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平成19年度 電気・情報関連学会中国支部第58回連合大会

部門: セッション 1104  21. コンピュータネットワーク-(4)
日時: 2007年10月20日(土) 14:30 - 16:01
部屋: 工学部 2階 220講義室 (→地図)
座長: 重安 哲也 (広島国際大学)

21-20 (時間: 14:30 - 14:43)
題名金光学園高等学校ネットワークにおけるWebプロキシのアクセスログ解析
著者*西野 潤, 岡本 樹, 谷野 一忠, 田中 誠 (金光学園高等学校), 佐竹 伸介, 佐藤 洋一郎, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部)
Pagep. 393
KeywordWebプロキシ, キャッシング方式
AbstractWebプロキシの性能は,キャッシュ領域に空きがない場合のファイル廃棄の規則を定めるキャッシング方式に依存する.これまでに様々なキャッシング方式[1]が提案されているが,いわゆる万能な方式は無く,個々のネットワークの利用状況に応じて適切なキャッシング方式を選定または考案せざるを得ず,方式の選定を誤ると性能が悪化する可能性がある. そこで本校のネットワークに適したキャッシング方式の選定の第一段階として,Webプロキシのアクセス状況を調査し分析を行った.

21-21 (時間: 14:43 - 14:56)
題名無線LANにおけるバックオフ固定によるアクセス方式
著者*中村 和豊, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部)
Pagep. 394
Keyword無線LAN, バックオフ

21-22 (時間: 14:56 - 15:09)
題名インターネットと無線マルチホップネットワークの統合環境における擬似APを用いた認証機構の提案
著者*島 高志 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 田頭 茂明 (九州大学大学院システム情報科学研究院), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagepp. 395 - 396
Keyword無線マルチホップネットワーク, IEEE802.1X, 認証
Abstract近年,移動端末から無線LAN(WLAN)アクセスポイント(AP)を利用してインターネットに接続接続する状況が増えている.しかし,WLANの利用はそのAPの通信範囲内に限られている.そのため,インターネットと無線マルチホップネットワーク(MANET)の統合環境(以下,統合環境)が注目されている.統合環境では,無線LANのAPまで無線マルチホップ通信を行うことで,APの通信範囲外にいる端末からのインターネット接続を実現することができる.しかし,MANETには様々な端末が参加する可能性があることから,参加端末に対する認証処理が重要となる.そこで本稿では,統合環境向けの新しい認証方式の提案を行う.

21-23 (時間: 15:09 - 15:22)
題名閾値法を用いたP2P全文検索手法の提案
著者*曽我 佳弘 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 田頭 茂明 (九州大学大学院システム情報科学研究院), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagepp. 397 - 398
KeywordP2P, 全文検索, Top-k
Abstractインターネットの爆発的な普及により, ネット上の文書を効率的に発見するための全文検索サービスの重要性はますます高まりつつある. 本稿では,ネット上に分散している文書を一カ所に集めることなく,構造型 P2Pを用いて全文検索を行うことを考える.構造型P2Pとは, データの配置場所やクエリの転送方法を明確に定義 したものである. 本稿では,検索結果に順位付けを行い,上位$k$個の検索結果のみを返答するTop-$k$クエ リの処理手法に焦点を当て, 閾値法を用いて通信量の削減を目的とするTop-$k$クエリの処理手法を提案する.

21-24 (時間: 15:22 - 15:35)
題名β-モデルによる負荷分散ルーティングに関する研究
著者*瀧口 優, 原 元司 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 399
Keyword負荷分散ルーティング, トラフィック分割, 線形強化アルゴリズム

21-25 (時間: 15:35 - 15:48)
題名CO2濃度のデジタル表示システムの開発
著者*田代 渉 (広島市立大学情報科学部), 河野 英太郎, 前田 香織 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 近堂 徹 (広島大学情報メディア教育研究センター), 金田 龍之, 谷口 和久 (広島市立広島工業高等学校)
Pagep. 400
Keywordセンサ, デジタルサイネージ
Abstract 現在、ユビキタス社会実現のため、あらゆるところにセンサやICチップなどが利用され始めている。LiveE!プロジェクト[1]では従来の百葉箱の代わりにセンサを設置し気象データを収集している。そこで、センサやICチップなど、それぞれが個別に持っている情報をネットワークから取得し、その情報を加工しデジタルサイネージで利用されるようになっている。デジタルサイネージとは、屋外や店頭、交通機関など、一般家庭以外の場所でディスプレイなどの電子的な表示装置を用いて情報を発信する メディアのことである。  デジタルサイネージは大型モニタの低価格化、光回線などの広帯域のブロードバンドネットワークの環境が整備されたこと、さらにディスプレイとネットワークの技術進歩により設置場所の自由度、ネットワークの信頼性、快適性が増しシステムの効率的な運用が可能になったため、 様々な公共の場所に設置されている。例えば、高速バスの到着時刻の遅れが出た場合は、従来の職員がアナウンスで伝える内容をデジタルサイネージを時刻表として使用し、聞き間違いや聞き逃しを防ぐことができる。  本稿では、デジタルサイネージの一つとして開発した、電光掲示板を用いたリアルタイムにCO2濃度が表示できるシステムについて述べる。

21-26 (時間: 15:48 - 16:01)
題名AODVにおけるリンク切断予測方式の検討
著者*千葉 達哉, 長坂 康史 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 401
Keywordアドホックネットワーク, AODV, リンク切断予測
Abstract現在、ユビキタス社会の中核となる技術としてアドホックネットワークが注目されている。アドホックネットワークとは、従来のアクセスポイントを使用したインフラストラクチャネットワークとは異なり、端末同士の通信を繰り返して目的端末までの経路を確立するネットワークのことである。  しかし、このアドホックネットワークには端末の移動などによるリンク切断の問題があり、安定的な運用に向けて大きな課題となっている。  そこで本研究では、この課題を解決するため、アドホックネットワークのルーティングプロトコルであるAODV [1] に、パケットの往復伝播遅延時間であるRTT(Round Trip Time)を用いたリンク切断予測機能の搭載を提案する。