(セッション表へ)

平成27年度 (第66回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0401  16. 制御-(1)
日時: 2015年10月17日(土) 9:00 - 9:52
部屋: D24 (→地図)
座長: 中本 昌由 (広島大学)

16-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名IEEE1888を利用した多点温度計測
著者*田内 康 (山口大学工学部), 横山 悦郎, 城所 弘泰, 村上 登志男 (学習院大学計算機センター)
キーワードIEEE1888, 組込み系, 温度計測, 1wire
アブストラクトデータセンター等のエネルギー管理を行うためのIEEE1888を用いた多点温度GWを作成し運用している。発表では、その詳細について述べる。

16-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名都市道路網における信号制御システムの開発計画
著者*清水 光 (広島大学アジア持続可能なモビリティプロジェクト研究センター), 桝田 温子 (弓削商船高等専門学校)
キーワード信号制御システム, システム開発, シミュレーション
アブストラクト近年、わが国の自動車保有台数はほぼ増加の一途をたどってきた。その結果として自動車交通が発展する一方で、交通渋滞や交通事故、燃料消費、CO2排出量などの増加の一因となってきた。交通流の円滑化と安全化の対策として、道路の整備や交差点の改良、交通規制、信号制御、動的経路誘導などが実施されてきた。交通渋滞の主な原因の一つとして交通需要の急激な増加が挙げられ、信号制御システムや動的経路誘導システムによる交通流ダイナミクスの制御が有効であると考えられる。本稿では、交通需要の時間変動に対応して3つの信号制御パラメータ(サイクル長,青信号スプリット、オフセット)を統一的に制御し、信号交差点における渋滞長の総和を最小にする信号制御システムの開発計画について提案する。

16-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名ドライバの運転特性に対応できる車両モデルの構築
著者*市本 貴宏, 齊藤 充行, 脇田 航, 小林 康秀 (広島市立大学 大学院情報科学研究科)
キーワード車両モデル, 自動運転, ニューラルネットワーク, 車両制御
アブストラクト車両運動を解析するために基本二輪モデルと呼ばれる車両モデルがよく用いられている.このモデルは,走行速度が一定であること,大きな操舵操作を行わないこと等の条件の下で用いることができる.つまり,高速道路のような場面では適している.しかし,速度変化や操舵操作が伴う一般道では,基本二輪モデルを用いることは困難であると考えられる.速度変化や操舵操作に対応させるためには,非線形特性を持った運動(タイヤ等)を表したモデル式を車両モデルに加える必要があり,車両モデルは複雑になる.本研究では,非線形特性を持った運動を1つの非線形特性の要素として捉え,速度変化と操舵操作に対応できる車両モデルを構築する.

16-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名出力観測雑音の存在を仮定した確率的出力フィードバック制御における円条件の導出
著者*切田 滉人, 齊藤 充行, 脇田 航, 小林 康秀 (広島市立大学 大学院情報科学研究科)
キーワードLQ制御, 状態フィードバック制御, 出力フィードバック制御, 出力観測雑音, 円条件
アブストラクト一般的なLQ制御はすべての状態量が観測できることを前提としているが,実際の場合は難しい.この解決策として,センサ等を用いて観測できた制御対象の出力を直接フィードバックする出力フィードバック制御が提案されている.著者らはこれまでに,出力フィードバック制御にシステム雑音と出力観測雑音の存在を仮定し,評価関数で制御量と操作量の和を評価する確率的出力フィードバック制御に対して,最適解をもつ条件を提案している.この可解条件には,よく知られているLQ制御問題のRiccati方程式と,カルマンフィルタを解く際に現れるRiccati方程式が得られた.本発表では,これら2つのRiccati方程式からそれぞれ円条件が導出できることを示す.