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第13回 IEEE Hiroshima Student Symposium
プログラム

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セッション表

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2011年11月12日(土)

開会式 (法学部・経済学部 B255講義室)
12:30 - 12:45
SP  (法学部・経済学部 B255講義室)
基調講演

12:45 - 14:15
休憩
14:15 - 14:30
K  (法学部・経済学部 B255講義室)
企業プレゼンテーション
14:30 - 15:00
休憩(テクニカルプレゼンテーション準備)
15:00 - 15:15
A  (学士会館 2階 レセプションホール)
テクニカルプレゼンテーションA

15:15 - 16:30
休憩(テクニカルプレゼンテーション準備)
16:30 - 17:00
B  (学士会館 2階 レセプションホール)
テクニカルプレゼンテーションB

17:00 - 18:15
学生交流会
18:30 -

2011年11月13日(日)

B  (学士会館 2階 レセプションホール)
テクニカルプレゼンテーションB

9:30 - 10:45
休憩(テクニカルプレゼンテーション準備)
10:45 - 11:15
A  (学士会館 2階 レセプションホール)
テクニカルプレゼンテーションA

11:15 - 12:30
昼休憩
12:30 - 13:30
PD  (法学部・経済学部 B255講義室)
パネルディスカッション

13:30 - 15:00
表彰式・閉会式 (法学部・経済学部 B255講義室)
15:00 - 15:30



論文一覧

(「*」印は講演予定者を表す)

2011年11月12日(土)

セッション SP  基調講演
日時: 2011年11月12日(土) 12:45 - 14:15
部屋: 法学部・経済学部 B255講義室 (→地図)

SP-1 (時間: 12:45 - 14:15)
題名(基調講演) 安定供給の実現に向けた取組み 〜中国地方の需給状況を踏まえて〜
著者井上 敏彦 (中国電力(株)経営企画部門)
Abstract資源小国である日本の脆弱なエネルギー構造などのエネルギー事情を踏まえると,電力供給にあたっては各種発電設備の特徴を活かした,組み合わせ(ベストミックス)がますます重要となっております。 また,東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故等の一連の事象により,電力会社を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。 こうした中,電力会社における地域の安定供給の実現を目指した,震災被害への復旧対応状況をはじめ,今夏の需給実績,今冬・来夏の需給見通し等についてご説明いたします。 さらに,昨今注目を集める再生可能エネルギーや新技術への当社の取り組み等についてもご紹介いたします。



2011年11月13日(日)

セッション PD  パネルディスカッション
日時: 2011年11月13日(日) 13:30 - 15:00
部屋: 法学部・経済学部 B255講義室 (→地図)

PD-1 (時間: 13:30 - 15:00)
題名(パネルディスカッション) ネットワークセキュリティの展望について
著者オーガナイザ: 西村 浩二 (広島大学 情報メディア教育センター), パネリスト: 若林 栄児 (広島県警察サイバー犯罪対策室 広島県警察本部 生活安全部生活安全総務課), 藤原 睦啓 (NTTデータ中国 ITサービス事業部 ITサービス開発部), 双紙 正和 (広島市立大学 情報科学部/大学院情報科学研究科 システム工学専攻)
Abstract近年、個人情報をはじめとする様々な情報が電子データ化され、また、情報通信が発達したことによる、インターネットを介しての情報漏えいが増加してきています。そこで、どのようにして情報漏えいを防ぐのか、個人ではどのように対処すればよいのか、「ネットワークセキュリティの展望」と題して、パネルディスカッションを行います。 前半では、各パネリストから最近の情報漏えい問題に関する意見、また、情報漏えいについての現在の対策法を各15分主張していただきます。後半では、前半主張していただいた内容についての質問や感想を言っていただき、これからの個人情報の扱い方、セキュリティ発展、クラッカー問題の解決方法の議論を深めていきます。また、パネルディスカッションの聴講者と共に、これからのセキュリティの在り方について議論を行っていただきます。



2011年11月12日(土), 13日(日)

セッション A  テクニカルプレゼンテーションA
日時: 2011年11月12日(土) 15:15 - 16:30, 13日(日) 11:15 - 12:30
部屋: 学士会館 2階 レセプションホール (→地図)

A-1 (電気: 電気機器工学)
題名表面弾性波による薄膜弾性率測定
著者*秦 佑貴, 吉川 公麿 (広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)
Pagep. 1
Keyword表面弾性波, 薄膜, 機械強度測定
AbstractLSI層間絶縁膜の機械強度測定方法として、従来はナノインデンテーション法が用いられているが、薄膜の機械強度を非破壊で精確に測定できる技術が求められている。本研究の目的はレーザー誘起表面弾性波(SAW:Surface acoustic wave)を用いた、非破壊かつ基板効果を考慮できる試験による薄膜の機械強度測定技術を開発することである。本実験では、表面弾性波観測システムを立ち上げ、薄膜弾性率測定で重要となる表面弾性波位相速度の周波数分散の導出に向け、Si基板上の伝播距離依存性、伝播方位依存性を調べるため、自然酸化膜付きp-Si(100)ウエハをサンプルとして用いて、<100>方向と<110>方向への表面弾性波伝播依存性を調べた。

A-2 (電気: 電磁波工学)
題名散乱因子を用いた金属ストリップを持つ複合グレーティングの計算法と解析
著者*梅田 一彰, 山内 仁, 若林 秀昭, 山北 次郎 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 2 - 4
Keyword影理論, スペクトル領域グリーン関数, 散乱問題
Abstract周期系や不規則系における散乱問題において,影理論における散乱因子から直接計算されるスペクトル領域グリーン関数を用いて,誘電体周期構造にストリップ格子が埋め込まれた複合グレーティングによる散乱界を解析する.

A-3 (電気: 電磁波工学)
題名導波管充填法による異方性媒質の材料定数測定
著者*坂田 季之, 多良 信太郎, 堀田 昌志, 羽野 光夫 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 5 - 8
Keyword異方性, 材料定数, 導波管充填法, Sパラメータ
Abstractメタマテリアルは,これまでに自然界に存在し得なかったような電磁特性を引き起こす材料であり,構造上異方性を示す事が多い.そこで,本研究では未知材料定数を持つ媒質の材料定数を導波管充填法により,その分散性や異方性を含めて測定する方法について検討している.

A-4 (電気: 電磁波工学)
題名シャント形RF-DC変換回路におけるダイオードの実装位置による変換効率
著者*和木 輝彦, 藤森 和博, 鶴田 健二 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 9 - 12
Keywordレクテナ, RF-DC変換回路, SSPS
Abstractエネルギー資源の枯渇や地球温暖化は,人類の存在,繁栄によって引き起こされた問題と言ってよく,これらの解決は人類の大きな課題となっている.これらの解決策の一つとして,宇宙空間で太陽光発電を行い,得られた電力をマイクロ波で地上に送電,レクテナアレーにより受電することで利用可能なエネルギー形態に変換する宇宙太陽発電システム(SSPS)が提案,研究されてきた.一方,近接場における無線送電技術についても大きな関心が寄せられており,Qiという規格の下,様々なデバイス,アプリケーションが研究開発されている.本研究では,ISMバンドの一つである5.8GHz帯における高効率なRF-DC変換回路の設計に着目している.

A-5 (電気: パワーエレクトロニクス)
題名パルス重畳直流電圧に対する汚損沿面絶縁特性の基礎検討
著者*梶岡 大晃 (津山工業高等専門学校 専攻科 電子・情報システム工学専攻), 田辺 茂, Fadzil Bin Misri Muhammad (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 13 - 16
Keyword沿面絶縁特性, 有機絶縁材料, パルス重畳直流電圧
Abstract従来は有機絶縁材料の沿面絶縁特性において、純粋な直流電圧を印加しての評価だったが、本研究では直流電圧にパルス電圧を重畳したパルス重畳直流電圧を印加して沿面絶縁特性の評価を行う。有機絶縁材料を電圧形インバータに使用した時の沿面絶縁性能を把握することで、半導体デバイスや機器の絶縁信頼性を向上することができる。

A-6 (電気: パワーエレクトロニクス)
題名温度検出方式MPPT制御を適用した独立型熱電発電システムの製作
著者*櫻 健一 (九州工業大学工学部), 山田 洋明, 花本 剛士 (九州工業大学大学院生命体工学研究科), 石山 俊彦, 坂口 直志, 高橋 剛 (釧路工業高等専門学校)
Pagep. 17
Keyword熱電発電, MPPT, 昇圧チョッパ
Abstract環境エネルギー発電の一つとして,排熱から生じる熱と大気あるいは海水などの温度差をエネルギー源として発電する熱電発電がある。これは,温度差による熱エネルギーを熱電モジュールに加えることで電気エネルギーに変換する発電である。著者らは先に,熱電モジュールの電気的特性を数式モデル化し,温度差により最大電力点を求める近似式を活用する温度検出方式MPPT制御法を提案し,制御の有効性を明らかにしている。本論文では,山間部などの僻地での環境情報取得を目的としたワイヤレステレメトリの電源への応用を目的とした温度検出方式MPPT 制御を適用したワイヤレステレメトリ駆動用の独立型熱電発電システムを製作し,その動作を確認する。

A-7 (電気: その他)
題名インフラフリーな車椅子ロボットの開発
著者*岡田 誠流 (広島市立大学大学院情報科学専攻), 吉岡 敬介 (広島市立大学情報科学部)
Pagepp. 18 - 19
Keyword車椅子ロボット, 自律走行, インフラフリー
Abstract現在,様々な機関で自律移動車椅子ロボットの研究が進められているが,未だ普及するに足る車椅子ロボットは開発されていない.車椅子ロボットの普及を妨げている要因は様々あるが,本研究では,車椅子を走行させる環境に大がかりな施工を必要とする場合,その施工コストや管理などが車椅子ロボットの普及を妨げる大きな原因になると考え,環境側への施工を最大限必要とせず,様々な施設で気に導入できるような車椅子ロボットの開発を目的とする.

A-8 (電気: その他)
題名複雑な構造を有するアンテナの最適設計を目的とした 近傍界測定システムによるホーンアンテナの放射特性推定
著者*政木 拓也, 藤森 和博, 鶴田 健二 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 20 - 23
Keywordメタマテリアル, CRLH伝送線路, アンテナ, 近傍界, 平面走査
Abstract近年,メタマテリアルが注目を浴びている.メタマテリアルとは,自然界には存在しない特殊な電磁気的性質を示すよう人工的に創成された物質で,メタマテリアルの一例であるCRLH伝送線路は漏れ波アンテナとして応用化の研究がなされている.しかし,メタマテリアルは複雑な構造のため所望の特性を得ることが難しく,実用化されていないのが現状である.そこで,本研究では, 遠方界から等価電磁流,等価電磁流から近傍界,近傍界から構造へ向かう逆問題の解析方法を確立し,所望の特性が得られない原因の追及,また,最適設計をするための構造の解析方法の確立を目指すため,まず,近傍界/遠方界変換の高精度化について研究を行う.

A-9 (電子: LSI)
題名Low-Pass特性 EF方式ADCにおける雑音の影響
著者*寺本 晃大 (広島大学 工学部), 山本 健介, 小池 直希, 吉田 毅 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Pagep. 24
KeywordADC, EF方式
Abstract近年のCMOSプロセス微細化に伴い,電源電圧の低下やデバイスの雑音増加の問題が顕在化し,高精度なADCの実現が困難になっている.我々はこれらの問題を解決するために,量子化誤差フィードバック(EF)方式ADCを用いた変調ドメイン信号処理AD融合回路(DAD)の研究を行なっている。回路内の雑音がLP特性EF方式ADCの精度に及ぼす影響について、演算器の帯域内入力換算雑音とSNDR の関係を明らかにした.EF 方式ADC のSNDR は演算器の入力換算雑音を低減することで改善できる.演算器の入力換算雑音を低減することでEF 方式ADC の高精度化が実現できる.

A-10 (電子: 電子工学)
題名NRD ガイド−対称構造型左手系導波管変換器の解析
著者*森 星弥, 岸原 充佳, 大久保 賢祐, 滝本 裕則 (岡山県立大学)
Pagepp. 25 - 28
KeywordNRDガイド, 左手系導波管, 変換器, マイクロ波
Abstract遮断領域導波管を2段に重ねた構造の左手系導波管が提案されている.また,NRDガイドは,放射のないことを特徴とした誘電体線路として知られている.NRDガイドのLSE01モードと対称構造をした左手系導波管の電磁界分布が類似していることに着目し,本論文ではNRDガイドを用いた励振構造の検討を行っている.直接接続した場合,その接続部分で反射損があるため,NRDガイド-対称構造型左手系導波管変換器について検討し,その評価を行っている.

A-11 (電子: 電子材料工学)
題名環境セル型透過電子顕微鏡用隔膜作製のための磁場援用パルスプラズマ化学気相成長法の開発
著者*山�� 佳代, 筒井 秀徳, 松谷 貴臣 (近畿大学), 川�� 忠寛 (名古屋大学)
Pagepp. 29 - 31
Keyword環境セル型透過電子顕微鏡, PECVD法
Abstract近年、金ナノ触媒の反応機構の観察をするために必要な、環境セル型透過電子顕微鏡システム(E-TEM)に用いる高強度かつ軽元素で構成される隔膜の開発が行われている。 本研究では、隔膜作製法として製膜速度が速く、被覆性に富むプラズマ化学気相成長法:PECVD法を採用し、新しい隔膜として高硬度で知られるアモルファス炭窒化ケイ素膜(a-SiCN)に着目した。また、従来から用いられているPECVD法に高圧短パルス電源および磁場を印加することにより、さらなる堆積速度・薄膜強度の向上を目的とした。これらの開発した製膜法により形成された隔膜の評価を行ったことについて報告する。

A-12 (電子: ナノデバイス)
題名ナノMOSFETにおける界面トラップ数評価方法の検討
著者*鎌田 祐樹 (島根大学大学院), 土屋 敏章 (島根大学)
Pagepp. 32 - 34
KeywordMOSFET, チャージポンピング法, 界面トラップ
Abstract近年、MOSデバイスの超微細化が進み、ゲート寸法揺らぎなど揺らぎによるデバイス特性のばらつき問題が浮上している。その中でも、伝導キャリアによる界面への影響が界面状態の揺らぎを含めて特に重要になると考えられる。そこでMOS界面の揺らぎの1つであるMOS界面トラップ数を正確に調べるために、界面トラップを数個しか含んでないナノスケールMOSFETを用いて,チャージポンピング法による界面トラップ数の評価方法の妥当性を検討した。結果、従来とは別の界面トラップ数評価方法により求めた界面トラップ数と従来の評価方法により求めた界面トラップ数を比較し、従来の評価方法では正確に界面トラップ数を求められない場合があることがわかった。

A-13 (電子: ナノデバイス)
題名ゲートバイアスストレスで発生したMOSFETの単一界面トラップの評価
著者*濱野 竜朗, 土屋 敏章 (島根大学)
Pagepp. 35 - 36
KeywordMOSFET, 界面トラップ, チャージポンピング, ゲートバイアスストレス
AbstractMOS界面トラップを数個程度しか含まないナノスケールMOSFETを使用して,ゲートバイアスストレスで単一界面トラップが発生する様子を評価した.まず,VG= 4.0,4.5,5.0 Vのそれぞれの条件で,異なる測定試料にゲートバイアスストレスを任意時間印加し,その後チャージポンピング法を用いてMOS界面トラップの評価を行い,再びストレスを印加し評価を行う測定を繰り返し行った.その結果,ゲートバイアスストレス条件が大きいほど界面トラップが多く発生することが分かった.また,界面トラップの発生する時間や発生数は試料によって異なることが分かった.

