題名 | グリッドバイアス法を用いたRF放電プラズマの負イオン源への応用 |
著者 | *岡田 純一, 中尾 勇一, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 390 |
Keyword | グリッドバイアス法, 負イオン源 |
Abstract | 核融合プラズマの加熱法として中性粒子ビーム入射(NBI装置があり、その心臓部である負イオン源について研究を行っている。将来的に核融合装置を長時間連続運転させるにはフィラメントを用いない高周波放電を用いたものに代えていく必要がある。そこで、長期連続運転可能なRF放電を負イオン源に採用できないかを検討している。これまで磁気フィルターによるRF放電プラズマのプラズマパラメータ制御を検討してきたが、電子温度が下がりにくいという結果を得た。一方、他の制御法であるグリッドバイアス法では電子温度が低下するという報告がされている。 本研究ではグリッドバイアス法によるRF放電プラズマの制御を目標とし、負イオン源への応用を目指している。 |
題名 | NBI用の高周波負イオン源開発(III) -負イオン密度の測定- |
著者 | *田内 康, 中尾 勇一, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
Page | p. 391 |
Keyword | プラズマ, VHF, 負イオン, 磁気フィルター, 光脱離 |
Abstract | 核融合発電実現に向け高周波負イオン源の開発を行なっている。現在、100MHz帯の高周波プラズマ源で負イオン生成が確認できているがまだ少量である。更なる負イオンビームの大電流化を目指し、プラズマ生成の高効率化・物理機構の解明を行なう。 |
題名 | 重水素放電プラズマ中でのプラズマ生成,真空紫外放射とD-生成の関係 |
著者 | *森 成史, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科) |
Page | p. 392 |
Keyword | NBI用負イオン源, 重水素負イオン, 真空紫外放射, 負イオン密度, プラズマパラメータ制御 |
Abstract | NBI用の負イオン源を目標として,重水素プラズマ中での負イオン生成機構の理解を目指している。本稿では負イオン生成に必要不可欠な振動励起分子の生成状況を調べるため,真空紫外(VUV)放射の分光測定を複数個所で行った。磁気フィルター磁場強度によってソース領域と磁気フィルター領域でのVUV放射の変化の傾向や発光強度が大きく異なることを示した。次に負イオン電流との対応を考える上で,振動励起分子の輸送距離を見積もり,十分な量の振動励起分子が引出し領域に輸送されることを確認した。これらの結果を基に,プラズマパラメータの変化等の実験結果とあわせて考えると我々の行った実験の範囲内では,振動励起分子よりプラズマパラメータが負イオン生成の律則を決めていると考えられる。 |
題名 | 数値計算による水素負イオン源の引出し負イオン電流評価 |
著者 | *橋本 圭令, 西田 亮, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 393 |
Keyword | 負イオン, セシウム, 負イオン源, 引出し負イオン電流 |
Abstract | 核融合発電には高温プラズマが必要であるが、高温を維持するためには外部から追加熱する必要がある。その装置にNBI装置があり、その心臓部に負イオン源がある。負イオン源に少量のCsを添加することで、表面生成によって負イオンが増加するがその全てが引出せる訳ではない。よって、負イオン源から負イオンをどれだけ引出せるか見積もるのは重要である。そこで、シミュレーションを用いて負イオン源内の密度をレート方程式を解いて求め、負イオン源内の負イオンの軌道を追跡し、ストリッピグロスを求め、最終的な引出し負イオン電流の評価を行う。 |
題名 | 粒子シミュレーションによる表面生成負イオンの軌道解析 |
著者 | *山根 初仁, 内藤 裕志, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 394 |
Keyword | 負イオン源, 粒子シミュレーション, 粒子軌道 |
Abstract | 粒子シミュレーションにより、電子、正イオン、負イオンの動きを調べ、負イオン源プラズマの物理現象を解明する。実際の負イオン源により近いパラメータで粒子シミュレーションを行うためにPCクラスタを用いて計算を行った。負イオン源の角型容器を仮定し、表面生成された負イオンの軌道を調べた。 |