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平成27年度 (第66回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1102  24. ニューラルネット
日時: 2015年10月17日(土) 10:30 - 11:09
部屋: E12 (→地図)
座長: 齊藤 充行 (広島市立大学)

24-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名自己組織化マップを用いた顔の方向識別
著者*佐田 俊甫, 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取市医療看護専門学校), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校)
キーワード自己組織化マップ, 画像処理, パターン認識
アブストラクト手足の不自由な障害者や高齢者などが、一般家庭向けに市販されている電化製品を操作する有効な手段として、視線による操作がある。当研究室では、視線の検出を利用して家電製品を操作する視線コミュニケーションシステムの構築を行っている。現在、視線コミュニケーションシステムは利用者の顔の向きの変化で認識率が下がるという問題点を抱えているため、これを解決するために顔方向を識別する機能を付加する必要がある。そこで、自己組織化マップを用いた顔方向の識別の一手法について提案し、実験を行った。

24-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名非対称近傍関数型PL-G-SOMを用いた音声命令学習システム
著者*葛神 裕也, 呉本 尭, 大林 正直, 間普 真吾 (山口大学大学院理工学研究科)
キーワード自己組織化マップ, 非対称近傍関数, PL-G-SOM, 音声命令識別, ヒューマンコンピュータインターフェース
アブストラクト一般的なロボットは、設定外の命令を認識することはできない。Kuremotoらの提案した『PL-G-SOMを用いた音声命令学習システム』は、高い音声命令認識率を実証している。一方、その学習システムに用いられた自己組織化マップ(SOM)において、学習の過程にトポロジィねじれ問題が生じる可能性があると指摘され、従来の対称的形状を持つ近傍関数の代わりに、非対称近傍関数を用いることによってマップのねじれを解消する提案がある。本論文では、太田らが提案した非対称近傍関数をParameterless Growing SOM (PL-G-SOM)に導入し、従来の学習システムの性能を向上させることを図る。

24-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名簡略化情動モデルとそのロボットの行動決定システムへの応用
著者*清水 翔太, 綿田 将悟, 大林 正直, 呉本 尭, 間普 真吾 (山口大学大学院)
キーワード情動, 情動モデル, 自己組織化マップ
アブストラクト近年,ロボット開発が盛んであり,一般家庭にも普及しつつある.そのためにロボットは様々な環境・状況に対応しなければならず,自律性が必要である.そこで,自律ロボットの開発のために,生物がもつ情動に注目し,そのモデル化やその応用に関する研究がある.本研究では情動モデルを自己組織化マップのみにより実現し,情動状態と環境状態の対応付けを行い,学習環境の違いによるロボットの個性化を目指す.また,情動のみにより行動決定するのではなく,情動を基本的な行動理念を補助するものとして扱い,これを実現するシステムを提案する.