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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 26. 計算機応用 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 大西 荘一 (岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科)

26-14 (時間: 13:00 - 13:13)
題名分散型e-Learningシステムにおけるユーザの分散管理について
著者*中谷 亮介, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 326
Keyword分散システム, e-Learning, モバイルエージェント, ユーザ管理
Abstract我々は,モバイルエージェントに基づく分散型e-Learningシステムを開発している.本システムでは参加ノードに学習コンテンツを分散させることにより,システムにかかる負荷を分散させると同時にサーバダウンによるシステム全体の停止も防いでいる.本システムでは従来からユーザが任意のコンピュータを利用した場合でも以前の学習履歴を参照できるよう,学習記録をシステム内のいずれかのノードに持たせ,任意のノードから取得出来るようにしていた.学習記録を管理する場合,ユーザを管理し,認証する必要がある.従来のシステムではユーザ管理を単一のノードが行っていたが,そのノードに負荷が集中していた.そこでユーザ管理を複数のノードで行い,負荷分散を目指す.

26-15 (時間: 13:13 - 13:26)
題名分散型 e-Learningシステムにおける耐障害性の向上について
著者*木下 俊吾, 本村 真一 (鳥取大学 大学院 工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学 工学部)
Pagep. 327
Keyword分散システム, e-Learning, モバイルエージェント, 耐障害性
Abstract我々は,分散型e-Learningシステムの開発を行っている.本システムは,全ての学習コンテンツと採点機能をモバイルエージェントによって実現している.そして,エージェントは分散ハッシュテーブルに基づくP2Pネットワークによってシステムに参加するコンピュータ(以下ノード)に分散される.本システムにおいて,ノードの障害発生がシステム全体の停止をもたらすことはなくサービスは持続可能であるが,障害の発生したノードの学習コンテンツは失われ,そのコンテンツの学習ができなくなる.この問題を解決するために,エージェントのバックアップをノードへ分散させる.障害ノードが検知されると,他のコンピュータがエージェントのバックアップを用いてサービスを継続する.開発したアルゴリズムの有効性は実験により示す.

26-16 (時間: 13:26 - 13:39)
題名分散型e-Learningシステムのためのユーザ・アプリケーションインタフェース
著者*岸田 純弥, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 328
Keyword分散型システムとアプリケーション, e-Learning, モバイルエージェント, P2P
Abstract本稿では,我々が提案している分散型e-Learningシステムのユーザ・アプリケーションインタフェースを提案する.提案システムはP2Pアーキテクチャを基盤とし,各問題がモバイルエージェントで構成されるという特徴を持つ.このインタフェースは,ユーザとエクササイズエージェント間,エクササイズエージェントとサポートアプリケーション間,ユーザ間の3種の通信を提供し,インタフェースエージェントとFirefoxプラグインの2つの部分で構成される.インタフェースエージェントはユーザやFirefoxプラグインに各エージェントやP2Pネットワークを意識させない構造を持つ.我々はこのインタフェースを持つe-Learningシステムの実験を行い,動作の確認を行った.

26-17 (時間: 13:39 - 13:52)
題名モバイルエージェントに基づく分散型会議日程調整システムについて
著者*影本 憲五, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 329
Keywordモバイルエージェント, 会議日程調整, 分散型システム
Abstract我々はモバイルエージェントを用い,事前にスケジュールの入力を行う必要がなく,日程調整において必要であれば交渉を行う会議日程調整システムを開発している.しかし,ユーザがシステム利用時にログインするための認証用コンピュータを特別に設け,常時起動しておく必要があった.また,ユーザが日程調整の途中でログアウトすることには対応できていなかった.本稿ではシステム利用者のうち誰か一人は必ずコンピュータを起動しログインしているという仮定のもとで,常時起動しているコンピュータが固定されない分散型会議日程調整システムを提案する.提案システムを我々の研究室で開発したエージェントフレームワークMaglogを用いて実装し,動作を確認した.

26-18 (時間: 13:52 - 14:05)
題名生体情報から生成する秘密情報によるモバイルエージェント保護方式について
著者*岡宅 泰邦 (大島商船高等専門学校 情報工学科), 明石 正則 (日本テレコム株式会社), 吉岡 信和 (国立情報学研究所), 本位田 真一 (国立情報学研究所,東京大学)
Pagepp. 330 - 331
Keywordsecurity, biometrics, mobile agent, shared key
AbstractThis paper prescribes an approach for authenticating and protecting mobile agent in a client-server type authentication system. By combining biometric information and shared secret information, a robust one-time key can be created to protect mobile agents and guarantees that they are totally belong to the agent’s owner. The created pseudo-biometric key doesn’t contain FAR false accept rate) or FRR (false reject rate).

26-19 (時間: 14:05 - 14:18)
題名仮想化技術を用いた並列環境構築に関する研究
著者*佐々木 直之 (広島工業大学大学院/工学専攻情報システム工学専攻 久保川研究室), 久保川 淳司 (広島工業大学/情報学部)
Pagepp. 332 - 333
Keyword並列処理, 仮想化技術