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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 4. 電気機器・電気応用 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 村瀬 暁 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)

4-20 (時間: 14:30 - 14:43)
題名磁性酸化チタン光触媒を用いた水処理と磁気分離
著者*坂本 浩二, 栗延 俊太郎 (福山大学/工学部), 鶴崎 健一 (福山大学/人間文化学部), 夏井 雄亮, 木俣 光正, 長谷川 政裕 (山形大学/工学部)
Pagep. 450
Keyword光触媒, 磁気分離, 水処理
Abstract磁性酸化チタン光触媒粒子を作成し、水処理を行った。水処理の試料として塩基性染料とノニルフェノール、オクチルフェノールを用いた。  実験では塩基性染料含む水溶液を作成し、光照射のない条件下で磁性光触媒粒子への吸着による濃度変化を測定し、その後光照射による光分解特性を測定した。塩基性染料に対して磁性酸化チタン光触媒粒子は高い吸着特性を示し、吸着と光分解により塩基性染料濃度はゼロになった。また、環境ホルモンであるノニルフェノールとオクチルフェノールについても同じような実験を行い、分解できることが示された。また、磁気分離の実験を高こう配磁気分離フィルタを使用して行った。磁性光触媒粒子と同じ粒径のマグネタイトの回収率は100%であった。

4-21 (時間: 14:43 - 14:56)
題名渦電流探傷における励磁コイルによる渦電流分布の改善について
著者*坪井 始, 田中 始男, 瀬島 紀夫 (福山大学)
Pagep. 451
Keyword渦電流探傷, 有限要素法
Abstract渦電流探傷において、励磁コイルによって誘導される渦電流分布の検討を行う。まず、励磁コイルの置き方による渦電流分布の違いを検討する。すなわち、矩形コイルを披検出材料表面に平行に置いた場合と垂直に置いた場合について、渦電流分布の違いを検討する。つぎに、励磁コイルの配置による渦電流分布改善の可能性について検討する。

4-22 (時間: 14:56 - 15:09)
題名SimEを用いた電力平準化システムの最適化
著者*上甲 和範 (島根大学大学院総合理工学研究科電子制御システム工学専攻電気エネルギー制御研究室), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)
Pagepp. 452 - 453
KeywordSMES, 平準化, 最適化, SimE
Abstract著者らは先に,製鉄所圧延工場の電力変動平準化を目的とした,SMESを用いた電力平準化システムのGAによるコスト最適化手法を提案した.最適化を行った結果,本システム導入コストと,SMES寿命30年間での運用コスト削減により電力平準化システム導入の可能性を検討した. 本稿では,GAと同じ自然淘汰原理に基づいた最適化手法であるシミュレーティド・エボリューションを用いた最適化手法を提案する.最適化結果を用いた電力平準化から,GAよりも短時間の最適化時間でGAと同等の解を得ることが可能であることが明らかとなった.

4-23 (時間: 15:09 - 15:22)
題名歩行負荷機能付きトレッドミルの運動強度を用いた制御
著者*松田 芳一 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 増田 英明, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 454
Keywordトレッドミル

4-24 (時間: 15:22 - 15:35)
題名分散型電源としての燃料電池システムモデル
著者*荒金 佑哉, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科)
Pagep. 455
Keyword燃料電池, モデル
Abstract太陽光発電システム(PVシステム:Photovoltaic System)は,天候による日射変動や温度変化に伴い,出力電力が秒オーダーで急峻に変化する。この出力電力を平滑化するため,家庭用分散型電源システムの検討が望まれる。 本報告では,家庭用分散型電源システムを検討するために燃料電池モデルを作成し,シミュレーションの結果から作成したモデルが燃料電池を模擬できていることを確認した。

4-25 (時間: 15:35 - 15:48)
題名高速鉄道変電所における電力平準化制御 ―電力指令値の検討―
著者*椙尾 哲也, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科)
Pagep. 456
KeywordSMES, 電鉄変電所, 電力平準化, ファジィ
Abstract これまでに鉄道変電所にSMESを用いたファジィによる電力平滑化制御システムが提案しされている。この制御ではスケーリングファクタを固定して制御するため、電力指令値の負荷電力に対する追従性に問題がある。本報告では,非ファジィ化のスケーリングファクタを修正する電力指令値の決定について検討する。電力指令値に修正を加える方法を行ったところ、シミュレーションによりSMES容量を低減できることが確認できた。