(トップページへ)

The 27th IEEE Hiroshima Section Student Symposium
プログラム

「*」印は講演予定者を表す
プログラム:   簡略版   詳細版
著者索引:   HERE

セッション表

表内のセッション名はそのセッション情報にリンクしています.

2025年11月8日(土)

開場・受付 (地域未来共創センター(Tottori uniQ)(旧広報センター) 入口)
12:00 -
開会式 (共通教育棟A20講義室)
12:45 - 13:00
SP  (共通教育棟A20講義室)
基調講演

13:00 - 14:00
企業展示ショートプレゼンテーション (共通教育棟A20講義室)
14:10 - 14:30
TP-A  (広報センター2F スペースC・F/D・E)
テクニカルプレゼンテーションA/企業展示・研究室展示

14:45 - 15:45
休憩・入れ替え
15:45 - 16:00
TP-B  (広報センター2F スペースC・F/D・E)
テクニカルプレゼンテーションB/企業展示・研究室展示

16:00 - 17:00
2025年11月9日(日)

開場・受付 (地域未来共創センター(Tottori uniQ)(旧広報センター) 入口)
9:00 -
TP-B  (広報センター2F スペースC・F/D・E)
テクニカルプレゼンテーションB/企業展示・研究室展示

9:15 - 10:15
休憩・入れ替え
10:15 - 10:30
TP-A  (広報センター2F スペースC・F/D・E)
テクニカルプレゼンテーションA/企業展示・研究室展示

10:30 - 11:30
パネル等の片付け
11:30 - 11:50
交流会 (大学会館1F Aero(アエル))
11:50 - 13:50
閉会式 (共通教育棟A20講義室)
13:50 - 14:05


論文一覧

「*」印は講演予定者を表す
[セッション表へ]

セッション SP  基調講演
日時: 2025年11月8日(土) 13:00 - 14:00
部屋: 共通教育棟A20講義室

SP-1
Title(基調講演) Computational Interaction 一人との共生を目指して
Author岩井 儀雄 (鳥取大学)
AbstractAIと人との関係性を計算的に捉える「Computational Interaction(相互作用の計算学)」の視点から、顔画像処理、行動認識、実写アバタの技術の発展を紹介します。映像や動作の解析に基づいたアバタ表現や、存在感の再現に向けたゆらぎの設計など、人らしさを捉える多様なアプローチを紹介し、技術の応用に関わる社会的な課題にも簡単に触れます。


[セッション表へ]

セッション TP-A  テクニカルプレゼンテーションA/企業展示・研究室展示
日時: 2025年11月8日(土) 14:45 - 15:45, 9日(日) 10:30 - 11:30
部屋: 広報センター2F スペースC・F/D・E

TP-A-1 (パワーエレクトロニクス) (8日のみ発表)
TitlePICによるサイリスタ位相制御の安定性向上に関する検討
Author*山下 真空, 渡邉 修治 (松江工業高等専門学校), 田中 暁巳, 森�� 良祐, 田中 冴樹, 竹内 啓 (竹内電機株式会社)
Pagepp. 1 - 2
Keywordサイリスタ, 位相制御, PIC, 移動平均, 高EMI
Abstract現在開発稼働中である100kW級の高周波誘導加熱プラズマ発生用電源では,サイリスタ位相制御専用ICのTCA785を使用して出力制御をおこなっている.TCA785は一石で優れた制御性がえられることから本電源に必要なICであるものの,既に市場在庫のみとなっていることから,代替となる制御デバイスの選定が課題となっている.本稿では,TCA785をPIC(dsPIC30F4012)で置換した回路を試作して,プラズマ発生電力投入時に生じる高EMIノイズ下でも安定して動作することを目標に,制御動作の確認をおこなった結果を報告する.

TP-A-2 (計測・制御)
Title音質評価における音像定位感の有効性
Author*安東 祐可, 村上 寛名, 石光 俊介 (広島市立大学大学院), 江野 峰弘, 藤本 佑樹 (株式会社モルテン)
Pagepp. 3 - 5
Keyword音質評価, 音像定位, 両耳間時間差
Abstract本研究では,音質評価における音像定位の有効性を検討するため,試聴室と車内で収録したバイノーラル音源を用いて音像定位実験とITD解析を行った.実験結果より,環境が異なると定位位置に差が生じ,音像定位を音質評価指標として応用できる可能性が高いことが示された.さらに,同一環境下でも使用する楽音によって定位結果が異なる傾向が得られ,刺激音の音響特性が評価に影響することが明らかとなった.解析の結果,試聴室ではITDが左右対称となり物理的条件と整合した一方,CX-60では非対称なITDが確認され,定位調整が十分でない可能性が示唆された.以上より,音像定位は音質評価に有効な指標となり得ると考えられる.

TP-A-3 (制御・システム工学)
Title先端加速度フィードバックを用いたH∞ループ整形による柔軟ビームの振動抑制
Author*中山 雄翔, 今井 純, 竹本 真紹, 綱田 錬 (岡山大学)
Pagepp. 6 - 8
Keyword柔軟ビーム, H∞制御
Abstract近年,ロボットアームの軽量化により省エネルギー化が期待されるが, 軽量化による低剛性なアームには駆動時に振動が発生しやすいため,そのような柔軟なビームの振動を制御技術で抑制する研究が進められている.本研究では先端加速度フィードバックを用いたH∞制御の正規化規約分解に基づく設計法を用いることを検討した.振動制御ループを2つ設計し,それぞれ1次振動モード,2次振動モードの抑制を目指した制御器を設計した.I-PD制御による角度制御およびH∞制御による柔軟ビーム駆動時の1次振動モード,2次振動モードの抑制の同時達成を示す.

HISS 優秀研究賞
TP-A-4 (電磁波工学)
Title同径の逆巻型Dual-Spiral共振器を用いた共振器結合型無線電力伝送システムにおける損失性媒質の影響に関する研究
Author*石灘 真大, 冨田 智士 (山口大学大学院創成科学研究科), 末金 晋平 (山口大学工学部), 堀田 昌志 (山口大学大学院創成科学研究科)
Pagepp. 9 - 12
Keyword無線電力伝送システム, 逆巻型デュアルスパイラル共振器, 損失性媒質
Abstract本研究では,同径の逆巻型Dual-Spiral共振器を用いた共振器結合型無線電力伝送システム(RC-WPTシステム)における損失性媒質の影響について検討する.近年,中距離電力伝送に適し,位置ずれや角度ずれに対する許容度も比較的高いRC-WPTシステムが注目されている.そこで,屋外での天候に考慮したRC-WPTシステムの実用化また,天候や環境による電力伝送効率の低下の改善を目指し,損失性媒質の影響を検討した.このとき,同径で共振器の線間距離が7 mmおよび5 mmの逆巻型デュアルスパイラル共振器を使用して比較を行った.

TP-A-5 (電磁波工学)
Title共振器結合型無線電力伝送システム用7mmピッチ逆巻型Dual-Spiral共振器の 共振周波数調整法とその特性評価に関する研究
Author*山田 大貴, 島津 祐香, 堀田 昌志 (山口大学大学院創成科学研究科)
Pagepp. 13 - 16
Keyword無線電力伝送, 共振器, 設計法
Abstract本研究では,共振器結合型無線電力伝送システムに用いる逆巻型Dual-Spiral共振器を対象に,線間距離7 mmとした共振器の設計法を検討した.構成スパイラル共振器の銅線長と共振周波数の関係を測定し,Dual-Spiral共振器との対応を導出することで作製用チャートを構築した.この手法を用いて目標周波数10 MHzの共振器を試作し,所望の共振周波数が実現可能であることを確認した.さらに,当研究室で作製してきた他のスパイラル共振器と比較し,線間距離の違いが伝送特性に及ぼす影響を検討した.

HISS 優秀研究賞
TP-A-6 (環境電磁工学)
Titleシールド筐体の有無による車載通信機の伝導性イミュニティ特性の比較
Author*森田 祐美 (九州工業大学), 池田 明浩, 松嶋 徹, 福本 幸弘, 中山 大輔 (九州工業大学大学院)
Pagepp. 17 - 20
Keywordイミュニティ, 1000BASE-T1
Abstract自動運転や高度運転支援機能の普及に伴い,車載通信機器には大容量かつ高速なデータ伝送と高い電磁ノイズ耐性が求められている.本研究では,1000BASE-T1通信系を対象に,シールド筐体の有無が伝導性イミュニティに及ぼす影響を評価した.市販の車載メディアコンバータを用い,結合回路によりコモンモードノイズを重畳し,イーサネットテスタで通信エラーを連続的に監視した.その結果,187.5 MHzおよび562.5 MHz付近において顕著な感度低下が確認され,誤動作が発生する周波数帯はシールドの有無にかかわらず一致することが明らかとなった.一方で,シールドを施すことで全体的なイミュニティレベルは改善されたが,特定周波数帯における改善は限定的であった.以上より,シールド筐体は一定の効果を有する一方,固有の脆弱帯域を解消するには追加的なノイズ対策が必要であることを示した.

TP-A-7 (超電導工学) (8日のみ発表)
Title希土類系酸化物超伝導テープ線材を用いた 接続部の無いコイルの検討(��)
Author*山田 翔陽 (山口大学工学部), 上山 明日羽, 片山 哲汰, 原田 直幸 (山口大学大学院)
Pagepp. 21 - 23
Keyword超伝導線材, コイル, 永久電流

HISS 優秀研究賞
TP-A-8 (半導体工学・LSI) (8日のみ発表) (英語プレゼンテーション)
TitleDevelopment of Output Voltage Clamp Circuit for Analog Signal Processor
Author*Takashi Toriyabe, Satoshi Sugahara (Fukuyama University)
Pagepp. 24 - 27
Keywordanalog signal, clamp circuit, differential amplifier, DC characteristics, frequency characteristics
AbstractThis study investigates the fundamental characteristics of a voltage clamp circuit designed to ensure stable operation of analog signal processing LSIs. The circuit consists solely of differential amplifiers, providing a simple yet effective configuration for maintaining a predetermined voltage level. The DC and AC characteristics of the circuit were analyzed through both theoretical calculations and experimental evaluations. The fabricated circuit demonstrated stable clamping operation, with measured DC characteristics aligning well with theoretical predictions. Furthermore, the frequency response showed good agreement between measured and calculated values within the circuit's bandwidth, which was confirmed to be approximately 700kHz. These results validate the theoretical analysis and confirm the effectiveness of the circuit's operational principles. Future work will focus on evaluating the transient characteristics and integrating the clamp circuit into the target load LSI.

TP-A-9 (電子その他) (8日のみ発表)
Title二極真空管を用いた気体分子運動速度についての検討
Author*吉井 雅浩 (香川高等専門学校 電子情報通信工学専攻), 川久保 貴史 (香川高等専門学校 通信ネットワーク工学科)
Pagepp. 28 - 31
Keyword二極真空管, 熱電子, 速度分布, マクスウェル-ボルツマン, ステファン-ボルツマン
Abstract本研究は、二極真空管内の熱電子を電子気体として扱い、その速度分布を測定することを目的とする 。Zartmanの実験に類似した方法を用い、プレートに負電圧を印加することで、特定の運動エネルギーを持つ電子のみを通過させ、電流(Ip)と電圧(-V)の関係から電子の速度分布を導出した 。実験の結果、得られた速度分布はマクスウェル‐ボルツマンの分布と一致し 、ヒーターに供給する電力が大きくなるほど、電子の平均エネルギーが高くなることが確認できた 。また、この関係から計算された電子の温度とヒーターの消費電力の関係は、ステファン-ボルツマンの法則と一致した 。この研究は、熱電子の速度分布測定が基礎物理学の教育的意義を持つだけでなく、電子デバイスの設計・開発にも応用できることを示している 。

TP-A-10 (電子その他) (8日のみ発表)
Title5極管の低電圧動作に関する検討
Author*柴山 真輝 (香川高等専門学校 電子情報通信工学専攻), 川久保 貴史 (香川高等専門学校 通信ネットワーク工学科)
Pagepp. 32 - 35
Keyword真空管, 5極管, 低電圧動作
Abstract真空管は信号の増幅やスイッチングに用いられる素子であり,音質の良さから高級音響機器に使用されている.一方で,高電圧による感電の危険性や消費電力の大きさといった課題がある.これらの課題を解決するため,本研究では真空管を低電圧で動作させる可能性を検討した.対象とした真空管6C6および6G-B7について,最大24Vの低電圧領域で特性測定を行い,三定数および増幅度を用いて評価した.その結果,両素子とも空間電荷制限領域および温度制限領域が確認され、低電圧下でも基本的な物理特性が保持されることが示された.特に6C6は増幅度-49.5を示し,低電圧でも有効な増幅素子として機能することが確認された.

TP-A-11 (通信工学)
Title蓄積一括信号処理によるFSK・CPFSK信号の分離・復調技術の一検討
Author*前島 功宗, 野口 和輝, 田野 哲, 冨里 繁, 上原 一浩 (岡山大学 大学院環境生命自然科学研究科)
Pagepp. 36 - 38
Keyword蓄積一括信号処理, FSK, CPFSK, 同期検波, 分離復調
AbstractIoTの普及に伴い無線端末が増加し、周波数資源の逼迫や干渉が課題となっている。従来のBPFによるチャネル切り出しでは重畳信号の分離は困難であり,広帯域スペクトルを受信し,量子化してサーバに伝送・蓄積し,サーバにおいて一括処理することで分離・復調する技術が検討されている. 本研究では,STFTによる同期検波法,特徴量復調法により,FSKにおける様々な条件下での分離・復調性能と,CPFSKにおける分離・復調性能をシミュレーションにより算出した.その結果,FSKでは特に窓関数を適切に選択することにより,分離・復調性能を向上できることがわかり,CPFSKでは,他FSK系の変調方式と同等の分離・復調性能を示すことがわかった.

TP-A-12 (通信工学)
Title適応変調とLED照明割当を用いたマルチユーザによるLED可視光無線通信の検討
Author*丸山 遼也, 冨里 繁, 田野 哲, 上原 一浩 (岡山大学大学院環境生命自然科学研究科)
Pagepp. 39 - 41
KeywordLED可視光無線通信, 空間的並列信号伝送, 適応変調方式, LED照明割当方法
Abstractマルチユーザによる空間的並列信号伝送を用いたLED可視光無線通信が検討されている.また,周波数利用効率向上のために,受信地点ごとに最適な変調方式を選択する適応変調方式の適用と各ユーザに適切にLED照明を割り当てるLED照明割当方法が提案されている.本研究では,マルチユーザによる空間的並列信号伝送を用いたLED可視光通信において,受光素子ごとに適応変調を行う適応変調方式を適用し,このときに各ユーザの周波数利用効率が均等になるようにLED照明を分配するLED照明割当方法を提案する.そして,この手法を用いた場合の面的周波数利用効率の改善効果を計算機シミュレーションで評価する.評価結果から,提案手法を適用することにより,ユーザ間距離が小さい場合においても,面的周波数利用効率の改善が可能であることが明らかになった.

