題名 | C言語プログラムに対するアルゴリズム可視化システムの開発(2) |
著者 | *武田 寛昭 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部) |
Page | p. 297 |
Keyword | アルゴリズムの可視化, プログラム学習支援 |
Abstract | プログラムの学習やデバッグにおいてアルゴリズムの動作過程を把握することは重要である。しかし、デバッガ等から得られる数値情報だけでは、直感的にアルゴリズムの動作過程を把握することは容易ではない。そこで著者らは、アルゴリズムの動作過程を可視化することにより、アルゴリズムの理解を助け、それによるプログラムのデバッグや、初心者のプログラミングの学習などを支援することを目的として、汎用のアルゴリズム可視化システムの開発を行っている。本稿では、このアルゴリズム可視化システムに新しい機能の追加を行い、より有用なシステムへの改良を行ったことについて報告する。 |
題名 | 触覚デバイスを用いたバーチャルギターの開発 |
著者 | *田村 真晴 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部) |
Page | p. 298 |
Keyword | バーチャルシミュレーション, 触覚デバイス |
Abstract | コンピュータの出力デバイスの一つに、力を出力する触覚デバイスと呼ばれるデバイスの応用が行われている。コンピュータ内で模擬された物質に触ると、実際にその物質に触っているような感触を、触覚デバイスを通して得ることができる。 本研究では、この触覚デバイスを用いて、入力する力を加減することにより、感触や音の大きさが変化するバーチャルギターの開発を行った。本稿では、このバーチャルギターシステムの構成について述べる。 |
題名 | コンピュータグラフィックスによる降雪表現手法の開発 |
著者 | *木下 理恵, 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 299 |
Keyword | 降雪, 景観画像生成, コンピュータグラフィックス |
題名 | 実写画像を用いたイルミネーションモーフィング手法に関する検討 |
著者 | *小田 稔 (広島大学大学院工学研究科), 真鍋 知久 (高松工業高等専門学校), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
Page | p. 300 |
Keyword | モ−フィング, 光源移動 |
Abstract | 光源位置の異なる2枚の画像から、光源位置が徐々に変化する画像を生成するイルミネーションモーフィング(以下、ILM)手法が開発された。ILM手法は輝度値が連続的に変化する滑らかな面のみを対象としている。しかし、実写画像には微小な凹凸による陰影や汚れなどが存在し、輝度値のゆらぎが生じる。 本稿ではILM手法の対象範囲を実写画像へ拡張するため、局所的に輝度値がゆらいでいる面を含む画像に拡張する方法を検討した。複数の要素関数の集合から成る輝度分布関数を用いて画像中の輝度分布を表現し、配置する要素関数に一定以上の半径を持つという条件を加えることで、局所的なゆらぎ成分を除いた輝度分布を得る。この処理により、輝度のゆらぎ成分を除いた輝度分布の形状変形を実現する。 |
題名 | 降雨アニメーションにおける輝度ダイナミックレンジの拡張に関する検討 |
著者 | *島田 洋輔, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科), 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 301 |
Keyword | ハイダイナミックレンジ画像, ドライブシミュレータ, 降雨アニメーション, 水滴のレンダリング, 環境マッピング |
Abstract | 降雨時のドライブシミュレータ映像において対向車のヘッドライトが入射するといった輝度変化の激しい状況に対応できるように輝度ダイナミックレンジの拡張を行った。従来用いられているRGB各256段階のローダイナミックレンジ(LDR)画像では、輝度変化の激しい状況が、高輝度領域の輝度飽和などにより表現できなくなる。これを解決するため、RGB値のレンジを広げたハイダイナミックレンジ(HDR)画像をドライブシミュレータ映像に用いる。まず使用するHDR画像フォーマットについての検討を行い、複数枚の実写画像を用いてHDR画像を作成し、これを環境マップとしてドライブシミュレータ映像を作成し、その効果について検討を行った。 |
題名 | BSSRDF設計のための表面下散乱シミュレーション |
著者 | *益池 功, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究科) |
Page | p. 302 |
Keyword | BSSRDF, 表面下散乱, シミュレーション |
Abstract | コンピュータグラフィックスにおいて、大理石などの半透明物質をリアルにレンダリングするためには、物質表面上だけでなく、物質内部における光の散乱を考慮した双方向表面下散乱反射分布関数(BSSRDF)が必要となる。Jensenらは、表面下の多重散乱光成分を双極子光源を用いて近似したBSSRDFを提案している。実際には光の入射角が大きくなると、表面下散乱によって最も明るくなる位置が入射点からずれてくる。しかし、Jensenらの手法ではそれを表現することができない。本研究では、よりリアルな画像生成のためのBSSRDF設計指針を確立することを目指す。すなわち、物質の散乱特性(アルベド、位相関数)を変化させて表面下散乱シミュレーションを行い、表面下放射照度分布の特性を調査・検討し、BSSRDF設計指針を得る。 |
題名 | 方面分類を考慮した印刷用バス時刻表の自動生成について |
著者 | *年岡 和徳 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部) |
Page | p. 303 |
Keyword | 公共交通機関, 路線バス, 時刻表, SOM, Webサービス |
Abstract | 路線バスは地方において重要な役割を持つ交通機関である.しかし,その利用者は年々減少している.そこで我々は路線バスの利用促進を目的に経路探索機能を中心としたシステムを開発し,「バスネット」として鳥取県において運用されている.本研究では時刻表を利用者に手軽に配布する手段として,路線時刻表,バス停時刻表という2 種類の印刷用時刻表を作成する機能を開発した.本稿ではバス停時刻表についてのアルゴリズム,実験について報告する. |