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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 1. 基礎理論 I
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 4階 22544室 (→地図)
座長: 森川 良孝 (岡山大学大学院 自然科学研究科 情報通信システム学講座)

1-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名RL-非線形GICキャパシタ三相交流駆動カオス発生装置の数値実験
著者*徳山 貢 (倉敷工業高校), 太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部)
Pagep. 290
Keyword非線形GICキャパシタ, 三相交流駆動, カオス発生装置, 数値実験
Abstractインピーダンス変換回路(GIC回路)を用いた非線形インダクタや非線形キャパシタを含むカオス発生回路について,著者らはいろいろな研究を行っている。ここでは,R−L−非線形GICキャパシタ三相平衡負荷を用いた三相交流駆動カオス発生回路 における数値実験を報告する。

1-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Van der Pol Mathieu 型システムのサインサークルマップと区分線形写像
著者徳山 貢 (倉敷工業高校), *山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部)
Pagepp. 291 - 292
KeywordVan der Pol Mathieu 型システム, サインサークルマップ, 区分線形写像, 振動モード, 数値実験
AbstractVan der Pol Mathieu 型システムのサインサークルマップを導出する。 導出されたマップに対応した区分線形写像を導出する。さらに、この写像を用いて、そのシステムの振動モードの性質についての数値実験結果を報告する。

1-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名非線形システムのLyapunov 指数の評価
著者*太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部), 徳山 貢 (倉敷工業高校)
Pagep. 293
Keyword非線形GICキャパシタ, 三相交流駆動, カオス発生装置, 数値実験
Abstract非線形システムの振動の態様を解明するためにはLyapunov 指数の評価をすることが有効である.本研究では,カオス振動の発生を確認するために有効なLyapunov 指数の評価法を提案する.さらに、いくつかの非線形システムのLyapunov 指数を評価することによって本研究で提案した方法の有効性を確かめる.

1-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名δ形ポテンシャルを利用した変調超格子のエネルギー透過特性
著者*浅倉 邦彦 (米子工業高等専門学校電気情報工学科), 小栗栖 修 (金沢大学理学部計算科学科), 真田 博文 (北海道工業大学情報ネットワーク工学科), 鈴木 正清 (北見工業大学情報システム工学科)
Pagep. 294
Keywordδ形ポテンシャル, 超格子, 等価回路
Abstract近年,ポテンシャル包絡あるいは層幅を変調した変調超格子の優れたエネルギー選択性が注目を集めており,量子カスケードレーザの発振効率向上に有効であることなど様々な有効性が示されている.本研究では,δ形ポテンシャルを利用した新たな変調超格子を提案し,その優れたエネルギー透過特性を示した.

1-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名変分ベイズ法によるソフトウェア信頼性モデルのパラメータ推定アルゴリズム
著者*佐光 哲哉, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 295
Keywordソフトウェア信頼性, NHPPモデル, 変分ベイズ法
Abstractソフトウェアの信頼性を定量的に評価する目的で,テスト工程や運用段階などの動的環境におけるソフトウェア故障発生現象を記述するために多くのソフトウェア信頼性モデルが提案されてきた.本稿では,ソフトウェア信頼性モデルのベイズ推定に対して変分ベイズ法の枠組みを適用する.これは,事後分布を変分近似によって表現する手法であり,計算の効率性と近似された事後分布の解析的な取り扱い易さから,近年,機械学習などの分野で注目されている.ここでは,代表的な非同次ポアソン過程(NHPP)モデルに対して変分ベイズ法を適用し,事後分布の近似解を導出する手続きを示す.