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平成27年度 (第66回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1303  27. 教育-(2)
日時: 2015年10月17日(土) 14:00 - 15:05
部屋: E22 (→地図)
座長: 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校)

27-6 (時間: 14:00 - 14:13)
題名PSoC5LPを用いた実習教材の開発
著者*西山 貴将, 田中 誠 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科)
キーワードPSoC, 教材開発
アブストラクトPSoCは,UDBによりFPGAに近いディジタル機能を有していることや,アナログ信号をA/D変換する前のフロントエンド処理等が行えるなど,アナログ機能も充実している.しかしながら,その文献等が非常に少ないために,特に初学者が利用するにはハードルが高い.本研究は,高専・大学等の実験・実習で使用できる,PSoCの学習教材を開発することを目的としている.PSoCの強みをいかした教材を作るため,今回は多機能アナログIC的な使い方として,外部入力信号をPGA_Invを用いて適度な振幅に増幅し,Mixerを用いてキャリア信号を混合し,外部に出力させるものを作成した.

27-7 (時間: 14:13 - 14:26)
題名AR技術を用いた分子式の視覚化の試み
著者*長友 誠, 黒木 高徳, 坂本 眞人, 古谷 博史 (宮崎大学)
キーワードAR, 化学教育, 分子式, 視覚世界, Visual C++
アブストラクトARは現実世界に情報を付加して強化する技術のことである。ARには様々な応用がある。特に、ビジネスへの応用が期待されている。また、教育現場への応用も期待されている。近年では教育現場でのタブレット導入が進んでおり、国は2020年までに小中学校の生徒1人1人にタブレット端末を導入する目標を掲げている。東京都では小中学校全生徒へのタブレット導入がされた区がある。ARは直感的でわかりやすく、教育の補助教材として有効である。本研究ではその一助となるシステムを試作した。特に化学教育における分子式に焦点を当てた。そしてARを用いて分子式を視覚化することを試みた。

27-8 (時間: 14:26 - 14:39)
題名Javaプログラミング学習支援システムにおけるリーダブルコード学習のためのコーディング規約検査ツールの調査
著者*小川 卓也, 舩曵 信生, 石原 信也 (岡山大学大学院自然科学研究科)
キーワードJava, プログラミング教育, リーダブルコード, コーディング規約, JPLAS
アブストラクト本研究グループでは,学生のJava学習支援を目的として, Javaプログラミング学習支援システムJPLASを提案している.ここで一般に,プログラミングでは,可読性の高いコードの作成が重要である.しかしながら,学生の記述したコードの大半は,コーディング規約に従っておらず,可読性が低いのが現状である.この対策には,ツールを用いてコーディング規約違反の自動検証を行い,学生にフィードバックすることが有用と考えられる.そのため本研究では,代表的なオープンソースツールであるCheckstyle,PMDを学生の作成したコードに適用し,その検査結果の特徴の調査とJPLAS適用上の問題点の分析を行う.

27-9 (時間: 14:39 - 14:52)
題名制御体験学習教材の中学校技術家庭科への利用
著者*小松原 実 (岡山商科大学)
キーワード技術家庭科, 教材, 制御, 体験学習
アブストラクト中学校技術・家庭科においては、学習指導要領には「ものづくりなどの実践的・体験的な学習活動を通して,材料と加工,エネルギー変換,生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め,技術を適切に評価し活用する能力と態度を育てる.」とある.すなわち実際に体験しながらの学習が求められている. 本研究では、中学校技術家庭科技術分野向けの教材について検討し、さらに情報に関する技術の教材として開発した体験教材について紹介する.

27-10 (時間: 14:52 - 15:05)
題名単語間の類似性による極性分析を利用した自由回答からの教員・講義評価
著者*塩飽 朝美 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 椎名 広光 (岡山理科大学)
キーワード極性評価, 自由記述解析, アンケート分析, 講義評価
アブストラクト現在,大学においてFD活動が義務付けられており,授業改善の一環として学生アンケートが実施されている.アンケート様式は多様で,記名式無記名式,項目選択式,など,それらを組み合わせたものが実施されている.アンケート分析においては様々な方法が用いられており,自由記述を解析した事例もある. 本研究では,実際に実施された授業アンケートの自由回答を対象に,主成分分析により学生が重要視している項目抽出や,日本語WordNetを用いて単語間の類似度から語彙に極性値を付与することで文章の極性を算出し,学生及び教員の立場による自由回答の極性評価及び教員・講義評価を行った結果について述べる.