題名 | Cell Illustratorにおける計算環境支援ツールの開発 |
著者 | *田中 寿宜 (大島商船高等専門学校), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/山口大学理学部), 松野 浩嗣 (山口大学理学部), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所) |
Page | pp. 582 - 583 |
Keyword | Cell Illustrator, XML, CSML |
Abstract | 細胞内の分子間における相互作用の理解を助ける為,計算機を用いた数理モデル化とシミュレーションのツールの開発が進められている.我々は,生命パスウェイのモデル化手法としてペトリネット理論を基本構造に持つCell Illustrator(CI)を独自に開発している.また,CIの結果からバイオロジスト(ユーザ)が直感的にイメージする分子作用の働きを,アニメーションとして表せるCell Animatorも開発している.しかし,これを利用するユーザはXML記述の高いスキルが要求された.今回,XML記述をGUIで容易に作成できるCI Builderと,モデルの改変で自動的にCIの実行結果をCell Animator上で確認できるCI Manipulatorの作成を行った.ユーザは計算機を扱うスキルを強く意識することなく,モデルの改変と分析が行えるCIの計算環境を整えることができた. |
題名 | 各種光が人体に与える癒し効果の研究 |
著者 | *松浦 司 (松江工業高等専門学校), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科) |
Page | p. 584 |
Keyword | 光, 癒し効果, リラックス |
Abstract | LED光や白熱灯や蛍光灯などの各種光が人体に与える癒し効果について述べたものである。具体的には、各種光を人体が浴びた時に脳波を測定し、これにより癒し効果が得られているかどうかについて検討するものである。 |
題名 | ALS患者のためのERPを用いた意思伝達に関する臨床実験 |
著者 | *村上 拓 (米子工業高等専門学校 専攻科), 加納 尚之 (米子工業高等専門学校 電子制御工学科) |
Page | pp. 585 - 586 |
Keyword | 筋萎縮性側索硬化症(ALS), 事象関連電位(ERP), 意思伝達 |
Abstract | 思考能力は健常者と同じであるにもかかわらず,周囲の人に意思を伝えることができない筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)患者のために,事象関連電位(Event-Related Potential:ERP)の成分であるP200とN200とP300を用いた意思伝達に関する研究を行っている.本報告では,実際のALS患者を対象に目標項目を特定する実験を行った結果,非常に高い正答率を得ることができたことについて報告する.また,本ALS患者がさらに高い正答率を得るための方策について検討を行ったので併せて報告する. |
題名 | 超音波センサを用いた離床検知装置の開発 |
著者 | *丸山 祐二, 山田 陽 (山口大学), 春山 和男 (宇部工業高等専門学校), 明石 卓也, 若佐 裕治, 田中 幹也 (山口大学) |
Page | pp. 587 - 588 |
Keyword | 離床検知, 超音波 |
Abstract | 認知症高齢者が集まって生活するグループホームや他の福祉施設、病院などにおいては認知症患者が離床するときに介護者などを呼ばずに単独で離床し、その結果転倒したり徘徊したりすることが問題となっている。現在、離床検知装置としてマットセンサが多く使われているが、マットに躓く、滑って転ぶなどの問題がある。そこで本稿では、超音波センサを用いて被験者がベッド上で起床することを検知する手法を提案する。送信センサを2つ、受信センサを1つ用いて超音波の反射状況に応じて被験者がベッド上で座っている場所の識別(右端、中央、左端)も可能な機能の開発をし、その有用性を示す。 |
題名 | ハイブリッド関数ペトリネットによるマウス時計遺伝子機構光応答シミュレーション |
著者 | *三藤 なつ美, 松野 浩嗣, 井上 愼一 (山口大学大学院理工学研究科), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター) |
Page | pp. 589 - 590 |
Keyword | シミュレーション, サーカディアンリズム, 光応答, 位相変化 |
Abstract | 本研究では、ハイブリッド関数ペトリネットによりモデル化されたマウス時計遺伝子機構モデルを用い、サーカディアンリズムの光応答に関するシミュレーションを行った。 マウスの時計遺伝子のひとつであるPerは光により転写を促進される性質をもつ。このことをもとにPermRNAを増加させシミュレーションを行った光応答シミュレーションの結果、実際の生物実験と同様の位相反応曲線が得られることがわかっている。 本研究では、このPermRNAの増加量に注目してさらにこの増加量を様々に変化させた場合のシミュレーションを行い、PermRNA増加量とサーカディアンリズムの位相変化の関係について考察した。 |