A-14 (電子: ナノデバイス)
題名磁束分布可変型対向スパッタを用いたITO薄膜作製
著者*升元 佑一, 碓井 圭太, 田中 浩三, 葛尾 寛之, 諸橋 信一 (山口大学大学院)
Pagepp. 37 - 38
KeywordITO, スパッタ, 薄膜

A-15 (電子: ナノデバイス)
題名MOS界面トラップの空間密度分布の評価法の検討
著者*和田守 涼平, 土屋 敏章 (島根大学大学院)
Pagepp. 39 - 41
KeywordMOSFET, 界面トラップ, 空間密度分布, チャージポンピング
AbstractMOSデバイスの微細化が進む中で, MOS界面物性の揺らぎによるデバイス特性に与える影響が懸念されている. 従って, 界面トラップの空間分布を正確に評価することは今後ますます重要になると考えられる.今回チャージポンピング法を用いてMOS界面トラップの横方向の空間密度分布を求められると報告されている評価方法の検討を行った. その結果, 報告されている評価方法では界面トラップの空間密度分布を評価することが困難であることがわかった.

A-16 (電子: 半導体工学)
題名DCスパッタ法によるAlドープZnO薄膜の電気的・物理的特性
著者*大川 裕也 (明石工業高等専門学校 専攻科 機械・電子システム工学専攻), 大向 雅人 (明石工業高等専門学校 電気情報工学科)
Pagepp. 42 - 43
Keyword酸化亜鉛, 直流スパッタ法
Abstract酸化亜鉛は,可視光領域で高い透過率をもつ.しかし,抵抗率が1×103Ωcmと比較的に高い.透明導電膜とは,抵抗率が1×10-3Ωcm以下で,可視光領域で透過性をもつ薄膜である.そのため,酸化亜鉛の抵抗率が問題となる.しかしアルミをドープすることで低抵抗率化が可能という報告がある. 本研究では,酸化亜鉛薄膜においてあまり研究例が見られない直流スパッタ法を用いて,アルミドープによる酸化亜鉛薄膜の抵抗率及び結晶性の変化を調べた.その結果,アルミのドープ量を増やすと酸化亜鉛薄膜の抵抗率は低下することがわかった.その原因は,酸化亜鉛結晶中で,亜鉛原子にドープしたアルミ原子が置換したためと考えられる.

A-17 (電子: 半導体工学)
題名バックゲート電圧掃引による周波数チューニングを用いた 118GHz 1.5% Tuning Range CMOS VCO
著者*中島 佑樹 (広島大学工学部), 本良 瑞樹, 高野 恭弥, 片山 光亮, 藤島 実 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Pagep. 44
KeywordVCO, D-band, Back-Gate

A-18 (電子: 半導体工学)
題名白色LEDを目指した水素化窒化炭素薄膜に関する研究
著者*牧野 浩樹, 前島 悠佑, 山下 佑樹, 澤畠 淳二, 西尾 公裕, 中村 重之 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 45 - 47
KeywordECR, 製膜
Abstract近年、アモルファス窒化炭素(a-CNx)の光学特性においてPL,CL,EL等が報告されている。2003年にはR. Reyesらが、RFスパッタ装置で作製された素子で、ELで青白発光が確認されたという報告を行った。しかしa-CNx の発光は赤色成分が不足していることが分かっている。H.K.Jangらは、水素を導入したa-CNx:Hによって、PLで赤色成分が出たとの報告を行った。CNx:H薄膜はシリコン基板上に成長できることから、現在の白色LEDの課題であるコスト、放熱性、演色性などを克服できると考えられる。最終目的は白色LEDの作製であるが、今後のpn接合に必要な、N型CNx:Hとなる半導体の作製のため、硫黄(S)をドープした窒化炭素薄膜の成長を行い、その光学特性の評価を行うことを今回の目的とした。

A-19 (電子: 微小光学)
題名屈折率分布型レンズにおける子午光線の波面に関する研究
著者*田中 舞 (岡山県立大学情報系工学研究科電子情報通信工学専攻)
Pagepp. 48 - 51
Keyword屈折率分布型レンズ, 屈折率分布, 2乗屈折率分布, 波面収差, 微少光学

A-20 (電子: その他)
題名E級増幅器のアクティブクランプ回路
著者*藤田 慎太郎, 川添 惇司, 末次 正 (福岡大学 工学部)
Pagep. 52
KeywordE級増幅器, 付加スイッチ, 同期ドライブ, クランプ回路
Abstract本論文では、E級増幅器のピーク電圧をクランプするために付加スイッチをつけか回路を提案する。提案する回路では、付加スイッチは同期ドライブ回路で駆動されるので、位相を調整することにより出力電圧を制御することも可能となる。

A-21 (通信: 環境電磁工学)
題名プリント回路基板と筺体の金属ネジ接続により発生する不要電磁波放射の抑制に関する研究
著者*片岡 伸太 (岡山大学大学院自然科学研究科), 豊田 啓孝, 五百旗頭 健吾 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 53 - 56
KeywordEMC, 平行平板共振, 協調設計
AbstractPCBを金属筺体に金属ネジで接続した場合PCB内の電流は金属ネジを通って筺体に流れ込み, PCBと筺体の間で共振が発生する. 本研究では1つの構造の中でPCB単独の共振とPCB筺体間の共振がそれぞれ起きた場合について解析を行った. PCBと筺体を金属ネジで接続した場合の不要電磁波放射を高周波電磁界シミュレータ (HFSS) を用いたシミュレーションを行った. 金属ネジの部分に抵抗を設定するとピークが抑制できた. またネジ接続がPCBの放射に影響を与えることが分かった。今後はノイズ抑制シートで損失を与えることを検討する.

A-22 (通信: 環境電磁工学)
題名電気光学プローブを用いた電界・磁界測定の検討
著者*直野 英夫, 豊田 啓孝, 五百旗頭 健吾 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 57 - 60
KeywordEOプローブ, 近傍電磁界, アンテナ測定, 擾乱
Abstract不要電磁放射測定において,ダイポールアンテナやループアンテナを小型化し,空間分解能を高めた電磁界プローブが使用されている.しかし,これらの電磁界プローブでは,検出信号を測定器まで伝送するのに同軸ケーブル等の金属製の伝送線路が用いられており,金属製のフレームで囲まれている自動車室内では,電磁界強度を乱してしまうという問題がある[1]. そこで,金属製の伝送線路を光ファイバーで代用した市販の電気光学プローブ (EOプローブ) を用いた.EOプローブを用いることで,電磁界分布を乱すことなく放射測定をすることが可能であるとともに,より高精度な電磁界測定が期待できる.今回,EOプローブによる放射電界計測の有用性を検証した.また,加工を施したEOプローブにより磁界計測を行い,その評価を行った.

A-23 (通信: 通信工学)
題名シングルキャリアOFDMの低計算量等化器の開発
著者*井谷 晋平, 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 61 - 64
KeywordSC-OFDM, FFT, 線形性, 近似, 計算量
AbstractシングルキャリアOFDM(SC-OFDM)において、高速フーリエ変換(FFT)を用いることで低計算量で行う等化器を提案する。等化器をサブキャリア分考えると、あるサブキャリアの伝送路において時間変動は線形性を持つと仮定すると、伝送路は数式で表現される。等化において、巡回行列を高速フーリエ変換すると対角行列になる性質を利用して、計算量の低下を実現させている。今回の研究では近似を用いた式変換により全体の計算量、とりわけフーリエ変換の計算回数を減らすことができる。真値・推定伝送路の二つで近似前と近似後を比べたところ、提案する手法では同程度の等化性能(BER)においての計算量を減らすことができた。

A-24 (通信: 通信工学)
題名ブロック拡散ZCZ-CDMA方式の性能評価
著者*大田 晃弘, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科), 畔柳 功芳 (中部大学工学部)
Pagepp. 65 - 66
Keyword準同期CDMA, 高速伝送, フェージング, 通信路推定, ZCZ符号
Abstract零相関領域を有するZCZ符号を拡散符号とする準同期ZCZ-CDMA方式がある。この方式は高速伝送の際、遅延波による干渉などにより、誤り率が増加する。そこで、この問題を解決可能なブロック拡散ZCZ-CDMA方式が提案されている。これは、複数の情報とダミー情報をひとつにまとめたデータブロックを送信する方式である。また、遅延波の影響を考慮した、パイロット信号を用いた推定も行われている。しかしその評価は、ブロックサイズは8ビットのみで、詳しく議論されていない。また、評価に用いた遅延波モデルは一様分布型のみで、一般的な指数関数型では行われていない。本論文では、ブロックサイズを変え、2つの遅延波モデルによる誤り特性を求め、評価した。

A-25 (通信: 通信工学)
題名同期信号に使用できる光ZCZ符号の符号発生器の小規模構成法
著者*貞末 克也, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 67 - 68
Keyword光ZCZ-CDMA, 光ZCZ符号, 符号発生器
Abstract本論文では同期制御信号と兼用可能な光ZCZ符号の符号発生器が小規模となる構成法に関する提案を行い、その中で最適となる構成法について検討を行う。光ZCZ符号の自己相関特性を変化させることなく同期制御信号と兼用するには、符号の元となるシルベスタ型アダマール系列の発生順序を入れ替える手法が効果的である。現在、同期制御信号と兼用可能な光ZCZ符号の符号発生器には2種類の構成法が提案されている。そこで、これらの回路の比較を回路規模(ロジックエレメント数、メモリサイズ)と動作速度(最大クロック周波数)で行った。その結果、どちらの構成法においても回路規模は低く抑えることができ、動作速度も高速であることがわかった。

A-26 (通信: 通信工学)
題名3値CSK Spread ALOHA方式における変調方式の影響
著者*姫井 一繁, 荒井 剛, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 69 - 72
Keyword多値信号, Spread ALOHA

A-27 (通信: 通信工学)
題名無線LANにおけるランダム長信号を用いた隠れ端末問題解決法の改良
著者*山本 健人, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学科)
Pagepp. 73 - 76
Keyword隠れ端末問題, RTS/CTS, 無線LAN
Abstract無線LANのスループットを低下させる原因として隠れ端末問題がある. この問題を解決するために,送信予約にランダム期間ジャム信号を用いる方式を提案しRTS/CTSに比べ大きくスループットを向上することが出来たが,端末数の増加に伴いスループットが低下してしまう事が分かった. 本研究では端末がある確率で送信予約を先送りにすることで、端末数が増加した場合にランダム長信号が長時間連続することを回避することを提案し,端末数が多い場合でもスループットの低下を防ぐ事を示した.

A-28 (通信: デジタル信号処理)
題名離散誤差フィードバック係数を用いた2次元IIRディジタルフィルタの雑音低減化
著者*田中 健一郎, 中本 昌由, 雛元 孝夫 (広島大学大学院工学研究科システム制御論研究室)
Pagepp. 77 - 80
Keywordディジタルフィルタ, 丸め雑音, 誤差フィードバック, Lagrangeの未定乗数法, 分枝限定法
Abstract固定小数点演算のディジタルフィルタをハードウェア上で実現する場合,積和演算の丸めによる誤差が発生し,フィルタ出力において大きな雑音となる.この雑音の低減化技法として,フィルタ量子化器に誤差フィードバック(FB) 回路を組み込んで雑音分散を最小化する方法が提案されている.実際の誤差FB回路の各係数は有限語長であり,コストの観点からも短い語長で実現される方が好ましい.本稿では,まず無限語長による最適な誤差FB係数の設計法を述べる.次に,分枝限定法を用いて誤差FB係数を有限語長で最適化する方法について論じる.最後に数値例を通して提案手法の有効性を検証する.

A-29 (通信: デジタル信号処理)
題名安定性が保証された縦続型IIRディジタルフィルタの設計
著者*六車 修二, 中本 昌由 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 81 - 84
KeywordIIRフィルタ, 安定三角形, 縦続型
Abstract縦続型フィルタは,通常,2次以上の高次伝達関数を2次セクションごとに因数分解し,2次セクションを縦続に接続して実現される.フィルタの各係数が無限語長の場合,極とゼロ点の組み合わせと2次セクションの並び方はどのように組み合わせても等価であるが,固定小数点演算のハードウェア上では,これらは異なった特性を示す.よって,ペアリングとオーダリングを最適化することにより,丸め雑音を低減化することができる.本研究では,周波数領域において与えられた所望の特性を近似するIIRフィルタの有理伝達関数を縦続型で簡易的に設計できた.

A-30 (通信: ネットワーク)
題名AODVプロトコルにおけるHELLOメッセージの送信手法に関する検討
著者*淺倉 健一, 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 85 - 87
KeywordAODV, HELLOメッセージ
Abstract無線ノードで自律的に構成されるアドホックネットワークでは,ノードが移動することでトポロジが頻繁に変化するため,データ転送経路の作成が重要となる. そこで,ルーティングプロトコルの1つとしてAODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)が規定されており,そのオプション機能としてHELLOメッセージの送信がある. 本稿では,効率的なHELLOの送信手法を提案し,その有効性を計算機シミュレーションにより調べる.

A-31 (通信: ネットワーク)
題名並列ダウンロードにおけるSCTPマルチストリーム機能の評価
著者*勝部 潤, 舟阪 淳一, 石田 賢治 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 88 - 91
KeywordSCTP, マルチストリーム, 並列ダウンロード
Abstract現在,インターネットで大容量ファイルをダウンロードする機会が増え,その高速化が望まれている.ファイル取得時間の短縮方法の一つとして,ロス耐性に優れるSCTPのマルチストリーム機能を利用した並列ダウンロード方式が提案されている. しかし,マルチストリーム機能の評価はシミュレーションで検証されているが実機ではまだ十分に検証されていない.そこで本稿ではマルチストリーム機能の効果を実機により評価した.その結果,マルチストリーム機能が有効に働く領域が明らかになった.

A-32 (通信: ネットワーク)
題名P2PライブストリーミングにおけるASフレンドリーなピア選択法の性能改善
著者*小林 和貴, 福島 行信, 邉見 修平, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 92 - 95
KeywordP2Pライブストリーミング, ピア選択法, ASフレンドリー

A-33 (通信: ネットワーク)
題名ノード追加が想定されるWSNのクラスタリングにおける残存電力に基づくクラスタヘッドの選択方式
著者*田中 秀作, 井上 伸二, 角田 良明 (広島市立大学 大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 96 - 99
KeywordWSN, ノード追加, クラスタリング, 残存電力
AbstractWireless Sensor Network(以下WSNと記す)は周辺の事象を検出するセンサノードと,検出された情報を収集するシンクと呼ばれるノードで構成される.このセンサノードは電池駆動であるため,稼動時間に限界が生じる.また,WSNでは電池の充電や交換を行うことは現実的には不可能である.そこで新しい切り口として本稿では,WSNの運用途中でセンサノードの電池交換は行わずに新規ノードを追加投入し,電池切れのノードの肩代わりをする手法を提案する.

A-34 (通信: ネットワーク)
題名階層型クラスタを用いた動画共有サイトにおける従属型キャッシュ機構
著者*長冨 真也 (島根大学総合理工学研究科), 齊藤 智也 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 100 - 103
Keyword従属型キャッシュ機構, サーバ負荷分散, 階層型クラスタ
Abstract近年,いくつかの動画共有サイトでは,階層型クラスタが導入されている. Webサイトに利用者からの閲覧要求が到着すると,ロード・バランサは所定の負荷分散アルゴリズムに基づき,要求された動画を保有するクラスタの中から要求に応答すべきサーバを選択する. クラスタは各々の処理速度に応じて階層化され,アクセス頻度が高い動画は上位のクラスタに,頻度が低いものは下位のクラスタに配置される. しかしながら,動画や音楽といったコンテンツ間のアクセス頻度の偏りがべき乗則に従うため,低速なクラスタの負荷が低い場合でも,高速なクラスタの負荷は著しく増加する. そこで本研究では,階層型クラスタを用いた動画共有サイトにおける従属型キャッシュ機構の有効性について検証する.

