(セッション表へ)

マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2015)シンポジウム

セッション 6A  統一セッション: 災害対策と復興
日時: 2015年7月9日(木) 14:10 - 15:30
部屋: 竜ヶ森1
座長: 山本 太郎 (NTT)

6A-1 (時間: 14:10 - 14:50)
題名(招待講演) 災害における情報活動
著者*越野 修三 (岩手大学 地域防災研究センター)
ページp. 1172
キーワード災害
アブストラクト本講演では,東日本大震災の際、岩手県の災害対策本部では、どのような情報活動を行い、情報の共有化を図っていたのかを報告し,情報を収集し、その情報を処理分析して、各部局や関係機関に情報を提供するまでの流れを紹介する。

6A-2 (時間: 14:50 - 15:10)
題名災害情報共有に向けた観光情報倉庫の実装
著者*渡邊 泰史, 中野 裕貴, 西岡 大, 村山 優子 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
ページpp. 1173 - 1179
キーワードネットワークサービス, 災害, 観光
アブストラクト2011年3月11日に発生した東日本大震災と,それによる大津波は太平洋沿岸地域に甚大な被害をもたらした.特に,三陸地域は30〜40年周期で津波に襲われており,1898年の「明治三陸地震津波」,1933年の「昭和三陸地震」,1960年に発生した「チリ地震」と繰り返し被害を受けてきた.被害が繰り返されている原因として,過去の異なる災害の情報が一元管理されていないことが挙げられる.東日本大震災以降,過去の記録の再生や今後の復興に向けた記録の保存が重要視され,災害デジタルアーカイブが開発されている.既存のデジタルアーカイブに記録されているのは過去の情報のみである上に,利用者が災害事例ごとに閲覧しなければならないという問題点がある.そこで,同じ地域で発生した災害を一つのデジタルアーカイブに管理することで,過去の災害との関係性を把握することができる.本研究では,異なる災害を一元管理したデジタルアーカイブを構築する.平常時から災害時へ利用され続けるために,観光情報を同時に提供した「観光情報倉庫」を提案する.本稿では,提案と実装結果について報告する.

6A-3 (時間: 15:10 - 15:30)
題名Identifying Factors Related to Twitter User’s Decision Making to Spread Disaster Information
著者*Nor Athiyah Binti Abdullah, 西岡 大, 村山 優子 (Graduate School of Software and Information Science, Iwate Prefectural University)
ページpp. 1180 - 1185
キーワードdecision-making, retweet, Twitter, disaster
アブストラクトDuring The Great East Japan Earthquake on March 11, 2011, the extensively used on Twitter raised an important issue to be concerned, where Twitter also facilitated the spread of misinformation. Accordingly, we develop a questionnaire to investigate factors influence people decision making to retweet disaster information they read from Twitter. Then, we conducted a preliminary user survey (n=57) to test the questionnaire and explore factors related to Twitter user's decision making to spread disaster information in Twitter. Next, we analyze using exploratory factor analysis and as a result, five factors derived from 38 question items which are: 1) Reliable information, 2) Collect related information, 3) Willingness to provide the information, 4) Critical information, and 5) Retweeter's expectation. In this paper, we discuss about the preliminary survey results on identifying factors related to Twitter user's decision making to spread disaster information during disasters.