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平成27年度 (第66回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0703  8/13. 弾性振動・音響・オーディオ/放送
日時: 2015年10月17日(土) 14:00 - 15:05
部屋: D33 (→地図)
座長: 佐伯 徹郎 (山口大学)

8/13-1 (時間: 14:00 - 14:13)
題名音響円筒クローキングの波長依存性
著者*藤井 佑亮, 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学)
キーワードクローキング, メタマテリアル
アブストラクトクローキングとは,物体を特別な媒質で覆うことで電波や光,音波などに対して反射や散乱をなくす技術のことである.本研究ではメタマテリアル構造により構成された二次元円筒型の音響クローク媒質について有限要素法を用いた音波伝搬解析を行い,媒質の構造パラメータとクローキング効果の波長依存性について検討した.構造周期が入射波長よりも小さいというメタマテリアル条件を満たす領域においても波長と構造の周期の関係により,クローキング効果に波長依存性があることが分かった.

8/13-2 (時間: 14:13 - 14:26)
題名判別分析を用いた対象騒音と暗騒音の分離
著者大藤 康博 (山口大学), *三谷 康夫 (福山大学), 田中 幹也 (山口大学)
キーワード騒音分離, 対象騒音, 暗騒音, 判別分析
アブストラクトある地点で測定される騒音は,様々な騒音源からの騒音が重なり合っているため,騒音レベルは複雑な変動形状となる.ある特定の騒音,例えは,道路交通騒音や鉄道騒音等の個々の騒音を対象に測定する場合に,しばしば対象騒音以外の暗騒音の影響が問題となる.対象騒音以外はすべて暗騒音と定義されており,複数の騒音源から構成される場合も多い.本研究では,対象騒音と暗騒音と分離する実用的手法を考察する.ここで,統計的な信号分離法として,判別分析法を用い,等価騒音レベルの形で,対象騒音と暗騒音の分離を行う.本手法の有効性をシミュレーション実験と室内騒音データに適用して,実験的に確認する.

8/13-3 (時間: 14:26 - 14:39)
題名双方向番組を簡単に行えるシステム「MAPLE」の開発
著者*伊藤 智之, 下山 哲平 (NHK広島放送局), 前田 彩 (NHK放送技術局)
キーワード放送, データ放送, インターネット

8/13-4 (時間: 14:39 - 14:52)
題名ナノ粒子の混入による液晶ディスプレイの色度視野角依存性改善
著者*下山 慧介, 高崎 奨平, 内部 翔太, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学)
キーワードナノ粒子, LCD, 視野角, 色度
アブストラクト従来のLCDに各種ナノ粒子を添加することにより消費電力の軽減、応答速度の向上などが確認されている。本研究では、液晶にSiO2ナノ粒子を入れることにより従来のLCDより広い視野角度から色や文字が正しく視認できること検討した。 Normal(ナノ粒子を無添加)LCDとSiO2を0.5%wt添加したLCDおよびSiO2を0.1%wt添加したLCD、合計3種類のLCDの色度視野角の測定を行った。 下側から測定した場合NormalLCDと0.5%wtSiO2添加LCDは変化しなかったが、0.1%wt SiO2添加LCDは色度の改善が見られた。上側からと左右両側から測定した場合、色度の大きな改善は見られなかった。また、同じナノ粒子入りでも0.1%wtと0.5%wtでは結果が違ったことからナノ粒子の混入量には最適値があることが示唆される。

8/13-5 (時間: 14:52 - 15:05)
題名カメラバイク支援システムの開発・導入
著者*峠越 一宏 (NHK広島放送局技術部)
キーワード映像伝搬, ロードレース中継
アブストラクト広島では、毎年1月に「全国都道府県対抗男子駅伝」が行われており、2015年1月で20回目を迎えた。全国都道府県対抗男子駅伝をはじめとしたロードレース中継においては、移動中継車からの映像伝搬が重要な要素である。中でも重要視されているのが、機動性に優れた「カメラバイク」である。本システムは、カメラバイクの伝搬状況を視覚的に表現し、カメラバイクの映像をより効果的に番組利用することを目的としたものであり、このシステムの開発・導入について報告する。