TP-A-13 (通信工学)
TitleSTFTを用いた無線信号分離・復調技術の サイドチャネル攻撃への応用に関する一検討
Author*中谷 豊暉, 本吉 隼大, 橋本 隼弥, 山下 和真, 冨里 繁, 田野 哲, 上原 一浩 (岡山大学)
Pagepp. 42 - 45
Keyword特徴量復調法, 短時間フーリエ変換, サイドチャネル攻撃, 振幅偏移変調
Abstract短時間フーリエ変換による特徴量抽出を用いた信号分離・復調技術である同期検波法と特徴量復調法を,振幅偏移変調信号の復調に適用し,サイドチャネル攻撃に応用することを目指す.実際の暗号モジュールから漏洩する電磁波を,信号の特性が近い多値ASK信号として擬似的にモデル化し,計算機シミュレーションにより,STFTを用いた信号分離・復調手法による秘密鍵識別性能の評価を行う.提案手法を用いて多値ASK信号のBER特性を評価したところ,いずれの変調方式においても既存手法に対し性能向上を確認した.また,漏洩電磁波を疑似的に8ASK信号としてモデル化し同手法を用いて評価した結果,既存手法に対し約5 dBの性能向上を確認した.

TP-A-14 (通信工学)
Title防災用IoT無線アクセスの電波伝搬特性に及ぼす構造物の影響の一検討
Author*渡部 渡部隼成, 白石 航大, 佐々木 大輔, 冨里 繁, 上原 一浩 (岡山大学大学院環境生命自然科学研究科)
Pagepp. 46 - 48
Keyword集水桝
Abstract 地球温暖化の影響により,豪雨災害による被害が多発しており,特に岡山県南部地域では用水路での二輪車転落死亡事故が全国最多で,早急な対策が求められている.しかし行政の財源には限りがあり,十分な対策が進んでいないため,低予算で事故を未然に防ぐ技術が必要とされる.そこで,用水路や側溝にIoT端末を設置し,水位を計測・伝送して集中管理するシステムが検討されているが,コンクリートや鉄板,グレーチング蓋などが電波伝搬に与える影響を把握することが重要である.そのため,本研究では,側溝の集水桝をモデル化し,有限要素法による電磁界シミュレーションを行い,グレーチング構造が通信特性に及ぼす影響を評価する.

HISS 優秀研究賞
TP-A-15 (ネットワーク)
Titleフレーム非同期CRDSAのQ学習を用いたレプリカ数適応制御と遅延特性
Author*松岡 侑弥, 福岡 裕真, 榊原 勝己 (岡山県立大学)
Pagepp. 49 - 52
KeywordCRDSA, Q学習, 計算機シミュレーション
Abstract近年,IoTや非地上系ネットワークのような無線通信を利用した技術の飛躍的な発展により,同一ネットワーク内での接続端末数が爆発的に増加している.このため,柔軟性と拡張性を備えたランダムアクセス方式の重要性は,増々高まっている.Contention Resolution Diversity Slotted ALOHA(CRDSA)は,Framed Slotted ALOHA(FSA)を拡張した方式であり,パケットのレプリカ送信と,逐次干渉除去(SIC: Successive Interference Cancellation)によって,スループットを向上させている.文献[3]では,Q学習によりレプリカ数を動的に変化させる方式が提案され,これをフレーム非同期環境に拡張した場合のスループットが文献[5]に示されている.本稿では,文献[5]の方式に対し,遅延特性を計算機シミュレーションにより評価する.

HISS 優秀研究賞
TP-A-16 (ディジタル信号処理)
Title直線位相 FIR ヒルベルト変換器の重み付き有限語長設計と位相推定への応用
Author*水谷 海翔, 中本 昌由 (広島大学)
Pagepp. 53 - 56
Keywordヒルベルト変換器, 信号処理, 位相推定, 最適化
Abstract本稿では,FIRヒルベルト変換器をハードウェアに実装する際の課題である係数語長について論じる.長い語長は高い精度を得られるが,コストの増大を招く.一方短い語長はコストを抑えるが,量子化誤差で性能が劣化する.この問題に対し,指定された有限語長の制約下で理想応答との誤差を最小化する設計法を提案する.本手法は,特定周波数帯域の誤差を重点的に抑える「重み付き最小二乗誤差」を評価関数として導入する.そして,有限語長の制約を課した二次計画問題を,ラグランジュの未定乗数法を逐次的に用いて解くことで,最適なフィルタ係数を得るアルゴリズムを開発した.設計例と位相推定への応用を通じて,提案手法の有効性を示す.

TP-A-17 (ディジタル信号処理)
TitleAVAS規格に準拠した合成エンジン音の有効性評価
Author*近藤 優向, 石光 俊介 (広島市立大学情報科学部), 光田 康典 (プロキオン・スタジオ), 藤川 智士, 岩田 陽明, 菊池 正和, 松本 貢典, 児玉 真吾 (マツダ株式会社), 箱崎 智行 (広島市立大学情報科学部)
Pagepp. 57 - 59
Keyword接近通報音, AVAS, 疑似作成音, エンジン音
Abstract電気自動車の静音性による歩行者への危険を解決するために、接近通知音を発する装置の搭載が義務付けられている。本研究では、ロータリーエンジン(RE)音を接近通報音として活用することを目指し、法的規則の最低音圧レベル要件への適合性を評価した。評価の結果、REの実走行音は低周波域を中心に法規の要件を大きく上回り、接近通報音として有効な可能性が示された。一方創作走行音は、低周波域では要件に近いものの、高周波域では大きく下回る傾向が見られ、法規要件を満たす走行音の設計が可能であることが示唆された。これらの結果から、RE音は接近通報音として法規要件に適合する可能性が示唆された。

TP-A-18 (通信その他)
Titleウェアラブル生体センサを用いた心電図における経験的モード分解とハイパスフィルタによる体動ノイズ除去
Author*廣田 藍斗, 中川 匡夫 (鳥取大学)
Pagepp. 60 - 63
Keywordウェアラブル生体センサ, 体動ノイズ, 経験的モード分解, 適応フィルタ, 心電図
Abstractウェアラブル生体センサを用いた心電図において,衣服型センサの使用時に発生する体動ノイズを除去する際に加速度センサを使用しない手法を提案した.提案手法では,ハイパスフィルタと経験的モード分解を組み合わせることで,経験的モード分解単体の場合よりも推定精度を改善し,加速度センサと適応フィルタを用いた場合と同程度の推定精度が得られた.

HISS 優秀研究賞
TP-A-19 (ソフトウェア) (8日のみ発表) (英語プレゼンテーション)
TitleExploring Alternative Solutions by Generative AI Models for Phrase Fill-in-blank Problems in Web-client Programming Learning Assistant System
Author*Huiyu Qi Huiyu Qi, Li Zhikang, 舩曵 信生, Sandi Kyaw Htoo Htoo (Okayama University), Kao Wen-Chung (National Taiwan Normal University)
Pagepp. 64 - 67
Keywordgenerative AI, web-client programming, JavaScript, HTML, CSS
AbstractModern web applications are basically made by integrating HTML, CSS, and JavaScript, which remains difficult for novices to be mastered due to limited learning time and materials. To solve this issue, we have proposed the Phrase Fill-in-Blank Problem (PFP) in the Web-client Programming Learning Assistant System (WebPLAS). Since student answers are marked string matching with the correct ones, overlooking valid alternatives may cause confusions among students. In this paper, we explore the abilities of the three generative AI models, namely ChatGPT-4o, Microsoft Copilot, and DeepSeek, in finding correct answers including alternative ones for PFP instances. The results show that their outputs can be categorized into five categories, providing insights into improving the answer marking by integrating logical correctness and functional equivalence.

TP-A-20 (ソフトウェア)
Title認知負荷理論とシステムユーザビリティスケールによる観光混雑緩和を 目的としたアプリケーションのUI評価に関する研究
Author*中本 稔願 (広島工業大学), 松本 裕良, 藤原 望 (広島工業大学大学院/工学系研究科), 松本 慎平 (広島工業大学/情報学部)
Pagepp. 68 - 71
KeywordUI, アプリケーション, デザインの4原則, 混雑緩和
Abstract観光客に対してリアルタイムで混雑 情報を提供し,自律的な行動変容を促すスマートフォ ンアプリケーションの導入が期待され ている背景のもと,本研究では、ア プリ導入における実現可能性を示すために,経路を案 内するUIの評価をシステムユーザビリティスケール と認知負荷理論に基づいたアンケートを用 いて行う.

TP-A-21 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Title属性制御による希少な鳥の画像生成の検討
Author*村上 斗吾, カストナー マークアウレル (広島市立大学大学院)
Pagepp. 72 - 75
Keyword希少種, 画像生成, 属性
Abstract希少種は各部位の視覚的属性(嘴の形や足の色など)が知られているが,環境の制約から画像が不足しており,画像を用いたAIの活用が妨げられている.そのため,本研究では,希少種の画像認識に向けたデータ拡張を目指し,希少種の視覚的属性から対象種を模した画像を生成する手法を提案する.近年のテキストから画像生成を行う手法が精緻化しつつあるが,複数の微細な属性を正確に組み合わせるのは難しい.そこで,セグメンテーションマスクを用いて部位の位置と属性を学習させ,属性を忠実に反映する生成手法を提案する.VLMによる評価実験により,提案手法が他手法より高精度に属性を反映できることを確認した.

TP-A-22 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Title超音波画像を用いた深層距離学習にもとづくSelf-Trainingによる肝硬変識別
Author*松尾 壮馬, 藤田 悠介 (山口大学), 三谷 芳弘 (宇部工業高等専門学校), 浜本 義彦, 瀬川 誠 (山口大学), 寺井 崇二 (新潟大学), 坂井田 功 (山口大学)
Pagepp. 76 - 79
Keyword肝硬変, Self-Training, CNN, 深層距離学習
Abstract肝硬変診断における超音波画像診断は患者負担が小さい一方,ノイズへの対処やROI選択の困難さが課題である.本研究ではCNNと深層距離学習を組み合わせ,Triplet LossとCenter Lossを併用した識別器を用いてSelf-Trainingを改良した.未学習データ追加には信頼度のみならず多様性や低信頼度を考慮した複数基準を導入した.超音波画像のROI500枚を用いた実験の結果,高信頼度データは多数決識別で,低信頼度データは距離識別で有効性を示し,一部棄却は多数決で精度を安定させたが距離識別には不利に作用した.以上より,識別法と組み合わせた柔軟な追加基準設計が有効性向上に重要であることを示した.

TP-A-23 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
TitleLMMを用いた屋内環境での全天周視覚車椅子ロボットナビゲーション
Author*山本 拓実, 李 仕剛, 小作 敏晴, 神尾 武司 (広島市立大学)
Pagepp. 80 - 81
Keyword全天周カメラ, 大規模マルチモーダルモデル, ロボットナビゲーション
Abstract高齢化が進む屋内施設での車椅子移動支援は、介助者の時間的・人的負担や利用者の行動制限が大きな課題である。本研究ではこの解決策として、大規模マルチモーダルモデル(LMM)を活用した地図不要のナビゲーション手法を提案する。本手法の独自性は、LMMが曖昧さを含む自然言語指示から現在地から目的地までの行動計画を生成し、次に全天周カメラ映像でリアルタイムに環境を認識、その計画と照合しながら車椅子ロボットの次の行動を動的に決定する点にある。環境センサーを全天周カメラ単体に絞ったシンプルかつ低コスト・低消費電力な構成で、初めての環境でも利用者が直感的な言葉だけで目的地へ移動することを可能とする。

TP-A-24 (画像処理・コンピュータグラフィックス) (9日のみ発表)
Titleオンラインセッションのための 生成モデルを用いた映像生成手法におけるモデル検討と評価
Author*安部 航太朗 (鳥取大学 大学院 持続性社会創生科学研究科 工学専攻), 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学 大学院工学研究科)
Pagepp. 82 - 85
Keyword機械学習, UNet, 画像処理, オートエンコーダ, 画像生成
Abstractオンライン楽器セッションでは映像遅延が演奏の一体感を阻害する。本研究では、生成モデルによる将来フレーム予測で遅延に対処する手法として、UNetの構造を改良し1対多出力に対応させたWNet、WNet++、WNet-Cの3モデルを提案した。バイオリン演奏映像での評価により、直列化と1対多学習により従来UNetより高PSNRかつ視覚的ノイズの少ない生成が可能であることを確認した。本手法は動きの大きい演奏でも高精度な予測映像を生成し、オンライン協演の質向上に寄与する。

TP-A-25 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Titleコンクリート打音検査のためのSCLとデータ拡張の適用
Author*野口 寛治, 藤田 悠介 (山口大学大学院創成科学研究科)
Pagepp. 86 - 89
Keyword画像処理, 打音検査, 事前学習
Abstractコンクリート構造物の劣化診断において、打音検査は検査員の主観に依存し再現性に課題がある。本研究では、打音データをスペクトログラム画像化しResNet18ベースの分類モデルを構築した。Supervised Contrastive Learning(SCL)による事前学習で同一クラス内特徴を近づけ異なるクラス間を分離し、少量データでも安定した特徴表現を獲得する。SpecAugmentの時間マスキング、ランダムクロップ、コントラスト調整でデータ多様性を高め、入力画像スケール数最適化により周波数情報活用を強化した。これにより異なる収録環境でも高精度かつ安定した打音分類を実現する。

HISS 優秀研究賞
TP-A-26 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Titleマルチスケール解析と教師なしオンライン学習による小物体検出手法の検討
Author*山本 康生, 青木 工太, 岩井 儀雄 (鳥取大学)
Pagepp. 90 - 93
Keywordマルチスケール, 背景差分, 移動カメラ, 物体検出

TP-A-27 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Title顕微鏡動画像からの細菌運動率推定に関する基礎検討
Author*井上 洸太郎 (鳥取大学), 青木 工太, 岩井 儀雄 (鳥取大学 大学院工学研究科), 柴田 敏史 (鳥取大学 医学部医学科)
Pagepp. 94 - 97
Keyword細菌抽出, 細菌追跡, 顕微鏡画像
Abstract本研究では,細菌べん毛運動抑制の候補となる化合物の探索を迅速に行うためのスクリーニング技術を目的とし,顕微鏡動画像から細菌領域の抽出および追跡を行い,また2次元および1次元のヒストグラムとして細菌運動の可視化を行った.単一細菌の抽出および追跡のアルゴリズムには改善の余地がある一方,ヒストグラムによる統計解析から動画像ごとに集団としての細菌運動の傾向を捉えることができた.また,ヒストグラムによって運動率推定をある程度の精度で行えることを確認した.

