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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 12. 光・量子エレクトロニクス II
日時: 2006年10月21日(土) 14:40 - 15:58
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 松原 正則 (岡山理科大学工学部電子工学科)

12-8 (時間: 14:40 - 14:53)
題名有機EL素子内での端面方向への光伝搬
著者*増田 勇輔, 岡田 和之 (近畿大学工学部)
Pagep. 374
Keyword有機EL, スペクトル
Abstract有機EL素子は、有機物質に多量の電荷を注入し移動させることで発光させる技術を利用しており、透明電極を含む2枚の電極に有機膜を挟んだ平面状の3層構造をしている。ディスプレイをはじめとする有機EL素子の応用では、平面構造に対して垂直方向に放射される光の特性が重要となる。これまで、有機EL素子開発ではこの垂直方向に放射される光の研究が進められてきた。有機層内での発光は等方的であるため、有機層内に平行に伝搬し、素子端面から放射される光も存在する。しかしこの光はほとんど研究されていない。今回私達はこの平行に伝搬する光について研究を行った。

12-9 (時間: 14:53 - 15:06)
題名1mmΦプラスティック光ファイバーのインパルス応答波形測定の検討
著者*齋藤 千晴, 橋本 陽介, 清水 貴弘, 前本 浩史, 橋爪 信郎 (広島工業大学 工学部)
Pagepp. 375 - 376
KeywordPOF, インパルス応答波形, FFP
Abstract光ファイバーにおいて正確なインパルス応答波形を測定するには全ての出射光を受光する必要がある。しかしながら、プラスティック光ファイバー(POF)など大直径ファイバーではフォトダイオード(PD)の構造上、すべての光を受光することが困難である。この問題を解決するため、我々は光サンプリングオシロスコープ(OOS)の使用を検討した。 また、インパルス応答波形がPOF出射光角度分布(FFP)と関連し、したがって光電変換装置の特性とも密接に関連することを考慮し、入射端において斜め平行光を入射した場合のFFPとインパルス応答波形の関連について検討した。

12-10 (時間: 15:06 - 15:19)
題名平行ビームを用いた微小球体の運動制御
著者*橋本 信亮 (福山大学), 香川 直己, 池田 正宏 (福山大学 工学部)
Pagep. 377
Keyword光圧, 光ファイバ, 平行ビーム, マイクロマシーン
Abstractこれまで、本研究室では平行ビームを用いて透明な微小物体を水中で捕捉、移動、回転させる研究を行なってきた。特にレーザビーム径程度の微小球体に平行ビームが照射されると、ビーム断面内でビーム中心に引き寄せられる力とビーム放射方向に向う力が働く。そこで、これまではビーム断面内でビーム中心に引き寄せる力と支持物からの抗力を制動力として強制的に捕捉する方法[1]を研究してきたが、この方法では支持物と微小球体の接触による、摩擦が移動力を低下させることが考えられる。そこで、支持物の抗力を用いずに平行ビームだけで微小球体を移動させる方法を提案し、実験を行なったので報告する

12-11 (時間: 15:19 - 15:32)
題名大気伝播によるレーザのシンチレーションの偏光依存性を用いた抑圧
著者*香川 直己, 加藤 邦彦 (福山大学 工学部)
Pagep. 378
Keyword空間光通信, シンチレーション, 偏光, レーザ
Abstractレーザビームを用いた空間光通信においては大気擾乱の影響によるシンチレーションが問題となる.  本稿では,P,S偏光のシンチレーションの相互相関が低い状況においては,双方の受信光強度の総和によりシンチレーションの抑圧効果が認められたので報告する.

12-12 (時間: 15:32 - 15:45)
題名90度ミラーを用いた光配線ボードの光結合系に関する基本検討
著者*曽田 修平 (松江工業高等専門学校専攻科), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科)
Pagep. 379
Keyword90度ミラー, プラスチック光ファイバ, 光接続
Abstractインターネットの普及により大容量の通信が必要になってきており、このため光ファイバ通信が急速に発展してきている。このような状況の中で、光ファイバや光送受信モジュールのコンパクト実装が必須となってきており、これらを解決する一手段として光ファイバボードの検討を行っている。本報告は、ボード間の光接続に適用するための90度ミラーを用いたプラスチック光ファイバの光接続技術に関するものである。

12-13 (時間: 15:45 - 15:58)
題名光ファイバ干渉計の温度特性と画像解析
著者*久野 優志 (山口大学大学院理工学研究科), 吉川 学 (山口大学理学部)
Pagep. 380
Keyword光ファイバ干渉計, 偏波面保存光ファイバ