| 2015年10月17日(土) |
| 会場名 | 部屋 | 午前 前半 (部門, 時間, 座長) | 午前 後半 (部門, 時間, 座長) | 午後 前半 (部門, 時間, 座長) | 午後 後半 (部門, 時間, 座長) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1会場 | D21 | 9:00 - 10:05 岸原 充佳 (岡山県立大) |
10:30 - 11:35 石川 篤 (岡山大) |
13:00 - 13:45 多田村 克己 (山口大) |
14:00 - 15:05 久保 洋 (山口大) |
15:30 - 16:48 多田村 克己 (山口大) |
山口大学工学部 常盤キャンパス 大学生協 |
| 第2会場 | D22 | 9:00 - 10:05 春山 和男 (宇部高専) |
10:30 - 11:35 下舞 豊志 (島根大) |
14:00 - 15:05 西村 亮 (鳥取大) |
15:30 - 16:22 松藤 信哉 (山口大) |
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| 第3会場 | D23 | 10:30 - 11:35 香川 直己 (福山大) |
14:00 - 15:05 冨里 繁 (岡山大) |
15:30 - 16:48 松元 隆博 (山口大) |
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| 第4会場 | D24 | 9:00 - 9:52 中本 昌由 (広島大) |
10:30 - 11:35 小林 康秀 (広島市立大) |
14:00 - 15:05 西藤 聖二 (山口大) |
15:30 - 16:35 佐村 俊和 (山口大) |
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| 第5会場 | D31 | 9:00 - 10:05 若佐 裕治 (山口大) |
10:30 - 11:35 川原 耕治 (広島工大) |
14:00 - 15:05 永田 武 (広島工大) |
15:30 - 16:35 西村 和則 (広島工大) |
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| 第6会場 | D32 | 9:00 - 10:05 桶 真一郎 (津山高専) |
10:30 - 11:35 杉原 弘章 (中国電力) |
14:00 - 15:05 稲井 寛 (岡山県立大) |
15:30 - 16:48 重安 哲也 (県立広島大) |
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| 第7会場 | D33 | 9:00 - 10:05 石田 弘樹 (岡山理大) |
10:30 - 11:48 関崎 真也 (広島大) |
14:00 - 15:05 佐伯 徹郎 (山口大) |
15:30 - 16:22 三谷 康夫 (福山大) |
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| 第8会場 | D34 | 9:00 - 9:52 工藤 祐輔 (日大) |
10:30 - 11:22 濱田 俊之 (宇部高専) |
14:00 - 15:05 山田 洋明 (山口大) |
15:30 - 16:48 岡本 昌幸 (宇部高専) |
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| 第9会場 | D41 | 10:30 - 11:35 岸本 堅剛 (山口大) |
14:00 - 15:18 丸野 茂光 (広島工大) |
15:30 - 16:48 原田 直幸 (山口大) |
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| 第10会場 | E11 | 9:00 - 10:05 矢野 澄男 (島根大) |
10:30 - 11:35 百田 正広 (徳山高専) |
14:00 - 15:05 北村 俊明 (広島市立大) |
15:30 - 16:35 會澤 邦夫 (島根大) |
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| 第11会場 | E12 | 10:30 - 11:09 齊藤 充行 (広島市立大) |
14:00 - 14:52 中西 功 (鳥取大) |
15:30 - 16:35 加藤 裕一 (島根大) |
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| 第12会場 | E21 | 9:00 - 10:05 王 躍 (山口大) |
10:30 - 11:35 岩本 宙造 (広島大) |
14:00 - 15:05 今井 克暢 (広島大) |
15:30 - 16:35 義永 常宏 (徳山高専) |
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| 第13会場 | E22 | 10:30 - 11:35 山岸 秀一 (広島工大) |
14:00 - 15:05 重村 哲至 (徳山高専) |
15:30 - 16:35 田中 誠 (呉高専) |
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| 第14会場 | E31 | 9:00 - 9:52 中道 上 (福山大) |
10:30 - 11:35 土肥 正 (広島大) |
14:00 - 15:05 岡村 寛之 (広島大) |
15:30 - 16:35 金川 明弘 (岡山県立大) |
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| 第15会場 | E41 | 9:00 - 10:05 有本 和民 (岡山県立大) |
10:30 - 11:35 田中 幹也 (山口大) |
14:00 - 15:05 瀬島 吉裕 (岡山県立大) |
15:30 - 16:35 舩曵 信生 (岡山大) |
| 2015年10月17日(土) |
| 題名 | なぜ体内時計は大切なのか |
| 著者 | *明石 真 (山口大学時間学研究所) |
| キーワード | 体内時計, 光, 疾患 |
| アブストラクト | 地球上のほとんどの生物は約24時間周期の体内時計(概日時計)を持っており、これにより生物は地球の自転に合わせて効率良くそして健康に生活することができる。例えば、意思に関わらず、この時計が自律的に働くことで、夜が近づけば体温や血圧などを低下させて休息の準備に入り、朝が近づけば、目を覚ます前から、起床後の活動に備えて血圧や体温等を高めてくれる。しかし、光を自由自在に操り、地球の自転を無視して生活する現代人にとって、概日時計は身体パフォーマンスの低下を起こすだけでなく、疾患リスクにすらなる"やっかい者"に成り下がっている。現代人は概日時計を良く理解して、自分自身で身を守らなければならない。 |
| 題名 | 金属円柱がコムライン型に配置された左手系媒質とその伝搬特性 |
| 著者 | 久保 洋, *村田 真成, 真田 篤志, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 左手系媒質, 分散特性, 通過反射特性 |
| アブストラクト | 左手系媒質の構成方法として負の誘電率及び負の透磁率を得るため,2種類の要素が利用されている.一方で金属円柱のみで単位セルが構成され,これらをインターデジタル型に配置した構造が提案されている.本発表では2本の金属円柱をコムライン形に配置した左手系媒質を提案し,インピーダンスや反射特性を示す.構造は金属円柱のペアがx軸方向に平行で同じ位置に置かれている.x軸方向に偏波した波がz軸方向へ伝搬する場合を考え,ここでは単位セルの上下面に電気壁を置いた構造を伝搬するモードについて検討する単位セル構造に対する透過,反射係数から正規化インピーダンスを求めた.この正規化インピーダンスの変化が緩やかなほど,4個の単位セルが並んだ媒質の透過,反射係数は,帯域が広く,また反射係数も小さくなっている. |
| 題名 | スタブに共振構造を持つ導波管型右手/左手系複合線路 |
| 著者 | *杉 芳朋, 久保 洋, 真田 篤志, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 左手系線路, 導波管, 分散特性, 反射係数の位相特性, スタブ長 |
| アブストラクト | 導波管型左手系線路として, 導波管の下にスタブ導波管を取り付けた構造が提案されている. 本発表では, スタブに共振構造を形成し, スタブ長を短くすることを検討する. 左手系線路は並列のインダクタンスと直列のキャパシタンスで構成される.金属板の付いた金属角柱をスタブ内に置く.金属板と角柱のインダクタンスと,金属板とスタブ導波管の金属壁のギャップのキャパシタンスで並列共振を起こす.上部導波管下面より入ってきた波の反射係数の位相は基準面において共振周波数で0 となる.この面におけるインピーダンスZinはこれより高い周波数で容量性となり,左手系モードの伝搬条件を満たす.共振構造を付けることでスタブだけの従来構造に比べてスタブ長が短くなる. |
| 題名 | 金属円柱が互い違いに配置された導波管型右手/左手系複合線路の伝搬と放射特性 |
| 著者 | *貞升 翔吾, 久保 洋, 真田 篤志, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 左手系線路, 導波管, 左手系モード, 分散特性 |
| アブストラクト | 導波管型左手系線路として, 導波管の下にスタブ導波管を取り付けた構造が提案されている. 本発表では, 導波管内に金属円柱を配置した左手系線路を検討する.導波管の中心面から対称な位置に二列の金属円柱が z 軸方向に並んでいる. 導波管の上面と下面に取り付けられた金属円柱のペアが周期的に並ぶことで円柱列を構成している. この金属円柱のペアには, 金属円柱と導波管上下面とのギャップの電界が同相となる共振と, 逆相となる共振がある.導波管のパラメータを調整することによって, バランスのとれた右手/左手系複合線路となる. さらに導波管上面にスロットを空けて周波数を変化させることにより60 度から120 度までビーム走査ができる. |
| 題名 | 森林環境における地表面付近の伝搬 |
| 著者 | *山根 諒平, 得納 樹, 濱崎 利彦 (広島工業大学) |
| キーワード | 電波伝搬, WSN, 森林, ITU-R, COST235 |
| アブストラクト | 森林環境において無線システムを構築する試みは多い。Wireless Sensor Network(WSN)もその1つであり、有用な環境監視手法として期待されている。しかし、森林環境で伝搬シミュレーションを用いることは自然物のモデリングの困難性から現実的ではなく、現在でも単純な周波数と距離の関数とである森林損失モデル式が利用されている。しかし、これらの多くはセルラのような基地局-端末間通信を行うシステムを主な対象としており、WSNのような地面に近い端末間通信システムに必ずしも対応しているわけではない。本稿では通信実験を実施し、代表的な森林減損失モデルであるITU-Rモデル、COST235モデルと比較することで近距離地面伝搬に対する森林損失の扱いについて考察する。 |
| 題名 | ショートパッチ給電双方向ビーム誘電体アンテナ |
| 著者 | *秋好 成道, 日下 道康, 風呂川 尚史, 小西 善彦 (広島工業大学工学部電気システム工学科) |
| キーワード | Dielectric Antennas, Small Antennas, Dual beam, Antenna radiation Patterns |
| アブストラクト | 比誘電率3程度の一般的な樹脂を電波の放射体として用い,左右2方向に指向性を形成する双方向ビーム誘電体アンテナの検討を行う.このアンテナは,ガラス繊維強化PTFE基板に1/4波長ショートパッチアンテナを構成し,ショートパッチの上にポリ乳酸の誘電体構造体を密着させて給電することにより双方向ビームを得る.周波数5.0GHzでの放射指向性実験の結果,測定に用いた金属地板の影響で,垂直面放射パターンにはリップルが発生したが,垂直/水平面とも計算値に対応した主偏波測定結果が得られ,双方向ビームの実現を確認した.交差偏波も-20dB以下の結果が得られた.また,ピーク利得は計算値9.6dBiに対して,測定値8.4dBiとなった. |
| 題名 | 十字形カプラと横断回路によるバトラーマトリクス |
| 著者 | *岸原 充佳 (岡山県立大学), 太田 勲 (兵庫県立大学) |
| キーワード | ミリ波, 導波管, 方向性結合器, 横断回路, バトラーマトリクス |
| アブストラクト | 近年,高さ方向の回路形状が一定となるH面導波管を利用して十字形方向性結合器や横断回路が開発されている.本研究では,十字形3dBカプラと横断回路を組み合わせることで短ミリ波帯(G帯, 140-220GHz)の4x4バトラーマトリクスの設計を試みている.各入力位置に対し最大6°の誤差があるが,ほぼ45°,135°の位相差出力が得られることを電磁界シミュレータ上で確認している. |
| 題名 | RF-DC変換回路設計のためのダイオードの入力インピーダンスの電力依存性 |
| 著者 | *Mohd Tahar Mohamad Fairus, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | RF-DC変換回路, ダイオード, インピーダンス |
| アブストラクト | これまでに様々なRF-DC変換回路が設計されている[1].高効率なRF-DC変換回路の設計のためには,入力電力が回路の入力端で反射しないよう,電源の内部インピーダンスと回路側の入力インピーダンスとを整合することが重要である.しかし,ダイオードの入力インピーダンスが入力電力に対して非線形に変化することから,これまでの設計では,RF-DC変換効率が高くなるよう,実験的に回路パラメータを最適化する手法が採られてきた. 本稿では,入力電力を変化させた場合のダイオードの入力インピーダンスの電力依存性について報告する. |
| 題名 | ヘリカルメタ原子を用いた平面型双等方性カイラルメタマテリアルについて |
| 著者 | *王 �架�, 真田 篤志 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 双等方性, カイラル, メタマテリアル |
| アブストラクト | カイラル媒質は, 磁界による電気分極あるいは電界による磁化の電気磁気効果を含む構成方程式を持ち, 偏波変換が可能である. 本研究では, 薄い材料で大きなカイラリティを得るヘリカルメタ原子を用いた平面型双等方性カイラルメタマテリアルを提案する. |
| 題名 | WSNにおける建築物遮断による回折損失の検証 |
| 著者 | *得納 樹, 山根 諒平, 濱崎 利彦 (広島工業大学) |
| キーワード | WSN, 電波伝搬, 回折, 自由空間損失, ナイフエッジ回折損失 |
| アブストラクト | IoTの実現に向けて、種々のワイヤレスセンサモジュールが提案されている。特に低消費電力でポータブルな機器は設置が簡単であり普及が望まれているがいくつかの課題もある。例えば、こういった機器ではアンテナがセンサモジュールに一体化され、設置場所と方法を優先した場合、通信安定性の観点からは扱いにくいことが指摘されている。従って、電波伝搬モデルの知見を一般使用者にも分かり易く提供する手法が開発されればこの課題は解決する。そこで、本研究では最も応用例が多いと考えられる建造物周囲環境での回折電波受信強度を小型センサモジュール実機で測定し、電波伝搬モデルとの比較検討を行った。 |
| 題名 | 高緯度地域におけるMF帯放送波伝搬特性とオーロラとの関連 |
| 著者 | *菅原 正伍, 新 浩一, 西 正博, 吉田 彰顕 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| キーワード | 北極圏, 電離層伝搬, MF帯電波, オーロラ, ディジタルカメラ |
| アブストラクト | 電離層反射により伝搬する電波の特性は,その電離層が太陽活動や季節変動による影響を受けることで変化することが知られており,これらの関係については様々な研究が行われてきた.放送波を様々な地域で長期連続観測することで,自然現象が電波伝搬に与える影響のメカニズムの解明が期待できる.本研究では,複数のMF帯放送波をスウェーデン・キルナにて観測し,その伝搬特性の比較および評価を行った.さらに,オーロラ観測が活発に行われているスウェーデン・アビスコにて,ディジタルカメラを用いてオーロラを撮影し,取得したオーロラ画像を分類し,オーロラと電波伝搬の関係性を調べた. |
| 題名 | 3次元プリンタと無電解めっきを用いた3次元電磁メタマテリアルの作製と評価 |
| 著者 | *加藤 大輝, 石川 篤, 武安 伸幸, 藤森 和博, 鶴田 健二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | マイクロ波, 3Dプリンタ, メタマテリアル |
| アブストラクト | 電磁波の波長より小さな金属構造体で構成されたメタマテリアルは、天然物質では得られない特異な電磁波応答を示すことから、近年注目を集めている。中でもマイクロ領域は、波長が比較的長く、振幅と位相を同時に高精度に測定できるため研究が盛んに行われている。一方、これまでにマイクロ波領域で実現されているメタマテリアルの多くは、プリント基板を用いた平面的な構造やプリント基板を立体的に並べた疑似3次元構造が主流であり、その電磁波機能に制限があった。今回我々は、3次元(3D)プリンタと無電解めっきを用いた3次元金属構造の作製手法を新たに提案し、これを用いた3次元メタマテリアルの作製と評価を行った。本手法を用いると、メタマテリアルに限らず、任意の形状を有する3次元金属構造体を作製できることから、幅広いマイクロ波デバイス応用に有用であると考える。 |
| 題名 | ソフトウェア無線を用いたヒト検知システムの構築 |
| 著者 | *百田 光希, 新 浩一, 西 正博, 吉田 彰顕 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| キーワード | ヒト検知, テレビ放送波, マルチパス, ソフトウェア無線, リアルタイム |
| アブストラクト | 我々の研究グループでは,UHF帯テレビ放送波を用いたヒト検知システムを提案している.また近年, 1台の無線機で多様な通信方式に対応できるソフトウェア無線技術が利用されており,無線通信システムの多機能化や小型化,低コスト化が可能である.そこで本研究では,新たにソフトウェア無線によるヒト検知システムの構築を行った.さらに,防犯対策や高齢者の見守り等に応用するため,室内の状況を遠隔地より,リアルタイムに把握可能なシステムを構築した.また,有効性の評価のため, 我々が開発してきたUHF帯受信機を用いたシステム,ワンセグチューナを用いたシステムとの比較,評価を行った.さらに,複数の周波数を同時に測定可能であるため,新たに複数周波数による検知性能評価も行った. |
| 題名 | 地上ディジタルTV放送における日本および韓国からのオーバーリーチ干渉の観測 |
| 著者 | *谷山 曙多朗, 新 浩一, 西 正博, 吉田 彰顕 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| キーワード | オーバーリーチ干渉, 受信信号強度, 信号対雑音比 |
| アブストラクト | 近年,地上ディジタルTV放送において他県または他国から放送波が到来するオーバーリーチ干渉が問題となっている.特に九州・中国地方では国内のみならず韓国からも電波干渉があるため,これまで干渉源の特定が困難であった.本研究ではTV放送波とFM放送波を同時に観測することでオーバーリーチ干渉源を特定する手法を適用し,韓国および日本国内の3地点からのTV放送波のオーバーリーチ干渉の観測を行った.さらに受信信号強度や信号対雑音比の上昇量・劣化量を用いた季節変動も併せて確認することでどの放送局からの放送波が支配的であるのかを観測した. |
| 題名 | UHF帯金属対応RFIDのためのボウタイ型周期構造について |
| 著者 | *和田 悠, 真田 篤志 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | RFID, メテマテリアル |
| アブストラクト | 通常アンテナの放射効率が著しく低下する金属近傍においても動作するRFID (Radio Frequency Identification) が望まれている. これまでマッシュルーム周期構造の高インピーダンス面を用いた金属対応RFIDが提案されているが, ビアを用いているため高コストであった. 本稿では, 金属対応UHF帯(915MHz) RFIDタグのための, ビアを用いないボウタイ型の金属周期構造について検討した. |
| 題名 | 変換電磁気学に基づく2次元分布定数異方性媒質の波長依存性について |
| 著者 | *永山 務, 真田 篤志 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 変換電磁気学, 2次元異方性媒質, メタマテリアル, 均質媒質近似 |
| アブストラクト | 変換電磁気学に基づく透明マント実装のための2次元分布定数異方性媒質が提案されており, 非対角項が非零となる透磁率テンソルを持つ媒質の構造パラメータの設計式が与えられている. しかし波長が短くなった場合に, どの程度均質媒質近似が成り立つかは明らかでない. 本稿では, 2次元分布定数異方性媒質の波長依存性を算出し, どの程度均質媒質近似が成り立つかを調べる. |
| 題名 | 有機EL素子の温度が輝度に及ぼす影響 |
| 著者 | *岡 遼, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校電気電子工学科) |
| キーワード | OLED, 輝度, 温度特性 |
| アブストラクト | 現在ディスプレイ素子として研究開発されている有機ELは、照明用途への応用を考えると、高出力・高効率が必要になり、そのために大面積化がすすめられている。この発光面の温度をコントロールすることで、輝度ムラの改善、輝度の増加につながることを見つけたので報告する。 |
| 題名 | 超高速カメラによる自動車用HIDランプの始動メカニズム解析 |
| 著者 | *西村 奈津也, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校電気電子工学科) |
| キーワード | HID, ヘッドランプ, 無水銀 |
| アブストラクト | ヘッドライトとしてのHIDランプは多くの自動車で使用されてきている。HIDランプの始動電圧を下げることは、点灯回路の小型化、軽量化に非常に有効な手段となる。我々はHIDランプの始動電圧を下げるためにいろいろな実験を行い、発光管外部に存在するシュラウドガスにより始動電圧が大きく影響を受けることを発見した。そのシュラウドガスがどのように発光管の始動電圧に影響を及ぼすかを検討したので報告する。 |
| 題名 | 有機EL素子の分解による輝度ムラの原因究明 |
| 著者 | *石井 翔己, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校電気電子工学科) |
| キーワード | 有機EL, 輝度ムラ, 放熱 |
| アブストラクト | 現在ディスプレイ素子として研究開発されている有機ELは、照明用途への応用を考えると、高出力・高効率が必要になり、そのために大面積化がすすめられている。大画面化するには輝度ムラを防ぐことが大切であり、その原因を調べた。その結果、表面温度が電極間隔を大きく変化させ、それが輝度ムラの原因位なっていることを確認した。 |
| 題名 | スポーツ照明における空間照度のシミュレーション |
| 著者 | *管林 正行, 水胤 友宏, 旛山 翔 (広島工業大学), 向井 浩二 (広島工業大学大学院), 高地 正夫, 池田 篤志 (ハイランド), 田中 武 (広島工業大学) |
| キーワード | LED, 照明, 不快グレア, 空間分布, 照度 |
| アブストラクト | 現在では照明光源は急速に発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)への道をたどっており,中には最高輝度が1千万cd/m2を超える光源までが出現している.体育館などのスポーツ照明が,水銀灯から,LED光源に変わると,高輝度化と発光面積の増大により,不快グレアを検討する必要が出てくる.本研究では,スポーツ照明の空間照度分布のシミュレーションを行った結果を報告する. |
| 題名 | 走行用基準前照灯(ハロゲン)の直視グレアの初歩的な測定 |
| 著者 | *水胤 友宏, 管林 正行, 旛山 翔 (広島工業大学), 向井 浩二 (広島工業大学大学院), 依田 優治, 番野木 公一 (中央電子計測), 高地 正夫, 池田 篤志 (ハイランド), 田中 武 (広島工業大学) |
| キーワード | ヘッドライト, ハロゲン, 直視グレア, 走行用基準前照灯 |
| アブストラクト | 現在,自動車の前照灯に使用されている光源にはハロゲン電球,HID電球,LEDの主にこの3種類がある. 今回測定したハロゲン電球は現在,最も多く使用されている光源である.本研究ではハロゲン電球を用いてグレアを測定した. 一般的な走行用基準前照灯(ハロゲン)の光源輝度の使用領域は40000cdから80000cdである.今回の測定で得られた実験結果は測定距離が5mであるため,光源輝度が40000cdから80000cdの時にH・GRが59から65と比較的高い値である.今後はさらに詳細な検討をしていく必要がある. |
| 題名 | EDLCを用いた屋外照明灯の実証試験 |
| 著者 | *福島 志斗, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 内田 孝幸 (佐藤工務所), 小川 仁一, 吉野 勝美 (島根県産業技術センター) |
| キーワード | EDLC, LED照明, 屋外, 水系電解液, 蓄電 |
| アブストラクト | 電気二重層キャパシタ(EDLC)は,電極界面において電解液中のイオンを吸脱着により充放電しており,化学変化による二次電池と比較して,充放電サイクル寿命が長い特徴を持つ.また,試験に用いたEDLCは,水系の電解液を使用しており,屋外において降雨等の影響を受けにくい. 筆者らは,既に自作のEDLCを用いて,太陽光パネルとLEDを用いた屋外照明灯を製作および設置をしている.この照明灯の性能向上を目的とし,EDLCの最大使用電圧を変更した場合の優位性について評価した. 試験では,最大使用電圧を12[V]としたEDLCへの急速充電と照明灯の安定動作を確認できた.発表時には,最大使用電圧を6[V]とした照明灯との効率の比較を行い報告する. |
| 題名 | 人体の電磁ノイズを用いた離床前動作検知システムの提案 |
| 著者 | *若狭 優貴, 新 浩一, 西 正博, 吉田 彰顕 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| キーワード | 介護支援, 高齢者見守り, 商用電源, 電磁ノイズ |
| アブストラクト | 現在,介護支援技術として,ベッド上における離床前の起き上がり動作の検知に対するニーズが高まっている.既存の技術としては床に敷いてあるマットを踏むことで離床を検知するコールマットと呼ばれるものがあるが,マットであるために床との段差で転倒する危険性や,離床を検知してから介護者が駆けつけるまでに高齢者が立ち上がり転倒してしまう危険性があると考えられる.これに対し本研究では,ベッドから起き上がる際に支えとして利用する手すりに着目し,人体に生じる商用電源の電磁ノイズを計測することで高齢者が離床前に手すりへ接触する動作を検知するシステムを新たに提案する. |
| 題名 | 電源自立型の土砂災害前兆監視カメラシステムの構築 |
| 著者 | *西 正博, 新 浩一, 吉田 彰顕 (広島市立大学 大学院情報科学研究科) |
| キーワード | 土砂災害, リアルタイム監視, 赤外線カメラ, 太陽光発電, WEB配信 |
| アブストラクト | 2015年8月20日,広島市北部の安佐北区や安佐南区などの住宅地にて大規模な土砂災害が発生した.また,1999年6月29日にも,集中豪雨にて広島市佐伯区等で土砂災害が生じており,これまで多くの犠牲者が出ている.被害を最小限に抑えるためには,住民らの適切なタイミングでの避難が重要となる.本研究では,避難判断に必要な情報を住民が自ら入手できる環境を整える必要があると考え,24時間連続稼働可能な電源自立型の土砂災害前兆監視カメラシステムを構築した.実際に土砂災害が発生し今後も危険が予想される広島市内の3箇所に本システムを設置した.本稿では,本システムの概要およびその評価結果を述べる. |
| 題名 | Android端末を使用した遠隔地のデータ取得システムの検討 |
| 著者 | *吉野 拓海, 新田 貴之 (徳山工業高等専門学校) |
| キーワード | Android端末, データ取得 |
| 題名 | 閃光刺激に同調する閉眼脳波の変調を用いた意思判別 |
| 著者 | *杉田 勇野 (山口大学大学院理工学研究科), 平野 均 (山口大学大学研究推進機構), 西藤 聖二 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 脳波, 閃光刺激 |
| アブストラクト | 本研究の目的は、閃光刺激に同調する閉眼脳波が精神作業によって変化する現象をコミュニケーションに応用することである。精神作業課題として、刺激の注視、動物等のイメージ、暗算の3つの方法を用いた。それぞれの方法において閃光刺激に同調した脳波の基本波と倍調波の振幅を調査し、線形判別により課題遂行・非遂行時の状態推定を行うことで、コミュニケーション応用の可能性を検討した。 |
| 題名 | VARモデルとインパルス応答関数を用いた保守作業の分析 |
| 著者 | *森山 健, 長谷 智紘, 藤井 周, 荒木 智行, 前田 俊二 (広島工業大学), 鈴木 忠志, 野田 統治郎 (日立パワーソリューションズ) |
| キーワード | 保守, 発電設備, 時系列データ, インパルス応答関数, ベクトル自己回帰モデル |
| アブストラクト | 保守作業は、故障の早期発見や設備寿命を延ばすことを可能とする。現在、状態監視の下で保守作業が行われている設備やシステムが増える傾向にあるが、依然として時間計画保全に基づき保守が行われている設備も多い。本研究は、保守作業が、設備に取り付けた各センサから得られるデータに及ぼす影響を波形、散布図、およびインパルス応答関数などを用いて明らかにすることにより、保全作業の評価方法の確立を図ろうとするものである。本報告では、発電設備に取り付けたセンサにより得られた時系列データを対象に、保守作業を燃費の観点で分析した。ベクトル自己回帰モデルを用いることで燃費と関係するセンサを明らかにした。そして、これらのセンサと燃費の相関が保守作業による燃費の改善によって小さくなることを確認した。 |
| 題名 | 光水面センシングシステムの経路分離法における光源構成法の検討 |
| 著者 | *増田 浩次, 北村 心 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 富谷 祐司, 後藤 春可, 相原 弘和, 船越 康央 (島根大学総合理工学部) |
| キーワード | 光, 水面, センシング |
| アブストラクト | 津波やゲリラ豪雨に伴う河川の急激な増水などに対する防災・減災,漁業,娯楽への情報提供などの観点から,水面状態の実時間センシングは重要な技術であり,その高機能化,高性能化,経済化,簡易化などの高度化が期待される.我々はこれまでに,光を用いた水面センシングの「経路分離法」を提案し,その構成法及び性能の検討を行ってきた.本発表では,その経路分離法における光パルス光源の構成法に関する実験検討結果を報告する. |
| 題名 | 光パルスを用いた実時間光水面センシング経路分離法における受光パワー特性 |
| 著者 | *後藤 春可, 富谷 祐司, 相原 弘和 (島根大学 総合理工学部), 宇田川 健太, 北村 心, 増田 浩次 (島根大学 大学院 総合理工学研究科) |
| キーワード | 光パルス, 光水面センシング, 経路分離法 |
| アブストラクト | 海,湖沼及び河川における水位・波高などの水面状態の実時間センシングは,防災・減災,漁業,環境応用に関する重要な技術である.我々はこれまでに,光を用いた水面センシングシステム(光水面センシングシステム)の経路分離法を提案し,その基本特性に関し,CW光を用いた実験結果を報告している.本検討では,その経路分離法で光パルスを用いた場合について,水面状態のセンシング実験結果を報告する. |
| 題名 | コンデンサ型電圧端子を用いたBi2223高温超電導コイルの常電導転移保護システム |