TP-A-28 (機械学習・データ分析)
Title物体認識技術を用いた製品ごとのCO2排出量の可視化システム
Author*山田 陸斗, 堀 磨伊也 (公立鳥取環境大学)
Pagepp. 98 - 99
Keyword脱炭素, 一般物体認識, CO₂排出量
Abstract本研究は,物体認識技術を活用し,製品ごとのCO₂排出量を自動で可視化するシステムを提案する.これにより,従来は専門的知識や追加調査が必要であったCO₂排出量を自動的かつ即時に提示することが狙いである.このシステムは,カメラ画像にYOLOを用いて製品を特定し,Googleレンズでメーカーや素材などの排出量算定に必要なデータを抽出する.これらのデータをもとに,売上と重量の2つの手法でCO₂排出量を算定し,その結果をカメラ映像に重ねて表示する.実験ではオフィスチェアを対象に,本システムが有効であることを確認した.今後は,参照データの拡充と抽出精度の向上により,算定の信頼性を高め,適用製品を拡大していく.

TP-A-29 (機械学習・データ分析)
Title低コスト計測によるデジタルサイネージにおける誘目性の推定
Author*戸田 悠月, 堀 磨伊也 (公立鳥取環境大学)
Pagepp. 100 - 101
Keyword視線認識, デジタルサイネージ, 誘目性
Abstract本研究では,Webカメラを用いた低コスト計測によりデジタルサイネージの誘目性を推定する手法を提案する.従来のアンケート調査は主観依存や人的コスト,高価な視線計測装置は装着負担や導入コストの課題がある.本研究では,機械学習に基づく顔検出技術を用い,視線方向や眼の開閉度,頭部角度など複数の特徴量を抽出し,サポートベクターマシンにより見た・見ていないを判別する分類モデルを構築した.実験では,高い分類精度を示し,提案手法がデジタルサイネージの誘目性を推定するための有効な手段となり得ることを確認した.今後は,被験者数やデータ量を増やすとともに,実環境下での検証を行うことで,提案手法の汎化性能や実用性を高める必要がある.

TP-A-30 (機械学習・データ分析)
Title前腕周回筋電位を用いた握力評価系のモデル構築
Author*蓮見 紘一郎, 櫛田 大輔 (鳥取大学)
Pagepp. 102 - 104
Keyword筋電位(EMG), 握力, Ridge回帰, ベイジアンネットワーク
Abstract本研究では,筋電義手装着者に対する筋動作の教示を目指し,主に握力に焦点を絞ったうえで,握力とそれに関わる前腕周回筋群の筋活動電位(EMG:Electromyogram)との関係モデルの構築を試みた.20代男性1名を対象とし,握力が3kg,6kg,10kg,15kg,20kgのときの前腕周回筋群のEMGの測定を行い,握力帯域を3つに分割して帯域ごとに重回帰モデルを構築した.また,握力帯域に応じて重回帰モデルを確率的に選択するためのベイジアンネットワークを構築した.その結果,握力帯域ごとに各筋の使用割合が異なることを見出し,筋電義手で再現したい握力帯域に応じて異なる指標が必要であることを示唆した.

TP-A-31 (機械学習・データ分析) (英語プレゼンテーション)
TitleTransformer-Architecture-Based 360-Degree Gaze Following in Panoramic View
Author*Jan Niklas Kappey (Hochschule Hannover/Hiroshima City University), 李 仕剛 (広島市立大学)
Pagepp. 105 - 108
Keyword360-degree images, Transformer, Gaze following, Panoramic images, Gaze point estimation
AbstractIn this paper, we analyze transformer architectures for gaze following in 360-degree images and make arguments for the potential advantages over CNNs which have dominated previous works. Using the transformer-based Sharingan model, we conduct a zero-shot evaluation on the GazeFollow360 dataset. Sharingan achieves a spherical distance error of 0.9169, competitive with early CNN methods but behind state-of-the-art models specifically trained on 360-degree data. Error analysis highlights degradation at long gaze distances and near image boundaries. These results indicate that, despite a dataset domain gap, transformers hold strong potential for omnidirectional gaze estimation, motivating future work on targeted fine-tuning.

TP-A-32 (機械学習・データ分析)
Title授業中における生徒の動作に注目した学習状況の推定
Author*金子 晴信, 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学)
Pagepp. 109 - 112
Keyword行動認識, 教育支援, SVM
Abstract本研究は授業中の生徒のジェスチャーに注目して学習状況を推定する手法を検討したものである. まず, 生徒の行動を「ジェスチャータグ」として定義し, 授業映像に基づくアノテーションデータを整備することで、教員アシストシステムに利用可能な基盤を構築した. 次に、姿勢推定ライブラリ「4D-Humans」を用いて生徒の関節情報を抽出し、その姿勢データからサポートベクターマシン(SVM)を使って「ペンを持つ」「顔を触る」などのジェスチャーを分類した. しかし, 現状では実用性に乏しい結果となった. ただし, 本研究で得られた知見は改善の方向性を示すものであり, 今後は識別モデルの高度化や顔表情などの追加情報の統合により, より高精度な学習状況推定システムの実現を目指すとしている.

TP-A-33 (機械学習・データ分析)
Title地域情報共有サービスの閲覧数予測における外れ値対応型2段階モデルの提案
Author*森重 嘉優 (広島工業大学大学院 工学系研究科), 井上 大地 (株式会社D2C データソリューション部), 松本 慎平 (広島工業大学 情報学部)
Pagepp. 113 - 116
KeywordMSE, SHAP, 機械学習, 画像処理, データ分析
Abstract本研究では,閲覧数を目的変数とし,イベント告知画像に使用されている色の数及び代表色のHSV色空間,緯度・経度情報,タイトル情報を説明変数とした基本モデルで一度閲覧数の予測を行った後,予測した閲覧数の値が一定の閾値を超えた場合に専用の外れ値モデルに切り替えて閲覧数の予測を再度行うモデルを作成し,過去のモデルと精度比較を行った.その結果,本研究のモデルの方が過去のモデルよりも閲覧数の予測精度が良いということが明らかになった.また,説明変数が目的変数にどの程度影響を与えたかを確認すると,基本モデルはタイトル情報が,外れ値モデルはタイトル情報と色情報が閲覧数の予測に大きく影響していることが明らかとなった.

TP-A-34 (機械学習・データ分析)
Title工業高校生を対象としたAI実習プログラムの効果検証
Author*椿 智史, 吉堂 竜矢 (鳥取大学工学部), 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagepp. 117 - 120
Keyword工業高校生(Technical High School Students), AI実習・教育(AI Training/Education), キャリア意識(Career Orientation), 事前・事後比較/対応のある tt 検定(Pre–Post / Paired tt-test), 物体検出(Raspberry Pi・SSD)

TP-A-35 (機械学習・データ分析)
TitleWeb広告呈示による視線位置と顔の特徴量変動の分析
Author*市橋 侑樹 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 山下 竜太 (鳥取大学工学研究科), 清水 忠昭 (鳥取大学クロス情報科学研究センター)
Pagepp. 121 - 124
KeywordWeb広告, マルチモーダル情報

HISS 優秀研究賞
TP-A-36 (論理回路・論理設計)
Titleビットシリアル積和演算器に基づく汎用画像処理用NoCの資源効率化
Author*秋山 佳菜, 門田 龍弥, 近藤 真史 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagepp. 125 - 128
KeywordNoC, 画像処理, 直列演算器
Abstract近年,演算コアの増加に伴い,コア間のデータ転送をパケット通信で行う Network on Chip(NoC)が注目されている.これに対して筆者らは,格子状に配置された複数のコアに画素値を対応付けた上で,近傍画素に対して螺旋状のパケットルーティングを展開することにより,平滑化等の汎用画像処理を実現可能なNoCアーキテクチャを提案している.しかし,各ルータに内蔵される積和演算器に起因して,NoC全体の回路資源量が著しく増大し,実装可能なNoCの規模は極めて限られている.そこで本研究では,単一の全加算器のみを用いて逐次的に演算を行う直列積和演算器に基づいた小面積なルータ回路の構成法を提案する.特に,直列積和演算器に内蔵されるシフトレジスタ群をパケットバッファとして利用することにより,ルータ間のパケット伝搬をシリアル通信により実現している.提案のルータに基づいたNoCをHDLで設計し,所要資源量の解析を行った結果,既存のルータに比してLUT数を約50%削減できることを確認している.

TP-A-37 (情報セキュリティ)
Title電圧フォルトインジェクションによるモータ制御用マイクロコントローラのID認証機能バイパスリスクの評価
Author*村上 悠斗, 日室 雅貴, 五百旗頭 健吾 (岡山大学)
Pagepp. 129 - 132
Keywordハードウェアセキュリティ, フォルトインジェクション, ID認証バイパス, グリッチ注入
AbstractIoT機器の普及に伴い、マイコンの電源電圧を瞬間的に変動させる電圧フォルトインジェクション(VFI)が脅威となっている。本研究では、モータ制御用マイコンRenesas RX63Tを対象に、内蔵フラッシュメモリへのアクセスに必要なID認証のバイパスリスクを評価した。VCC電源ラインへの攻撃が保護回路に検知されることを想定し、本研究では特にCPUコア専用の電源ライン(VCL)への直接攻撃に焦点を絞った。実験の結果、ID認証処理区間の特定とVCL端子へのグリッチ注入には成功したものの、広範囲なパラメータを試行しても認証バイパスには至らなかった。この結果は、RX63TのID認証機能が、CPUコアを直接狙ったVFI攻撃に対しても高い耐性を持つことを示唆している。

TP-A-38 (情報セキュリティ)
TitleUSB ケーブルの不要電磁波による通信データ漏洩への対策設計に向けた実験系構築
Author*川井 佑真 (岡山大学工学部), 濱本 大輔, 日室 雅貴 (岡山大学大学院環境生命自然科学研究科), 五百旗頭 健吾 (岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)
Pagepp. 133 - 136
Keywordtempest, USB cable
Abstract携帯電話や電子機器から放射される不要電磁波は,他機器の誤動作を招くだけでなく,情報漏洩の経路ともなり得る.特にUSBは広く利用される高速通信インタフェースであり,差動伝送により放射を抑制しているものの,コモンモード成分の発生により漏洩リスクを有する.既存研究ではUSBケーブルを対象とした情報復元が報告されているが,特定のケーブル条件に限定されている.本研究では,性能の異なるケーブルに対する漏洩リスク評価と対策設計を目的とし,ラップトップPCとArduino UNO R3間のUSB 2.0通信において電流プローブを用いた測定系を構築した.測定波形からテキストデータを復元することで,ケーブルの物理特性に依存しない情報漏洩の現実性を示し,ケーブルレベルでの具体的な対策検討の必要性を明らかにする.

HISS 優秀研究賞
TP-A-39 (情報セキュリティ)
Title深層学習サイドチャネル攻撃への脆弱性予測を目的とした漏洩波形の重回帰モデリングの妥当性検証
Author*中村 幸成, 光保 怜, 日室 雅貴, 五百旗頭 健吾 (岡山大学)
Pagepp. 137 - 140
Keywordサイドチャネル攻撃, 脆弱性試験, 重回帰モデル, AES
Abstract本稿は、深層学習サイドチャネル攻撃(DL-SCA)への脆弱性評価を低コスト化するため、漏洩波形の重回帰モデリングを用いた模擬生成手法を検討した。少数の実測波形から偏回帰係数とノイズ分散を同定し、大量の模擬波形を生成することで測定時間を99%削減した。Arduino実装のMasking対策AESを対象に評価した結果、模擬波形に基づくDL-SCAの成功率は実測と概ね一致し、説明変数を増やしbit単位でモデル化することで予測精度が向上することを示した。

HISS 優秀プレゼンテーション賞
TP-A-40 (社会システム工学・安全(防災)システム)
TitleAR技術を活用したリアルタイム分散避難誘導システムの開発
Author*岩本 旺眞, 堀 磨伊也 (公立鳥取環境大学)
Pagepp. 141 - 142
KeywordAR, 避難誘導
Abstract本研究は、AR技術を用いて直感的かつ分散化された避難経路を提示するシステムを提案する。大学のような大規模施設での火災時、従来の誘導では心理的バイアスや避難者の集中による混雑が課題となる。本システムは、建物内のARマーカーを認識し、避難方向の矢印を現実空間に重畳表示することで利用者の認知負荷を軽減しつつ、利用者ごとに経路を変えて避難者を分散させる。実験では、通行不能箇所を避け、迷わず出口へ誘導できる基本機能の有効性を確認した。今後の課題は、大規模な評価実験やリアルタイム情報を反映した動的な経路計算機能の追加を通じて、より実用的なシステムの実現を目指すことである。

TP-A-41 (制御・システム工学)
Title脈動流を用いた冷却システムに対する 極値探索制御の性能評価
Author*広川 平, 槇野 泰大, 脇谷 伸 (広島大学), 小林 大希, 福江 高志 (金沢工業大学)
Pagepp. 143 - 145
Keyword電子機器冷却, 脈動流制御, 脈動周波数, 逐次最小二乗法, 極値探索制御
Abstract高集積化が進んでいるAIサーバーやGPUに対して狭い実装面積内でも高い冷却性能を発揮マイクロ冷却デバイスが注目されている.このようなシステムにおいて,脈動流を用いて冷却液を効率よく循環させ冷却効率を向上させる手法が提案されている.しかし,脈動流の周波数である脈動周波数の最適値が冷却対象となる基板レイアウトによって異なる.これに対して最適な脈動周波数を,極値探索制御(ESC)を用いて探索する手法が提案されたが,その探索には時間がかかるという課題があった.本研究では,ESCをより高速化するために逐次最小二乗法を併用したESCを提案する.その有効性の検証のため実機実験を行う.

