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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 22. パターン認識・画像処理 VI
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 尾関 孝史 (福山大学工学部情報処理工学科)

22-29 (時間: 10:40 - 10:53)
題名雰囲気モニタリングによる火災危険予測システムの開発 第2報
著者*金子 陽介, 三浦 房紀 (山口大学/工学部), 松本 佳昭, 吉木 大司, 森 信彰 (山口県産業技術センター/戦略プロジェクト部)
Pagep. 141
Keyword火災予測, マハラノビス距離, ガスセンサ, 特徴抽出
Abstract日本全国では毎年5万件以上もの火災が発生しており,その内住宅火災の犠牲者の半数以上が65歳以上の高齢者である. そこで,室内の雰囲気(一酸化炭素,水素,臭い)をセンサによりモニタリングし,得られた信号を解析することにより火災の前兆として火災危険度を評価するシステムを提案する. 具体的には,センサから得られた信号波形から,マハラノビス距離を用いたパターン認識手法によって求める. 前報告では,各種ガスセンサからの出力値を元にしてマハラノビス距離を算出し,これによって火災危険度判別を行う火災危険予測システムを報告した.今回は,この有効性を検討した結果について報告する.

22-30 (時間: 10:53 - 11:06)
題名火災予防のための熱源監視装置の開発 第二報
著者*森 信彰, 松本 佳昭, 吉木 大司 (山口県産業技術センター/戦略プロジェクト部), 江 鐘偉 (山口大学/工学部)
Pagep. 142
Keyword熱源監視装置, 火災予防, オプティカルフロー, フーリエ記述子, 近赤外画像
Abstract従来の火災警報機は着火後に警報を出すものが一般的であるが、運動能力や判断能力が衰えた高齢者や障害者にとっては着火後の対応では遅くなる可能性があり、火災の特定を迅速に行える装置が求められている。これに対し本研究では、CCDカメラによる近赤外画像を利用して熱源を平面的に監視する熱源監視装置を提案している。しかし、そのままでは火災に繋がる炎と太陽光との区別が付かないという問題があった。そこで炎の揺らぎに注目し、炎を時空間局所最適化法によるオプティカルフローと熱源形状のフーリエ記述における変化を利用することで、この問題に対する有効性を見出したのでこれを報告する。

22-31 (時間: 11:06 - 11:19)
題名家電製品使用状況からの日常生活度の解析
著者*吉木 大司, 森 信彰, 松本 佳昭 (山口県産業技術センター), 茨 久和, 金子 陽介, 三浦 房紀 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 143
Keyword生活モニタリング, 行動解析, MTS法, 独居高齢者, 家電製品
Abstract 家電製品の使用状況をモニタリング対象とした,独居高齢者の生活モニタリングシステムから得られた生活状況データを用いて,外出などの日常と異なる生活状況(日常生活度)を解析する手法を提案する.フィールド実験により得られた生活状況データに対して,Mahalanobis Taguchi System(MTS)法を用いた本提案手法を適用し,外出やテレビの使用状況など,日常と異なる生活状況を判別できることを確認した.

22-32 (時間: 11:19 - 11:32)
題名スポット検出のためのフィルタリングによるゲル画像の処理
著者*林 孝哉 (山口短期大学情報メディア学科), 坂本 和史 (山口大学大学院理工学研究科), 中村 和行, 岡 正朗, 浜本 義彦 (山口大学大学院医学系研究科)
Pagep. 144
Keywordフィルタリング, ゲル画像, 蛋白質スポット

22-33 (時間: 11:32 - 11:45)
題名ネットワークカメラを用いた侵入物検出システムの開発
著者*奥田 正史 (広島大学 大学院工学研究科 情報工学専攻), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagep. 145
Keyword侵入物検出, ネットワークカメラ, イメージベースドレンダリング, 監視カメラ

22-34 (時間: 11:45 - 11:58)
題名OCT断面画像を用いた眼底形状の特徴量計測
著者*弘田 昌士, 金田 和文, 玉木 徹 (広島大学大学院工学研究科), 曽根 隆志, 三嶋 弘 (広島鉄道病院)
Pagepp. 146 - 147
Keyword緑内障, OCT, RPE, 診断支援, 医用画像処理
Abstract日本における大きな失明原因の一つは,緑内障である.これは視神経線維の消失によって視野狭窄がおこる病気であり,一度消失した視神経は回復しないため早期発見と経過観察が重要とされている. そのために,我々はこれまでに眼底形状の計測やその表示手法の開発を行っている.本研究では,Optical Coherence Tomography(OCT)と呼ばれる装置により撮像される,眼底網膜の断面画像から,R/D比とC/D比を計測する手法の開発を目的とする.