A-35 (通信: ネットワーク)
題名広島市域の環境情報のリアルタイム可視化システムの開発
著者*福田 将大, 井上 博之, 前田 香織 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 104 - 107
Keyword見える化, 可視化, デジタルサイネージ, 環境クラウド
Abstract広島市では,環境に関する情報やエネルギーの消費及び供給に関する情報の収集や分析を実施し,市民に向けて可視化していくことでより環境に対する意識を高めようとしている.本研究では,情報の収集を行っている既存の環境クラウドと連携することで,広島市の地域毎の環境やエネルギーに関連したデータを引き出し,それらを組み合わせ,リアルタイム可視化を行うためのシステムを設計し,プロトタイプシステムを実装した.このシステムを用いて,可視化したデータを市域に点在するデジタルサイネージに配信することで,環境に関するデータをリアルタイムに提供できるようになった.

A-36 (通信: ネットワーク)
題名MANETのノードモビリティの変化に合わせた自律分散クラスタリングの制御パケット送信間隔制御法とそのシミュレーション実験評価
著者*松金 宏樹 (広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻ネットワークソフトウェア研究室), 大田 知行, 角田 良明 (広島市立大学大学院情報科学研究科ネットワークソフトウェア研究室)
Pagepp. 108 - 111
KeywordMANET, クラスタ
AbstractMANET(モバイルアドホックネットワーク)の大規模化に対し,効率的なルーティングを行うことを目的とした自律分散クラスタリングが提案されている.これは,MANETを複数の独立したサブネットワーク(クラスタ)に分割して管理する手法である. しかしながら,クラスタの管理を一定間隔で送信される制御パケットを用いて行っているため,ノードの移動速度や移動方向などのノードモビリティが変化した際に,トポロジの変化に対応できないなどの問題が発生すると考えられる.そこで,クラスタ内のノードモビリティに合わせて制御パケットの送信間隔を調整する手法を提案する. また,シミュレーション実験により,ノードモビリティがランダムに変化する環境における提案法の有効性を評価する.

A-37 (通信: 符号設計)
題名Bent 関数に関連したZCZ符号の相関特性について
著者*林田 知大, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院)
Pagepp. 112 - 113
KeywordZCZ符号, CDMA, 短距離通信, 論理関数, Bent関数
Abstract近似同期制御方式を採用するZCZ-CDMA方式は他局間干渉を完全に除去し,一対一通信の様に動作する.著者等は本通信方式において用いられるZCZ符号の全系列に良好な非周期自己相関特性を持たせる構成法を提案している.本構成法は簡単な論理関数を用いて与えられる系列とシルベスター型アダマール行列を掛け合わせ,それを元に符号を構成する手法である. 従来は,偶数シフトで非周期自己相関が0となるE系列を発生させる論理関数の形を基本構成としてきたが,それ以外にも様々な構成が考えられる.そこで,様々な形の論理関数を用いZCZ符号を構成し,その性能評価を行い,最適な構成について検討する.

A-38 (情報: インタフェイス)
題名Kinect を用いたプレゼンテーション支援ソフトウェアの試作
著者*松澤 朋尚, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 114 - 115
KeywordKinect, モーションキャプチャ, ユーザインタフェイス
Abstract近年, 盛んに研究が行われているモーションキャプチャ技術. 本研究ではそのモーションキャプチャ技術をユーザインタフェイスに応用し, 人間の動作とコンピュータ操作のスムーズな連携を目指す. 本稿ではその基礎段階として, Kinectを介してプレゼンテーションソフトのジェスチャ操作を実現したシステムを構築し, その評価, 考察および今後の課題について議論する.

A-39 (情報: 画像処理)
題名適応的領域分割とWinner Update戦略を用いた高速テンプレートマッチング
著者*李 在敏 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 滝本 裕則, 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 116 - 119
Keywordテンプレートマッチング, 適応的領域分割, Winner Update戦略
Abstractビジョンシステムの分野において, テンプレートマッチング法が広く用いられている. 代表的な研究として, Weiらは、Winner Update戦略を用いた正規化相互相関(Normalized Cross Correlation: NCC)に基づく高速なテンプレートマッチング法を提案した. 本稿では, 画像中のエッジ成分に着目した適応的な領域分割を行うことで, Weiらの手法よりもさらに高速なテンプレートマッチング法を提案する. 実験では, 複数の画像を用いて提案手法の有効性を検証した.

A-40 (情報: 画像処理) (12日(土)のみの発表)
題名視覚の空間周波数特性に基づく錯視モデル
著者*川本 晶子, 岡崎 秀俊 (大島商船高等専門学校 電子機械工学科)
Pagepp. 120 - 121
Keyword錯視モデル, ウェーブレット変換, ヘルマン格子, 空間周波数特性

A-41 (情報: 画像処理)
題名e-Learningにおける顔画像を用いた認証システムの開発
著者*小谷 活太 (松江工業高等専門学校), 園山 昌司, 大澤 昇, 廣瀬 誠 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 122 - 125
Keywordステレオ計測, e-Learning試験, 本人認証, 視差画像, なりすまし
Abstract本稿はe-Learningにおける試験を可能にすることを目的としたWebカメラによる「本人認証システム」の開発手順及びその有効性について報告する.Webカメラを用いた本人認証における最大の課題は、写真を用いて容易に「なりすまし」行為ができることである.その解決策として,本報では,受動ステレオ法による3次元計測を応用した本人認証システムを提案する.本手法は,2次元による顔認証アルゴリズムと視差画像による距離判定アルゴリズムを組み合わせ,その解決を図った.

A-42 (情報: 画像処理)
題名複数のビット埋込みが可能な誤検出率指定型電子透かし法
著者*左山 紘平, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部)
Pagepp. 126 - 129
Keyword画像電子透かし法, 離散ウェーブレット変換, 誤検出確率, マルチビット, ロバスト性
Abstract近年,インターネットの普及によって世界中のユーザが手軽に画像・動画等のさまざまなディジタルコンテンツにアクセスすることが可能になりつつある.その利便性の一方で,ディジタルコンテンツの不正なコピーや配布が問題となっている.電子透かしは,ディジタルコンテンツに透かし信号を埋め込むことによって著作権を保護する手法として注目を集めている.本研究では,マルチビットを埋込むことができ,さらに透かし検出が可能な新たな手法を提案する.本手法の最大の特徴は,透かし検出において誤検出確率が指定可能な点である.誤検出確率のある手法は少ないが,著作権保護のためには必要な要素である.またロバスト性の高さもシミュレーションで示す.

A-43 (情報: 画像処理)
題名人間の視覚特性を考慮したDWT領域における情報埋め込み法の改良
著者*藤井 淳広, 中本 昌由 (広島大学大学院工学部研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部)
Pagepp. 130 - 133
Keyword人間の視覚特性, DWT領域, 情報埋め込み, 電子透かし
Abstractインターネットの普及に伴い誰でも手軽にディジタルコンテンツにアクセスすることが可能になりつつある.一方で,ディジタルコンテンツの不正なコピーや配布が問題となっている.電子透かしは,ディジタルコンテンツに透かし信号を埋め込むことによって著作権を保護する手法として注目を集めている.本論文では,人間の視覚特性を考慮したDWT領域における情報埋め込み法を改良し,埋め込み容量を増大させる手法を提案した.提案手法では,埋め込み手法と検出手法を修正し,相関の絶対値によってビット判定を行う方法を提案した.計算機シミュレーションにより,提案手法は従来手法よりも埋め込み可能なビット数が増大することを示した.

A-44 (情報: 機械学習)
題名大規模サポートベクター回帰におけるアンサンブル学習を用いたパラメータチューニング
著者*宇野 侑希 (甲南大学大学院自然科学研究科), 中山 弘隆 (甲南大学知能情報学部)
Pagepp. 134 - 135
Keywordサポートベクター回帰, パラメータチューニング, アンサンブル学習, 大規模問題
Abstractサポートベクター回帰を用いるにあたって,カーネルに含まれるパラメータ値は汎化能力に大きな影響を与えるため,適切なパラメータを設定する事は重要である. 適切なパラメータを設定する際には,交差検定法を用いるのが一般的であるが,大抵の場合これは非常に時間がかかる方法である. そこで我々は,パラメータチューニングの容易化のためにブースティングを用いることを提案し,その有効性を確認したが,大規模問題に対しては,交差検定法よりは早いものの,非常に長い計算時間を要するため実際には用いる事ができない. 従って,ブースティングを用いるが,計算速度を上げるために訓練データを分割するという手法を提案し,人工問題を用いた数値実験を行ってその有効性を示す.

A-45 (情報: 情報検索)
題名検索者のコンテクストを考慮した検索キーワード修正支援
著者*和田 拓也 (広島大学大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 136 - 137
KeywordWeb検索, 検索キーワード, 探索的検索
Abstract検索者自身の目的が曖昧かつ検索対象への知識が乏しい場合においては,キーワード型Web検索エンジンでは十分な検索結果を得ることが容易ではない.その要因として,検索対象への知識不足により検索キーワードの幅が狭くなることや的外れな検索キーワードでの検索が増えることが挙げられる.本研究では,探索的検索の支援を目的とし,検索者のコンテクストを考慮した検索キーワード修正支援手法を提案する.具体的には,過去に類似した検索行動を行った他の検索者に着目し,類似した検索者が用いた検索キーワードや閲覧したWebページ等の情報から検索キーワードを提示する.本手法により,検索者が検索キーワードの候補を拡大するとともに的外れな検索キーワードでの検索を防ぐことが期待される.

A-46 (情報: 信頼性工学)
題名組込みオープンソースソフトウェアに対するMCMCおよびハザードレートモデルに基づく信頼性評価法
著者*村上 貴俊, 田村 慶信 (山口大学大学院理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagepp. 138 - 139
Keywordソフトウェア, 信頼性, オープンソース
Abstractオープンソースソフトウェアは,世界中の誰もが開発に参加でき,誰でも自由に改変可能なソフトウェアであることから,急速に普及が進んでいる. また最近では,携帯端末や家電などの組込み機器に対してもAndroid やBusyBox に代表される組込みオープンソースソフトウェアが積極的に採用されつつある. 本研究では,オープンソースプロジェクトの下で開発されている組込みオープンソースソフトウェアを採用した組込みシステムの移植工程における信頼性を評価するために,組込みオープンソースソフトウェアを構成するコンポーネントと,それに影響を及ぼすコンポーネントとの特徴を同時に考慮したハザードレートモデルに基づく信頼性評価法を提案する.さらに,実際のオープンソースソフトウェアのソフトウェア故障発生時間間隔データに対する数値例を示す.

A-47 (情報: 生体信号処理)
題名書字運動と前腕筋電位信号を利用した生体認証のための計測用カフの開発
著者*河田 健太郎, 小作 敏晴, 厚海 慶太, 佐野 学 (広島市立大学大学院/情報科学研究科)
Pagepp. 140 - 141
Keyword書字運動, 筋電位信号, 生体認証
Abstract筆者らは、書字運動に関する等価力学モデルと前腕表面から観測される筋電位信号から筆跡を推定するシステムを構成し、これを生体認証に応用する研究を行っている。この研究では、いかに容易に精度よく筋電位信号を計測できるかが重要である。そこで、血圧計のカフ型の筋電位計測用器具を試作し、湿式電極、乾式電極、試作カフの3通りの筋電位計測方法による書字実験結果と比較して、試作カフの性能を評価した。 計測した筋電位信号と筆点変位信号から、筆跡の推定システムの同定と再生シミュレーション、筆跡の実測値に対する推定値の適合率の計算を行った結果、試作カフを用いた場合、y方向の適合率が他の場合と比べて良くなる傾向が確認された。

A-48 (情報: ソフトウェア)
題名プロセス監視と設計品質評価によるソフトウェア開発プロセス改善効果の定量的評価に関する研究
著者*一ノ瀬 祐樹, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会経営工学講座)
Pagepp. 142 - 143
Keywordソフトウェアプロセス改善, プロセス監視, 設計品質評価, 重回帰分析, 主成分分析
Abstractソフトウェア開発プロセスにおいては,リスク管理を合理的に推進することが,プロジェクトの成功につながる大きな要因となっている.したがって,プロジェクトを成功へと導くためには,品質保証部等の第三者が,リスクの早期検出と対策状況を監視する「プロセス監視活動」と,設計段階で仕様書・設計書の品質の定量的評価を行う「設計品質評価活動」が重要となる.本研究では,上述の両活動により得られた実際のプロセス監視データに多変量解析手法を適用し,2つの活動による効果の定量的な評価と,有用なプロセス改善策について議論する.

A-49 (情報: ソフトウェア)
題名OSSに対するマルコフ連鎖モンテカルロ法に基づく信頼性評価と予測分布の推定
著者*川上 優 (鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻社会経営工学コース), 田村 慶信 (山口大学大学院理工学研究科大学院理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院苦学研究科社会基盤工学専攻社会経営工学講座)
Pagepp. 144 - 145
Keywordオープンソースソフトウェア, 信頼性評価, マルコフ連鎖モンテカルロ法, ベイジアンネットワーク
Abstract本研究では,オープンソースプロジェクトの下で開発されたオープンソースソフトウェアの信頼性を評価するために,ベイズ理論に基づくフォールト重要度に基づいた信頼性評価法を提案する.特に,オープンソースソフトウェアのフォールト重要度に関するデータに基づいて,マルコフ連鎖モンテカルロ法により,各フォールト重要度の予測分布を推定する.これにより,各フォールト重要度の定常状態を把握することが可能となるだけでなく,将来的な予測分布を利用することにより,オープンソースソフトウェア全体の信頼性評価尺度の1つとして利用できるものと考える.さらに,実際のオープンソースソフトウェアのフォールト発見数データに対する数値例を示す.