| 著者 | *大倉 康平, 七戸 希 (岡山大学) |
| キーワード | 超電導 |
| 題名 | 有効電力法を用いたハイブリッド単相Bi2223高温超電導変圧器の常電導転移保護システム |
| 著者 | *中村 槙吾 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 七戸 希 (岡山大学) |
| キーワード | 超電導, 変圧器, 有効電力法 |
| アブストラクト | 超電導応用機器を実用化するにあたって,超電導線材の特性を把握することは重要であるが,それには超電導線材に臨界電流程度の電流を流せる「交流大電流電源」が必要である.そのため,著者らは一次側常電導コイル,二次側高温超電導コイルのハイブリッド単相高温超電導変圧器を用いた小型・軽量電源の開発を進めている.本電源を使用するにあたり,二次側超電導コイルの常電導転移(電気抵抗の発生)検出/保護システムの設置が必要になる.それは,使用中に常電導転移が生じると,二次巻線の焼損等が生じるためである.本稿では,著者らが提案する有効電力法を用いたハイブリッド単相高温超電導変圧器の常電導転移検出/保護システムについて報告する. |
| 題名 | HTS-SQUIDを用いた電流分布測定による各種太陽電池の評価 |
| 著者 | *田中 洸平, モハマド マワルディ サーリ, 堺 健司, 紀和 利彦, 塚田 啓二 (岡山大学) |
| キーワード | 太陽電池, SQUID, 磁気計測, 超伝導 |
| 題名 | 汽水域における現場観測データを用いた分光反射特性の分類及びクロロフィルa濃度推定 |
| 著者 | *菜原 周郎, 下舞 豊志 (島根大学大学院総合理工学研究科) |
| キーワード | 汽水域, 分光反射特性, クロロフィルa濃度, 濁度 |
| アブストラクト | 汽水域である宍道湖と中海を結ぶ大橋川における分光反射特性の把握及びChl-a濃度推定方法について検討した.大橋川で得られた分光反射特性において特徴的な反射率をもとにChl-a濃度推定を行った.有用であった推定式は,Chl-a吸収帯と蛍光帯の比,672nmと688nmの反射率の比を用いた場合であった.続いて,672nmと688nmの反射率をもとに3波長を用いる方法について検討したが,推定精度は向上しなかった.そこで,580nmの反射率と600nmの反射率の差が0.3以上のデータを用いた場合推定精度は向上した. |
| 題名 | 汽水域における分光反射特性を用いた Chl-a濃度の推定方法及び藻類の識別方法の試み |
| 著者 | *永富 潤樹, 下舞 豊志 (島根大学大学院総合理工学研究科) |
| キーワード | リモートセンシング, 分光反射特性, 藻類の識別, Chl-a濃度推定 |
| アブストラクト | 人工衛星を用いたリモートセンシングは、瞬時に広域を観測できる。そこで、水質が時間的・空間的に変化が激しい汽水域のモニタリングには最適である。そこで本研究では、宍道湖(汽水域)に近い川である大橋川及び朝酌川で分光放射計と水質計を用いた現場観測結果から、水域に含まれるChl-a濃度の推定と藻類の識別方法を分光反射特性の観点から試みた。結果、藻類に含まれる色素(フィコシアニン、フィコエリトリン)の吸収帯を用いることにより藻類を分類できる可能性が示唆された。また、微分スペクトルを用いたChl-a濃度の推定方法では、相関係数が0.55という結果となった。 |
| 題名 | 低周波磁場を用いた鋼板の厚み測定システムの開発 |
| 著者 | *森田 洪爾, 芳賀 勇太, 堺 健司, 紀和 利彦, 塚田 啓二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 非破壊検査, 磁気計測, 板厚測定, AMRセンサー |
| アブストラクト | 近年,我が国のインフラの老朽化が著しく重大な社会問題となっており,インフラ保全のために非破壊検査手法の研究開発が急がれている.腐食などによる鋼板の減肉によりパイプラインや橋脚といった,インフラによる事故を防ぐために鋼板の減肉率を知る手法が必要とされている. 我々は低周波磁場による漏洩磁束探傷法を用いた鋼板の裏面にあるくぼみ欠陥を検出するシステムの開発を行ってきている.この漏洩磁束探傷システムと従来の鋼板の厚み測定を行う渦電流探傷法とを組み合わせた,新たな鋼板の厚み測定システムを開発したので報告する. |
| 題名 | 車椅子の走行補助装置の設置位置の検討 |
| 著者 | *吉井 直弥, 春山 和男, 日高 良和 (宇部工業高等専門学校), 冨本 悠公 (山口大学) |
| キーワード | 車椅子, 超音波センサ, 安全確認 |
| アブストラクト | 近年,日本では高齢化が急速に進み, 2035年には3人に1人が高齢者となる予測が出されている.これにより様々な問題が出てきており,その一つに高齢者の事故の増加がある.高齢者は身体能力が低下しているため,走行補助器具が用いられている.しかし判断能力の低下によって危険回避行動が遅れ,事故が起きる可能性がある.そこで車椅子を高齢者単独で利用する際の転倒事故を未然に防ぐために,走行安全補助装置が考案された.超音波センサを用いて障害物の有無や地面の材質を判別しており,人体に悪影響を与えず,画像取得しないため,プライバシーに関する問題もない.本研究ではこの装置について,車椅子に対する取り付け位置の最適化を試みた. |
| 題名 | ハイブリッド空間ガス濃度測定を安定に行うために必要な半導体レーザ駆動条件の検討 |
| 著者 | *奥本 直也, 石元 達也, 川原 健太, 藤井 淳平, 香川 直己 (福山大学) |
| キーワード | Ad-Hoc通信, ガス濃度計測, アイセーフ, 吸収分光, 半導体レーザ |
| アブストラクト | 我々は、赤外線半導体レーザ光の空間伝播によるAd-Hoc通信を利用し、バックグラウンドガス濃度計測、ネットワーク通信を同時に行うハイブリッド計測システムの開発を行っている。バックグランドガスとして二酸化炭素を計測すれば、災害現場において被災者の捜索支援。また、メタンガスを計測すれば、土砂災害などの予測が可能と考えている。 本システムは、ガス濃度を安定に計測する必要がある。そこで、使用する半導体レーザがガス濃度を安定的に計測するために必要なレーザ駆動条件を吸収線測定により求めたので報告する。 |
| 題名 | 基数8を用いた選択型・スケーリング方式浮動小数点数除算器 |
| 著者 | *田邊 寛 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 森下 賢幸, 小椋 清孝, 伊藤 信之 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科) |
| キーワード | 高基数, 除算回路, 高速化 |
| アブストラクト | 本論文では,高基数・スケーリング方式を用いた部分剰余選択型浮動小数点数除算器を基に,基数を4から8に変更して処理速度の向上を行った.部分剰余選択型とは,次サイクルで(log2基数)ビットの商であるqi+1の可能性のある部分剰余をすべて計算しておき,qi+1が決定し次第,正しい部分剰余を選択するものである.基数を大きくすることにより,選択型における必要サイクル数は6回から4回に減少し,処理速度を39.4%改善できた.また,基数を増やすことにより発生した擬似並列回路の増加による回路規模の増大に対して,qiの値の候補を絞ることによって擬似並列回路の数を減らし,回路規模の増大を85.9%削減することができた. |
| 題名 | 準ミリ波帯における容量結合型電力合成LC-VCOによる低位相雑音化に関する研究 |
| 著者 | *辻 大輝, 板野 由佳 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 小椋 清孝, 森下 賢幸, 伊藤 信之 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科), 吉富 貞幸 (東芝セミコンダクター&ストレージ社) |
| キーワード | 電圧制御発振器, 位相雑音, 準ミリ波, 電力合成, フリッカ雑音 |
| アブストラクト | 準ミリ波帯におけるVCOの位相雑音を劣化させる要因として,発振電力の低下を取り上げ,電力合成を行うことによる発振電力の向上について,VCOを直接結合するDC結合回路とキャパシタを用いて結合するC結合回路を設計・試作し,位相雑音を測定することによって検証した.結果として,VCO単体に比べて,DC結合は熱雑音領域でのみ位相雑音が改善した.一方,C結合回路は熱雑音領域だけでなく,フリッカ雑音領域でも位相雑音が改善した.C結合回路は,フリッカ雑音を抑制する効果があり,どの離調周波数においても位相雑音の改善が見られたことからより良い結合方法であると考えられる. |
| 題名 | リボンアトラクタについての一考察 |
| 著者 | *徳山 貢 (徳山電気技術研究所) |
| キーワード | カオス, リボンアトラクタ, 暗号, Y−Δ回路, 非線形回路 |
| アブストラクト | リボンアトラクタと名前を付けたカオスアトラクタについての一考察をした。 |
| 題名 | 演算トランスコンダクタンス増幅器を用いたバイカッド回路の検討 |
| 著者 | *築谷 隆雄, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取市医療看護専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | 能動フィルタ, バイカッド特性, OTA, CMOS |
| アブストラクト | 本稿では,OTAと接地キャパシタを用いたマルチモ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,入出力端子の選択により電圧モ−ド回路,電流モ−ド回路,伝達アドミタンス・モ−ド回路,伝達インピ−ダンス・モ−ド回路が構成できる.そして,各々の動作モ−ドにおいて,入力信号の選択により低域通過特性,帯域通過特性,高域通過特性,帯域除去特性,全域通過特性が実現できる.また,回路パラメ−タω0,Qの値も,OTAのバイアス電流により直交的に設定することができる. |
| 題名 | 燐光剤混合型EL素子の発光効率向上 |
| 著者 | 岡野 嵩史 (近畿大学 大学院), *岡田 和之 (近畿大学 工学部) |
| キーワード | 有機EL, 燐光, 発光効率 |
| アブストラクト | 複数の燐光剤を混合した発光層をもつ有機EL素子において、燐光剤単独の場合にくらべて電流効率が向上した。この結果について報告する。 |
| 題名 | Penrose共振器のミラー損失 |
| 著者 | *皿田 貴寛 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 福嶋 丈浩, 坂口 浩一郎, 徳田 安紀 (岡山県立大学情報工学部) |
| キーワード | 光共振器, ミラー損失, 2次元, Penrose unilluminable room, 光線軌道 |
| アブストラクト | 2次元光共振器における光線と波動の対応関係を調べることは学術的に興味深い研究課題である.これまで様々な共振器形状を有する半導体レーザが製作され,発振モードが調べられている.我々は,照明問題の数理モデルとして興味が持たれているPenrose unilluminable roomと呼ばれる特殊な2次元形状を有する半導体レーザの発振モードを調べたところ,菱形の周期軌道に対応するTM偏光の共振器モードで発振することを明らかにした.本研究では,発振の可能性がある四種類の光線軌道に対してミラー損失を見積もり,菱形の軌道に対応するTM偏光の共振器モードが最も低い損失を示すことを明らかにした. |
| 題名 | メタルスリットアレイを用いた光フェイズドアレイ効果 |
| 著者 | *橋本 雅文, 山口 祐生 (岡山県立大学大学院), 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学) |
| キーワード | メタマテリアル, 光フェイズドアレイ効果 |
| アブストラクト | 波長より小さいスリット間隔を持つメタルスリットアレイはメタマテリアルの一種とみなせる。本研究ではスリット間隔を変調した複数枚のメタルスリットアレイを組み合わせて得られる光フェイズドアレイ効果について、FDTDシミュレーションにより検討した。光フェイズドアレイ効果を得るためには、スリット周期の変調と、多段化によるエアギャップ層の挿入が必要であることを示し、変調度とエアギャップ数を増加させることで光フェイズドアレイ効果を増大できることを示した。 |
| 題名 | メタルスリットアレイの誘電体的性質 |
| 著者 | *山口 祐生, 橋本 雅文 (岡山県立大学大学院), 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学) |
| キーワード | メタマテリアル, テラヘルツ |
| アブストラクト | 金属板に周期的に溝を切った構造のメタルスリットアレイはメタマテリアルの一種としてみなせ,擬似的な誘電体として振舞うことが報告されている.本研究では,メタルスリットアレイの構造パラメータを変えた場合に見られる透過スペクトルの構造依存性から,メタルスリットアレイの誘電体的性質について検討を行った.その結果,透過スペクトルはスリット周期に関係する特定の周波数以下において顕著なFabry-Perot的な共鳴特性を示し,コントラストやピーク幅は通常の誘電体と同様の振る舞いをすることが分かった.またピーク周波数がスリット幅に依存することを示し,その理由について考察を行った. |
| 題名 | 多層誘電体格子による電磁波散乱の解析法への影理論の適用 |
| 著者 | *若林 秀昭 (岡山県立大学情報工学部) |
| キーワード | 多層誘電体格子, 影理論, ヘルムホルツ方程式, 行列固有値法, 固有値縮退 |
| アブストラクト | 本稿では,法線方向の波の伝搬定数が 0 の場合のヘルムホルツ方程式による界表現を検討する.次に,多層誘電体格子の散乱問題の解析法である行列固有値法において,全領域の全モードの界に影理論を適用する.この適用により,固有値 (伝搬定数) が 0 で縮退する場合 (低入射角極限,臨界角入射) を含めて扱うことができる.固有値が 0 で縮退する場合の計算例を示す. |
| 題名 | 移動時における光ZCZ-CDMA方式のBER特性の検討 |
| 著者 | *野村 浩輝, 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科), 鳥井 秀幸 (神奈川工科大学情報学部), 井田 悠太, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 光無線通信, ZCZ符号, 移動体通信 |
| アブストラクト | 近年,LEDを用いた製品の光によってデータの伝送を行う光無線通信システムが研究されている. その光無線通信方式の一つに,光ZCZ符号を用いた光符号分割多元接続方式である光ZCZ-CDMA方式が提案されている. 本方式を用いることにより,他局間干渉を理論的に完全に除去することができる. これまで送信局及び受信局が静止している場合のこのシステムのBER特性の評価が行われているが,送受信局が移動している場合の検討が行われていない 本研究では,受信局移動時の光ZCZ-CDMA方式のBER特性を計算機シミュレーションによって評価する. また,光源数を増加させることで移動による影響を軽減し,BER特性を向上できることを示す. |
| 題名 | 拡散反射型同期光ZCZ-CDMA方式の誤り率特性の理論的検討 |
| 著者 | *蔵下 征則, 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科), 鳥井 秀幸 (神奈川工科大学情報学部), 井田 悠太, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 光無線通信, OCDMA方式, 符号間干渉, 拡散反射通信路, 光ZCZ符号 |
| アブストラクト | 本稿では、拡散反射通信路を介したシングルユーザで通信を行う場合での同期光ZCZ-CDMA方式におけるBER特性の評価を理論解析により行っている。拡散反射通信路とは壁等での拡散反射を利用して通信を行う通信路で、光軸合わせや光路遮断の影響を受けにくいという利点があるが、拡散反射により信号に遅延歪みが生じ、それに起因して起こる符号間干渉が問題となる。光ZCZ符号を用いたOCDMA方式である同期光ZCZ-CDMA方式は、遅延歪みを零相関区間に収めることで符号間干渉を抑圧する。理論解析の結果、零相関区間が大きいほど符号間干渉を抑圧し、BER特性を向上させること示した。 |
| 題名 | アダマール変換を用いた伝送方式について |
| 著者 | *松田 悠希, 松藤 信哉, 松元 隆博, 井田 悠太 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | bent関数, OFDM, アダマール行列 |
| アブストラクト | OFDMは情報を多数の搬送波に乗せるマルチキャリア変調方式であり,搬送波同士が互いに直交して存在していることから,理論上他の伝送方式に比べ半分の帯域で伝送可能である.OFDMはその直交性から,変調時にはIFFT,復調時にはFFTを用いている.これにより,OFDMは周波数帯域利用の効率化,かつ高速伝送を実現している.しかし,OFDMは複素計算の増大による計算の複雑化,それに伴い消費電力が増加しているため,省電力化が望まれている.そこで本研究では,FFTの代わりにアダマール行列,Bent関数型アダマール行列を用いて変調,復調を行い,回路の低消費電力化を図り,通信精度についての比較を行う.また,パイロット信号の変調後のピーク値を抑えるためにBent関数系列を適用した. |
| 題名 | Bent型ZCZ符号を適用したブロック符号化CDMAの性能評価 |
| 著者 | *佐伯 透真, 松藤 信哉, 松元 隆博, 井田 悠太 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | bent関数, ZCZ符号, CDMA |
| アブストラクト | 零相関領域を有するZCZ-CDMAは、自局の符号間干渉及び他局間干渉の無い通信が可能である。しかし、高速伝送に伴う超遅延波が現れる場合、符号間干渉や他局間干渉が生じ、情報誤りが増大するので、通信性能が劣化してしまう。これを解決するために、ブロック符号化ZCZ-CDMAが提案されている。これは、情報数に相当するブロック長内での遅延波の影響を除去し、他局間干渉を無くし、パイロット信号を利用したRake受信を行うことにより符号間干渉を軽減した通信が可能となる。 本稿では、ブロック符号化ZCZ-CDMAを基に、ブロック長を超えるような予期せぬ遅延波が発生した場合など、さらに多様な通信路環境に適応するために、Bent型ZCZ符号を用いたシステムを提案し、性能評価を行う。 |
| 題名 | 無線LANにおける端末の測定値分布推定を用いた不正検出法の検討 |
| 著者 | *李 善��, 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科) |
| キーワード | 無線LAN, IEEE 802.11, 優先送信, 不正端末の検出, Selfish端末 |
| アブストラクト | 無線LANにおけるメディアアクセスは自律分散で行われることが一般的であり,IEEE 802.11 系無線LAN では,DCFが主として用いられている.DCFでは,自身の性能向上を目的としてプロトコルを改変する不正端末の出現が懸念されており,プロトコルを遵守する端末に悪影響を及ぼす可能性がある.そこで,APにおいて各端末の通信状況やパラメータ設定値を測定し,Selfish 端末の検出を行う手法が提案されている.また,各端末はAP を経由して通信を行っており,APの送信頻度は各端末よりも多い必要があると考えられるため,AP の送信に優先権を与える手法が検討されている.本稿では, 優先送信を行うAP において不正端末の検出を行う手法について検討する. |
| 題名 | マルチバンド方式の帯域外輻射電力を低減する使用帯域割当方法の検討 |
| 著者 | *植田 亮太郎, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | マルチバンド |
| アブストラクト | 複数の周波数帯 (マルチバンド) を用いたOFDM伝送では,送信電力増幅器の非線形歪により,帯域外輻射が増大する.この帯域外輻射を低減する手法として,クリップとフィルタリング手法と帯域幅制御手法を組み合わせた手法が提案されている.本検討では,この手法における使用帯域割当方法を検討し,帯域外輻射電力の低減効果を評価する.計算機シミュレーションより,使用帯域割当方法を細分化することで,帯域外輻射が特定の帯域に集中することを抑えられることが分かった.これより,マルチバンドOFDM伝送に適用する帯域幅制御手法の使用帯域割当方法を変えることで,より効果的に帯域外輻射電力を低減可能であることを明らかにした. |
| 題名 | OFDM伝送を用いたLED可視光通信の周波数特性の影響評価 |
| 著者 | *熊谷 貴明, 松野 弘明, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 可視光通信 |
| アブストラクト | 無線通信の新方式としてLED照明を用いた可視光通信が検討されている.本研究では,LED回路の周波数特性による伝送特性への影響について,信号伝送実験を行い評価する.本研究で用いるLED可視光通信実験系は,送信系は信号生成器,直交変調器,及びLED送信モジュールから構成されている.また,受信系は受光モジュールと復調器から構成されている.LED可視光通信による信号伝送実験結果から,LED回路の周波数特性により信号帯域内で変調精度に9.4%の差が出ることを明らかにした. |
| 題名 | 周波数共用システムの送信機における非線形歪雑音の配分方法の検討 |
| 著者 | *金光 春樹, 藤澤 佑介, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 周波数共用, OFDM |
| アブストラクト | OFDM伝送を用いた周波数共用システムでは,送信電力を下げた帯域で信号対雑音電力比が劣化する.本検討では,クリップとフィルタリング手法でクリップレベルに応じて発生する雑音電力が変化することを利用して,非優先システムの送信機で帯域ごとに雑音電力を配分する方法を検討した. |
| 題名 | ネットワーク符号化を利用した協調ARQにおけるバックオフカウンタの減算処理修正の影響 |
| 著者 | *原田 拓弥, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学) |
| キーワード | 協調ARQ, PRCSMA, ネットワーク符号化, NCCARQ, Foh |
| アブストラクト | 無線センサネットワーク等において,中継端末を利用して,データ通信の信頼性を向上させる協調ARQ (Automatic Repeat reQuest)方式が研究されている.複数の中継端末が同一の通信路で再送する場合,中継端末間のデータ衝突を回避するために, IEEE 802.11 DCF (Distributed Coordination Function)を利用したPRCSMA (Persistent Relay Carrier Sense Multiple Access)が提案され,筆者らは,Foh等が提案したバックオフカウンタの減算処理法を適用することで,PRCSMAの性能を大きく改善できることを示した.また,PRCSMAを双方向通信に拡張し,ネットワーク符号化を適用したNCCARQ (Network-Coding-based Cooperative ARQ)がAntonnopouls等により提案され,Bianchによる解析モデルと同一のバックオフ減算処理法が適用されている. 本報告では.バックオフカウンタ減算処理としてFoh方式をNCCARQに適用した場合の影響を,計算機シミュレーションにより評価する. |
| 題名 | Framed Slotted-ALOHA を用いたデータ収集プロトコルの提案と性能評価 |
| 著者 | *藤野 貴志, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科) |
| キーワード | Machine-to-Machine, Framed Slotted-ALOHA, MACプロトコル, データ収集 |
| アブストラクト | 無線センサネットワークあるいはMachine-to-Machine (M2M) ネットワークでは,複数パケットからなるデータを多 数の端末から収集する際に,Framed Slotted-ALOHA (FSA) 等のMAC プロトコルが利用されている.Vázquez-Gallego 等は,L 分割されたデータを各端末からFSA によって データ収集をする平均時間とエネルギー効率を解析してい る.ただし,空きスロットにより冗長な時間が発生する.He 等はミニスロットを活用して空スロットを省略し,効率 を改善する方式を提案している. 本報告では,He 等の方式をFSA によるデータ収集プロ トコルを適用する方式を提案し,その性能を,計算機シミュ レーションにより行う. |
| 題名 | コグニティブ無線におけるセカンダリユーザの期限付ブロードキャスト伝送に関する検討 |
| 著者 | *堀内 貴行 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科) |
| キーワード | コグニティブ無線 |
| 題名 | IEEE1888を利用した多点温度計測 |
| 著者 | *田内 康 (山口大学工学部), 横山 悦郎, 城所 弘泰, 村上 登志男 (学習院大学計算機センター) |
| キーワード | IEEE1888, 組込み系, 温度計測, 1wire |
| アブストラクト | データセンター等のエネルギー管理を行うためのIEEE1888を用いた多点温度GWを作成し運用している。発表では、その詳細について述べる。 |
| 題名 | 都市道路網における信号制御システムの開発計画 |
| 著者 | *清水 光 (広島大学アジア持続可能なモビリティプロジェクト研究センター), 桝田 温子 (弓削商船高等専門学校) |
| キーワード | 信号制御システム, システム開発, シミュレーション |
| アブストラクト | 近年、わが国の自動車保有台数はほぼ増加の一途をたどってきた。その結果として自動車交通が発展する一方で、交通渋滞や交通事故、燃料消費、CO2排出量などの増加の一因となってきた。交通流の円滑化と安全化の対策として、道路の整備や交差点の改良、交通規制、信号制御、動的経路誘導などが実施されてきた。交通渋滞の主な原因の一つとして交通需要の急激な増加が挙げられ、信号制御システムや動的経路誘導システムによる交通流ダイナミクスの制御が有効であると考えられる。本稿では、交通需要の時間変動に対応して3つの信号制御パラメータ(サイクル長,青信号スプリット、オフセット)を統一的に制御し、信号交差点における渋滞長の総和を最小にする信号制御システムの開発計画について提案する。 |
| 題名 | ドライバの運転特性に対応できる車両モデルの構築 |
| 著者 | *市本 貴宏, 齊藤 充行, 脇田 航, 小林 康秀 (広島市立大学 大学院情報科学研究科) |
| キーワード | 車両モデル, 自動運転, ニューラルネットワーク, 車両制御 |
| アブストラクト | 車両運動を解析するために基本二輪モデルと呼ばれる車両モデルがよく用いられている.このモデルは,走行速度が一定であること,大きな操舵操作を行わないこと等の条件の下で用いることができる.つまり,高速道路のような場面では適している.しかし,速度変化や操舵操作が伴う一般道では,基本二輪モデルを用いることは困難であると考えられる.速度変化や操舵操作に対応させるためには,非線形特性を持った運動(タイヤ等)を表したモデル式を車両モデルに加える必要があり,車両モデルは複雑になる.本研究では,非線形特性を持った運動を1つの非線形特性の要素として捉え,速度変化と操舵操作に対応できる車両モデルを構築する. |
| 題名 | 出力観測雑音の存在を仮定した確率的出力フィードバック制御における円条件の導出 |
| 著者 | *切田 滉人, 齊藤 充行, 脇田 航, 小林 康秀 (広島市立大学 大学院情報科学研究科) |
| キーワード | LQ制御, 状態フィードバック制御, 出力フィードバック制御, 出力観測雑音, 円条件 |
| アブストラクト | 一般的なLQ制御はすべての状態量が観測できることを前提としているが,実際の場合は難しい.この解決策として,センサ等を用いて観測できた制御対象の出力を直接フィードバックする出力フィードバック制御が提案されている.著者らはこれまでに,出力フィードバック制御にシステム雑音と出力観測雑音の存在を仮定し,評価関数で制御量と操作量の和を評価する確率的出力フィードバック制御に対して,最適解をもつ条件を提案している.この可解条件には,よく知られているLQ制御問題のRiccati方程式と,カルマンフィルタを解く際に現れるRiccati方程式が得られた.本発表では,これら2つのRiccati方程式からそれぞれ円条件が導出できることを示す. |
| 題名 | Controller Design for Nonlinear Systems Based on Optimally Controlled Stationary States |
| 著者 | Wan Mohammad Shazlan (Okayama University of Science), Masahiko Tamai (Toshiba Lighting and Technology Corporation), *Hirokazu Ohtagaki (Okayama University of Science) |
| キーワード | controller, design, nonlinear, systems |
| アブストラクト | In this paper, a method for controller design for nonlinear systems based on optimally controlled stationary states is proposed. By computational experiments, it is shown that the proposed method is effective to control the nonlinear systems described by swing equation. |
| 題名 | 「一次遅れ+むだ時間」系に対するPIDパラメータ調整則の導出とその応用 |
| 著者 | *石村 晃弘, 中本 昌由, 木下 拓矢, 山本 透 (広島大学) |
| キーワード | PID制御, 一次遅れ系, むだ時間, 遺伝的アルゴリズム, 最小二乗法 |
| アブストラクト | In this paper, we discuss the relationship of PID parameters and a first-order system with a dead time.By applying the least squares method to the relationship, we propose a new scheme for adjustment of reference tracking PID parameters for a first-order system with a dead time. The effectiveness of the proposed method is experimentally evaluated by employing to a temperature control system. |
| 題名 | 非接触計測による握手動作を生成する小型握手ロボットシステムの開発 |
| 著者 | *太田 俊介 (徳山工業高等専門学校), 神代 充 (富山大学), 瀬島 吉裕, 渡辺 富夫 (岡山県立大学) |
| キーワード | 握手動作, ヒューマンインタフェース, 身体的インタラクション, ヒューマンロボットインタラクション, 非接触計測 |
| アブストラクト | 近年において,ロボットは人間の生活支援や医療介護など,人間と協調して作業を行うことが期待されている.そのためには,ロボットと人間が円滑にコミュニケーションを行えることが求められる.一方で,人間同士では握手を交わすことでコミュニケーションの始まりを円滑にしている.このことは人間とロボットにおいても同様の効果が得られると考えられる.本研究では,KinectとLeapMotionを併用することで,非接触により人間の手部位置を計測し,握手動作を生成する小型握手ロボットシステムを開発する.さらに,小型握手ロボットシステムを用いて,接近する人間への握手応答動作を生成させ,開発した握手ロボットシステムの有効性を確認する. |
