 463 - 464 |
| Keyword | 計算機シミュレータ, PIC, 可視化, 学習支援ツール |
| Abstract | 今日,計算機の動作のしくみを学習するために,教育用の計算機シミュレータが広く用いられている.こうしたシミュレータを用いて,計算機の内部構造や動作について可視化することにより,効率的に計算機について学習できることが報告されている.そこで,本研究では,教育機関で用いられることの多いPICを対象に,その内部構造を可視化し,視覚的にその動作を確認できるシミュレータを開発した.そして,それを用いる学習支援ツールの開発を行った.対象とする使用者は,計算機を理解するために必要な基礎的内容を学んだ後に,実際にマイコンなどを用いた組み込みシステムの基礎を学ぶ学生とする. |
| 題名 | Web上のPowerPoint教材をスライド単位で参照するためのハイパーリンク設定支援 |
| 著者 | *溝腰 祐貴 (山口大学院理工学研究科), 刈谷 丈治 (山口大学メディア基盤センター), 田中 稔 (山口大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 465 - 466 |
| Keyword | e-Learning |
| 題名 | C言語プログラム内の変数可視化によるソースコード理解支援ツールの提案 |
| 著者 | *野宮 淳弘, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 467 |
| Keyword | プログラミング学習支援, 変数可視化 |
| Abstract | C言語は,その有用性のため,プログラミングの入門教育において学校などで広く教えられている.しかし,プログラミング初心者は,条件分岐や繰り返し文などの動作は比較的容易に理解できても,C言語特有のポインタや配列の概念を正しく理解できず,それがプログラミング学習を難しくしている. これを解決する一つの方法として,ソースコードを読む際にプログラム内の変数を可視化することで,ポインタや配列などを用いたプログラムの動作を理解しやすくすることが考えられる.そこで,本研究では,C言語プログラミングの初心者を対象に,プログラム内の変数可視化によるソースコード理解支援ツールを提案する. |
| 題名 | 学生の発表の記録・配信と相互評価システム |
| 著者 | *小松原 実 (岡山商科大学 商学部) |
| Page | pp. 468 - 469 |
| Keyword | ネットワーク, プレゼンテーション, 配信, 相互評価 |
| Abstract | 学生の発表を行う場合,パワーポイントを利用してPCの画面をプロジェクタで教室内に提示しながら進行する場合が多く見られる。 本研究では,Webサイト内にフォームでの評価入力ページを造り,各受講学生が授業で聞いた他の学生の発表に対する評価やコメントを入力するシステムを作った。また,発表資料を発表音声と共にサーバー上にアップロードし,発表後も各受講生は自由にWebサイト上で再生できるようにし,詳細な評価を行うための手助けとなるようにした。 |
| 題名 | 初等教育におけるプログラミング教育の実践―実施2年目の取り組み― |
| 著者 | *坪内 康恵 (鳥取環境大学環境情報学部), 鷲見 育亮, 難波 福弥 (鳥取環境大学院), 森田 佳成, 熊谷 勝, 前川 智紀 (鳥取環境大学環境情報学部), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 薮木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 470 |
| Keyword | ITクラフトマンシップ事業, 理科離れ, 初等教育 |
| Abstract | 現在小中学生の理科離れは深刻化しており,将来の技術者不足が憂慮される.本研究では小中学生を対象としたものづくりによるIT教育で理科離れを防ぐための有効的な教育方法について検討・実施した結果を報告する. |
| 題名 | eラーニングを用いたプログラミング学習実現に向けての考察 |
| 著者 | *西 輝之 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | pp. 471 - 472 |
| Keyword | eラーニング, C言語学習支援, プログラミング演習 |