A-50 (情報: ソフトウェア)
題名E-VChat : 頭部動作連動型InterActorを重畳合成したビデオチャットシステム
著者*小林 亜由美, 高田 友寛 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 石井 裕, 渡辺 富夫 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 146 - 147
Keywordビデオチャット, コミュニケーション, 身体的インタラクション, 実映像
Abstract本研究では、互いの身体的インタラクションが捉えやすい状態を実現しつつ、ビデオ映像を用いて対話相手の表情や顔色やその他ノンバーバル情報を観察しながら会話を可能にするシステムの構築を目的としている。身体的インタラクションを支援するために、相手のビデオ映像に対して自己の代役となるInterActorを仮想的に対面で重畳合成するとともに、著者らが開発した「なりきりヘッドセット」を用いて対話者の頭部動作をInterActorに反映させることのできるE-VChatシステムを開発している。さらに、InterActorを複数体使用することで集団コミュニケーション場を形成し、場の盛り上げなどの集団引き込み効果を応用したシステムを開発している。

A-51 (情報: ソフトウェア)
題名データベースのk-匿名化手法における部分問題解決に基づく効率的な手法
著者*世良 公二, 上土井 陽子, 若林 真一 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 148 - 149
Keywordk-匿名化, 一般化, データベース
Abstract近年、ネットワークを使用し情報交換や情報公開を行うケースが増加している。このようなケースで問題となることは情報が流出することである。データ公開での情報流出を防ぐ一つの方法としてk-匿名化技術がある。本研究では、効率的にk-匿名化を行う方法を提案することが目的である。提案手法は探索範囲を制限することで従来手法よりも計算時間を抑える方法をとる。

A-52 (情報: ソフトウェア)
題名高次脳機能障害者リハビリ支援システム
著者*田邉 幸祐 (近畿大学工学部)
Pagepp. 150 - 153
Keyword高次脳機能障害, リハビリテーション, Web
Abstract高次脳機能障害とは、脳血管障害・頭部外傷などで知覚、言語、記憶、思考といった日常生活に必要な機能の使用や機能の統合に関わる障害が発生したものであり、障害の程度によっては、本人すらも障害に気付かない事がある。そのため、高次脳機能障害者と周囲の人との理解の差が日常生活や対人関係の問題、外出時の事故に繋がりやすくなっている。 高次脳機能障害者リハビリ支援システムでは、自宅で行えるリハビリテーションは自宅で行い、病院で行う必要があるものは病院で行うという分担をすることで、通院や家族の負担を軽減すると共に、通院時にはオンラインでのリハビリの結果に基づいた指導と治療を可能とする事を目指す。

A-53 (情報: ソフトウェア)
題名Twitterを利用したプレゼンテーション用レスポンスシステム
著者*中筋 浩之 (近畿大学大学院総合理工学研究科), 越智 洋司, 井口 信和 (近畿大学理工学部)
Pagepp. 154 - 157
KeywordTwitter, レスポンスシステム, プレゼンテーション支援
Abstract近年、著しく普及が進んでいるコミュニケーションサービスであるTwitterは,日常の”つぶやき”だけでなく,イベントや学会での発表で意見や疑問を投げかける手段として利用されている.本研究ではTwitterをプレゼンテーションにおけるレスポンスシステムのプラットフォームとして捉え、発表スライドに対応したツイートを投稿し,返信を収集するレスポンスシステムを開 発する.本稿では,Twitterをレスポンスシステムとする際の諸問題を挙げ,試作中のシステムの概要を述べる.

A-54 (情報: ソフトウェア)
題名災害時における地域情報共有システムの開発
著者*南部 圭太郎, 瀧本 浩一 (山口大学大学院 理工学研究科 環境共生系専攻)
Pagep. 158
Keyword防災, 携帯電話, 情報, 共有, 南部圭太郎
Abstract2009年7月21日の中国九州北部で記録的な豪雨が発生した。この豪雨により山口県では多大な被害を出した。このような被害を出した原因の一つとして、行政や住民の対応の遅れがあげられる。そこで災害情報を共有することで、より迅速な災害対応と自主避難を行うことを目的とした、情報共有システムの開発を行う。

A-55 (情報: ソフトウェア)
題名モバイルエージェントを用いたP2Pシステムにおけるマルチメディアコンテンツのストリーミング配信手法
著者*早川 匡史, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 159 - 161
Keywordマルチメディア, ストリーミング, P2P, モバイルエージェント
AbstractP2Pシステムでのストリーミング配信を行うため,コンテンツの再配置のためにマルチメディアデータ全体をモバイルエージェント(エージェント)に保持させるとノード間の移動に時間が掛かる.移動時間の軽減を目的として,マルチメディアを時系列順に等分割し,それぞれの断片をエージェントに保持させる.しかしエージェントをシステム上に分散配置しただけでは,エージェントを検索する必要があるため,再生に追い付かない場合がある.本稿ではシステム上に配置させたとき,自律的にエージェント同士がキー検索で管理ノードを通知し合うことにより,スムーズなストリーミング配信を実現させ,その実験を行い評価した.

A-56 (情報: ソフトウェア)
題名テスト環境の変化を考慮したソフトウェア信頼性評価のためのNHPPモデルに関する研究
著者*南野 友香 (鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻社会経営工学コース), 井上 真二, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻社会経営工学講座)
Pagepp. 162 - 163
Keywordチェンジポイント, ソフトウェア信頼度成長モデル, 平均値関数, ソフトウェア信頼性評価
Abstract本研究では,ソフトウェア信頼度成長モデル(SRGM)に基づく信頼性評価精度の向上を目的として,テスト環境の変化を考慮したSRGMのモデリング枠組みを議論すると共に,代表的な非同次ポアソン過程(NHPP)モデルに対して議論した枠組みを適用し,新たなNHPPモデルの構築を行う.最後に,実測データを用いながら今回構築したNHPPモデルと既存のモデルとの適合性比較を行い,提案モデルの有効性を検証する.

A-57 (情報: ソフトウェア)
題名自律分散協調型避難誘導システムの開発〜システムの実証実験〜
著者*諸藤 友規 (山口大学大学院 理工学研究科 環境共生系専攻), 瀧本 浩一 (山口大学大学院 理工学研究科(工学) 環境共生系学域)
Pagep. 164
Keyword防災
Abstract本研究では地下街等の閉空間内において発生した災害に対しての避難誘導手法として、自律分散協調型避難誘導システムの開発を行ってきた。これは、実際の建物内に各種センサと処理装置及びネットワーク接続機能を有する装置(以下ユニット)を配置し、データを送受信して、光誘導等により最適な避難経路を提示するシステムとそのアルゴリズムの開発と実装を行ってきた1)。しかし、複数の出口への対応、複数の災害への対応が行えていないなどの課題があった。そこで、本研究ではユニットに実装するアルゴリズムの改善を行い、その後、システムの有用性を確認するため実証実験を行った。

A-58 (情報: ソフトウェア)
題名災害図上訓練支援キットの開発
著者*横山 太郎, 瀧本 浩一 (山口大学大学院 理工学研究科 環境共生系専攻)
Pagep. 165
Keyword災害図上訓練, DIG, 電子地図, 防災教育
Abstract災害に対するソフト面の対策として防災教育があげられるが、地域住民、企業、行政の防災教育のひとつとして災害図上訓練(Disaster Imagination Game :DIG)が実施されている。(1) 従来の方法では研修内容に適した地図を用意する事、刻々と変化する被害状況を紙面上で表現する事が困難であった。そこで本研究では、課題の提示や災害状況変化などの情報を動的に表現する事によってグループ内の議論をスムーズに行う事、電子化した地図を用いて時間的、費用的負担を減らす事によりDIGを実施させやすくする災害図上訓練支援キットの開発を行った。

A-59 (情報: ハードウェア)
題名ネット長分布に注目したマルチコアプロセッサ環境におけるLSI並列概略配線の実行速度の解析
著者*新谷 康弘, 稲木 雅人, 若林 真一 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 166 - 169
Keywordマルチスレッド, マルチコア, LSI設計, 配線設計
AbstractLSI設計における配線設計は,与えられた素子配置に対して,素子間をつなぐ配線経路を決定する工程である.近年ではLSIの高集積化により配線数が膨大となり,コンピュータによる自動設計が行われるが,依然として設計に長期間を要している.そのため,並列コンピュータやPCクラスタを用いた並列処理による実行時間の削減が試みられてきた. 本研究では,マルチコアプロセッサ環境における配線設計の高速化を目的とする. 既存の並列配線アルゴリズムに対して予備実験を行った結果,逐次処理と比較した場合の実行時間の削減率は処理の対象となる回路によって異なることが分かった. そこで本研究では回路の特徴を示すものとして,ネット長の分布に着目し,ネット長の分布と使用するコア数(スレッド数)に対する実行時間の関係を解析する.それに基づき,アルゴリズムの適切なパラメータ値の導出やアルゴリズム自体の改良を行うことで実行時間の短縮を目指す.

A-60 (情報: P2P)
題名VCR機能を備えたP2P VoDシステムのためのデータ通知手法
著者*上寺 龍介 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院)
Pagepp. 170 - 171
KeywordP2P, VoD, VCR機能
Abstract近年,Peer-to-Peer(P2P)技術を用いたビデオオンデマンド(VoD)システム(以下,P2P VoDシステム)に関する様々な研究が行われている.その中には,VCR機能(早送り・巻き戻し,一時停止,シーク機能など)を取り扱った研究もあるが,早送り・巻き戻し機能を取り扱った研究は少ない.そこで,本研究では,巻き戻しは早送りの逆操作であることを考慮し,特に早送り機能を提供するP2P VoDシステムを取り扱う.なお、本研究では,x倍速の早送りを「連続するxピースの中から(任意の)1個を再生していく操作」として扱う.

A-61 (情報: Human Computer Interaction)
題名移動中の支援に注目した公共交通利用者のためのARアプリケーションの開発
著者*金谷 直樹, 伊藤 昌毅, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学 大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 172 - 175
KeywordAR, スマートフォン, 公共交通, 経路探索, ユーザインターフェース
Abstract我々は公共交通を利用した移動支援に着目し,出発地から目的地までの経路情報を提供する 経路探索システム"バスネット"を開発してウェブアプリケーションとして公開している. しかし,バスネットのようなナビゲーションシステムは,提供する経路情報が文字や地図が主体で あるため,ユーザは理解しにくい事と,バスを利用して移動する前に使用されることが前提である ため,実際に移動する際に必要となる情報が不足しているという二つの問題を抱える. そこで,我々は直感的に理解できる経路情報を提供する,スマートフォン用ARアプリケーション を開発した. これにより,土地勘が無いユーザでも文字や地図よりも直感的に経路情報を把握できるようになっ た.

A-62 (情報: プログラミング)
題名COINSを用いた関数型言語コンパイラの実装方式
著者*宗森 琢哉, 川端 英之, 北村 俊明 (広島市立大学大学院 情報科学研究科 情報工学専攻)
Pagepp. 176 - 179
Keywordコンパイラ, 関数型言語
Abstractコンパイラ・インフラストラクチャCOINSは,コンパイラの開発に必要なモジュールを備えており,COINSのもつ中間表現HIRに変換するフロントエンドを構築するだけで,新しい言語のコンパイラを構成できる.しかし,COINSに備わる中間表現は手続き型言語向けであり,HaskellやMLなどの関数型言語で多用される表現をHIRに変換するフロントエンドの実装は容易ではない.そこで,新たに関数型言語向け高水準中間表現FHIRとFHIR to HIRトランスレータの設計,実装を行った.本研究では、COINSを用いてクロージャ,高階関数などといった関数型言語の機能を実現する方法を示す.

A-63 (情報: 並列処理)
題名MapReduceを用いた並列処理に関する研究
著者*角 佳代子 (松江工業高等専門学校専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 180 - 183
KeywordMapReduce, グラフ同型性判定問題, 並列処理
AbstractMapReduceとは、コンピュータクラスター上で大規模なデータの分散処理を行うために、Google社によって考案されたプログラミングモデルである。このMapReduceは、もともとGoogle社のサーバ処理のために考案されたものであるが、膨大な量の計算を必要とする数学的問題にも応用することができる。その例がグラフ同型性判定問題である。このグラフ同型性判定問題にMapReduceを適用することで、MapReduceの有効性について検証する。

A-64 (情報: メディア情報)
題名MP3圧縮に耐性を有する透かし入り音楽参照型電子透かしの提案
著者*西岡 賢幸, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 184 - 185
Keyword電子透かし, 音楽
Abstract音楽に対する電子透かしの検出の手法としては,原音楽参照型と原音楽非参照型に大別される.原音楽非参照型で量子化処理を用いた電子透かしが提案されている.しかしMP3圧縮,伸長した後に相関をとると相関値が低くなり,検出が困難になるという難点がある. そこで,本稿では別の透かし入り音楽を参照し,透かし情報を取り出す手法を提案する.この手法は,検出側の際に,透かしとして擬似乱数系列が埋め込まれた検出対象の透かし入り音楽と別の透かし入り音楽を用意し,透かし情報が埋め込まれた低周波成分同士を減算することによって,検出を行う.これにより,相関をとる際の妨げとなる背景雑音の影響を抑えることができる.実験により,MP3圧縮に高い耐性が持つことが確認できた.

A-65 (基礎: 物性関係(シミュレーション))
題名Si結晶中の砒素-原子空孔複合体に関する第一原理計算
著者*岩崎 剛士, 末岡 浩治 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科)
Pagepp. 186 - 189
Keywordシリコン

A-66 (基礎: ロバスト最適化)
題名多目的最適化におけるロバスト性の評価
著者*田中 聡 (甲南大学 自然科学研究科), 中山 弘隆 (甲南大学 知能情報学部), 尹 禮分 (関西大学 環境都市工学部)
Pagepp. 190 - 191
Keywordロバスト最適化, 多目的最適化, 満足化トレードオフ法, ロバスト設計
Abstractロバスト最適化とは、環境の変化や設計変数の実行誤差などを考慮し、できるだけ製品の安定性や信頼性を高めることを目的とした手法である。本研究では、多目的最適化問題におけるロバスト性について考察する。多目的最適化では一般にすべての目的関数を同時に最適にする解は存在せず、各目的関数の効率をギリギリまで高めた解をパレート解と呼ぶ。 パレート解の中から、どれを意思決定の解にするかは満足化トレードオフ法を用いる。満足化トレードオフ法は、与えられた希求水準に対し、何らかの意味で最も近いパレート最適な解を意思決定者に提示する。本報告では、満足化トレードオフ法でパレート解を求めた際、そのロバスト性を吟味する。ロバスト性を評価するにあたって、それぞれの目的関数についてのロバスト性とパレート最適性に対するロバスト性の2 点に着目する。

A-67 (基礎: その他)
題名半導体結晶表面における弾性波伝搬の大規模分子シミュレーション
著者*藥師川 裕貴, 鶴田 健二, 藤森 和博 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 192 - 195
Keywordsurface acoustic wave, molecular dynamics, acoustic lens
Abstract2次元等方物質において,レンズ効果や負の屈折などの弾性波の制御ができることが確認されている.半導体結晶表面において,原子レベルでこれらの効果が実現できれば,欠陥がある部分での弾性波の散乱を利用した結晶表面上の欠陥の探知など様々な応用が期待できる.本研究では,分子動力学法に基づく大規模数値シミュレーションにより,Si表面における表面弾性波の振舞い,特に結晶の異方性の影響や,その波源の深さ依存性,表面欠陥との相互作用,さらには表面に形成するナノ構造によるフィルタやレンズ効果の発現の可能性を探る.

A-68 (その他: 制御)
題名局所線形モデルを用いた非線形PID制御系の設計
著者*岩崎 匠 (広島大学大学院工学研究科), 山本 透 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 196 - 199
KeywordPID制御, 非線形システム, 局所線形モデル
Abstractプロセスシステムの多くは,今なおPID制御が用いられている.対象となるシステムは操業条件や周辺環境の変化,システムの非線形性などにより特性が大きく変化する.このようなシステムに対し,固定のPIDパラメータによる制御では常に良好な制御結果を得ることが難しい.本稿では,非線形システムを複数個の局所線形モデルで記述し,これらのモデルに基づいたPIDパラメータのオンライン調整法について考察する.本手法では,各線形モデルに基づいて算出されたPIDパラメータに,各線形モデルの推定出力値と実際のシステム出力値の誤差に応じた重み付けを行うことにより,少ない計算コストで良好な制御性能を得ることができる.

A-69 (その他: 制御)
題名ワンショットチューニングPID制御系の一設計
著者*林 香予子, 山本 透 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 200 - 203
KeywordPID Control, Closed-Loop Data, Genetic Algorithm, PID Tuning
Abstract近年,地球温暖化の深刻化に伴い,産業界では温室効果ガスの低減や省エネルギー化が求められており,制御システムの重要性は高まっている.一方でPID制御は多くの実システムに適用されているが,制御パラメータであるPIDゲインの決定は重要な課題である.従来は,モデルに基づいてPIDゲインを決定するが,しばしば所望の制御性能を満たさないことがある.したがって,モデルを用いずにPIDゲインを算出することが望まれている.本稿では, PID制御則から定義した一般化出力に基づいて,1回の操業データを直接利用して,PIDゲインを調整するワンショットチューニング法を提案する.また,数値例への適用を通して,提案手法の有効性を検証する.

