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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 26. 計算機応用 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 16:01
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 田岡 智志 (広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻)

26-20 (時間: 14:30 - 14:43)
題名GAとSAを用いたトラス構造の最適化
著者*大西 真文, 青井 秀樹 (広島国際学院大学工学部情報工学科)
Pagepp. 334 - 335
KeywordGA, SA
Abstract本研究ではトラス構造物に遺伝的アルゴリズム法(以下GA)、焼きなまし法(以下SA)を適用して、トラス内の応力が最小になるような構造を求め、GAとSAの結果を比較した。片持ち梁形状の構造で解析した結果、GAでは最大応力を約66%まで、SAでは最大応力を約70%まで減少させることができた。比較してみるとGAとSAともほぼ同じということが分かった。

26-21 (時間: 14:43 - 14:56)
題名自動車ドアの衝突解析
著者*藤本 伸也, 川上 聡, 青井 秀樹 (広島国際学院大学工学部情報工学科)
Pagepp. 336 - 337
Keyword自動車, ドア, 衝突
Abstract自動車の強度が損なわれないように、車体の材料の厚みを調整市、自動車の軽量化を図る。自動車を軽量化すればその分速く走ることができ、それは自動車の燃費を上げる事に繋がる。ではどの程度まで材料の厚みを減らせばよいのかについては、非線形構造解析ソフトLS-DYNAを用いた衝突実験の解析で求めていく。解析するのは車体全体ではなく、自動車のドア部分のみを取り出して解析する。ドアビームの形状(円柱型、半円型)を変えながらドアに物体を衝突させた。その時に生じる応力が許容応力値を満たすか否かを検討した。材質としては、アルミを考えた。結果として円柱型の方が十分強度があることが分かった。

26-22 (時間: 14:56 - 15:09)
題名カスケードインパクター方式による花粉吸着装置の実験解析と性能向上
著者*松原 大記, 普喜 亨 (広島国際学院大学 工学部 情報工学科), 石川 従統, 青井 秀樹 (広島国際学院大学大学院 工学研究科), 船見 国男 (千葉工業大学 工学部)
Pagepp. 338 - 339
Keywordカスケードインパクター, 花粉, 密度
Abstract近年、花粉症で悩まされている人は、増加の一途をたどっている。そこで、本研究では、カスケードインパクター方式による花粉吸着装置の実験結果と数値解析の結果をもとに、花粉の密度を検討した。対象とする花粉は、ハンノキ花粉を使用した。ハンノキ花粉の調査を行った結果、花粉の状態から重力加速度は実質的に7〜9.8m/s2の範囲内であると考え4つのパラメータを設定し解析を行った。その結果、数値解析では密度250kg/m3で重力加速度7m/s2の時が実験結果にもっとも近い事が分かった。

26-23 (時間: 15:09 - 15:22)
題名グラフィックスカードによる汎用計算の検討
著者*田中 伸爾, 上嶋 明 (岡山理科大学)
Pagepp. 340 - 341
KeywordGPGPU, グラフィックスカード
Abstractグラフィックスカードに搭載されるGPU(Graphics Processing Unit)の性能は著しい向上を続けている。GPUには画像処理に特化した専用ユニットが並列で搭載されているため,行列やベクトルの計算などをCPUよりも高速に処理することができる。そのため,GPGPUと呼ばれるGPUで汎用計算処理をすることに注目が集まっている。本研究ではGPGPUの例として,ライフゲームと画像処理の計算をGPUのアーキテクチャを有効に使用して高速化する手法について検討した。その結果,GPUはCPUに対してライフゲームで最大約3.6倍,画像処理で最大約25倍高速に処理できることを確認した。

26-24 (時間: 15:22 - 15:35)
題名ユーザ操作履歴に基づくマニュアル作成支援ツール
著者*米田 綾希子, 原 元司 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 342
Keywordユーザ操作履歴, WebDB, マニュアル, OSS
Abstract 近年,オープンソースソフトウェア(以下OSSと略記する)が多くの組織で導入されつつある.一方で,OSSはマニュアルが不十分であったり,サポート面が充実していなかったりという問題がある.したがって,OSSを用いて各種の情報システムを構築する場合には,マニュアルを作成してその作業記録としたり,他ユーザとの情報共有を行うことが望ましい.  そこで,本研究ではユーザ操作履歴を自動的に記録し,その履歴をもとに,行った作業を想起できるようなマニュアル(行動記録)作成支援ツールを提案する.

26-25 (時間: 15:35 - 15:48)
題名地域組織の情報化支援V ―セキュリティに配慮したシステムの構築―
著者*松本 哲始, 高橋 原野, 鳥家 康弘, 寺元 貴幸, 岡田 正 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 343
Keywordセキュリティ, 情報化支援, オープンソース
Abstract 我々は、地域企業の情報化支援のため、安価であり、簡単に使え、さらに安全であるシステムの開発を目的に、オープンソースソフトウェアをベースとしたセキュリティに配慮したシステムを地域企業に提供している。現在開発している2つのシステム、ネットプリントシステムの改良とオンライン会計システムの開発について、セキュリティへの配慮を中心に報告する。

26-26 (時間: 15:48 - 16:01)
題名遺伝的アルゴリズムの3次元VLSI初期配置への適用
著者*浅枝 信二, 戸津川 裕志, 大村 道郎 (広島工業大学/工学部)
Pagep. 344
KeywordVLSI, 初期配置, 遺伝的アルゴリズム
AbstractVLSIレイアウト設計において,絶縁層と素子領域を交互に積み重ねた3次元VLSIが注目を集めている.3次元VLSIにおける初期配置では,結合の強いモジュールを各層において平面上で近くに配置するだけでなく,隣接する層も含めて立体的に近くに配置する必要がある.本稿では,遺伝的アルゴリズムを3次元VLSI初期配置問題に適用する手法を提案する.