TP-A-42 (制御・システム工学)
Title屋内ARにおける視覚・慣性不整合が自己位置推定に及ぼす影響の基礎評価
Author*池 暖人 (広島市立大学情報科学部情報工学科), 山口 隼平, 小林 真, 新 浩一, 西 正博 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 146 - 148
KeywordモバイルAR, Visual-Inertial Odometry (VIO), 視覚慣性不整合
Abstract拡張現実 (AR) は,現実空間に仮想空間を重ね合わせることでユーザに没入型体験を提供する技術である.ARの体感品質を支えるうえで不可欠となるのがデバイスの位置と姿勢を正確に推定することである.現在のARでは,カメラと慣性計測装置 (IMU) を組み合わせて相補的に自己位置を推定するVisual-Inertial Odometry (VIO) が広く採用されている.しかしながら,視覚情報と慣性情報の整合が崩れる環境では測位精度が低下するため,VIOにはAR運用上の課題が存在する.本研究では,実用環境におけるVIOの破綻事例を示したのち破綻要素を細分化する対照実験を実施することで当該環境で生じる測位誤差を評価した.

IEEE WIE 四国・福岡・広島支部賞
TP-A-43 (制御・システム工学)
TitleVR 空間におけるリーチング運動と瞳孔反応を評価する環境の構築
Author*竹森 祥華, 中谷 真太朗 (鳥取大学)
Pagepp. 149 - 151
Keyword瞳孔反応, 運動認知, virtual reality, リーチング運動

TP-A-44 (情報その他)
Titleルールを自律的に獲得するLLMエージェントの検討
Author*中邑 熙正, 高橋 健一 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科)
Pagepp. 152 - 155
Keyword大規模言語モデル, LLM, エージェント, ゲーム
Abstract本研究は, ルールが明示されていない迷路ゲームにおいて, 試行錯誤を通じて自律的にルールを獲得するLLMエージェントの開発を目指す.多くの先行研究が事前にルールが与えられた環境を前提としているのに対し, 本研究は未知の2次元空間環境でエージェントが自律的にルールを発見・構築するプロセスを検討している. 開発されたエージェントは, ルールリポジトリ管理手法を導入することで, 操作方法が不明な状態からでもゲームをクリアすることに成功した. この成果は, 未知の環境におけるLLMの有効性を示唆している. しかし, 一度誤ったルールを学習すると修正が困難であるという課題も明らかになった.

TP-A-45 (情報その他)
Title自動運転中の音響的マインドフルネスがドライバに与える影響調査
Author*福田 千聖 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 須藤 季砂 (広島市立大学大学院 情報科学研究科/マツダ株式会社), 石光 俊介 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 156 - 159
KeywordEEG, マインドフルネス, 運転パフォーマンス
Abstract本研究では,自動運転中の音響的マインドフルネスが運転者に与える影響を検証した.胸郭計測により呼吸に同期させたフィードバック音を呈示し,自動運転映像を視聴させた.そしてその後,ドライビングシミュレータを用いて速度80km/h維持課題を行わせた.脳波のβ/αと速度誤差に基づくパフォーマンスを指標とし,被験者16名で比較した.その結果,呼吸FB音後にパフォーマンスが有意に向上し(p=0.0194),映像視聴時から運転タスク時へのβ/α変化も有意に増大した(p=0.0169).このことから,フィードバック音を付加した自動運転下での適度なリラックスと,その後の集中促進が示唆された.

TP-A-46 (情報その他)
Titleオーディオ受聴空間評価における音源と注目楽器が与える影響
Author*石川 裕子, 村上 寛名, 石光 俊介 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 江野 峰弘, 藤本 佑樹 (株式会社モルテン)
Pagepp. 160 - 163
Keyword空間音響, 音響評価, SD法, 一対比較, 官能評価
Abstract本研究は,従来ゴールデンイヤーに依存してきた空間音響評価を,多様な受聴者の聴感印象評価と客観的音響特性の相関に基づいて自動化することを目的とする.複数の楽曲を異なる受聴空間で収録し,形容詞群を用いた評価実験を行った結果,5楽曲中2楽曲において一貫した評価軸が抽出され,評価形容詞に応じた音源選定が可能であることを示した.さらに,迫力感が安定して評価可能な音源について,ベースとピアノを着目楽器として一対比較法による実験を実施した.その結果,着目楽器の違いによって同一楽曲でも空間印象評価が大きく変化することを明らかにし,評価設計において注目要素の設定が重要であることを示した.

TP-A-47 (情報その他)
Title写真からの3Dモデル生成による家具配置のARシミュレーション
Author*村上 暁弘, 堀 磨伊也 (公立鳥取環境大学)
Pagepp. 164 - 165
KeywordAR, 3Dモデル生成, 生成AI, 家具配置
Abstract本論文では,ユーザーが撮影した家具画像から3Dモデルを生成し,AR空間に配置するシステムを提案する.ECサイトにおけるAR家具アプリは,高品質な3Dモデルの供給不足や制作コストが課題である.本システムでは,実物の正確な再現に長けたフォトグラメトリと,デザインの具現化に特化した生成AIを併用することで,幅広いニーズに対応できる.これは,従来のARアプリが抱えていたモデルの限定性に対する解決策となり得る.今後の課題は,開発したシステムを第三者に利用してもらい,ユーザビリティおよび生成された3Dモデルの写実性や質感について評価を行うことである.

HISS 優秀研究賞
TP-A-48 (情報その他)
Titleスーパーレット変換を用いたノック音解析
Author*箱崎 智行, 菅沼 大輝, 石光 俊介 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 岩田 陽明, 菊池 正和, 松本 貢典, 藤川 智士 (マツダ株式会社)
Pagepp. 166 - 169
KeywordSuperlet変換, 時間周波数解析, 短時間フーリエ変換, 連続ウェーブレット変換
Abstract本研究は非定常実音源であるノック音を対象に時間周波数解析手法のSuperlet変換を用いた解析を行い,従来法である短時間フーリエ変換や連続ウェーブレット変換と比較し,Superlet変換の有効性および解析性能を検証した.その結果,従来法よりも時間的・周波数的に,より良い分解能を持つ解析結果が得られた.また,ウェーブレット解析において自己相似性が心理的快適性に影響する先行研究から,実信号に基づいたマザーウェーブレットをSuperlet変換で導入し,連続ウェーブレット変換よりも自己相似性に基づく心理音響解析手法の提案も行った.

TP-A-49 (情報その他)
Title「パーソナルデータセット整備ガイドライン」に基づくデータカタログ作成システムの提案
Author*提嶋 泰大, 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学)
Pagepp. 170 - 173
Keywordデータカタログ, メタデータ, パーソナルデータ, RDF/Turtle, 入力システム
Abstract本研究では,「パーソナルデータセット整備ガイドライン」に基づき,誰でも容易にデータカタログを作成できるシステムを提案する.GUIによる入力支援と必須項目の自動チェック機能を備え,入力内容はRDF/Turtle形式に変換されるため標準化と相互運用性が確保される.実験の結果,入力作業はメニューなし,変更作業はメニューありが有効であることが示され,改良版ではツリー構造表示や強調表示により操作性を向上させた.

TP-A-50 (情報その他)
Title簡易シンボル指書き認証におけるOne-class SVMの導入
Author*福井 康太 (鳥取大学大学院), 中西 功 (鳥取大学学術研究院)
Pagepp. 174 - 176
Keywordバイオメトリクス, 筆記認証, 簡易シンボル, 指書き
Abstract我々は,バイオメトリクスの実現形態である筆記認証のひとつとして,スマートフォンやタブレットの画面上に簡易なシンボルを指書きすることで認証を行う,簡易シンボル指書き認証を提案している. 我々の従来研究において,機械学習であるSVM(サポートベクターマシン)を用いて識別を行っていたが,スマートフォンのような個人機器では他人の筆記データを収集するのは想定しにくい.そこで,本人データのみで学習できるOne-class SVMを導入,くわえて,学習データの不足を補うため,SMOTEという水増し手法の導入を行った.

TP-A-51 (情報その他)
Title簡易シンボル指書き認証における特徴選択法融合
Author*高尾 優作 (鳥取大学工学部), 福田 拓海, 福井 康太, 藤江 響 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 中西 功 (鳥取大学学術研究院工学系部門)
Pagepp. 177 - 180
Keywordバイオメトリクス, 筆記認証, 簡易シンボル, 指書き
Abstract現在,スマートフォンの本人認証にはパスワードやPIN などがあるが,忘却や盗難のリスクがある.そのため,本人認証の方法として生体認証が注目されている.身体的特徴を用いるものは忘却のリスクはないが,他人に盗まれてしまう危険がある.それに対して行動的特徴は模倣が難しく,セキュリティ性が高い.そこで,我々は簡単なシンボルを指で筆記して認証を行う,簡易シンボル指書き認証を提案した.従来研究では,単独で識別性能が高い特徴だけを用いて識別することや,他人になぞり書きされても本人と他人を区別できる特徴を選択することを提案した.本研究では,個人内で変動が小さく,個人間での違いが大きい特徴を選択する新しい方法を提案し,先行研究で提案した2つと,さらに独立特徴選択を合わせた4つを融合した新しい識別手法を提案する.

TP-A-52 (情報その他) (9日のみ発表)
Titleロータリらしさを含んだリアルエンジン音評価
Author*山本 麻愛, 石光 俊介 (広島市立大学), 光田 康典 (プロキシオン・スタジオ), 菊池 正和, 稲木 大二, 岩田 陽明, 児玉 真吾, 藤川 智士, 松本 貢典 (マツダ株式会社)
Pagepp. 181 - 184
Keyword疑似作成音, 車内音, エンジン音
Abstract近年,電気自動車(EV)の普及により,車外に放射されるエンジン騒音は減少している。しかし,ドライバーが加速を知覚するためにはエンジン音の存在が依然として重要である。そこで本研究の主な目的は,EVの運転に適した加速音を明らかにすることである。本研究では,合成音が実際のエンジン音の特性を超えるかどうかを評価するとともに,ブランドイメージに適合する音の種類を探求する。具体的には,ロータリー車のエンジン音と,それを基に合成した3種類の音を比較し,印象の違いを検討した。本研究を通じて,車内におけるエンジン音と生成された合成音の差異を説明でき,音を通じたブランドイメージの確立に寄与する可能性がある。

TP-A-53 (Late News)
Title(Late News) 広帯域シングルキャリア通信の周波数依存性IQインバランスに対する低演算量ブラインド補償
Author*小林 大祐, 笹岡 直人, 中川 匡夫 (鳥取大学)
Pagepp. 185 - 187
KeywordIQインバランス, 直交誤差, シングルキャリア, 適応フィルタ, RVCフィルタ
Abstract広帯域なシングルキャリア通信で問題となる周波数依存性IQインバランスに対し,従来の適応フィルでは数百回のループを行い補償するため,計算負荷が大きくなり,処理時間が長くなる.また、RVCフィルタでは周波数依存性のあるIQインバランスの特性を平均化してしまい,補償精度が下がる.提案構成では,RVCフィルタと適応フィルタを組み合わせることで処理時間を短縮しつつ,補償精度を保つことができ,計算負荷を削減することを確認した.

TP-A-61 (企業展示)
Title(企業展示) 都築電気株式会社「都築電気DXソリューション」
Author稲葉 隆士, 湯浅 圭織 (都築電気株式会社)
Abstract都築電気は「ICT技術を用いて企業の課題と社会課題の解決」を行っています。普段は意識されることは少ないものの、私たちの暮らしには都築電気のシステムやサービスが数多く存在しています。例えばコールセンターの音声基盤のクラウド化、オフィスのネットワークとセキュリティ、飲食店の電子メニュー、コンビニ物流の車載・運行管理など多彩なICTで社会インフラを支えています。本日はDXを先導する専門組織にて、次の4つのソリューションをご紹介します。 1. コード化点字ブロック: 点字ブロックをコード化して情報を付加し、専用アプリ「Walk&Mobile」でAI画像認識により読み取ることで、利用者に有益な情報を提供。 2. 肉の部位自動判別: カメラと画像解析AIを活用し、撮影された肉を認識して部位候補を提示。 3. FINDISH: 食器に関する知識がなくても、イメージだけで求める食器とマッチングできる“言語化不要”の検索システム。 その他のDXソリューション展示

TP-A-62 (企業展示)
Title(企業展示) 株式会社コーアツ「知られざるインフラ設備、ガス消火設備とは。」
Author河岸 敏広 (株式会社コーアツ)
Abstract社会生活に欠かせないインフラ。電気、ガス、水道などのインフラ施設を火災から守る、重要なインフラ設備がある。それがガス消火設備である。火災は一般に水などを用いて消火するが、例えば電気設備に水をかけるとショートして壊れるなど、水が不向きなものに対しては気体(ガス)を用いて消火する大規模なガス消火設備がある。発電所などインフラはもちろん、美術館・図書館、近年では大型データセンターなどに欠かせないものがガス消火設備であり、弊社事業を紹介する。

TP-A-63 (企業展示)
Title(企業展示) 日新電機株式会社「電力インフラを支える当社の事業活動(再エネ活用、ディジタル変電所対応等)」
Author太田 亮子 (日新電機株式会社)
Abstract脱炭素社会に不可欠な再生可能エネルギーの活用に向け、系統技術、パワーエレクトロニクス技術、AI技術を活かしたシステムソリューションを中心に紹介します。 変電所設備の予防保全の高度化に欠かせないセンサ(自社開発)、IEC61850への対応も紹介します。 発表内容 ・当社の事業の特長 ・キーとなる技術・研究内容 発表形式 ・説明員によるプレゼンテーション、質疑応答

TP-A-64 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 スマート信号処理応用研究室「新しい生体認証技術」
Author藤江 響, 佐藤 友一, 福井 康太, 松井 大聖, 高尾 優作, 松尾 朋憲, 吉信 可南子, 川上 ゆうら (鳥取大学)
Abstract当研究室が提案する4つの生体認証技術について,ポスターによる説明を行うとともに以下の展示を行う. 1. 簡易シンボル指書き認証は,スマートフォン画面に指で簡易なシンボルを筆記して認証を行うもので,実験に用いる機器を展示するとともに実際にデモを行う. 2. 手のひら伝搬信号認証は,手のひらに流した微弱な電流により発生する電界の伝わり具合の違いを用いて認証を行うもので,測定装置を展示する. 3. 脳波認証は,知覚できない刺激により誘発される脳波により認証を行うもので,刺激提示装置と脳波計を展示する. 常時認証は,ロボットとの会話中の個人情報漏洩を防ぐため,顔や声に加えて新たに接触による生体情報を用いて常に話者を認証するもので,接触を検出するためのセンサ類を展示する.

TP-A-65 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 社会情報システム研究室「MRによる歩きスマホの危険性体験」「知識グラフを用いた個人適応型サイバーセキュリティ学習システム体験」
Author�盒� 健一, 東野 正幸, 福村 涼太, 森川 翔太, 川口 大翔, 柳澤 匠 (鳥取大学)
Abstract「MRによる歩きスマホの危険性体験」では,Meta Questを利用したMR環境内にて,歩きスマホの危険性を認識する体験デモを実施する.体験デモはHISS参加者の中で希望するものを対象とし,十分に安全性に配慮して実施する.「知識グラフを用いた個人適応型サイバーセキュリティ学習システム体験」では,学習者の理解度に応じて出題の難易度と順序を自動的に調整するサイバーセキュリティ向けe-Learningシステムのデモを行う.

