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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 5. パワーエレクトロニクス III
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 1階 22115室 (→地図)
座長: 飯田 隆彦 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

5-11 (時間: 14:20 - 14:33)
題名最適制御を用いた強磁場制御用電源の実験による検証
著者*石倉 規雄 (松江工業高等専門学校専攻科), 渡辺 修治 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 479 - 480
Keyword最適制御, 多重化電源
AbstractMRIでは,強磁場を高速かつ精度よく制御することが求められている。これには磁場発生用コイル内に数百[A]もの電流を流し,精度よく制御するための高出力電流増幅器が必要であり,電源の多重化とディジタル最適制御によって,実現できることがシミュレーションから確認されている。ここでは,提案システムの有用性を実験によって確認することを目的とする。そこで,シミュレーションにより,目標とする回路定数に基づくモデルと実験用縮小モデルで検討を行う。また,最適制御によって対象とする回路が制御可能であることを実験による検証によって明らかにする。

5-12 (時間: 14:33 - 14:46)
題名単相三線式配電用電流バランサの実験による検討
著者*福井 博一 (山口大学大学院), 渡辺 修治 (松江工業高等専門学校), 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagep. 481
Keyword相関関数, 有効電流, 単相三線式配電, 電流バランサ
Abstract家庭などの低圧配電として単相三線式が広く用いられている。しかしながら、単相三線式配電においてアンバランスな負荷状態では三線式システム全体が受電できなくなるという問題がある。 著者らは先に,相関関数を用いた単相三線式配電用電流バランサを提案し,その有効性を計算機シミュレーションにより確認した。本論文では, 3アームを有する電圧形インバータからなる電流バランサの実験装置を構成し,実験により有効性を確認する。 各フィーダの有効電流の演算はDSP(TMS320C6713)により行い,PWMインバータを制御する。実験結果より,アンバランスな負荷状態においてバランスした電源電流を得られることを明らかにした。

5-13 (時間: 14:46 - 14:59)
題名インターリーブ方式昇圧チョッパ回路のダウンサイズ化に関する一考察
著者*橋坂 明 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気株式会社)
Pagep. 482
Keywordインターリーブ方式, ダウンサイズ化
Abstract電気自動車,ハイブリッドカー,燃料電池車に代表されるモータ駆動型乗用車に搭載する電力変換器は,その高効率性能はもちろん,限られた車載スペースへの搭載を前提としていることから,そのスケールも重要な条件の一つとなる. 本報告では,電力変換器のダウンサイズ化を目的として,昇圧チョッパ回路部分にインターリーブ方式を適用し,ダウンサイズ化への定量的評価を行ったので報告する.

5-14 (時間: 14:59 - 15:12)
題名昇圧チョッパ形単相PFC整流器のリカバリレス化
著者*今井 康平, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気株式会社)
Pagep. 483
Keywordリカバリレス化, 昇圧チョッパ, PFCコンバータ
Abstract力率補正を目的として,昇圧チョッパ形単相PFC整流器が産業応用分野に対し広く適用されている.しかしながら,その回路構成上出力側ダイオードのリカバリ現象による損失やノイズの増大が懸念される. 本報告では,インダクタを結合型トランスとすることで出力側ダイオードのリカバリ現象を効果的に抑制可能な新しい昇圧チョッパ回路を用いた単相PFC整流器を提案する。

5-15 (時間: 15:12 - 15:25)
題名インターリーブ方式昇圧チョッパ回路の電流平衡制御
著者*川島 崇宏 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 山本 真義, 舩曳 繁之 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気(株))
Pagep. 484
Keywordインターリーブ方式, 非対称, 電流平衡制御
Abstractインターリーブ方式昇圧チョッパ回路においては,各相の実装上の抵抗成分の非対称性により各相の電流が不平衡となり,損失の偏りや増大を招く危険性がある. 本論文では,インターリーブ方式昇圧チョッパ回路における実装上の抵抗成分の非対称性による損失の偏りや増大といった問題点を,インダクタ電流を検出し,平衡させることにより解決可能な電流平衡制御方式を提案し,それらについて計算機シミュレータを利用して動作確認を行い,提案制御方式の有効性を示唆している.