| Abstract | 大学や企業での研修などにeラーニングが取り入れられつつある.しかし一般的なeラーニングシステムでは提示する教材が固定的であり,個々の学習者の理解度に対応する事が困難である. そこで我々の研究室では,学習者の状態を逐次把握し提示する教材を切り替える適応型eラーニングシステムADELや,専門的な学習への応用としてデバッガと連携を行うC言語学習支援システムの提案を行ってきた.本論文では,これらのシステムを実際の演習に使用するために岡山県立大学でC言語プログラミング演習を受講している学生を対象にアンケートを実施し,その結果からシステムの見直しと改良を行うための考察を行う. |
| 題名 | 適応型eラーニングシステムADELにおけるECAルール制御機構の実現 |
| 著者 | *小西 裕 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 延原 哲也 (ベネッセコーポレーション), 横田 一正 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 473 - 474 |
| Keyword | eラーニング, ECAルール, 適応型提示 |
| Abstract | 我々はこれまで,eラーニングにおける適応型学習シーケンシングをルールベースで制御する方式を提案してきた.この制御モデルは学習者のテストの成績や解答時間等から教育的に意味のある学習者の状態を診断し,各学習者に対して適応的に提示教材を切り替える機能を持つ.そして,その制御はECAルールによって統一的に行われる.本稿では,先行研究において提案された制御モデルの軸となるECAルール制御機構の具体的な実現手法と評価について述べる. |
| 題名 | 「ものづくり」を通じた体験学習教室 |
| 著者 | *曽田 達也 (松江工業高等専門学校 電気工学科), 福島 志斗, 箕田 充志, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 475 - 476 |
| Keyword | ものづくり, 体験学習教室, 教育 |
| Abstract | 近年,子供たちの間で理工系離れが深刻な問題となっている。松江工業高等専門学校が位置する島根県では、少子化の影響が深刻であり、県内の中学校を卒業した生徒の数は2005年度で7,700人、今後も毎年150人程度のペースで減少するといわれている。 本研究の目的は、小学校の高学年から中学校の早い時期に、「ものづくり」を伴う科学技術体験をさせることで、早いうちから効果的に科学技術へ興味を促し向上心を育む教育を行うと同時に、理科離れを改善することにある。 今回は、動きのある「ものづくり教室」を行った結果を報告する。 |
| 題名 | 「石見銀山」を題材とした「ものづくり教室」の実施 |
| 著者 | *高尾 佳史, 玄行 照朗, 箕田 充志, 久間 英樹, 福島 志斗, 内村 和弘 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 477 |
| Keyword | 教育 |
| 題名 | 日本語矯正のための発話特徴パラメータの抽出 |
| 著者 | *西脇 修平, 和田守 美穂 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 478 - 479 |
| Keyword | 日本語, 発話, 矯正, 音声解析 |
| 題名 | BGMによる道路交通騒音のマスキング効果 |
| 著者 | *藤原 直樹, 和田守 美穂 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 480 - 481 |
| Keyword | 道路交通騒音, BGM, マスキング |
| 題名 | カイワレの成長に対するLEDとオゾンの影響 |
| 著者 | *森光 尚廣, 菊川 祥吉, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 483 |
| Keyword | オゾン, LED, 植物, 成長 |
| 題名 | ファジィ推論による調光制御について |
| 著者 | *本藤 悠太, 高橋 信雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 484 |
| Keyword | ファジィ制御, 調光 |
| Abstract | 教室やオフィスなどにおいて外光の影響により室内照度が変化したときでも、作業者に違和感を与えず机上面照度を一定に保つことができれば、作業効率の改善や省エネルギー化につながると期待できる。しかし、現在製品化されている調光可能な照明の多くは手動制御や段階制御であり、不規則に変化する外光や人間の感覚に適したものとはいえない。 そこで、本研究ではファジイ推論を用いて蛍光灯の調光を行い、外光の下でも人の目に違和感を与えない調光を実現することを目的とした。 |
