題名 | マルチエージェント技術を適用した自律分散型電圧制御方式 |
著者 | *國狹 大介, 永田 武 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 中地 芳紀, 波多野 亮介 (中部電力) |
Page | pp. 413 - 414 |
Keyword | マルチエージェントシステム, 電圧・無効電力制御 |
Abstract | 近年の電力業界における系統の大規模複雑化は,電力自由化の進展,新エネルギーやマイクログリッドなどのこれまでとは異なる新たなシステムの普及により,今後の更なる進行が予見される。そして,従来の集中型システムによる運用・制御の困難性が既に顕在化してきており,非集中型システムへのパラダイムシフトが進行している。 本研究において,著者らは電力系統の電圧・無効電力制御に焦点を当て,マルチエージェントシステムの技術を応用し,前記のような業界の動向を意識した自律分散型システムとしての電圧・無効電力制御の実用効果をマルチエージェントシステムによるシミュレーションの結果と考察から検討した。 |
題名 | 貯水池の最適運用に関する研究 |
著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, Deependra Kumar Jha, *林 佑貴 (広島大学) |
Page | pp. 415 - 416 |
Keyword | 確率的動的計画法, 最適貯水量運用政策 |
題名 | 複数の分散電源を考慮した配電系統における自律的電圧制御方式の研究 |
著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, *犬山 伸顕, 小林 美奈 (広島大学), 杉原 弘章 (中国電力) |
Page | pp. 417 - 418 |
Keyword | 分散電源, 電圧制御 |
Abstract | 現在、分散電源の大量導入が予想されている。しかし、従来の電力系統では分散電源を大量に連係されることを想定していなかったため特に配電系統において新しいシステムの開発が必要となってきた。 そこで、本研究では分散電源の導入に際し、系統変化への柔軟性をもち、制御器が自律的に観測・制御を行うシステムの開発を目指している。本稿では、本研究において開発された既存の制御方式を用い複数の分散電源を考慮した検討を行う。 |
題名 | 無効電力機器のATCに対する設置効果に関する研究 |
著者 | *山口 友也, 餘利野 直人, 造賀 芳文, Eghbal Mehdi (広島大学) |
Page | pp. 419 - 420 |
Keyword | SVC, 無効電力計画, PSO, ATC |
Abstract | 無効電力機器の設置効果として、電力取引の際に問題となるATC(送電可能容量)を考慮に入れる。電力系統は新規に建設するよりも、すでにある設備を最大限に活用してATCを増加させることが望まれている。そこで本研究では、これまでの研究で求めた準最適配置時をベースケースとし、追加の無効電力機器の設置によるATC増加の効果を求め、ある一定の託送要求を確保するのに必要なコスト、また無効電力保障のみで確保できる送電可能容量を求める。無効電力機器としては、静止型無効電力補償装置(SVC)を取り扱う。 |
題名 | SVMを用いたPSS制御に関する研究 |
著者 | *谷川 雅樹, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室) |
Page | p. 421 |
Keyword | PSS, SVM |
Abstract | 電力系統が大規模・重負荷になるにつれて,系統の安定度もローカルな電力動揺だけでなく,系統全体に影響する長周期動揺が問題となっている.このため大規模電力系統の安定化に対し,本研究室でも電力系統安定化装置(PSS)のロバスト性を考慮した設計法を提案してきた.しかし,一つのPSSでは系統状態によっては所望の制御性能が得られないという課題が生じていた. そこで本稿では,パターン認識手法の一つであるサポートベクターマシン(SVM)を適用し,系統状態を判別することによって,二つのPSSを切り替える制御系を提案する.これにより適切な制御系を構成し,安定性の改善を図る. |
題名 | 停電作業計画手法に基づく系統操作手順作成法に関する一考察 |
著者 | *建部 純 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室), 朝原 春海 (中国電力株式会社), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科), 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室) |
Page | pp. 422 - 423 |
Keyword | 停止計画, 系統操作, 系統構成, 供給信頼度 |
題名 | 風力発電の大量導入に伴う負荷周波数制御への影響評価 |
著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, *中山 晃, 廣光 則昭 (広島大学大学院工学研究科), 湯地 敏史 (大分工業高等専門学校) |
Page | pp. 424 - 425 |
Keyword | 風力発電, 負荷周波数制御, 予備力 |
Abstract | 近年,地球環境問題への対応などを背景に風力発電に注目が集まっており、電源構成に占める割合も増大してきた。 一方で,電力系統の観点から見ると,風力発電は出力変動が大きいことなどから,電圧や周波数など電力品質に影響を及ぼすことが懸念される。特に周波数の維持については,風力予測を考慮しない場合,系統から考えると負荷外乱となる。将来,系統に大量の風力発電が導入された場合,系統の周波数制御をどのように行うかが重要になってくると考えられる。 本稿では系統運用において,時間単位で必要な発電機調整容量,すなわち各予備力に注目し,新たな解析方法を提案した。 |