(セッション表へ)

マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2016)シンポジウム

セッション 5A  モビリティトレース
日時: 2016年7月7日(木) 10:20 - 12:00
座長: 屋代 智之 (千葉工大)

5A-1 (時間: 10:20 - 11:00)
題名(パネルディスカッション) 自動運転の普及に向けた技術と課題(研究会による特別セッション)
著者屋代 智之 (千葉工業大学), 清原 良三 (神奈川工科大学), 小花 貞夫 (電気通信大学), 佐藤 健哉 (同志社大学)

5A-2 (時間: 11:00 - 11:20)
題名パーソントリップデータをもとにしたモビリティデータ作成フレームワークとWi-Fiオフローディング評価への適用
著者*政野 博紀 (奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科), 木谷 友哉 (静岡大学情報学部)
ページpp. 910 - 918
キーワードモビリティデータ, 人の流れデータ, 交通流シミュレータ, Wi-Fiオフローディング
アブストラクトVANETなど車両を用いた通信システム評価では,現実的なモビリティデータを使ったシミュレーションが重要である.このような通信システム評価のために一般的に入手可能なモビリティデータとして,大規模社会人口調査のトリップ調査データを統計的に処理したデータがあるが,時間粒度が1時間単位か1分単位となっている.移動車両を用いた通信システム評価では,1秒単位の移動軌跡で表現されたモビリティータが必要である.本稿では,トリップ調査データを交通流シミュレータSUMOを用いて補完する実現法のフレームワークを提示し,東京大学が作成した人の流れデータの補完を行う.また,それにより得られたデータセットと通信キャリアが実際に設置したWi-Fiスポットの住所データを利用した,車両の移動流を用いたWi-Fiオフローディングの評価結果を紹介する.走行車両のWi-Fiスポット遭遇頻度と接続時間の上界を評価した結果,東京都心で平均26秒間隔でWi-Fiスポットに遭遇し,このときの平均接続時間が23秒であると分かった.

5A-3 (時間: 11:20 - 11:40)
題名GPS情報を用いた中規模災害による東京都心での個々人の通勤行動変化の予測手法
著者*矢部 貴大, 須藤 明人, 関本 義秀 (東京大学), 足立 龍太郎 (ゼンリンデータコム)
ページpp. 919 - 921
キーワード移動, 災害, GPS情報
アブストラクト台風等の自然災害が発生した際の交通機関が受ける影響は甚大である。都市圏において大きなウェイトを持つ通勤通学行動が災害によって受ける変化を事前に予測することで、事前の交通計画や発生後の救援隊の派遣計画の策定に貢献をすることができる。本研究では、平時の人々の行動特性や様々な地理空間情報を用いて災害時の通勤行動の変化を予測する手法を提案する。手法の妥当性を検証するために、GPSデータ等の多種のデータセットを用い台風が発生した際の通勤行動の変化を予測する実験を行ったところ、従来の手法より高精度で予測が可能であることを示した。また、都心に住む人々より郊外に住む人々の方が遅延を受けるという傾向を掴むことができた。

5A-4 (時間: 11:40 - 12:00)
題名集計位置データからの人流のリアルタイム推定のための粒子フィルタの提案と東日本大震災への応用
著者*須藤 明人, 樫山 武浩, 矢部 貴大, 金杉 洋, Xuan Song (東京大学), 樋口 知之, 中野 慎也, 斎藤 正也 (統計数理研究所), 関本 義秀 (東京大学)
ページpp. 922 - 924
キーワード位置情報データ, 粒子フィルタ, 人流推定
アブストラクト大災害直後の都市の人流を予測できれば、救援隊の配備や物資の支援などの計画策定に貢献することができる。しかし、大災害直後の人の動きは日常的な行動とは大きく異るため、過去のデータに基づいた推定では限界があり、リアルタイムなデータの活用が望まれる。これまではプライバシー保護の観点からリアルタイムデータの活用が難しかったが、政府の強い後押しもあってエリアごとの集計データのリアルタイム活用が可能になってきた。本発表では、リアルタイムなデータと交通シミュレーションのデータ同化手法による災害直後の人流推定手法の結果と、事後のアンケート調査を比較によって、リアルタイムデータによる推定の性能を評価した結果を報告する。