| 題名 | 照明効果に注目した音楽用バックグラウンドアニメーション生成手法 |
| 著者 | *小長谷 実希 (山口大学大学院理工学研究科感性デザイン工学専攻), 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 485 |
| Keyword | 照明, アニメーション, マルチメディア, MIDI |
| 題名 | 水滴の分布を考慮した虹のレンダリング手法の開発 |
| 著者 | *藤原 和也, 金田 和文, 玉木 徹 (広島大学大学院工学研究科), 青山 桂子 (凸版印刷) |
| Page | p. 486 |
| Keyword | 虹, 水滴 |
| Abstract | 光の干渉や分散によって生じる気象現象に虹がある。これらの減少の美しさから、CG分野でその表示手法に関して研究が行われている。また気象学分野においても、シミュレーションによる気象現象の解明が待たれている。波動光学を考慮したレンダリングにより、過剰虹の表示や、水滴の大きさによって異なる虹の表示を行う手法が開発されている。 しかし、この手法の問題点として空気中の水滴を2次元のスクリーン状にしか設定できず、水滴の大きさや個数が一様に分布した状態だけしかレンダリングを行えないことが挙げられる。 本研究では、水滴の大きさと個数の3次元空間での分布を考慮してレンダリングを行うことができるように改良を行った。 |
| 題名 | グレア発生原因解析のための光のシミュレーション |
| 著者 | *福永 充吉 (広島大学工学研究科), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科), 曽根 隆志, 三嶋 弘 (広島鉄道病院), 木内 良明 (広島大学大学院医師薬学総合研究所) |
| Page | p. 487 |
| Keyword | 白内障, 眼内レンズ, グレア, レイトレーシング, 輝度分布 |
| Abstract | 白内障は眼球の水晶体が白く濁る病気である. この治療法として, 水晶体中の内部を取り出し, その中に眼内レンズを挿入する小切開白内障手術を行うことにより, 視力の回復が見込まれる. しかし, 術後の後遺症の一つとしてグレアの知覚が挙げられる. グレアとはレンズを挿入したことにより生じるぎらつきの知覚のことを指す. グレアの発生原因に関する詳しい解析はまだ十分に行われていない. 本稿では,グレア発生原因解析の基礎研究として, 眼内レンズ断面形状のモデル化, 眼内レンズに入射する光を反射・屈折を考慮して光線追跡を行い,眼底での輝度分布をシミュレーションした. その結果, 射出方向によってはレンズ内の全反射によりグレアが発生することを確認できた. |
| 題名 | LED光が人体に与える癒し効果に関する検討 |
| 著者 | *松浦 司 (松江工業高等専門学校専攻科), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科) |
| Page | p. 488 |
| Keyword | LED光, 癒し効果, 脳波, 血圧 |
| Abstract | LED光が人体に与える癒し効果について検討した。具体的には、脳波や血圧で評価した。 |
| 題名 | 屈折率変調型格子における等価異方性 |
| 著者 | *菅野 翔太, 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 489 |
| Keyword | 誘電体格子 |
| Abstract | 近年では製作技術の進歩に伴い,光の波長よりも短い周期を持つ誘電体格子の製作が可能となってきた.誘電体格子は,レリーフ型と変調型に分類され,矩形状レリーフ型誘電体格子は,格子周期が光の波長よりも短ければ負の1軸異方性を示すことが知られている.本稿では,屈折率が変化する変調型格子について,先に報告した等価誘電率を表す汎用的な一様近似式を適用し,正弦波状の屈折率分布を有する変調型格子の等価屈折率を導出する.等価屈折率と格子の屈折率に相当する値との比較により,等価屈折率の有効性を示す.また,正弦波状及び矩形波状の誘電率分布を有する変調型格子と異方性の度合を比較する. |
| 題名 | 試作した導波管型可変電力分配器の特性 |