A-70 (その他: 制御工学)
題名FRITを用いた非線形PID制御系の設計
著者*脇谷 伸 (広島大学), 大西 義浩 (愛媛大学), 山本 透 (広島大学)
Pagepp. 204 - 207
KeywordPID制御, FRIT, 小脳演算モデル, 非線形システム, 閉ループデータ
Abstract産業プロセスの多くは非線形性を有しており,固定の制御パラメータによる制御器では,常に良好な制御結果を得ることが難しい.非線形システムに対する有効な制御手法として,ニューラルネットワークの一種である小脳演算モデル(CMAC:Cerebellar Model Articulation Controller) を用いたCMAC-PID 制御器が提案されている.しかしながら,CMAC が最適なPID パラメータを学習するためには数回の制御実験が必要であり,このことが実用化への障害となっている.本研究では,一回の試験データから制御パラメータを算出可能なFRIT とCMAC を統合した新しいCMAC-PID 制御系の学習法を提案する.本手法によって,CMAC のオフライン学習が可能となり,一回の入出力データのみによって良好なPID パラメータを得ることができる.

A-71 (その他: 品質管理)
題名SQCに基づく自動車用ゴム部品の成形不良低減に関する研究
著者*坂口 恭平, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会経営工学講座)
Pagepp. 208 - 209
Keyword統計的品質管理, 実験計画法, 分散分析, 直行多項式, 重回帰分析
Abstract本研究では,自動車用ゴム部品の型成形製品のダンゴと呼ばれるゴム材料を研究の対象としている.ダンゴには規定重量があり,規定の重量に裁断されるが,裁断の際に重量のバラツキが生じている.それが原因となって成形不良が発生し,後工程よりクレームが生じている.そこで本研究では,統計的品質管理手法を用いて重量バラツキに関係している要因を解析し,成形不良率を低減させることを目的とする.

A-72 (その他: ロボット工学)
題名産業用ロボットRV-1AのためのCAMシステム
著者*吉武 翔 (山口東京理科大学大学院 永田研究室), 永田 寅臣, 大塚 章正 (山口東京理科大学)
Pagepp. 210 - 213
Keyword産業用ロボット, CAM, Cutter Location data, ロール・ピッチ・ヨー, UDPパケット
Abstract現在,産業用ロボットとCAD/CAMとのシステム化はNC工作機械ほど進んでいないのが現状である.一般的に産業用ロボットを利用する場合にはティーチングペンダントを使用し,ロボットアーム先端の位置と姿勢データを入力する必要があり,時間を要する煩わしい作業となっている.この作業は教示と呼ばれており,教示作業の省力化のために産業用ロボットのCAMシステムの開発とその標準化が期待されている.本研究では,産業用ロボットのCAMシステムには,従来のCAD/CAMのメインプロセッサがカッタロケーション(CL)データを算出する機能に加えて,そのCLデータに基づく位置・姿勢の軌道追従制御の機能までを含むものと定義する.CAD/CAMと産業用ロボットとの連携を図るためにシンプルで柔軟なCAMシステムの設計,提案を目的とする.


セッション B  テクニカルプレゼンテーションB
日時: 2011年11月12日(土) 17:00 - 18:15
部屋: 学士会館 2階 レセプションホール (→地図)

B-1 (電気: 電磁波工学)
題名ジョルダン標準型を用いた臨界角入射における電磁界解析
著者*石間 克郎, 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 214 - 216
Keyword臨界角入射, ジョルダン標準型
Abstract電磁波が屈折率の大きい媒質から小さい媒質に入射する場合,法線方向からの入射角が臨界角以上になると,透過せず,境界面で全反射することが知られている.屈折率の大きな媒質で挟まれた3層構造における平面波の反射・透過問題において,臨界角入射や低入射極限の場合,電磁波の連続性に基づく通常の方法では,これらの諸量を求めることができず,臨界角に十分近い入射角を用いて求めた値で代用していると考えられる.そこで,臨界角入射では,固有値が縮退するため,係数行列をジョルダン標準型と呼ばれる行列に変換することができることに着目し,これまで知られていなかった諸量を明らかにする.

B-2 (電気: 電磁波工学)
題名LE-FDTD法によるRF-DC変換回路の特性解析におけるGPGPUの効率
著者*近藤 和洋, 藤森 和博, 鶴田 健二 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 217 - 219
KeywordRF-DC, GPGPU, LE-FDTD
Abstract無線電力伝送における重要な構成要素の一つにRF-DC変換回路が挙げられる.高効率な無線電力伝送を実現するためには高い変換効率を持つRF-DC 変換回路の実現が必要不可欠であるが、RF-DC変換回路には定式化が容易でないパラメータが多く含まれるため回路解析に加え電磁界解析を併用しなければ,物理現象の把握,設計が困難であるという現状がある.しかしながらシミュレータなどを利用した場合,膨大な解析時間を要するため,一般には実験的に最適構造が探索されている。本稿では効率的に設計指針を得るためにGPGPUを利用することでLE-FDTD法を高速化し、その効率について検討を行っている。

B-3 (電気: 電磁波工学)
題名共鳴型無線給電システムの伝送効率改善に関する検討
著者*結城 亨, 堀田 昌志, 羽野 光夫 (山口大学大学院理工学研究科), 粟井 郁雄 ((株)リューテック)
Pagepp. 220 - 223
Keyword無線給電, 共鳴型, フィルタ理論, 伝送効率
Abstract昨今,非接触型の無線給電システム構築に関する研究が活発に行われており,電磁誘導方式を利用した無線給電システムの製品が実現化され始めている.これに対して共振器同士の共鳴を利用し電力を伝送する共鳴型無線給電システムが提案された.さらに,フィルタ設計理論に基づき,効率的な共鳴型無線給電システムを構築できることが示されている .この共鳴型無線給電システム中の共振器の位置ずれが発生した場合でも,フィルタ理論に基づき適切な設計を行う事で伝送効率を改善できることを示している.

B-4 (電気: パワーエレクトロニクス)
題名移動平均フィルタを用いた三相PLL
著者*穐吉 啓史, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 224 - 226
KeywordPLL, PWM整流器, 移動平均フィルタ
Abstract太陽光発電システムやPWM整流器などの連携を伴う電力変換器では,電源電圧の位相情報を検出する必要がある。この目的として,ソフトウェア上で実現可能な三相PLLが提案されている。 本論文では,電源側に高調波が含まれた場合でも位相情報を検出可能な移動平均LPFを用いた三相PLLを提案し,PSIMを用いたシミュレーションにより有効性を確認したので報告する。

B-5 (電気: パワーエレクトロニクス)
題名立体駐車場を想定した非接触給電システム用高周波トランスの電磁界解析
著者*河野 真吾, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 227 - 229
Keyword非接触給電システム, 電磁界解析, 立体駐車場, 結合係数, トランス
Abstract近年,環境負荷が少ない自動車としてPHVやEVが実用化され,普及し始めている。充電施設等のインフラ整備の観点から,立体駐車場ではビル側から絶縁された移動駐車リフトへ非接触高周波給電する方法が検討されている。我々はこれまでに,商用ACから直接高周波ACへの変換を実現した単純な回路構成からなる高周波リンクAC-ACコンバータを提案し,その特性をシミュレーションにより評価した。本非接触給電システムは,10mmのギャップを介して高周波トランスを用いて給電している。これにより,漏れ磁束が多くなり結合係数が低下する。そのため,負荷に充分な電圧を供給するには非接触トランスの1次側に印加する電圧を高くする必要がある。したがって,デバイスの定格電圧を大きくしなければならないといったデメリットが生じる。 本論文では,高周波非接触トランスの結合係数の向上を目的として,電磁界解析を用いてコイルの位置および形状に関する検討を行う。

B-6 (電気: パワーエレクトロニクス)
題名結合インダクタを用いた時分割制御高周波インバータ
著者*廣川 貴之, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科)
Pagepp. 230 - 233
KeywordIHクッキングヒータ, 時分割制御, ソフトスイッチング, 結合インダクタ
Abstract近年,高周波誘導加熱調理器は安全,清潔,高い加熱効率などといった利点から,急速に普及している.IH調理器は価格低減のために,簡素な回路構成でかつ幅広い電力制御が可能であることが必要とされている.さらに,現在の消費者市場においてアルミニウムや銅,ステンレスなどの様々な材質の鍋に対応することが求められている.アルミニウムや銅など低抵抗率材質の鍋に対応する効果的な解決法はスイッチング周波数を高周波化することである.しかしながら,スイッチング周波数を高周波化することによりスイッチング損失が増加するといった問題が発生する.そこで,筆者らはスイッチング損失の低減が可能な時分割制御高周波インバータを提案し,回路動作をシミュレーション及び実験において評価を行ってきた. 本稿では,時分割制御高周波インバータを構成する2つインダクタL1, L2を共通の磁気回路で構成した結合インダクタを用いることによる実装面積縮小化の可能性を検討したので報告する.

B-7 (電気: その他)
題名高速インパルス信号のサンプリング
著者*野口 昂裕, 外谷 昭洋, 吉川 公麿 (広島大学 ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)
Pagep. 234
Keywordサンプリング, インパルス信号
Abstract近年、誘電体中の物体検出を行うために高速インパルス信号を用いたイメージングシステムの研究が行われている。このようなシステムの構築には高速インパルス信号をデジタル化する広帯域、高サンプリングレートの回路システムが必要となる。今回、高速インパルス信号であるガウシアンモノサイクルパルス(GMP)を広帯域、高サンプリングレートでサンプリングするシステムをトラック&ホールド(T/H)回路と等価時間サンプリング手法を用いて構築し測定を行ったので報告する。

B-8 (電子: LSI)
題名100GHz 6 段アンプにおける消費電力あたりの利得最大化
著者*水津 雅史 (広島大学工学部第二類電子システム過程), 藤島 実, 片山 光亮, 本良 瑞樹 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Pagep. 235
Keywordミリ波, パワーアンプ
Abstractミリ波帯のCMOS無線機においてパワーアンプ(PA)は電力増幅を担う重要なコンポーネントであるが、無線機全体に占めるPAの電力消費が大きいため、高効率化が必要となる。本論文ではMOSFETの動作点調整によりPAの電力負荷効率(PAE)最大化設計を行い、その結果を実測により確かめた。

B-9 (電子: 電子工学)
題名入出力部を考慮したリッジ形スタブ装荷CRLH-SIWの設計
著者*池田 大輔, 岸原 充佳, 大久保 賢祐, 滝本 裕則 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 236 - 237
Keyword左手系, SIW, マイクロ波
Abstract新しい左手系導波管の構成法として遮断領域にある方形導波管を2段に重ね,その共通の幅広面に周期的に設けたリッジ導波管状の導波路を介して両導波管を接続した構造が提案されている.以前に,この構造において方形導波管の代わりに誘電体基板集積導波路(SIW)を用いた右手/左手系複合SIW(CRLH-SIW)を検討しているが,本研究では,リッジ状のスタブ導波路部分についても金属柱を用いた構造で上記CRLH-SIWを設計し,入出力部を考慮した回路形状で散乱パラメータの周波数特性の確認を行ったので報告する.

B-10 (電子: 電子材料工学)
題名金属酸化物ウィスカを用いた電界放出型電子源の開発
著者*上野 仁也, 磯原 昇平, 高井 大幹, 藤村 毅 (近畿大学理工学部電気電子工学科エネルギー環境コース材料プロセス工学研究室), 山本 史也 (近畿大学理工学部電気電子工学科情報・通信コース材料プロセス工学研究室), Nurul Hana Binti Zolcapli (近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系専攻材料プロセス工学研究室), 松谷 貴臣 (近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系専攻)
Pagepp. 238 - 240
Keyword酸化物電子源, X線源, 低い仕事関数
Abstract軟X線源に従来用いられている熱電子放出型電子源は高い消費電力や高温になるという欠点がある。これに対し電界放出型電子源 (Field emission type electron source: FE)は、低温で動作し高い電子密度が得られる特徴を持つ。近年新たなFE源としてカーボンナノチューブが注目されているが、残留酸素による破損によって寿命が短いという欠点がある。 本研究ではFE源の長寿命高輝度化を目的に、残留酸素による影響が少なく先端が鋭利で高電界を印加できる、仕事関数の低いZnO:Alエミッタに着目した。Wワイヤ上へZnO:Alウィスカを簡易に形成できる方法を提案し開発を行い、高輝度なエミッション電流を得ることが出来た。

B-11 (電子: ナノデバイス)
題名ナノスケールMOSFETの界面特性評価
著者*内山 皓平, 土屋 敏章 (島根大学)
Pagepp. 241 - 242
KeywordMOSFET, チャージポンピング, 界面トラップ
AbstractMOSトランジスタはスケーリングにより高性能化を達成してきた.しかし,スケーリングによってMOSトランジスタの寸法がナノスケールにまでなり,界面トラップの数,特性のばらつき等の界面物性の揺らぎが,安定したデバイス特性を得られなくなる要因になる可能性がでてきた.そこで本研究では,界面特性評価の為にチャージポンピング法を利用して個々の界面トラップの捕獲過程の測定を行った.本研究で得られた測定結果は,個々の界面トラップへのキャリア捕獲過程を表している.

B-12 (電子: ナノデバイス)
題名磁束分布可変型対向スパッタによる超伝導トンネル接合作製のための検討
著者*田中 浩三, 升元 佑一, 葛尾 寛之, 碓井 圭太 (山口大学 大学院), 諸橋 信一 (山口大学 大学院 院教)
Pagepp. 243 - 244
Keyword低リーク電流化

B-13 (電子: ナノデバイス) (12日(土)のみの発表)
題名極微細MOSFETにおける離散的MOS界面トラップのエネルギー準位の評価
著者*福島 利昌, 土屋 敏章 (島根大学大学院)
Pagepp. 245 - 248
KeywordMOSFET, 界面トラップ, チャージポンピング
AbstractMOSデバイスの微細化が進んだ結果,高速化,高集積化などが達成せれてきた.一方で,MOS界面物性揺らぎという問題が顕在化してきている.界面物性揺らぎには,デバイスに含まれる界面トラップ数の揺らぎ,界面トラップのエネルギー準位の揺らぎ等が挙げられる.本研究は,界面トラップのエネルギー準位に着目し,界面トラップを数個程度しか含まない極微細MOSFETを用いて,離散的な界面トラップのエネルギー準位をチャージポンピング法により求めた.

