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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 3. 電気・電子材料 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 1階 22113室 (→地図)
座長: 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)

3-18 (時間: 14:20 - 14:33)
題名線‐平板電極系におけるPEA信号の解析
著者*Risky Ananda, 藤川 信次, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 423
Keyword空間電荷分布, PEA法
Abstract空間電荷分布測定は誘電体材料の信頼性評価に利用されている。空間電荷分布測定にはパルス静電応力(PEA)法[1]が広く利用されている。電力ケーブルや電力機器の誘電体材料は不平等電界下で使用される場合が多い。本研究では不平等電界下での空間電荷分布測定として,線−平板電極系での音波信号を数値解析[1]により空間電荷分布信号に変換する方法について調査を行ったので報告する。

3-19 (時間: 14:33 - 14:46)
題名プリント基板の劣化現象と空間電荷分布の測定
著者*石築 和也, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 424
Keyword空間電荷, イオンマイグレーション , PEA
Abstractプリント基板は多くの電気電子機器で利用されている。基板の絶縁性能は電気機器の信頼性を決定する。その絶縁不良や劣化の原因の一つにプリント基板のイオンマイグレーションがある。この現象を高分子等絶縁材料の評価に用いられている空間電荷分布測定技術を用いて調査を行った。本稿では,プリント基板として紙フェノール基板を湿熱劣化させた場合の空間電荷分布の経時変化について報告する。

3-20 (時間: 14:46 - 14:59)
題名ステップ状非対称人工ピンニングセンターによるピン止め特性の検討
著者*何 継方, 萩原 雅之, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学理工学研究科)
Pagep. 425
Keyword超伝導体, 臨界電流密度, 微細加工, 非対称人工ピンニングセンター
Abstract第二種超伝導体の臨界電流密度は、量子化磁束とピンニングセンターの相互作用によって決定される。人工的にピンニングセンターを導入する方法を用いると、超伝導体の臨界電流密度特性を変化させることも可能である。これまで、我々は、微細加工を用いて超伝導膜に人工ピンニングセンター(人工ピン)を導入する方法を提案し、溝状やホール状の対称的な形状の人工ピンを導入した超伝導膜の特性について検討してきた。本研究では、ローレンツ力に対して非対称に作用するステップ状のピンニングセンターを導入した場合におけるピン止め特性や臨界電流密度特性について検討を行った。

3-21 (時間: 14:59 - 15:12)
題名中間熱処理を施したin-situ法MgB2超伝導テープ線材の超伝導特性
著者*日野 保明 (山口大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻), 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 三浦 大介 (首都大学東京大学院)
Pagep. 426
KeywordMgB2, in-situ法, 臨界温度, 臨界電流密度
AbstractMgB2超伝導体は、金属系超伝導体の中で最も高い臨界温度を示すことから、液体水素や冷凍機で冷却できる20K近傍での応用が期待されているが、その応用において臨界電流密度Jc値の向上が当面の課題となっている。今回、我々はコストを意識した簡便な手法として、酸化の影響が少ないMgフレークとアモルファスB粉末を用いた。そして中間熱処理を施したin-situ法によりテープ線材を作製し、その超伝導特性を評価した。その結果、現在実用されているNbTi線材の約10分の1程度のJc値を得ることができた。今後は熱処理条件を最適化やピンニングセンターの導入によりさらに高い特性が期待できると考える。

3-22 (時間: 15:12 - 15:25)
題名風力発電用ブレードを模擬した沿面放電特性
著者*福井 裕幸, 箕田 充志, 高尾 学, 久間 英樹 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 427
Keyword電気
Abstract 風力発電システムの設置台数の増加とともに落雷による事故が発生している。 これらを解決するために,落雷による破損メカニズムの解明や,その防止法の検討は極めて重要な技術課題となる。 今回は,ブレードの一部分を模擬した試料を用い,ブレードに水分が付着した場合と乾燥した場合の沿面の放電特性について検討した。