| 題名 | 多機能コンセントシステムを用いた非可聴音を利用した部屋推定による省電力手法に関する研究 |
| 著者 | *武田 真悟, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 省電力, 非可聴音, 部屋推定, 多機能コンセント |
| アブストラクト | 近年,化石燃料の枯渇や地球温暖化の進行が問題視されている.家庭での省電力化を進めるためには,家電の使用の適切さを判断する機能や,不適切な場合は電源を切るための機能を持つシステムが重要となる.本研究では人物の不在の場合の家電の動作を不適切と考え,人物の在室,不在に応じた部屋ごとの家電動作の管理を目的とする機器の有効な設置位置の自由度が高い,音波を利用した在室判定機能を開発した.これは人物にAndroid端末をもたせ,部屋に設置したスピーカからの音波を受信することで位置推定を行っている.この在室判定を利用し,不在である部屋の電源を遮断するシミュレートをした結果,6家電でシステム稼働前と比べ48.5%の節電を見込めた. |
| 題名 | 多数のセンサとSVMを用いた家電の電源制御システム |
| 著者 | *橋本 知樹, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 省電力, SVM, 電源管理, 多機能コンセント |
| アブストラクト | 近年,地球温暖化や化石燃料の枯渇が問題視され,限りあるエネルギーの使用料削減を目的とした省エネが必要とされている. 一般家庭において省エネがあまり意識されていないのが現状であり,その分野における省エネ対策が必要である. 一般的な省エネ対策として,使用していない家電の電源管理を行うことで消費電力を削減することが挙げられる. しかし,電源の切り忘れやコンセントの抜き忘れなど,一般ユーザが省エネ対策を徹底するのは難しい. そこで,一般家庭に多数のセンサを設置し,センサ値にラベルを付与しSVMに学習させることで,家電の電源を遮断するべきかすべきでないかを判断させ,家電の電源管理を行う. |
| 題名 | 頸髄損傷者の食事動作の可視化 |
| 著者 | *六名 泰彦, 難波 邦治, 谷本 義雄, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| キーワード | 頸髄損傷者, 食事動作, 3次元計測, 動作分析 |
| アブストラクト | 第5頸髄レベルの頸髄損傷者は、麻痺による上肢筋力の低下や、肩、肘関節の稼働域に制限があるため、上肢保持装具を用いることで、食事、整容などの日常生活動作の自立が可能となる。今回我々は、上肢保持用装具を用いた第5頸髄レベルの頸髄損傷者の食事動作を計測し、頭部について、前後左右方向の動きの可視化を試みた。 |
| 題名 | 脊髄損傷者の車椅子走行時の消費エネルギーの計測 |
| 著者 | *難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 木下 勝令, 藤井 利裕, 古澤 一成, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| キーワード | 脊髄損傷者, 消費エネルギー, 車椅子走行 |
| アブストラクト | 脊髄損傷者にとって、活動量の低下によるメタボリック症候群の予防が課題となっている。その対策として、脊髄損傷者の各自の活動量による消費エネルギーを把握することが重要である。我々は、脊髄損傷者の活動量を計測するために、車椅子駆動輪漕ぎ数計測装置の開発を行っている[1,2]。今回は、脊髄損傷者が6分間車椅子で走行した時の漕ぎ数と消費エネルギーの計測を行った。 |
| 題名 | 低消費電力ペースメーカ評価回路の設計 |
| 著者 | *犬塚 大樹 (岡山県立大学大学院), 茅野 功 (川崎医療福祉大学), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | 医療機器, ペースメーカ, ノーマリオフ |
| アブストラクト | 我々はこれまでに,クロックオシレータの高消費電力性に着目した手法(マルチクロック手法及びクロックレス手法)を提案した.これらの手法の有用性を検討するには,省電力性及び耐ノイズ性の評価を行う必要があるが,2種類の提案手法はそれぞれ個別に設計・実装されている為,素子の特性及び配線方法の差異により評価の信頼性の低下する要因を含んでいる.そこで本研究では,これら2種の手法を統合した評価回路を設計し,更にノーマリオフ技術を適用したさらなる低省電力化を提案する. |
| 題名 | 対数正規分布に従う興奮性細胞へのシナプス結合荷重による海馬CA3の神経活動のべき乗則性の再現 |
| 著者 | *佐村 俊和 (山口大学), 池谷 裕二 (東京大学) |
| キーワード | 海馬, CA3, 対数正規分布, べき乗則 |
| アブストラクト | 脳の海馬のCA3領域は興奮性の錐体細胞や抑制性の介在細胞が相互に結合したリカレント構造を持つ.その培養スライス上で,神経細胞はべき乗則に従う同期発火を生じることが知られている.また,その現象は対数正規分布に従うシナプス結合加重を持つ海馬CA3スライスモデルによって再現できることが分かっている.このネットワークモデルは,興奮性,抑制性の2種類の細胞から成り,それぞれが対数正規分布に従う結合荷重を有している.本研究では,特定の結合における結合荷重の対数正規分布性を損なうことで,興奮性細胞へのシナプス結合荷重が対数正規分布に従えさえすれば,同期発火現象を再現できることを示した. |
| 題名 | Android端末を用いた頭部運動センシングによる立体音響の方向感改善 |
| 著者 | *中田 貴大, 末澤 佑規, 清水 忠昭 (鳥取大学) |
| キーワード | 立体音響, スマートフォン, 道案内 |
| アブストラクト | 近年Apple Watch やGoogle Glassなどのウェアラブルデバイスの製品化によって,「ウェアラブルデバイスならではのアプリ開発」が重要視されている.2013年に行ったウェアラブル端末に関する調査では,「地図・ナビアプリ」のハンズフリー化,アイズフリー化を望む回答が多数得られた.そこで本研究では,新しいナビの方法としてスマートフォンを用いた立体音響ナビゲーションシステムを提案した.また,立体音響の課題である音像の誤認識率改善のため,ユーザに頭部運動を行わせた状態で実験を行い誤認識率改善の有無を検証した.その結果,スマートフォンのセンサのみを使い,立体音響の方向感改善を行うことができ,スマートフォンでの立体音響はユーザの方向指示に利用可能であることを示した. |
| 題名 | 静電誘導を用いた歩行中の足裏接地面積経時変化の推定法 |
| 著者 | *武久 尚矢, 栗田 耕一 (近畿大学工学部) |
| キーワード | 静電誘導, 歩行運動, 非接触計測, 相関係数 |
| アブストラクト | 我々は,非接触・無装着で歩行運動を検出するため静電誘導に着目した.そこで,人体電位の変動で静電誘導電流が流れる高感度静電誘導型ワイヤレスセンサを開発した.これを用いることにより,被験者にセンサ等を装着することなく,自然な状態での歩行動作検出を可能にした.この方法を用いて検出した歩行波形には足裏の接地面積の時間変化が大きく関係していることが分かった.さらに,足裏接地面積の経時変化が被験者により異なることを明らかにした.これを検証するため,木製の中敷きを使用することで歩行動作における足裏の接地・離地に制約を与えることにより歩行信号がどのように変化するのかを比較した. |
| 題名 | 追従性を考慮した注視点可視化手法の提案と評価 |
| 著者 | *中下 航, 大町 怜司, 中道 上 (福山大学), 渡辺 恵太 (DNP情報システム) |
| キーワード | Webユーザビリティ, 視線, 行動解析, 処方監査 |
| アブストラクト | 本研究では追従性を高めるための新たな注視行動の可視化手法として,未来線による可視化手法を提案した.提案手法の有効性を評価するために可視化手法ごとの追従時間の平均値の差の検定を行った.その結果より,未来線の可視化手法とその他の可視化手法の追従時間の平均値の間には差が見られ,それぞれ有意の差があることが分かった.よって注視点の新たな可視化手法である未来線は,追従時間間隔が最も短く,評価者が被験者に近い注視行動が可能となる. |
| 題名 | 処方監査における熟達度による確認行動の比較 |
| 著者 | *大町 怜司, 中下 航, 中道 上, 宮崎 光二, 江藤 精二 (福山大学) |
| キーワード | 視線, 注視点, ユーザビリティ, ヒヤリ・ハット, 振る舞い |
| アブストラクト | 本論文では,医療情報システムを利用した場合の処方監査における,処方せん確認行動の注視点の動きに着目し,薬剤師1名を理想的な確認行動として,学生5名と比較した.熟達者である薬剤師と非熟達者である学生を比較し,熟達度による振る舞いの違いを明らかにするために注視点の特徴を分析する.これにより,非熟達者である学生では熟達者である薬剤師に比べ,処方監査に費やす時間は長く,注視点の総移動距離は短く,速度は遅いことを明らかにした.この結果より,注視点の移動距離の短さが見落とし,あるいはヒューマンエラーにつながる要因として考えられる. |
| 題名 | 生体認証のための様々な歩行状態における人体の帯電量変化の測定 |
| 著者 | *中越 雅紀, 中尾 和樹, 西村 亮 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 個人認証, 静電気, バイオメトリクス, 歩行, 誘導電流 |
| アブストラクト | 人間の歩行時に人体における電荷の変動を用いて非接触な生体認証を行う方法を提案する.被験者が接地金属板の付近を歩行することで金属板に誘導される電流波形を観測し,波形をフーリエ変換した波形を被験者の特徴とし,被験者及び歩行速度,歩行方法を変えてその違いを調査した.同一人物,同一条件の場合は服装や天候によって波形は異なったが,類似している波形を得ることができた.今回行った実験では歩き方などの測定条件を指定しているため個人による差が大きくみられた. |
| 題名 | 皮膚バリア機能評価を目的とした皮膚インピーダンスからの角層成分の抽出 |
| 著者 | *楠原 俊昌, 中村 隆夫 (岡山大学大学院保健学研究科), 有吉 華子 (岡山大学医学部保健学科), 山本 尚武 (岡山大学) |
| キーワード | 皮膚バリア機能, 皮膚電気インピーダンス, 角層, 乾式電極 |
| アブストラクト | 近年,皮膚バリア機能の低下がアレルゲンの体内侵入の原因となることが指摘されており,皮膚バリア機能を定量評価する手法が求められている.本研究では,測定が簡便な乾式電極を用いて皮膚インピーダンスの測定を行い,皮膚バリア機能を担う角層の情報を抽出することを試みた.まず,被験者の前腕中央部に角層が失われるまでテープストリッピングを施し,角層より下層のインピーダンスを測定した.また,別の被験者に対して段階的にテープストリッピングを施して皮膚インピーダンスを測定したところ,下層成分が無視できない大きさであることが確認できた。これより,角層を正確に評価するためには下層成分の補正が必要であることが示唆された。 |
| 題名 | SimPowerSystemsを用いた安定度解析用モデルの構築 |
| 著者 | *伊藤 壮汰, 中村 優希, 関崎 真也, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科) |
| キーワード | 電力系統, 過渡安定度解析, SPS |
| アブストラクト | 電力系統は,様々な電気機器や負荷構成などにより複雑に構成されており,電力需要に合わせて刻々と状態が変化している上,雷撃など絶えず何らかの外乱に直面している。そのため,供給信頼度を確保し,安定的な電力供給を行わなければならない。電力系統が安定に運転されている状態とは,系統のどの部分においても電圧および周波数が規定値内に維持されている状態である。しかし,急激な負荷変動など電力系統の安定運用を妨げる要素は数多く存在する。安定度が失われると安定した電力供給が行えず,発電機等にも影響を与えてしまう。本稿では,電気学会電力系統標準モデルを例に,MATLAB/Simulink SimPowerSystems (SPS)上で安定度解析用モデルを構築することを目的とする。 |
| 題名 | 家庭用ハイブリッドシステムにおけるFCとELの最適運用に関する研究 |
| 著者 | *橋本 幸輝, 川原 耕治 (広島工業大学 工学部) |
| キーワード | 太陽電池, 燃料電池, 電気分解装置, 混合整数計画問題 |
| アブストラクト | 近年、太陽電池(PV)、蓄電池、燃料電池(FC)などの分散電源を制御し、二酸化炭素の排出量減少や系統内の事故時の安定な電力供給を目指しているスマートハウスが注目されている。我々の研究室では、PVにFC及び電気分解装置(EL)を併用した家庭用ハイブリッドシステムを構築し、運用実験及びデータの計測・収集を行っている。このような分散電源システムにおいて、翌日のシステムの最適運用計画を立てることで、さらなる省エネルギー性や運用コストの削減が期待される。本研究では、ハイブリッドシステムの運用計画問題を、運用コストを最小にする混合整数計画問題として定式化した。本稿ではこの定式化とシミュレーションについて報告する。 |
| 題名 | 類似日を探索するパターンマッチングを用いた太陽光発電の日射量予測手法 |
| 著者 | *白上 敬一 (広島工業大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻), 川原 耕治 (広島工業大学 工学部 電気システム工学科) |
| キーワード | 日射量予測, 太陽光発電, パターンマッチング |
| アブストラクト | 近年、エネルギー問題などの影響により太陽光発電(PV)の重要性は高まっている。しかし、天候による日射の変化の影響を受けるため安定した電力の確保が難しいという欠点がある。その対策の一つとして蓄電池と併用したシステムが一般家庭に普及しつつある。 本研究室では太陽光発電と燃料電池を組み合わせたシステムを保有しており、この燃料電池を効率よく運用するには翌日の電力需要量と太陽光発電量を知る必要がある。本研究では発電量を求める過程で必要となる、24時間先までの日射量予測を行う。 |
| 題名 | 分散電源の力率制御による配電線フィーダ電圧制御方式 |
| 著者 | *栗栖 慎也, 永田 武 (広島工業大学) |
| キーワード | 電圧制御, 力率制御, 分散電源, マルチエージェントシステム, 配電系統 |
| アブストラクト | 現在,低炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入が世界的に進んでいる.このような状況で,ある配電線フィーダにPVが大量導入されると,管理上限値の逸脱が発生する可能性がある.しかしながら,主に配電用変電所のLRT(Load Ratio Transformer:負荷時タップ切換変圧器)のタップ制御で行われる一般の電圧調整では,上限値の逸脱と下限値の逸脱が同時に発生した場合には対処できない.この問題への対策として,それぞれの配電線フィーダ毎に管理値内に制御する方法が考えられる. そこで本稿では,エージェントの協調動作により,分散電源の力率を制御して,厳しい需給バランスの変動に対抗できる自己完結型の電圧制御方式を提案する. |
| 題名 | データマイニング分析を用いた地絡事故原因判定法 |
| 著者 | *新山 雄大, 遠藤 和輝, �皹� 遼, 西村 和則 (広島工業大学) |
| キーワード | 地絡事故, 地絡電流波形, データマイニング分析, 事故原因判定 |
| アブストラクト | 近年,需要設備は品質の向上が求められ,瞬停を含む停電が許されない状況となっている.停電の原因としては地絡事故によるものが多く,地絡を検出する技術の確立が急務である.現在,需要家構内で発生した地絡事故は,地絡継電器により零相電流を検出し,電路を遮断して解列することで事故の影響を最小限に防いでいる. しかし,事故原因を特定するまでには至っていない.そこで,地絡事故電流波形にはその原因ごとに特徴があることに注目し,本研究では,高圧需要家を対象として,データマイニング分析を用いた地絡事故原因判定法を提案する. |
| 題名 | 電源制限を考慮した臨界トラジェクトリー法 |
| 著者 | *梶本 眞之介, 餘利野 直人, 松原 好宏, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学 大学院工学研究科), 杉原 弘章 (中国電力) |
| キーワード | 電力系統, 過渡安定度解析, 臨界故障除去時間, 臨界トラジェクトリー, 電源制限 |
| アブストラクト | 電力系統は常に外乱にさらされており,多数の想定故障下で発電機の安定度を高速かつ高精度に解析する必要がある。従来の過渡安定度解析手法として,正確に安定度判別を行えるが長い計算時間が要求されるシミュレーション法と,高速計算が可能だが精度が悪いエネルギー関数法が存在した。これに対して筆者らは,系統の安定限界に相当する動揺方程式の解を計算し,故障の除去を行う際に,系統が再び正常な運用状態に戻ることができる限界の故障除去時間のことである臨界故障除去時間(CCT:Critical Clearing Time)を求める手法を提案してきた。本稿では提案法に対し,電力系統内の異常に際して系統の崩壊を防止するため,制御装置により一部の電源を緊急遮断および出力制限する電源制限の適用を行い,結果について検討を行った。 |
| 題名 | 需給制御シミュレータの開発-不確定環境下における負荷周波数制御- |
| 著者 | *信長 翔太, 朝田 光雅, 岡野 尚輝, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院 工学研究科) |
| キーワード | 需給制御シミュレータ, 再生可能エネルギー電源, 負荷周波数制御 |
| アブストラクト | 近年,環境負荷低減の観点から運用時に化石燃料を消費しない再生可能エネルギー電源が注目されている。特に,太陽光発電(PV),風力発電(WT)については,国策により積極的な導入設置が行われている。一方, PVやWTは天候に応じて出力が変動するため,既存系統の火力発電機や分散型電源であるディーゼル発電機等の可制御電源によって,出力制御を行いながら供給安定化を図らなければならない。本稿では著者らが開発中の需給マネージャの機能の一部である負荷周波数制御に焦点を当て,小規模電力系統にPV,WTおよび蓄電池が導入された状況を想定する。そのモデルにおいて供給信頼度を維持しながら,運用できるロバストな需給制御の開発に向けた需給制御システムの概要とシミュレータ構築を論じる。 |
| 題名 | 低速制御機器を対象とした無効電力価値評価 |
| 著者 | *岡田 和樹, 餘利野 直人, 佐々木 豊, 造賀 芳文 (広島大学大学院 工学研究科) |
| キーワード | アンシラリーサービス, 電圧安定性, 無効電力価値評価, 無効電力機器, 負荷遮断 |
| アブストラクト | 電力系統の信頼度維持には,計画されている時間断面ごとの運用状態に対して,想定故障発生時における電圧安定性が求められ,併せて経済的な系統運用も要求される。そのため,その信頼度を維持する点で系統運用上における適正な経済評価を行うことが,アンシラリーサービス評価の一つとして重要視されている。先行研究では,電圧安定性・経済性を考慮した無効電力機器設置計画問題の定式化と解法を提案し,機器設置効果の検討を行ってきた。本稿では,様々な系統運用状態を想定し,系統に設置する無効電力機器の無効電力価値を有効電力との対比により,係数として算出し系統への影響を評価するとともに,実質的な機器の価格設定手法の提案を行う。 |
| 題名 | 蓄電池運用計画を考慮した動的経済負荷配分法の基礎的検討 |
| 著者 | *岡野 尚輝, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学) |
| キーワード | 経済負荷配分, 太陽光発電, 需給運用 |
| アブストラクト | 近年,環境負荷低減の観点から,太陽光発電(PV)や風力発電(WT)の導入設置が急速に進んでいる。将来,PVやWTの導入拡大や電力系統全体の効率的運用および供給信頼度の維持を考慮すると,制御可能な電源のポテンシャルを十分に解析し最大限に利用していくことが不可欠である。しかし,発電機容量が小さい系統では,需給制御が非常に困難になる。その中でも,待機予備力を考慮した経済負荷配分を行うことは重要な問題である。そこで,小規模電力系統に対してリアルタイムで指定時間先までの発電機出力計画と予備力待機計画を策定するダイナミック経済負荷配分法を基にした,蓄電池運用計画法を提案し,需給不均衡が発生した際に提案アルゴリズムが有効に機能することを検証する。 |
| 題名 | ロバスト信頼領域を用いた電力需給状況の評価に関する基礎的検討 |
| 著者 | *今村 亮太, 藤本 陽大, 餘利野 直人, 佐々木 豊, 造賀 芳文 (広島大学), 奥本 芳治 (中国電力) |
| キーワード | ロバスト信頼度, 不確定性, 太陽光発電 |
| アブストラクト | 太陽光発電(PV)は,2030年までに53GW導入する目標値が明確に設定されている.一方,PV予測精度が十分高くなければ,その出力不確定性が電力システムに悪影響を及ぼす可能性がある.この影響度を評価するために,著者らは不確定環境下においても従来の供給信頼度の基準を満たす条件を整理し,ロバスト信頼度という新たな概念を提案してきた.先行研究では,ロバスト信頼領域の1つであるロバスト静的信頼領域(RSS)の定式化を行い,その効率的な計算手法を開発した.本稿では,発電機の出力変化率制約を新たに導入し,別途開発している発電機需給計算プログラムを利用した,電力需給状況の評価に関する基礎的検討を行う. |
| 題名 | 多点電圧制御問題を考慮した電圧制御機器群の最適自律分散制御 |
| 著者 | *細田 尚吾, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 井上 幸志郎, 久留島 智博 (広島大学大学院工学研究科), 渡辺 雅浩 (日立製作所) |
| キーワード | 電圧制御, 自律分散制御, 分散電源, マルチエージェントシステム |
| アブストラクト | 近年,電力市場における規制緩和等を背景に,電力系統にはさまざまな分散電源の導入が予想されている。これにより分散電源や電力貯蔵装置の設置や制御の問題,特に太陽光発電など出力変化の激しい分散電源が多数設置された時の電圧制御が問題となっている。 本研究グループでは,これまでにタップ機器を含む電圧制御機器に対し,自律分散制御に適した制御指標(指標s)を開発した。これは自律分散的な協調制御法であり,かつ目的関数の極小化を保証する最適制御法である。本論文では,制御器数を超える計測地点の電圧値を制御する問題を多点電圧制御問題と定義し,これをマルチエージェント方式において実現する制御手法を提案する。 |
| 題名 | 太陽光発電の出力変動を考慮した作業系統決定法の提案 |
| 著者 | *伊藤 睦晃 (広島大学), 川原 耕治 (広島工業大学), 造賀 芳文, 餘利野 直人, 佐々木 豊 (広島大学) |
| キーワード | 停電作業計画, 供給信頼度, 太陽光発電, 作業系統 |
| アブストラクト | 近年,環境問題の観点から再生可能エネルギーによる発電が注目され,特に今後,電力系統内に太陽光発電が大量導入されることが予想される。太陽光発電は天候によって出力が変動するため,電力の需給不均衡や線路過負荷を引き起こす可能性がある。そのため,晴れの日を想定して計画する従来の手法では停電作業計画を策定できない。 そこで本稿では,太陽光発電の出力変動を考慮した停電作業系統の決定手法を提案する。また,提案手法の有効性を検証するためにシミュレーションを行ったので,その結果を報告する。 |
| 題名 | 過去の誤差を加味した類似データ選択による風速予測 |
| 著者 | *古賀 和喜, 長谷 智紘, 森山 健, 前田 俊二 (広島工業大学), 高橋 雅也, 田中 和英, 星平 祐吾 (日立パワーソリューションズ) |
| キーワード | 風速予測, 時系列データ, ベクトル自己回帰モデル, 類似データ選択 |
| アブストラクト | 風力発電の出力は自然現象に左右され、出力が大きい場合や多数台の連系運転を行う場合に系統への影響が大きくなることが懸念される。このため、風力発電量を予測し、系統運用に反映させることが可能になれば、風力エネルギーの高効率利用が期待できる。本研究では、複数の過去の気象データを対象に類似データを選択して風速を予測する方法を検討した。4地点の時系列データを対象に、VAR係数からなる時系列データを加えること、および過去の予測誤差を考慮した類似データ検索により、予測誤差を低減可能なことを確認した。 |
| 題名 | VARモデルによる風速予測に与える多地点の影響検討 |
| 著者 | *長谷 智紘, 森山 健, 藤井 周, 前田 俊二 (広島工業大学), 高橋 雅也, 田中 和英, 星平 祐吾 (日立パワーソリューションズ) |
| キーワード | 風力発電, 時系列データ, 風速予測, ベクトル自己回帰モデル |
| アブストラクト | 風力発電の出力は自然現象に左右され、出力が大きい場合や多数台の連系運転を行う場合に系統への影響が大きくなることが懸念される。このため、風力発電量を予測し、系統運用に反映させることが可能になれば、風力エネルギの高効率利用が期待できる。必要な予測精度を確保するには、多地点の風速データの活用が必要であるが、本報告では、ベクトル自己回帰モデルを用いた風速予測において、予測に向かない、異なる振る舞いをするデータがあった場合に予測にどのような影響があるのか検討した。その結果、ベクトル自己回帰予測では、振る舞いの異なる地点があっても、他の地点の類似データを元に予測誤差を低減可能なことを確認した。 |
| 題名 | 系統安定化を目的とした擬似同期化力VSC の開発 |
| 著者 | *関崎 真也, 中村 優希, 佐々木 豊, 餘利野 直人, 伊藤 壮汰, 造賀 芳文 (広島大学) |
| キーワード | 擬似同期化力VSC, 同期化力, 系統安定化, 安定度, VSC |
| アブストラクト | 電力系統への再生可能エネルギー(RES)の導入が進展しており,今後電力系統内の同期化力が減少していくことが懸念される.同期化力の減少は電力系統の安定性を悪化させるため,本論文では,同期発電機の動揺方程式に基づいた制御系をベースに,周波数維持のためのガバナ,電圧維持のための自動電圧調整器(AVR)などの機能をパワエレ機器に持たせることで,系統安定化に寄与するための検討を行う.著者らは電圧型コンバータ(VSC)に提案制御系を実装しており,これを「擬似同期化力VSC」と呼んでおり,数値シミュレーションにより,開発した擬似同期化力VSCを用いた電力系統の安定化検証を行った結果について報告する. |
| 題名 | 調整力の応答性を考慮したオンデマンド需給制御システムに関する一検討 |
| 著者 | *村岡 壮紀, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科) |
| キーワード | 自然変動電源, 調整容量, 小規模独立系統, 需給制御, 電気自動車 |
| アブストラクト | 近年,太陽光発電や風力発電といった自然変動電源の導入拡大に伴う予測困難な出力変動の増大が懸念されている。そこで著者らは先行研究でリアルタイムに系統状態を監視して想定外な出力変動に対して出力抑制を行うオンデマンド需給制御システムを開発してきた。また,EVの充電電力量を制御することで周波数制御に活用してきた。しかし,発電機が対処できない速い出力変動が生じた場合,従来の制御方式では変動に対処できないことがあった。 そこで本稿ではEVに速い周期の変動成分,DEに遅い周期の変動成分を分担させる変動周期別LFCを行った。そして,調整力の制御周期の差別化を本システムの抑制復帰判断,連系量決定に関しても適応させることで一層適切な制御を可能とした。 |
| 題名 | 類似度を考慮した翌日最大需要予測に関する日射の影響についての検討 |
| 著者 | *赤星 貴晃, 造賀 芳文, 松浦 和輝, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学) |
| キーワード | 需要予測, 負荷需要, 電力需要, 重回帰分析 |
| アブストラクト | 翌日最大需要予測は,系統運用業務の基となるため高い精度が求められる.これまでに,我々は時間断面逐次重回帰分析に,電力需要に影響を及ぼすと考えられる各種要因が予測対象日と類似している過去のデータを選択して予測式を構築する方式を加えた手法である,類似度を考慮した時間断面逐次重回帰分析を提案した.そして現在,時間断面逐次重回帰分析と類似度を考慮した時間断面逐次重回帰分析の2手法の研究を行っている.本稿では,時間断面逐次重回帰分析による予測で追加後に精度向上が見られた説明変数について,類似度を考慮した時間断面逐次重回帰分析にも同様の説明変数を追加した場合に,予測精度の向上が見られるかの確認を行う. |
| 題名 | 臨界トラジェクトリー法を用いた潮流状態と過渡安定度の関係性に関する研究 |
| 著者 | *新谷 和也, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学), 杉原 弘章 (中国電力) |
| キーワード | 電力系統, 過渡安定度解析, 臨界故障除去時間, 臨界トラジェクトリー, 電圧安定性 |
| アブストラクト | 電力系統は常に雷などの外乱にさらされており,多数の想定故障下で発電機の安定度を高精度に解析する必要がある.筆者らはこれまでに,新たな過渡安定度解析手法として,系統の安定限界に相当する動揺方程式の解を計算し,過渡安定度を知る上での重要な指標となる臨界故障除去時間(CCT:Critical Clearing Time)を直接的に求める手法(臨界トラジェクトリー法)を提案してきた. 本稿では、電力系統における過渡安定度と電圧安定性の高速かつ効果的な評価手法を提案する。臨界トラジェクトリー法と、連続法(CPFlow法)とを組み合わせ、PV曲線上の多様な潮流状態において、CCTを指標として過渡安定度を評価し、関係性について検証を行ったので結果を報告する。 |
| 題名 | 市場シミュレーションモデルの構築に関する一検討 |
| 著者 | *森永 康平 (広島大学大学院工学研究科), 関崎 真也, 佐々木 豊, 餘利野 直人, 造賀 芳文 (広島大学大学院工学研究院) |
| キーワード | スポット市場, マルチエージェント, XCS |
| アブストラクト | 近年,電力自由化の進展として電力会社から独立した系統運用機関であるISOに送配電網運用を委託する「機能分離」や,送配電部門を別会社にする「法的分離」の二案による発送電分離の動向が注目を集めている.我が国では日本卸電力取引所(JEPX)で電力取引が行われており,電力自由化に向けて益々活性化してきている.スポット市場における取引が増加するにつれて,市場価格や取引電力量が市場参加者の行動に依存して変動すると考えられるため,需給バランスの維持がこれまで以上に重要になると予想される.本論文では,再エネ出力や需要等の不確定性が電力需給計画に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,その準備としてエージェントベースの市場シミュレーションモデルを構築する. |
| 題名 | 簡易な全天日射スペクトル推定モデルに用いる全天日射係数に及ぼす気象パラメータの影響 |
| 著者 | *帆足 介, 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | SPCTRAL2, 全天日射スペクトル推定モデル, 全天日射係数, レイリー散乱の透過率, エアマス |
| アブストラクト | 多接合型の太陽電池は,異なる分光感度を有する太陽電池を積層しているため,出力計算や電流整合を行なう上で入射する日射スペクトル分布を把握することが重要となる。これまでに,筆者らのグループは,全国各地における日射スペクトル分布を簡便に求めるために,SPCTRAL2に用いられる入手が困難な気象データの代わりに全天日射強度と全天日射係数を用いて日射スペクトル分布を推定するモデルを提案してきた。本研究では,提案モデルを用いた推定値の誤差が短波長域で大きくなる原因が全天日射係数にあると考え,全天日射係数に影響を及ぼす気象パラメータについて検討した。 |
| 題名 | 家庭向け節電アドバイスツールの試作 |
| 著者 | *河野 伸行 (中国電力エネルギア総合研究所) |
| キーワード | 家庭向け, 節電対策, HEMS |
| アブストラクト | 東日本大震災以降,需要サイドでムダな電力消費を抑制する節電意識が高まっている。しかし,一般家庭において電気の消費状況に応じた節電行動を即座に判断することは難しい。そこで,家庭内の節電を支援するツールの試作と機能検証を行ったので,その概要を紹介する。 |
| 題名 | ならし効果喪失の判定に用いる広域多地点日射強度データが判定結果へ与える影響の一検討 |
