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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:51
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校電気電子工学科)

2-15 (時間: 14:20 - 14:33)
題名直流熱プラズマを用いた水酸化アパタイト膜の作製
著者*神 昌宏, 栗田 雅紀, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 395
Keyword熱プラズマ, 水酸化アパタイト
Abstract近年の高齢化社会において人工関節、人工歯根等医療器具に対する関心が高まっている。現在、約19.5%の人口が65歳以上を占め、その数は2488万人となっており、2025年には25%の人口が65歳以上となると予想され、将来さらに人工関節や人工歯根などが必要とされる。そこで注目されているのが水酸化アパタイトで、水酸化アパタイト(HAP)は骨や歯をはじめとした生体組織の無機成分であり、生体活性物質(bioactive material)といわれている。これを体内に埋入すると自ら積極的に新生骨の発生を誘導することが明らかになっている。 本研究では直流熱プラズマを用いて、HAP溶射を行っている。

2-16 (時間: 14:33 - 14:46)
題名プラズマジェットを用いたカーボンナノクラスタの合成
著者*大石 剛, 山谷 陽一, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 396
Keywordカーボンナノチューブ, プラズマジェット
Abstract一般的なカーボンナノチューブの簡便な合成法としてアーク放電法があるが、連続合成や大規模化による大量生産が困難である。この他の合成法においても、高効率で大量かつ簡便に高純度のカーボンナノチューブを生成することが可能なプロセスの実現は重要な課題である。そこで、我々は高次制御熱プラズマプロセス装置を用いたCNTの合成を提案した。今回はカーボンナノクラスタ合成に対するNi粉末の効果を更に検討するとともに、カーボンナノクラスタの更なる高速合成、大量生産に適したプロセス条件について検討する。

2-17 (時間: 14:46 - 14:59)
題名プラズマ反応溶射法によるTiO2の即時合成−合成粉末組成の原料粉末注入位置依存性−
著者*武井 信裕, 藤本 聡, 大崎 堅, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 397
Keywordプラズマ反応溶射, 層流プラズマジェット, プラズマ溶射ガン, 熱プラズマ処理, TiO2微粉末
Abstract大気中におけるプラズマ反応溶射法を用いてTi粉末から直接TiO2粉末を合成することを試みており、これまでに、プラズマジェット生成条件、反応場ガス冷却条件等の溶射条件が合成されたTiO2粉末の組成(アナタ−ゼ型TiO2とルチル型TiO2の構成割合)やサイズに及ぼす影響について明らかにしてきた。今回は、Ti粉末注入位置が合成されたTiO2粉末の組成に及ぼす影響を調べ、ジェットの温度との関係について考察すると共に、合成されたTiO2粉末組成の幅広い制御法についても言及する。

2-18 (時間: 14:59 - 15:12)
題名プラズマ溶射法によるAl被覆Ti粉末の高速生成
著者*藤本 聡, 大崎 堅, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 398
Keywordプラズマ反応溶射, プラズマ溶射ガン, 熱プラズマ処理, Ti-Al金属間化合物, Al被覆Ti粉末
AbstractTi-Al金属間化合物は、難加工性であるが軽量で比強度が高く耐熱性・耐腐食性に優れ、高温部での構造材料として有用である。その製法には、粉末焼結法、溶製法などがあるが作製に複雑な工程を要するなど手間がかかる。そこで融点の高い材料にも効率よく加熱をすることができる改良形プラズマ電極型プラズマジェット発生器を熱源とした溶射ガンを用い、Ti-Al金属間化合物の原料であるAl被覆Ti粉末の生成および生成における詳細の解明を行う。

2-19 (時間: 15:12 - 15:25)
題名省エネルギー・コンパクト型プラズマ溶射システムの開発
著者*崎山 智司, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 399
Keywordプラズマ溶射, 熱効率, 省エネルギー
Abstract本研究の最終目標は、溶射プロセスをモニタリングし、その情報をもとに常に最適溶射を実現できるインテリジェント溶射技術を開発することにある。これまで筆者らはCCDカメラを用いた溶射プロセスモニタリング装置を開発してきた。ここでは更に、高熱効率のプラズマジェット発生器を用いて開発した省エネルギーで運搬可能なプラズマ溶射システムの諸特性について報告する

2-20 (時間: 15:25 - 15:38)
題名レーザ光脱離現象の一次元円柱座標粒子シミュレーション
著者*石崎 隆広 (山口大学理工学研究科), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 400
Keywordプラズマ粒子シミュレーション, 円柱座標コード, 光脱離電子

2-21 (時間: 15:38 - 15:51)
題名粒子シミュレーション用の新しい三次元動画表示方法の研究
著者*後藤 大輔 (山口大学), Indranath Mahesh Katugampala (マツダ(株)), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 401
KeywordOpenGL, 三次元動画表示, 粒子シミュレーション