題名 | 酸化チタンのプラズマ照射処理による色素増感太陽電池の高効率化に関する検討 |
著者 | *藤田 理久 (近畿大学工学部電子情報工学科), 岡井 剛 (近畿大学大学院システム工学研究科), 湯地 敏史 (広島商船高等専門学校電子制御工学科), 椿原 啓 (近畿大学工学部電子情報工学科), 小田 哲雄 (広島商船高等専門学校電子制御工学科) |
Page | p. 411 |
Keyword | 色素増感太陽電池, プラズマ照射, 酸化チタン |
Abstract | 酸化チタン膜にアルゴン・窒素混合プラズマを照射処理し、色素増感太陽電池の効率向上を目指した。無処理、四塩化チタン処理、等と比較しながら短絡電流、開放電圧、光電変換効率について処理の効果を検討した。 |
題名 | バインダーフリー塗布法による低温焼成膜色素増感太陽電池の作製 |
著者 | *岡井 剛 (近畿大学大学院システム工学研究科), 椿原 啓 (近畿大学工学部/電子情報工学科) |
Page | p. 412 |
Keyword | 色素増感太陽電池, 低温焼成, バインダーフリー |
Abstract | 一般に色素増感太陽電池の光電極に使用される酸化チタン膜は500℃程度での焼成を必要とする。本研究では乾燥のみあるいは低温度での焼成で酸化チタン膜を作製するためにバインダー効果の期待できる多量の水酸基を有する超微粒子酸化チタンを併用することを試みた。密着性、色素吸着については問題の無いものの、太陽電池としては未だ十分な機能が得られていない。 |
題名 | 複合型味覚センサを用いた甘味のセンシング |
著者 | *井谷 彰宏 (近畿大学大学院システム工学研究科), 椿原 啓 (近畿大学工学部/電子情報工学科) |
Page | pp. 413 - 414 |
Keyword | 味覚センサ, 脂質高分子膜, アドミタンス, 赤外光吸収, 甘味 |
Abstract | 甘味を呈する糖類は、その分子量の大きさにより単糖、二糖、三糖などに分類され、人が感じる甘味の強さもそれぞれ異なる。本研究では、脂質高分子膜の応答電位値に加え、アドミタンス、赤外光吸収についても項目に加え甘味評価を試みた。また、甘味物質と他の味覚物質が混在している場合のセンシングについても検討した。 |
題名 | 超電導体作製および自動計測システムの構築と評価に関する研究 |
著者 | *中野 洋和 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科), 原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 山崎 優作, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
Page | p. 415 |
Keyword | 超電導体, 作製システム, 評価システム, コンピュータ制御 |
Abstract | 酸化物超電導体を工学的に応用するため、作製・評価システムにコンピュータを導入し、自動化することを検討した。本研究では、Windowsベースで超電導体の作製と特性の計測及び評価を行うためのシステム構築を試みた。また、実際に作製・計測を行い、システムの有効性および超電導特性について検討を行った。 |
題名 | 部分溶融法により作製したSm系超電導体の臨界電流密度 |
著者 | *山崎 優作, 中野 洋和 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科), 原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
Page | p. 416 |
Keyword | 部分溶融法, Sm系超電導体, 臨界電流密度, ピンニングセンター |
Abstract | 部分溶融法を用いてSm系超電導体を作製し、超電導特性の向上を目指した。この手法で作製した試料においては、Sm123相の中にSm211相が微細分散しており、これがピンニングセンタ−として働くことによって、磁界中でのJcの低下が抑えられた。中でも、保持温度を1050℃として作製した試料のJc低下が最も少ないことから、この保持温度で作製した試料がピンニングセンターの効果が最も高いことが明らかとなった。 |
題名 | Bi-2212相超電導単結晶のJc測定と電流経路の推定 |
著者 | *原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 山崎 優作, 中野 洋和, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
Page | p. 417 |
Keyword | 臨界電流密度, 電流経路, 単結晶 |
Abstract | 一般的に、超電導体のJcは形状にかかわらず一定である。しかし、層状構造を持つBi-Sr-Ca-Cu(Bi系)酸化物超電導体ではa-b軸方向は結晶内のCuO2面を伝導して超電導電流が流れるが、c軸方向はCuO2面間をトンネル電流として流れるものと考えられる。従って、単結晶ではa-b軸方向とc軸方向に流れる電流の伝導機構に違いが生じる可能性がある。本研究ではa-b軸面である単結晶表面に電極を形成し、四端子抵抗法によってBi2Sr2CaCu2Ox(Bi-2212相)超電導単結晶の電流-電圧(I-V)特性の測定を行った。そして、単結晶におけるJcの厚さ依存性を調べることで、Ic及びJcのシミュレーションを行い、Bi系超電導単結晶の電流経路を推定した。 |