TP-A-66 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 知能システム制御研究室「人由来の信号を用いた行動・活動モニタリング」
Author櫛田 大輔, 柴田 龍, 山岡 航大, 原田 紗愛, 安茂 大貴 (鳥取大学)
Abstract人の運動は大きく生命維持に必要な運動と生活維持に必要な運動に分けられる.前者は心臓の拍動や呼吸が代表的であり,後者は歩行や腕を動かすなどの生活に伴う活動が代表的なものである. これら運動を捉えた信号をここでは人由来の信号と称し,それらを用いて非拘束,ときには非接触に日常の行動・活動をモニタリングする研究について展示および紹介を行う.具体的には,筋活動に伴う生体電気信号である筋活動電位を用いた運動に伴う主観の推定技術,撮像空間の三次元座標を取得可能なDepthカメラを用いたバイタルセンシング技術,RGBカメラを用いた集団対面授業における生徒の行動推定技術などについて説明する.また,日常的な行動・活動モニタリングをするにあたっては,個人情報の秘匿やモニタリングの継続による価値創造など,社会的課題を克服する必要があり,展示を通して聴講者との意見交換を行いたい.

TP-A-67 (研究室展示)
Title(研究室展示) 広島大学 亀田・三宅研究室「スマートファクトリにおける電波環境把握技術に関する研究」
Author金澤 将, 大森 達稀, 中井 希 (広島大学)
Abstract近年,スマートファクトリの実現が求められている.これまでの生産現場においては,信頼性を重視して有線で情報や電力を伝送することが一般的であったが,スマートファクトリにおいては,自動搬送ロボットの導入や工場内レイアウトの柔軟な変更を可能にするために無線化することが求められている.情報および電力伝送の無線化を実現するためには,工場内の電波環境を把握し,それに基づいて電波資源を割り当てることで,電波干渉を抑え,信頼性を高めることが重要である.我々は複数の周波数帯域をリアルタイムで観測することができるスペクトラムモニタを複数台用い,そのモニタ間を時刻同期することで複数地点・複数周波数帯域の同時測定を行い,屋内全体の電波環境を把握することを目指している.


[セッション表へ]

セッション TP-B  テクニカルプレゼンテーションB/企業展示・研究室展示
日時: 2025年11月8日(土) 16:00 - 17:00, 9日(日) 9:15 - 10:15
部屋: 広報センター2F スペースC・F/D・E

TP-B-1 (ロボティクス)
Title全天周視覚ロボットによる移動履歴を用いた人物追従
Author*熊本 翔太, 小作 敏晴, 神尾 武司, 李 仕剛 (広島市立大学)
Pagepp. 188 - 190
Keyword全天周カメラ, 人物追従, 全天周視覚ロボット, 人物移動履歴
Abstract医療や介護施設では様々な運搬用具を目的地まで使用する必要があり,複数の運搬作業では従事者の負担が大きくなる.そこで,運搬用具を低コストで移動ロボット化し,自動追従させることで作業負担の軽減と作業効率の向上が期待できる.1台の全天周カメラを搭載した移動ロボットが対象とする人物に追従することで実現可能と考えられるが,対象人物の消失や障害物の存在が問題として挙げられる.本研究では,対象人物の移動履歴を生成し,これをもとに追従する手法を提案する.現在,追従対象の移動履歴生成まで実装できた.これをもとに追従を行うが追従の手段については対象人物への追従を応用することによる実装が見込まれる.

TP-B-2 (計測・制御)
TitleGNSSを活用した解体用重機と協調する自動散水システムの開発
Author*岡本 拓真 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 米村 小太郎 (株式会社LIMNO), 竹森 史暁 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 191 - 193
Keyword位置情報, GNSS, サーボモータ
Abstract近年,建築業の就労者は減少傾向にあり,高機能な機械を導入し業務の自動化を行っている.解体作業は粉塵の格差を防ぐために散水作業を行う必要がある.現在この作業は多くの場合人の手によってそこで自動化を行い人員削減,作業の効率化を試みる.本研究ではGNSS(Global Navigation Satellite System)とサーボモータを用いて散水作業の自動化を行う.GNSSを用いることで位置情報から機械の状態をリアルタイムで取得する.またサーボモータを2台用いることで正面方向への散水を制御する.検証の結果から概ね追従できたが,通信や演算から生じる遅延が見られた.しかし対象物への放水は問題なく行える遅延時間だと考える.

TP-B-3 (電磁波工学)
Titleキャパシタを装荷した逆巻型Dual-Spiral共振器の基本特性 に関する研究
Author*穴田 怜旺那, 力石 一輝, 堀田 昌志 (山口大学大学院創成科学研究科)
Pagepp. 194 - 197
KeywordDual-Spiral共振器, 無線電力伝送システム, キャパシタ, 小型化
AbstractDual-Spiral共振器にキャパシタを装荷することで, そのサイズ小型化を検討している. また, 小型化した共振器および従来のDual-Spiral共振器を用いた無線電力伝送システムの特性を比較し, 考察している.

TP-B-4 (電磁波工学)
Title巻きピッチが異なる逆巻型Dual-Spiral共振器を用いた共振器結合型無線電力伝送システムの角度ずれによる伝送効率の比較
Author*冨田 智士, 石灘 真大 (山口大学大学院創成科学研究科), 田中 蒼竜 (山口大学工学部), 堀田 昌志 (山口大学大学院創成科学研究科)
Pagepp. 198 - 201
Keyword逆巻型Dual-Spiral共振器, 無線電力伝送システム
Abstract本研究では,逆巻型Dual-Spiral共振器を用いた共振器結合型無線電力伝送(RC-WPT)システムに着目し,角度ずれによる効率低下の課題に取り組む.従来研究では逆巻型構造により電力伝送効率の低下を抑制できることが示されているが,巻きピッチの違いが効率特性に与える影響は十分に評価されていない.そこで本研究は,5 mmおよび7 mmピッチの共振器を用い,角度ずれ条件下での電力伝送効率を実験的に比較・検討した.

HISS 優秀研究賞
TP-B-5 (電子その他)
Titleワイヤーハーネスの等価回路モデルのためのオープンショート法による線路定数測定
Author*守屋 健吾 (九州工業大学工学部), 池田 明浩, 松嶋 徹, 中山 大輔, 福本 幸弘 (九州工業大学大学院工学府)
Pagepp. 202 - 205
Keywordオープンショート法, VNA, 線路定数, Sパラメータ
AbstractEMC評価にはハーネスの特性が放射エミッション・イミュニティに大きく寄与するため,ハーネス特性の取得が重要である.現代において一般的な方法は,VNAでの測定であるが,多導体線路においては4ポートないしはそれ以上のポート数を必要する. オープンショート法を用いた線路定数測定であれば,少ないポート数で測定が可能であり,得られた線路定数から任意長のハーネスモデルを生成することもできる. 本報告では,T1ハーネスを用いてオープンショート法と4ポート測定による結果の比較を行うことで,入手した線路定数によるハーネスモデルが正確であるかどうかを検証した.Sdd21の周波数特性の比較からは,モデルが実測値と近い値を示した.

TP-B-6 (超電導工学) (8日のみ発表)
Title希土類系酸化物超伝導バルク体を用いた物理電池の基礎的研究
Author*前上 恵一朗, 河上 尚奨 (山口大学工学部), 森脇 雄大, 原田 直幸 (山口大学大学院)
Pagepp. 206 - 208
Keyword超伝導バルク体, 物理電池

HISS 優秀研究賞
TP-B-7 (光エレクトロニクス)
Title高分解能光パワー測定のための導波自然放出光回路方式における所要入力信号光パワーの低減
Author*内田 青児, 北村 心, 堂官 悠佑, 増田 浩次 (島根大学 自然科学研究科)
Pagepp. 209 - 211
Keyword光ファイバセンシング, 光パワー分解能, エルビウム添加ファイバ, 光回路
Abstract我々が近年提案している光入出力非線形回路(OIONLC)は,光検出器の前段に設置することにより,光パワー分解能(OPR)を大きく向上させることができる技術である.導波自然放出光回路(GSEC)は,OIONLCの1つであり,光入出力パワーが非線形関係を示すことから,OPRを向上することができる.これまでの検討において,GSECでは,動作するために5〜15 dBm程度の入力信号光パワーが必要であった.本論文では,必要な入力信号光パワーの低減のため,増幅部を設置した新構成を提案し,その原理確認実験の結果を報告する.

TP-B-8 (光エレクトロニクス)
Title導波自然放出光回路の動特性と遠隔光ファイバセンシング応用
Author*竹之内 優大, 増田 浩次, 上野 英希, 北村 心 (島根大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 212 - 215
Keyword光ファイバセンシング, 導波, 自然放出光, 光回路
Abstract光ファイバセンシング応用において光パワー分解能OPRおよび信号対雑音比SNRの顕著な向上を可能とする導波自然放出光回路GSECに関して初めての実験検討を行い,その動特性,時間応答特性の明確化を行った.動特性応用の観点で最適化したGSECを構築し,出力光パワー特性,スロープ特性,および時間応答特性の明確化を行った.小信号応答における時定数の特徴として,入力信号光パワーPinとともに低減することを確認した.

TP-B-9 (光エレクトロニクス)
Title動的導波自然放出光回路の光入出力特性
Author*上野 英希, 増田 浩次, 竹之内 優大, 北村 心 (島根大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 216 - 219
Keyword光ファイバセンシング, 導波, 自然放出光, 光回路
Abstract光ファイバセンシング応用において光パワー分解能の顕著な向上を可能とする導波自然放出光回路GSECの出力光パワーPoutの高出力化の新規構成の実験検討を行った.本提案のGSECの構成である(3.2 m, 20.4 m, R/B, R/B)では,2段のEDF構成,中間段および出力段の光フィルタとして,どちらにもR/Bフィルタを設置した.出力光パワーPoutとスロープSの組み合わせの観点で,最適化を行い,Pout=−15.7 dBm,S=16.3という優れた性能を有していることを確認した.このPout=−15.7 dBmは,ほぼ同じSの値において,ほかの構成と比べて,約1 dBから約29 dB高い数値であった.

TP-B-10 (通信工学)
Title広帯域シングルキャリア通信の周波数依存性IQインバランスに対する送受信機ブラインド補償の高精度化
Author*末次 浩祐, 笹岡 直人, 中川 匡夫 (鳥取大学)
Pagepp. 220 - 222
KeywordIQインバランス, 直交誤差, シングルキャリア, ブラインド補償, チャネル情報推定
Abstract広帯域なシングルキャリア通信で問題となる周波数依存性IQインバランスに対し,従来の判定指向型アルゴリズムおよびループバック型補償方式に加えて,受信機側に大きなループを導入し,判定信号を用いたチャネル推定を組み合わせた新たな補償方式を提案した.提案方式により,送受信機における周波数依存性IQインバランスをより高精度に補償できることを確認した.

HISS 優秀研究賞
TP-B-11 (通信工学)
TitleESP32を用いたWi-Fi CSI取得システムの構築と基礎的測定
Author*村田 未来 (広島市立大学/情報科学部), 柳田 雄生, 西 正博, 小林 真 (広島市立大学大学院/情報科学研究科)
Pagep. 223
KeywordWi-Fi, CSI, 人検知
AbstractWi-Fi の Channel State Information (CSI) をアクセスポイントで取得することで,ヒトの動きの検知やデバイスの位置を推定する研究がなされている.しかしながら,Wi-Fiアクセスポイントは実際の利用環境において大量に設置することは困難である.より安価で小型のデバイスでCSIを取得することができれば,CSI 取得地点を増やすことができて,センシングを高度化することが可能となる.本研究では,ESP32に着目してCSI取得デバイスを実装した.2台のESP32デバイスを使用し,送受信機間に入ったヒトがCSIの振幅に与える影響を測定した.測定の結果,ヒトがCSIの振幅に影響を与えることが確認できた.

TP-B-12 (通信工学)
Title広帯域シングルキャリア通信における位相雑音存在下の周波数依存性IQインバランスに対するブラインド補償
Author*大野 光 (鳥取大学), 坪田 勲南 (福井村田製作所), 笹岡 直人, 中川 匡夫 (鳥取大学)
Pagepp. 224 - 226
Keyword位相雑音, IQインバランス, シングルキャリア, ブラインド補償, チャネル情報推定
Abstract広帯域なシングルキャリア通信で問題となる位相雑音および周波数依存性IQインバランスに対し,従来の判定指向型アルゴリズムに加えて,受信機側に大きなループと判定信号を用いたチャネル推定を組み合わせた新たな補償方式を提案した.位相雑音とIQインバランスが共に大きいときの方が,小さいときに比べ,提案構成が従来法よりも大きな優位性を示すことを明らかにした.またチャネル推定による補償精度の改善より,ループの追加による改善の方が大きくなることも明らかにした.

TP-B-13 (通信工学)
Titleマルチバンドを用いる周波数共用システムにおける 非線形歪雑音キャンセラによる帯域使用率増大効果
Author*谷口 奏仁, 冨里 繫, 上原 一浩 (岡山大学大学院環境生命自然科学研究科)
Pagepp. 227 - 229
Keywordマルチバンドシステム, 非線形歪雑音キャンセラ
Abstract近年のIoT普及に伴い,周波数共用システムにおいて多数の無線端末が同時に通信する環境が一般的となり,帯域外輻射による干渉が課題となっている.特にマルチバンドOFDM伝送では送信機の非線形性に起因する相互変調歪が顕著であり,周波数利用効率の低下を招く.本研究では,与干渉および被干渉システムの双方がマルチバンドを用いる場合を対象とし,被干渉システムに非線形歪雑音キャンセラを導入した際の干渉低減効果と帯域使用率の改善効果を計算機シミュレーションにより評価した.その結果,システム間電力比に応じて最大で与干渉システムの帯域使用率を増大できることを明らかにした.