| 著者 | *濱島 浩志, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学大学院 自然科学研究科), 浜本 研一, 丹羽 直幹, 高木 賢二 (鹿島建設株式会社), 篠原 真毅, 三谷 友彦 (京都大学生存圏研究所) |
| Page | p. 490 |
| Keyword | マイクロ波, 方形導波管, 電力分配器, 分配比可変, 機械的制御 |
| Abstract | 機械的に分配比を可変できる導波管型電力分配器を実際に試作し,取り出し電力割合が58%から2%の範囲で変化できることを確認した. |
| 題名 | TL法を用いたポスト壁導波路素子のSパラメータ導出 |
| 著者 | *岸原 充佳 (岡山県立大学), 太田 勲 (兵庫県立大学) |
| Page | p. 491 |
| Keyword | ミリ波, ポスト壁導波路, 受動回路, 平面回路法, TRL校正法 |
| Abstract | 以前より平面回路法に基づいたポスト壁導波路の解析法を提案し,励振ポートとポスト壁導波路のトランジションを考慮に入れた解析や素子設計を試みている.平面回路と見なした解析では,平面回路の入出力ポートとして導波管ポートを配置するが,これらのポートでポスト壁導波路を励振する場合には,必然的に不連続が含まれる.今回,この不連続部を"Error Box"と考え,ネットワークアナライザでの測定に用いられるTRL校正法のThru接続とLine接続,およびDUT接続状態の解析を行うことでポスト壁導波路素子のみのSパラメータの計算を行っている. |
| 題名 | インピーダンスステップを接続した左手系フェライトマイクロストリップ線路 |
| 著者 | *高木 学, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 山北 次郎 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 492 |
| Keyword | 左手系, フェライト, 非可逆回路 |
| Abstract | 左手系媒質のマイクロ波回路への応用に関する研究が活発に行われている. 近年, 基板にフェライトを用い, 非可逆特性を示す左手系フェライトマイクロストリップ線路が提案されている.この回路は従来のエッジガイドモードアイソレータとは異なり, フェライトが負の透磁率特性を示す帯域で動作するが, 設計手法が確立されておらず, 現在のところマイクロ波デバイスとして用いるためには反射係数が大きい.反射が大きいのは入出力部の不整合と考えられるが,所望の特性インピーダンスをもつ左手系フェライトマイクロストリップ線路の設計は今後の課題に譲り,本稿では,インピーダンスステップを接続することで反射特性の改善を行った.改善前-9dB程度であった反射が,インピーダンスステップを接続することで,最小-27.5dBまで改善された. |
| 題名 | 拡張型右手・左手系複合伝送線路と90°ハイブリッドを用いた反射型帯域通過フィルタ |
| 著者 | *山本 淳弘, 高木 学, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 山北 次郎 (岡山県立大学) |
| Page | p. 493 |
| Keyword | 左手系線路, ハイブリッド, フィルタ |
| Abstract | 近年,分布直列インピーダンスおよび分布並列アドミタンスが共に負となる伝送帯域を持つ右手・左手系複合伝送線路(CRLH-TL)が注目されている.本稿では最近報告された拡張型右手・左手系複合伝送線路(E-CRLH TL)の阻止帯域からの反射に着目し,90°ハイブリッドと組み合わせた反射型帯域通過フィルタを提案する.その特性を理論計算および数値シミュレーションによって明らかにしている.得られた帯域通過特性は,中心周波数1.07GHz,帯域幅0.21GHz,挿入損0.2dBである.現在のところシミュレーション結果の帯域外の通過特性は,フィルタとして動作させるには不十分であるがE-CRLH TLおよび90°ハイブリッドの最適化によって特性の改善がはかれると考える. |
| 題名 | 人工媒質を構成する平行導体型粒子の共振モードとその等価誘電率 |
| 著者 | *上村 武史 (山口大学大学院理工学研究科電子情報システム専攻), 久保 洋 (山口大学工学部), 真田 篤志 (山口大学) |
| Page | p. 495 |
| Keyword | 人工媒質, 共振, 誘電率 |
