(セッション表へ)

平成19年度 電気・情報関連学会中国支部第58回連合大会

部門: セッション 1302  3. 電気・電子材料-(1)
日時: 2007年10月20日(土) 10:30 - 11:35
部屋: 工学部 1階 114講義室 (→地図)
座長: 浅田 裕法 (山口大学工学部電気電子工学科)

3-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名Y系超電導体の完全反磁性による磁気浮上特性
著者*小豆澤 真穂, 山﨑 美里, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科)
Pagep. 433
Keyword磁気浮上, 完全反磁性, Y系超電導体
AbstractY系超電導体の完全反磁性を利用した非接触の搬送システムを作製するにあたり、超電導体の形状、配置、マグネットの磁束が浮上力に与える効果を検討した。超電導体を短冊状に切断し、2本を並列に配置した。この状態で超電導状態に転移させ、マグネットを浮上させる。このとき、マグネットの浮上高さを測定することで、浮上力を調べた。その結果、超電導体の形状は、横幅6.35mm、縦幅4mm、マグネットは直径15mm、厚さ1.5mm、質量1.94g、磁束密度0.02265Tのものを使用すれば、充分な浮上高さが得られることがわかった。

3-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名部分溶融法により作製したSm系超電導体の磁気特性測定
著者*山崎 美里, 小豆澤 真穂, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科)
Pagep. 434
Keyword部分溶融法, Sm系超電導体, 磁気特性
Abstract部分溶融法を用いてSm123相とSm211相の混合比や、熱処理条件を変えて試料を作製した。結晶配向が見られる試料ではSm123相による超伝導転移を示し、磁気釣上げ効果も確認された。従って、これらの試料では微細分散したSm211相がピンニングセンタとして働いているものと考えられる。本研究では、仮焼したSm123相に仮焼したSm211相を20%混合して、溶融温度を1090℃、保持温度を1040℃という条件で作製した試料では変形が小さく、良好なピンニングセンタが形成されており最も良好な磁気特性を示した。

3-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名人工ピンの導入によるBi-2212相超電導単結晶の臨界電流の向上
著者*原 将士, 山﨑 美里, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 435
KeywordBi系超電導体, 臨界電流, ピンニングセンター
AbstractBi系超電導単結晶にAl2O3を様々な手法で拡散させるための熱処理を行うことにより、Al2O3がピンニングセンターとして利用できる可能性を探った。その結果、金蒸着の後、Al2O3粉末の上に単結晶に電極を付けた面を置いて熱処理を行うことがIcの向上に有効であるということが明らかとなった。

3-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名不平等電界下における空間電荷分布の極性効果
著者*糸賀 敬修, 福間 眞澄, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 436
Keyword空間電荷, 極性効果, パルス静電応力法, 線-平板電極系, 不平等電界
Abstract空間電荷分布測定は,誘電体材料の内部電荷の挙動や電界分布を測定する技術である。電力ケーブルや電力機器の誘電体材料は不平等電界下で使用される場合が多い。このため、不平等電界下での空間電荷分布測定が重要視されている。本研究では,誘電体材料としてシリコンゴムを使用し,不平等電界の電極系として線-平板電極系を用いて測定を行っている。ここでは,空間電荷の極性効果による電極界面に蓄積する電荷の過渡的変化について測定を行った。その結果,負から正へ極性反転した場合,線電極先端近傍の正電荷が大きく増加することがわかった。一方,正から負へ極性反転する場合では,線電極先端近傍の信号に大きな変化は観測されなかった。

3-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名LDPEフィルム中で発生するパケット電荷の2次元測定
著者*大井川 寛, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 437
Keyword空間電荷, パルス静電応力法, パケット電荷
Abstract空間電荷分布測定は,絶縁材料の電気特性や信頼性評価に利用されている。絶縁材料に用いられるポリエチレンなどの絶縁材料中で起こる空間電荷分布の特異な現象としてパケット電荷がある。パケット電荷は絶縁材料中で発生する塊状の空間電荷であり,直流送電の極性反転などの急激な電圧変化時に発生すると考えられている。本稿では,パルス静電応力法を用いて,2次元測定が可能な空間電荷分布測定装置を開発し,LDPEフィルム中のパケット電荷による電界の歪量の調査をした。パケット電荷とヘテロ電荷によって高電界が発生することがわかった。パケット電荷は水平や斜め方向に移動すると、電界と電荷密度が小さくなることがわかった。