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平成27年度 (第66回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0802  1. プラズマ・放電・高電圧-(2)
日時: 2015年10月17日(土) 10:30 - 11:22
部屋: D34 (→地図)
座長: 濱田 俊之 (宇部工業高等専門学校)

1-5 (時間: 10:30 - 10:43)
題名金属イオン添加および放電処理を行った光触媒によるホルムアルデヒド除去性能に関する研究
著者*山田 圭祐 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻), 工藤 祐輔, 大塚 哲郎, 矢澤 翔大 (日本大学 生産工学部 電気電子工学科), 江頭 雅之 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻)
キーワード光触媒, 放電処理, 金属イオン, 誘電体バリア放電, ホルムアルデヒド
アブストラクト近年、地球環境問題が深刻していることから、環境に優しい光触媒が注目されている。光触媒とは、光エネルギーのみを必要とし、酸化還元作用と超親水性作用の二つの作用を発揮して有機物を分解する非常にクリーンな環境材料である。光触媒の分解力を向上させる手法の一つに金属イオンを光触媒表面に添加する方法があり、光触媒の酸化分解作用の向上が既に確認されている。筆者らは新たな手法として光触媒を省エネルギーかつ簡易的な装置で放電を発生させることが可能である誘電体バリア放電によって放電処理することで光触媒性能を向上させられないかと考えた。さらに、この二つの手法を組み合わせ、光触媒性能を飛躍的に向上させる事ができないかと考えた。

1-6 (時間: 10:43 - 10:56)
題名静電噴霧法により触媒を塗布したGDLの表面の観察
著者*江頭 雅之 (日本大学大学院 生産工学研究科 電気電子工学専攻), 三上 智士, 山岡 昂大, 矢澤 翔大, 工藤 祐輔, 蒔田 鐵夫 (日本大学 生産工学部 電気電子工学科)
キーワードDMFC, MEA, 静電噴霧法, GDL
アブストラクト近年、地球環境に負担を与えない新エネルギーとして燃料電池に注目が集まっている。燃料電池の種類の一つに直接メタノール形燃料電池(DMFC)がある。DMFCは膜電極接合体(MEA)で発電を行うが、白金を必要とするためコストが高い。また、燃料電池の性能はMEAの表面積を向上させることが重要である。 本報ではガス拡散層(GDL)基材である比較的安価なカーボンペーパーを選択しMEAの表面積を増加させる方法に静電噴霧法を採用して、燃料極側の触媒材料を塗布し表面の観察と性能評価を行った。

1-7 (時間: 10:56 - 11:09)
題名磁場偏向型質量分析器の開発と水素正イオン構成比率の分析
著者*横山 浩之, 竹田 敬 (山口大学大学院理工学研究科), 高森 暁 (山口大学工学部電気電子工学科), 林 智成, 前谷 祐亮, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科)
キーワード質量分析

1-8 (時間: 11:09 - 11:22)
題名Alプラズマグリッドを通過したイオンの質量分析
著者*竹田 敬, 加美川 俊満, 武田 俊明, 横山 浩之, 姉川 伸季, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科)
キーワード負イオン質量分析
アブストラクト負イオン型中性粒子入射加熱において,セシウムを添加した表面生成法や体積生成法によって負イオンが生成されている.セシウムフリー負イオン生成法として,我々はプラズマ支援触媒イオン化法を提案している.これは,正イオンを金属グリッドに照射して,その引出孔内で正負イオンを生成する手法である.この手法を負イオン源に適用して,セシウムフリーで負イオン生成することを目指している.プラズマグリッドの単孔から引出される荷電粒子を,磁場偏向型質量分析器で測定した.プラズマグリッドを通過する正イオンが低エネルギーの場合や,負イオンの質量スペクトルはブロードになることが明らかになった.