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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 22. パターン認識・画像処理 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 5階 22554室 (→地図)
座長: 太田 寛志 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

22-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名分光画像による2次元測色とカラー画像再生
著者*山脇 弘, 垣内 優一, 本田 貴啓, 藤本 勲 (広島工業大学)
Pagep. 95
Keyword二次元測色, 分光反射率, 画像処理, 液晶フィルタ
Abstract波長巾約5nmの液晶可変フィルタと高感度カメラを用いて高分解分光画像システムを開発、取得した一連の分光画像から任意の一点の分光反射率を自動的に求め、これより任意点の各種標準照明光源下での色度x、y、zを計算、表示しさらにR,G,B変換によりカラー画像を再構成できるようにした。これらはインターネットなどで真の色情報交換の基礎となるものである。

22-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名背景と字幕の色が似た映像からの字幕の抽出
著者*倉狩 沙織, 福永 裕也, 尾関 孝史, 小林 富士男 (福山大学工学部)
Pagepp. 96 - 97
Keyword画像処理, 映像, 字幕
Abstract背景と字幕の色が似ている映像中に含まれる字幕を抽出する方法を提案する。提案手法では、エッジの情報とラベリングの情報を組み合わせることで、字幕と同色の背景を削除し、文字部の検出を行う。実際のテレビ画像に提案手法を適用しテロップの抽出を行ったところ、ほぼ全ての文字部を正確に抽出することができた。

22-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名主成分分析を用いた映像中の欠損領域の復元
著者*福永 裕也, 尾関 孝史, 小林 富士男 (福山大学 工学部)
Pagepp. 98 - 99
KeywordBPLP, テロップ, 主成分分析
Abstractテレビ画像や映画などには,オリジナル映像に字幕などが合成されている場合がある.これらの字幕を欠損領域として映像から除去し,オリジナルを復元する.本研究では,動画像の連続するフレームから学習サンプルを作成し,主成分分析を用いて特徴空間を作成する.その特徴空間に欠損画素を逆射影することで復元を行う.提案手法は,静止画像から欠損領域を復元するBPLP法の改良であるが,BPLP法で仮定する画像の自己相関性を仮定しない.提案手法を用いてどの程度復元が可能であるかを実験した結果を報告する.

22-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名視覚の認知限界
著者*小林 富士男, 尾関 孝史, 片桐 重和 (福山大学 工学部)
Pagepp. 100 - 101
Keyword視覚情報, 視認距離, 認知限界, 空間周波数, 視力
Abstract 視覚情報を論ずる場合の最も重要な要素の1つは人間の視力の問題である。視野内の物体の細部をどこまで識別できるかという点では、指標あるいは図形のパターンが複雑になれば、ランドルト環に基づく視力によるよりもMTF(Modulation Transfer Function)法による方が一般的である。本研究では、数種の棒縞パターンに対して、視角法、MTF法、等価帯域法、帯域制限比較法などを理論値と視覚実験結果を対応させている。バー・パターン指標の細部視認距離を算出する理論を確立するため、パターンの波形解析と判別基準としてRayleigh limitを組合わせる方法について提案している。従来の視角法では説明できなかったパターンに対する視覚実験結果は帯域制限比較法によってかなりよく推定できることが明らかとなった。

22-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名周波数に依存するシーン認識に関する実験的研究
著者細川 弘江 (日本システムウェア(株)), *友添 直子, 中村 ニルセ,真由美, 坂本 眞人, 古谷 博史, 片山 晋 (宮崎大学工学部情報システム工学科)
Pagep. 102
KeywordFFT, frequency component, picture processing, psychology, scene recognition