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平成19年度 電気・情報関連学会中国支部第58回連合大会

セッション SPE_INVITE  特別講演
日時: 2007年10月20日(土) 16:30 - 17:30
部屋: 教育学部L-205教室 (→地図)
座長: 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)

(時間: 16:30 - 17:30)
題名(特別招待講演) エチゼングラゲは私たちに警告する
著者*上 真一 (広島大学理事・副学長(教育担当))
Pagepp. SP-1 - SP-2
Keywordエチゼンクラゲ, 東アジア縁海域, 環境変化, 海の豊かさの崩壊
Abstract2002年以降毎年のようにエチゼンクラゲが大発生し、本邦沿岸漁業に深刻な悪影響を及ぼしている。私たちは、ほとんど未知であったエチゼンクラゲの生態解明と大発生原因究明に取り組んでいる。このクラゲは中国沿岸域で生まれ、海流に乗って日本海に輸送される。近年の大発生の頻発化は、中国沿岸域の環境変化、例えば、1)魚類の乱獲、2)地球温暖化、3)護岸工事などの海岸線改変、4)海の富栄養化など、に起因している。エチゼンクラゲの大発生は、世界最優秀漁場である東アジア縁海域の豊かさを壊してしまう危険性がある。物言わぬエチゼンクラゲはその不気味な姿で私達に海の異常を警告している。