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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2015)シンポジウム

セッション 2A  統一セッション: ITSとスマートコミュニティ
日時: 2015年7月8日(水) 15:50 - 17:30
部屋: 竜ヶ森1
座長: 清原 良三 (神奈川工科大学)

2A-1 (時間: 15:50 - 16:30)
題名(招待講演) スマートモビリティ社会に向けた取り組み
著者*吉岡 顕, 桑原 昌広, 島崎 景子 (トヨタIT開発センター)
ページpp. 256 - 257
キーワードITS, スマートモビリティ, 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム 高度交通システム
アブストラクト本講演では,筆者の所属するトヨタ IT 開発センターとその親会社であるトヨタ自動車の「スマートモビリティ社会」に対する2つの取組みを紹介する.

2A-2 (時間: 16:30 - 16:50)
題名ひずみセンサを用いた障害者向け自動車操縦インタフェースの開発
著者*湊 崇文, 村田 嘉利, 鈴木 彰真, 佐藤 永欣 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科), 佐々木 祥弘 (電磁材料研究所)
ページpp. 258 - 264
キーワード自動車操縦, 障害者, ひずみセンサ, ふらつき, ドライビングシミュレータ
アブストラクト多くの障害者が自立を望んでおり,活動範囲を広げるためには,自分で自動車を運転することが有効である.いくつかの企業や教育・研究機関が障害者向けの自動車操縦インタフェースの開発を行っているが,それらのほとんどが障害者ごとに自動車のカスタマイズを必要としているため,コストアップに繋がっている.今回,ひずみセンサを用いた操縦インタフェースを提案する.指や手首,足首などといった可動部位のうち,いずれかにひずみセンサを取り付けることで,障害の部位や程度に依存せず,共通の操縦インタフェースで運転することが期待できる.本稿では,ドライビングシミュレータと電気自動車を用いた評価実験を行い,センサを指に取り付けた場合における評価と操縦性について報告をする.

2A-3 (時間: 16:50 - 17:10)
題名モーションセンサを用いた自転車違反運転検知システム
著者*大井 将徳 (公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科), 中村 嘉隆, 高橋 修 (公立はこだて未来大学 システム情報科学部)
ページpp. 265 - 271
キーワード自転車, モーションセンサ, スケルトン・トラッキング, 距離情報
アブストラクト近年,自転車が関与する事故が問題視されており,交通事故に遭った自転車運転者の多くが違反運転中に事故に遭っている.平成27年6月には道路交通法が改正予定であり,1年以内に3回以上違反運転を繰り返すと講習の義務が発生することになる.自転車違反運転に関する法律や条例は整備されてきているものの,大きな改善は見られておらず,違反運転に関する認識が低いのではないかと考える.本研究ではモーションセンサを用いた自転車違反運転検知システムを提案する.モーションセンサはKinectを用い,スケルトン・トラッキングと深度情報から得られる距離情報を用いて自転車運転者の状態検出及び違反運転の種類の判断を行う.また,違反運転の通知手法についても提案する.

2A-4 (時間: 17:10 - 17:30)
題名安価な運動センサを用いた二輪車車体姿勢角推定手法の提案
著者*久保田 恭輔, 木谷 友哉 (静岡大学)
ページpp. 272 - 278
キーワード高度交通システム, 二輪車の車体運動特性, 計測アルゴリズム, 慣性計測装置(IMU)
アブストラクト本稿では,安価で入手が容易な,3次元の加速度と3次元の角速度が得られる運動センサとGPS受信機を用いてセンシングユニットを開発し, そのセンシングユニットから取得した計測データを利用した二輪車車体姿勢角推定手法を提案する. 開発したセンシングシステムは,二輪車の車体運動モデルを解析するために使用される. 二輪車車体姿勢角は二輪車の車体運動モデルの解明に必要な項目の1つである. しかし,車体の姿勢角については直接計測することができない.また,開発したセンシングシステムの センサには様々なノイズが乗ることで,正しい計測結果が得られない可能性がある. 本稿では,その運動センサのノイズ誤差の補正を行い,補正後の運動センサの値から 二輪車車体姿勢角を推定する手法を提案する.