(セッション表へ)

平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 13. 電子回路 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 12:11
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 沖根 光夫 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科)

13-8 (時間: 10:40 - 10:53)
題名CCCDBAによる電流モ−ドバイカッド回路
著者*末石 勝也 , 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 352
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCDBA
Abstract本稿では,CCCDBAと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,入出力電流の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性を実現することができる.

13-9 (時間: 10:53 - 11:06)
題名DDCCと接地受動素子によるバイカッド回路の実現
著者*柳楽 和志, 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 353
Keyword能動回路, DDCC, ICCII
Abstract本稿では,DDCCと接地受動素子によるバイカッド回路について検討している.本バイカッド回路は,プラス型DDCCとICCII,および接地受動素子により構成されている.本回路は,出力電圧の選択により低域通過特性,帯域通過特性,および高域通過特性が実現でき,回路パラメ−タも直交的に設定することができる.

13-10 (時間: 11:06 - 11:19)
題名プラス型CCCIIによる電流モ−ドバイカッド回路に関する一考察
著者野津 光生, *築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 354
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCII
Abstract本稿では,プラス型CCCIIと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,入出力電流の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性を実現することができる.

13-11 (時間: 11:19 - 11:32)
題名CCCIIによる電流モ−ドバイカッド回路に関する一考察
著者*加藤 龍也, 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 355
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCII
Abstract本稿では,CCCIIと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,電流出力の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性が実現できる.また,回路パラメ−タω0,Qも,バイアス電流により直交的にチュ−ニングすることができる.

13-12 (時間: 11:32 - 11:45)
題名電源スイッチによるCMOSゲート回路のリーク電力の低減
著者*川添 寛史, 田丸 啓吉 (岡山理科大学)
Pagepp. 356 - 357
KeywordCMOS回路, リーク電力低減, 電源スイッチ
AbstractLSIの微細化、低電圧化により、リーク電力の増加が問題になっている。ここでは回路を100〜数100ゲート規模のブロックに分割してスイッチをつけ、制御信号をクロックから供給して、スイッチをON/OFFする方式を検討した。論理回路として16ビットアレイ型乗算器を考え、8ビットずつ2つのブロックに分けてアレイを上下8ビットの2ブロックに分割し、スイッチSW1、SW2をつけた。SW1の動作信号はクロックの立上りを、SW2はクロックの立下りを遅延して作っている。シミュレーションにより、乗算器の信号が確実に伝搬していることが確認できた。消費エネルギーを計算すると、本回路のような2相2段構成の回路で順次スイッチをOFFすることにより理想的な場合22%、実際の場合14%程度の削減が可能であることが解かった。

13-13 (時間: 11:45 - 11:58)
題名電源電流の周波数解析によるCMOSオープン欠陥の検出
著者*長岡 大介 (岡山理科大学大学院工学研究科電子工学専攻道西研究室), 道西 博行, 岡本 卓爾 (岡山理科大学大学院工学研究科)
Pagep. 358
KeywordCMOS, 周波数解析
AbstractCMOSフローティングゲート欠陥を検出する方法として、 電源に正弦波交流を重畳する方法が提案されている。 この方法は、電源電圧に正弦波を加えることで欠陥トラ ンジスタを導通させ電源電流値のレベル上昇を図ること で欠陥を検出する手法である。しかし、欠陥トランジス タが間欠的に導通する場合には、電源電流値(レベル) はさほど上昇しないため、欠陥の検出感度はそれほど高 くない。本稿では、このときの電源電流に、高次の周波 数成分、特に2次高調波成分が多く含まれていることに 着目し、電源電流波形を周波数解析し、2次高調波成分 量を測定することで欠陥検出感度を改善する手法を提案 する。

13-14 (時間: 11:58 - 12:11)
題名生体の視覚系に学んだ速度検出回路を用いた物体追跡システムの構築
著者*松坂 建治 (米子工業高等専門学校 生産システム工学専攻), 西尾 公裕 (米子工業高等専門学校 電気情報工学科)
Pagepp. 359 - 360
Keyword物体追跡, 生体の視覚系, アナログ回路
Abstract 監視カメラや視覚代行装置において、動画像を実時間で処理することは必要不可欠である。しかし、逐次処理型計算機を用いた画像処理システムでは、直列演算により情報を処理するため、実時間での動画像処理の実現は難しいと考えられている。一方、生体は、階層構造を持つ神経細胞が並列に情報を処理することで実時間での画像処理を可能にしている。  本研究では、生体の視覚系に学んだ速度検出回路を用いて、物体追跡システムを構築した。物体追跡システムの測定結果より、システムが物体を追従することが確認された。本システムに用いた回路を集積回路にすることで、よりコンパクトなシステムが実現できると考えられる。