(セッション表へ)

平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 19. 情報数理
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:51
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 大江 貴司 (岡山理科大学理学部応用数学科)

19-1 (時間: 14:20 - 14:33)
題名On 1-Inkdot Self-Verifying Nondeterministic and Nondeterministic Turing Machines with Small Space
著者*義永 常宏 (徳山工業高等専門学校), 徐 建良 (Ocean University of China), 井上 克司 (山口大学)
Pagepp. 154 - 155
Keywordnondeterminism, self-verifying nondeterminism, inkdot, Turing machines, sublogarithmic space
Abstractよく知られた非決定性計算に誤りを許さないという制約を加えた 計算モデルが自己検証非決定性計算である.また,1-インクドッ トチューリングマシンとは,読み込み専用の入力テープに1度だけ “インクの雫”で印を付けることを許したチューリングマシンモ デルのことである.ここでは,領域が対数以下に制限された場合 においては,1-インクドット非決定性チューリングマシンでは受 理できるが,1-インクドット自己検証非決定性チューリングマシ ンでは受理できない言語が存在することを示す.

19-2 (時間: 14:33 - 14:46)
題名列車ダイヤ混乱時における最適運行スケジューリング
著者*今橋 範之, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 156
Keyword列車運転整理, 焼きなまし法
Abstract列車は予め定められた運行ダイヤに基づいて走っており,乗客もダイヤ通りに列車が運行するとして利用している。しかし,悪天候,人身事故,車両故障などで,ダイヤが乱れたりすることがある。列車ダイヤ混乱時の運行スケジューリング問題を組合せ最適化問題としえとらえ,計画ダイヤと事故の状況が与えられた時に,最適に近い運転整理案を迅速に作成するアルゴリズムの開発を目指す。本論文の目的は,電気鉄道でのダイヤ混乱時の運転整理を行う一つの方法として「焼きなまし法」をベースにした方法を提案することである。

19-3 (時間: 14:46 - 14:59)
題名OSSに対する開発者およびユーザ指向の信頼性評価法に関する一考察
著者*福永 康裕 (鳥取環境大学), 田村 慶信 (広島工業大学), 山田 茂 (鳥取大学)
Pagepp. 157 - 158
KeywordOSS, ソフトウェア信頼性評価, AHP, ニューラルネットワーク
Abstract近年,ソフトウェアはさまざまな分野で幅広く活用されており,その高信頼化を図ることは重要である.特に,オープンソースソフトウェア(OSS)は,分散型ソフトウェア開発形態の成功例として近年特に注目されているが,その利用に関しては未だに多くの不安が残されており,サポートや品質上の問題は普及を妨げる大きな要因として考えられている.これまでに,AHPを適用した開発者指向に基づく信頼性評価法,およびニューラルネットワークを適用したユーザ指向に基づく信頼性評価法が提案されている.本研究では,両者の信頼性評価法について議論する.

19-4 (時間: 14:59 - 15:12)
題名フーリエ記述子を用いたエンジン異常音の判別
著者*宮崎 恒利 (岡山県立大学), 石原 航 ((株)テクノプロジェクト), 小原 拓文, 金川 明弘 (岡山県立大学)
Pagepp. 159 - 160
Keywordフーリエ記述子

19-5 (時間: 15:12 - 15:25)
題名計算万能性を有する単純な無限状相1次元可逆セルオートマトン
著者*胡 晟憶, 森田 憲一 (広島大学,大学院工学研究科,情報工学専攻,情報認識論研究室), 岩本 宙造 (広島大学,大学院工学研究科、情報工学専攻、情報認識論研究室), 今井 克暢 (広島大学,大学院工学研究科,情報工学専攻,情報認識論研究室)
Pagepp. 161 - 162
Keyword可逆セルオートマトン, 計算万能性, サイクリックタグシステム

19-6 (時間: 15:25 - 15:38)
題名セルオートマトンを用いたディジタル化した心電図データの解析
著者*小鷹狩 洋介 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 中島 道夫 (倉敷芸術科学大学 産業科学技術学部コンピュータ情報学科 大学院産業科学技術研究科), 奈良 重俊 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagepp. 163 - 164
Keywordセルオートマトン, 心電図, 自己組織化

19-7 (時間: 15:38 - 15:51)
題名2元1次不定方程式の解の個数について
著者杜 鵑 (NECソフト(株)), *伊藤 暁 (山口大学理工学研究科)
Pagep. 165
Keywordシルベスターの公式, シェルソート
Abstract本稿では,2元1次不定方程式の整数解の個数を正確に表す公式を導く.本結果から,シェルソートの計算量解析で用いられるシルベスターの公式(定理)に対する直感的な証明を導くことができる.