B-14 (電子: ナノデバイス)
題名ホットキャリアにより発生した界面トラップのキャリア捕獲過程の評価
著者*山根 拓也, 土屋 敏章 (島根大学)
Pagepp. 249 - 251
KeywordMOSFET, 界面トラップ, チャージポンピング
Abstract近年、MOSFETの高性能化、低消費電力化が望まれた結果、MOSFETのデバイスサイズがナノスケールまで縮小されている。MOSFETが微細化したことでMOS界面に含まれる界面トラップの数などの界面物性のばらつきが問題となってきている。本研究ではMOS界面トラップを数個程度しか含んでいないナノスケールMOSFETに対してホットキャリア注入を行うことで発生した界面トラップのキャリア捕獲の様子をMOS界面の高精度評価法として知られているチャージポンピング(CP)法を用いて観測し評価したので報告する。

B-15 (電子: 半導体工学)
題名歪特性も考慮した130GHzコモンソースアンプの最適化設計
著者*池田 直輝 (広島大学工学部第二類), 本良 瑞樹, 片山 光亮, 藤島 実 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Pagepp. 252 - 253
Keyword歪特性, アンプ, 効率, IP3, Dバンド
Abstract次世代の高速無線通信にはDバンド(110GHz-170Ghz)の周波数帯を用いることが期待されている。パワーアンプは無線通信に必要不可欠であるが低消費電力化と高効率化の設計は重要であり、本研究室ではコモンソースアンプのバイアス点を変化させることにより低消費電力かつ高効率なアンプを実現することに成功した。この論文ではバイアス点を変化させたときの歪特性についても考慮し、Dバンドコモンソースアンプの最適化設計のためのシミュレーションを行った。結果から、IP3を指標とした歪特性と効率はトレードオフの関係であり、ドレイン電圧が高いほど顕著であることを明らかにした。

B-16 (電子: 半導体工学)
題名低群遅延特性を持つ広帯域Dバンド低雑音増幅器
著者*折井 瑛彦 (広島大学工学部), 本良 瑞樹, 高野 恭弥, 片山 光亮, 藤島 実 (広島大学大学院先端物質科学研究所)
Pagep. 254
Keyword群遅延特性, カスケードアンプ

B-17 (電子: 半導体工学)
題名水素化窒化炭素薄膜のフォトルミネセンスの温度特性に関する研究
著者*前島 悠佑, 牧野 浩樹, 山下 佑樹 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 亀友 健太 (岡山理科大学 理学部), 佐竹 聖樹, 山本 伸一 (龍谷大学 理工学部電情報学科), 西尾 公裕, 中村 重之 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 澤畠 淳二, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 255 - 257
Keywordアモルファス
Abstract近年、蛍光灯に代わる光源としてLEDは注目されている。LEDは、現在主に使用されている蛍光灯とくらべると長寿命という特徴があり、蛍光灯のように水銀などの有害化学物質を含んでいないので地球環境保護にも役立っている。このように、LEDは長寿命・省エネ・省資源と優れた性能を持っていて、将来的には蛍光灯や白熱電球に代わる次世代の照明用光源として期待されている。 近年、アモルファス窒化炭素(a-CNx)はフォトルミネッセンス(PL)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの光学特性が報告されている。このことからa-CNxは白色発光素子の材料として期待されている。 この研究では、a-CNx:H薄膜を、ECRプラズマCVD装置を用いて作製し、それに対する光学的評価、さらに温度による光学的評価の変化を調べ、白色発光素子へ応用していくことを目的とする。

B-18 (電子: 光エレクトロニクス)
題名干渉を利用した半導体レーザビーム整形の発振特性依存性
著者*葛原 優, 福嶋 丈浩, 坂口 浩一郎, 徳田 安紀 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 258 - 259
Keyword半導体レーザ, ビーム整形, ロイドのミラー干渉, 発振特性
Abstract半導体レーザの殆どの応用分野において,真円に近い出力ビームが要求される.しかし,半導体レーザは,その扁平な導波路構造を反映して,楕円のビームを出力する.我々は,半導体基板をミラーとして用いる簡易なビーム整形方法を提案し,半導体レーザから出力される楕円ビームを真円に整形できることを実証した.しかし,本方法は光の干渉を利用しているため,発振波長の変化や縦モードの多モード化がビーム整形特性に影響を与えることが懸念される.そこで,本研究では,それらによる整形ビーム形状の変化を数値計算により評価した.その結果,通常の使用条件で想定される発振波長の変化や多モード化であればビームの整形特性に殆ど影響がないことを明らかにした.

B-19 (電子: その他)
題名蚕蛾のフェロモン源定位に基づくにおい検出CMOS電子回路の構築
著者*井原 将稀, 西尾 公裕 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagepp. 260 - 261
Keyword電子回路, 嗅覚, フェロモン源定位
Abstract現在、ロボットなどの移動体では、生体のように必要な行動を瞬時にとり物体を追跡することが求められている。これまでに生体の脳に学んだ、視覚、聴覚の機能を併せ持つ対象物追跡回路が考案されている。生体は嗅覚を使うことで画像や音情報が得られない状況でも物体の追跡が可能である。嗅覚についてこれまでに、蚕蛾のフェロモン源定位に基づく、におい検出モデルが考案されている。我々はこれまでに、蚕蛾のフェロモン源定位に基づき、演算増幅器を利用したシンプルな電子回路を設計した。本研究では、MOSトランジスタを利用して電子回路を設計することで、よりコンパクトかつ低消費電力を達成することを試みた。

B-20 (電子: その他)
題名多孔質ゼオライト膜の物性
著者*山本 貴章 (広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所), 佐藤 旦 (広島県産業科学技術研究所), 清野 豊 (産業技術総合研究所), 秦 佑貴, 吉川 公麿 (広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)
Pagep. 262
Keywordlow-k, ゼオライト
AbstractULSIデバイスの微細化に伴い、低誘電率層間絶縁膜が必要とされている。その材料としてポーラスシリカ膜があるが、機械強度が低いという問題がある。本研究では、機械強度向上のためMEL型ゼオライトをポーラスシリカ膜中に導入している。今回の実験では、ゼオライト含有量の違うサンプルを作製し、それぞれ物性の評価をおこなった。

B-21 (通信: 環境電磁工学)
題名モード変換励振源を有するモード等価回路の有効性の実験的検証
著者*瀬島 孝太 (岡山大学 大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 豊田 啓孝, 五百旗頭 健吾, 古賀 隆治 (岡山大学 大学院自然科学研究科), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター)
Pagepp. 263 - 266
Keywordモード等価回路, モード変換励振源, 電流配分率, コモンモード電流, ノーマルモード電圧
Abstract電流配分率の異なる線路が接続された3導体で構成される伝送系では, 線路の接続点においてモード変換が生じる. モード変換を回路上で表現するモード変換励振源を用いて, 送受信機器が平行2本線路で接続された系を対象としてモード等価回路を構築した. このモード等価回路の実測における有効性を, コモンモード電流とノーマルモード電圧を用いて評価した. 実測と回路シミュレーションのスペクトルは概ね良く一致し, モード変換の影響によって, コモンモードの共振時にコモンモードからノーマルモードへの変換によりノーマルモード電圧が影響を受けることを確認した. そこでモード変換励振源のパラメータである2つの線路の電流配分率の差とコモンモード電流に着目して, モード変換の抑制を試みた.対策を行ったその結果, 回路シミュレーションで予測されたように, モード変換の影響を低減することを確認した.

B-22 (通信: 光波工学)
題名DQPSK復調器を構成する石英PLC型4×4MMIカプラの最適構造設計
著者*植田 悠 (島根大学大学院総合理工学研究科電子制御システム工学専攻), 安井 崇 (北見工業大学工学部電気電子工学科), 神宮寺 要 (島根大学大学院総合理工学研究科電子制御システム工学専攻)
Pagepp. 267 - 270
KeywordDQPSK方式, 90°ハイブリッド, MMIカプラ
AbstractDQPSK方式の受信機に用いられている90°ハイブリッド回路と4×4MMIカプラの位相特性が等価であることを利用し,受信機の小型化の研究が進められている.本研究で対象としている石英系平面光回路(PLC)は集積化に適しており受信機の小型化が可能であるが,光波の閉じ込めが弱い構造であるため石英PLC型4×4MMIカプラは現在確立されているMMIカプラ設計法を用いることができない.そこで,波長分割多重通信(WDM)で用いられているC帯(1530-1580nm)において,位相差の最大偏差が±5°以下,CMRRが20dB 以上となる4×4MMIカプラの最適化設計を数値解析により行う.

B-23 (通信: 通信工学)
題名光ZCZ-CDMA方式とOOC-CDMA方式の性能比較
著者*井上 実香, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院 理工学研究科 電子情報システム工学専攻)
Pagepp. 271 - 272
KeywordZCZ

B-24 (通信: 通信工学)
題名複数アンテナを用いた秘密通信方式のブラインド等化による盗聴
著者*戒田 博和, 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 273 - 276
Keyword無線通信, 秘密通信, ブラインド等化, 盗聴, 複数送受信アンテナ
Abstract無線通信ネットワークが広く普及し,高度情報化社会への発展にしたがい,携帯端末によるネットワークバンキングなど,無線通信を用いた便利な機能が利用されている.一方,無線通信は通信の傍受が容易であるため,盗聴や不正使用を防ぐための情報セキュリティの確保が重要となってきている.無線通信の盗聴対策として,複数の干渉信号を用いた暗号通信が評価されている.これは正規受信局,盗聴局とも1本の受信アンテナを持つという仮定のもとで,干渉信号の生成法を考案したものである.本研究では,盗聴局が受信アンテナを増やした場合ブラインド等化を用いることで盗聴が可能であることを示した。

B-25 (通信: 通信工学)
題名CSMA/CAにおけるRTS/CTSおよび送信電力制御の使用条件に関する検討
著者*鈴木 悠太, 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 277 - 279
KeywordCSMA/CA, RTS/CTS, 送信電力制御
Abstract自律分散型のアクセス制御方式であるCSMA/CAの性能を劣化させる要因として,隠れ端末問題とさらし端末問題が知られている.特に,アドホックネットワーク環境でのこれらの問題に対し,通信範囲およびキャリアセンス範囲に加えて干渉範囲を考慮した検討が行われている.本稿では,CSMA/CA 方式において干渉範囲を考慮し,RTS/CTSおよび送信電力制御を用いて隠れ端末問題およびさらし端末問題の低減を目指す手法に注目する.そして,RTS/CTSおよび送信電力制御を用いない方式との比較を行い,送信電力制御の使用条件について検討する.最後に,その有効性について計算機シミュレーションにより評価する. 本稿ではCSMA/CA方式においてRTS/CTSおよび送信電力制御を用いる方式が有効となる条件を示し,端末密度が大きい場合に送信電力制御が有効となることを示した.

B-26 (通信: 通信工学)
題名動的閾値を用いたネットワークスキャン検知アルゴリズム
著者*三浦 史也, 稲井 寛 (岡山県立大学)
Pagepp. 280 - 283
Keywordセキュリティ, ネットワークスキャン, IDS, アルゴリズム

B-27 (通信: 通信工学)
題名搬送波周波数偏移下におけるZCZ-CDMA 方式の評価
著者*吉田 純也 (山口大学大学院理工学研究科電子情報システム工学専攻), 松藤 信哉, 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 284 - 285
KeywordZCZ-CDMA, 情報通信, 山口大学
Abstractロボット間通信やITS等、複数のユーザと同時通信を行う際に有効な無線通信技術として、ZCZ−CDMA方式がある。この方式は零相関領域を有するZCZ系列と同期制御信号による準同期方式によって他局の干渉を除去し、複数のユーザを相手にしても1対1の通信が可能である。 しかし、これは各ユーザにおいて搬送波周波数が完全に一致場合に限る。搬送波の変調に用いる水晶発振器は振動や周囲の温度変化等により精度が保てないことがあり、周波数が変動した場合、他局の干渉が除去出来ない可能性が考えられる。 そこで本研究では、各ユーザの搬送波周波数に偏移がある場合、情報誤り率がどのように変化するかを数値シミュレーションにより解析し、ZCZ−CDMA方式の性能評価を行った。

B-28 (通信: デジタル信号処理)
題名ピーク低減信号挿入法における繰り返し処理によるスペクトラム特性
著者*宮崎 千尋, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 286 - 289
KeywordOFDM, ピーク電力, スペクトラム特性
Abstractブロードバンド通信で用いられるOFDM信号のピーク電力低減手法としてピーク低減信号挿入用サブキャリア逐次選択法を提案した.本検討ではこの手法において,繰り返し処理回数による伝送特性を明らかにする.

B-29 (通信: 伝搬工学)
題名VHF帯・UHF帯見通し外電波のオーバリーチ伝搬特性の研究
著者*小森 弘貴, 西 正博, 新 浩一, 吉田 彰顕 (広島市立大学大学院)
Pagepp. 290 - 293
Keyword電波伝搬, オーバーリーチ, VHF帯, UHF帯
Abstract地上ディジタルTV放送では複数放送が同一チャネルを用いるため,近隣県のオーバリーチによる放送波が,所望波に干渉し,受信品質の劣化を起こす恐れがある.このため,これらの伝搬の理解が重要となるが,同一チャネルであることの影響のため,放送の分離が困難である.そこで,近隣県からのオーバリーチを推定するため, VHF帯FM放送波に着目し,送信局が同一の地上アナログTV放送波との比較を,異なる2区間において行った.この結果,FM放送波の伝搬損失変動幅に対して,UHF帯TV放送波の伝搬損失変動幅が,回帰直線±3dB以内の確率は,各区間ともに90%以上であった.これより,地上ディジタルTV放送波のオーバリーチが評価可能であることを示した.

B-30 (通信: ネットワーク)
題名大規模データ収集システムにおける通信の効率化に関する研究
著者*沖 恭志, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagepp. 294 - 295
KeywordTCP/IP, データ収集システム
Abstract現在,TCP/IPは多くのネットワークで使用されている.そのため様々な環境が混在する中で,よりよい性能を出せるよう輻輳制御が進化してきた. 一方,加速器を用いた高エネルギー物理学実験では,規模の拡大に伴い,検出器から得られるデータは膨大なものとなってきている.そのため,検出器で得られるデータを効率よく収集することが要求される.しかし,膨大なデータを効率良く収集するためにはTCP/IPの輻輳制御が問題となる場合がある.データ収集システム全体の処理能力の向上には,TCP/IPをシステムに最適化する必要がある.本研究では,データ収集システムに最適な輻輳制御の検討を行う.

B-31 (通信: ネットワーク)
題名P2P技術を使用したDNSSEC名前解決補助の実装と測定
著者*幸地 真 (近畿大学大学院システム工学研究科), 藤野 貴之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 296 - 299
KeywordDNSSEC, P2P
Abstract近年,カミンスキー型キャッシュ汚染攻撃の発表をうけDNSSECの普及が始まって いる.しかし,権威DNSサーバ・DNSキャッシュサーバの運用・設定を間違えると 改竄されていない応答でも検証が失敗し,結果として名前解決が失敗する. 本研究ではDNSキャッシュサーバをノードとしてP2Pネットワークを形成し, 応答の検証に成功したレコードを共有することで,DNSSEC応答の検証が失敗しても P2Pネットワークの情報で補完し,可能な限り名前解決を試みるシステムを実装した. また実際に応答の検証が失敗するとき,提案システムが名前解決を行う時間を測定した.

B-32 (通信: ネットワーク)
題名RS符号を利用した協力マルチホップ通信の吸収Markovモデルによる解析
著者*小林 秀次, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 300 - 303
Keywordリード・ソロモン符号, Markovモデル, 協力マルチホップ通信, アドホックネットワーク
Abstract近年,センサーネットワークあるいはアドホックネットワーク等との関連から,協力マルチホップ通信に関する研究が多くの注目を集めている.協力マルチホップ通信では,複数の端末が協力して通信を行うことで,単一経路マルチホップ通信に比べより高いデータ伝送の信頼性を得ることができる.これまで,より高い信頼性を得るためにReed-Solomon符号を適用した場合の性能が研究されている.しかしながら,これは各ホップの中継端末数が同じである場合を想定したものである.本研究では,より現実的なトポロジーへの導入のために,各ホップにおける中継端末の数が一様でない場合を想定し,その有効性を理論解析により評価する.