TP-B-14 (ネットワーク)
Title経過フレーム数に基づくQ学習による送信制御を用いたALOHA-Qの遅延評価
Author*福岡 裕真, 松岡 侑弥, 榊原 勝己 (岡山県立大学)
Pagepp. 230 - 233
KeywordALOHA-Q, Q学習, 計算機シミュレーション
AbstractSlotted ALOHAにフレーム構造を 導入したFramed Slotted ALOHA (FSA)におけるス ロット選択において,Q学習を適用したALOHA-Qでは,フレー ム開始時刻にパケットを持っている端末(バックログ 端末)数がフレーム内スロット数(フレーム長)と等 しい場合,固定割当てTDMAに近い性能を示すこと が明らかになっている.しかしながら,バックログ 端末数がフレーム長を越えると,その性能の劣化が懸 念される.これを改善するため,文献[4]ではQ学習 を利用した送信確率の導入が提案され,文献[5]では, パケット発生からの経過時間に基づくQ学習により送 信を制御する方式が提案されている. 本稿では,バックログ端末の送信/待機を,パケット 発生からの経過フレーム数に基づくQ学習により制御 する方式をALOHA-Qに導入した文献[5]に対し,遅 延特性を計算機シミュレーションにより評価する.

HISS 優秀研究賞
TP-B-15 (ディジタル信号処理)
Title間隔の異なる複数マイクロホンを用いたクレーン吊り荷の振れ角推定におけるアンチエイリアシング
Author*猪野 由人, 中本 昌由 (広島大学大学院 先進理工系科学研究科)
Pagepp. 234 - 237
Keywordsway angle estimation, sound wave, spatial aliasing, tower crane
Abstract幅広い産業分野で重要な役割を果たすクレーンは,安全性と効率性の向上のため振れ止め操作が必要となる.この操作をオペレータが行うためには,熟練した技術が要求される.しかし,高齢化に伴うオペレータの減少から,振れ止め制御に関する研究が盛んに行われている.振れ止め制御の実現には,吊り荷の振れ角推定が不可欠である.振れ角推定法として,2本のマイクロホンと音波による手法が提案されているが,音波位相差の候補が無数に存在する,空間エイリアシングの発生が問題となっている.本研究では,マイクロホンを3本に増やすことによるアンチエイリアシング手法を提案する.

TP-B-16 (ディジタル信号処理)
Titleワイヤ長が未知の場合におけるクレーン吊り荷の振れ角予測器の設計
Author*畑 朋宏, 中本 昌由 (広島大学 大学院先進理工系科学研究科 システム制御論研究室)
Pagepp. 238 - 241
Keyword信号処理, クレーン
Abstractクレーンの振れ止め制御には吊り荷位置の推定が必要である.推定方法にはイメージセンサや角度センサ,IMUを用いた方法があるが,これらには実スケールでの課題がある。 そこで,本グループは複数のマイクロホンを用いた振れ角推定を開発している。しかしながら,複数のマイクロホンに基づく振れ角推定では,音波の反射などによるノイズが発生する.さらに,音波がマイクに到達するまでにわずかに時間を要することから遅れ(センサ遅れ)が生じる. 本研究では,これらの問題点に対処すべく,音波位相差から推定された振れ角に再帰的最小二乗法を適用することで構築される予測器の設計法を提案する.

TP-B-17 (P2P)
Title遊休資源を利用するCDNにおけるIPFSと秘密分散法を用いたchurn耐性とコンテンツセキュリティの一検討
Author*荒川 英介, 東野 正幸, 川村 尚生 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科)
Pagepp. 242 - 244
Keyword遊休計算機, CDN, P2P, IPFS, 秘密分散法
Abstract我々は組織内に存在する遊休計算機をCDNのノードとして活用して安価に負荷分散を行う手法を研究している.遊休計算機をCDNのノードとして使用する場合,本来の使用者の操作により任意のタイミングでネットワークに対する参加と離脱(churn)が発生することや,遊休計算機の紛失・盗難により情報漏洩が発生する問題がある.そこでIPFSを用いてchurn耐性を確保し,秘密分散法によりコンテンツセキュリティを担保する手法を実装し動作確認を行なった.本稿ではその結果を報告する.

TP-B-18 (通信その他)
Titleウェアラブル生体センサを用いた心電図における加速度不要の体動ノイズ除去技術によるR-R間隔推定
Author*杉浦 怜旺 (鳥取大学), 河谷 天輝 (富士フィルムメディカルサービスソリューション), 中川 匡夫 (鳥取大学)
Pagepp. 245 - 248
Keywordウェアラブル生体センサ, 体動ノイズ, 適応フィルタ, ウェーブレット, エントロピー
Abstractウェアラブル生体センサを用いた心電図において,衣服型センサの使用時に発生する体動ノイズを除去する際に加速度センサを使用しない手法を提案した.提案手法では,離散ウェーブレット変換とマルチスケール修正分布エントロピー法をそれぞれハイパスフィルタと適応フィルタに組み合わせることで, 加速度センサと適応フィルタを用いた場合と同程度の推定精度が得られた.

TP-B-19 (ソフトウェア)
TitlePython学習支援システムPyPLASの拡張と機械学習向け演習問題の実装
Author*橋本 遼, 舩曵 信生, Htoo Htoo Sandi Kyaw (岡山大学 大学院環境生命自然科学研究科)
Pagepp. 249 - 251
KeywordPython, 機械学習教育, プログラミング学習支援システム, 対話型実行環境

HISS 優秀研究賞
TP-B-20 (画像処理・コンピュータグラフィックス) (9日のみ発表)
TitleDepth カメラのノイズ解析に基づく呼吸推定精度の向上
Author*難波 雄貴, 櫛田 大輔 (鳥取大学)
Pagepp. 252 - 254
KeywordDepthカメラ, ノイズ補正, 睡眠時無呼吸症候群(SAS), 距離の変化, Depth(深度値)
Abstract睡眠は質と量が健康に直結する重要な生理活動であるが,睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は自覚症状に乏しく,日常的な観察による早期発見が重要である.著者らはDepthカメラにより二次元画像上の三次元座標変化を捉え,就寝中の呼吸推定を実現してきた.しかし,カメラと対象者の距離が2mを超えるとノイズが増加し,精度が低下する問題があり,6畳規模の寝室(W3.52m×D2.6m×H2.5m)への適用が困難であった.本研究では三次元座標に含まれるノイズ特性を解析し,遠距離環境での呼吸推定精度を改善するとともに,6畳程度の寝室を想定した実験環境で従来手法と比較し有効性を示す.

HISS 優秀研究賞
TP-B-21 (画像処理・コンピュータグラフィックス) (8日のみ発表)
Title災害発生時の道路被害早期把握および共有に関する研究
Author*高橋 正人, 瀧本 浩一 (山口大学大学院防災システム工学研究室)
Pagepp. 255 - 258
Keyword防災
Abstract道路とは、高速自動車国道、国道、都道府県道、市町村道を指し、一般的に人やモノの運搬に利用され、地域同士を結びつける重要な役割を果たしている。これらの道路は、災害時には被災地へ救援者や救援物資を送り届ける生命線としての役割も担う。しかし、災害が発生すると、これらの道路が崩壊し、その役割を果たせなくなる事例も少なくない。そのため、迅速に通行可能な道路を見つけ出し、その情報共有できるかが問題点となった。 そこで、車載のカメラ(将来はネットワーク対応のドライブカメラ)の映像を取得し、 機械学習を用いて道路被害を判定し、Webで共有できるアプリケーションを開発した。

HISS 最優秀プレゼンテーション賞
TP-B-22 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
TitleDepth情報とOpenPoseを組み合わせた三次元骨格関節座標の推定
Author*田中 宏明 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 櫛田 大輔 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 259 - 261
KeywordDepth, OpenPose, 三次元骨格関節座標
Abstract動画や画像から物体や人物の三次元情報を取得するカメラ技術の一つにDepthカメラがある.一方,RGB映像から人の骨格関節点を検出する技術にOpenPoseがある.それらの融合デバイスとしてKinectがあったが,検出可能な関節点,身体の局所的な動作解析,同時認識人数などに制約があった.本研究では,RealSenseで得られた三次元座標に対し,同機のRGB映像とOpenPoseで得た二次元骨格関節座標を対応させることを試みた.その際,三次元座標を平滑化するメディアンフィルタ,三次元座標の外れ値を除外する複数のフィルタを実装し,上記制約の解決を図った.比較対象として,同一コンセプトであるRealSense2OpenPose3Dとの性能比較を行い,提案手法の優位性を確認した.

TP-B-23 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Titleカメラ映像と人物位置の定式化に基づく歪み補正を用いた人物の身長推定システム
Author*日原 翔馬 (鳥取大学大学院 持続性社会創生科学研究科), 櫛田 大輔 (鳥取大学 工学部)
Pagepp. 262 - 264
Keyword身長推定, カメラ映像, 歪み補正
Abstract防犯カメラは,不審人物の確認や犯人の逮捕に利用されている.防犯カメラは,撮影された画像から人物の特徴を見つけ個人の特定を行うことで,不審者の確認や犯人逮捕に大きく役立っている.しかしながら,防犯カメラの画像には個人が特定できる顔などの外見的特徴が鮮明に映っているとは限らず,その際の手掛かりとして身長などの定量的な特徴を推定することが重要である.一般的にカメラにはレンズの歪みや画角の違いがあるため機械的に特定するにはこれらの歪み補正や物理量への変換が必要である. 本研究では,物理距離とピクセル距離の定式化,および,歪みの特性の近似を試み,対象人物が撮影された映像のみでの身長推定するシステムの構築を目指す.

TP-B-24 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
TitleVR空間における自己身体可視性が空間認知に及ぼす影響の調査
Author*中嶋 航大 (鳥取大学大学院 持続性社会創生科学研究科), 清水 忠昭 (鳥取大学クロス情報科学研究センター)
Pagepp. 265 - 267
KeywordVR, 自己身体可視性

TP-B-25 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Titleビデオゲームプレイ中における人物の心拍数推定の検討
Author*松本 海渡 (鳥取大学 大学院持続性社会創生科学研究科), 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学 大学院工学研究科)
Pagepp. 268 - 271
Keywordリモートフォトプレチスモグラフィー, 心拍数推定, ビデオゲームプレイ, 非接触型センサ, 生体情報
Abstract本研究は, ビデオゲームプレイ中の人物に対する非接触型心拍数推定の有効性を検討した. リモートフォトプレチスモグラフィー(rPPG)を対象に, 11種類の手法を実装可能なフレームワークpyVHRを用い, 20代男性10名を被験者として8条件下で評価した. 結果, 画面に緑色が表示される条件や顔の動きを伴う条件では推定精度が著しく低下する一方, 多くの条件でCHROM手法が比較的高い精度を示した. 今後は, 適応的な信号処理やリアルタイム推定, 他情報との統合によりプレイヤー状態推定の実現を目指す.

TP-B-26 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Title全天球画像のキューブマップ変換による緑視率の可視化
Author*齋藤 葉月, 堀 磨伊也 (公立鳥取環境大学)
Pagepp. 272 - 274
Keyword緑地, 緑視率, 全天球画像, インスタンスセグメンテーション, ヒートマップ
Abstract本研究では全天球画像を入力とし,緑視率を簡易かつ効率的に算出・可視化する手法を提案する.都市緑地は景観の快適性を評価する上で重要であり,その評価指標の一つとして,人間の視点に基づき視界に占める植生の割合を定量化する緑視率が用いられる.従来はGoogle Street Viewのパノラマ画像を活用して緑視率を算出する手法が提案されてきたが,撮影時期が限定されており緑視率の値がばらつく課題があった.そこで,本研究は自身で撮影した画像を用いて簡易に緑視率を求めることで時期的な制約をなくし,撮影地点の緑視率の時系列変化を捉える.実験では提案手法の有用性を示すために,大学キャンパスでの実験を行い緑視率の可視化を行った.

HISS 準最優秀プレゼンテーション賞
TP-B-27 (画像処理・コンピュータグラフィックス)
Title生成AIを用いた実写アバタの実現性の検討
Author*大津 陸音 (鳥取大学 持続性社会創生科学研究科), 岩井 儀雄, 青木 工太 (鳥取大学 大学院工学研究科)
Pagepp. 275 - 278
Keyword生成AI, 実写アバタ, 動画生成
Abstract本研究では、生成AIを活用した実写アバタ生成の可能性を検討した。従来の実写アバタは多数のカメラや撮影データを必要とし高コストであったが、近年の生成AI技術により静止画と骨格データから自然な人物動画を生成できる可能性が注目されている。本研究では、骨格データと1枚の人物画像を入力として、MagicAnimate、Moore-AnimateAnyone、MusePose、StableAnimator、Unianimateの5種類のモデル動画を生成した。大学講義映像から抽出した動作を基に10秒動画を作成し、サーストンの一対比較法による主観評価した結果、StableAnimatorとUnianimateが最も高い評価を得た。特に顔の再現性や動作の一貫性が品質に寄与することが示された。

TP-B-28 (機械学習・データ分析)
Titleメルスペクトログラムに基づく豚の呼吸器病検知手法の検討
Author*神谷 太星 (広島市立大学院情報科学研究科), 巽 亮太 (広島市立大学情報科学部), 石光 俊介, 湯本 誠司 (広島市立大学院情報科学研究科), 三上 修, 小川 洋介, 井上 寛暁, 石田 三佳 (国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構), 田中 大介 (東北大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 279 - 282
Keyword機械学習, 信号処理
Abstract豚の呼吸器疾患などの感染症に対する迅速な対応が求められる中,畜産の大規模化から目視や巡回による早期発見が困難となっており,ICTやAIを活用したスマート畜産の導入によって異常検出の精度向上や農家の負担軽減が期待されている.本研究では,接触型のセンサにより豚の生体信号を収集し,呼吸器疾患のある豚の早期発見手法を検討した.健康な豚および呼吸器病のある豚の生体信号をメルスペクトログラムによって解析した.また,LSTMオートエンコーダによる異常検知システムを構築し,豚の罹患前後を識別した.結果として,多くの個体で90%以上の精度で識別可能であった.今後は,一部精度低下の原因を追究する予定である.

TP-B-29 (機械学習・データ分析)
Title観光資源タグの類似度分析と中四国地方の観光資源構造の抽出
Author*赤川 颯音 (広島工業大学/工学研究科情報), 松本 慎平 (広島工業大学/工学系研究科), 谷口 哲至 (広島工業大学/工学部)
Pagepp. 283 - 286
Keyword観光資源, タグ分析, クラスタリング, 共起ネットワーク, 中四国地方
Abstract本研究では,中四国地方9県を対象に,旅行情報サイト「じゃらん」から収集した17,894件の観光スポットと331種類のジャンルタグを分析する.タグ情報をワンホット行列化し,UMAPによる次元削減とDBSCANクラスタリングを適用した.さらに共起回数からジャンル間ネットワークを構築し,関連性を多角的に把握した.分析の結果,観光資源は自然景観,歴史文化,温泉,飲食など15のクラスタに分類され,地域的な分布傾向も確認された.また,「温泉」「神社」「体験型アクティビティ」がクラスタを横断して結び付けるハブとして機能していることが示された.これらの知見は広域観光戦略や観光ルート形成に資する基盤情報となる.

