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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 27. 教育・研究
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:44
部屋: 25号館 4階 22542室 (→地図)
座長: 宮地 功 (岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科)

27-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名電気電子系の回路網講義用Web教材の創作について
著者*石田 雅, 大野 賢一, 鈴木 輝博, 木本 雅也, 宮田 直輝, 山岸 正明 (鳥取大学/総合メディア基盤センター)
Pagepp. 218 - 219
Keyworde-Learning, Web教材, 電気電子回路
Abstract本学では,平成15年度より必携PCを活用した授業を実施しているが,現在各学部の専門教育への必携PC利用促進を目指しているところである。また,当センター電子計算機システム,学内LANを利用して,e-Learningシステムの中核であるWeb教材の創作について,電気電子系の電気・電子回路網講義をとりあげ,制作ステップを示すとともに、e-Learningシステムの運用について示す.

27-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ネットワーク型教育用経営シミュレーションゲームシステム
著者*小松原 実 (岡山商科大学)
Pagepp. 220 - 221
Keywordビジネスゲーム, シミュレーション, 技術経営, ネットワーク, ゲーム
Abstract経営教育の手法の一つに経営シミュレーションを複数の参加者によってゲーム形式で行うというものがある。本研究では,従来,紙上で行われていた教育用の経営シミュレーションゲームを,ネットワーク上で行えるようにし,従来型の持つ問題点を解決するとともに,ネットワークを用いて自由度の高い経営シミュレーションゲームを開発した。ゲーム参加者は他社と競合する製品の製造,販売を行う会社を経営する。参加者は各期ごとに製品製造,材料発注,各部門の従業員の雇用と解雇,社会貢献活動,資金繰りのための借り入れおよび返済,各部門への資源の割り振りなどを決定する。

27-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名高校の教科「情報」学習者の大学入学時におけるコンピュータ操作能力に関する調査
著者*吉長 裕司 (三井造船(株)/出向先:エム・イー・エス・エース(株)), 松澤 康夫 (岡山県立大学/保健福祉学部(非常勤講師)), Luiz Camargo (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 金川 明弘, 川畑 洋昭 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagepp. 222 - 223
Keyword高校教科「情報」, コンピュータ操作能力, 情報教育
Abstract高校で教科「情報」を学んだ学生が,大学入学時と大学1年次の情報基礎教育終了時に,どの程度のコンピュータ操作能力(打鍵能力と代表的なアプリケーションソフトの操作能力)を有しているのかを調査した.その結果,大学入学時には,打鍵能力とアプリケーションソフトの操作能力が実用レベルには達していない学生が大半であり,大学1年次の情報基礎教育終了時には,これらの能力が大幅に向上したことが明らかとなった.今回調査対象とした学生(高校で教科「情報」を学んだ大学保健福祉系学部1年生)に対しては,大学1年次の情報基礎教育が効果的であったことが示された.

27-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名教育プログラム制に基づいた学部教育支援システムの開発に向けて
著者*沢津橋 政人, 岡村 寛之, 林坂 弘一郎, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 224
Keyword教育プログラム制, 学部教育支援システム, データベース
Abstract平成18年度から広島大学は教育プログラム制をスタートさせた.教育プログラム制は4年間の主専攻プログラムと並行して,副専攻プログラムや特定プログラムなど,複数のプログラムを選択できる制度である.教育プログラムと同様な取り組みは,大学改革の一環として全国的に展開されている.これにより,学生が在学中に到達可能なプログラムが多数存在したり,各プログラム間での講義の重複や新しい到達指標が追加されたりすることで,教員による教育指導も複雑化する傾向にある.このため,教育プログラム制の円滑な実施に向けた教育支援システムの開発が必要となってくる.本研究では,教員による教育指導を支援する機能を実装した学部教育支援システムの開発を目的とする.

27-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名音声駆動型身体的引き込み3Dオブジェクトを用いたプレゼンテーション支援システムの開発
著者*中島 仁志, 吉田 真章 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 渡辺 富夫, 山本 倫也 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 225 - 226
Keywordヒューマンコミュニケーション, ヒューマンインタラクション, 引き込み
Abstract著者らは、音声から豊かなコミュニケーション動作を自動生成する音声駆動型身体引き込みキャラクタInterActorを開発し、その有効性を示してきた。講演者が複数の聴講者と対話するプレゼンテーションにおいても、この身体的リズムの引き込みを導入することで、より一体感のある場を生成できると考えられる。本研究では、講演者の発話音声に対して、3D化したプレゼンテーションスライド内のオブジェクト(ロゴ、文字、グラフ、図など)が引き込み動作をするプレゼンテーション支援システムを開発している。また、3Dロゴが聞き手としてうなずくシステムについて評価実験を行い、その効果を確認している。

27-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名デジタル紙芝居配信システムに関する研究
著者*篠原 陽介, 毛利 亜紀, 舩曵 信生, 甲本 卓也 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagep. 227
Keywordデジタル紙芝居, 遠隔授業
Abstract近年,インターネットを用いた遠隔学習に対するニーズが高まりつつある.そこでは,授業シーンや,講師の音声をデジタル化し,インターネット配信することが必要である.同時に,それらをデータベース化することは自学習や授業の復習に必要である.本研究では,授業中シーンの静止画像撮影と音声録音を行い,そのデジタル化したデータを受講者がWEB 上で閲覧することにより,遠隔授業を実現するデジタル紙芝居配信システムの構築を目的としている. 提案システムの撮影機能のみ実装を行い,評価実験を行ったところ,システムが正しく動作することが確認された.また受講生にアンケートを行ったところ,本システムが学習環境に大きな影響を及ぼすことが示された.

27-7 (時間: 14:18 - 14:31)
題名初等教育におけるプログラミング教育の実践・検討
著者*森田 佳成, 岸本 朱美, 渡部 由美子, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科)
Pagep. 228
KeywordITクラフトマンシップ事業, プログラミング教育
Abstract現在小中学生の理科離れは深刻化しており,将来の技術者不足が憂慮される.本研究では小中学生を対象としたものづくりによるIT教育で理科離れを防ぐための有効的な教育方法について検討・実施した結果を報告する.

27-8 (時間: 14:31 - 14:44)
題名動式模式図SDMを用いたHCP図によるプログラムの可視化法
著者*岡 篤志 (島根大学大学院総合理工学研究科), 本村 光洋 (島根大学総合理工学部), 水穂 良平 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属)
Pagepp. 229 - 230
KeywordHCP図, 可視化, プログラミング教育
Abstractプログラミング教育において,効果的な指導のためにプログラムの動作状況を表示する方法が提案されている.この方法の一つにIT教育全域に適用することを目的として開発された動式模式図を用いたプログラムの可視化法がある.この手法は,プログラムの構成を関数単位で表現し,関数の引用関係を動的に表現している.これにより,プログラム全体の動きを把握できるが,複雑な論理を構成する関数において,関数内部の動きを知りたい要求が生じる場合がある.そこで本稿では,プログラムを局部的に詳細化表現することに適しているHCP図を用いて関数内部の動作を表現する可視化法の提案を行い,その実現方式について論ずる.