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平成19年度 電気・情報関連学会中国支部第58回連合大会

部門: セッション 0904  26. 計算機応用-(2)
日時: 2007年10月20日(土) 14:40 - 16:11
部屋: 工学部 1階 110講義室 (→地図)
座長: 多田村 克己 (山口大学 大学院 理工学研究科 感性デザイン工学専攻)

26-8 (時間: 14:40 - 14:53)
題名モバイルエージェントに基づく会議日程調整システムにおけるNAT透過性の実現について
著者*浜田 裕介, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 305
Keywordモバイルエージェント, 会議日程調整システム, グループウェア, NAT透過性
Abstract我々はモバイルエージェント技術に基づき,事前の予定入力が不要で,日程調整において必要であればモバイルエージェントが参加者と交渉する会議日程調整システムを開発している. しかし,グローバルIPアドレスを持つコンピュータから,NATルータの内側にあるコンピュータへエージェントが移動できない問題があった. 本研究では一つの解決方法として新たなエージェントの移動方式を提案し、実装を行った.

26-9 (時間: 14:53 - 15:06)
題名3次元VLSI初期配置における3次元交叉を導入した遺伝的アルゴリズム
著者*高松 脩哉 (広島工業大学大学院工学研究科), 高木 泰英, 大村 道郎 (広島工業大学工学部)
Pagep. 306
KeywordVLSI, 初期配置, 遺伝的アルゴリズム

26-10 (時間: 15:06 - 15:19)
題名障害物を考慮した3次元格子スタイナー木を求める並列遺伝的アルゴリズム
著者*戸津川 裕志 (広島工業大学大学院工学研究科), 瀬能 浩史, 大村 道郎 (広島工業大学工学部)
Pagep. 307
KeywordVLSI, 格子スタイナー木, 遺伝的アルゴリズム

26-11 (時間: 15:19 - 15:32)
題名条件付きグラフにおける動的最短経路問題解法の性能比較
著者*波多野 開悟, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報専攻)
Pagepp. 308 - 309
Keyword最短経路木, 動的最短経路, ルーティングプロトコル
Abstract動的最短経路問題とは,ネットワークと最短経路木,およびネットワークに対する辺操作系列が与えられたとき,与えられた最短経路木を利用することによって各辺操作実行後のネットワークにおける最短経路木を効率良く再構成する問題である.応用例として,TCP/IPにおけるルーティングプロトコルなどが考えられ、これら応用例においてより高速かつ効率的に動的最短経路問題を解くことが要求される. 本稿の目的はこの問題に対する既存解法について,辺重みの増減がある辺集合を制限した入力データを与えた計算機実験により,これらの性能を比較評価することである.

26-12 (時間: 15:32 - 15:45)
題名2層間での後処理反復による制約付きビア数最小化問題解法
著者*菅 祐司, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邊 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 310 - 311
Keyword多層配線問題, ビア数最小化問題, 層割り当て, 発見的解法
Abstractk層配線における制約付きビア数最小化問題kCVMとは, k層の初配線レイアウトが与えられたとき, ビア数が最小となるような配線の層割り当てを求める問題であり, k=3のときでさえNP困難であることが知られている. そのため, 多くの発見的解法が提案されており, そのなかでも計算機実験により, K-LAG-VLが高性能であることが知られている. 本稿ではK-LAG-VLにおいて後処理的に用いられる手法KLAWSのアルゴリズムの間違いを修正したKLAWS+を提案し, k=4〜12の入力データに対する計算機実験にりその性能を比較し, 提案手法が有用であることを示す.

26-13 (時間: 15:45 - 15:58)
題名切断対の全探索に基づく回路の端子頂点グラフモデルにおける非平面辺最小化手法の提案
著者*山崎 智宏, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagep. 312
Keyword最大全域平面部分グラフ抽出問題, 切断対, 発見的解法
Abstract最大全域平面部分グラフ抽出問題とは 「頂点集合V,辺集合EであるグラフG=(V,E)が与えられたとき, G"=(V, E")がGの全域平面部分グラフとなる辺集合E の部分集合E"の中で, 辺数最大の辺集合E'を求めよ.」 と定義される問題である.この問題はNP困難で, PLAN-PWBやその後処理として用いられるMIS 等多くの発見的解法が提案されている. 本稿では,発見的解法により抽出された平面的グラフに対しての MISと切断対を利用したグラフの再描画を用いた解法 MIS+an,MIS+snとMIS+anを繰り返し実行する提案手法 MIS+anRepeatの性能比較を計算機実験により行ない有用性を示す.

26-14 (時間: 15:58 - 16:11)
題名矩形双対グラフとコンパクションに基づく指定形状プリント基板設計手法
著者*浦田 洋平 (広島大学工学部), 辻 篤史 (日本電気株式会社), 江頭 一廣, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 313 - 314
Keywordプリント基板設計システム, 矩形双対グラフ, コンパクション
Abstractプリント基板設計システムに要求される基本的機能として,要求される基板サイ ズ内でレイアウトを求めることがある.指定サイズが与えられた際の初期 レイアウト構成法や,指定サイズを考慮したコンパクション手法 として,この要求をある程度満たす手法を提案してきた. 本稿では,矩形双対グラフに対する全矩形サイズの見積り手法を応用した 設計手法を提案し,計算機実験により提案手法の性能が良いことを示す.