HISS 最優秀研究賞
TP-B-30 (機械学習・データ分析)
Title鋳造業における砂輸送管の薄化検知手法の検討
Author*常松 麗華 (島根大学自然科学研究科), 石川 知哉 (ヤンマーキャステクノ株式会社), 神崎 映光 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 287 - 289
Keyword鋳造業, 予知保全, 加速度データ解析, 機械学習
Abstract本稿は,鋳造業における砂輸送管の摩耗による薄化現象を効率的かつ高精度に検知する解析手法を構築することを目的とし,安価な3軸加速度センサから得られる振動データを用いた状態基準保全手法について検討する.具体的には,振動データに対し,非線形・非定常信号の分析に適したHilbert-Huang Transform (HHT) を適用して特徴量を抽出し,機械学習モデル(ロジスティック回帰,ランダムフォレスト,サポートベクターマシン)を用いて薄化の有無を判定する.実際の工場で収集したデータによる検証の結果,特にランダムフォレストモデルが92%という高い予測精度を達成し,本手法が砂輸送管の予知保全に極めて有効であることが示された. 

HISS 優秀研究賞
TP-B-31 (機械学習・データ分析)
Title相互蒸留を導入したモデル蒸留に基づく連合学習
Author*鶴田 祐哉, 田村 慶一, 阿比留 祥太 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 290 - 293
Keyword機械学習, 連合学習, モデル蒸留
Abstractデータのプライバシー保護の観点から,分散型機械学習の連合学習が注目を集めている.その中でも,モデル蒸留に基づく連合学習であるFedMD(Federated Learning via Model Distillation)はより強力なプライバシー保護を可能にし,従来の連合学習におけるモデル構造の制約を緩和したが,精度が十分に出ないことが課題となっている.この問題を解決するために,私たちは相互蒸留に基づく連合学習であるFedMC(Federated Mutual Collaboration through Distillation)を提案する.実験結果より,FedMCは攻撃に対する耐性を維持しつつ,FedMDよりも高い精度を示した.

TP-B-32 (機械学習・データ分析)
Title地域活性化におけるクラウドファンディングの目標金額達成率に関する研究
Author*宗久 和樹 (広島工業大学大学院), 松本 慎平 (広島工業大学)
Pagepp. 294 - 297
Keywordクラウドファンディング, 重回帰分析, 機械学習
Abstract本研究では,地域活性化における購入型クラウドファンディングによる資金調達の方法で,成功パターンにおける望ましい単語に関する定量的なエビデンスを提示する.本研究では,地域活性化のプロジェクトを抽出したデータを活用して,頻出単語を品詞ごとに分類し重回帰分析を行い,どのような単語がプロジェクトの目標金額の達成率に良い影響を与えるのかを導出した.この結果は,地域活性化における購入型クラウドファンディングの性質に対する理解を深めるとともに,資金調達における具体的な指針の立案に活用可能である.

HISS 優秀研究賞
TP-B-33 (機械学習・データ分析)
Titleサッカーにおけるプレッシング強度を用いた選手のポジショニング分析
Author*�盒� 太杜 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 黒木 進 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 298 - 300
Keywordデータ解析, サッカー
Abstractサッカー競技は両チームでボールを奪い合いながらゴールを目指す.守備者がボールを奪いに行くアクションであるプレスに着目し,指定時間以内各選手の速度や角度を考慮しターゲットに到達する確率指標を基に,本研究では先行研究内でターゲットであった攻撃側の選手に着目し,確率行列表示による場面の可視化,また各個人に対してより奪取される確率を下げる場所の探索による最適化を行った.

HISS 優秀研究賞
TP-B-34 (機械学習・データ分析)
TitlePerceiver IOを用いた豚の呼吸器疾患検知システムの検討
Author*巽 亮太 (広島市立大学情報科学部), 神谷 太星, 石光 俊介, 湯本 誠司 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 西原 優空 (東京農工大学工学部), 田中 大介 (東北大学大学院情報科学研究科), 三上 修, 小川 洋介, 井上 寛暁, 石田 三佳 (国立研究開発法人 農業・食品産業総合研究機構)
Pagepp. 301 - 303
Keyword異常検知, オートエンコーダ, Perceiver IO, 機械学習
Abstract日本の養豚農家一戸あたりの豚の飼育頭数は年々増加しており,これと同時に増加する感染症リスクへの対策が急務である.このため,本研究ではAIを活用した感染性の豚の呼吸器疾患早期発見のためのシステムの開発を目指している.本稿では,先行研究において検証されたPerceiver IOを利用したオートエンコーダモデルを使用し,個体によらない高精度な罹患判定の性能を確認するため, 動物実験にて新たに収録したデータを用いた検証結果を報告する.

TP-B-35 (機械学習・データ分析)
Titleリードスイッチと磁石を用いたトイレットペーパの巻き取り動作による個人識別
Author*山本 遼安, 高橋 健一, 笹間 俊彦 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科)
Pagepp. 304 - 306
Keywordトイレ, 個人識別, 機械学習
Abstract近年,生活習慣病の増加に伴い,日常生活における継続的な健康情報取得が重要となっている.その中でも,日常的に利用するトイレに着目し,トイレットペーパーの巻き取り動作から個人を識別する手法が提案されている.本研究では安価なリードスイッチと磁石を用いて,巻き取り動作から個人識別を試みる. 実験では,リードスイッチを用いたシステムが,ある程度の精度で個人識別が可能であることを示した.また,新たに巻き取り速度の最小値と中央値という特徴量を加えることで,識別精度が向上することも確認できた.今後の課題として,被験者数の増加や,他の機械学習モデルの適用などが挙げられる.

TP-B-36 (情報セキュリティ)
Title改良版スペクトル減算に基づくフィルタリングを用いた AAEの検出手法
Author*�盒� 京之佑, 田村 慶一 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 307 - 310
Keyword敵対的サンプル, AIセキュリティ, 深層学習, 音声認識, Audio Adversarial Example
Abstract音声認識技術は様々な場面で利用されているが,音声認識器を対象とした敵対的サンプル(AAE)を用いた攻撃への対策には課題がある.先行研究では,音声変換と比較に基づく検出手法が提案されており,我々は,音声変換手法としてスペクトル減算に基づくフィルタリング法(FMSS法)を提案している.FMSS法は,減算の基準として周波数域ごとに振幅の中央値を用いていたため,入力される音声データに関係なく閾値の決め方が一定となる課題があり,正常な音声が入力された場合に過度にスペクトル減算が行われていた.そこで本研究では,各周波数域ごとに振幅の最小値から最大値までにおける中央値の位置を求め,中央値の位置の変化によって自動的に閾値を決定するFiltering Method on Modified Spectral Subtraction(FMMSS法) を提案する.

TP-B-37 (情報セキュリティ)
TitleWindows API の種類に着目したマルウェアの検知と分析
Author*小林 未来夫 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 高橋 健一 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科/鳥取大学クロス情報科学研究センター)
Pagepp. 311 - 313
Keywordマルウェア, Windows API, マルウェアファミリ, 機械学習
Abstract近年、企業のDX化によりサイバー攻撃の被害が大きくなっている。このようなサイバー攻撃の被害軽減のため、APIの呼び出し情報を用いたマルウェアファミリの推定や検知に関する研究が数多く行われている。しかし、既存研究では呼び出したAPI全てに着目しており、APIの種類に着目したマルウェア検知に関する分析は行われていない。そこで、ファイル系、レジストリ系、ネットワーク系、プロセス系、各APIの呼び出し情報を用いたマルウェア検知ならびに結果についての分析を行う。

TP-B-38 (情報セキュリティ)
Title再生成符号による冗長性回復機能を有する分散ストレージシステムの実装と評価
Author*黒川 あゆみ, 西村 浩二 (広島大学)
Pagepp. 314 - 317
Keyword再生成符号, 秘密分散, ファイル管理システム
Abstract災害後の事業継続を目的としたBCP対策の一環として,データをn個に分散しk個で復元する秘密分散法を利用した分散ストレージの研究が行われている.この手法では分散データの数としきい値の差から冗長性を確保できる.また分散ストレージの研究の1つである熊谷らが提案した秘密分散ファイル管理システムでは,冗長性を維持する為にサーバの停止前に事前に再配置する手法が提案されている.しかし突発的なデータ喪失には失った分散データ以外も再配置する必要があり非効率的である.そこで本研究では,失った分散データ単体を復元できる再生成符号を熊谷らのシステムに適用する.プロトタイプ実装と性能評価をし,運用についても検討を行う.

TP-B-39 (社会システム工学・安全(防災)システム) (8日のみ発表)
Title紙面ハザードマップ理解促進アプ リケーションの開発 〜色情報の抽出と活用に関する検討〜
Author*野尻 崇史, 瀧本 浩一 (山口大学大学院)
Pagepp. 318 - 321
Keywordハザードマップ, スマートフォンアプリケーション, 画像処理, 防災

TP-B-40 (社会システム工学・安全(防災)システム) (8日のみ発表)
Title自主防災組織の防災資機材購入のための最適組み合わせ
Author*山村 健人 (山口大学大学院), 瀧本 浩一 (山口大学)
Pagepp. 322 - 325
Keyword最適化, ナップサック問題
Abstract現在、日本では地震や水害、台風などの災 害が頻繁に発生している。 これらの日々の 自然災害に対応するため、日本全国の自治体 や町内会では「共助」を目的 とした自主防 災組織が組織されている。また、多くの市区 町村では予算を計上し、資機材購 入のため の援助を行っている、しかし、援助を受けた としても、地域によって必要な災害対 策が 異なるため、どのような資機材を用意すべき なのか分からない場合も少なくない、さら に、災害はいつ発生するのか予測することが できないため、日ごろから準備を進めておく こ とが重要である。 そこで本研究では予算 を入力し、対応する災害を選択することで、 あらかじめ用意された リストから予算内で 購入可能な資機材を表示するシステムの構築 を行った。このシステム を通じて、災害対 策に必要な資機材の選定を支援する一般向け のWebページ開発をし、こ の課題の解決を 図る。

TP-B-41 (制御・システム工学)
Title線形時不変システムを対象とした外乱応答推定データに基づく データ駆動型制御系の一設計
Author*川上 直輝, 木下 拓矢, 山本 透 (広島大学先進理工系科学研究科)
Pagepp. 326 - 329
Keyword外乱, データ駆動型制御, 推定
Abstract本研究は,システムのモデル化を必要としないデータ駆動型制御において,従来考慮されてこなかった「外乱」の影響を抑制する制御器設計法を提案する.まず,システムの初期データである目標値応答と,ユーザーが指定した外乱信号からFIRフィルタを設計する。このフィルタを用いて外乱応答データを生成し,閉ループ応答の推定手法を応用することで,任意の制御器における外乱応答を予測する.そして,この予測結果に基づき,外乱の影響を最小化するように制御器パラメータを調整する.数値シミュレーションにより,提案手法が外乱応答を精度良く推定し,その影響を抑制できることを確認した.

HISS 優秀研究賞
TP-B-42 (制御・システム工学)
Title自己調整型スライディングモード制御を用いたバイラテラル制御系の設計 -Design of a Bilateral Control System Using Self-Tuning Sliding Mode Control-
Author*井谷 駿介, 今井 純, 竹本 真紹, 綱田 錬 (岡山大学)
Pagepp. 330 - 333
Keywordバイラテラル制御, スライディングモード制御, 自己調整
Abstractバイラテラル制御系とは,マスタとスレーブから構成され,位置と力の情報を相互伝送しあう遠隔操作システムを指す. 未知のパラメータ変動や外乱によって制御の不安定化を起こしやすいという問題があるため,本研究では,自己調整機能を持つスライディングモード制御を用いたバイラテラル制御系を提案する. 自己調整型スライディングモード制御(ST-SMC:Self-Tuning Sliding Mode Control)は,モデル情報を必要とせず,未知の外乱に対して適応的に対応することができる. 本稿では,一般的なスライディングモード制御を用いた制御系と比較することで,提案法の有効性を示す.

TP-B-43 (制御・システム工学)
Title軌道追従動作を対象とした2自由度制御モデルの妥当性評価
Author*中川 樹, 中谷 真太朗 (鳥取大学)
Pagepp. 334 - 336
Keyword二自由度系, システム同定, 人間機械協調系
Abstract本研究では,人間の運動制御におけるフィードフォワード(FF)制御とフィードバック(FB)制御の役割に着目し,両者を組み合わせた2自由度制御モデルの妥当性を検討した.実験では,肘関節1軸の回転動作に従動するロボットアームを用い,被験者に階段状の目標軌道を追従させ,得られた入出力データをもとにシステム同定を行った.実験データとの比較から,FF制御と視覚フィードバックを含むFB制御を併用した場合に最も良好な一致を示した.これにより,本モデルが人間の運動制御特性を適切に表現することが示された.

TP-B-44 (情報その他)
Title対話ロボットでの接触動作に基づく認証の研究
Author*松尾 朋憲, 針谷 美羽 (鳥取大学工学部), 中西 功 (鳥取大学学術研究院工学系部門)
Pagepp. 337 - 339
Keywordバイオメトリクス, なでる, さする, 接触動作
Abstract現在,様々な分野でロボットが使用されており,人とコミュニケーションをする「対話ロボット」では,会話の中に個人情報を含むことが多く,話をしている相手を認識・識別することが重要となる.そこで,注目されるのが生体認証(バイオメトリクス)である.指 紋や顔などの身体的特徴を用いるものと,声紋や署名などの行動的特徴を用いるものがある.これらは忘却や紛失の恐れが少ない利点があるが,一時的に会話を中断して生体情報を提示する,認証動作を行う必要があり,会話の自然な流れを損なう恐れがある. 人は愛情表現をする際,「なでる」や「さする」といった接触動作を行う時があり,愛情表現としてロボットをなでる,さする行為が行われることは想定される.そこで,対話ロボットとの接触動作から個人を識別することにより,自然な流れで認証動作を行うことができる. 本研究では,人と対話ロボットとの触れ合いの中で,自然な流れでの利用者の認証を行うため,「なでる・さする」といった接触動作に基づく特徴の個人性を検証する.