B-33 (通信: ネットワーク)
題名Parameter Optimization of CSMA-FBS Method for Wireless Mesh Network
著者*Zhe Wang, 船曳 信生, 中西 透, 渡辺 寛 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 304 - 305
Keywordwireless mesh network, fixed backoff- time switching, CSMA-FBS, target activation rate, simulation
AbstractAs an inexpensive and scalable access network to the Internet, we have studied the architecture, protocols of Wireless Internet access Mesh Network(WIMNET). WIMNET is composed of multiple access points(APs) connected through wireless links. But WIMNET adopts IEEE802.11 MAC(Media Access Control) protocols for wireless communications. To use a communication channel, a node employs the CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance) protocol. Unfortunately, CSMA/CA may cause several problems.To solve these problems, we have proposed the Fixed Backoff-time Switching(CSMA-FBS) method, and optimize the important parameter, Target Activation Rate, in the CSMA-FBS method.

B-34 (通信: ネットワーク)
題名アドホックネットワーク用Android搭載端末の電力消費モデルの実装と評価
著者*中元 康博, 河野 英太郎, 角田 良明 (広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻ネットワークソフトウェア研究室)
Pagepp. 306 - 309
Keyword電力消費, モデル, シミュレーション

B-35 (通信: ネットワーク)
題名IEEE802.11eにおけるバースト送信期間を利用したスループット向上法
著者*舩越 紀成, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 310 - 313
Keyword無線LAN, IEEE802.11e, TXOP

B-36 (通信: ネットワーク)
題名センサネットワークシステムにおける 高精度な周波数オフセット推定手法の検討
著者*松本 祐也, 冨里 繁, 田野 哲, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 314 - 317
Keywordセンサネットワーク, 周波数オフセット

B-37 (通信: その他)
題名フェムトセルを用いるセルラ方式の屋外干渉特性
著者*河野 立志, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 318 - 321
Keywordフェムトセル, セルラシステム, 干渉条件, 許容外部干渉レベル, W-CDMA

B-38 (情報: その他)
題名ネットワークにおける経路情報の軽量化
著者*藤田 斉 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 322 - 325
Keywordネットワーク, ルーティング, 経路集約
Abstract現在、IP人口の増加に伴い経路情報の肥大化が深刻な問題となっている。IPv4アドレスの枯渇が深刻化し、後継プロトコルとしてIPv6の実運用が数年前スタートしているが実装上の問題がいくつか存在している。その1つに経路制御の問題があり、これには経路情報の量が関係している。経路情報はある一定の条件を満たすことで集約して情報をまとめることができるが、あまり上手に集約できないケースも存在する。現在の経路情報は到達可能な経路だけを通知する方法で伝達される。そこで到達不可能な経路情報を新たに加えることで、新しい集約方法を実装し、経路情報の軽量化を行った。

B-39 (情報: 画像処理)
題名動き情報を基にした鮮鋭化処理における安定化とカラー画像処理への拡張
著者*大高 洸輝, 長 篤志, 三池 秀敏 (山口大学大学院理工学研究科), 杉村 敦彦 (徳山工業高等専門学校), 西川 潤, 坂井田 功 (山口大学大学院医学系研究科)
Pagepp. 326 - 329
Keyword動画像処理, 視覚モデル, 画像鮮鋭化, オプティカルフロー
Abstract人の視覚機能には,モーションシャープニングと呼ばれるものがある.これは,注目対象が静止している状態で観察するよりも,移動している状態で観察した方が対象をより鮮明に捉えるという現象である.この現象を説明するモデルを基に,これまでに,画像鮮鋭化手法をデジタル画像処理アルゴリズムとして提案している.提案手法では,急速に移動する対象の運動境界周辺に誤った像の出現が確認されている.また,カラー画像への適用方法,ならびにその効果については議論がなされていない.本研究では,画像内の速度情報を用いて誤った像の除去をおこない,ある程度の除去が可能であることを確認した.そして,提案手法をカラー画像処理へと拡張し,自然な鮮鋭化効果を得られることを示した.

B-40 (情報: 画像処理)
題名Kinectを用いたジェスチャ認識のための手形状領域抽出
著者*岸根 和博, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 330
KeywordKinect, NUI, ジェスチャ
Abstract近年,新たなユーザインタフェイスとして人間の自然な動きを用いたNUI(NaturalUserInterface)が注目されている.以前までのデバイスは体にマーカーを装着し複数のカメラを用いてモーションキャプチャを行わなければならなかった.しかし,Kinectセンサは比較的安価で制約が少ないことからNUIに有用である. 現在Kinectを用いたジェスチャ認識には,選択時に一定時間同じ場所にとどめる方法や両手を用いる方法などのNUIとして直観的でない操作が存在する.そこで本研究では,手形状と動きを用いて片手でのジェスチャ操作を目指す.本発表では,手形状認識を行うための手領域抽出を行った.

B-41 (情報: 画像処理)
題名JPEG圧縮への耐性を持つ埋め込み画像参照型電子透かしの検討
著者*坂口 春香, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 331 - 332
Keyword電子透かし, ウェーブレット変換, 2次元相補系列
Abstract近年、デジタルコンテンツの不正コピーによる流出が問題となっている。この解決策の一つとして電子透かしがある。 これは、著作権等の情報をデジタルコンテンツに分からないように埋め込み検出をする技術である。 本稿では、異なる情報を埋め込んだ画像を用いて情報を検出する埋め込み画像参照型電子透かしのJPEG圧縮耐性について検討し、比較をする。 本電子透かしでは、加工への性能を高めるために、情報に対応した2次元相補系列を埋め込み情報として用いる。またJPEG圧縮への耐性を高めるために、ウェーブレット変換を行い2次元相補系列の各々を埋め込む。

B-42 (情報: 画像処理)
題名人物追跡と動的色検出による顔方向推定
著者*長安 宏樹 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 山内 仁, 滝本 裕則, 神代 充 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 333 - 336
Keyword人物追跡, 顔方向, パーティクルフィルタ
Abstract近年,映像技術を応用した研究が盛んに行われている.その中でも人物追跡は不審者や禁止区域への侵入者の早期発見といったセキュリティ分野で大きく期待されている.しかしながら不審者の判定は,追跡によって得られる移動軌跡だけでは困難である.そこで,人は行動する際にその対象を注視することに着目すると,行動判定の一要素として顔方向を推定することは重要である.本稿では,パーティクルフィルタを用いて人物の頭部を追跡すると共に,得られた頭部領域の色分布から顔方向を推定する手法を提案する.

B-43 (情報: 画像処理)
題名手話通訳を目的としたウェブカメラからの手形状認識
著者*山下 竜太, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 337 - 338
Keyword形状認識, 画像処理, HOG特徴量
Abstract本研究では,画像処理とパターン認識を用いて手話認識をするシステムの提案を行う.これまでにも手話認識を行う為に様々な研究がされてきた.しかしそれらの多くは特殊な器具やカメラを使用する必要があり,一般に広く普及しているシステムは未だに存在していない.そこで,一般的に普及しているウェブカメラとパソコンを用いる事で実現できるシステムの構築を目指す.本提案手法では,カメラ画像から手領域を検出して形状を識別するシステムを作成した.HOG特徴量とReal Adaboostを用いることで指を1本〜5本立てた手形状とそれ以外の背景画像を識別することができた.本研究が完成する事で聴覚障害者と健常者との間の会話の負担を減らす事が可能になる.

B-44 (情報: 最適化)
題名多目的モデル予測制御による行動ロボットの移動経路決定
著者*伊藤 洸 (甲南大学大学院 自然科学研究科 情報システム工学専攻), 中山 弘隆 (甲南大学 知能情報学部)
Pagepp. 339 - 340
Keywordモデル予測制御, 多目的最適化, サポートベクター回帰, メタヒューリスティック
Abstract本研究ではロボットの移動経路決定のために多目的モデル予測制御を用いる。モデル予測制御の特徴は,予測された行動プロセスの動的モデルに基づいて制御則が決定されるため,予測モデルの精度が制御性能に直結する。本研究ではモデルの非線形性を考慮し,現在非線形モデルの予測に効果を上げているサポートベクター回帰を用いることにする。予測されたモデルに対し将来の一定期間にわたる最適制御則を決定するが,このときの評価基準として与えられた時間内に目的地に到達することと移動時の安全性を考慮する。一般に,時間内の目的地到達を重視しすぎると安全性がおろそかになり,逆に安全性を重視すると目的地到達まで時間がかかりすぎる。このトレードオフの関係を解決するために多目的最適化を導入する。

B-45 (情報: 信頼性工学)
題名オープンソースソリューションに対する確率微分方程式モデルに基づく信頼性評価ツール
著者*久保田 健介, 田村 慶信 (山口大学大学院 理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 341 - 342
Keywordオープンソースソフトウェア, 信頼性, 確率微分方程式, Java
Abstract現在,オープンソースソフトウェア(Open Source Software,以下OSSと略す)を利用したソフトウェア開発事例として,複数の オープンソースコンポーネントを結合したオープンソースソリューションの利用が拡大している. 一方,オープンソースソリューションにはいくつかの問題点もあり,通常オープンソースコンポーネントの規模が比較的大きいために,システム全体としても大規模化する傾向がある.また,複数のOSSから構成されているため,品質の面で全般的に問題となることが多く,1つの主要コンポーネントが全体のオープンソースソリューションとしての機能自体を崩壊させる危険性も含んでいる. 本研究では,こうした大規模オープンソースソリューション開発におけるテスト工程を対象とした確率微分方程式モデルを構築し,大規模オープンソースソリューションの信頼性評価法について提案するとともに,オブジェクト指向言語であるJavaを用いて信頼性評価ツールを設計・開発し,実際のフォールトデータに対するツールの実行例を示す.

B-46 (情報: 信頼性工学)
題名大規模オープンソースソリューションに対する確率微分方程式モデルに基づく信頼性評価法とその適合性評価
著者*山本 友基, 田村 慶信 (山口大学大学院 理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 343 - 344
Keywordソフトウェア, 信頼性, オープンソース, 確立微分方程式
Abstractオープンソースソフトウェアは,世界中の誰もが開発に参加でき,ソースコードが公開され,誰でも自由に改変可能なソフトウェアであり,組込みシステムやサーバ用途として広く採用され,急激に普及している.また,複数のオープンソースコンポーネントを結合したオープンソースソリューションの利用が拡大している. 本研究では,こうした大規模オープンソースソリューション開発におけるテスト工程を対象とした確率微分方程式モデルを構築する.さらに,実際のOSS のフォールト発見数データに対する数値例を示すことにより,大規模オープンソースソリューションの信頼性評価法について考察する.また,オープンソースソリューションに対する確率微分方程式モデルの適合性を評価する.

B-47 (情報: ソフトウェア)
題名バスの運行状況と遅れを考慮した経路探索の提供
著者*石崎 美文, 金谷 直樹, 伊藤 昌穀, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 345 - 348
KeywordGPS, スマートフォン, バスロケーションシステム, 経路探索
Abstract本論文では,バスロケーションシステムを開発し,実験を通してその評価を行う.本システムは路線バスの遅れや位置の情報を提供する.このシステムにはバスが運行する便と位置の情報とそれらの正しい結び付けが必要である.しかし,位置情報を得るための専用端末やバス停のデータを用意するのは時間と費用が大きい.そこで,GPS機能を持ったスマートフォンと我々が開発しているバスの乗換案内システムのデータを使うことで安価かつ短期間で本システムを開発した.また,本研究では複数のバスにスマートフォンを搭載し,約2ヶ月間の実動実験を行い,その評価を行った.その結果,スマートフォンの電波が途切れた場合の対策が必要なことが分かった.

B-48 (情報: ソフトウェア)
題名Robust Scheme to Detect Colluders in Commercial P2P CDNs
著者*Ervianto Abdullah (広島大学工学研究科), 藤田 聡 (広島大学工学研究院)
Pagepp. 349 - 350
Keywordピアツーピア, 評判システム, コンテンツ配信, 不正共有
AbstractPeer-to-peer Content Delivery Networks (P2P CDNs) is an effective and efficient way to distribute digital contents to paid users. However, due to its peer-to-peer nature, it faces threat from illegal file sharers who paid for the contents but illegally share it to other unauthorized peers. To detect such illegal file sharers is important task in P2P CDNs to prevent contents leaking to unauthorized peers. In this paper, we proposed a robust scheme to detect illegal file sharers in P2P CDNs, to minimize possible contents leaking.

B-49 (情報: ソフトウェア)
題名授業利用に向けた教育用Cインタプリタの改良
著者*越井 翔也 (津山工業高等専門学校/専攻科 電子・情報システム工学専攻), 寺元 貴幸, 大西 淳 (津山工業高等専門学校/情報工学科)
Pagepp. 351 - 352
Keywordプログラミング教育, C言語, 可視化処理, インタプリタ
Abstractプログラミングを苦手とする学生は多い。原因を調査したところ、プログラム実行中のデータの移り変わりの様子がイメージできないとうったえる学生が多いことがわかった。これらの学生を支援するために、本研究ではソースプログラムを1行ずつ読み込み、実行しながら、データの操作過程を図示するCインタプリタを開発している。今回の研究では、授業担当者の意見を聞いて、Cインタプリタを実際の授業での使用に耐えられるように、「機能の拡張・改良」と「可視化処理の改善」の2点について改良した。その結果、Cインタプリタの機能は授業で利用できるまで充実された。

B-50 (情報: ソフトウェア)
題名タスク間の共通ファイルを想定したタスク抽出手法とその評価
著者*定免 睦昌 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 353 - 354
Keywordファイル管理
Abstract我々は、複数のタスクが同時に行われるという状況を考慮して、ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出し、階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する手法について研究を行っている。 本稿では、タスク間で共通ファイルが存在した場合について、共通ファイルを発見する手法を用いてタスクを抽出する手法の評価実験について報告する。

B-51 (情報: ソフトウェア)
題名2段階調理を考慮した献立作成アルゴリズムのJava実装と機能拡張
著者*Tana, 船曳 信生, 中西 透, 渡辺 寛 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 355 - 356
Keyword下拵え調理, 仕上げ調理
Abstract勤労者,学生,子育て家庭など,忙しい毎日を送る人にとっては,平日の帰宅後に,手作り料理に時間を十分に取ることは困難である.その対策として,週末に,一週間分の料理の「下拵え調理」を行い,平日には料理の仕上げ調理のみ行う「2段階調理」が有効と考えられる.本グループでは,献立を作成するために,「献立作成問題」の定式化と,「献立作成アルゴリズム」を提案している.まだ,このアルゴリズムの入出力インターフェスのための「Webを用いた手作り料理支援システム」も提案している.ここで,前者はC言語で,後者はJava言語で実装している.そこで,本研究では,「献立作成アルゴリズム」をJavaで実装する.まだ,機能の拡張を行う.

B-52 (情報: ソフトウェア)
題名デマンドバス支援システムの開発
著者*玉川 成一, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻計算機AB研究室)
Pagepp. 357 - 360
Keywordデマンドバス, オンライン, 予約システム, 運営支援, 公共交通機関
Abstract我々は公共交通機関の利用者支援を目的とし,徒歩移動を考慮した経路探索等の機能を持つ利用援助システム「バスネット」を開発、ウェブアプリケーションとして公開している. しかしバスネットは運行経路が特定可能な交通機関のみを対象としており,それ以外の交通機関は対象外だった. そこで我々は,経路変動を伴う交通機関「デマンドバス」の運営と利用の支援を目的としたオンラインシステムを開発した. これにより,デマンドバスをインターネット経由で予約できるようになり,また人件費の削減や受付時間の制限撤廃を可能とした他,日報作成や利用傾向の分析等,運営に必要な業務の支援を行えるようになった.

