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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2016)シンポジウム

セッション 3H  安全支援
日時: 2016年7月6日(水) 17:50 - 19:10
座長: 榎堀 優 (名古屋大学)

3H-1 (時間: 17:50 - 18:10)
題名Bluetooth Low Energyマルチホップ通信を用いた斜面崩壊予兆検知システムの実装と評価
著者*藤本 まなと, 松本 誠義, 諏訪 博彦, 荒川 豊, 侯 亜飛 (奈良先端科学技術大学院大学), 塚本 悟司, ウエバー ジュリアン, 矢野 一人 (ATR波動工学研究所), 畑山 満則 (京都大学)
ページpp. 638 - 644
キーワードBluetooth Low Energy, 斜面崩壊予兆検知, マルチホップ通信, Downhill, センサネットワーク
アブストラクト近年,台風やゲリラ豪雨等の影響により大規模な土砂災害が頻発している.これらに伴って短期的に危険性が増大した際の斜面崩壊の予兆検出やリアルタイムモニタリングが求められている.これまでの方法としては,センサ杭をもちいた簡易斜面変位監視システムの利用などがあるが,導入コストや敷設リスク,システムの拡張性などの問題を抱えている.本稿では,これらの問題を解決するため,Downhillと呼ばれる斜面崩壊の早期検知と警報を目的とした新たなシステムを提案する.Downhillは,センサ端末として中古スマートフォンを用いており,高所の警戒区域から麓の中央端末サーバまでセンシングデータを届けるため,各センサ端末はBluetooth Low Energy (BLE)を利用したアドホックネットワークによって接続されている.Downhillでは,センサ端末が斜面の崩壊を検知した時,BLEネットワークを介して加速度データやGPSデータをサーバまでマルチホップ通信を用いて送信することでデータを収集・監視・警告を行う.我々は,実際にDownhillを実装し,斜面崩壊の警戒地域においてDownhillが利用可能かどうかを調査するための実地実験を行った.その結果,安定したマルチホップ通信を実現し,斜面崩壊の警戒地域においても有効にDownhillが利用できることを確認した.

3H-2 (時間: 18:10 - 18:30)
題名水中での超音波帯域を用いたマルチキャスト通信によるはぐれダイバー検出法
著者*海道 真哉 (創価大学大学院工学研究科), 高見 一正 (創価大学理工学部)
ページpp. 645 - 651
キーワード水中, 超音波, アドホックネットワーク, マルチホップ, はぐれ検出
アブストラクト近年,水中での通信技術が注目,発達し始めている.しかし,水中での通信は地上の通信に比べいまだ未発展な技術である.その原因としては,水中の環境は電波を用いた通信に向かないという根本的な問題があり,超音波を用いることが主な方法となり,通信速度,通信量などが十分に確保できないからである.その中でも浅瀬での通信は特に未着手の領域となっているので,スキューバダイビングを行うような環境では通信技術はほとんど用いられていない.本稿では,レクリエーショナルダイビングを行うスキューバダイバーを対象とした,事故防止のためのはぐれダイバーの検出方法を提案する.送信電力を調整することにより一定の範囲内のみ通信が可能な通信空間を構成し,ネットワークシミュレータを試作し,ノード間距離が一定以上離れている場合,はぐれノードが検出,通知されているか評価を行った.

3H-3 (時間: 18:30 - 18:50)
題名災害時における画像を扱った安否確認システムの評価
著者*�眦� 千暁, 本橋 史帆 (お茶の水女子大学), 大和田 泰伯 (情報通信研究機構), �皸� 峰生 (カリフォルニア大学ロサンゼルス校), 小口 正人 (お茶の水女子大学)
ページpp. 652 - 656
キーワードネットワークプロトコル, 分散処理, P2P, 無線・移動体, ユビキタス情報処理
アブストラクトインターネットは社会・経済のインフラともいえる役割をはたしており、今や生活になくてはならないものとなっている。それに伴い、地震などの災害によってその機能や性能が低下、停止した場合の緊急代替情報交換手段が必要となってき。また、これらのことを事前に設計、準備しておくことは防災や減災を考える上でも大変重要である。 しかし、現在用意されている、災害に備えたサービスの多くはインターネットが機能していることを前提としているため、インターネットが繋がらない環境下では使用できなくなってしまう。 そこで本研究では、地域的にインターネットが機能しない劣悪な条件下でも、部分的に稼動しているサーバ機能付 Wi-Fi アクセスポイントと Delay/Disruption Tolerant Network(DTN) 技術を利用した災害時通信システムを検討し、その評価を行った。