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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 4. 電気機器・電気応用 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 舩曳 繁之 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)

4-14 (時間: 13:00 - 13:13)
題名高電圧を利用した除草特性
著者*岩谷 茂 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻 箕田研究室), 箕田 充志 (松江工業高等専門学校 ), 藤田 直樹 (山陰建設工業株式会社)
Pagep. 443
Keyword高電圧, 雑草
Abstract島根県においては高齢化が進み,除草作業の軽減は重要な課題である。しかし,草刈機を用いた作業では,雑草の根が残るため年に3,4回程度除草を行う必要がある。負荷の低減と経費を削減するには,除草作業の回数を減らすことが有効と考えられる。 今回は,高電圧を用いた除草の可能性と,その特性について検討を行ったので報告する。

4-15 (時間: 13:13 - 13:26)
題名LEDを用いた植物育成システムの研究
著者*栗原 勇次 (松江工業高等専門学校 専攻科 電子情報システム専攻), 箕田 充志, 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科)
Pagep. 444
KeywordLED, 植物, 育成
Abstract山陰では梅雨や冬の時期,天候が悪くなることが多い。特に山間部では,他地域に比べ日照不足となり,植物の成長に影響を及ぼしている。この問題解決の一手法として,植物に人工的な光を照射することにより,育苗期間の短縮及び品質の向上の可能性が考えられる。植物は発芽および成長において全ての光波長を利用していないことから,人工的な光を照射するにあたり白熱灯を光源とする育苗法は電力消費及び発熱等の二次的問題が発生するため非効率的であると考えられる。そこで筆者らは,これまでにLEDを用いてトルコギキョウを対象とした,発芽装置の開発を行ってきた。その結果,開発したLED光源はトルコギキョウの発芽・育苗に効果があることが分かった。今回は,イチゴ等の植物に対しての成長を助長するLED光源を検討したので報告する。

4-16 (時間: 13:26 - 13:39)
題名高電圧を用いた貝の前処理
著者*箕田 充志 (松江工業高等専門学校 ), 砂山 俊二 (株式会社 環境分析センター)
Pagep. 445
Keyword高電圧, 二枚貝, 食品
Abstract二枚貝を冷凍することで身の変色や組織の劣化を防ぎ,また長期間保存することが可能と考えられる。現在,冷凍二枚貝の製品としては,完全にボイルしたものを凍結することが多い。しかし,ボイルする工程で旨みのほとんどが抜けることや,水分を多量に含んだ状態で凍結してしまうため,食感が極端に低下する問題がある。 さらに,生鮮の二枚貝をボイルしないで冷凍した場合,調理時に貝の開口率が極端に低いことや,ハマグリなど特定の貝によってはほとんど開口しない問題が生じている。  本研究では,二枚貝類の殻外部から高電圧を短時間印加する電気的作用による冷凍前処理方法を考案したので報告する。

4-17 (時間: 13:39 - 13:52)
題名有限要素法による磁性基板を有する高温超電導薄膜導体を円筒状配置とした場合の交流通電損失特性の検討
著者*馬淵 聖史, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学), 塚本 修巳 (横浜国立大学)
Pagep. 446
Keyword薄膜超電導体, 磁性基板, 集合導体, 交流通電損失
Abstract 高い臨界電流密度を有し,高磁界中においても超電導特性が保持される,RE系高温超電導体の実用化の最大の課題としては低コスト化が挙げられるが,磁性基板を用いることによって大幅な低コスト化が可能となりつつある.これらの導体の実用化を考えると,電流容量の観点から集合導体の開発は必須であり,集合導体においても磁性基板が交流通電損失に与える影響を明確にし,低損失な集合導体を開発する必要がある.超電導体内の電流分布は磁性基板の影響を受け,交流通電損失が増加することが報告されている.そこで有限要素法を用いて,磁性基板を有する高温超電導薄膜導体を円筒状に並列配置し,ケーブル構造とした場合の交流通電損失について検討を行ったので報告する.

4-18 (時間: 13:52 - 14:05)
題名永久磁石型モータの焼きばめが鉄損に与える影響についての検討
著者*森本 隼人, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学)
Pagep. 447
Keyword永久磁石型モータ, 焼きばめ, 鉄損
Abstractモータの鉄損の解析結果が実測結果と異なる事はよく指摘されているが,その原因の一つに,モータに焼きばめが施されて固定子の磁気特性が素材特性と異なる事が挙げられる.今回,実機モデルを用い,素材特性と焼きばめが施されている固定子のバックヨーク部の磁気特性を測定し,これらの測定結果を用いてモータの焼きばめが鉄損に与える影響について検討を行ったので報告する.

4-19 (時間: 14:05 - 14:18)
題名組込みシステムを用いた省電力システムの開発
著者*三並 拓矢 (広島工業大学大学院/工学専攻 情報システム工学研究科 久保川研究室), 久保川 淳司 (広島工業大学/情報学部)
Pagepp. 448 - 449
Keywordエージェント, 組込みシステム
Abstract近年、世界的なエネルギー問題により省エネルギー、エネルギーの利用の高効率化が求められている。その中で様々な製品に省エネルギーと省スペースを実現した組込みシステムが搭載されてきている。 本研究では、組込みシステムに搭載することができるエージェントを用いた省電力システムのフレームワーク開発をJava言語によって行い、それらの応答性などの実験を行い実用に耐えることができるかどうかを調べた。