B-53 (情報: ソフトウェア)
題名NHPPモデルのソフトウェア性能評価法への適用
著者*永田 竜也, 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会経営工学講座)
Pagepp. 361 - 362
KeywordNHPPモデル, 実時間性, 無限サーバ待ち行列モデル, ソフトウェア信頼度成長
Abstract本稿では,動的なソフトウェア信頼度成長過程の様子を記述するのによく用いられてきた非同次ポアソン過程(NHPP)に基づくソフトウェア信頼度成長モデル(SRGM)の性能評価法への応用について議論する.具体的には,「規定時間内に処理を完了することができる性質や度合い」と定義される実時間性(リアルタイム性)が要件となるソフトウェアシステムを想定して,処理時間制約以内に処理を完了できる仕事数の分布を解析する.このとき,仕事の到着過程はNHPPで記述し,仕事の処理過程の解析には無限サーバ待ち行列理論を適用する.本モデルより,種々の定量的な性能評価尺度を導出し,本モデルに基づくシステム性能評価の分析例を示す.

B-54 (情報: ソフトウェア)
題名モバイルエージェント技術を用いた人物追跡システムにおける監視インタフェースについて
著者*長谷川 港 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 363 - 365
Keywordモバイルエージェント, 人物追跡システム, インタフェース
Abstract近年,情報漏洩が多発しており,その対策として導入されているシステムに,監視カメラを用いたセキュリティシステムがある.我々はモバイルエージェント技術を用いて監視員の負担を軽減するような人物追跡システムの研究を行っている.監視を行う際はカメラの映像が必要だが,単にカメラの映像を並べただけでは監視を行いやすいとは言えない.本研究では,監視をしやすくするための監視インタフェースを開発した.インタフェースには監視を行っている領域の見取り図や,追跡している人物の画像を用いた.今回開発したインタフェースを用いる事で,容易に監視ができるようになり,監視員にかかる負担を軽減を期待できる.

B-55 (情報: ソフトウェア)
題名公共交通機関を利用した経路探索システムにおける高速な探索の実現
著者*福田 暁, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagepp. 366 - 368
Keyword経路探索, バス路線, 経路分割, 公共交通機関, ダイクストラ

B-56 (情報: ソフトウェア)
題名NHPPに基づく完全デバック率のランダム性を考慮したソフトウェア信頼性モデル
著者*村上 元太, 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻社会経営工学講座)
Pagepp. 369 - 370
Keywordソフトウェア, NHPP, 信頼性
Abstractソフトウェア信頼性モデルにおいて,フォールト修正の不確実性を反映する完全デバッグ率の合理的な設定方法は未だ確立されていない.本稿では,現状では主観的・経験的に決定せざるを得ない完全デバック率を確率変数と捉えて,NHPP(非同次ポアソン過程)に基づくソフトウェア信頼性評価のための不完全デバッグモデルを再構築する.

B-57 (情報: ソフトウェア)
題名ソフトウェアプロセス監視のための統計的データ分析に関する研究
著者*山川 純平, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会経営工学講座)
Pagepp. 371 - 372
Keywordプロセス監視, 設計品質評価, 品質, コスト, 納期
Abstractソフトウェア開発プロジェクトは,様々なソフトウェア開発プロセスの問題に起因するリスクの発生により,出荷後の障害の多発,コスト超過,納期遅延といったQCD(品質・コスト・納期)に関するプロジェクトの失敗を引き起こす.そのため,プロジェクトを成功へ導くために,第3者が課題の早期検出と対策状況を監視するプロセス監視活動と,設計段階で仕様書・設計書の品質の評価を行う設計品質評価活動が重要となる.そこで本研究では,初期プロジェクトリスクを考慮して,これら2つの活動により得られたプロセスデータを多変量解析により分析し,これらの活動による効果の分析を行う.

B-58 (情報: ディペンダブルコンピューティング)
題名インスタンスの類似性に着目した充足可能性問題に基づくテスト生成
著者*祝 史行, 上田 健司, 向井 俊矢, 市原 英行, 井上 智生 (広島市立大学大学院 情報科学研究科 情報工学専攻)
Pagepp. 373 - 376
Keywordディペンダブルコンピューティング, テスト生成, 充足可能性問題, インスタンスの類似性
AbstractLSIのテスト生成に用いるテストパターンの生成(テスト生成)の高速化はLSI-CADが対象とする課題の1つである.今日では,組合せ回路に対する効率の良いテスト生成手法が提案されており,充足可能性問題に基づくテスト生成においても個々のインスタンスに対する高速化を指向した手法が提案されている.一方、テスト生成では,一般的に故障集合に存在するすべての故障に対する複数のインスタンスを解く必要があり,それらインスタンス間には類似性が存在する.本研究では,テスト生成問題におけるインスタンス間に存在する類似性に着目した充足可能性問題に基づくテスト生成の高速化手法を提案する.

B-59 (情報: パターン認識)
題名距離画像を用いた姿勢推定に関する研究
著者*野津 丈晴 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 廣瀬 誠 (松江工業高等専門学校 情報工学科)
Pagepp. 377 - 380
Keyword姿勢推定, 物体認識, パターン認識, 測地ドーム
Abstract近年,計算機の性能の飛躍的な向上もあり,物体認識や姿勢推定といった画像処理の分野の研究は急速に進歩を遂げている. しかし,それらの物体認識や姿勢推定の多くが,処理に用いる画像に一定の方向から見た画像, といったような制約があり物体認識,姿勢推定を効率的に行うことは困難である. この問題を解決するために,任意の方向から見た画像による物体認識,姿勢推定を行う手法を確立することが 待ち望まれているが,未だにその手法を確立するには至ってはいない. 本研究では近年注目されている,距離画像を用いた手法によってこの問題の解決を図る.

B-60 (情報: P2P)
題名インセンティブを考慮したP2Pネットワークにおける評判システム
著者*西川 拓哉 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 381 - 382
KeywordP2P, 評判, 信頼性
AbstractPeer-to-Peer(P2P)ネットワークにおいて,評判は通信対象となるユーザやサービスの信頼性を測る上で有用な情報源である.近年,P2Pネットワーク上で評判を効率的に収集・計算する評判システムに関する様々な研究が行われている.その一方で,実世界のP2Pアプリケーションでは,システムに提供される評判情報の量そのものが非常に少ないという問題が報告されている.そこで本研究では,評判情報をユーザ同士で評価し合い,高い評価を得たユーザを優遇することで,評判情報を提供するインセンティブを与える評判システムを提案する.システムの評価はシミュレーションによって行う.

B-61 (情報: Human Computer Interaction)
題名バスネットにおけるスマートフォン向けユーザインタフェースの開発について
著者*武田 真裕, 伊藤 昌毅, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 383 - 386
Keywordスマートフォン, ユーザインタフェース, 経路探索, 公共交通機関
Abstractバスネットを利用したスマートフォン向けアプリケーションの開発について述べる.“バスネット”は鳥取県内を対象としてバスや鉄道を対象とした経路探索乗り換え案内のWebアプリケーションシステムである.しかし,従来のインタフェースでは,スマートフォンの機能を十分に活用していない.そこで,スマートフォンの特徴を分析し,スマートフォン向けのアプリケーションのユーザインタフェースに関する設計指針を示した.その指針に基づき,バスネットのためのスマートフォン向けの専用アプリケーションを開発、評価した.評価の結果,開発したユーザインタフェースは,従来のバスネットのユーザインタフェースよりも使いやすいと言える.

B-62 (情報: 並列処理)
題名Lindaモデルに基づいたグリッドコンピューティングの研究
著者*郷原 哲也 (松江工業高等専門学校 専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 387 - 390
KeywordLindaモデル, Grid Computing, グラフ同型性判定問題
Abstract近年における演算処理のスループット向上の大部分は,複数の演算を同時実行する並列プログラミングや、複数の計算機資源を複合するGrid Computingなどの技術によりによって得られている。 本研究は,LindaモデルとGrid Computingについて学び,複数の高速演算装置を統括する計算システムの実装とその性能評価を行う事を目標とする.具体的には,並列プログラミングの1モデルであるLindaモデルをGrid Computing手法に応用し,Cell/B.E.を始めとする複数の高速プロセッサをネットワーク越しに結ぶことで仮想的なコンピュータを実装し,並列処理による処理効率の変化を調査する.

B-63 (情報: メディア情報)
題名自動採譜に向けた隠れマルコフモデルによる拍子推定
著者*伊瀬 一貴, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 391
Keyword自動採譜, 拍子, 隠れマルコフモデル
Abstract現在,楽曲データから自動で楽譜を作成する自動採譜の研究が盛んに行われている.しかし自動採譜技術の中でも,拍子推定については活発な研究報告がなされていない.本研究では,楽曲データとしてMIDIデータを使用し,隠れマルコフモデル(HMM:Hidden Markov Model)を用いて楽曲データの拍子推定を実現した. 拍子推定には,4/4拍子や3/4拍子などの各拍子をモデル化した隠れマルコフモデルを用いる.推定に用いるデータに対し,各拍子モデルの中で最も尤度が高いモデルを求め,求めたモデルの拍子を推定結果とする. 実際に拍子推定実験を行い,推定の精度を調べた.

B-64 (情報: その他) (12日(土)のみの発表)
題名ヘモグロビン濃度変化の分光計測における部分実効光路長の深さ分布推定
著者*柳原 健人 (岡山県立大学院 情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 392 - 393
Keyword光路長, 分光計測, 光伝播解析
Abstract分光計測によって脳組織中のヘモグロビンの濃度変化を得るために必要な部分実効光路長(光が濃度変化部位のみを伝播した距離)は実測が不可能であるため,平均光路長(光が伝播した総距離)で代用する手法が用いられている.しかし平均光路長を用いる手法では誤差が生じるという報告がある.本研究ではモンテカルロ法による光伝播解析によって,部分実効光路長の波長依存性の深さ分布を推定した.部分実効光路長の波長依存性は層が深くなるほど大きくなり,平均光路長との差異も大きくなることがわかった.このことにより,平均光路長を用いた測定では,ヘモグロビン濃度が深い位置で変化する場合に測定誤差が大きくなることがわかった.

B-65 (基礎: 物性関係(シミュレーション))
題名Si (100)表面近傍における3d遷移金属の拡散に関する第一原理解析
著者*清水 貴俊 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科 機械情報システム工学専攻), 末岡 浩治 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 394 - 396
Keywordシリコン

B-66 (基礎: その他)
題名フォノニック構造を有するガラスの音響性能評価を目的とした音響場エミュレーションの基礎検討
著者*冨永 翔太, 藤森 和博, 鶴田 健二 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 397 - 399
Keywordフォノニック結晶, 音響場エミュレーション, 音響透過損失
Abstract近年,高速道路や工事現場から発せられる騒音によるトラブルや健康被害が社会問題となっている.一般的な住居で防音対策を行いたいとき,音の通り道であるガラスの遮音性を高めることがそれの鍵となる.そこで,フォノニック結晶を用いた遮音性の高いガラスの設計を,数値解析によって行なう.それには, JIS規格に基いたガラスの評価方法で計算することが必要不可欠となってくるが,実際の実験室をモデリングすると構造が大きく,複雑になってしまうため,その環境を模擬した解析空間で計算する必要がある.そこで,そのエミュレートが正しく出来ているかどうかの評価も同時に行なう.

B-67 (その他: 光学) (13日(日)のみの発表)
題名複屈折素材を用いた構造体の作製と評価
著者*伊藤 基巳紀, 古沢 浩, 木村 正廣 (高知工科大学大学院)
Pagepp. 400 - 401
Keyword光造形, レーザートラップ, 複屈折
Abstractスピン角運動量や軌道角運動量を持つ光を吸収させることによって微小な物体へトルクを与える研究が行われてきた.微小な物体を用いるには光トラッピングを用いるが,吸収を利用した回転駆動の場合ではレーザービームによって角運動量だけでなく線形運動量も受け渡されるため,回転トルクを上げる目的で吸収率を上げると熱による損傷が生じ,光トラッピングを同時に行うことが困難になる.我々は,マイクロ光造形法により任意の形状の回転体を液晶から作製できることを示した.今回は構造体の造形精度を向上させるため、最適な造形条件と精度とを調査した.

B-68 (その他: 制御)
題名小脳演算モデルを用いたインテリジェントPID制御系の設計
著者*縄稚 拓矢, 山本 透, 脇谷 伸 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 402 - 405
KeywordPID制御, ニューラルネットワーク, 小脳演算モデル, セルフチューニングコントロール
Abstractプロセス制御系においては,PID 制御法が主として用いられている.PID パラメータの調整方法として,ニューラルネットワーク(NN)を利用した手法が数多く提案されている.その中でも小脳の働きを数学的にモデル化した小脳演算モデル(CMAC: Cerebellar Model Articulation Controller) が提案され、その有効性が検証されている.CMAC の特徴は従来の階層型NNに対し,学習速度が速いことが上げられるが,一方で多くのメモリを必要とするといった問題点が指摘されている.本稿では,新たな加重表の構成法について提案する.本手法によれば,従来のCMACの学習効率を維持したまま,必要メモリを1/3程度に削減することが可能となった.

B-69 (その他: 制御)
題名閉ループデータを用いたPID制御系の設計
著者*細川 慧, 脇谷 伸 (広島大学大学院工学研究科), 山本 透 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 406 - 409
KeywordPID制御, モデルフリー, GMVC
Abstractプロセス制御においては,今なお広くPID制御が用いられている. PIDパラメータの調整法には種々の方法が提案されているが,その多くはシステム同定によって得られたシステムモデルに基づくものが多い.その一方で近年,システム同定を行わず入出力データから直接的にPIDパラメータを算出する方法が注目を集めている. 本稿では入出力データから直接的にPIDパラメータを算出する方法として一般化最小分散制御(GMVC:Generalized Minimum Variance Control)の直接法に基づくPIDパラメータ調整法を提案する.本手法はモデルフリーな設計に加えて制御性能を決定する可調整パラメータを適切に設定することで所望の制御性能が実現可能なPIDパラメータを算出することが出来る.

B-70 (その他: 生体工学)
題名近赤外線光イメージングによる言語流暢性課題と脳内血流量の関係
著者前川 俊二, *入江 俊朗, 末次 正, 三島 健司 (福岡大学 工学部)
Pagep. 410
KeywordfNIRS, 脳内血流量, 言語流暢性課題, 酸素化ヘモグロビン, 脱酸素化ヘモグロビ ン
Abstract臨床や心理学的研究で使用される言語流暢性課題をプロトコルとして用い、言語流暢性課題遂行中の前頭前野脳血液量の変化を、fNIRSにより測定し、酸素化ヘモグロビン(oxyHb) と脱酸素化ヘモグロビ ン(deoxyHb) 濃度の時間的変化の値から、言語流暢性課題と脳内血流量の関係を考察した。

B-71 (その他: メカトロニクス)
題名機械系学生のためのメカトロニクス実験システムの提案
著者*北原 直紀, 永田 寅臣, 大塚 章正 (山口東京理科大学大学院 基礎工学研究科)
Pagepp. 411 - 414
Keywordメカトロニクス, 教育システム, 制御ソフトウェア, AD/DA変換, センサ
Abstractメカトロニクスは機械工学と電子・情報工学など異分野にまたがる融合技術であり,機械系の学生にとっては非常に重要な専門科目となっている.そのため,従来から学生に対してメカトロニクスをどのように効率的に学習させるかという課題が検討されてきた. 本研究では,機械工学科の学生を対象としたメカトロニクス実験で必要となる基本システム,周辺システムおよびその基本ソフトウェアなど,ハードウェアとソフトウェアの両面から効率よく学習できる実験システムについて検討した.