| 著者 | *河本 和紀, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学), 土居 崇 (中国電力) |
| キーワード | 太陽光発電, ならし効果, 日射強度, 負荷周波数制御 |
| アブストラクト | 近年,エネルギー資源問題や環境保全の観点から,太陽光発電の導入が推進されている。しかし,太陽光発電は天候によって出力が変動するため,系統に大量導入された場合,周波数変動の増大などの悪影響を与えることが懸念されている。太陽光発電は広域的に大量導入された場合,出力変動が抑制されるならし効果が期待されているが,このならし効果が得られない状況が偶発的に発生した場合に系統に与える影響はあまり検討されていない。本論文では,ならし効果が得られない現象を“ならし効果喪失”と呼び,その判定に用いる日射強度実測データが判定結果に与える影響について検討し,ならし効果喪失を適切に判定するための注意点について考える。 |
| 題名 | 大学実験研究棟を対象としたエネルギーマネージメントシステムに関する一検討 |
| 著者 | *山本 友貴, 嶋村 悠太, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 関�� 真也 (広島大学大学院 工学研究科) |
| キーワード | EMSシミュレーション, 太陽光発電, 蓄電池 |
| アブストラクト | 東日本大震災以降,太陽光発電等の再生可能エネルギー電源が注目されている。しかし,太陽光発電は天候により出力が不安定となる特性をもつ。そのため,太陽光発電の出力不安定を補償するエネルギーマネージメントシステム(EMS)が求められている。その補償方法の1つとして蓄電池の活用が挙げられる。蓄電池を適切に充放電させることで,太陽光発電の出力変動を吸収できる。また,蓄電池のその他の活用方法として,系統連系時に,電気料金が安い夜間帯に電気事業者から買電し,電気料金が高い昼間帯に蓄電池から電力供給を行うことで経済性を追求することが可能となる。本研究では,太陽光発電や蓄電池を有するEMSを様々な条件下で最適に制御する手法について検討する。 |
| 題名 | 需給制御マネージャにおける翌日・リアルタイム太陽光発電量予測手法について |
| 著者 | *朝田 光雅 (広島大学工学研究科), 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学) |
| キーワード | 太陽光発電, 予測, 需給制御, 起動停止計画, ELD |
| アブストラクト | 近年,環境・資源問題の対応策として,再生可能エネルギー電源(Renewable Energy Source; RES)を我が国の主要電源とする取り組みがなされている。一方,RES出力は時間や天候に大きく依存することから,RESが電力系統に大量導入された場合に,無対策のままでは周波数・電圧などの電力品質およびに供給信頼度に悪意影響を及ぼし,調整用電源の負担も増大する恐れがある。このため,著者らは小規模系統を対象としてRESの出力変動が系統に与える影響を定量的に評価するために,RES予測,発電機の最適運用(UC・ELD・LFC)を組み込んだ需給制御マネージャを開発中である。本稿では,需給制御マネージャのRES予測部における翌日とリアルタイムの太陽光発電量予測手法を提案する。 |
| 題名 | 太陽光発電を考慮した最適潮流計算法に関する研究 |
| 著者 | *汪 施政, 久保川 淳司 (広島工業大学) |
| キーワード | 主双内点法, 最適潮流計算法 |
| アブストラクト | 本研究で用いた主双内点法最適潮流計算法の説明および、太陽光発電(Power Voltaics:PV)の出力変動時の需要調整に要するコストを最小化最適潮流計算法の定式化を行う。 |
| 題名 | 散乱日射活用型CPVモジュールの発電特性および熱特性の評価 |
| 著者 | *地木 郁真, 小出 拓希, 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校), 平井 大貴, 山田 昇 (長岡技術科学大学) |
| キーワード | 集光式太陽光発電, 散乱日射, 発電特性, 熱特性, 太陽電池 |
| アブストラクト | 集光式太陽光発電(CPV)システムは,変換効率の高い太陽電池にレンズやミラーを用いて太陽光に含まれる直達日射を集光し発電するシステムである。現在では,直達日射だけでなく散乱日射も発電に利用する散乱日射活用型CPVモジュール(以下,CPV+モジュールと呼称)を考案した。本報では, CPV+モジュールの短期フィールド試験の結果に基づき,その発電特性を示すとともに,今後測定を行うモジュールの熱特性の評価の展望について述べる。平均直達比が0.73 のとき,DI string を搭載することにより,DNI string のみの場合と比べて,発電電力を1.13倍に増加させることができ,発電効率を向上させることができることがわかった。また,熱特性の評価方法について検討した。 |
| 題名 | サポートベクターマシンを用いた空間平均日射量予測における学習期間の影響 |
| 著者 | *春日 紫吹, 滝田 生成, 岩本 拓也, 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | サポートベクターマシン, 日射量, 予測 |
| アブストラクト | 太陽光発電システムの大量導入時においては,余剰電力の発生などの電力系統への悪影響が懸念される。そのため,電気系統の安定運転のために,日射量予測の活用が望まれている。本研究では,SVMを用いて中部地域における翌日の1時間ごとの空間平均日射量を予測した。このとき,SVMの学習に用いるデータを採用する日数を変化させ,それが予測結果に及ぼす影響を検討した。SVMの学習期間を1日から5日に増やすと,予測誤差は27.5%減少した。しかし,5日から10日に増やしても,予測誤差の減少は9.8%に留まった。このことから,今回の予測においてはSVMの学習期間は5日程度で十分であることがわかった。 |
| 題名 | レーザ・エネルギー伝送のための降雨減衰の測定の実験 |
| 著者 | 住元 和生, *田中 聡 (福山大学工学部) |
| キーワード | レーザ, エネルギー伝送, 降雨減衰, 観測 |
| アブストラクト | レーザによる無線電力伝送において、降雨による妨害を観測する実験システムを構築して観測を行っている。降雨強度の観測および太陽光パネルによる受信強度の相関を調べたところ、現時点で大きな相関が見つかっていない。また、本実験システムは商用電源に頼らずに太陽光発電により自立して観測を行なう測定システムを確立し、実証することも目的としている。これらの実証結果についても報告する。 |
| 題名 | 太陽光発電脱落を考慮した最適潮流計算法に関する研究 |
| 著者 | *鶴原 翔太, 久保川 淳司 (広島工業大学) |
| キーワード | 最適潮流計算, 故障計算, 太陽光発電 |
| アブストラクト | 近年太陽光発電(PV)が大規模導入されており、その出力は時々刻々と変化しているため、事故発生時の電力系統への影響も大きい。地絡事故が発生した場合、PVのパワーコンディショナーは数秒の間隔で解列が起きるため、対策が困難である。そのため、あらかじめ事故が起きた場合に電力系統に流れる故障電流を考慮した電圧の低下を計算してPVの解列をなるべく小さくする必要がある。 本研究では事故発生時の波及を防止するために地絡事故による影響を事前に考慮して発電機出力を持ち替えをする手法の検討を行った。 |
| 題名 | 再エネ電源大量導入時の離島系統における余剰電力対策についての一考察 |
| 著者 | *土居 崇, 河内 清次, 三川 玄洋 (中国電力エネルギア総合研究所), 松村 昌昭, 福井 貴之 (中国電力流通事業本部) |
| キーワード | 蓄電池, 再エネ, 余剰電力, 隠岐諸島 |
| アブストラクト | 再エネ電源は自然エネルギーを利用するため,出力が不安定であり,電力系統に大量に接続されると,周波数調整容量の不足や余剰電力の発生といった問題が懸念される。系統規模が小さい系統においては,これがより顕著となる。 当社供給エリアにおいては島根半島の北方約50kmに隠岐諸島があり,本土系統から独立した単独系統となっている。本稿では,この隠岐諸島の電力系統を対象として,再エネ電源が大量導入された場合の蓄電池の活用による余剰電力対策について,シミュレーションによる検討を行ったので紹介する。 |
| 題名 | 複数アプリケーション存在下におけるマルチパスTCPのスループット評価 |
| 著者 | *陳 晨, 福山 諒, 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | マルチパスTCP, MPTCP, 局所輻輳制御, 受信バッファ最適化, スループット公平性 |
| アブストラクト | LinuxにおけるMPTCPの実装には,アプリケーションのスループットの公平性確保のために局所輻輳制御と呼ばれる機構および受信側端末の性能劣化防止のために受信バッファ最適化と呼ばれる機構が組み入れられており,これらの機構は,アプリケーションのスループットを大きく左右する.本論文では,2つのアプリケーションが同時に存在する環境を前提に,スループットの評価を行っている.数値例によれば,最悪ケースで見た場合,局所輻輳制御を有効にすることにより,受信バッファ最適化が有効の時, 2つのアプリケーションのスルプット比を2:7から4:5に改善し,受信バッファ最適化が無効の時,その比を1:8から1:2に改善している. |
| 題名 | サーバ移動トラヒックの背景トラヒックへの影響に関する実験的評価 |
| 著者 | *合田 一歩, 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | サーバ移動サービス, サーバ移動トラヒック, ライブマイグレーション |
| アブストラクト | 近年ネットワークアプリケーションの稼働環境として通信品質の劣化を回避できるサーバ移動サービスが提案されている.サーバが移動する際には膨大なトラヒックが流れるため,その経路上を流れる他のトラヒックの通信品質は大きく劣化する.本研究では,実験的評価によりサーバ移動トラヒックが背景トラヒックに及ぼす影響を定量的に評価する.実験の結果,サーバ移動トラヒックの影響により,背景トラヒックとしてファイルを転送した場合,ファイル転送時間は20%程度増加すること,背景トラヒックのスループットは6~42%低下し,その低下の程度は背景トラヒックのTCPコネクションの数が少ないほどより大きくなることを明らかにした. |
| 題名 | MAC Level 2hopブロードキャストプロトコルに関する一検討 |
| 著者 | *國安 哲郎, 重安 哲也 (県立広島大学経営情報学部経営情報学科) |
| キーワード | ブロードキャスト, アドホックネットワーク, 指向性受信 |
| アブストラクト | IEEE802.11におけるアドホックネットワークでの隠れ端末問題の影響を軽減するために,指向性受信を導入したRTBーDRが提案されている. RTBーDR方式ではRTS/CTS交換を行うが,そのCTSに記載するduration値を調整すれば,隠れ端末の送信延期時間を意図した長さに設定できる. 本稿では,送信端末から正しくブロードキャストを受信した隣接端末のうち,予め指定された複数の端末が,ブロードキャストパケットの受信後に,ただちに送信端末から2hop先の端末へブロードキャストパケットを転送する機能を追加することで,低遅延で既存手法より広範囲となる2hopブロードキャストを実現する手法を提案する. |
| 題名 | 災害時におけるDTNを用いた効率的な情報配信先選定アルゴリズム |
| 著者 | *足立 梨恵, 重安 哲也 (県立広島大学) |
| キーワード | DTN, 災害情報伝達, 無線LAN |
| アブストラクト | 地震などの災害発生時に,被害の拡大を防ぐためには人命救助,状況確認などを一刻も早く行う必要がある.そのためには迅速かつ正確な情報収集も不可欠となる.しかし,災害時はその影響によって既設の通信インフラが利用できない可能性がある.そこで,我々は,災害時であっても機能する情報伝達手法について検討を行い,避難所間無線ネットワークシステムの提案を行ってきた. 本稿では,我々のこれまでの研究に引き続き,同ネットワークシステムの高度化に向けて実施した検討内容について報告する. |
| 題名 | 災害時のすれ違い通信による道路通行実績の共有効果に関する一検討 |
| 著者 | *山崎 加菜, 重安 哲也 (県立広島大学 経営情報学部) |
| キーワード | DTN, 災害情報交換 |
| アブストラクト | 災害発生時,被災者は迅速かつ安全に避難所まで避難することが求められる.しかし,避難経路となる道路が災害の影響により通行不可能となる場合もあり,通常と同じように避難所までの最短経路だけを選択し避難することは難しい.そこで本稿では,スマートフォンの自律通信機能を利用したDTN (Delay Tolerant Network)を被災者間で構築し,被災者どうしがすれ違う際に各々がそれまでに通行してきた道路情報を通行可能道路として交換することを考える.また,これによって得られた通行実績のある道路のみから避難所までの最短距離を設定し,バックトラックなしの避難経路構成について検討することで,災害時に被災者間でDTNを用いた情報共有を行うことの有効性について議論する. |
| 題名 | 高信頼WebベースVCの実現に向けたサーバの実装と性能評価 |
| 著者 | *猪原 聡二, 福士 将 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | ボランティアコンピューティング, Web, サーバ |
| アブストラクト | ボランティアコンピューティング(VC)とは,インターネットを通じて多数の参加者を募り,参加者から提供される計算資源を利用して大規模な並列分散計算を行う手法のことである.VCでは,多数のユーザを集めることで高性能な計算環境を安価に構築可能であるため,様々な分野の計算に用いられている.HTTPは主要なプロトコルの一つであり,プロバイダや組織の取り決めによる通信制限を受けにくいため,VCで発生する全ての通信をHTTPで行うことで,より多くの参加者を集めることが可能となる.本研究では,Webベースの高信頼なVCを実現するために,WebサーバソフトウェアであるApacheと信頼度に基づく多数決法を用いたVCサーバを実装し,その性能を評価する. |
| 題名 | ネットワークルータにおけるパケットメモリアクセス制御の高速化 |
| 著者 | *石本 拓也 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科システム工学専攻), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学), 大輝 晶子, 川村 智明 (NTTデバイスイノベーションセンタ) |
| キーワード | ルータ, DDR SDRAM, パケット |
| アブストラクト | ルータは,ネットワーク間で配送されるパケットを一旦パケットメモリに蓄積し,振り分け制御を行う.パケットメモリにはDDR SDRAM(DDR)を用いており,現在は,通信要求に見合うだけのアクセス速度を有するが,今後益々増大する通信要求に対応するためには,DDRへのアクセスの高速化が必要となる.そこで,本稿では,バンクインタリーブを利用した高速アクセス手法を提案する. |
| 題名 | 電力使用量を用いた独居高齢者見守り実証システム |
| 著者 | *岡村 幸壽 (中電技術コンサルタント電気本部), 佃 寛介 (中電技術コンサルタント電気通信部), 木村 紀子 (中電技術コンサルタント情報企画部) |
| キーワード | 見守り, 電力量, センサー, サーバ, スマートメーター |
| アブストラクト | 電力使用量を用いた独居高齢者見守り実証システムの構築状況と,今後の検討の方向性について述べる。本実証システムでは,専用センサーと計測端末よりインターネット経由で見守りサーバに30分電力量値を伝送し,電力中央研究所が開発した見守りアルゴリズムを用いて一定時間におけるモニタ者の電気の使用操作の有無により通常の生活か否かを判定する。また,今後のスマートメーターからのデータの活用についても方向性を述べる。 |
| 題名 | ハイブリッドマルチキャストによる配送の効率化に関する研究 |
| 著者 | *濱田 兼央 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 金山 典世 (松江工業高等専門学校情報工学科) |
| キーワード | マルチキャスト |
| アブストラクト | 現在のネットワークにおいてはユニキャスト通信方式が多数を占めている.しかし,大規模な通信においては宛先分のパケットを送信するために,ネットワークに大きな負荷をかけ,同時に送信者側も多大なリソースを要する.このような場合に適した通信方式としてマルチキャストが挙げられる.しかし,マルチキャストは様々な方式が開発されてきたにも関わらず,幾つかの問題があり,マルチキャスト本来の効率化を得られているとは言い難い.この意味では,インターネット上で運用可能なマルチキャストは未だ存在せず,その登場は望まれていると言える.本研究ではマルチキャストとXCAST6を組み合わせた方式により,実用的なマルチキャストの実現を目指す. |
| 題名 | インターネットを用いたプログラミング教育システムの構築 |
| 著者 | *神崎 拓人, 寺元 貴幸 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | 仮想化, プログラミング教育 |
| 題名 | 無線LANにおける省電力協調マルチホップMACプロトコル |
| 著者 | *筒井 啓太, 稲井 寛 (岡山県立大学大学院) |
| キーワード | IEEE 802.11, Media Access Control, 協調無線, マルチホップ通信, 電力効率 |
| アブストラクト | 本研究では,IEEE802.11無線LANのMACレイヤにおいて,協調無線通信を実現する方式であるLECMACに対して改良を加え,マルチホップ通信に対応したMulti-LECMACの考案を行った. まず,先行研究であるLECMACについて簡単に解説し,2ホップ通信でのフレーム転送方法を説明する.続いて,Multi-LECMACについての解説を行い,マルチホップに拡張したフレーム転送方法を説明する. 最後に,中継なし,LECMAC,Multi-LECMACの3方式について,計算機シミュレーションにより性能評価を行う. |
| 題名 | 非接触給電のシステム構成に関する一考察 |
| 著者 | *三戸 勝彦, 大久保 典浩, 沖段 和磨 (中国電力) |
| キーワード | 非接触給電 |
| アブストラクト | 2007年にMITが2m離れた電球を非接触で点灯させたことから,非接触給電技術が注目され様々な機関で研究が進められている。今回,磁界共鳴方式(電磁界結合方式)による非接触給電システムを構築し実験を行ったので,その概要を紹介する。 |
| 題名 | ノーマリオフ形GaNパワーデバイスの評価 |
| 著者 | *松崎 公洋, 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校) |
| キーワード | GaN, パワーデバイス, 高速スイッチング |
| アブストラクト | GaNはSiに代わるパワーデバイスとして注目されており,省エネルギー化に貢献できる次世代のデバイスとして期待されている.最近では,600V以上の耐圧を持つGaNパワーデバイスも市場に供給されており,これらGaNを用いたPV用パワーコンディショナに関する発表も行われている.しかし,製品化されているGaNパワーデバイスは各社で評価条件が異なり,データシートのみでデバイスを選定することができない.本論文では,製品化されている600V以上の耐圧を持つ2種類のノーマリオフ形GaNパワーデバイスについて同条件の基で評価し,比較を行ったので報告する. |
| 題名 | SiC MOSFETを用いた4 kW,400kHz 高周波インバータ |
| 著者 | *倉地 真也, 吉竹 拓也, 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科) |
| キーワード | SiC MOSFET, 高周波インバータ, パワー半導体デバイス |
| アブストラクト | ワイドギャップ半導体デバイスであるSiC MOESFETが普及段階を迎えている.SiC MOS FETは低オン抵抗,高温動作が可能,かつ高速スイッチングが可能な点に特徴が ある. これらの特徴から,大容量誘導加熱用高周波インバータのスイッチングデバイスとし てSiC MOSFETを用いることで高効率化および高密度化が期待されている.本論文 では,SiC MOSFETを用いて,定格出力4 kW,駆動周波数400 kHzの高周波インバータ を試作し,その動作を確認したので報告する. |
| 題名 | 200W級LED投光器駆動電源の電流制御法 |
| 著者 | *片元 優太, 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校), 矢田 智春 (新日本無線) |
| キーワード | LED駆動電源, 線形調光, 二並列接続回路方式, DC-DCコンバータ |
| アブストラクト | 電力変換効率を向上したLED 駆動電源として,フライバックコンバータを二並列接続した回路方式が提案されている.同文献の方式では,低電流出力時にコンバータのデューティ比を十分に確保できない課題があった.著者らは先に,この課題の解決を目的として,電流出力に応じて電圧制御指令を可変とする各コンバータの協調制御による電流制御を提案している.本稿では,直流側の実機を構成し,各コンバータの動作を検証したので報告する. |
| 題名 | マトリックスコンバータを用いたかご形誘導機式風力発電システムの突入電流抑制装置における変換器容量の検討 |
| 著者 | *柴田 翔, 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校) |
| キーワード | マトリックスコンバータ, 風力発電, 突入電流, 瞬時電圧低下 |
| アブストラクト | 著者らは先に,かご形誘導機式風力発電システムにおける突入電流をマトリックスコンバータを用いた突入電流抑制装置により抑制する手法を提案し,シミュレーションによりシステムの有用性を確認した.マトリックスコンバータは出力側を誘導機に対して整合用変圧器を介して直列接続し,入力側を系統に並列接続する.マトリックスコンバータの出力電圧は誘導機電流と同相とすることで,マトリックスコンバータを等価的な抵抗として動作させ,突入電流を抑制する.本論分では,整合用変圧器の巻数比を変更した場合のマトリックスコンバータの等価抵抗と変換器容量の関係をシミュレーションにより確認したので報告する. |
| 題名 | NPCインバータを用いた無効電力補償装置 |
| 著者 | *渡邉 誠, 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校), 白井 昌尚, 寺西 雄二 (中国電機製造) |
| キーワード | NPCインバータ, 無効電力補償装置, 中性点電位変動の抑制 |
| アブストラクト | 近年,太陽光や風力などの自然エネルギーの大量導入により,電力系統における電圧変動が問題となっている.この対策として,自励式無効電力補償装置 (STATCOM: static synchronous compensator) が使用されている.本論文では,マルチレベルインバータとして広く用いられているNPC(neutral-point-clamped) インバータを用いた無効電力補償装置を構成し,実験により有効性を確認したので報告する. |
| 題名 | 周速比制御を用いた独立型小容量風力発電システムの検討 |
| 著者 | *林田 聡司 (山口大学大学院理工学研究科), 成定 祐樹 (山口大学工学部), 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校), 田村 智弘, 山田 誠治 (山口県産業技術センター), 三浦 佳洋, 福本 秋成 (新立電機) |
| キーワード | 風力発電, 小容量風力発電, 周速比 |
| アブストラクト | 本論文では,垂直軸風車を用いた小容量風力発電システムの安定した運転動作を実現するため,先に提案されている周速比制御[2]を適用した小容量独立型風力発電システムのシミュレーションモデルを構築し,解析を行ったので報告する. |
| 題名 | GPGPUによる60 Hzワイヤレス給電の数値計算 |
| 著者 | *石田 弘樹 (岡山理科大学), 古川 裕人, 経田 僚昭 (富山高等専門学校) |
| キーワード | ワイヤレス給電, GPGPU, 並列コンピューティング |
| アブストラクト | 磁界共鳴方式によるワイヤレス給電においてコンクリートなどの高誘電材料を貫通させて電力伝送する場合は、高周波では誘電損失が深刻になるので低周波の方が適していると考えられる。低周波の場合、コイルはインダクタンスを稼ぐために磁性コアに巻く必要がある。この磁性コアの形状は、伝送性能(伝送効率や電力)に大きな影響を与える。伝送性能を理論予測するためには、給電と受電コイル間の磁気結合係数kを把握する必要がある。本研究では、kを推定するため時間領域差分法(FDTD法)を用いた電磁界シミュレーターを構築した。一般的にFDTD法で低周波問題を取り扱うことは、膨大な計算時間を要するため適さないとされている。そこで本研究ではGeneral-Purpose computing on Graphics Processing Unit ( GPGPU )による並列コンピューティングにより高速化を図った。結果、OpenMPを用いたマルチCPUにより同処理を行った場合と比較し約25倍に処理速度が向上した。 |
| 題名 | EDLCを用いたセンサネットワーク実証試験機の試作(3) |
| 著者 | *田中 直樹, 飯塚 育生, 福間 眞澄, 福島 志斗 (松江工業高等専門学校), 内田 孝幸 (佐藤工務所) |
| キーワード | EDLC, 充電回路, WSN |
| アブストラクト | 電気二重層キャパシタ(EDLC)は電気二重層という物理現象を用いたキャパシタであり,エネルギー密度は低いものの,長寿命で高速充放電が可能という利点がある.このような特性を持つEDLCと太陽電池を組み合わせ,防災の点から自然環境を監視する装置の電源として活用させるための充電回路や環境状態を監視する回路の製作している.EDLCは二次電池と比較すると,蓄電量に応じた電圧を示すために特性が全く異なる.一般的な二次電池は基本的に定電圧で充電しているが,それではEDLCの特性に合わない。また,太陽電池によって充電を行うため,太陽電池の特性も考慮に入れる必要がある.本研究ではこの部分の回路を開発しており,その結果について報告する. |
| 題名 | 4相昇圧コンバータにおける密結合方式の設計方法 |
| 著者 | *蛭子本 大悟郎, 石原 將貴, 伊藤 勇輝, 青砥 匠吾, 木村 翔太, 今岡 淳, 山本 真義 (島根大学) |
| キーワード | 高電力密度化, トランスリンク, 密結合方式, 相互誘導 |
| アブストラクト | 本論文では昇圧コンバータに適した新たな磁気構造について提案する。現在,電気自動車やハイブリットカーに搭載されているDC/DCコンバータの小型化が求められている。その手法としてマルチェーズ方式と結合方式についての研究が盛んに行われている。マルチフェーズ方式は従来のDC/DCコンバータを並列にし,スイッチの位相をシフトすることでキャパシタの小型化を可能とする。また,増加したインダクタを磁気結合させることで回路全体の小型化が可能であり,現在多くの結合方式が提案されている。相数の増加でよりキャパシタの小型化が可能となるが,結合方式に関しては4相以上での設計法は筆者らの知る限り存在しない。 そこで本稿では,4相での結合方式の設計を行い,実機により妥当性を確認したので報告する. |
| 題名 | 48V系DC/DCコンバータの回路方式の検討 |
| 著者 | *杉原 友祐, 新谷 祐介, 佐々木 康雄, 七森 公碩, 山本 真義 (島根大学) |
| キーワード | 48V系, 降圧チョッパ回路, 多相化, 結合インダクタ, 同期整流 |
| アブストラクト | 近年,車載用電源に48V系の導入が進んでいる。それにより15~20%の燃費向上が見込まれている。しかし,現在広く普及している12V系を即座に48V系に置き換えることは困難であるため,現状では48V系と従来の12V系が共存するシステムとなる。そこで必要となるのは48V系と12V系を繋ぐDC/DCコンバータである。ここで用いられるDC/DCコンバータは小型・低損失化が求められており,それらを実現する手法としてスイッチング周波数の高周波化や回路の多相化が挙げられる。そこで本論文では単相から4相までの降圧チョッパ回路においてスイッチング周波数を変化させ,受動素子体積とデバイスの損失の観点から小型・低損失化を両立する相数及び動作周波数の検討を行った。 |
| 題名 | 音響円筒クローキングの波長依存性 |
| 著者 | *藤井 佑亮, 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学) |
| キーワード | クローキング, メタマテリアル |
| アブストラクト | クローキングとは,物体を特別な媒質で覆うことで電波や光,音波などに対して反射や散乱をなくす技術のことである.本研究ではメタマテリアル構造により構成された二次元円筒型の音響クローク媒質について有限要素法を用いた音波伝搬解析を行い,媒質の構造パラメータとクローキング効果の波長依存性について検討した.構造周期が入射波長よりも小さいというメタマテリアル条件を満たす領域においても波長と構造の周期の関係により,クローキング効果に波長依存性があることが分かった. |
| 題名 | 判別分析を用いた対象騒音と暗騒音の分離 |
| 著者 | 大藤 康博 (山口大学), *三谷 康夫 (福山大学), 田中 幹也 (山口大学) |
| キーワード | 騒音分離, 対象騒音, 暗騒音, 判別分析 |
| アブストラクト | ある地点で測定される騒音は,様々な騒音源からの騒音が重なり合っているため,騒音レベルは複雑な変動形状となる.ある特定の騒音,例えは,道路交通騒音や鉄道騒音等の個々の騒音を対象に測定する場合に,しばしば対象騒音以外の暗騒音の影響が問題となる.対象騒音以外はすべて暗騒音と定義されており,複数の騒音源から構成される場合も多い.本研究では,対象騒音と暗騒音と分離する実用的手法を考察する.ここで,統計的な信号分離法として,判別分析法を用い,等価騒音レベルの形で,対象騒音と暗騒音の分離を行う.本手法の有効性をシミュレーション実験と室内騒音データに適用して,実験的に確認する. |
| 題名 | 双方向番組を簡単に行えるシステム「MAPLE」の開発 |
| 著者 | *伊藤 智之, 下山 哲平 (NHK広島放送局), 前田 彩 (NHK放送技術局) |
| キーワード | 放送, データ放送, インターネット |
| 題名 | ナノ粒子の混入による液晶ディスプレイの色度視野角依存性改善 |
| 著者 | *下山 慧介, 高崎 奨平, 内部 翔太, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学) |
| キーワード | ナノ粒子, LCD, 視野角, 色度 |
| アブストラクト | 従来のLCDに各種ナノ粒子を添加することにより消費電力の軽減、応答速度の向上などが確認されている。本研究では、液晶にSiO2ナノ粒子を入れることにより従来のLCDより広い視野角度から色や文字が正しく視認できること検討した。 Normal(ナノ粒子を無添加)LCDとSiO2を0.5%wt添加したLCDおよびSiO2を0.1%wt添加したLCD、合計3種類のLCDの色度視野角の測定を行った。 下側から測定した場合NormalLCDと0.5%wtSiO2添加LCDは変化しなかったが、0.1%wt SiO2添加LCDは色度の改善が見られた。上側からと左右両側から測定した場合、色度の大きな改善は見られなかった。また、同じナノ粒子入りでも0.1%wtと0.5%wtでは結果が違ったことからナノ粒子の混入量には最適値があることが示唆される。 |
| 題名 | カメラバイク支援システムの開発・導入 |
| 著者 | *峠越 一宏 (NHK広島放送局技術部) |
| キーワード | 映像伝搬, ロードレース中継 |
| アブストラクト | 広島では、毎年1月に「全国都道府県対抗男子駅伝」が行われており、2015年1月で20回目を迎えた。全国都道府県対抗男子駅伝をはじめとしたロードレース中継においては、移動中継車からの映像伝搬が重要な要素である。中でも重要視されているのが、機動性に優れた「カメラバイク」である。本システムは、カメラバイクの伝搬状況を視覚的に表現し、カメラバイクの映像をより効果的に番組利用することを目的としたものであり、このシステムの開発・導入について報告する。 |