HISS 優秀研究賞
TP-B-45 (情報その他)
Title手のひら伝搬信号認証におけるデータスケーリング手法の評価
Author*佐藤 友一 (鳥取大学大学院持続性社会創成科学研究科), 川上 ゆうら (鳥取大学工学部), 中西 功 (鳥取大学学術研究院工学系部門)
Pagepp. 340 - 343
Keywordバイオメトリクス
Abstract近年,バイオメトリクスが本人認証に用いられてきている. 生体情報を用いるため,パスワードやICカードなどを用いる認証と違い,忘却や紛失が起こらず,利用者にかかる負担が少ないという利点がある. しかし,体表面に露出している部位を用いる場合,その情報が偽造される可能性がある. また,一般的に利用開始時のみに認証を行うため,認証後の利用者の入れ替わりに対応ができないという問題もある. これらの問題を解決するものとして,手のひら伝搬信号を用いた個人認証を研究してきた. 本研究では,認証精度改善のため,前処理に関する検討を行った.

TP-B-46 (情報その他)
Title脳波計測用ドライ電極の接触アドミッタンスと頭皮の機械特性との相関性に関する検討
Author*荒木 俊哉, 中谷 真太朗 (鳥取大学大学院 持続性社会創生科学研究科), 荒木 望 (兵庫県立大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 344 - 346
Keyword頭皮上脳波, ドライ電極, 接触アドミッタンス

TP-B-47 (情報その他)
Title創作定常走行音を用いた車両接近音(AVAS)に適した音の検討
Author*榊原 美夏, 石光 俊介 (広島市立大学), 藤川 智士, 岩田 陽明, 菊池 正和, 松本 貢典, 児玉 真吾, 稲木 大二 (マツダ), 光田 康典 (プロキシオン・スタジオ)
Pagepp. 347 - 349
Keyword自動車, AVAS, 車両接近音, リアリティ, サーストンの一対比較法
Abstractハイブリッド車やEVの普及により,環境騒音の低減効果が期待されているが,従来の自動車よりも静かな走行音であるため,歩行者が車両の接近に気づきにくいことが問題となっている.そこで,AVAS(車両接近通報装置)の装着が義務付けられているが,それでもなお,周囲の騒音に車両接近音がかき消されて気が付かないことや,人工音であるがゆえにリアリティに欠けることによる不快さといった問題が挙げられる.本研究では,サウンドデザイナによる創作定常走行音を用いて,聴こえやすさの調査及びリアリティ・AVASに適した音を検討することを目的とした.

TP-B-48 (情報その他)
Titleスパース性に基づく特徴抽出を用いた聴感印象の識別
Author*村上 寛名, 石川 裕子, 石光 俊介 (広島市立大学院), 江野 峰弘, 藤本 祐樹 (モルテン)
Pagepp. 350 - 352
Keywordスパースモデル, LASSO回帰, 聴感印象評価
Abstract近年,車内や居室における音楽体験の価値が高まり,音響空間の評価における自動化の必要性が増している.本研究では,音響空間における印象評価,特に「迫力感」に寄与する特徴量を抽出するため,スパースモデリング(LASSO回帰)を用いて分析を行った.実験では4種類の空間で録音した音源を対象に,残響指標(T60,C80),周波数特性に加え,音源特性を含む30,84,116次元の特徴量を設計し,交差検証により評価した.その結果,T60やC80が高い寄与を示した一方,周波数特性は一貫して寄与が小さく,時間的変化に関連するスペクトルの時間変動量などが「迫力感」の識別に有効であることが示唆された.

HISS 優秀研究賞
TP-B-49 (情報その他)
Title対話ロボット利用時におけるマルチモーダル生体常時認証の研究
Author*吉信 可南子, 岩�� 望叶, 中西 功 (鳥取大学)
Pagepp. 353 - 356
Keywordバイオメトリクス, 常時認証, マルチモーダル生体認証
Abstract近年,対話ロボットの普及が進み,対話に含まれる個人情報を保護するため,利用中も継続的に本人確認を行う常時認証が求められている.本研究では,顔と音声を用いたマルチモーダル生体常時認証を提案する.逐次型方式を基盤に,人が話している時・ロボットが話している時・沈黙の3場面に応じた処理を行った.評価実験では,疑似ロボットを用いて学生5名との対話を撮影し,画像と音声データを解析した結果,4名で平均90%以上の認証成功率が得られた.その結果,提案手法により,対話中の常時認証がマルチモーダル生体認証により対応可能であることを確認した.

TP-B-50 (情報その他)
Title手のひら伝搬信号の新データセットによる識別性能評価
Author*川上 ゆうら (鳥取大学工学部), 渡邊 剣士 (鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科), 中西 功 (鳥取大学学術研究院工学系部門)
Pagepp. 357 - 360
Keywordバイオメトリクス
Abstract本研究は,手のひら伝搬信号による個人認証において,新しくデータセットを構築し識別性能を評価した.従来のデータセットは被験者数が17人と少なく,手のひらをアルコールシートでふき取るという工程が含まれており,本来の伝搬特性が十分に反映されていない可能性があった.そこで被験者数を33人に増やし,手のひらのふき取りをせずに測定を行った新しいデータセットを構築した.振幅・位相スペクトルを特徴量としてSVMで識別した結果,振幅単独でのEERは8.64%と改善し,本来の伝搬特性が測定され個人間の違いが安定して検出されたことが示された.位相スペクトルでは大きな改善は見られず,融合手法の効果も限定的であった.

TP-B-51 (情報その他)
Title知覚できないマルチモーダル刺激による誘発脳波を用いた個人識別の複数電極結果融合
Author*松井 大聖 (鳥取大学/工学部), 中西 功 (鳥取大学/学術研究院/工学系部門)
Pagepp. 361 - 363
Keywordバイオメトリクス, マルチモーダル刺激, 脳波, 個人識別, 結果融合
Abstract人が知覚できないマルチモーダル刺激(聴覚と触覚)によって誘発される脳波を用いた個人識別の研究である.従来の生体認証は盗難のリスクがあり,継続的な認証には受動的な方法が求められる.脳波は体表面に露出しないため秘匿性が高く,無意識に発生するため継続的な認証に適している.先行研究では,個々の電極の識別性能は評価されていたが,複数電極の情報を統合する手法が課題であった.本研究では,この課題を解決するため,複数の電極からの識別結果を統合する多数決融合を導入した.

TP-B-52 (情報その他)
Title加齢性音声障害の回復過程を可視化する インクルーシブデザイン型リハビリ支援システムの開発
Author*三藤 早葵, 石光 俊介 (広島市立大学情報科学研究科システム工学専攻サウンドデザイン研究室)
Pagepp. 364 - 366
Keyword音声障害, リハビリ支援, システム開発, 言語音声, 発声障害
Abstract本研究は,加齢性音声障害に対し,AIとインクルーシブデザインに基づくリハビリ支援システムの開発を目指している. 発声機能訓練(VFE)が音声に与える影響を調査した結果,加齢性発声障害罹患者,健常者ともに発声持続時間と最大音域が向上することが確認された.特に加齢性発声障害罹患者では,約30日の訓練でハミングの発声持続時間が約5秒延長し,発声可能な音圧レベルも約15dB上昇した. また,発声訓練動画で経過時間を提示したところ,提示しない場合よりも発声持続時間の向上が顕著であった.この結果から,視覚的な情報が発声機能の改善に繋がる可能性が示唆された. 今後は,被験者数を増やして経過時間提示の効果を詳細に調査し,最終的には高齢者が自宅で発声訓練を行えるAI搭載アプリの開発を目指す.

TP-B-53 (アルゴリズム)
Title無限に拡がる凸なパレートフロントをもつ多数目的最適問題に対する支配原理に関する検討
Author*揖川 倫太郎, 大木 誠 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 367 - 370
Keyword多数目的最適化, 進化アルゴリズム, 支配原理, パレート・フロント
AbstractNSGAの非支配ソートは、支配原理を繰り返し適用することによって、解集合を複数のランクに分類し、上位ランクから順に選択する強力な選択戦略である。 これまでに最適化における計算資源の削減や、上述の非支配ソートの問題点を軽減するために、ε-支配原理やε-錐体支配原理が提案されている。 我々の先行研究においても超円錐支配原理を提案し、従来手法に対して優位性を確認した。 しかし、それらは有限な凹のパレートフロントが問題に対して有効であり、本研究で扱うような無限に拡がる凸なPFを持つMaOPに対しては必ずしも有効ではないと考えられる。 本研究では、無限に拡がる凸なPFを持つMaOPに対して、{\bf 放射状超円錐支配原理}を提案する。

TP-B-61 (企業展示)
Title(企業展示) 都築電気株式会社「都築電気DXソリューション」
Author稲葉 隆士, 湯浅 圭織 (都築電気株式会社)
Abstract都築電気は「ICT技術を用いて企業の課題と社会課題の解決」を行っています。普段は意識されることは少ないものの、私たちの暮らしには都築電気のシステムやサービスが数多く存在しています。例えばコールセンターの音声基盤のクラウド化、オフィスのネットワークとセキュリティ、飲食店の電子メニュー、コンビニ物流の車載・運行管理など多彩なICTで社会インフラを支えています。本日はDXを先導する専門組織にて、次の4つのソリューションをご紹介します。 1. コード化点字ブロック: 点字ブロックをコード化して情報を付加し、専用アプリ「Walk&Mobile」でAI画像認識により読み取ることで、利用者に有益な情報を提供。 2. 肉の部位自動判別: カメラと画像解析AIを活用し、撮影された肉を認識して部位候補を提示。 3. FINDISH: 食器に関する知識がなくても、イメージだけで求める食器とマッチングできる“言語化不要”の検索システム。 その他のDXソリューション展示

TP-B-62 (企業展示)
Title(企業展示) 株式会社コーアツ「知られざるインフラ設備、ガス消火設備とは。」
Author河岸 敏広 (株式会社コーアツ)
Abstract社会生活に欠かせないインフラ。電気、ガス、水道などのインフラ施設を火災から守る、重要なインフラ設備がある。それがガス消火設備である。火災は一般に水などを用いて消火するが、例えば電気設備に水をかけるとショートして壊れるなど、水が不向きなものに対しては気体(ガス)を用いて消火する大規模なガス消火設備がある。発電所などインフラはもちろん、美術館・図書館、近年では大型データセンターなどに欠かせないものがガス消火設備であり、弊社事業を紹介する。

TP-B-63 (企業展示)
Title(企業展示) 日新電機株式会社「電力インフラを支える当社の事業活動(再エネ活用、ディジタル変電所対応等)」
Author太田 亮子 (日新電機株式会社)
Abstract脱炭素社会に不可欠な再生可能エネルギーの活用に向け、系統技術、パワーエレクトロニクス技術、AI技術を活かしたシステムソリューションを中心に紹介します。 変電所設備の予防保全の高度化に欠かせないセンサ(自社開発)、IEC61850への対応も紹介します。 発表内容 ・当社の事業の特長 ・キーとなる技術・研究内容 発表形式 ・説明員によるプレゼンテーション、質疑応答

TP-B-64 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 スマート信号処理応用研究室「新しい生体認証技術」
Author藤江 響, 佐藤 友一, 福井 康太, 松井 大聖, 高尾 優作, 松尾 朋憲, 吉信 可南子, 川上 ゆうら (鳥取大学)
Abstract当研究室が提案する4つの生体認証技術について,ポスターによる説明を行うとともに以下の展示を行う. 1. 簡易シンボル指書き認証は,スマートフォン画面に指で簡易なシンボルを筆記して認証を行うもので,実験に用いる機器を展示するとともに実際にデモを行う. 2. 手のひら伝搬信号認証は,手のひらに流した微弱な電流により発生する電界の伝わり具合の違いを用いて認証を行うもので,測定装置を展示する. 3. 脳波認証は,知覚できない刺激により誘発される脳波により認証を行うもので,刺激提示装置と脳波計を展示する. 常時認証は,ロボットとの会話中の個人情報漏洩を防ぐため,顔や声に加えて新たに接触による生体情報を用いて常に話者を認証するもので,接触を検出するためのセンサ類を展示する.

TP-B-65 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 社会情報システム研究室「MRによる歩きスマホの危険性体験」「知識グラフを用いた個人適応型サイバーセキュリティ学習システム体験」
Author�盒� 健一, 東野 正幸, 福村 涼太, 森川 翔太, 川口 大翔, 柳澤 匠 (鳥取大学)
Abstract「MRによる歩きスマホの危険性体験」では,Meta Questを利用したMR環境内にて,歩きスマホの危険性を認識する体験デモを実施する.体験デモはHISS参加者の中で希望するものを対象とし,十分に安全性に配慮して実施する.「知識グラフを用いた個人適応型サイバーセキュリティ学習システム体験」では,学習者の理解度に応じて出題の難易度と順序を自動的に調整するサイバーセキュリティ向けe-Learningシステムのデモを行う.

TP-B-66 (研究室展示)
Title(研究室展示) 鳥取大学 知能システム制御研究室「人由来の信号を用いた行動・活動モニタリング」
Author櫛田 大輔, 柴田 龍, 山岡 航大, 原田 紗愛, 安茂 大貴 (鳥取大学)
Abstract人の運動は大きく生命維持に必要な運動と生活維持に必要な運動に分けられる.前者は心臓の拍動や呼吸が代表的であり,後者は歩行や腕を動かすなどの生活に伴う活動が代表的なものである. これら運動を捉えた信号をここでは人由来の信号と称し,それらを用いて非拘束,ときには非接触に日常の行動・活動をモニタリングする研究について展示および紹介を行う.具体的には,筋活動に伴う生体電気信号である筋活動電位を用いた運動に伴う主観の推定技術,撮像空間の三次元座標を取得可能なDepthカメラを用いたバイタルセンシング技術,RGBカメラを用いた集団対面授業における生徒の行動推定技術などについて説明する.また,日常的な行動・活動モニタリングをするにあたっては,個人情報の秘匿やモニタリングの継続による価値創造など,社会的課題を克服する必要があり,展示を通して聴講者との意見交換を行いたい.

TP-B-67 (研究室展示)
Title(研究室展示) 広島大学 亀田・三宅研究室「スマートファクトリにおける電波環境把握技術に関する研究」
Author金澤 将, 大森 達稀, 中井 希 (広島大学)
Abstract近年,スマートファクトリの実現が求められている.これまでの生産現場においては,信頼性を重視して有線で情報や電力を伝送することが一般的であったが,スマートファクトリにおいては,自動搬送ロボットの導入や工場内レイアウトの柔軟な変更を可能にするために無線化することが求められている.情報および電力伝送の無線化を実現するためには,工場内の電波環境を把握し,それに基づいて電波資源を割り当てることで,電波干渉を抑え,信頼性を高めることが重要である.我々は複数の周波数帯域をリアルタイムで観測することができるスペクトラムモニタを複数台用い,そのモニタ間を時刻同期することで複数地点・複数周波数帯域の同時測定を行い,屋内全体の電波環境を把握することを目指している.