| 題名 | 携帯センサと近接センサを用いた看護師行動センシング実験 |
| 著者 | *磯田 達也 (九州工業大学), 野原 康伸 (九州大学病院メディカルインフォメーションセンター), 井上 創造 (九州工業大学), 白水 麻子 (熊本県立大学), 杉山 康彦 (株式会社シーイー・フォックス), 平田 真理, 町田 京子 (医療法人福西会 福西会病院), 中島 直樹 (九州大学病院メディカルインフォメーションセンター) |
| ページ | pp. 581 - 587 |
| キーワード | 医療データ, 看護師行動, 加速度センサ, 赤外線センサ, データ分析 |
| アブストラクト | 近年,多くの業界においてビッグデータの広く活用されている.医療現場においても,診療情報,医療計測データは膨大なものとなってきており,IT技術の導入が進められている.その一方で,医療現場の労働環境には問題点が多く存在し,中でも看護師の労働環境の悪化が問題視されている. 本研究では,看護師の業務分析のため,長期間に渡り看護師の業務行動データを収集する実験を行った.38人の看護師を被験者に設定して,装着型の小型センサ端末を装着した状態で業務を行ってもらい,加速度データおよび看護師間の対面情報,看護師業務情報を収集した.また,赤外線を用いた情報通信機器によって看護師の位置情報も同時に収集した.収集した各種データから看護師の業務行動の激しさや位置情報,看護師間の対面情報や業務情報を分析し,それぞれの因子が看護師に与える影響について考察を行った.その結果,他の看護師との対面回数が多く,病室に何度も訪れている看護師や,リハビリ介助業務や行動介助業務などの患者の介助に関わる業務を行う看護師ほど,行動の激しさが大きくなることがわかった. |
| 題名 | 飲食店向け不動産営業を支援する申し込み顧客推薦手法の提案 |
| 著者 | *河村 一輝, 諏訪 博彦, 荒川 豊, 安本 慶一 (奈良先端科学技術大学院大学) |
| ページ | pp. 588 - 593 |
| キーワード | 機械学習, 推薦システム, 営業支援 |
| アブストラクト | 本研究では, 飲食店向けの不動産営業を支援する手法を提案する. 飲食店起業を目指す顧客が, 物件の成約に至る流れは以下の通りである. �仝〆�サイトで不動産を探す. �⊆尊櫃貌盡�を行い気に入った物件を閲覧する. �F盡�に行った物件の内気に入った物件を申し込みする. �な�件の貸主と交渉し, 成約に至る. �、��△慮〆�から内見に移ることや, �□���の内見から申し込みに移ることは難しいため, 不動産会社の営業マンが電話をかけて次のステップに促す. 従来では電話営業を行う際, 営業マンは長年の感と経験によって, 数ある顧客リストからより成約に至りやすい顧客を選定し, 電話をかけていた. しかし, 新人の営業マンでは, どの顧客に電話をかけるべきかのノウハウがたまっておらず, どの顧客にかけたらいいのか分からないといった問題がある. この問題を解決するために, 本研究では機械学習を用いて, 申込みをしやすい顧客を推定し,営業マンに電話をかけるよう推薦する.アンケート結果,物件情報,顧客情報の3つのクラスを説明変数に機械学習を行ったところ49.2%の精度で申し込み顧客を推薦することが出来た. |
| 題名 | 並行タスク検証システムのためのタスク記述・検証法の検討 |
| 著者 | *岩本 真司 (豊橋技術科学大学大学院 情報・知能工学専攻), 大村 廉 (豊橋技術科学大学 情報・知能工学系) |
| ページ | pp. 594 - 601 |
| キーワード | 行動認識, タスク検証 |
| アブストラクト | 医療や介護業務について適切な検証を行うには,「回診業務」など複雑で抽象的な業務を認識し,その進行の正しさを検証できる必要がある.これまでには,「業務」を粒度の細かい下位行動に分解し,下位行動の認識に基づいて上位行動を認識する手法が提案されていた.しかし,現実の業務において,ユーザは複数のタスクを抱え,それらを並行して処理することがほとんどである.そこで,本稿では,並行して進められるタスクにも対応可能な,タスクの検証方法に関する検討を行う.タスク中の行動を,タスクを正常に進める行動,警告すべき行動,無関係な行動の3つに分類し,複数タスクのそれぞれの状態において,入力行動がいずれの種類に当たるかを考えることで,進行中の全タスクにおいて警告行動ではないことや,いずれかのタスクを進行させる行動であることなどを確認する.この手法に基づいて「回診業務」のうち血圧測定,体温測定,心電図測定を記述し,これら3つを並行して任意の手順で実行した際に,適切に検証が行えることを確かめた. |
| 題名 | ユーザに作問を任せるテストの自動評点手法とその評価 |
| 著者 | *谷口 敦 (九州工業大学大学院工学府), 井上 創造 (九州工業大学大学院工学研究院) |
| ページ | pp. 602 - 608 |
| キーワード | クラウドソーシング, 作問, 教育, ヒューマンコンピュテーション, e-Learning |
| アブストラクト | 本研究では,すべてのユーザーが問題を作成できるシステム作成を目指す. 現在,多くの大学でe-Learningのような教育システムが採用されているが,その多くの場面で教師のみ,または限られた人間が問題を作成するため,作問の負担が大きい.また,学習者同士がインターネットを介して,事前に解答が知られている傾向があり,教師が新しい問題を作成し続ける必要性に直面している.そこで我々は,どんなユーザでも作問できれば教師の負担が減らせることができると考えた.しかしながら誰もが自由に作問できる状況では,問題の難しさがバラバラであったり,試験範囲に見合ってない問題が作問される可能性がある.そこで,作られた問題の難しさと,妥当性を評価に反映させるアルゴリズムを定式化した.またシミュレーションを行い再帰的なアルゴリズムが収束することを確認した.そこで,作問ができ問題を解答できるWebシステムを作成した.そのシステムを使い,実際の人間が作問した問題で,提案手法のアルゴリズムにより,正しい評価ができるかどうか,大学の授業内で実験を行った.その結果,実際にユーザが作問した問題でも難しさと妥当性を考慮した評点結果が算出された. |