(セッション表へ)

平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:50 - 10:55
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 崎山 智司 (山口大学工学部電気電子工学科)

2-1 (時間: 9:50 - 10:03)
題名CCFLの陰極近傍プラズマに関する研究
著者*大平 琢真 (津山工業高等専門学校 電気工学科), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 武田 雄士 (ハリソン東芝ライティング), 福政 修 (山口大学 工学部 電気電子工学科)
Pagep. 381
KeywordCCFL, 陰極降下電圧, 負グロー, 電極材料
Abstract冷陰極ランプ(CCFL)は液晶用のバックライト光源として使用されている。CCFLを高出力化するためには大きな電流を流す必要があり、寿命への悪影響が心配される。これを改善するためには、冷陰極ランプ特性の電極材料への依存性を把握することが高出力化を実現するために必要である。本発表では、その最初のステップとして、板電極形状の電極を用いたランプの陰極降下電圧に、電極素材(Ni電極とW電極)、水銀の有無が及ぼす影響を測定したので報告する。

2-2 (時間: 10:03 - 10:16)
題名大気圧ホロー陰極グロー放電に対する陰極長さの影響
著者*山崎 勉 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 382
Keywordホロー陰極, 大気圧グロー放電, γ作用
Abstractホロー陰極グロー放電では光量子および準安定原子・分子による二次電子放出が大きな働きをしていることが知られている。典型的陰極形状である円筒形ホロー陰極では陰極直径に対してその軸方向長さが大きい方がその効果が大きいと考えられる。そこで大気圧付近で使用できるマイクロホロー陰極放電について陰極長さが及ぼすホロー陰極効果への影響を実験により確認した。

2-3 (時間: 10:16 - 10:29)
題名磁場中プラズマにバイアス電極を挿入した場合の自励振動の研究
著者*佐々木 謙一 (山口大学大学院理工学研究科), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 383
Keywordプラズマ, 粒子シミュレーション, PCクラスタ, 自励振動
Abstractプラズマの物理現象には未だ解明されていない複雑な現象が多数存在する。磁化プラズマ中にバイアス電極を挿入した際に生じる自励振動および分岐現象は、興味深い研究対象である。本研究では磁場方向のスケール長を拡大し、印加磁場を変化させた場合、自励振動及び分岐現象にどのような影響が現れるのかについて調べた。本研究ではx-z平面で構成されるシミュレーションモデルを用いている。z軸方向のシステムサイズを2Lz=1000に固定し、磁場強度を0.5,1.0,2.0とした場合のプラズマ電位の時間変化を観測した。観測位置は である。結果を図2に示す。また、対応する各フーリエスペクトルを図3に示す。 の場合は周期的な自励振動が観測されるが、 では周期性が崩れ、振幅も小さくなっているのが観測される。

2-4 (時間: 10:29 - 10:42)
題名運動論的内部キンクモードにおけるイオンのランダウ減衰の効果
著者*石田 賢治, 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA), Jean-Noel Leboeuf (UCLA)
Pagep. 384
Keywordジャイロ簡約MHDモデル, 運動論的内部キンクモード, ランダウ減衰

2-5 (時間: 10:42 - 10:55)
題名運動論的内部キンクモードの非線形発展における渦生成の効果
著者*石田 敬一 (山口大学大学院理工学研究科), 勝田 真一郎 (山口大学(現アイホン勤務)), 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA), Jean-Noel Leboeuf (UCLA)
Pagep. 385
Keywordジャイロ簡約MHDモデル, 運動論的内部キンクモード, ケルビン−ヘルムホルツ不安定性, 渦