(セッション表へ)

平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会

部門: 16. 計測 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:45
部屋: 25号館 5階 22551室 (→地図)
座長: 下舞 豊志 (島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科)

16-7 (時間: 10:40 - 10:53)
題名MCNPXによる環境中性子の水環境の影響評価
著者*梶田 義人, 勝部 秀一, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学工学部電子電気工学科)
Pagep. 8
Keyword環境中性子

16-8 (時間: 10:53 - 11:06)
題名液体シンチレータによる高エネルギー宇宙線中性子スペクトルの測定
著者*顧 旭東, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学/工学部)
Pagep. 9
Keyword液体シンチレータ, 中性子, 高エネルギー
Abstract液体シンチレータを使用して、波形弁別法により中性子を測定して来た。波高分布からエネルギースペクトルを得るために、SCINFULモンテカルロコードにより応答関数が作成されているが最大62MeVまでのエネルギーしか計算できないため、高エネルギー宇宙線中性子のエネルギースペクトルを得ることはできなかった。本研究では、SCINFULによる計算結果を外挿し、高エネルギーの中性子に対する応答関数を作成、高エネルギーまで中性子のエネルギースペクトルを評価した。

16-9 (時間: 11:06 - 11:19)
題名平板型プラスチック検出器を用いた宇宙線荷電粒子の方角別方向測定
著者*高橋 直輝, 近村 大輔, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学工学部電子電気工学科)
Pagep. 10
Keyword方向測定, 環境測定, 宇宙線荷電粒子, 東西効果, 平板型シンチレーター
Abstract地上で観測される宇宙放射線には、μ粒子・電子などの荷電粒子と光子・中性子などの非荷電粒子がある。荷電粒子はフレミングの法則に従って進路が曲げられる。また大気を通過する間の大気による吸収のため、方位および天頂角によって強度が異なる。粒子の方向分布に偏りがある場合、単位面積あたりの粒子数と検出器の面積の積が測定される粒子数なので平板型検出器を傾けて使用すれば粒子の方向分布を得ることができる。本研究では宇宙線の東西効果を研究するために平板型検出器を使用し、その方位・角度別の宇宙線荷電粒子の波高分布からその偏りの特徴を検討した。

16-10 (時間: 11:19 - 11:32)
題名モンテカルロ法による平板型プラスチック検出器の応答関数の作成
著者*近村 大輔, 高橋 直輝, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学 工学部 電子・電気工学科)
Pagep. 11
KeywordEGS4, モンテカルロ法, 宇宙線荷電粒子, 方向情報
Abstract地上で観測される宇宙放射線には、μ粒子・電子などの荷電粒子と光子・中性子などの非荷電粒子がある。荷電粒子成分は地球磁場によって曲げられるため、検出器を向ける方角によって測定結果に偏りが生じる。方向情報を評価するためには波高分布から方向情報を得るための応答関数が必要である。本研究では測定結果から方向分布を評価するために、天頂角度0度〜90度方向からμ粒子及び電子が入射した時の波高分布の特徴を調べ、応答行列を作成した。

16-11 (時間: 11:32 - 11:45)
題名応答関数の誤差が中性子エネルギースペクトルに与える影響
著者*勝部 秀一, 梶田 義人, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学 工学部 電子電気工学科)
Pagep. 12
Keyword応答関数, エネルギースペクトル, 逆行列, 遂次近似
Abstract福山大学でボナーボール型検出器を用いて環境中性子のエネルギースペクトルを測定している。検出器の感度を応答関数として、測定して得られたカウント数からエネルギースペクトルを求めるが、エネルギースペクトルには統計誤差などに起因する誤差が含まれる可能性がある。本研究ではアジャストメントした環境中性子のエネルギースペクトルの誤差を評価するために、応答関数に含まれる誤差が中性子エネルギースペクトルに与える影響を逆行列と遂次近似法により評価した。