| 題名 | 準スパースIIRフィルタの一設計 |
| 著者 | *平川 友大, 中本 昌由, 山本 透 (広島大学) |
| キーワード | IIRフィルタ, 準スパース性 |
| アブストラクト | ディジタルフィルタ設計において,急峻な特性を得るには高い次数が必要である.しかし,次数を高くすることで乗算処理が増加するため,フィルタリング処理の低速化などが問題となる.そこで,提案手法では準スパース性を用いる.準スパース性とは係数値に0, ±1を含む特性であり,準スパース性を用いたフィルタを準スパースフィルタと表現する.係数値を0, ±1に置き換えることで乗算処理が削減できる.本論文では,IIRフィルタに準スパース性を与える.また,係数値を置き換えることでフィルタ特性は劣化するため,フィルタ特性の劣化が小さくなるように準スパース性を与える. |
| 題名 | インターリーブによる光ZCZ符号のためのマッチドフィルタバンクの構成の検討 |
| 著者 | *安達 奨, 大平 康旦, 松元 隆博 (山口大学工学部), 鳥井 秀幸 (神奈川工科大学情報学部), 井田 悠太, 松藤 信哉 (山口大学工学部) |
| キーワード | 光通信, 光ZCZ符号, インターリーブ, マッチドフィルタバンク, FPGA |
| アブストラクト | 光無線通信の一手段である光ZCZ-CDMA方式において、受信機にて受信信号と各系列との相関関数を求めるマッチドフィルタバンクが必要である。マッチドフィルタバンクはどのような系列でもFIRフィルタ(トランスバーサルフィルタ)を利用すれば実現できる反面、符号の長さや系列数が増加するほど回路規模が飛躍的に増大するという欠点がある。 本稿では、シルベスタ型アダマール行列をインターリーブして得られるZcz=2の光ZCZ符号のためのマッチドフィルタバンクの小規模な構成法を提案し、FPGA上に実装して回路規模を評価した。そして、回路規模を意味するロジックエレメント数を従来の構成法に比べ、著しく減少できることを示した。 |
| 題名 | ガウス通信路による劣化画像修復のための疎表現の最適化 |
| 著者 | *芦田 祐平, 相田 敏明 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| キーワード | 圧縮センシング, ベイズ推定, 画像修復 |
| アブストラクト | 本研究では,ベイズ推定と圧縮センシングを適用して, ガウス通信路を通って劣化された画像を修復する. 圧縮センシングとは,Candes and Tao やDonoho により発見された信号処理の枠組みであり,推測したい信号を疎表現することにより,情報量の少ない観測データからでも極めて有効な信号復元を可能にする. 本研究では,画像修復問題へ圧縮センシングを適用するに当たり,修復に最適な辞書行列のサイズ(基底ベクトルの数)および係数ベクトルの疎性と,修復される画像の複雑さとの関係に注目する.そして,これらの最適な関係を数値実験により明らかにする. |
| 題名 | 汎化ガウス混合モデルの学習による地震予知の検討 |
| 著者 | *前田 章吾 (岡山大学工学部), 山根 延元 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 地震予知, 汎化ガウス混合モデル, 高感度地震波形 |
| アブストラクト | 本論文では,地震計波形に対する統計モデルとして定常ガウス混合モデル(GMM)を当てはめ,多種多量の地震計波形を学習して推定した汎化GMMが地震予知に利用可能かどうかについて検証を行う.その結果,複数の観測点において地震が近づくにつれて出現頻度が著しく増加する特徴的クラスが存在することがわかった. |
| 題名 | He/CF4及びAr/ CF4沿面放電プラズマによる太陽電池用シリコン基板のエッチング |
| 著者 | *濱田 俊之 (宇部工業高等専門学校電気工学科) |
| キーワード | 沿面放電プラズマ, エッチング, 単結晶シリコン, 窒化シリコン |
| アブストラクト | 本研究では、マスクレスでパターン上に材料表面処理が可能な大気圧非平衡プラズマ源として沿面放電プラズマを用い、太陽電池用電極溝の作製を行った。なお、本報告では、作製される電極溝のキャリアガスの影響を明らかにするため、キャリアガスとしてHe及びArを用いた場合に作製される電極溝から、各キャリアガスを用いた場合のエッチング特性を確認した。 その結果、質量の軽く拡散しやすいHeを用いた場合、沿面放電プラズマはグロー状の拡散したプラズマとなるため、Arに比べて幅の広い電極溝が作製されることが明らかとなった。 |
| 題名 | Alプラズマグリッドによって生成される水素イオン性プラズマ |
| 著者 | *加美川 俊満, 竹田 敬, 林 智成, 姉川 伸季, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 負イオン |
| 題名 | Niグリッドを用いた水素イオン性プラズマ生成 |
| 著者 | *林 智成, 横山 浩之, 前谷 祐亮, 加美川 俊満, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 負イオン |
| 題名 | 水素イオン性プラズマの軸方向分布 |
| 著者 | *姉川 伸季, 河田 晃佑 (山口大学大学院理工学研究科), 江川 正樹, 巽 優祐 (山口大学工学部電気電子工学科), 加美川 俊満, 竹田 敬, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | イオン性プラズマ, 負イオン崩壊 |
| 題名 | 金属イオン添加および放電処理を行った光触媒によるホルムアルデヒド除去性能に関する研究 |
| 著者 | *山田 圭祐 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻), 工藤 祐輔, 大塚 哲郎, 矢澤 翔大 (日本大学 生産工学部 電気電子工学科), 江頭 雅之 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻) |
| キーワード | 光触媒, 放電処理, 金属イオン, 誘電体バリア放電, ホルムアルデヒド |
| アブストラクト | 近年、地球環境問題が深刻していることから、環境に優しい光触媒が注目されている。光触媒とは、光エネルギーのみを必要とし、酸化還元作用と超親水性作用の二つの作用を発揮して有機物を分解する非常にクリーンな環境材料である。光触媒の分解力を向上させる手法の一つに金属イオンを光触媒表面に添加する方法があり、光触媒の酸化分解作用の向上が既に確認されている。筆者らは新たな手法として光触媒を省エネルギーかつ簡易的な装置で放電を発生させることが可能である誘電体バリア放電によって放電処理することで光触媒性能を向上させられないかと考えた。さらに、この二つの手法を組み合わせ、光触媒性能を飛躍的に向上させる事ができないかと考えた。 |
| 題名 | 静電噴霧法により触媒を塗布したGDLの表面の観察 |
| 著者 | *江頭 雅之 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻), 三上 智士, 山岡 昂大, 矢澤 翔大, 工藤 祐輔, 蒔田 鐵夫 (日本大学 生産工学部 電気電子工学科) |
| キーワード | DMFC, MEA, 静電噴霧法, GDL |
| アブストラクト | 近年、地球環境に負担を与えない新エネルギーとして燃料電池に注目が集まっている。燃料電池の種類の一つに直接メタノール形燃料電池(DMFC)がある。DMFCは膜電極接合体(MEA)で発電を行うが、白金を必要とするためコストが高い。また、燃料電池の性能はMEAの表面積を向上させることが重要である。 本報ではガス拡散層(GDL)基材である比較的安価なカーボンペーパーを選択しMEAの表面積を増加させる方法に静電噴霧法を採用して、燃料極側の触媒材料を塗布し表面の観察と性能評価を行った。 |
| 題名 | 磁場偏向型質量分析器の開発と水素正イオン構成比率の分析 |
| 著者 | *横山 浩之, 竹田 敬 (山口大学大学院理工学研究科), 高森 暁 (山口大学工学部電気電子工学科), 林 智成, 前谷 祐亮, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 質量分析 |
| 題名 | Alプラズマグリッドを通過したイオンの質量分析 |
| 著者 | *竹田 敬, 加美川 俊満, 武田 俊明, 横山 浩之, 姉川 伸季, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 負イオン質量分析 |
| アブストラクト | 負イオン型中性粒子入射加熱において,セシウムを添加した表面生成法や体積生成法によって負イオンが生成されている.セシウムフリー負イオン生成法として,我々はプラズマ支援触媒イオン化法を提案している.これは,正イオンを金属グリッドに照射して,その引出孔内で正負イオンを生成する手法である.この手法を負イオン源に適用して,セシウムフリーで負イオン生成することを目指している.プラズマグリッドの単孔から引出される荷電粒子を,磁場偏向型質量分析器で測定した.プラズマグリッドを通過する正イオンが低エネルギーの場合や,負イオンの質量スペクトルはブロードになることが明らかになった. |
| 題名 | 有効電力法を用いた単相Bi2223高温超電導変圧器の常電導転移保護システム |
| 著者 | *小出 哲之, 七戸 希 (岡山大学) |
| キーワード | 超電導, 変圧器, Bi2223, 常電導転移, 有効電力法 |
| アブストラクト | 現在大電流を通電できる交流電源は大規模なものが多く一研究室単位などで扱うことが難しい.そこで著者らは一次側,二次側共にBi2223高温超電導コイルである単相高温超電導変圧器を使用したコンパクトで大電流の通電が可能な電源の開発を進めている.超電導応用機器を実用化するにあたっての大きな課題として常電導転移現象がある.常電導転移現象では常電導領域の出現に伴って抵抗性電圧が発生し過大な発熱が起こり,巻線の焼損などの致命的な事故が引き起こされることがある.それを防ぐために早期確実に常電導転移を検出し通電電流を遮断およびエネルギーを回収することで常電導転移後の発熱を抑制するシステムが必要となる.著書らはこれまでに有効電力法に基づく常電導転移検出・保護システムを提案している.本方法にて,上記の単相高温超電導変圧器を対象として常電導転移検出/保護システムを構築し,その有効性を確認したため,本稿にてその結果を報告する. |
| 題名 | 単相Bi2223高温超電導変圧器のインバータ通電における損失特性 |
| 著者 | *岸 紀行, 七戸 希 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 損失特性 |
| 題名 | 高温超電導バルク体による積層構造小型NMR装置用マグネットにおける磁場均一度向上に関する研究 |
| 著者 | *深田 進 (岡山大学工学部電気通信系学科), 野村 亮太, 北条 勝也, 宮澤 大輝, 田中 駿平, 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | NMR, バルク, 磁場, 積層, ギャップ |
| 題名 | 高温超電導体と強磁性体によるMDDS用の高磁気勾配形成に関する基礎研究 |
| 著者 | *平野 亮磨 (岡山大学工学部電気通信系学科), 中島 淳成, 眞田 尚幸, 志摩 翔太 (岡山大学大学院自然科学研究科), 中川 拓弥 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | MDDS, 磁場制御, 磁気勾配, 高温超電導体 |
| 題名 | 3次元超電導アクチュエータにおける移動子の捕捉磁場減衰の主的要因に関する研究 |
| 著者 | *山崎 尊雄 (岡山大学工学部電気通信系学科), 小笹 翔平, 澤江 正実 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| キーワード | 超電導応用, 高温超電導, バルク体, アクチュエータ, 磁場減衰 |
| 題名 | ON/OFF磁場制御の性能向上のための高温超電導バルク体の最適形状に関する基礎研究 |
| 著者 | *中川 拓弥 (岡山大学工学部電気通信系学科), 志摩 翔太, 中島 淳成, 眞田 尚幸 (岡山大学大学院自然科学研究科), 平野 亮磨 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| キーワード | 磁場制御, ON/OFF, 超電導バルク体, マイスナー効果, 形状依存性 |
| 題名 | 超電導接合を施した高温超電導線材における臨界電流密度の印加磁界角度依存性 |
| 著者 | *菅生 圭登 (岡山大学工学部電気通信系学科電気電子工学コース), 高橋 将人, 齊藤 僚 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学 大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| キーワード | 超伝導, NMR, 臨界電流, 磁場, 角度依存性 |
| 題名 | 無絶縁高温超電導コイルにおける通電電流の線間方向への分流特性に関する研究 |
| 著者 | *民 健太郎 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金本 太石, 田中 和希 (岡山大学自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 山下 浩平 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金 錫範 (岡山大学 大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| キーワード | 超電導, 無絶縁コイル, 分流特性 |
| 題名 | 小型NMR装置用のハルバッハ配列永久磁石の磁場均一度向上に関する研究 |
| 著者 | *野村 亮太 (岡山大学工学部電気通信系学科), 田中 俊平, 宮澤 大輝, 北条 勝也 (岡山大学大学院自然科学研究科電気情報システム工学専攻), 深田 進 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| キーワード | 永久磁石, NMR, ハルバッハ, 磁場均一度 |
| 題名 | 非接触型の超電導回転機に用いる固定子コイル設計に関する基礎研究 |
| 著者 | *岡村 亮太 (岡山大学工学部電気通信系学科), 中村 幸平, 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 非接触回転機, 高温超電導バルク体, 固定子コイル, 永久磁石, 三相交流電流 |
| 題名 | 無絶縁高温超電導コイルの巻線張力による臨界電流密度分布特性に関する研究 |
| 著者 | *山下 浩平 (岡山大学工学部電気電子工学科), 民 健太郎 (岡山大学工学部電気通信系学科), 金本 太石, 田中 和希 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| キーワード | 超電導, 無絶縁コイル, 臨界電流 |
| 題名 | ハイブリッド対向スパッタを用いて作製した ZnO薄膜の特性 |
| 著者 | *庭瀬 将浩, 田中 真広, 村田 卓也, 原田 直幸, 諸橋 信一 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | ハイブリッド対向スパッタ, ZnO薄膜, 低ダメージスパッタ, RFスパッタ |
| アブストラクト | ZnOはITOと比べ非常に安価な透明導電膜材料として期待されている.また,近年のデバイスの薄型化,ウェアラブルデバイスの登場に伴い,熱に弱いフィルム基板に対応した成膜方法が要求されている.本研究ではノンドープZnOターゲットを使用し,真空を破ることなく容易に対向ターゲット間の磁場分布を変化することが可能なハイブリッド対向スパッタ装置を用いて,製膜時の基板加熱無しの条件の下での高品質なZnO薄膜の作製を検討した.ZnO薄膜の低抵抗化のために,成膜圧力変化による膜物性の変化を調べた.その結果,キャリアの密度及び移動度には変化がみられたが,抵抗率,透過率などには大きな変化はみられなかった. |
| 題名 | ハイブリッド対向スパッタを用いたIn-Ga-Zn-O薄膜の作製 |
| 著者 | *本田 真彬, 田中 紀行, 村田 卓也, 原田 直幸, 諸橋 信一 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| キーワード | ハイブリッド対向スパッタ, In-Ga-Zn-O薄膜, 低温成膜 |
| アブストラクト | ハイブリッド対向スパッタ(HFTS)を用いたIn-Ga-Zn-O (IGZO)薄膜作製の検討を行った.HFTSは,可動棒磁石を移動させることで成膜条件の自由度を大きく向上させ,かつ基板や薄膜内へのダメージを小さくして成膜できる特徴を持つ. Ar雰囲気において,DCスパッタとRFスパッタの二つの方法で成膜し比較検討を行った.全体として,RFスパッタで成膜した膜の方が優れた可視光透過性とホール移動度を有していた.また,RF印加電力を低減したところ,ホール移動度が向上し,印加電力100 W,可動棒磁石移動距離18 mmで最大値15.8 cm2/Vsが得られた.また,堆積速度,放電電圧が低い条件ほど,高いホール移動度が得られる傾向が見られた. |
| 題名 | Auナノ粒子を用いた有機薄膜太陽電池に関する研究(2) |
| 著者 | *北 智成 (広島工業大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻), 丸野 茂光 (広島工業大学工学部電気システム工学科) |
| キーワード | Auナノ粒子, 局在表面プラズモン共鳴効果, 有機薄膜太陽電池 |
| アブストラクト | Auナノ粒子の持つ局在表面プラズモン共鳴効果を用いて,有機薄膜太陽電池の高効率化が検討されている.Auナノ粒子は,局在表面プラズモン共鳴効果により粒子表面近傍において電界強度の増大が起こることが知られている.本研究では,正孔輸送層に濃度の異なる20nmのAuナノ粒子を分散した有機薄膜太陽電池を作製した.その結果,光電変換層における入射光の吸収効率の増大によって,エネルギー変換効率が1.02%から1.90%に増加する結果が得られた. |
| 題名 | SPD法ITO透明導電膜作製時の基板加熱温度の影響 |
| 著者 | *山田 博, 山口 ゆめか, 古瀬 宗雄 (大島商船高等専門学校) |
| キーワード | 透明導電膜, 太陽電池, スプレー法 |
| アブストラクト | 照明や太陽電池など光と電気を使うデバイスには透明導電膜が広く用いられている. 太陽電池用の透明導電性ガラスは, ガラス基板や透明フィルム等に成膜し, 要求される膜の特性は発電された光電子の良好な導通の為の低抵抗化や高い光透過性,反射防止が必要とされている.本研究では, 酸化インジウムに少量の酸化スズを添加したITO透明電極膜をスプレー法により成膜し, ガラス基板の加熱温度を200〜500℃とし表面結晶組織やシート抵抗, 可視光透過率への影響を評価した.基板加熱温度が400〜500℃の試料では, 26〜85Ω/sqのシート抵抗値が得られ, 可視光透過率は86〜95% が得られた.表面観察より直径が100〜150 nmの緻密な結晶組織が観察された. |
| 題名 | スプレー法による色素増感太陽電池の性能向上の研究 |
| 著者 | *橋本 昇吾 (山口東京理科大学 工学部 電気工学科), 明石 和也, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学) |
| キーワード | スプレー法, 色素増感太陽電池, 酸化チタン |
| アブストラクト | 本研究では、最適で安価なスプレー法を使用して、色素増感太陽電池の性能向上の研究を行っている。色素増感太陽電池を作製時に使用する酸化チタン膜に形成する際の焼成温度と結晶構造を変更することで性能にどのような影響を与えるかを調べた。 |
| 題名 | Bi-2212相超伝導単結晶のc軸方向のトンネル電流 |
| 著者 | *吾郷 卓哉 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科) |
| キーワード | Single Crystal, Tunneling Current, Josephson Junction |
| アブストラクト | 層状構造を持つBi2Sr2CaCu2Ox(Bi-2212相)超電導単結晶のc軸方向へ直流電流を流すと、電流の増加に対して電圧がステップ状に変動する傾向が見られた。これは、単結晶のc軸方向に形成されるジョセフソン接合によるものと考えられる。また、測定の度に試料を一度常温まで戻して再度冷却すると温度サイクルによる試料の伸縮が発生する。これにより、確率的に流れるトンネル電流は測定ごとにCuO2面の異なる位置で電流路を形成することが考えられる。 |
| 題名 | Al2O3浸透Bi-2212相超電導単結晶のピンニング特性 |
| 著者 | *加藤 隼斗 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科) |
| キーワード | Single Crystal, Heat Treatment, Critical Current, Pinning Center |
| アブストラクト | Bi2Sr2CaCu2Ox(Bi-2212相)超電導単結晶に酸化物をピンニングセンタとして浸透させると臨界電流(Ic)が増加することが知られている。単結晶にAl2O3をピンニングセンタとして400℃で1h及び40hの熱処理によって浸透させた。熱処理時間によってピンニングセンタの浸透深さ及び密度は変化することが明らかとなった。このようなピンニングセンタの浸透形態の違いが試料のピンニングセンタの働きの違いとなって、Icsを変化させることが考えられる。 |
| 題名 | 平坦な形状の部分溶融Sm系超電導体の高Jc化 |
| 著者 | *吉木 綜一郎, 石富 貴大, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科) |
| キーワード | Partial melted superconductor, Pinning center, Critical Current Density |
| アブストラクト | Sm系超電導体を部分溶融法により作製する際に、アルミナボールを用いて多点支持法を行うことで平坦な試料を作製した。作製したペレットでは、ピンニングセンタがペレット全体に微細分散することが確認されたが、支持するアルミナボールへの試料の溶け出しは増大し、同時に支持点が試料の伸縮を妨げることで超電導層の劣化と結晶粒間の結合不全を発生させ、Jcを低下させていることが明らかとなった。 |
| 題名 | 部分溶融Sm-123超電導体のピンニングセンタ分布 |
| 著者 | *角田 竜巳, 妹尾 和哉, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科) |
| キーワード | Pinning center, Partial melted superconductor, Critical Current Density |
| アブストラクト | 部分溶融法により作製したSm系超電導体は熱処理時に自重により湾曲が生じる。この湾曲によりピンニングセンタの密度がペレット内部で異なる状態となり、Jcの変化がもたらされる。従来用いられている4点支持法に加えて3点支持法により熱処理を行った。ピンニングセンタの集中のためには、重力を利用した微細絶縁層を集中させることの有効性が明らかになった。 |
| 題名 | 木炭と水系電解液を用いた電気二重層キャパシタの可能性 |
| 著者 | *岡田 信志 (松江工業高等専門学校専攻科電子情報システム工学専攻), 福間 眞澄, 飯塚 育生 (松江工業高等専門学校電気情報工学科), 福島 志斗 (松江工業高等専門学校実践教育支援センター), 内田 孝幸 (佐藤工務所開発部), 小川 仁一, 吉野 勝美 (島根県産業技術センター) |
| キーワード | 木炭, 水系電解液, 電気二重層, 大容量, 分担電圧 |
| アブストラクト | 電気二重層キャパシタ(EDLC: Electric Double Layer Capacitor)は二次電池と比較して蓄電エネルギー密度は低いが,急速充放電が可能,繰り返し使用による劣化が少ない,廃棄する場合に環境負荷が小さいなどの利点がある.賦活した木炭と水系電解液を用いた電気二重層キャパシタを試作した結果、エネルギー密度は3.1Wh/Lであった.それを12個直列接続した使用電圧12Vのユニットも試作し,充電完了時の各セルの分担電圧が標準偏差0.00748のばらつきで安定して動作することを試験より確認した.EDLCを使用した低コストで大容量の蓄電器の実現が見込まれると考えられる. |
| 題名 | パルス電極移動による3次元空間電荷分布測定の可能性 |
| 著者 | *福間 眞澄 (松江工業高等専門学校電気情報工学科) |
| キーワード | 空間電荷, 絶縁材料, パルス静電応力法, エポキシ樹脂, 針電極 |
| アブストラクト | 数mm程度の絶縁材料中の三次元空間電荷分布を測定する方法について,装置を試作してその可能性を調査した。装置は,通常のPEA法での課電電極(パルス電圧印加電極)を移動させる方法とした。ここでは,絶縁材料中の電極近傍の空間電荷分布測定に利用するための装置を目的とし,エポキシ樹脂中の針−針対向電極付近の空間電荷信号の測定を行ったので報告する。 |
| 題名 | 電子ビーム蒸着法による高着色効率固体エレクトロクロミック層の形成とスーパースマートウィンドウへの応用 |
| 著者 | *桐田 直志 (山口東京理科大学 工学部 電気工学科), 小関 聖士, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学) |
| キーワード | スマートウィンドウ, エレクトロクロミズム, 調光ガラス |
| アブストラクト | 本研究では、外部から与えられる様々なエネルギーの影響によって物質の光学特性が変化する現象(エレクトロクロミズム)を利用し、環境に合わせて光学特性を自由に制御できる機能を有する調光ガラス(スマートウィンドウ)について研究している。窓ガラスに透明太陽電池を形成し発電した電力を利用して、固体EC(エレクトロクロミック)積層層を着消色することで透過度を変化させ遮光制御を行う。固体EC積層層には酸化タングステン(WO3), 酸化ニッケル(NiO), 酸化タンタル(Ta2O5), 酸化インジウムスズ(ITO)の各層を用いた。これらをITO/NiO/Ta2O5/WO3/ITO/Glassの高効率二重着色構成で積層し着消色が可能であることを確認した。 |
| 題名 | NLO膜の作成と膜物性の評価及びNLO膜を用いた透明太陽電池の研究 |
| 著者 | *市岡 大志, 奥田 光生, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学工学部電気工学科) |
| キーワード | NLO, 酸化ニッケル, 透明太陽電池 |
| アブストラクト | 透明太陽電池の発電効率の向上のために、透明半導体層のうち、p型半導体NiOに注目して検討を行い、2元同時蒸着法でLiを添加することにより太陽電池特性を向上できることを見出した。 |
| 題名 | スーパースマートウィンドウシステムの最新設計 |
| 著者 | *中野 稜, 奥田 光生, 小関 聖士, 吉永 諭史, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学) |
| キーワード | スマートウィンドウ |
| アブストラクト | 太陽光発電は、注目も高く、実用普及も進んでいる。我々はこの太陽エネルギーの利用拡大を考えている。とりわけ発電の観点からは、これまであまり目を向けられていなかったため、赤外線や紫外線の領域に着目している。可視光はそのまま透過させて利用し、紫外光を吸収して発電する太陽電池である。しかし、太陽光は希薄かつ全体に占める紫外線の割合が少ない難点がある。この欠点に対しては、窓のような固定された場所で長時間エネルギー蓄積すれば相当量の電気を生み出せると考えた。この機能を「スーパースマートウインドー」と呼び、応用機能の第一歩として発電エネルギーを窓の採光制御に用いることを検討している。 |
| 題名 | 超電導コイルへの応用を指向したBi系高温超電導体の特性改善 |
| 著者 | *片岡 範行, 田中 博美 (米子工業高等専門学校) |
| キーワード | XPS, 超電導, 元素置換, 異方性 |
| アブストラクト | Bi2Sr2Can-1CunOy(n=1-3)高温超電導体(以後,Bi系超電導体)は作製面での利点を多く有する.そのため,実用化が期待される.一方,自身に流せる電流の最大値(Jc)が外部磁場の印加角度に大きく依存する性質(Jc異方性)を持ち,この性質が実用化を阻害している.近年,Bi系超電導体に対して, Mgの添加により,Jc異方性が大幅に改善されることが明らかになった.一方,添加されたMgの化学結合状態に関する知見は不明であった. そこで本研究では, X線光電子分光法による化学結合状態の分析を行った.この分析により,添加されたMgが結晶中のCaと元素置換が生じていることを明らかにした.その結果,超伝導面の距離が近いほどJc異方性の影響が小さいことが分かった. |
| 題名 | 表面改質法(水浸処理法)によるジョセフソントンネルデバイスの作製 |
| 著者 | *田中 聖也, 田中 博美 (米子工業高等専門学校) |
| キーワード | Bi系高温超電導体, ウィスカー, ジョセフソン接合, 水浸処理 |
| アブストラクト | ジョセフソン接合を用いた次世代の電子デバイスや磁気センサの実用化が期待されている。しかしながらジョセフソン接合素子の作製には高価で複雑な作製技術が必要である。そこで我々は、簡単なプロセスによりジョセフソン接合素子を作製する方法を開発した。具体的には、Bi系高温超電導体を蒸留水に一定時間浸ける水浸処理を提案する。Bi系高温超伝導体は結晶構造中にジョセフソン接合を有しており水浸処理によって非超電導層を形成させ電流を偏向させることでジョセフソン素子の作製を図った。その結果、水浸処理を用いてジョセフソン接合素子を作製することに成功した。 |
| 題名 | 微細構造を制御したSnTe系熱電材料の作製及び熱電気的特性評価 |
| 著者 | *斉藤 健, 岸本 堅剛, 浅田 裕法, 赤井 光治, 小柳 剛 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | SnTe, 熱電材料, 構造制御 |
| 題名 | 木構造を用いたノイズ検出器・フィルタにおける8近傍化の影響に関する考察 |
| 著者 | *淺本 紗希, 古賀 崇了 (徳山工業高等専門学校) |
| キーワード | インパルスノイズ除去, 最小木, 8近傍 |
| アブストラクト | 画像処理の分野では,画像上のノイズを除去するためにメディアンフィルタやスイッチングメディアンフィルタがよく用いられる.しかし,これらのフィルタは,画像上の詳細部をノイズとして検出してしまうことがある.その誤検出を防ぐために,最小木 (Minimum Spanning Tree: MST) を用いてノイズ検出を行う方法や,フィルタ窓の形状を適応的に決定するためにMSTを用いる方法が提案されている.これらの手法は,注目画素から上下左右の4近傍を見てMSTを作成する.本研究では,この4近傍に加えて,斜め4方向を含む8近傍に注目してMSTを作成する.これにより斜め方向の詳細部の保存性がどのように変化するか検証する.また,ノイズ検出器およびフィルタの,多近傍化による性能の変化を検証する. |
| 題名 | RGB-Dカメラから得られた実画像と拡張現実の融合による部屋の模様替えシステムの作成 |
| 著者 | *松村 俊孝, 古賀 崇了, 百田 正広 (徳山工業高等専門学校) |
| キーワード | 拡張現実, Kinect |
| アブストラクト | 家具を設置する際に、カメラで撮影した室内空間に対してバーチャルな家具を試し置きするアプリがある.しかし,設置可能なのは,アプリ内で用意された仮想家具のみである.自室の家具のようなアプリに入ってない仮想家具を用意する場合,3Dモデリングソフトウェアを利用して仮想家具を作成する方法がある.しかし,ソフトの扱いに慣れる必要があり,家具の作成に時間がかかる.そこで,家具の寸法と画像,深度データを取得可能なRGB-DカメラであるKinectを利用する.各方向から撮影した家具の画像を,同じ大きさのバーチャルな直方体に貼り付け,深度情報も加えて3次元的に描画する事で,簡易的な仮想家具を作成する方法を提案する. |
| 題名 | ミニブタの死後CT像を用いた臓器の死後変化のモデル化 |
