(セッション表へ)

平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 28. その他
日時: 2006年10月21日(土) 14:40 - 15:45
部屋: 25号館 5階 22552室 (→地図)
座長: 山井 成良 (岡山大学総合情報基盤センター)

28-1 (時間: 14:40 - 14:53)
題名設備機器の支持に関する耐震計算ソフトの開発
著者藤田 岩男, *藤井 誠一郎 (株式会社中電工 技術センター)
Pagep. 51
Keyword耐震計算, 局部震度法
Abstractライフライン確保の観点から、多くの設備機器は地震発生後も機能を果たす必要があり、機器支持物の耐震性を確保することは極めて重要である。しかし、設備内容の高度化等に伴い重要機器は増加傾向にあり、耐震計算を個別に実施するのは煩雑で労力も多大となる。このため、今回当社で耐震計算が簡単に行えるソフトを開発したので、その機能について紹介する。

28-2 (時間: 14:53 - 15:06)
題名下水道光ファイバ敷設工法について
著者*平岡 治男, 金光 康男 (株式会社中電工 岡山電力・情報通信センター)
Pagep. 52
Keyword光ファイバ敷設, ツーチャン工法
Abstract某市では、下水道内に光ケーブルを各家庭まで敷設し、各地のマンホールポンプや処理場の運転状況等、下水道システム全般の一元管理・運用をすると共に、各家が行政・医療・その他の情報サービスが受けられるような「下水道光ファイバネットワーク」の構築が進められている。今回、その下水道光ファイバ敷設工事を行ったので、その施工方法を紹介する。

28-3 (時間: 15:06 - 15:19)
題名OPGWアルミ管破損箇所特定方法に関する研究
著者*高田 諭 (中国電力株式会社)
Pagepp. 53 - 54
Keyword1.24μmOTDR, OPGW, 破損検出
Abstract 送電線に施設しているOPGWについて,アルミ管疲労破損が原因と思われる通信障害が年に数件発生している。 破損箇所を特定する方法としては,窒素ガスをOPGWアルミ管内へ封入する気密性試験があるが,実施箇所数や費用面を考慮すると安価に利用できない問題がある。 そこで,簡易に破損箇所を特定する方法として,OPGWアルミ管破損箇所への浸入雨水とアルミの化学反応により発生する水素に着目し,OTDR(Optical Time Domain Reflectmeters)測定器による水素検出実験を行いその効果を確認したので,その概要を報告する。

28-4 (時間: 15:19 - 15:32)
題名中国語鼻音/an/・/ang/における発音弁別に関する考察
著者*和田 寿子, 櫛田 直規 (大島商船高等専門学校), 李 俄憲 (華中師範大学)
Pagepp. 55 - 56
Keyword中国語, 鼻音, 識別, 周波数分析, スペクトログラム
Abstract中国人母語話者は日本人話者に比べ、調音点、調音方法の相違により、/an/・/ang/を明確に区別して発音する。中国語/n/,/ng/,日本語/N/は非母語話者双方にとって、発話しにくい発音といえる。本研究では、那須らの先駆的研究の成果を踏まえ、/an/・/ang/のFFTを用いて各周波数のパワーの相違からその特徴量を検討し、区別化の手法を検討する。

28-5 (時間: 15:32 - 15:45)
題名知覚的な相違に着目した迷子問題へのアプローチ
著者*藤田 佳江 (山口大学大学院理工学研究科), 石原 真紀夫 (福岡工業大学情報工学部), 田中 稔 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 57 - 58
Keyword迷子問題, 知覚的相違, 仮想空間, 複合現実感, ヒューマンコンピュータインタラクション
Abstract迷子問題とは自分の認知している位置と実際の位置が異なる迷子の状態への遷移を妨げる方法を問う問題である.本稿は仮想空間を移動する際に起こる迷子問題を扱う.迷子にならないようにするためには常に自分の位置を把握する必要がある.本稿は,現実でのユーザの視点の移動と仮想空間内での視点の移動の相違,また仮想空間内での視点の移動とその操作の相違の2つの知覚的な相違に着目して,これらを一致されることにより自分の位置を直感的に把握させ,迷子の状態を回避させるアプローチを行う.複合現実感を利用して本アプローチを実現する実験システムを構築し,ユーザの位置の把握の度合いをはかる実験を行うことにより,本アプローチの迷子問題への有効性を議論する.