題名 | 高電圧を利用した除草システムにおける部分放電特性 |
著者 | *岩谷 茂, 箕田 充志 (松江工業高等専門学校) |
Page | p. 29 |
Keyword | 雑草, 部分放電, 高電圧 |
Abstract | 雑草を放置しておくと,美観を損ねるだけでなく火災や犯罪の原因となる.そのため,市町村は雑草に関する条例を定め,土地の管理者に除草を促し,土手のように雑草が生い茂る場所では,業者に作業を依頼している. しかし,草刈機を用いた作業では,雑草の根が残るため年に3,4回程度除草を行う必要がある.負荷の低減と経費を削減するには,除草作業の回数を減らすことが有効と考えられる. さらに,除草剤を用いた場合には除草剤が他の作物に影響を与えると考えられる.そのため,除草剤を散布する場合,ある程度の離隔距離が必要であり,除草剤を散布しなかった場所は,手作業で除草することが必要となる. これまでの研究結果から,高電圧印加により除草する場合,ターゲットとする雑草の内部に電流が流れると考えられ,任意の雑草のみ除草できる可能性が確認された.今回は,高電圧を印加したときの部分放電特性について測定を行ったので報告する. |
題名 | 集中巻励磁方式による小型リニア誘導モータの特性解析 |
著者 | *白濱 充, 竹中 昌史, 脇坂 和也, 安藤 詔生 (福山大学) |
Page | p. 30 |
Keyword | リニアモータ, 電磁界解析 |
Abstract | 厚さ0.5(mm)のE型コアを積層した励磁鉄心と0.1(mm)のアルミニウムによる二次移動体からなる小型リニア誘導モータを作成して、全節巻及び2/3、1/3の短節巻の集中巻線による励磁を行った場合の電磁界の理論解析を行う。また、駆動力については実験及び理論計算を行い、励磁方式がリニアモータの特性に与える影響を調べる。 |
題名 | 高こう配磁気分離装置を用いたマグネタイトの回収 |
著者 | *坂本 浩二 (福山大学大学院工学研究科電子・電気工学専攻), 栗延 俊太郎 (福山大学工学部電子・電気工学科) |
Page | p. 31 |
Keyword | 高こう配磁気分離, マグネタイト, 回収 |
Abstract | 高こう配磁気分離技術は、製鉄所の水処理などに広く利用されており、今後も高勾配磁気分離技術の利用は広がると考えられる。さらに、磁性を示さない粒子も、磁気シード法と呼ばれる方法で、高こう配磁気分離技術を用いて回収することができ、製紙排水処理などに使用されている。本研究では、磁気シード法によるバラスト水処理などの研究の基礎として、金網を使用した磁気分離装置を作製し、実験を行った。磁気シード粒子として用いるマグネタイト粒子の回収実験を種種の条件下で行い、その性能を測定した。また、実験で得られた回収率の時間変化の結果をろ過方程式で理論的に表せることを明らかにした。 |
題名 | 果樹用静電農薬散布実験のための噴霧装置の試作 |
著者 | *橋本 祥史, 西村 亮, 西守 克己, 石原 永伯 (鳥取大学/工学部) |
Page | p. 32 |
Keyword | 静電農薬散布 |
Abstract | 農薬散布は2〜3割しか樹木や作物に付着せず,残りは地表面や目的以外の場所へドリフトしてしまう.このような問題を解決するための望ましい手法として静電農薬散布が挙げられる.そこで,本研究では静電農薬散布の帯電方法のひとつである,直接帯電方式を用いて静電農薬噴霧装置の試作をおこなった.静電農薬噴霧装置はノズル,動力噴霧器,薬液タンク,自動車用バッテリーの電圧を昇圧して高圧電源に供給する電源部からなる.また,静電農薬噴霧装置を用いて実際に圃場にある二十世紀梨樹木に対して高電圧を印加したノズルから水を噴霧し,葉に付着した液滴量を測定し,果樹用静電農薬散布の研究を行う. |
題名 | 害虫駆除装置の保護回路試作について |
著者 | 横山 正春, *榎原 智志, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校) |
Page | p. 33 |
Keyword | 害虫, 駆除, 高電圧, 保護回路 |