| 著者 | *出山 大介, 平野 靖, 木戸 尚治 (山口大学) |
| キーワード | Autopsy imaging, 死後変化, テクスチャ解析 |
| アブストラクト | 平成24年度における日本での異常死による遺体に対する剖検率は11.1%である.その原因としては,解剖医の不足,遺族の解剖への抵抗感などが挙げられる.また,死後の体表面の観察のみから,死因が犯罪によるものか否かが判断される場合が多い. そこで,遺体のCT像やMRI像を読影することによって死因を究明する死亡時画像診断Ai(Autopsy imaging)が行われる機会が増えてきた.しかし,遺体のCT像は生体のCT像と違い死後変化があるため,死後CT像に対する知識が十分にある医師でないと読影が難しい.そこで,本研究では死後CT像に対する読影をコンピュータで支援することを目的とする. 本研究では,CT像における死後変化の基礎データを得るため,ミニブタの時系列死後CT像を用いて,肺野領域と脳領域に対してテクスチャ解析を行った.そして,Wrapper法による特徴選択と回帰分析を行い,死後経過時間推定のためのモデルを作成した.このモデルを用い,未知データに対する死後経過時間の推定を行った結果,死後経過時間推定におけるテクスチャ解析の有用性が示された. |
| 題名 | 胸部CT画像における類似画像検索のための小型肺癌に対するスピキュラの検出 |
| 著者 | *畑野 亜麻衣, 木戸 尚治, 平野 靖 (山口大学大学院医学系研究科), 岩野 信吾 (名古屋大学大学院医学系研究科) |
| キーワード | スピキュラ, 線集中度フィルタ, Partial MIP, 肺癌 |
| アブストラクト | 検診の普及やCT(Computed Tomography) 装置の進歩により,小型の肺癌が発見されやすくなったが,読影量の増加や,鑑別の難易度の上昇が問題となっている.本 研究ではこれらの問題を解決するために,肺腫瘤の悪性の形状的特徴を定量的に評価する必要があると考え,特徴の一つであるスピキュラの検出を目的とした.線集中度フィルタを用いて,画像上のスピキュラの抽出を行い,肺腫瘤の辺縁領域と腫 瘤に向かっている線状凸領域のみに注目することにより,スピキュラの検出を行った.その結果,スピキュラを含む線状凸領域の抽出は行うことができた.ただし,検出精度は0.53±26 となった. |
| 題名 | 写真画像から衣服モデルを生成する仮想試着システムに関する研究 |
| 著者 | *上原 行平, 水上 嘉樹 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 仮想試着, 画像処理 |
| アブストラクト | 本研究では,撮影した衣服画像から効率的に衣服モデルを生成し,仮想試着を行うためのシステムを提案する.ここでは,衣服の自然な運動を実現するために物理エンジンを活用すること,および,開発時の効率を高めることを重視して3次元コンテンツ開発環境Unity上でシステム開発を行った.さらに,姿勢取込装置を導入することで,利用者の姿勢を反映したコーディネート確認を可能にする. |
| 題名 | インテグラルフォトグラフィに対する調節応答特性 |
| 著者 | *今井 拡道 (島根大学大学院), 矢野 澄男 (島根大学) |
| キーワード | 立体画像, 3次元立体画像, インテグラルフォトグラフィ, 輻輳・調節 |
| アブストラクト | 現在,実用化されている両眼融合立体画像で生じる視覚疲労の1つの要因に輻輳・調節の不一致がある.両眼融合立体画像では,輻輳は立体像の位置にあるが,調節は画像表示面に位置するため,輻輳と調節の位置に不一致が生じる.一方,3次元画像表示方式の一つであるインテグラルフォトグラフィでは,光線空間により3次元画像表示を行うため,この輻輳・調節の不一致が生じないとされている.本稿では,光線空間によるインテグラルフォトグラフィにおける調節応答の測定結果について報告する. |
| 題名 | CUDAによる連結成分ラベリングのマルチパス手法 |
| 著者 | *米原 健策 (島根大学大学院総合理工学研究科総合理工学専攻), 會澤 邦夫 (島根大学大学院総合理工学研究科情報システム学領域) |
| キーワード | 連結成分ラベリング, GPGPU, CUDA, 二値画像解析 |
| アブストラクト | 連結成分ラベリング(CCL)はディジタル画像解析の一種であり, 本研究では2値画像の中の黒画素が連続する画素群に対して固有のラベル値を割り振る. 処理高速化のため, いくつかの逐次アルゴリズム[1] が提案されているが, 近年ではCUDA[2] を開発環境としたGPGPUを用いる並列アルゴリズムが提案されている. 並列アルゴリズムの内高速な手法として, マルチパス方式であるLabel Equivalence [3] が提案されている. 本研究では, CUDAを用いた新たなマルチパス方式のCCLアルゴリズムを提案し, Label Equivalenceと実行時間を比較する. |
| 題名 | 試射弾丸の異同識別を目的としたHistogram Intersectionと共通線条痕への重み付けに基づく類似性評価手法 |
| 著者 | *藤井 周, 大西 淳, 中田 英紀, 前田 俊二 (広島工業大学), 飯塚 正美, 安野 拓也, 仁戸部 勤 (科学警察研究所), 中山 透 (神奈川県警科学捜査研究所), 金子 俊一, 渋谷 久恵 (北海道大学) |
| キーワード | 試射弾丸, 異同識別, Histogram Intersection, Hough変換, 線条痕 |
| アブストラクト | 日本国内における拳銃所持は潜在する傾向にあり、警察では銃器事件対策の強化を進めている。事件で使用された弾丸は警察で比較照合され、発射拳銃の推定や過去の事件との関連性を調べられている。これは発射弾丸の異同識別と呼ばれ鑑定員による比較顕微鏡を用いた目視検査により行われている。しかし鑑定に時間を要することや、専門技術が必要とされるため負担軽減が求められている。本研究では効率的で定量的な評価を与える発射弾丸の異同識別システムの開発を最終目的とし、本報告ではHough変換による直線検出とHistogram Intersectionを組み合わせた線条痕同士を対応付ける類似性評価方法を提案する。 |
| 題名 | 穿刺吸引組織・細胞診における機械学習による自動目視検査法 |
| 著者 | *小郷 和希 (岡山大学大学院自然科学研究科), 井上 博文 (岡山大学病院病理部), 田淵 真弘 (金光病院医療技術部), 山根 延元 (岡山大学大学院自然科学研究科), 岡 久雄 (岡山大学大学院保健学研究科) |
| キーワード | 画像処理, 機械学習 |
| アブストラクト | 超音波内視鏡下穿刺吸引(Endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration :EUS-FNA) 法では,昨今吸引された組織が組織・細胞診検体として有効か否かを熟練した細胞検査士や病理医が、検体中の有効組織の有無を検査現場で即時に判定した後、精密検査を行う。その意義は患者の負担の軽減にあるが,より一層の検査の迅速性と診断精度の向上,検体不適率の低減が求められている。本論文では,過去の症例を計算機に学習させることにより検査を効率よく補助するシステムの初歩的検討を行う。 |
| 題名 | 画像認識のハードウェア処理による高速化の一考察 |
| 著者 | *佐保 宏晃 (岡山県立大学大学院), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | 画像処理 |
| アブストラクト | 車載用カメラからの映像を用いた画像認識は,リアルタイム性と高信頼性が要求される.本研究では,組み込みCPUとハードウェアを用いたシステムを,OpenCVによる顔検出システムを用いて検討し,複数の認識アルゴリズムの実装による高信頼化と,効率的並列処理による高速化を目的とする画像処理システムの提案する. |
| 題名 | 大規模ハードウェアIPへのモデル検査の適用事例 |
| 著者 | *森光 勇太 (岡山県立大学大学院), 横川 智教 (岡山県立大学), 近藤 真史, 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学), 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | 記号モデル検査, SMV, Verilog-HDL, 形式手法 |
| アブストラクト | これまでに我々は,記号モデル検査のハードウェア設計検証への導入について研究開発を行ってきた.本稿ではその一環として,大規模ソーティングIPの特性検証に対して記号モデル検査を導入した事例について述べる.本適用では検査器としてNuSMVを用いる.対象システムはハードウェア記述言語の1つであるVerilog-HDLで記述されており,これを SMVプログラムとしてモデル化することにより検証を実現する. |
| 題名 | H.264符号化時の投機的CABACのための係数データ分布解析 |
| 著者 | *木下 巧登 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 小椋 清孝, 森下 賢幸, 伊藤 信之 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科) |
| キーワード | CABAC, H.264 |
| アブストラクト | 我々は,H.264が採用している算術符号化方式の一種である高い符号化効率を持つCABAC(Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding)の演算量が非常に大きく高速化に関して,CABAC符号の大部分を占めるブロック係数データに注目し,出現符号を予測することで投機的に複数binに対する区間計算を行って高速化を行う方法を検討している.本研究では,そのために必要な係数データの非0シンボルの出現確率について,H.264リファレンスソフトウェアを用いて調査した. その結果,非0シンボルのうち”1”の割合が高く,ブロック先頭に”1”が出現する確率が83.8%〜90.3%であった.また,連続する数は1または2である場合が高いことがわかった. |
| 題名 | 領域ベースの耐故障ルーティングを用いる2次元メッシュNoCの部分再構成法 |
| 著者 | *清水 大樹, 福士 将 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | Network-on-Chip, ネットワーク再構成, 耐故障ルーティング |
| アブストラクト | VSLIチップ内のノード間の接続方式として,Network-on-Chip が注目されている.2次元メッシュ型NoCの高信頼化手法として,ネットワーク再構成と耐故障ルーティングが研究されてきた. ネットワーク再構成は,故障ノードを含む2次元メッシュから,故障ノードを含まない論理的な2次元メッシュを構成する手法である. 耐故障ルーティングはノード間のパケット転送において故障ノードを迂回する手法で,故障ノードを覆う矩形領域を作成して迂回する領域ベースの手法がある. これら2つの手法にはそれぞれネットワークサイズの縮小,ルーティング性能の低下などの問題点を含んでいる.本研究では,両手法を併用した部分再構成という新たな手法を提案し,両手法の問題点を解決する. |
| 題名 | 並列VCの実現に向けたワーカの離脱を考慮したジョブスケジューリング |
| 著者 | *越智 郁, 福士 将 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | ボランティアコンピューティング, 並列計算, ジョブスケジューリング, 冗長計算, 期待信頼度 |
| アブストラクト | 本稿では,ボランティアコンピューティング(VC)で並列計算を実行可能にすることを目的とした新たなジョブスケジューリング法を提案する.VCで並列計算を想定する場合,通信相手のワーカの離脱により,全体の計算が停止する問題を解決しなければならない.本提案手法では,計算の信頼性保証のために用いられる冗長計算に着目し,同じ冗長計算の枠組みでワーカの離脱に対処するアプローチを取る.具体的には,信頼度に基づく多数決法を拡張し,ワーカの離脱を考慮した冗長なジョブスケジューリングを行う.評価により,離脱を考慮しない手法と比べて,VCの実行時間を約60% 削減可能であることを示した. |
| 題名 | リングオシレータを用いたビットシリアル積和演算器の一構成法 |
| 著者 | *永田 将大, 近藤 真史 (川崎医療福祉大学), 岡本 大地, 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学) |
| キーワード | デジタル補聴器, 積和演算器, リングオシレータ, 直列乗算器, DSP |
| アブストラクト | 近年,高齢化社会の進展に伴って,デジタル信号処理回路(DSP) を内蔵したデジタル補聴器が広く普及している.しかし,デジタル補聴器の高機能化に伴って,DSP への演算負荷が増大しており,その電池寿命は数日程度に留まっているのが現状である.本研究では,単一の全加算器のみを用いて演算を行う直列演算器に対して,リングオシレータを用いた動的なクロック生成手法を導入することにより,小面積かつ低消費電力な積和演算器を提案する.さらに,積和演算における加算処理をビット単位で乗算処理に統合し,加算処理に係る演算時間の短縮を図る.これに基づいた積和演算器を設計し,タイミングシミュレーションにより所望の動作を確認している. |
| 題名 | 大規模データに対するクラスタリングのGPUによる高速化 |
| 著者 | *田邊 亮介, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| キーワード | GPGPU, クラスタリング, 並列処理 |
| アブストラクト | 近年,大規模データの解析に要するコストは増大化しており,効率的にデータを処理する手法が求められてきている.そうした中でGPUによる並列処理の利用が注目されてきている.しかし大規模なデータを扱う場合にはGPUのメモリ容量の問題が生じる.一方,クラスタリングの前処理としてCanopyクラスタリングを行うことにより高速化を図る手法が提案されている.そこで本研究では,Canopyクラスタリングでのグループ分けにおいて,各グループがGPUメモリの容量内に収まるように分割を行い,分割されたグループごとにGPUによる並列処理でk-meansクラスタリングを行うという手法を提案し,その効果を評価する. |
| 題名 | 教育用コンピュータのOSの設計と実装 |
| 著者 | *村田 侑暉 (徳山工業高等専門学校情報電子工学専攻), 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校情報電子工学科) |
| キーワード | 教育用コンピュータ, 教育用OS |
| アブストラクト | 高専や大学で行われているOSやコンパイラの授業において、真にそれらを理解するには、実際に動作するシステムを教材とした実践的な学習を行うことが望ましい。そこで、徳山高専情報電子工学科では、教育用の分かりやすいOSを開発するために、簡単なハードウェアで構成される教育用パソコンTaCを開発した。TaC上に実装したOSやコンパイラの実装例を学生に示し、学生のOSやコンパイラに対する理解を深めることができる。 本研究では、TaCに搭載する教育用OS(TaC-OS)の設計と実装を行った。TaC-OSは、小規模で学生が容易に仕組みを理解できるOSである。 |
| 題名 | 指数分割セルオートマトン上でのFSSPアルゴリズムの実装に関する研究 |
| 著者 | *廣田 実喜, 梅尾 博司 (大阪電気通信大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| キーワード | セルオートマトン, 一斉射撃問題 |
| アブストラクト | von Neumann によって考案されたセルオートマトン(Cellular Automaton,CA)は並列計算モデルの一つとして数多くの研究がなされている. CA上の基本的な問題の一つとして, 一斉射撃問題 (Firing Squad Synchronization Problem, FSSP) が知られている. Goto [1962]はセル空間を長さが指数関数的に増加する複数の小区間に分割し,各小区間を同期させることにより全体の同期を実現するFSSPアルゴリズムを考案した.その後,Gerken [1987]並びにYunés [2008]らにより,同様な分割方式を使ったアルゴリズムが提唱されている.本稿では,これまで未実装であったYunés [2008]のアルゴリズムを計算機上に実現し,その検証を行う. |
| 題名 | シミュレーションの並列化とハード化を用いた高速化 |
| 著者 | *多賀 博紀, 北村 俊明 (広島市立大学大学院 情報科学研究科 情報工学専攻) |
| キーワード | 並列化, ハードウェア化, Zynq, Simulink |
| アブストラクト | データの並列性を利用したプログラムの並列化は一般的に多く行われている. しかし, データ並列性が無いプログラ ムにおいて並列処理を行うことが性能向上のため望まれている. 本研究では, データ並列性がないエンジンのシミュレーションモデルに対して並列化を行い, かつ一部機能のハードウェア化を行うことで処理の高速化を図る. |
| 題名 | パイプライン化依存性グラフの強等価性判定アルゴリズムの性能評価 |
| 著者 | *嶋田 勇希, 籠谷 裕人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | 非同期式回路 |
| アブストラクト | 非同期式回路の設計手法の一つに,5種類の頂点,トークンをもつ依存性グラフを用いる手法がある.非同期式回路を高速化は,その依存性グラフを自動的にパイプライン化しパイプライン化依存性グラフを構成することで行うことができるが,その際不要な頂点が生成されうる.その頂点の一部を最小化する手法が提案されており,その主要部分は2つの依存性グラフの強等価性を判定するアルゴリズムである.このアルゴリズムの基本部分はすでにプログラムとして実装されているが,種々の依存性グラフを使用した時の性能が未評価であった. そこでプログラムを拡張し,実際に種々の依存性グラフを作成,それらを用いて性能評価を行った. |
| 題名 | 自己組織化マップを用いた顔の方向識別 |
| 著者 | *佐田 俊甫, 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取市医療看護専門学校), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校) |
| キーワード | 自己組織化マップ, 画像処理, パターン認識 |
| アブストラクト | 手足の不自由な障害者や高齢者などが、一般家庭向けに市販されている電化製品を操作する有効な手段として、視線による操作がある。当研究室では、視線の検出を利用して家電製品を操作する視線コミュニケーションシステムの構築を行っている。現在、視線コミュニケーションシステムは利用者の顔の向きの変化で認識率が下がるという問題点を抱えているため、これを解決するために顔方向を識別する機能を付加する必要がある。そこで、自己組織化マップを用いた顔方向の識別の一手法について提案し、実験を行った。 |
| 題名 | 非対称近傍関数型PL-G-SOMを用いた音声命令学習システム |
| 著者 | *葛神 裕也, 呉本 尭, 大林 正直, 間普 真吾 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 自己組織化マップ, 非対称近傍関数, PL-G-SOM, 音声命令識別, ヒューマンコンピュータインターフェース |
| アブストラクト | 一般的なロボットは、設定外の命令を認識することはできない。Kuremotoらの提案した『PL-G-SOMを用いた音声命令学習システム』は、高い音声命令認識率を実証している。一方、その学習システムに用いられた自己組織化マップ(SOM)において、学習の過程にトポロジィねじれ問題が生じる可能性があると指摘され、従来の対称的形状を持つ近傍関数の代わりに、非対称近傍関数を用いることによってマップのねじれを解消する提案がある。本論文では、太田らが提案した非対称近傍関数をParameterless Growing SOM (PL-G-SOM)に導入し、従来の学習システムの性能を向上させることを図る。 |
| 題名 | 簡略化情動モデルとそのロボットの行動決定システムへの応用 |
| 著者 | *清水 翔太, 綿田 将悟, 大林 正直, 呉本 尭, 間普 真吾 (山口大学大学院) |
| キーワード | 情動, 情動モデル, 自己組織化マップ |
| アブストラクト | 近年,ロボット開発が盛んであり,一般家庭にも普及しつつある.そのためにロボットは様々な環境・状況に対応しなければならず,自律性が必要である.そこで,自律ロボットの開発のために,生物がもつ情動に注目し,そのモデル化やその応用に関する研究がある.本研究では情動モデルを自己組織化マップのみにより実現し,情動状態と環境状態の対応付けを行い,学習環境の違いによるロボットの個性化を目指す.また,情動のみにより行動決定するのではなく,情動を基本的な行動理念を補助するものとして扱い,これを実現するシステムを提案する. |
| 題名 | 決定表の統計的縮約法に関する考察−大域的縮約 |
| 著者 | *福島 悠太, 加藤 裕一 (島根大学) |
| キーワード | STRIM, 縮約問題 |
| 題名 | 決定表の統計的縮約に関する考察−局所的縮約 |
| 著者 | *伊津野 貴大, 加藤 裕一 (島根大学) |
| キーワード | ラフ集合理論, 縮約問題 |
| 題名 | 数量化�粁爐�STRIMの性能比較 |
| 著者 | *北崎 雄也, 加藤 裕一 (島根大学) |
| キーワード | STRIM, 数量化2類 |
| 題名 | 脳波識別における特徴抽出法の検討 |
| 著者 | *馬場 勇希, 呉本 尭, 大林 正直, 間普 真吾 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | EEG, SVM, MLP, SOM, フーリエ変換 |
| アブストラクト | 人の動作や思考に応じてずれが生じることから、その特徴を捉えることで測定した脳波を識別したり機械やロボットへの指令を送ったりすることができる。これまでの研究では、フーリエ変換、周波数帯域の制限、非線形正規化を行うことで脳波の特徴抽出を行いSVMなどの識別器による高い脳波識別率を示した。しかしこれらの特徴抽出処理は、計測した脳波信号をそのまま入力し、使用している。本論文では脳波データから特徴的な領域を特定、抽出することで、脳波の識別率を向上させることを提案する。ベンチマークデータと脳波センサEPOCで測定した脳波データを用いて、ガウスカーネルSVMを始め多層パーセプトロン(MLP)やクラス近接型自己組織化マップ(CP-SOM)などの複数の識別器における提案法の有用性を確認した。 |
| 題名 | スパース特徴量による高速な冠動脈プラークの組織性状判別法の提案 |
| 著者 | *古川 翔大, 内野 英治 (山口大学), 畔津 忠博 (山口県立大学), 末竹 規哲 (山口大学) |
| キーワード | スパースコーディング, 組織症状判別, 冠動脈プラーク, 部分空間法 |
| 題名 | 学習データの近傍幅の推定法を用いた近似による分類法 |
| 著者 | *三原 隆義 (岡山理科大学大学院), 椎名 広光 (岡山理科大学) |
| キーワード | 機械学習, 正規分布, k-NN法 |
| アブストラクト | k-NN法は観測データのクラスをk個の近傍データから推定する手法である.しかし,近傍を複数とった場合は,一般的により近傍にあるデータのクラスのほうが生起しやすいと考えられる.そのため近傍データのクラスに距離に応じた重みを与える必要が考えられる.そこで近辺のデータの影響に正規分布の確率密度関数を想定する機械学習法を提案した.しかし,これまで提案してきた手法では特徴空間を次元ごとに細分化するため素性数を多く取る場合に特徴空間を代表する点数が多くなり記憶容量が多く必要となる問題点があった.そこで近傍データからの生起確率の合計が閾値を越えたところで打ち切って近似することで代表点を必要としない新たな手法を提案する. |
| 題名 | 脳波認証におけるPCAの導入 |
| 著者 | *竹村 昌寛, 吉川 拓也, 中西 功 (鳥取大学) |
| キーワード | バイオメトリクス, 認証, 脳波, 主成分分析 |
| アブストラクト | 利用者の継続的な認証を目指し,生体情報として脳波に着目してきた. これまで,α-β帯域の脳波スペクトルを個人特徴の基本とし,サポートベクターマシン(SVM)を用いて識別を行ってきたが,まだまだ十分な識別性能が得られていない. 今回,特徴抽出の部分に主成分分析(PCA)を導入してみたので,その結果について報告する. |
| 題名 | 手のひら伝搬信号を用いた個人認証-識別に有効な周波数の選定- |
| 著者 | *西 竜太郎 (鳥取大学工学部電気電子工学科), 大串 達, 中西 功 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| キーワード | 手のひら伝搬信号, 主成分分析, 負荷量 |
| アブストラクト | 我々は今,手のひら伝搬信号による個人認証について研究を行っている.しかし十分な識別性能は得られていない.その原因として,短時間の測定により,発振器から発せられる擬似白色信号が十分な白色性を有していないことが考えられる.これは既知の周波数をもつ合成波を擬似白色信号の代わりに用いることで解決できると考えられる.しかしそのためには,識別に有効な周波数を選定する必要がある.そこで今回は主成分分析により求まる負荷量を用いることで,識別に有効な周波数を選定し,実際にその周波数を使用することで識別性能が向上することを確認した. |
| 題名 | 食事支援ロボットに実装するまばたき操作インターフェース |
| 著者 | *半田 祐也, 中島 翔太, 田中 幹也 (山口大学) |
| キーワード | 食事支援ロボット, 上肢障害者, まばたきインターフェース, HSV色空間 |
| アブストラクト | 近年,高齢化の進行に伴い,身体障害者数も増加している.そこで,日常生活に必要な最低限の動作である食事の自力摂取が困難とされる上肢障害者に着目し,食事支援ロボットの開発が進められている.先行研究では接触型インターフェースとしてタッチスイッチ,非接触型インターフェースとして音声認識を用いた食事支援ロボットが開発されている.本研究では,従来の食事支援ロボットに実装する新たなインターフェースとして,まばたきインターフェースの開発を提案する.まず,提案するHSV色空間を用いたまばたき検出アルゴリズムについて論述する.そして,提案されたまばたきインターフェースは検証実験により実現可能であることを確認し,その有用性を示した.したがって提案されたまばたきインターフェースを食事支援ロボットに導入することで,上肢障害者の食事がより円滑なものになることが期待される. |
| 題名 | ビルディングパズルの計算複雑さ |
| 著者 | *松井 勇太, 岩本 宙造 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| キーワード | ビルディングパズル, ペンシルパズル, NP完全 |
| アブストラクト | ビルディングパズルは矢印の方向から数字の数だけビルが見えるように高さの違うビルを並べるパズルである. 高いビルが手前にくると低いビルは見えなくなる.N*Nサイズの盤面で一番大きい数字(一番高いビル)はNである。行と列にはマスの数だけ違う高さのビルが存在するので、行と列で各数字はそれぞれ一度ずつ使われる. 以上のルールを用いて,与えられた問題から解を導き出すことがこのゲームの目的である. 本稿ではビルディングパズルのNP完全性を示す. |
| 題名 | GLL構文解析法視覚化ツールの開発 |
| 著者 | *河口 雄大, 伊藤 暁 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 構文解析 |
| アブストラクト | GLL 構文解析法とは,文法の非決定的な部分に対して複数のプロセスを並列的に作動させ,解析に必要なデータを一つのグラフ状スタックに格納しながら解析を行う構文解析法である[1].本研究では, 文法遷移図, その文法遷移図上におけるGLL 構文解析法の全動作点の遷移軌跡図,グラフ状スタック図の3点を用いてGLL 構文解析法を直感的にわかりやすくするための視覚化を提案し,それらの視覚化されたGLL 構文解析器を実装する. |
| 題名 | コピー回数限定パターン文脈自由文法 |
| 著者 | *河野 陽太, 玉木 秀磨 (山口大学工学部), 伊藤 暁 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 文脈自由文法, 拡張正規表現 |
| アブストラクト | パターン表現(pattern expression) はregex 等における後方 参照(back reference) の機能を形式化するために導入された 拡張正規表現である[1, 2].パターン文脈自由文法(pattern context-free grammar) はパターン表現の考え方を文脈自由 文法に対して導入したものである[3]. 本研究では,まず線形文法と正規文法にコピー機能を持 たせた場合には,言語生成能力は向上しないことを示す. また,パターン表現をそれと等価なパターンCFG に変換す る手法を示す.最後に,パターン表現言語に対する反復補 題を紹介し,その適応例を挙げた後に,コピー回数が1 回 であるようなパターン文脈自由文法に対する反復補題を証 明する. |
| 題名 | 3次元Larger than Life セルオートマトンにおけるバグの探索 |
| 著者 | *久保田 智大 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究院) |
| キーワード | セルオートマトン, ライフゲーム |
| アブストラクト | セルオートマトンとは,空間上に一様に並んだセルと簡単な規則による、離散的計算モデルである。2次元セルオートマトンのルールの一つであるLarger than Life(LtL)は5つのパラメータで表され、その値により非常に多様なパターンを持つ。LtLにはバグと呼ばれる特別な移動パターンが存在する。本研究は3次元に拡張したLtLにおいて、バグが生成される条件を満たすパラメータの範囲を探索し、新たなバグを発見した。 |
| 題名 | 全称状態のみの1方向交代性マルチプロセッサ有限オートマトン |
| 著者 | *久本 純樹 (徳山工業高等専門学校情報電子工学専攻), 義永 常宏 (徳山工業高等専門学校情報電子工学科), 坂本 眞人 (宮崎大学工学部) |
| キーワード | マルチプロセッサ有限オートマトン, 交代性計算, 1方向計算, 全称状態 |
| アブストラクト | マルチプロセッサ有限オートマトン(MPFA)は, 複数の有限オートマトンとスイッチング関数により構成されており, 最も単純な並列計算モデルの1つと考えることができる.これまでにMPFAにおける決定性および非決定性計算についての研究がなされているが, 交代性計算についてはほとんど考察されていない. 本研究では全称状態だけに制限された1方向交代性MPFAの基本的な性質について考察し, �.廛蹈札奪疑瑤亡陲鼎�受理能力の階層性が存在すること, �∩款両�態のみの交代性は決定性よりも真に受理能力が高いこと, �H鷏萃蠕�と全称状態のみの交代性の受理能力は比較不能であることを示している. また, 関連する未解決問題を提示している. |
| 題名 | Reed-Muller符号の限界距離t+2復号法に関する研究 |
| 著者 | *田邉 義直, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | Reed-Muller符号, 限界距離復号法 |
| アブストラクト | 最少距離により定義される限界距離tまでの誤りを訂正可能な限界距離t復号法(BDD-t)がよく知られている.また,t+1個,t+2個までの誤りを訂正可能な限界距離t+1復号法(BDD-t+1),限界距離t+2復号法(BDD-t+2)が知られている.それぞれの単純な実装では,BDD-tを繰り返し用いるため計算量が大きくなる. 本研究では多数決論理復号法によりBDD-tが実装可能な Reed-Muller符号を取り上げ,BDD-tの平均使用回数を小さくすることでBDD-t+2を効率化するアルゴリズムの提案をし,シミュレーションにより,提案手法の有効性を示す. |
| 題名 | Reed-Muller符号のChase2復号法の効率化 |
| 著者 | *椙原 徹朗, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | Chase復号法, Reed-Muller符号, 多数決論理復号法 |
