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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2016)シンポジウム

セッション 6E  位置推定
日時: 2016年7月7日(木) 14:10 - 15:30
座長: 安本 慶一 (奈良先端科学技術大学院大学)

6E-1 (時間: 14:10 - 14:30)
題名Automated Wi-Fi Sample Management System considering User Trajectory
著者Takashi Sakaguchi (Graduate School of Information Science and Engineering, Ritsumeikan University), Masahiro Mochizuki (Research Organization of Science and Technology, Ritsumeikan University), Kazuya Murao (College of Information Science and Engineering, Ritsumeikan University), *Nobuhiko Nishio (Graduate School of Information Science and Engineering, Ritsumeikan University)
ページpp. 1229 - 1235
キーワードIndoor positioning, Wi-Fi, Acceleration sensor

6E-2 (時間: 14:30 - 14:50)
題名大規模展示会における来場者分析のための配布型BLEタグを用いた位置推定手法
著者*浦野 健太 (名古屋大学大学院工学研究科), 廣井 慧 (名古屋大学未来社会創造機構/位置情報サービス研究機構(Lisra)), 梶 克彦 (愛知工業大学情報科学部/位置情報サービス研究機構(Lisra)), 河口 信夫 (名古屋大学大学院工学研究科/名古屋大学未来社会創造機構/位置情報サービス研究機構(Lisra))
ページpp. 1236 - 1243
キーワードBLE, 展示会, 位置推定
アブストラクト屋内で開催される大規模展示会において来場者がどのブースを訪れたか,どのブースで長時間滞在したかなどの動向を分析する際は,屋内位置推定を行う必要がある.既存手法では,アプリケーション利用の手間や,機材コストなどが問題となる.本稿では,安価に入手できる配布型BLEタグと小型コンピュータを利用して,アプリケーションをインストールする手間や機材コストを削減した位置推定手法を提案する.この手法を利用するにあたり,実際に大規模展示会においてスキャナとBLEタグを利用してデータの収集実験を行った.また,収集データに対して提案手法を用いた位置推定を行った.位置推定誤差を検証し,来場者分析として実験参加者の職業別での長時間滞在ブースの傾向を調査した.

6E-3 (時間: 14:50 - 15:10)
題名床指紋を用いた位置推定
著者*藤田 悟 (法政大学 情報科学部), 内田 薫 (法政大学大学院 情報科学研究科)
ページpp. 1244 - 1250
キーワード位置推定, 床, 特徴点マッチング
アブストラクト本論文は、床面のキズや模様に基づいて、床表面の同一性を判定する技術について述べ、この技術の応用として、床面を撮影した写真から利用者の位置推定を行う手法について報告する。本論文では、床面の模様や、後天的なキズや汚れからなる微細なパターンを床指紋と呼ぶ。床指紋の照合には、パターンを強調するための画像フィルタと、特徴点抽出技術、複数画像間の共通特徴点の同定技術が必要である。さらに、利用者の位置推定を行うために、広域の床指紋情報と、与えられた床画像との高速マッチング技術が必要になる。本論文では、初期の研究成果として、床指紋の抽出と、特徴点マッチング技術を紹介し、床指紋の可能性について述べる。また、小規模な床面を用いた性能実験を実施し、広域化に対する課題を明らかにする。