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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2015)シンポジウム

セッション 7F  コンテンツ制作
日時: 2015年7月10日(金) 8:30 - 10:10
部屋: まきば
座長: 義久 智樹 (大阪大学)

7F-1 (時間: 8:30 - 8:50)
題名山歩きに適した高野山町石道案内システムの開発と評価
著者*今村 美聡, 吉野 孝, 児玉 康宏, 吉住 千亜紀, 尾久土 正己 (和歌山大学)
ページpp. 1533 - 1539
キーワード観光支援, Android, GPS, 音声
アブストラクト2015年,高野山は開創1200年目を迎え,高野山への注目はいっそう高まり,観光客数は増加している.高野山には,開山以来巡礼の道である「町石道」がある.我々は,高野山町石道の由来を解説するシステムを開発している.本システムは,町石道を歩く利用者に,付近にある町石をスマートフォンで案内する.町石道の案内システムの課題は,以下の二つである.一つ目は,山道であるため,端末操作は危険である.二つ目は,世界遺産であるため,現地への機材の設置は困難である.これらの課題を解決するため,システムの設計方針として,手元の操作や画面の注視が必要ない自動音声案内,現地に機材の設置が必要ないGPS機能を利用することとした.システムは,起動すれば自動で音声案内が再生されるようにした.また,案内の内容は利用者を飽きさせないよう,様々な話題を取り込み,話者も工夫した.案内が適切に再生されるか確認する動作実験を行った.2回の実験を行い,利用者と町石の位置比較に複数の手法を用いることで,音声が再生されない,遅れて再生される問題を解決した.

7F-2 (時間: 8:50 - 9:10)
題名テキスト入力による絵コンテの下書きと映像の自動生成システムに関する検討
著者*原 拓海, 佐藤 貴明, 澤野 弘明 (愛知工業大学), 鈴木 裕利 (中部大学), 土屋 健 (諏訪東京理科大学), 小柳 惠一 (早稲田大学)
ページpp. 1540 - 1543
キーワードテキスト, 絵コンテ, 映像, 自動生成
アブストラクト映像コンテンツを生成するためには,映像作品の設計図となる絵コンテを制作し,その絵コンテをカメラマンなどのスタッフと共有して撮影に臨む.筆者らはこれまでに小説などの文章を入力として,インターネット上の画像共有サイトの画像を利用した絵コンテ自動生成システムを提案してきた.従来研究の課題としては,画像共有サイトで選択された画像に強く依存することと,絵コンテ生成で留まっているため,映像の撮影の際に動きのない情報を提示できないことであった.そこで生成された絵コンテを,映像制作の設計図として利用できるインタラクティブなインタフェースとして拡張する.本論文では提案システムの概要を述べ,絵コンテインタフェースと生成された映像について述べる.

7F-3 (時間: 9:10 - 9:30)
題名VRを用いた居住環境を再現可能な地震体験システムの提案と評価
著者*濱田 航一, 角田 博保, 沼尾 雅之 (電気通信大学)
ページpp. 1544 - 1550
キーワード地震体験, 防災, 仮想環境
アブストラクトユーザーに危機意識を持たせ防災行動を促す,VRを利用した地震体験システムを提案した.より強く危機意識を持たせるため,ユーザー自身の居住環境での被害を再現できるシステムとし,地震の体験にはヘッドマウントディスプレイを使用した.誰でも手軽にシステムを利用できるよう,居住環境は簡単なマウス操作で再現できるようにした.評価実験では,提案手法がユーザーに地震に対する危機意識を持たせ防災行動を促すのに有効であるという結果になった.

7F-4 (時間: 9:30 - 9:50)
題名魚の動きに対応した映像演出システムの提案
著者*伊神 栞里, 岩本 雄太, 澤野 弘明 (愛知工業大学), 鈴木 裕利 (中部大学), 土屋 健 (諏訪東京理科大学), 小柳 恵一 (早稲田大学)
ページpp. 1551 - 1554
キーワードアクアリウム, 映像演出, 物体検出, 画像処理
アブストラクト水族館では来場者の興味を惹き付けるためにデジタルコンテンツを導入したイベントが実施されている.例として,CG技術を用いて壁面や水槽へ映像を投影する展示作品が挙げられ,効果をあげているといえる.一方,それら展示作品では現実の魚の魅力に比べてCG映像が目立つという課題がある.またあらかじめ用意された映像を利用するため拡張性が低い.そこで,魚の動きに応じて映像を動的に変化させて提示する映像演出システムを提案する.提案システムでは水槽内の魚を撮影し,画像処理技術により魚の位置を検出し,動きを算出する.魚の付近に魚の動きに付随する吹き出しと軌跡を水槽の背面に設置したディスプレイに描画する追跡型映像演出を行う.本稿では,提案システムによる実験を行い,実用化に向けた抽出精度や立ち位置による視差の問題の考察を行う.