| アブストラクト | 軟判定復号法であるChase2復号法が知られている.また,Chase2復号法はReed-Muller(RM)符号においては多数決論理復号法に基づく限界距離t復号法を,受信系列から得られる複数のテスト系列に用いることで実現できる.多数決論理復号法は,受信系列から得られる検査和の多数決によって復号を行うもので,RM符号のChase2復号法では,異なるテスト系列に多数決論理復号法を実行する際,それぞれのテスト系列において,多数決結果が同じになり,重複計算が発生する場合がある.そこで,本研究では,多数決結果が同じになる重複計算の一部を削減することで,Chase2復号法のビット誤り率を悪化させることなく平均計算量を減らし,効率化する手法を提案する.そして,性能評価を行い,有効性を示す. |
| 題名 | 2-switch近傍に基づく大域クラスター係数極大グラフに関する一考察 |
| 著者 | *栗城 亮夏, 高橋 規一 (岡山大学) |
| キーワード | 複雑ネットワーク, クラスター係数, 2-switch |
| アブストラクト | クラスター係数はネットワークの緊密さを表す重要な指標である.しかしながら,クラスター係数の数学的性質は完全には解明されていない.例えば,Wattsは1999年に出版された彼の著書の中で,与えられた頂点数と辺数をもつグラフの中でクラスター係数を最大にするものは何かという基本的問題を提起しているが,これは未だに解決されていない.この問題に関連して,深海と高橋は,与えられた頂点数と次数列をもつグラフの中で,2-switchとよばれるグラフ変換によって平均局所クラスター係数が増えることのないグラフについて考察し,その具体例を与えた.本稿では,平均局所クラスター係数を大域クラスター係数に置き換えて彼らと同様の解析を行い,クラスター係数の定義の違いによって結果がどのように変化するかを調べる. |
| 題名 | BSP並列計算モデルによるアルゴリズムの性能評価 |
| 著者 | *久我 拓也 (山口大学工学部), 米田 真也, 伊藤 暁, 王 躍 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 並列アルゴリズム, MPI |
| アブストラクト | Bulk Synchronous Parallel(BSP)は並列アルゴリズムを実現するための計算モデルの1つである.本研究ではBSPモデルにおけるプロセス間の通信時間に着目する.まず,MPIで実装したC言語のプログラムを用いてBSPの通信コスト関数に含まれるパラメータを計測し,これらのパラメータがMPIで提供されている通信方法やプロセッサ数,およびデータ数に依存しているかどうかを検証する.また,BSPアルゴリズムを実装したプログラムを用いてMPIにおけるBSPモデルの検証を行い,その可予測性の有効性を示す. |
| 題名 | 井上式三角定規による距離計算について |
| 著者 | *米田 真也, 伊藤 暁 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 航海学, 距離計算 |
| アブストラクト | 井上式三角定規によれば,船上である物標の水平線から の迎角が計測されたとき,その透明アクリル板上に描かれ たグラフ線図ならびに任意の海図上の緯度線経度線を利用 することで,電気的あるいは機械的な機構無しで簡易に当 該物標までの距離を求めることができる[1–3].本研究で は,井上式三角定規の計算原理についてまとめ,厳密な計 算原理とその精度を比較し,最後にその改良点を幾つか提 案する. |
| 題名 | 高齢者専用介護住宅における介護サービススケジューリング問題の解法 |
| 著者 | *山本 貴大, 黒川 達矢 (岡山県立大学大学院), 金川 明弘 (岡山県立大学) |
| キーワード | スケジューリング, タブーサーチ |
| 題名 | OSDと限界距離復号法に基づくSISO復号法 |
| 著者 | *脇本 慶大, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | SISO復号法, 限界距離復号法, ブロックターボ復号 |
| アブストラクト | 線形符号の軟判定復号法として提案されているOrdered Statistics Decoding (OSD)を軟値出力に対応させた軟値入力/軟値出力-OSD (SISO-OSD)の効率化に関する研究がある.SISO-OSDでは複数本の候補符号語を生成し,それらを用いて軟値出力系列を計算する.SISO-OSDは二次元積符号のブロックターボ復号法の要素復号に用いられることがある.SISO-OSDの次数を上げれば,受信系列中に仮定する誤りの数を増加させることでビット誤り率(BER)を低下させられる場合があるが,その分計算量が増加してしまうことが問題となる.そこで,本研究では硬判定復号法である限界距離復号法(BDD)を低次のSISO-OSDに組み合わせることで,計算量を大きく増加させることなく,BERを低下させることを目的とする. |
| 題名 | 一般化されたインベーダの迎撃数最大化問題 |
| 著者 | *石井 孝樹, 中村 恭明, 伊藤 暁 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | アルゴリズム, ゲーム |
| アブストラクト | 本研究では,迎撃機,インベーダーに縦横の大きさを 与えることにより一般化されたインベーダーゲームを提案 し,それらに対する絞込みアルゴリズムと枝刈りアルゴリ ズムを示す.またそれに対する実行時間に関する実験結果 を示す. |
| 題名 | エージェント指向ペトリネットPN2のシミュレータの開発 |
| 著者 | *中堀 和哉 (山口大学工学部知能情報工学科), 山口 真悟 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | PN2, エージェント指向, ペトリネット, マルチエージェント, シミュレータ |
| アブストラクト | マルチエージェントシステムでは一般にエージェントに個性がある. 例えば複数人で行うボードゲームはマルチエージェントシステムとしてモデリングできるが,エージェントとなるプレイヤーには様々なプレイスタイルがある. エージェントの個性によるシステム全体の振舞いの変化を捉えることは難しい. Hiraishiはマルチエージェントシステムの解析を目的としてエージェント指向ペトリネットPN2(Petri Nets in Petri Net)を提案している. しかしながら,PN2の振舞いを観測するための状態遷移アルゴリズムやシミュレータはなかった. 本研究ではPN2をグラフィカルに表現し状態遷移を行うことができるシミュレータを開発し,マルチエージェントシステムの振舞いを捉えることを目標とする. |
| 題名 | アサイクリック自由選択ワークフローネットの健全性,活性,有界性の関係について |
| 著者 | *中原 直基, 山口 真悟 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | ペトリネット, ワークフローネット, 健全性, 活性, 有界性 |
| アブストラクト | 一般的なワークフローネットとアサイクリック自由選択ワークフローネットにおける健全性の3つの条件と活性、有界性の対応関係を示した。 また、アサイクリック自由選択ワークフローネットにおいては活性と有界性が一般的なWFネットよりも健全性の条件と強く結びついていることを示し、その有用性を説明した。 |
| 題名 | 散乱媒質中の発光体のCGによる簡易表現手法の開発 |
| 著者 | *土佐 佑貴, 多田村 克己 (山口大学) |
| キーワード | CG, ウォークスルー, HDR, 散乱媒質 |
| アブストラクト | CGで構築した仮想空間のウォークスルーを用いた屋内避難訓練シミュレータにおいて、煙(散乱媒質)による視程低下を反映した誘導灯の表現は不可欠である。ここで、散乱媒質による視程低下をCGで表現する際、ダイナミックレンジの大きいHDR(High Dynamic Range)画像が通常利用されるが、ウォークスルーを実現するにはRGB各8bitのLDR(Low Dynamic Range)のディスプレイに表示する必要があり、HDR画像をLDR画像に変換するための定常的な計算負荷が生じる。本稿では、この問題を解決するための煙の中の発光体をCGにより簡易に表現する手法を提案する。 |
| 題名 | 外国人向け旅行先推奨システムの基礎検討 |
| 著者 | *潘 吉明, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | web, 推奨システム |
| アブストラクト | 安定した訪日客を得るためには,リピータを増やす必要がある.個人旅行であってもある程度訪日客を受け入れている観光地を選んで旅程を組む必要があるが,外国人客に十分対応できない事を示した観光地はほとんど無い.そこで,添乗員が付かない外国からの個人旅行計画者向けの日本の旅行先推奨のための候補地抽出手法を検討したので報告する. |
| 題名 | 3次元デジタイザによるリバースエンジニアリング支援の検討 |
| 著者 | *厨子 裕介, 寺元 貴幸 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | ATOS ��, 3次元デジタイザ, メッシュ, 3DCG, 3DCAD |
| アブストラクト | 近年,3次元デジタイザが多くの分野で利用されている.利用先は工業分野や美術分野に留まらず,医療分野や考古学分野に広まっている.利用先の分野が広まった理由として,医療分野では歯科矯正に利用できる点,考古学分野では触れると壊れてしまう可能性がある金石文をデータで残すことができる点等が挙げられる.したがって,3次元デジタイザを扱うことで作業効率が大きく向上し,作業時間も短縮することができる.しかし,3次元デジタイザには問題点があり,平で簡単な形状物に対しては早い測定ができるが,凹凸が多い形状物になると測定が難しく,諦めてしまう者もいる.このことから,幅広い測定技術を持つ人材を企業は求めている. |
| 題名 | 分散型アービタに基づいたリングセグメントバスシステムの性能評価 |
| 著者 | *中野 涼太 (岡山県立大学), 近藤 真史 (川崎医療福祉大学), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | 性能評価, モンテカルロ法, 非同期式回路, バスアーキテクチャ |
| アブストラクト | 高性能計算(HPC) の分野では,複数のFPGA を用いたFb-HPC システムが注目されており,その構造上,FPGA 間のデータ転送を非同期的に行う,いわゆる大域非同期局所同期システムとして設計される.この種のシステムの速度性能は,非同期転送の効率,すなわちこれを担う非同期バスの構成法に依存する.特に,分散アービタに基づいたリングセグメントバス(分散型RSB) は,優れた速度性能と拡張性を実現し得る有望なバス構成の一つであるが,速度性能については明らかにされていない.そこで本稿は,Fb-HPC への応用を前提とした分散型RSB に対する性能評価法を提案し,そのツール実装と評価結果を報告する. |
| 題名 | モバイル端末を用いた野球の投球速度推定システムの開発 |
| 著者 | *岡本 大地, 瀬島 吉裕, 武村 宗一郎, 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学) |
| キーワード | 野球, モバイル端末, 球速推定, 画像処理 |
| アブストラクト | 現在,通信機器の発達によりモバイル機器の普及率は年々増加傾向にある.それに伴い様々なモバイルアプリケーションが普及している.一方,野球の投球を対象とした既存の球速推定は,高速度カメラやスピードガン等の専用機器を用いるものと,モバイル端末等の汎用機器を用いるものに大別される.一般の人の使用を想定した場合,前者は価格や操作の面で問題があり,後者は手動による時間計測を前提としていることから,精度の面で問題がある.そこで本研究では,モバイル端末の使用を前提に,画像処理技術を応用することで,既存の汎用機器に比して,高精度な球速推定システムを開発した. |
| 題名 | 出席確認における顔画像による個人判別の試み |
| 著者 | *笹田 陵太, 宮崎 光二 (福山大学工学部情報工学科) |
| キーワード | 出席管理, 個人識別 |
| アブストラクト | iPadを用いた出席確認を行うシステムを開発し,それをもっと使いやすくするために自動個人識別機能を入れる.その識別機能として,顔画像から,自動的に個人を識別・登録するシステムの開発を試みる. |
| 題名 | 授業支援を目的としたWebシステムの開発 |
| 著者 | *宮田 雅弘, 水上 嘉樹 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | 教育支援, Webシステム, 双方向通信 |
| アブストラクト | 本研究では、有意義な授業支援を提供することを目的として、以下に述べる3つの機能を備えた新しい授業支援システムを開発する。1)出席登録と着席状況の目視照合を可能とすることで、授業時間全体を通しての各学生の着席状況と整合性を高めることを目的とした出席管理機能 2)授業内容に対する学生の関心を高めることを目的とした、簡潔かつ注意を引きやすい学生指名機能 3)受講生の過去の出席状況を確認するための出席履歴機能 |
| 題名 | 位相振動子によるアーチェリーフォームの分析 |
| 著者 | *宮内 肇 (松江工業高等専門学校電気情報工学科), 栗山 繁 (豊橋技術科学大学) |
| キーワード | 同期現象, 位相振動子, フィジカルコンピューティング, アーチェリー, 工学教育 |
| アブストラクト | アーチェリーでは、的中した矢のグルーピング(まとまり具合)をできるだけ小さくまとめて、何度撃っても同じ個所に当てることが理想である。そのためには、安定した再現性のある射撃フォーム(射形)を構築することが重要である。本研究では、射形を構成している各関節ポイントを位相振動子と捉えてその変動を解析した。 |
| 題名 | Javaプログラミング学習支援システムにおけるエレメント空欄補充問題の演算子空欄化拡張 |
| 著者 | *佐々木 伸, 舩曵 信生, 石原 信也, 塔娜 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | Java, 学習支援システム |
| アブストラクト | 本研究グループでは、Javaプログラミング教育における学生の自習支援、ならびに、教員の負担の軽減を目的として、Webを用いたJavaプログラミング学習支援システムJPLAS(Java Programming Learning Assistant System)の開発を行っている。JPLASでは、Java初学者を対象に、コード中の空欄に適切な語を解答させる、エレメント空欄補充問題を実装している。しかし、従来のエレメント空欄補充問題では、予約語、識別子、文法記号のみを空欄とするため、コード中のアルゴリズムを理解しなくとも、空欄箇所の前後関係から解答可能となる問題点がある。そこで本研究では、その対策として、アルゴリズムの核となる条件文内の演算子を空欄化対象に追加する、エレメント空欄補充問題の演算子空欄化拡張を行う。 |
| 題名 | 大学入学時におけるコンピュータ操作能力の追跡調査 |
| 著者 | *吉長 裕司 (三井造船), 近藤 真史, 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 藤本 宏美 (岡山県立大学), 吉長 明宏 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 金川 明弘 (岡山県立大学情報工学部) |
| キーワード | コンピュータ操作能力, 応用ソフト, 大学入学時, 追跡調査 |
| アブストラクト | 平成26年度前期の岡山県立大学保健福祉学部の情報基礎演習の受講生を対象に,受講前,受講後,2年進級時に,どの程度のコンピュータ操作能力を有しているかを調査した。今回の受講前調査から,3つの応用ソフトの操作ができるかという質問に対して「操作ができる」「操作はできないが,機能は知っている」「機能を知らない」の3件法で回答を求めた。その結果,これまでの「操作ができる」「操作ができない」の2件法では分析できなかったコンピュータ操作能力の推移の実態を明らかにすることができた。 |
| 題名 | PSoC5LPを用いた実習教材の開発 |
| 著者 | *西山 貴将, 田中 誠 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科) |
| キーワード | PSoC, 教材開発 |
| アブストラクト | PSoCは,UDBによりFPGAに近いディジタル機能を有していることや,アナログ信号をA/D変換する前のフロントエンド処理等が行えるなど,アナログ機能も充実している.しかしながら,その文献等が非常に少ないために,特に初学者が利用するにはハードルが高い.本研究は,高専・大学等の実験・実習で使用できる,PSoCの学習教材を開発することを目的としている.PSoCの強みをいかした教材を作るため,今回は多機能アナログIC的な使い方として,外部入力信号をPGA_Invを用いて適度な振幅に増幅し,Mixerを用いてキャリア信号を混合し,外部に出力させるものを作成した. |
| 題名 | AR技術を用いた分子式の視覚化の試み |
| 著者 | *長友 誠, 黒木 高徳, 坂本 眞人, 古谷 博史 (宮崎大学) |
| キーワード | AR, 化学教育, 分子式, 視覚世界, Visual C++ |
| アブストラクト | ARは現実世界に情報を付加して強化する技術のことである。ARには様々な応用がある。特に、ビジネスへの応用が期待されている。また、教育現場への応用も期待されている。近年では教育現場でのタブレット導入が進んでおり、国は2020年までに小中学校の生徒1人1人にタブレット端末を導入する目標を掲げている。東京都では小中学校全生徒へのタブレット導入がされた区がある。ARは直感的でわかりやすく、教育の補助教材として有効である。本研究ではその一助となるシステムを試作した。特に化学教育における分子式に焦点を当てた。そしてARを用いて分子式を視覚化することを試みた。 |
| 題名 | Javaプログラミング学習支援システムにおけるリーダブルコード学習のためのコーディング規約検査ツールの調査 |
| 著者 | *小川 卓也, 舩曵 信生, 石原 信也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | Java, プログラミング教育, リーダブルコード, コーディング規約, JPLAS |
| アブストラクト | 本研究グループでは,学生のJava学習支援を目的として, Javaプログラミング学習支援システムJPLASを提案している.ここで一般に,プログラミングでは,可読性の高いコードの作成が重要である.しかしながら,学生の記述したコードの大半は,コーディング規約に従っておらず,可読性が低いのが現状である.この対策には,ツールを用いてコーディング規約違反の自動検証を行い,学生にフィードバックすることが有用と考えられる.そのため本研究では,代表的なオープンソースツールであるCheckstyle,PMDを学生の作成したコードに適用し,その検査結果の特徴の調査とJPLAS適用上の問題点の分析を行う. |
| 題名 | 制御体験学習教材の中学校技術家庭科への利用 |
| 著者 | *小松原 実 (岡山商科大学) |
| キーワード | 技術家庭科, 教材, 制御, 体験学習 |
| アブストラクト | 中学校技術・家庭科においては、学習指導要領には「ものづくりなどの実践的・体験的な学習活動を通して,材料と加工,エネルギー変換,生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め,技術を適切に評価し活用する能力と態度を育てる.」とある.すなわち実際に体験しながらの学習が求められている. 本研究では、中学校技術家庭科技術分野向けの教材について検討し、さらに情報に関する技術の教材として開発した体験教材について紹介する. |
| 題名 | 単語間の類似性による極性分析を利用した自由回答からの教員・講義評価 |
| 著者 | *塩飽 朝美 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 椎名 広光 (岡山理科大学) |
| キーワード | 極性評価, 自由記述解析, アンケート分析, 講義評価 |
| アブストラクト | 現在,大学においてFD活動が義務付けられており,授業改善の一環として学生アンケートが実施されている.アンケート様式は多様で,記名式無記名式,項目選択式,など,それらを組み合わせたものが実施されている.アンケート分析においては様々な方法が用いられており,自由記述を解析した事例もある. 本研究では,実際に実施された授業アンケートの自由回答を対象に,主成分分析により学生が重要視している項目抽出や,日本語WordNetを用いて単語間の類似度から語彙に極性値を付与することで文章の極性を算出し,学生及び教員の立場による自由回答の極性評価及び教員・講義評価を行った結果について述べる. |
| 題名 | 確率モデルによるプログラム読解中の視線運動の分析 |
| 著者 | *花房 亮 (広島工業大学 情報学部), 沖本 恒輝 (広島工業大学大学院 工学系研究科), 松本 慎平, 山岸 秀一 (広島工業大学 情報学部), 林 雄介, 平嶋 宗 (広島大学大学院 工学系研究科) |
| キーワード | プログラミング教育, 視線運動, プログラム依存グラフ, 隠れマルコフモデル |
| アブストラクト | プログラミングを不得手とする学習者の支援は未だ十分ではない.その原因として,学習者の理解度に応じた学習コンテンツを十分に用意できていないことにあると考えている.このような背景のもと,プログラミングを不得手とする層の特徴を明らかにするため,筆者らは蓄積経験が強く反映される眼球運動に着眼し,プログラミング読解の過程を眼球運動の観点から明らかにすることを試みた.その結果,学習者の特徴や技能が視線運動に反映されることを確認した.しかし,視線運動の履歴は定性的な観点でのみの解釈であるため,視線運動の履歴を定量的に評価するための手法の構築が望まれている.そこで,確率モデルによりソースコード読解中の学習者の視線をモデル化する手法を提案したので,ここに報告することを目的とする. |
| 題名 | イラストを用いた接辞・語根の意味の理解による英単語学習システム |
| 著者 | *草田 圭輔, 別所 大輝, 川本 佳代, 内田 智之, 砂山 渡 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| キーワード | 英単語学習システム, 語源学習法, タブレット型携帯端末アプリ |
| アブストラクト | 英語学習において,英単語学習は必要不可欠である.覚える英単語が増えるにつれ,全ての英単語を長期記憶に留めておくことは難しい.また,英単語とその意味を対にして覚える丸暗記の学習方法では,英文読解の際に出てくる未知の英単語に対処することは難しい.そこで本研究では,「英単語を接辞及び語根に分解し,それぞれの意味を組み立ててその単語の意味を推測する」力を育成する語源学習法に着目し,イラストを用いて接辞と語根の意味をイメージ化して理解することにより,英単語を学習するシステムをタブレット型携帯端末上のアプリとして開発したので,評価実験の結果とともにそのシステムを報告する. |
| 題名 | 身近な個人情報の情報漏洩に対する意識改革〜コピー承認制電話帳アプリの試作〜 |
| 著者 | *山田 祥太郎 (広島国際大学工学部情報通信学科) |
| キーワード | 個人情報漏洩, 情報モラル, 電話番号, メールアドレス |
| アブストラクト | 携帯電話及びスマートフォンの普及により、電話番号、メールアドレスなどの他者の個人情報を保有する機会が増えた。個人情報漏洩は経済的被害にも直結する問題となりつつある。このような問題を起こさないためにはユーザの認識を身近なところから変える必要がある。そこで、本研究では個人情報漏洩の一つのケースとして、知人間で電話番号やメールアドレスを渡す身近なケースを想定し、電話番号やメールアドレスをコピーしようとした際に、警告文表示し、本人の了解の有無を確認する機能を備えた電話帳アプリを試作した。 |
| 題名 | IRのためのアンケートシステムの構築 |
| 著者 | *大平 康旦, 村永 聡 (山口大学工学部), 小柏 香穂理 (山口大学大学評価室), 松元 隆博 (山口大学工学部), 内藤 博夫 (山口大学大学評価室) |
| キーワード | アンケートシステム, IR, 大学評価 |
| アブストラクト | 平成25年に文部科学省より公表された国立大学改革プランにしたがい,現在国立大学では改革加速期間を迎えている. 山口大学においても,平成28年度から始まる第3期中期目標期間に向け,教育研究組織や学内資源配分の恒常的な見直しに焦点を当てた目標の設定が求められている. この目標を適切に設定するためには,学内の教職員や学生のみならず,本学の卒業、修了生や保護者,就職先企業,初等,中等教育機関等の意見を,アンケート等を通じて聴取し,それを反映させる必要がある. これまで本学ではこれらの意見を聴取するために,部局ごとに様々なアンケートが行われ,部局ごとに改善の試みは行われてきたが、大学全体での意見の集約や解析は困難であった. また,これまで紙媒体によるアンケートで意見聴取を行うことが多く,多くのコストがかかる上に,回収率の低下や過去のアンケート結果の蓄積が問題となっていた. そこで本稿では,Web上で動作するアンケートシステムを構築し,ステークホルダー(本学の教職員や学生,その保護者,卒業,修了生,就職先企業等)にアンケートを実施することが容易な環境を実現したので,システムの概要とその利用事例を示す. |
| 題名 | 山口大学自己点検評価システムの評価とその改善 |
| 著者 | *小柏 香穂理 (山口大学大学評価室), 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科), 王 躍 (山口大学メディア基盤センター), 刈谷 丈治 (山口大学), 内藤 博夫 (山口大学大学評価室) |
| キーワード | 大学評価, IR, 自己点検評価システム |
| アブストラクト | 現在,大学評価は学校教育法及び国立大学法人法等により義務付けられ, 大学は,大学組織としての自己点検・改善を行うことが求められている. 本学では国立大学法人化以前より,山口大学自己点検評価システム(YUSE) が導入されており,10 年以上にわたって改修を行いながら運用が行われて きている.本論文では,現在の自己点検評価システムにおいて,利用者から の要望などに基づき,システムの改善を行ったので報告する.これらの改善 事例は,他大学における評価システムの改善のための情報として役立つと期 待できる.さらにこれらの改善事例を考察すると,システムの改善課題に関 して「システムの使いやすさ」「他システムとの連携」「分析のための可視化 (グラフ)機能」の3つの枠組みに分類できる可能性が示唆された. |
| 題名 | Prediction Interval of Software Fault-Detection Time Using Back Propagation Algorithm. |
| 著者 | *Momotaz Begum, Tadashi Dohi (Hiroshima University) |
| キーワード | software reliability, fault prediction, prediction interval, Back propagation algorithm, delta method |
| アブストラクト | Software reliability is an important quality measure that quantifies the operational profile of computer systems. We derive the prediction interval of the software fault-detection time in sequential software testing, by applying the well-known back propagation algorithm and the delta method to construct the prediction intervals. In numerical experiments with two real software development project data sets, we evaluate the one-stage look ahead prediction interval of the fault-detection time with different network architecture, and compare them in terms of coverage rate and prediction interval width. Numerical results show that our proposed approach is rather robust across different software projects and has a better performance with respect to both goodness-of fit and step-predictability for software failure time. |
| 題名 | A Note on Mean Time to Security Failure of VM-Based Intrusion Tolerant Systems |
| 著者 | *Junjun Zheng, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Hiroshima University) |
| キーワード | VM-based intrusion tolerant system, security, mean time to security failure, Markov analysis, Poisson process |
| アブストラクト | Nowadays, computer system faces the threat of security intrusions due to malicious attacks. It is important to develop the mechanism to tolerate intrusions. For example, we presented a generalized scheme to tolerate intrusions for virtual machine (VM)-based intrusion tolerant system [1](Zheng,2015). On the other hand, security is treated as a QoS (Quality of Service) attribute at par with other QoS attributes such as performance. This paper considers a security measure called ``mean time to security failure (MTTSF)'' for the VM-based intrusion tolerant system in [1]. |
| 題名 | トレンド再生過程の故障率関数に対するノンパラメトリック最尤推定法 |
| 著者 | *齋藤 靖洋, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科) |
| キーワード | トレンド再生過程, トレンド関数, 再生時間間隔分布, 制約付きノンパラメトリック最尤推定量 |
| アブストラクト | トレンド再生過程(TRP) は、非同次ポアソン過程(NHPP)の強度関数に相当するトレンド関数によって時間変調された再生過程として定義される.TRP はNHPP や再生過程を特別な場合として包括する,より一般的な確率点過程として知られている.Heggland and Lindqvist (2006) はトレンド関数の関数形が未知である場合を想定し,再生時間間隔分布をワイブル分布と仮定した上で,トレンド関数に対する制約付きノンパラメトリック最尤推定量を提案した.一方で,TRP は変調後の時間間隔が従う再生時間間隔分布及び故障率関数によっても特徴付けられる.本稿では,再生時間間隔分布の関数形が未知である場合を考え,Marshall and Proschan (1965) のmax-min 推定量を応用して導出される故障率関数に対する制約付きノンパラメトリック最尤推定量を提案する. |