| Abstract | 人工媒質とは基板上に波長よりも十分小さい金属粒子を周期的に並べることによって作製でき、この金属粒子の構造や周期的な配置の間隔を変えることによって様々な特性を得ることができる。 本稿では、人工媒質を構成する平行導体型粒子の二つの共振モードの周波数特性について検討する。共振付近では、誘電率及び透磁率が大きな値をとり、媒質と空気のインピーダンスの不整合により反射が大きくなる。この二つの共振モードの周波数特性を利用し、共振周波数を調整することによって阻止帯域をつくることができ、実際に平行導体型粒子を用いた人工媒質に阻止帯域をつくることを実現した。 |
| 題名 | スイッチングダイオードにより放射素子を切り換える漏れ波アンテナ |
| 著者 | *矢本 祥子 (山口大学大学院), 久保 洋, 真田 篤志 (山口大学工学部) |
| Page | p. 496 |
| Keyword | 漏れ波アンテナ, 電磁波, 単一周波数 |
| Abstract | 単一周波数でビームスキャンを行う漏れ波アンテナが研究されている. 本稿ではスイッチングダイオード(SD)を用いた漏れ波アンテナを提案する. 伝送路のスロット線路に沿って一列に多数個等間隔に並べた放射素子にSDを挿入し, 外部から直流電圧を加えることで放射素子が励振状態と非励振状態とに切り換える. このとき放射素子の長さをλ/4とし, SDが導通状態のときは非放射, 非導通状態のときは放射とし, 導通状態にするSDの組み合わせを変えることで放射方向を変化させる.実際にアンテナを作製し, SDを切り換え放射させる素子の間隔を変えることで放射角度が変わることが確認できた. |
| 題名 | 遮断領域導波管と短絡スタブを用いた左手系導波管について |
| 著者 | *多恵馬 大祐, 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学工学部) |
| Page | p. 497 |
| Keyword | 左手系導波管, 電磁波, メタマテリアル |
| Abstract | 左手系導波管は、群速度と位相速度の符号が異なる左手系特性を持つ導波路の中でも低損失や高耐電力性の点で有利である。これまで遮断領域導波管と短絡スタブを用いた左手系導波管が提案されているが、短絡スタブ部分にはこれを導波域とするための誘電体が装荷されていた.本報告では、幅広の短絡スタブを用いることで誘電体を省いた構成の左手系導波管を提案した.電磁界シミュレーションにより求めた, バランス周波数9.96 GHz, 左手系帯域9.26-9.96 GHz, 右手系帯域は p < 0.6 の範囲で9.96-15.6 GHzの結果より, バランス型右手/左手系複合特性を持つ構成が設計可能であることを確認した. |
| 題名 | 導体接地された異方性Single-Negativeスラブ状媒質中におけるモード解析 |
| 著者 | *村井 渡, 堀田 昌志, 小川 良太, 羽野 光夫 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 498 |
| Keyword | Single-Negative, モード解析 |
| Abstract | 誘導性あるいは容量性を適切に設計した微小セルの周期配列でSingle-Negative媒質を構成する事ができる.これまでに,有限厚さを持つ等方性及び異方性Single-Negativeスラブのモード解析を行ってきた.本稿では,実用的観点からその片面が導体で接地された構造のモード解析を行っている. 解析方法として、その構造における固有値方程式を導出し、伝搬定数の分散特性や電磁界分布などを図示化し,特性を求めている。 |
| 題名 | (特別招待講演) エチゼングラゲは私たちに警告する |
| 著者 | *上 真一 (広島大学理事・副学長(教育担当)) |
| Page | pp. SP-1 - SP-2 |
| Keyword | エチゼンクラゲ, 東アジア縁海域, 環境変化, 海の豊かさの崩壊 |
| Abstract | 2002年以降毎年のようにエチゼンクラゲが大発生し、本邦沿岸漁業に深刻な悪影響を及ぼしている。私たちは、ほとんど未知であったエチゼンクラゲの生態解明と大発生原因究明に取り組んでいる。このクラゲは中国沿岸域で生まれ、海流に乗って日本海に輸送される。近年の大発生の頻発化は、中国沿岸域の環境変化、例えば、1)魚類の乱獲、2)地球温暖化、3)護岸工事などの海岸線改変、4)海の富栄養化など、に起因している。エチゼンクラゲの大発生は、世界最優秀漁場である東アジア縁海域の豊かさを壊してしまう危険性がある。物言わぬエチゼンクラゲはその不気味な姿で私達に海の異常を警告している。 |