| 題名 | SOMとSVMを用いた未学習者のための階層型脳波識別システム |
| 著者 | *六車 博道 (山口大学大学院), 大林 正直, 呉本 尭, 間普 真吾 (山口大学) |
| キーワード | 脳波, SOM, SVM |
| アブストラクト | 脳波の識別を行う際、学習を行った人がメンタルタスクの識別を行うシステムは多数存在するが、未学習者のことを考慮したシステムはほとんど見受けられない。本論文では、未学習者でも脳波識別を行える階層型脳波識別システムを提案する。中間層(SOM)で未学習者が学習者のどの人に近いかを判別し,識別層(SVM)でメンタルタスクの識別を行うというシステムにすることで、未学習者でも正確なメンタルタスクの識別を行えると考えた。中間層のSOMには、リジェクト空間を生成することで、人の識別をより正確なものにした。このシステムを用いた場合と全データをSVMだけで識別した場合では、8.2%識別率が向上した。また、未学習者のメンタルタスクの識別率平均は32%となった。 |
| 題名 | Word Net及びword2vecを使用した自由アンケートの評価 |
| 著者 | *竹村 直規 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 椎名 広光 (岡山理科大学) |
| キーワード | Word Net, word2vec |
| 題名 | 木構造カーネルを用いたSVMによる観光動画検索 |
| 著者 | *武田 昌大 (岡山理科大学 大学院総合情報研究科), 椎名 広光 (岡山理科大学) |
| キーワード | 観光情報, サポートベクターマシーン, 木構造カーネル, ナイーブベイズ, Twitter |
| アブストラクト | 我が国における観光産業の重要性は益々高くなっている.我々は観光産業をICTの面から活性化させるため「旅行・観光情報の動画検索システム」を開発した.本システムは,利用者が関心のある地名や施設名等を検索フォームに入力することで,検索対象に関する動画やその周辺にあるお勧めスポット等の動画を表示し,検索地域への観光に役立つ情報を動画で提供する.本稿では提供する動画に多様性を持たせるため,検索語の施設名にその施設に関するイベント情報やトレンド情報等の観光情報を付加した新しい検索語を木構造カーネルを用いたSVMを利用して自動生成する方法を提案する. |
| 題名 | 自学自習教育システムの提案と学習効果の分析 |
| 著者 | *森川 裕矢, 奥田 宏平, 中道 上 (福山大学) |
| キーワード | クラウド, moodle, マネジメント, 学習サイクル, e-learning |
| アブストラクト | 本研究では,ADDIEモデルのそれぞれのプロセスを担当するアクターを整理し,「学生」を追加することで学生による自学自習教育システムを提案した.提案モデルに基づく自学自習システム環境を構築し,実証実験を行った.実証実験の結果,提案モデルによって学生の「内容理解度」,「勉強意欲」が向上することが明らかとなった. |
| 題名 | 二次災害の防止のための危険エリア通知システム |
| 著者 | *中井 美穂, 中道 上 (福山大学), 渡辺 恵太 (DNP情報システム) |
| キーワード | 避難, 行動解析, GPS, 防災 |
| アブストラクト | 本研究は,立ち入り禁止エリアを通知するため,携帯端末を利用した通知システムを提案する.危険エリアを設定するための危険エリア確認画面と,住人が危険エリアを確認するための画面から構成されている.提案システムを利用して危険エリア侵入時の通知応答時間の計測実験を行った.今回の実験の結果から,提案した危険エリア確認画面により被験者の現在と危険エリアの位置関係を確認することが可能であることが確認できた.また,危険エリアに侵入した際,バイブが鳴動していることに気づきやすく,危険エリアに入ってからタップするまでの時間が短いことがわかった. |
| 題名 | IoT開発実習フレームワークの提案 |
| 著者 | *末田 卓巳, 寺元 貴幸 (津山工業高等専門学校) |
| キーワード | 自動環境構成, 仮想マシン, e-Learning, 自動採点, IoT |
| アブストラクト | The environment that computers form is changing nowadays. IoT, a big network that consists of a lot of computers, is advocated by several companies. It is expected that classes of IoT will be added in curriculums of many educational institution and some problems can be occur while teaching it because it includes wide range of technological fields. There are two expected problems: installing educational software on many PCs consumes big amount of cost and gathering / marking answers are really painful especially in programming class. In this paper, we propose an educational frameworks that solves above problems. |
| 題名 | バス乗車支援モバイルアプリケーションの構築に関する研究 |
| 著者 | *吉田 真人, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 公共交通機関, 路線バス, スマートフォン, 位置情報 |
| 題名 | 入力促進に対する動機づけの観点からの考察 |
| 著者 | *吉田 塁 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻), 川上 鉄平 (システナ), 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 入力促進, 動機づけ, BIS/BAS, 不愉快 |
| アブストラクト | 会議日程調整などの期限までに入力を必要とするシステムにおいて入力が行われないがために調整が遅れるといったことが発生する.本論文では,動機づけの観点からなぜ入力が行われないのかを分析し,ユーザに対してネガティブな動機を与えることで入力を促すシステムを提案する.動機を与えるための方法としては,作業の妨害やプレッシャーなどのユーザの不愉快を引き起こす通知を用いる.これにより,ユーザは不愉快を避けるために入力を行うようになる.また,不愉快の度合いを段階的に強くすることにより,入力を怠ったユーザに対してのみ強い不愉快を与える.本システムを用いて予備実験を行った結果,入力促進の効果が見込めそうなことが確かめられた |
| 題名 | 多機能バス停およびコンテンツ管理アプリケーションの開発 |
| 著者 | *森山 義隆, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | 公共交通, 経路探索, 地域情報 |
| アブストラクト | 鳥取県内における路線バスの利用を促進するため,バス会社や鳥取県などと共にパソコンや携帯電話から利用できる公共交通機関利用援助システム「バスネット」を開発した.しかし,それらの端末を利用しない人や,バスネットの存在を知らない人はバスネットを利用できない.そこで,バス情報提供端末「多機能バス停」を開発した.多機能バス停はバス経路探索,時刻表検索,地域情報表示といった機能を備えている.また,多機能バス停の地域情報表示機能に表示するための画像や動画を業者が簡単にサーバにアップロードできるアップローダや,表示の仕方を決定するためのファイルの自動作成を行うためのアプリケーションを開発した. |
| 題名 | ペアテスティング手法の提案と避難行動解析への適用 |
| 著者 | *井上 大樹, 奥田 宏平, 中道 上 (福山大学) |
| キーワード | ユーザビリティテスト, 主観評価, インタラクション評価, 可視化, 防災 |
| アブストラクト | 本研究では,ユーザビリティテストの中で一般的に行われるユーザ自身の主観評価とインタラクション評価を同時に行うペアテスティング手法を提案した.提案手法によってデータの記録漏れを補完することが可能であるか検証するために,災害時の避難行動を事例として評価実験を実施した.実験の結果,被験者自身が記録漏れした迷い時間を補完し,より記録漏れが少ない迷い時間のデータが作成可能であることを明らかにした. |
| 題名 | 表情認識を用いたARマスク合成システム |
| 著者 | *原田 友紀, 宮崎 光二 (福山大学) |
| キーワード | 表情認識, AR, マスク, CG |
| 題名 | ドミノにおける着手決定のための確率計算 |
| 著者 | *新谷 敏朗 (福山大学工学部情報工学科) |
| キーワード | ドミノ, ゲーム, 不完全情報, 確率, 組み合わせ |
| アブストラクト | ドミノは欧米で広くプレイされているゲームのひとつである.いくつもの変種があるが,「カンテット」と呼ばれる対戦型の二人零和ゲームを扱った.このゲームでは相手の手牌の情報は個数のみで山の牌も裏向けに置かれるので,完全情報ゲームではない.よって,単純な先読みはできないが,ある牌を出した時に相手が山から牌を引く,または点を取る確率を計算することは可能である.本稿では特に「相手が引く」場合と「相手が点を取る」場合の確率を計算する具体的な方法を示し,特定の初期局面から始まる対戦例についての結果を示した.これらの計算は人間がプレイする際の補助的手段やコンピュータにプレイさせるための基礎計算としては有用であると考えられる. |
| 題名 | クラス相関ルールの剪定とクラスタリングによる識別システムの改良とその性能評価 |
| 著者 | *呰上 建三, 間普 真吾, 大林 正直, 呉本 尭 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | GA, GNP, 遺伝的アルゴリズム, 遺伝的ネットワークプログラミング, データマイニング |
| アブストラクト | 昨今の情報が多様化した社会では,整理されずに蓄積されているデータが大量に存在し,データマイニングはそれらのデータからルール抽出を行う技術である.本論文では,遺伝的ネットワークプログラミング(Genetic Network Programming,GNP)によるクラス相関ルール抽出手法に基づき,抽出されたルールの剪定やクラスタリングを行うアルゴリズムを加えることで,クラス識別システムの性能を向上させることを目的とする.データマイニングは大規模なデータベースよりルール抽出を行うことが可能であるが,膨大な数のルールが抽出されてしまうため,どのルールが重要であるのか判断するのが非常に困難である.また,クラス数の少ない分類問題でも,潜在的に様々なパターンが存在し,単純な分類とは限らない.以上の問題を解決するため、遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm,GA)を用いてルールの剪定を伴うクラスタリングを行い,クラス相関ルールによる識別システムの精度を向上させる手法を提案する. |
| 題名 | HEVの燃費最適化に対するFirefly Algorithmの適用 |
| 著者 | *中村 龍, 若佐 裕治 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | Firefly Algorithm, PSO, ハイブリッド電気自動車, 燃費最適化, 最適化手法 |
| アブストラクト | ハイブリッド電気自動車(Hybrid Electric Vehicle: HEV)はエンジンとモータの2 つの動力源を用いることにより低燃費を実現する一方,従来のガソリンエンジン車と比べ制御が複雑であり,どのようにエネルギーマネジメントを行うかは現在でも重要な課題となっている.本研究では,燃費最適化のベンチマーク問題に対して,シミュレーションモデル内のパラメータをFA (Firefly Algorithm)と呼ばれる最適化手法によって最適化する手法を検討する.FAによって,PSO (Particle Swarm Optimization)に比べて同等以上の結果が得ることができ,燃費最適化問題に対して有効性であることを確認した. |
| 題名 | PSOによる電気製品スケジューリング |
| 著者 | *仲谷 聡介, 若佐 裕治 (山口大学大学院理工学研究科) |
| キーワード | PSO, 電力需給, HEMS, 電気製品, スケジューリング |
| アブストラクト | 電力ネットワークの安定運用において,電力の使用量と供給量のバランスを常に維持することが重要である.そこで,家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を通して,需要電力を調節し,エネルギー使用の最適化を図る手法の研究が行われている.そのような最適化アルゴリズムの多くは,微分不可能,あるいは非凸の目的関数や制約条件を扱えない.一方,粒子群最適化 (PSO: Particle Swarm Optimization) アルゴリズムは非凸問題に対して有効な大域的最適化アルゴリズムとして知られている.そこで,本研究では,稼働時刻が遅延可能な電気製品を対象とし,PSOアルゴリズムを適用することで,非凸問題に対して有効であり,また需給改善を図る手法を提案する.また,数値例によって,提案法の有効性を検証する. |
| 題名 | ノード配置問題に対する可変近傍探索法の比較 |
| 著者 | *岡本 宥祐, 片山 謙吾, 西原 典孝, 南原 英生 (岡山理科大学) |
| キーワード | メタ戦略, 可変近傍探索, 局所探索, ノード配置問題, 組合せ最適化 |
| アブストラクト | 通信ネットワークに関連する組合せ最適化問題の一つとして,双方向マンハッタンストリートネットワークを対象としたノード配置問題 (NPP) が知られている.NPP は NP-困難であるため,さまざまなメタ戦略アルゴリズム(タブー探索法,遺伝的アルゴリズム,アニーリング法,反復局所探索法)が提案されている.このように,NPPに対しては代表的な各種メタ戦略が提案されているが,我々の知る限りでは,他の代表的なメタ戦略である可変近傍探索 (VNS) の検討・提案は未だなされていない.そこで本論文では,NPP に対して4 種類のVNS(VNS1〜VNS4)を提案し,それらの性能比較実験を通して,特に大規模な問題例に対して有効であることを示す. |
| 題名 | 既存SRGMに基づくソフトウェア信頼性評価のためのモバイルアプリケーション |
| 著者 | *芦田 哲, 田村 慶信 (山口大学), 山田 茂 (鳥取大学) |
| キーワード | ソフトウェア信頼性, モバイルアプリケーション |
| アブストラクト | ソフトウェア製品の信頼性評価を行うアプローチとして,ソフトウェア信頼度成長モデルがある.これまでに,様々な研究者らによってソフトウェア信頼性評価ツールがいくつか開発・提案されてきた.しかしながら,ソフトウェアツールを組織内において利用する場合においては,プロジェクトメンバー間で情報共有を行う必要があり,ツールの柔軟性や拡張性などの点において,利点と欠点を合わせもつものがほとんどであった.本論文では,Flex言語を用いることにより,モバイルアプリケーションとして信頼性評価のためのソフトウェアツールを開発する.これにより,場所や時間に依存しない可搬性の非常に高いツールとして利用できる. |
| 題名 | クラウド上のビッグデータに対する信頼性評価のためのAHPに基づく特性分析アプリケーションの開発 |
| 著者 | *梅村 孔也, 田村 慶信 (山口大学), 山田 茂 (鳥取大学) |
| キーワード | クラウドコンピューティング, ビッグデータ, AHP, アプリケーション開発 |
| アブストラクト | データの一元管理,低コスト,保守・運用が容易,事前準備が不要といった観点から,オープンソースを利用したクラウドサービスが多く提供されるようになっている.しかしながら,クラウド関連の障害や情報事故が後を絶たない.近い将来,データが手元にある不安の方が大きくなる時代を切り開くためには,ビッグデータを想定したクラウド環境のセキュリティ・信頼性に関する課題解決が特に重要となる.本論文では,クラウドコンピューティング上のビッグデータがソフトウェア信頼性に間接的に影響を及ぼすものと仮定し,クラウドソフトウェアの信頼性評価のための評価指標を提案する.さらに,提案手法に基づく特性分析ツールを実装する. |
| 題名 | ネットワーク上のフレーズ接続による協調音楽作成 |
| 著者 | *根本 翔梧 (近畿大学大学院システム工学研究科), 出口 幸子 (近畿大学工学部) |
| キーワード | 協調音楽作成, チャット, 特徴ベクトル, フレーズ |
| アブストラクト | 本研究ではネット上でチャットを使用し複数のユーザが協力して音楽を作成する枠組みを作成した.本研究ではフレーズを接続して単旋律の音楽を作成する.入力されたデータは,ユーザ全員に同期して表示される.同期されたフレーズに対しフレーズの入力・削除・入れ替えを行い,最後にフレーズを接続して音楽とする.フレーズを接続する時,ユーザの話合いで決まらない場合はシステムが支援する.フレーズの特徴ベクトルを作成し,距離の近いフレーズを薦める.また,1人で音楽作成を行う場合あるいは複数人でフレーズ作成が進まない場合は,ユーザのフレーズに対し接続の評価が高いものをフレーズDBから探し,接続候補として表示を行う. |
| 題名 | 変化率を用いた楽曲聴取時の脳波のパワースペクトルの特徴抽出 |
| 著者 | *藤木 祥平 (近畿大学大学院 システム工学研究科), 荻原 昭夫 (近畿大学工学部), 村田 晴美 (中京大学工学部) |
| キーワード | 音質評価, 脳波 |
| 題名 | AR技術による運転行動の安全性向上に関する研究 |
| 著者 | *宮原 豪希 (近畿大学大学院システム工学研究科), 山元 翔, 荻原 昭夫 (近畿大学工学部) |
| キーワード | 運転, AR, 道路標識 |
| 題名 | 補完に基づく時間ペトリネットの非有界モデル検査 |
| 著者 | *井川 直, 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | モデル検査, 安全性, 実時間システム, 形式手法 |
| アブストラクト | 本稿では,TPNに対する有界モデル検査手法を拡張し,補間に基づく非有界モデル検査手法を用いたTPNの非有界モデル検査を実現する. |
| 題名 | 検証コスト削減を目的とした状態マシン図の抽象化 |
| 著者 | *笠原 大和 (岡山県立大学大学院), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 有本 和民 (岡山県立大学) |
| キーワード | 記号モデル検査, SMV, UML, 形式手法 |
| アブストラクト | UMLによる設計の検証支援を目的として,当研究室では状態マシン図をモデル検査ツールNuSMVの入力記述であるSMVプログラムへと変換するツールを開発している.本稿では,検査特性をもとに状態マシン図を抽象化し,モデルサイズを削減する手法を提案する. |
| 題名 | 空間分割法を適用したサラウンド音楽電子透かしに関する研究 |
| 著者 | *番匠 真 (近畿大学大学院システム工学研究科), 荻原 昭夫 (近畿大学工学部), 村田 晴美 (中京大学工学部) |
| キーワード | サラウンド, 音楽電子透かし, 空間分割法 |
| 題名 | モンゴル語‐日本語翻訳支援ツールに関する検討 |
| 著者 | *河本 美月, 大平 栄二, 上谷 恵里奈 (津山工業高等専門学校情報工学科) |
| キーワード | モンゴル語, 日本語, 翻訳, 支援 |
| アブストラクト | モンゴル語から日本語への翻訳を効率的に行えるように支援するモンゴル語‐日本語翻訳支援ツールの開発について研究を行った。モンゴル語は日本語とは異なり、語尾によって名詞の文字の脱落や追加が生じることがある。一方、動詞も日本語と同様に動詞の活用があり、複雑に変化する。このようなモンゴル語の文章から、単語や語尾を分割し、同定するシステムを開発した。本システムでは、単語辞書に約14000語、動詞辞書に約3000語および語尾(助詞26語、助動詞80語)を収録している。モンゴル語の専門の技術テキストを対象にして、解析実験を行った。この結果、約110文、1124単語中907単語を同定できた。このうち動詞は、45単語中44単語を同定することができた。 |
| 題名 | 自由記述意見に対する応答を有したWebアンケートシステム |
| 著者 | *壷阪 琢人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| キーワード | Webアンケート, 自由記述, 授業評価 |
| アブストラクト | Webアンケートシステムは,マークシートなどの手動で行うアンケートと違い,回収から集計までをアンケート回答と同時に行える.また,個人の情報端末を利用することで離れた場所からでもアンケートに回答することができる.そのため,現在多くのアンケートシステムが開発・利用されているが,それらはアンケートにおける内容の作成方法の開発や結果表示などデータ分析を目的としたものである.しかし,これらの機能は自由な意見の中にアンケートの作成者が考え付かなかったアドバイスや情報も多々あるが,それらを対象としていない.自由記述式アンケートでは意見を言いっぱなしであったり,大量の記述を順番に読むのは手間と時間を浪費するといった問題がある.そこで本論文では,自由記述式アンケートにおける支援機能として,自由記述意見に対して応答可能な機能,自由記述意見に対しキーワードごとに表示可能な機能を提案する. |
| 題名 | A Note on Time-Based Software Rejuvenation Policy with Wait Time Limits |
| 著者 | *Lin Li, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University) |
| キーワード | software rejuvenation, MRSPN, MRGP, steady-state analysis |
| アブストラクト | As the increasing software complexity, the system outages are more and more influenced by software outages. As the time and/or load increases, the software system will easily appear a kind of phenomenon called ``software aging''. The software aging phenomenon is usually referred to the performance degradation or the failure of software system, in order to maintain system's performance or retard software aging, ``software rejuvenation'' is used as a proactive management method. ``software restart'' is a simple method of the ``software rejuvenation'' that we are most familiar with. On the ``software rejuvenation (restart)'' policy, Garg et al. propose two time-based software rejuvenation policies for a server type of software system. Under the two policies, if the rejuvenation condition is satisfied, software will rejuvenate immediately. In this paper, we consider wait interval time t0 in the time-based rejuvenation. If there's no transactions come during time interval t0, the software will rejuvenate itself. |
| 題名 | ARインターフェースによる家電機器操作システム |
| 著者 | *奥田 宏平, 宮崎 光二 (福山大学) |
| キーワード | 家電機器, AR, 赤外線LED |
| アブストラクト | 私たちの身の回りには,たくさんの家電機器が存在する.それらの種類が増えるほど,各々の機器に対して,電源スイッチや赤外線リモコンなどの操作機器も必要になる.本研究では,解決策としてAR技術を用い,赤外光を発生させる赤外線LEDをAR技術のARマーカとし,1つのデバイスで複数機器を一元管理することが可能な制御システムを提案する.操作デバイスにスマートフォンを利用し,操作する対象は一般家庭で使用される家電機器を想定する.このシステムが実現すると,ARを用いることにより従来の家電機器のリモコンやスイッチ類に比べて,より直感的な操作を可能にするインターフェースの実現が期待できる. |
| 題名 | HMDを用いたPC組み立て支援システムの開発 |
| 著者 | *片石 秀紀, 宮崎 光二 (福山大学) |
| キーワード | HMD, ユーザインタフェース, PC組み立て支援 |
| アブストラクト | 近年, HMD (ヘッドマウントディスプレイ)を使用した様々なコンテンツが増えている.そんな中,作業支援に役立てようと様々な研究が進められている.作業支援の研究では,LEGOなどのブロックによる組み立てに関する研究・分析は行われているが,実際の作業での実施例は少ない.また実際の作業においてHMDを用いても,作業の効率化が図れていない場合がある.本研究では,実際の作業における支援システムとしてPC組み立て作業を想定し,組み立て時間の短縮を目的としてHMDを用いた支援システムの開発,および作業効率化の検証を行う. |
| 題名 | タンジブルUIを使ったソフトウェアリエンジニアリング |
| 著者 | *岡崎 知也 (岡山理科大学工学部情報工学科), 岩根 典之 (広島市立大学), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| キーワード | タンジブルUI, リエンジニアリング, ソフトウェア, ツールキット |
| アブストラクト | ユーザニーズの多様化に伴い,ソフトウェアは益々高度化・複雑化している.そこで,プログラムを整理し,変更に柔軟に対応できるためのソフトウェアの再構成が重要になっている.ソフトウェア再構性には,様々な指標が考案されている.しかし,これらの指標を利用して短時間でプログラムの評価・修正を行うのは容易ではない.著者らはプログラムに音・色・感覚といった属性を取り入れることにより,ソフトウェアリエンジニアリングを直感的に行うことができるツールキットの開発を行った.本論文では,ツールキットを用いたソフトウェアリエンジニアリングの方法と,実験によって得た再構成されたソフトウェアの評価について記述する. |
| 題名 | 目次との対応付けによる地方議会会議録の話題分割 |
| 著者 | *見船 文香 (岡山県立大学大学院 情報工学系研究科), 但馬 康宏, 菊井 玄一郎 (岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科) |
| キーワード | 地方議会, 会議録 |
| 題名 | プログラムの変換による個人情報の保護 |
| 著者 | *松永 崇秀, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| キーワード | プライバシー, セキュリティ, プログラム変換, 個人情報 |
| アブストラクト | 近年,インターネットの普及に伴い,オンラインショップや施設の予約など様々なネットワークサービスが利用されている.しかし,利用者は提供した個人情報が実際にどのように利用されるか知ることができないため,個人情報を提供することに不安を感じる. そこで,我々は利用者自身が個人情報の処理方法を決めることができる仕組みを提案する.一般的に,利用者の個人情報はサービス提供者が持つプログラムで処理される.そこで,提案モデルではこのプログラムの処理方法を利用者が指定した方法に書き換える.この手法により,利用者が安心して個人情報を提供することが出来る仕組みを実現する. |
| 題名 | A Note on Network Connectivity for MANETs with Border Effect |
| 著者 | *易 志鵬, 土肥 正 (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University) |
| キーワード | MANET, network connectivity, border effect |
| アブストラクト | Mobile ad hoc networks (MANETs) are wireless networks whose nodes can communicate directly with the other nodes without the base station. The network connectivity reflects an ability of such MANETs to continue functioning for node failures. It is a fundamental issue to design and evaluate the performance of MANETs. |
| 題名 | 報酬構造を用いたテストケース生成における報酬値割当てに関する一考察 |
| 著者 | *小澤 公貴, 土肥 正, 岡村 寛之 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| キーワード | ソフトウェアテスト, テストケース生成 |
| アブストラクト | 近年のソフトウェア開発工程では、テスト工程に大きなコストが必要とされている。そのためより効率的にテストを行うことが求められる。そこで本稿では、テストに用いられるテストケースの生成に報酬構造を用いることで効率的なテストケースの生成を考え、報酬値をどのように設定することがテスト効率の上昇に有効であるかを検証する。 |
| 題名 | 定期輸送のための四国地方都市毎の施設配置に関する研究 |
| 著者 | *錦織 昭峰, 宮川 恒平, 柴田 祥嗣 (県立広島大学経営情報学部) |
| キーワード | 施設配置, 輸送計画, 定期輸送 |
| アブストラクト | 本研究では,輸送計画と施設配置を考察している。物流費用はその性質の違いから,物流施設コストと輸送・配送コストに大きく分類できる。本研究では,四国4県の34都市を対象として,どの都市に施設を置くかを考察している。この際に,施設の処理能力が複数の中から一つ選択できること,及び施設を配置する都市の個数に上限を設けている。本発表では、土地の公示価格に基づいて、施設賃借の経費を設定して考察している。輸送回数については,毎週または毎日輸送のシミュレーションを行っている。 |
| 題名 | インタラクティブな電子洪水ハザードマップにおける避難経路提示機能の有効性について |
| 著者 | *宇田 一平 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 齋藤 美絵子 (岡山県立大学デザイン学部造形デザイン学科), 但馬 康宏, 菊井 玄一郎 (岡山県立大学情報工学部情報システム工学科) |
| キーワード | 洪水ハザードマップ, GIS |
| アブストラクト | 本研究では,我々の開発した電子洪水ハザードマップを用いた被験者実験により,電子洪水ハザードマップにおけるインタラクティブな機能の有効性について検討した.実験の結果,避難先の決定を複数の理由から行う人が増加し,経路探索機能を加えた場合,経路について考える人の割合は約10%高くなった.また,これらとは別に実験から,利用者は最終的に自らの判断で避難計画を決めたいが,そのための情報は多く欲しいということが読み取れた.以上から,インタラクティブな機能により提示される情報は,利用者が避難行動についてより多面的かつ主体的に考えることを促進できることが分かった. |